JPH08140768A

JPH08140768A - 水切りスタンド

Info

Publication number: JPH08140768A
Application number: JP28516994A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Hattori; 和彦服部
Original assignee: IZUMI KASEI KK
Current assignee: IZUMI KASEI KK
Priority date: 1994-11-18
Filing date: 1994-11-18
Publication date: 1996-06-04

Abstract

(57)【要約】【構成】それぞれに水切りザル３を載せた多段の水受
け皿２を中空の外枠１に取り付け、前記水受け皿２の底
面２ａを、これら水受け皿２に設けた排水穴４に向かっ
て傾斜させると共に、前記排水穴４を外枠１に連通した
ものとしている。【効果】水受け皿の中心に支持パイプを設けることな
く、しかも排水ホースを連結しないものとしたので、食
器や調理用具等を水受け皿に収納し易く、外観を損なう
ことのないものとなった。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、食器や調理用具等を
収納しておくための水切りスタンドに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の水切りスタンドは、それ
ぞれに水切りザルを載せた多段の水受け皿の中心に支持
パイプを貫通して設けると共に、この支持パイプの側面
に設けた連通穴に水受け皿に設けた排水穴を連通し、水
切りザルに収納された食器や調理用具等に付着した水分
を支持パイプの下方から台所の流し等に排出するように
したものが存在する。

【０００３】また、この種の水切りスタンドには、それ
ぞれに水切りザルを載せた多段の水受け皿を外枠に取り
付け、これら水受け皿に設けた排水穴にそれぞれ排水ホ
ースを連結し、水切りザルに収納された食器や調理用具
等に付着した水分を排水ホースから台所の流し等に排出
するようにしたものが存在する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の水切りスタンドにおいて、水受け皿の中心に支持パ
イプを設けたものでは、この中心に設けられた支持パイ
プが邪魔になって、食器や調理用具等を水受け皿に収納
し難かったり、またこの支持パイプにより空間が制限さ
れ、大型のものを収納することができないという課題を
有していた。

【０００５】また、上記従来の水切りスタンドにおい
て、水受け皿の排水穴に排水ホースを連結したもので
は、この排水ホースが垂れ下がった状態となっているの
で、食器や調理用具等を水受け皿に収納し難かったり、
またこの排水ホースの存在が水切りスタンド外観を損な
うという課題を有していた。

【０００６】そこで、この発明は、上記従来の課題を解
決するためになされたものであり、水受け皿の中心に支
持パイプを設けることなく、しかも排水ホースを連結し
ないものとすることにより、食器や調理用具等を水受け
皿に収納し易く、外観を損なうことのない水切りスタン
ドを提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】そのため、この発明の水
切りスタンドは、それぞれに水切りザル３を載せた多段
の水受け皿２を中空の外枠１に取り付け、前記水受け皿
２の底面２ａを、これら水受け皿２に設けた排水穴４に
向かって傾斜させると共に、前記排水穴４を外枠１に連
通したものとしている。

【０００８】さらに、この発明の水切りスタンドは、そ
れぞれに水切りザル３を載せた多段の水受け皿２を中空
の外枠１に取り付け、前記水受け皿２の底面２ａを、こ
れら水受け皿２に設けた排水穴４に向かって傾斜させる
と共に、前記最下段の水受け皿２の排水穴４以外の排水
穴４を外枠１に連通したものとすることができる。

【０００９】なお、前記水受け皿２の少なくとも一つ
は、回転機構７により回転自在に取り付けられたものと
するのが好ましい。

【００１０】

【作用】この発明の水切りスタンドは、上記構成とした
ため、水切りザル３に収納された食器や調理用具等に付
着した水分は、水受け皿２の底面２ａに設けられた排水
穴４から中空の外枠１の内部を通り、台所の流し等に排
出される。なお、最下段の水受け皿２の排水穴４が外枠
１に連通されていないものにおいては、水切りザル３に
収納された食器や調理用具等に付着した水分は、底面２
ａに設けられた排水穴４から直接、台所の流し等に排出
される。

