JPH08139293A - 半導体基板 - Google Patents

半導体基板

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JPH08139293A
JPH08139293A JP7235352A JP23535295A JPH08139293A JP H08139293 A JPH08139293 A JP H08139293A JP 7235352 A JP7235352 A JP 7235352A JP 23535295 A JP23535295 A JP 23535295A JP H08139293 A JPH08139293 A JP H08139293A
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JP
Japan
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forming
trench
layer
thin film
polishing
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Pending
Application number
JP7235352A
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English (en)
Inventor
Takashi Kawakubo
隆 川久保
Kazuhiro Eguchi
和弘 江口
Shuichi Komatsu
周一 小松
Kazuhide Abe
和秀 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貴金属からなる下部電極をプラズマエッチン
グにより微細加工することなく、電荷蓄積容量の大きい
立体構造の薄膜キャパシタを具備する半導体記憶装置を
提供すること。 【構成】 半導体基板に形成されたスイッチング用トラ
ンジスタと、半導体基板を覆う絶縁層上に形成された電
荷蓄積容量素子とを有するメモリセルを具備する半導体
記憶装置において、電荷蓄積容量素子は、絶縁層表面に
形成されトレンチの内面に、下部電極層、誘電体層およ
び上部電極層を順次堆積してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に係り、特に、スイッチング用トランジ
スタの上方に立体的に形成された電荷蓄積容量素子を有
する半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路技術の発達によって、半導体記
憶装置がますます小形化しており、半導体記憶装置に必
須の回路素子であるキャパシタの小形化も、一段と重要
になっている。かかるキャパシタの高集積化は、従来
は、トランジスタ等の能動素子と同一の基板に溝を堀っ
て蓄積容量膜を形成するトレンチキャパシタや、基板上
に蓄積容量膜を積み上げるスタックトキャパシタ等の立
体構造により、実効的に蓄積容量の面積を大きくするこ
とにより達成されてきた。
【0003】しかしながら、能動素子の小形化が急速に
進む中で、薄膜キャパシタの小型化は遅れており、より
一層の高集積化を阻む大きな要因となってきている。こ
れは、従来用いられている誘電体薄膜材料が、SiO
2 ,Si34 などのような誘電率がたかだか10以下
の材料に限られているためであり、薄膜キャパシタを小
形化するためには誘電率の大きな誘電体薄膜を開発する
ことが必要である。
【0004】これに対し、ペロブスカイト型酸化物であ
るSrTiO3 ,BaTiO3 ,PbTiO3 ,PbZ
rO3 などは、単一組成ならびに相互の固溶体組成で、
100以上1000にも及ぶ誘電率を有することが知ら
れており、セラミックコンデンサに広く用いられてい
る。これらの材料の薄膜化は、上述の薄膜キャパシタの
小形化に極めて有効であり、かなり以前から研究が行わ
れて比較的良好な特性が得られている。
【0005】しかしながら、上述のようなSrTiO3
などの高誘電率薄膜は、成膜の際に高温を必要とするた
めに、いずれも白金、パラジウム、金などの貴金属、あ
るいはそれらの酸化物からなる下部電極の上に作成され
ている。このような貴金属材料からなる下部電極は、現
在そのほとんどがシリコン基板を用いて作成されている
記憶素子を始めとする各種の集積回路に適用するのは、
以下の理由から困難である。
【0006】即ち、最も大きな理由として挙げられるの
は、これら貴金属のハロゲン化物の蒸気圧が著しく小さ
いため、フォトリソグラフィーおよびプラズマエッチン
グによる微細加工技術が確立されていないことである。
例えば、このような高誘電体薄膜をキャパシタ膜として
