JPH08138025A - 画像識別パラメータの決定方法及び画像認識方法 - Google Patents

画像識別パラメータの決定方法及び画像認識方法

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JPH08138025A
JPH08138025A JP6270898A JP27089894A JPH08138025A JP H08138025 A JPH08138025 A JP H08138025A JP 6270898 A JP6270898 A JP 6270898A JP 27089894 A JP27089894 A JP 27089894A JP H08138025 A JPH08138025 A JP H08138025A
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image
neural network
recognition target
output
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JP6270898A
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English (en)
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Makiyuki Nakayama
万希志 中山
Tomoyuki Maeda
知幸 前田
Hiroshi Abe
博 阿部
Takahisa Ohara
隆久 大原
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2値化パラメータを適切に設定でき,変化す
る光学条件のもとで精度よく画像認識を行い得る方法。 【構成】 照明度が変化する光学条件下で,CCDカメ
ラ1により認識対象2を撮像し,コンピュータ3により
その画像のヒストグラムに基づいて認識対象2のパター
ン認識のための2値化パラメータであるしきい値を決定
するに際し,複数の照明度の下に既知の認識対象を撮像
し,それらの画像のヒストグラムを入力したときに,上
記複数の照明度に対応するしきい値を出力するように予
め学習させたNo.1ニューラルネットワークを用意し
ておき,未知の認識対象を撮像し,その画像のヒストグ
ラムを上記学習済のNo.1のニューラルネットワーク
に入力することにより,未知の認識対象についてのしき
い値を出力するように構成されている。さらに,上記出
力されたしきい値を用いてパターン認識を行い,その結
果に基づいて同しきい値を更新するようにしてもよい。
上記構成により,2値化のパラメータを適切に設定等で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,画像識別パラメータの
決定方法及び画像認識方法に係り,詳しくは照明度が変
化する条件下で認識対象を撮像し,その画像の輝度分布
に基づいて認識対象のパターン認識を行うための2値化
パラメータを決定する方法,及びその2値化パラメータ
を用いて画像認識を行う方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は,図10に示すように,認識対象
の画像をさまざまな2値化しきい値(2値化パラメー
タ)で2値化処理し,それぞれの2値化画像を評価する
ことにより適当なしきい値を決定していた。また,画像
の輝度分布グラフ(ヒストグラム)を求め,その形状か
ら2値化しきい値を決定することも行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
画像識別パラメータの決定方法では,次のような問題点
があった。 (1)複数のしきい値を用いた手法では,認識精度を上
げるためには数多くのしきい値で画像処理する必要があ
るために,しきい値決定の処理時間が多大になる。この
ため,オンラインでしきい値を決定する場合には処理速
度が低下する。従って,最適なしきい値をオンラインで
決定することは困難であり,まして物体認識において,
周辺の光学条件が変化する場合においてはなおさらであ
る。 (2)また,輝度分布を用いた方法では,同様の理由に
より多大な知識を用いた推論となる。その知識を格納す
るためにはさらにハードウエア資源を圧迫するという問
題がある。従って,従来手法ではいずれも最適なしきい
値をオンラインで決定することは困難であり,これに伴
い画像認識装置の高い認識精度を得ることができなかっ
た。 本発明は,上記事情に鑑みてなされたものであり,その
第1の目的とするところは,なんら付加的な装置を必要
とすることなく,適切な2値化パラメータをオンライン
で得ることができる画像識別パラメータの決定方法を提
供することである。また,第2の目的とするところは,
その決定された2値化パラメータを用いてパターン認識
を行うことにより,その認識精度をさらに向上させるこ
とができる画像認識方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために第1の発明は,照明度が変化する条件下で認識
対象を撮像し,その画像の輝度分布に基づいて該認識対