【００１１】

【実施例】以下、この発明の水切りスタンドの構成を、
実施例として示した図面に基づいて詳細に説明する。

【００１２】図示したように、この発明の水切りスタン
ドは、両側部および背部に立設したた中空の外枠１の
上、中、下段に水受け皿２を取り付けたものとしてい
る。上段の水受け皿２は、四角形状とし、この形状に対
応する四角形状の水切りザル３を載せたものとし、中、
下段の水受け皿２は、円形状とし、この形状に対応する
円形状の水切りザル３を載せたものとしている。なお前
記外枠１は、この実施例では分割体としているが一体と
してもよい。

【００１３】前記水受け皿２の底面２ａには、四角形状
としたものでは端部に、円形状としたものでは中央にそ
れぞれ排水穴４を設けている。そして、前記水受け皿２
の底面２ａを、これら水受け皿２に設けた排水穴４に向
かって傾斜させている。

【００１４】前記上段の水受け皿２に設けた排水穴４
は、直接前記外枠１に連通しており、中段の水受け皿２
に設けた排水穴４は、この水受け皿２の受け台５に形成
した連通穴５ａから中空とした横枠６を介して前記外枠
１に連通している。さらに、下段の水受け皿２に設けた
排水穴４は、この実施例では、前記外枠１に連通してい
ないが、必要に応じ、中段の水受け皿２に設けた排水穴
４と同様の構造にして外枠１に連通したものとしてもよ
い。

【００１５】前記中、下段の水受け皿２は、回転機構７
により回転自在に取り付けられたものとしている。回転
機構７は、これら中、下段の水受け皿２の受け台５に形
成したリング形状の凹溝５ｂに嵌め込んだリング８ａの
ボール受け８ｂにボール８ｃを保持させてなるスラスト
ベアリング８としており、このスラストベアリング８上
に前記水受け皿２を載せたものとしている。

【００１６】さらに、前記上段の水受け皿２に載せた水
切りザル３には、その側壁から出没自在とした掛け桟９
を設けたり、この上段の水受け皿２の側壁には、別の掛
け桟１０を設けたものとしている。

【００１７】また、前記中段の水受け皿２の受け台５の
両側部及び背部には、外枠１に連結した囲い枠１１を設
けている。そして、この囲い枠１１には、箸やスプーン
等の小物用の水切りザル１２が着脱自在に取り付けられ
たり、各種の物掛け用のフック１３が着脱自在に取り付
けられている。

【００１８】さらにまた、前記下段の水受け皿２の受け
台５の側壁には、まな板の保持用のフック１４が着脱自
在に取り付けられている。

【００１９】

【発明の効果】この発明の水切りスタンドは、以上に述
べたように構成されており、水受け皿の中心に支持パイ
プを設けることなく、しかも排水ホースを連結しないも
のとしたので、食器や調理用具等を水受け皿に収納し易
く、外観を損なうことのないものとなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の水切りスタンドの斜視図である。

【図２】この発明の水切りスタンドの回転機構周辺を除
いた状態の分解斜視図である。

【図３】この発明の水切りスタンドにおける回転機構周
辺の分解斜視図である。

【符号の説明】

１外枠２水受け皿２ａ底面３水切りザル４排水穴７回転機構

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】それぞれに水切りザル（３）を載せた多
段の水受け皿（２）を中空の外枠（１）に取り付け、前
記水受け皿（２）の底面（２ａ）を、これら水受け皿
（２）に設けた排水穴（４）に向かって傾斜させると共
に、前記排水穴（４）を外枠（１）に連通したことを特
徴とする水切りスタンド。
【請求項２】それぞれに水切りザル（３）を載せた多
段の水受け皿（２）を中空の外枠（１）に取り付け、前
記水受け皿（２）の底面（２ａ）を、これら水受け皿
（２）に設けた排水穴（４）に向かって傾斜させると共
に、前記最下段の水受け皿（２）の排水穴（４）以外の
排水穴（４）を外枠（１）に連通したことを特徴とする
水切りスタンド。
【請求項３】前記水受け皿（２）の少なくとも一つが
回転機構（７）により回転自在に取り付けられたもので
あることを特徴とする請求項１または２記載の水切りス
タンド。