使用した公知の製造方法として、素子分離絶縁膜やビッ
ト線、ワード線上に形成した層間絶縁膜に沿って下部電
極、高誘電率薄膜、上部電極を順に堆積することにより
薄膜キャパシタを形成する方法(特開平4−80952
号)、あるいは平坦化した絶縁膜上に薄膜キャパシタを
形成する方法(特開平3−256358号)、さらには
下部電極の上面を平坦化して薄膜キャパシタを形成する
方法(特開平4−206569号)などが挙げられる
が、いずれも下部電極のフォトリソグラフィーおよびプ
ラズマエッチングによる微細加工を前提としており、下
部電極に貴金属ないしはそれらの酸化物を使用した場合
には、前述したように信頼性、歩留まりなども考慮する
と集積回路の電極としての作成が困難である。
【0007】また、将来的にさらに高集積化を進めるた
めには、これらの高誘電率材料の薄膜キャパシタを使用
したとしても、より大きな蓄積容量を得るために立体構
造にする必要があるが、その際にはますます下部電極の
微細加工技術が必要となり、この点がネックになる。
【0008】一方、従来、トレンチ・キャパシタ・セル
として図14に示すような構造のものが知られている。
即ち、第1導電型半導体基板1には、第2導電型不純物
拡散層6a,6bが形成されているとともに、その表面
には、ゲート酸化膜3を介してワード線4が形成され、
これらによりメモリセルのトランジスタ部が構成されて
いる。このトランジスタ部に隣接する第1導電型半導体
基板にトレンチが形成され、このトレンチ内に、シリコ
ン下部電極43、熱酸化シリコン高誘電率薄膜44、上
部電極15が順次形成され、トレンチキャパシタが構成
されている。なお、このトレンチキャパシタは、第2導
電型不純物拡散層6bに接続され、一方、ビット線8が
第2導電型不純物拡散層6aに接続されている。参照符
号7は層間絶縁膜、9は平坦化用絶縁膜をそれぞれ示
す。
【0009】しかし、もしこの構造のキャパシタ膜とし
て高誘電体膜を適用した場合、この構造では、トランジ
スタとキャパシタが接続しているため、高誘電率材料中
に含まれるBa,SrやPbなど、更には下部電極材料
であるPtなどの貴金属がSi不純物拡散層中に拡散し
て混入してしまうという致命的な問題がある。
【0010】また、従来、スタックト・キャパシタ・セ
ルとして図15に示すようなものが知られている。この
構造は、Si基板上に凸面状のキャパシタを形成し、セ
ル間を底面で絶縁分離したものであるが、誘電体層とし
て、従来のシリコンの酸・窒化膜に代わって、高誘電率
薄膜をスパッタ法やCVD法などの堆積法で形成する場
合には、凸面状への成膜では膜厚分布が大きくなり、大
きな問題になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、貴金
属下部電極および高誘電率薄膜を使用した薄膜キャパシ
タ、特に蓄積電荷量の大きい立体構造の薄膜キャパシタ
の作成を可能にし、それによって小型化かつ高集積化さ
れた半導体記憶装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、貴金属からなる下部
電極の加工をフォトリソグラフィーやプラズマエッチン
グによらずに行うことを可能とする半導体記憶装置の製
造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によると、半導体
基板と、この半導体基板上に形成された絶縁層と、前記
半導体基板に形成されたスイッチング用トランジスタ及
び前記絶縁層上に形成された電荷蓄積容量素子とを有す
るメモリセルとを具備する半導体記憶装置において、前
記絶縁層にはトレンチが形成されており、前記電荷蓄積
容量素子は、前記トレンチの内面に下部電極層、誘電体
層及び上部電極を順次堆積してなることを特徴とする半
導体記憶装置が提供される。
【0014】また、本発明によると、半導体基板にスイ
ッチング用トランジスタを形成する工程と、前記半導体
基板上を絶縁層で覆い、平坦化する工程と、前記絶縁層
表面にトレンチを形成する工程と、このトレンチ内面及
び前記絶縁層上に電荷蓄積容量素子の下部電極となる第
1の導電体層を形成する工程と、研磨により前記トレン
チ内面を除く絶縁層上に形成された第1の導電体層を除
去する工程とを具備する半導体記憶装置の製造方法が提
供される。
【0015】本発明の半導体記憶装置は、半導体基板に
形成されたスイッチング用トランジスタと、前記半導体
基板を覆う絶縁層上に形成された電荷蓄積容量素子とを
有するメモリセルを具備する。電荷蓄積容量素子は、絶
縁層表面に形成されたトレンチの内面に、少なくとも下
部電極層及び誘電体層を順次堆積することにより構成さ
れる。
【0016】かかる本発明の半導体記憶装置において、
下部電極を構成する材料としては、白金、金、パラジウ