象のパターン認識を行うための2値化パラメータを決定
する画像識別パラメータの決定方法において,複数の照
明度の下に既知の認識対象を撮像し,それらの画像の輝
度分布を入力したときに,上記複数の照明度に対応する
2値化パラメータを出力するように予め学習させた第1
のニューラルネットワークを用意しておき,未知の認識
対象を撮像し,その画像の輝度分布を上記学習済の第1
のニューラルネットワークに入力することにより,該未
知の認識対象についての2値化パラメータを出力してな
ることを特徴とする画像識別パラメータの決定方法構成
されている。さらには,上記第1のニューラルネットワ
ークが,バックプロパゲーション法によるニューラルネ
ットワークである画像識別パラメータの決定方法であ
る。さらには,上記第1のニューラルネットワークが,
ラデイアルベイシスファンクション法によるニューラル
ネットワークである画像識別パラメータの決定方法であ
る。
【0005】また,第2の目的を達成するために第2の
発明は,照明度が緩やかに変化する条件下で認識対象を
撮像し,その画像に基づいて該認識対象のパターン認識
を行う画像認識方法において,複数の照明度の下に既知
の認識対象を撮像し,それらの画像の輝度分布を入力し
たときに,上記複数の照明度に対応する2値化パラメー
タを出力するように予め学習させた第2のニューラルネ
ットワークを該既知の認識対象ごとに用意しておき,上
記既知の認識対象のうちのある認識対象についての画像
の輝度分布を,該ある認識対象に対応する上記学習済の
第2のニューラルネットワークに入力することにより,
該ある認識対象についての2値化パラメータの初期値を
出力し,上記出力された2値化パラメータの初期値を用
いて未知の認識対象のパターン認識を行い,上記パター
ン認識の結果に基づいて上記未知の認識対象に対応する
上記学習済の第2のニューラルネットワークを選択し,
上記未知の認識対象を撮像し,その画像の輝度分布を上
記選択された第2のニューラルネットワークに入力する
ことにより,該未知の認識対象についての2値化パラメ
ータを出力し,上記出力された2値化パラメータを用い
て上記未知の認識対象のパターン認識を行った結果が収
束するまで該2値化パラメータの出力を繰り返してなる
ことを特徴とする画像認識方法として構成されている。
さらには,上記出力された2値化パラメータにより上記
初期値を更新する画像認識方法である。さらには,既知
の認識対象の2値化画像データを入力したときに,該既
知の認識対象の認識結果を出力するように予め学習させ
た第3のニューラルネットワークを上記第2のニューラ
ルネットワークとは別個に用意しておき,未知の認識対
象の上記出力された2値化パラメータによる2値化画像
を該第3のニューラルネットワークに入力することによ
り上記パターン認識を行う画像認識方法である。さらに
は,上記第2及び/又は第3のニューラルネットワーク
が,バックプロバゲーション法によるニューラルネット
ワークである画像認識方法である。さらには,上記第2
及び/又は第3のニューラルネットワークが,ラデイア
ルベイシスファンクション法によるニューラルネットワ
ークである画像認識方法である。
【0006】
【作用】第1の発明によれば,照明度が変化する条件下
で認識対象が撮像され,その画像の輝度分布に基づいて
該認識対象のパターン認識を行うための2値化パラメー
タが決定されるに際し,複数の照明度の下に認識対象が
撮像され,それらの画像の輝度分布が入力されたとき
に,上記複数の照明度に対応する2値化パラメータが出
力されるように予め学習させられた第1のニューラルネ
ットワークが用意される。そして,未知の認識対象が撮
像され,その画像の輝度分布が上記学習済の第1のニュ
ーラルネットワークに入力されることにより,該未知の
認識対象についての2値化パラメータが出力される。こ
れにより,周辺の光学条件の変化に対応した2値化パラ
メータをオンラインで決定することができる。また,識
別のために必要な知識をニューラルネットワークの重み
という形で所持するために,ハードウエア資源への圧迫
を低減することができる。従って,なんら付加的な装置
を必要とすることなく適切な2値化しきい値をオンライ
ンで得ることができる。
【0007】また,第2の発明によれば,照明度が緩や
かに変化する条件下で認識対象が撮像され,その画像に
基づいて該認識対象のパターン認識が行われるに際し,
複数の照明度の下に既知の認識対象が撮像され,それら
の画像の輝度分布が入力されたときに,上記複数の照明
度に対応する2値化パラメータが出力されるように予め
学習させられた第2のニューラルネットワークが該既知
の認識対象ごとに用意される。上記既知の認識対象のう
ちのある認識対象についての画像の輝度分布が,該ある
認識対象に対応する上記学習済の第2のニューラルネッ
トワークに入力されることにより,該ある認識対象につ
いての2値化パラメータの初期値が出力される。上記出
力された2値化パラメータの初期値が用いられて未知の
認識対象のパターン認識が行われる。上記パターン認識
の結果に基づいて上記未知の認識対象に対応する上記学
習済の第2のニューラルネットワークが選択される。上
記未知の認識対象が撮像され,その画像の輝度分布が上