ム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウム、
レニウム等の貴金属、又はこれらの各種合金或いはこれ
らの酸化物を用いることが出来る。また、貴金属以外の
金属の導電性酸化物を用いることも可能である。
【0017】貴金属の合金としては、例えば、Pt−
W、Pt−Sn、Pt−Ni、Pt−Cu、Pt−R
u、Pt−Ti、Pt−Si等を挙げることが出来る。
また、導電性酸化物としては、主としてペロブスカイト
構造の(Ba,Sr,Ca)RuO3 、(Ba,Sr,
Ca)MoO3 、(Sr,Ca,RE)TiO3 、RE
NiO3 (REはY又は希土類元素)等を用いることが
出来る。
【0018】また、誘電体層としては、ペロブスカイト
ないしは層状ペロブスカイト構造の物質からなる高誘電
率誘電体ないしは強誘電体が好ましい。トレンチの深さ
は、特に限定されないが、トレンチの幅の3倍を越える
と、通常のスパッタリング法やCVD法による成膜が困
難となる。通常はトレンチの幅と等しい深さ、例えば3
00〜3000Aである。
【0019】以上のように、本発明の半導体記憶装置で
は、電荷蓄積容量素子を、スイッチング用トランジスタ
の上方に形成されたトレンチの内面に形成している。こ
の場合、従来の薄膜キャパシタのように凸面の上部と側
面に誘電体層を形成するよりも、本発明のように、凹面
の側面と底面に誘電体層を形成した方が均一な厚さにな
り、高い誘電率と小さなリーク電流が要求される電荷蓄
積容量素子には非常に好適である。
【0020】即ち、発明者らの実験によると、幅0.3
μm、深さ1μmのトレンチを使用して、マグネトロン
スパッタ法およびMOCVD法により(Ba,Sr)T
iO3 の組成の高誘電率膜を50nm成膜して段差被覆
性を調べた結果、上面(平坦面)の堆積厚さを1とし
て、トレンチ側面および底面の厚さを順に示すと、スパ
ッタ法では1:0.5:0.4程度、MOCVD法では
1:0.6:0.5程度になり、上面に比較してトレン
チ内部の側面や底面の厚さが薄くなることが見出され
た。従って、絶縁膜の上面の下部電極を研磨により除去
し、トレンチ内部の側面や底面にのみ残すことにより、
均一でかつ薄い誘電体膜を得ることが可能である。
【0021】また、スイッチング用トランジスタと電荷
蓄積容量素子が絶縁体層により上下に分離されているの
で、下部電極の下にバリアメタルなどを適宜設けること
によって、電荷蓄積容量素子の構成材料が拡散層に拡散
することを防ぐことができる。
【0022】次に、本発明の半導体記憶装置の製造方法
は、スイッチング用トランジスタを形成した半導体基板
上を絶縁層で覆い、平坦化する工程と、前記絶縁層表面
にトレンチ部を形成する工程と、このトレンチ部内面及
び前記絶縁層上に電荷蓄積容量素子の下部電極となる導
電体層を形成する工程と、研磨により前記絶縁層上に形
成された導電体層を除去する工程とを含むことを特徴と
する。
【0023】かかる本発明の方法では、下部電極の形成
の前に、平坦化された絶縁層表面に、研磨に対する研磨
停止層を設けることが好ましい。また、研磨方法は、機
械的研磨でも、化学的機械的研磨でもよい。
【0024】研磨方法として化学的機械的研磨を採用す
る場合、研磨液として、ハロゲン単体、ハロゲン化塩、
及び有機溶媒を含有する研磨液を用いることが好まし
い。このような研磨液によると、導電体層の下地である
酸化膜やバリア金属膜を溶解せずに、導電体層を構成す
る貴金属のみを溶解することが可能であるため、製造プ
ロセスが簡単となり、また研磨が短時間ですみ、製造の
低コスト化が可能となる。
【0025】研磨液に含有される有機溶媒としては、特
にハロゲンと反応しないものが好ましい。そのようなも
のとして、芳香族炭化水素、アルコ−ル、エステル、ニ
トリル、ニトロ化合物、及びハロゲン化炭化水素を挙げ
ることが出来る。特に好ましい有機溶媒は、アセトニト
リル、キシレン、トルエン、及びベンゼンである。
【0026】研磨液に含有されるハロゲン化塩として
は、界面活性剤的な性質を有するもの、例えば、よう化
セチルピリジニウム等を好ましく用いることが出来る。
陽イオンがアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオ
ン、第4級アンモニウムイオン等であるハロゲン化塩を
用いることも可能である。
【0027】研磨液に含有されるハロゲン化塩として
は、電気陰性度が高いものが好ましく、また有機溶媒と
反応しないものが好ましい。このように、本発明の方法
では、研磨により下部電極の一部を除去して個々の電荷
蓄積容量の間の電気的絶縁分離を行っている。そのた
め、高誘電率薄膜の下部電極として好適な白金などの貴
金属をフォトリソグラフィーおよびプラズマエッチング
により微細加工する必要がない。即ち、従来の方法によ
れば、高誘電率薄膜を使用した高集積化薄膜キャパシタ
を作成するためには、貴金属からなる下地電極をフォト
リソグラフィーおよびプラズマエッチングにより微細加
工する必要があり、かかる微細加工は極めて困難であっ
たが、本発明の方法によると、フォトリソグラフィーお
よびプラズマエッチングによる微細加工は通常の技術で
容易に行うことが可能な酸化シリコン等に対して行うだ
けで済み、さらに電荷蓄積容量の大きい積層した立体構
造の薄膜キャパシタを形成することができる。このよう
な小型で大きな容量を持つ薄膜キャパシタを電荷蓄積容
量素子として用いれば、高集積化した半導体記憶素子を
作成することができる。
【0028】なお、導電体層として、白金、金、パラジ
ウム、ロジウム等の軟らかい貴金属を用いた場合、これ
ら貴金属に機械的研磨や、化学的機械的研磨を施すと、
貴金属がいわゆる“だれ”を生じ、表面の平坦性が得ら
れないという問題が生ずる場合がある。また、かかる
“だれ”が甚だしいと、上下の電極が短絡してしまうと
いう問題が生ずることがある。
【0029】このような問題は、導電体層として、10
0μΩcm以下の抵抗率と、80以上のビッカ−ズ硬度
を有する貴金属合金又は導電性酸化物を用いることによ
り解消される。即ち、貴金属に適当量の添加元素を加え
ることにより、導電性を確保するとともに適度な硬さと
した貴金属合金を下部電極に用いることにより、研磨の
際の“だれ”の発生を防止するものである。
【0030】純粋な貴金属、例えば白金は、抵抗率は1
0μΩcm以下と低いが、ビッカ−ス硬さが40以下と
柔らかい金属である。一般に純粋な金属の中に他の金属
を添加すると、電気抵抗は増加し、硬さも増加する。電
極材料としては、電気抵抗が増加することは好ましいこ
とではないが、硬さが増加することは、機械的研磨又は
機械的化学的研磨処理が容易になるという点からは有利
である。従って、薄膜キャパシタの下部電極として白金
等の貴金属を研磨が容易になるように改良するために
は、電気抵抗の低下を出来るだけ抑えるとともに、硬さ
を増加させるのに適切な元素を添加する必要がある。
【0031】このような要求を満たす元素としては、
W、Ni、Cu、Ru等の固溶型元素、Sn、Ti、S
i等の析出型元素が挙げられる。以下、固溶型元素であ
るWをPtに添加した例について説明する。PtとWを
合金化した場合、バルクの合金では、2wt%のWが添
加されたPt−W合金の抵抗率は約23μΩcm、ビッ
カ−ス硬さは約100、4wt%のWが添加されたPt
−W合金の抵抗率は約37μΩcm、ビッカ−ス硬さは
約135、6wt%のWが添加されたPt−W合金の抵
抗率は約55μΩcm、ビッカ−ス硬さは約145であ
る。
【0032】薄膜キャパシタの電極として必要な抵抗率
は100μΩcm以下であり、ビッカ−ス硬さは100
以上である。従って、2〜6wt%のWが添加されたP
t−W合金は、薄膜キャパシタの電極として利用可能で
ある。
【0033】次に、析出型元素であるSnをPtに添加
した例について説明する。PtとSnを合金化した場
合、バルクの合金では、7wt%までのSnの添加でS
nはPtに固溶する。しかし、Snの添加量が7wt%
を越えると、Pt3 Snが析出し、電気抵抗が低下し、
硬さが向上する。即ち、Pt3 Snの析出により電気抵
抗はPtに近い値となり、硬さはビッカ−ス硬さ100
以上となる。従って、Snの添加量が7wt%を越える
と、特に10〜15wt%では、Pt−Sn合金は、薄
膜キャパシタの電極として利用可能である。同様に、他
の析出型元素の添加によっても、電気抵抗の減少、硬さ
の向上が可能であり、薄膜キャパシタの下部電極として
利用可能である。
【0034】
【発明の形態】以下、図面を参照して、本発明の種々の
実施例について説明する。 実施例1 図1は、本発明の第1の実施例の半導体記憶装置の断面
図である。図1において、第1導電型半導体基板1の、
素子間分離酸化膜2により分離された領域には、第2導
電型不純物拡散層6a,6bが形成されているととも
に、その表面には、ゲート酸化膜3を介してワード線4
が形成され、これらによりメモリセルのトランジスタ部
が構成されている。
【0035】このトランジスタ部の上方には、平坦化絶
縁膜9に形成されたトレンチ内に、バリアメタル12、
下部電極13、高誘電率薄膜14、上部電極15が順次
形成され、薄膜キャパシタが構成されている。なお、こ
の薄膜キャパシタは、コンタクトプラグを介して第2導
電型不純物拡散層6bに接続され、一方、ビット線8が
第2導電型不純物拡散層6aに接続されている。参照符
号5,7は層間絶縁膜、10は研磨停止層をそれぞれ示
す。
【0036】次に、図1に示す半導体記憶装置の製造プ
ロセスについて、図2及び図3を参照して説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、第1導電型半導体基板1
にメモリセルのトランジスタ部およびビット線8を形成
した後、平坦化用の絶縁膜9および研磨停止層10を形
成した。絶縁膜9を平坦化するためにエッチバック法を
用いても良いし、また化学的機械的研磨法などを用いて
も良い。研磨停止層10としては、酸化アルミニウム等
の絶縁膜を用い、また平坦化絶縁膜9としては、ホウケ
イ酸ガラス(BSG)を用いた。
【0037】次に、図2(b)に示すように、薄膜キャ
パシタを内壁に形成するためのトレンチ部を形成するた
めに、まず公知のフォトリソグラフィーおよびプラズマ
エッチングにより平坦化用絶縁膜9にコンタクト孔を形
成した後、LPCVD法によりコンタクト孔をポリシリ
コンで埋め、コンタクトプラグ11を形成し、埋め込ま
れたポリシリコンにリンを拡散して10〜100Ω/□
と低抵抗化した。その後、再び公知のフォトリソグラフ
ィーおよびプラズマエッチングにより、平坦化用絶縁膜
9に薄膜キャパシタ形成用トレンチ部を形成した。
【0038】次いで、図3(a)に示すように、1種以
上のバリアメタル12、下部電極13、平坦化用絶縁膜
16を順次形成した。バリアメタル12としては、チタ
ン、タンタルあるいはそれらの窒化物などを使用するこ
とができるが、ここではチタンの窒化物を用いた。下部
電極13としては、イリジウムを用いた。また、平坦化
用絶縁膜16としては、ホウケイ酸ガラス(BSG)を
用いた。なお、平坦化のためには、絶縁膜に限らず、平
坦化のためのエッチングの容易な半導体膜、導電体膜、
あるいはレジストなども使用することができる。
【0039】その後、図3(b)に示すように、機械的
研磨ないしは化学的機械的研磨により研磨停止層10上
に形成されているバリアメタル12、下部電極13およ
び平坦化用酸化膜16を除去した。バリアメタル12や
下部電極13の厚さは,それぞれ100nm以下と非常
に薄いので、通常はコロイダルシリカなどを研砥とした
機械的研磨で十分であるが、よりダメージの少ない化学
的機械的研磨を使用することも可能である。
【0040】次いで、平坦化用酸化膜6をプラズマエッ
チングにより下部電極の表面が露出するまで選択的にエ
ッチングした後、Ba0.5 Sr0.5 TiO3 からなる高
誘電率薄膜14および白金からなる上部電極15を形成
し、図3(c)に示す半導体記憶装置を得た。高誘電率
薄膜14の形成には、公知のマグネトロンスパッタ法や
MOCVD法などを使用することができる。本発明のよ
うに、凹面状のトレンチ内部に薄膜形成を行う場合に
は、トレンチの開孔幅と深さの比であるアスペクト比が
3程度以下であれば、通常のスパッタ法やCVD法によ
り比較的均一な厚さの薄膜を堆積することができる。
【0041】高誘電率薄膜では、単位面積当たりの電荷
蓄積容量やリーク特性が一般に膜厚に依存するため、最
適な膜厚に均一に制御することにより、リーク電流が小
さく、電荷蓄積容量の大きな薄膜キャパシタを作成する
ことができるという利点がある。これに対して、蓄積容
量を増大する手段として凸面状の立体キャパシタを、通
常のスパッタやCVD法により形成しようとする場合
は、薄膜の凸部以外に形成された部分の厚さが凸部側面
に形成された厚さに対してかなり厚くなる現象が避けら
れず、性能の優れた薄膜キャパシタを作成することが困
難である。なお、上部電極15の上には図示しない層間
絶縁膜を形成し、Alなどが配線されるが、ここでは省
略してある。
【0042】実施例2 下部電極13としてPt−4%Wを用い、研磨方法とし
て化学的機械的研磨を用いたことを除いて、実施例1と
同様にして、図2及び図3に示す手順に従って、半導体
記憶装置を製造した。
【0043】図2(a)及び図2(b)に示す、トレン
チ部を形成するまでの工程は第1の実施例と同様であ
る。次いで、3図(a)に示すように、バリアメタル1
2を堆積した後、DCスパッタリング法によりPt−4
%Wを堆積した。得られたPt−4%W膜13の抵抗率
は、約38μΩcm、ビッカ−ス硬さは約135であっ
た。次いで、平坦化用絶縁膜16を形成した。
【0044】次に、図3(b)に示すように、化学的機
械的研磨により研磨停止層10上に形成されているバリ
アメタル12、下部電極13および平坦化用酸化膜16
を除去するが、その際、下部電極13には“だれ”は見
られず、良好に研磨されていた。なお、研磨液として
は、臭素、臭化セチルピリジニウム、ベンゼンを含む溶
液を、30℃に加熱して用いた。また、研磨後は、アル
コ−ルにより洗浄した。
【0045】その後、実施例1と同様の手順で得られた
図3(c)に示す半導体記憶装置は、実施例1と同様の
利点を有していた。 実施例3 図4及び図5は、本発明の第3の実施例に係る半導体記
憶装置の製造工程を示す断面図である。図4(a)及び
図4(b)に示す、トレンチ部を形成するまでの工程は
第1の実施例と同様である。次いで、図5(a)に示す
ように、TiNからなるバリアメタル12、Ptからな
る下部電極13、Ba0.5 Sr0.5 TiO3 からなる高
誘電率薄膜14、Ptからなる上部電極15および平坦
化用導電膜16を順次形成した。平坦化用導電膜16と
しては、ポリシリコンなどの半導体膜にドーピングした
ものを用いた。
【0046】その後、図5(b)に示すように、機械的
研磨ないしは化学的機械的研磨により研磨停止層に形成
されているバリアメタル、下部電極、高誘電率薄膜、上
部電極および平坦化用導電膜を除去し、再び平坦化し
た。その後、図5(c)に示すように、形成したキャパ
シタ端部を層間絶縁膜18で覆うことにより、トレンチ
内部に薄膜キャパシタを作成することが出来た。
【0047】実施例4 下部電極13としてPt−4%Ruを用いたことを除い
て、実施例3と同様にして、図4及び図5に示す手順に
従って、半導体記憶装置を製造した。
【0048】即ち、図5(a)において、バリアメタル
12を堆積した後、DCスパッタリング法によりPt−
4%Ruを堆積した。得られたPt−4%Ru膜13の
抵抗率は、約28μΩcm、ビッカ−ス硬さは約115
であった。
【0049】実施例5 図6は、本発明の第5の実施例に係る半導体記憶装置の
断面図である。本実施例では、第1〜第4の実施例で作
成した比較的深いトレンチの代わりにごく浅いトレンチ
を形成した後、浅いトレンチ内および研磨停止層10上
にバリアメタル12および下部電極13を形成し、機械
的研磨ないしは化学的機械的研磨により研磨停止層10
上に形成されているバリアメタル12と下部電極13を
除去し、平坦な下部電極表面を得ることができた。
【0050】その後、高誘電率薄膜14および上部電極
15を形成することにより、薄膜キャパシタを作成する
ことができた。この薄膜キャパシタは、平面構造である
ため、第1および第2の実施例と比較して電荷蓄積容量
はやや少ないが、研磨された平坦な下部電極表面を持つ
ため、電界集中による静電破壊の少ない、より信頼性の
優れた薄膜キャパシタを得ることができた。
【0051】実施例6 図7は、本発明の第6の実施例に係る半導体記憶装置の
断面図である。図7において、第1導電型半導体基板1
の、素子間分離酸化膜2により分離された領域には、第
2導電型不純物拡散層6a,6b,6cが形成されてい
るとともに、その表面には、ゲート酸化膜3を介してワ
ード線4が形成され、これらによりメモリセルのトラン
ジスタ部が構成されている。
【0052】このトランジスタ部の上方には、平坦化絶
縁膜9に形成された浅いトレンチ内に、バリアメタル1
2、下部電極13、高誘電率薄膜14、上部電極15が
順次形成され、第1の薄膜キャパシタが構成されてい
る。なお、この第1の薄膜キャパシタは、コンタクトプ
ラグ11を介して第2導電型不純物拡散層6cに接続さ
れ、一方、ビット線8が第2導電型不純物拡散層6bに
接続されている。
【0053】この第1の薄膜キャパシタの上方に、平坦
化絶縁膜19に形成された浅いトレンチ内に、バリアメ
タル22、下部電極23、高誘電率薄膜24、上部電極
25が順次形成され、第2の薄膜キャパシタが構成され
ている。なお、この第2の薄膜キャパシタは、コンタク
トプラグ21を介して第2導電型不純物拡散層6aに接
続されている。なお、参照符号5,7は層間絶縁膜、1
0,20は研磨停止層、28は上部電極接続用ビアホ−
ルをそれぞれ示す。
【0054】次に、図7に示す半導体記憶装置の製造プ
ロセスについて、図8及び図9を参照して説明する。ま
ず、図8(a)に示すように、第1導電型半導体基板1
にメモリセルのトランジスタ部およびビット線8を形成
した後、平坦化用の絶縁膜9および研磨停止層10を形
成し、さらに隣接した2個のメモリセルの内の1つのメ
モリセルとコンタクトホールを介してコンタクトプラグ
11を形成する。次に、図8(b)に示すように、公知
のフォトリソグラフィーおよびプラズマエッチングによ
り、薄膜キャパシタを内部に形成するための浅いトレン
チ部を形成した後、トレンチ内部および平坦部表面に、
1種以上のバリアメタル12、下部電極13、高誘電率
薄膜14および上部電極15を順次形成する。
【0055】その後、図8(c)に示すように、CMP
ないしは機械的研磨により研磨停止層上に形成されてい
るバリアメタル12、下部電極13、高誘電率薄膜14
および上部電極15を除去することにより、第1の電荷
蓄積容量素子を形成する。電極や高誘電率薄膜の厚さは
それぞれ100nm以下と非常に薄いので、通常はコロ
イダルシリカなどを研砥とした機械的研磨でも十分であ
るが、よりダメージの少ないCMPも使用することがで
きる。
【0056】次いで、図9(a)に示すように、再び平
坦化用絶縁膜19および研磨停止層20を形成し、すで
に形成した第1の電荷蓄積容量素子の上部電極15から
のビアホール28および隣接する第2のメモリセルとコ
ンタクトホールを介して第2のコンタクトプラグ21を
形成する。次に、図9(b)に示すように、第2のコン
タクトプラグ21上にフォトリソグラフィーおよびプラ
ズマエッチングにより浅いトレンチ状凹部を形成し、ト
レンチ内面および研磨停止層20の上にバリアメタル2
2、下部電極23、高誘電率薄膜24および上部電極2
5を順次成膜する。
【0057】その後、図9(c)に示すように、CMP
ないしは機械的研磨により研磨停止層20上に形成され
ているバリアメタル22、下部電極23、キャパシタ2
4および上部電極25を除去することにより、第1の電
荷蓄積容量素子に対し立体的に分離された第2の電荷蓄
積容量素子を形成する。
【0058】以上説明した第6実施例に係る半導体記憶
装置の模式平面図を図10に示す。図10において、参
照符号31はスイッチング用トランジスタのチャネル領
域や不純物拡散層が作られるアクティブ領域、32はビ
ット線8と基板1の拡散層とを接触させるためのコンタ
クト孔、33は蓄積容量下部電極と拡散層を接続するた
めのメモリ部コンタクト孔、34はメモリ部コンタクト
孔33の上に一部積層して形成された電荷蓄積容量であ
る。なお、電荷蓄積容量については見易くするために隣
接する一対のみを示した。
【0059】実施例7 本実施例は、図11に示すような平面レイアウトを有す
る半導体記憶装置に係るものである。この平面レイアウ
トでは、アクティブ領域31がワード線4、ビット線8
に対して互い違いに斜めに配置されており、第4の実施
例に比較してより高密度のワード線、ビット線の配置が
可能であるが、このようなレイアウトに対しても、本発
明によれば隣接するメモリセルの電荷蓄積容量を積層し
て配置することにより、2倍以上の容量面積にすること
が可能になる。この平面レイアウトに対する断面図とし
ては、同一のアクティブ領域内にある二つのメモリコン
タクト孔32の中心を結ぶ線で切断すれば、図7と同様
になる。
【0060】実施例8 本実施例は、図12に示すような平面レイアウトを有す
る半導体記憶装置に係るものである。この平面レイアウ
トでは、アクティブ領域31がワード線4、ビット線8
に対して斜めに、1/4ピッチづつずらして配置されて
おり、やはり第4の実施例に比較してより高密度のワー
ド線、ビット線の配置が可能である。本レイアウトに対
しても、同一のアクティブ領域内にある二つのメモリコ
ンタクト孔からの電荷蓄積容量を積層して配置すること
により、ほぼ2倍以上の容量面積にすることが可能にな
る。
【0061】実施例9 本実施例は、図13に示すような平面レイアウトを有す
る半導体記憶装置に係るものであり、電荷蓄積容量以外
の平面配置は実施例6に示したものと同一である。本実
施例では、隣接した4個のメモリコンタクト孔からの電
荷蓄積容量を積層して配置することにより、数倍の容量
面積にすることが可能になる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラズマエッチング等による微細加工が困難な貴金属等
からなる下部電極と、高誘電率薄膜とからなる薄膜キャ
パシタを電荷蓄積容量素子とする、高集積化した半導体
記憶装置を実現することが可能であり、本発明の工業的
価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るメモリセルを示す
断面図。
【図2】図1に示すメモリセルの製造工程を示す断面
図。
【図3】図1に示すメモリセルの製造工程を示す断面
図。
【図4】本発明の第3の実施例に係るメモリセルの製造
工程を示す断面図。
【図5】本発明の第3の実施例に係るメモリセルの製造
工程を示す断面図。
【図6】本発明の第5の実施例に係るメモリセルを示す
断面図。
【図7】本発明の第6の実施例に係るメモリセルを示す
断面図。
【図8】本発明の第6の実施例に係るメモリセルの製造
工程を示す断面図。
【図9】本発明の第6の実施例に係るメモリセルの製造
工程を示す断面図。
【図10】本発明の第6の実施例に係るメモリセルを示
す平面図。
【図11】本発明の第7の実施例に係るメモリセルを示
す平面図。
【図12】本発明の第8の実施例に係るメモリセルを示
す平面図。
【図13】本発明の第9の実施例に係るメモリセルを示
す平面図。
【図14】従来のメモリセルを示す断面図。
【図15】従来のメモリセルの他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1…第1導電型半導体基板、2…素子間分離酸化膜、3
…ゲート酸化膜、4…ワード線、5,7,16…層間絶
縁膜、6…第2導電型不純物拡散層、8…ビット線、9
…平坦化用絶縁膜、10…ポリッシング・ストッパ、1
1…ストレージ・ノード、12…バリアメタル、13,
43…下部電極、14,44…高誘電率薄膜、15…上
部電極、21…平坦化用絶縁膜、22…平坦化用導電
膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 21/822 29/41 7735−4M H01L 27/10 621 Z 29/44 Z (72)発明者 阿部 和秀 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 この半導体基板上に形成された絶縁層と、 前記半導体基板に形成されたスイッチング用トランジス
    タ及び前記絶縁層上に形成された電荷蓄積容量素子とを
    有するメモリセルとを具備する半導体記憶装置におい
    て、 前記絶縁層にはトレンチが形成されており、前記電荷蓄
    積容量素子は、前記トレンチの内面に下部電極層、誘電
    体層及び上部電極を順次堆積してなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記下部電極層は、貴金属、貴金属酸化
    物、貴金属合金、及び導電性酸化物からなる群から選択
    された1種からなる請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記貴金属合金は、100μΩcm以下
    の抵抗率と、80以上のビッカ−ズ硬度を有する請求項
    2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記トレンチの内面と下部電極層との間
    にはバリア層が形成されている請求項1に記載の半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板にスイッチング用トランジス
    タを形成する工程と、 前記半導体基板上を絶縁層で覆い、平坦化する工程と、 前記絶縁層表面にトレンチを形成する工程と、 このトレンチ内面及び前記絶縁層上に電荷蓄積容量素子
    の下部電極となる第1の導電体層を形成する工程と、 研磨により前記トレンチ内面を除く絶縁層上に形成され
    た第1の導電体層を除去する工程とを具備する半導体記
    憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記研磨は、機械的研磨又は化学的機械
    的研磨により行われる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記研磨は、化学的機械的研磨により行
    われ、研磨液として、ハロゲン単体、ハロゲン化塩、及
    び有機溶媒を含有する溶液が用いられる請求項6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記有機溶媒は、芳香族炭化水素、アル
    コ−ル、エステル、ニトリル、ニトロ化合物、及びハロ
    ゲン化炭化水素からなる群から選ばれた、ハロゲンと反
    応しない化合物である請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記導電体層の形成工程と前記研磨工程
    との間に、全面に平坦化用絶縁膜を形成し、前記トレン
    チ内を埋める工程、前記研磨工程の後に、前記トレンチ
    内の平坦化用絶縁膜を除去し、前記トレンチ内面の第1
    の導電体層を露出させる工程、前記露出した第1の導電
    体層上に誘電体層を形成する工程、及びこの誘電体層上
    に電荷蓄積容量素子の上部電極となる第2の導電体層を
    形成する工程を更に具備する請求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の導電体層の形成工程の後
    に、前記第1の導電体層上に誘電体層を形成する工程、
    この誘電体層上に電荷蓄積容量素子の上部電極となる第
    2の導電体層を形成する工程、この第2の導電体層上に
    平坦化用導電膜を形成する工程、前記半導体基板上の前
    記第1の導電体層、誘電体層、第2の導電体層、及び平
    坦化用導電膜を研磨により除去する工程を更に具備する
    請求項5に記載の方法。
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