記選択された第2のニューラルネットワークに入力され
ることにより,該未知の認識対象についての2値化パラ
メータが出力される。そして,上記出力された2値化パ
ラメータが用いられて上記未知の認識対象のパターン認
識が行われた結果が収束するまで該2値化パラメータの
出力が繰り返される。パターン認識による画像認識にお
いては,周囲の光学条件が緩やかに変化する場合を前提
条件とする。つまり,連続して認識対象を認識するプロ
セスにおいては,ある時点で適切に設定された2値化パ
ラメータは少なくとも次の認識においては有効なパラメ
ータとして機能することを意味する。このような条件の
下で周囲の光学条件が変化しても,長時間連続して認識
を行うことができる。従って,なんら付加的な装置を使
うことなく2値化のしきい値が適切にオンラインで決定
でき,これに伴い,変化する光学条件の下であっても精
度よく認識を行うことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は第1の発明の一実施例(第1の実施例)に係
る画像識別パラメータの決定方法の概略フローを示す
図,図2は画像認識装置廻りの概略構成を示す模式図,
図3はNo.1ニューラルネットワークに入力するヒス
トグラムの例図,図4はNo.1ニューラルネットワー
クの概念図,図5は第2の発明の一実施例(第2の実施
例)に係る画像認識方法の概略フローを示す図,図6は
画像認識プロセスを示す説明図,図7は学習プロセスを
示す説明図,図8はNo.2ニューラルネットワークに
入力するヒストグラムの例図,図9はNo.2ニューラ
ルネットワークの概念図である。図1に示す如く,第1
の発明に一実施例(第1の実施例)に係る画像識別パラ
メータの決定方法は,周囲の光学条件が変化する場合,
即ち照明度が変化する条件下で認識対象を撮像し,その
画像のヒストグラム(輝度分布)に基づいて該認識対象
のパターン認識を行うための2値化しきい値(2値化パ
ラメータ)を決定するに際し,さまざまな光学条件,即
ち複数の照明度の下に既知の認識対象を撮像し(S
1),それらの画像のヒストグラムを入力したときに上
記複数の照明度に対応する2値化しきい値を出力するよ
うに予め学習されたNo.1ニューラルネットワーク
(第1のニューラルネットワークに相当)を用意してお
き(S2〜S4),未知の認識対象を撮像し(S5),
その画像のヒストグラムを上記学習済のNo.1のニュ
ーラルネットワークに入力することにより,この未知の
認識対象についての2値化しきい値を出力する(S6〜
S8)ように構成されている。
【0009】上記画像識別パラメータの決定方法を具現
化し得る装置を図2に示した。以下,この装置の動作を
上記ステップS1,S2,…と対応づけて説明する。た
だし,ここでは説明の便宜上,パラメータ決定プロセス
(S5〜S8),学習プロセス(S1〜S4)の順に述
べる。 〈パラメータ決定プロセス〉図2に示すように,CCD
カメラ1を設置する。次にCCDカメラ1の認識対象2
に対する映像をコンピュータ3に取り込む(S5)。得
られた画像を用いてそれぞれの画素値の画素数をカウン
トし,全体の画素数に占める割合を求めてヒストグラム
を作成する。図3(a)は32階調画像であるとし,最
も明るい画素の画素値を31,最も暗い画素の画素値を
0とした例を示す。このヒストグラムを図4に示すよう
に,学習済No.1ニューラルネットワークに入力する
ことにより,2値化しきい値を出力する(S7,S
8)。 〈学習プロセス〉 No.1ニューラルネットワークの学習:まず,複数の
照明度の下での認識対象2の画像をコンピュータ3に取
り込み(S1),ヒストグラムを作成し(S2),適切
な2値化しきい値を求める(S3)。この時得られるヒ
ストグラムの例を図3(b)に示した。上記ステップS
1〜S3をさまざまな認識対象2に対して行い得られた
データを教師データとして,例えばラデイアルベイシス
ファンクション法を用いてNo.1ニューラルネットワ
ークの学習を行う(S4)。
【0010】ここで,ラデイアルベイシスファンクショ
ン法を用いた学習について述べる。一般には,ネットワ
ークの構造としては,シグモイド関数を出力素子とした
多層パーセプトロン型のネットワークが用いられ,学習
アルゴリズムとしては,バックプロパゲーション法が用
いられる。しかし,シグモイド関数を用いるパーセプト
ロン型のネットワークについてはバックプロパゲーショ
ン法を用いると,学習時間がかかり必ずしも最適な学習
結果が得られない場合があることが知られている(丸
山:Radial Basis Functionを用
いた学習ネットワーク,システム/制御/情報,Vo
l.36,No.5,PP322〜329,1992な
ど参照)。そのような場合には,ラデイアルベイシスフ
ァンクション法によれば,未知パラメータを線形方程式
を解くことにより直接得ることができる。これにより,
学習に必要な時間を短縮でき,且つ学習結果が良好なも
のとなると予想される。ただし,教師データが比較的少
ない場合は,バックプロパゲーション法を用いることと
してもよい。学習後にNo.1ニューラルネットワーク
の重みデータをメモリ(不図示)に記憶し,上記パラメ
ータ決定プロセスに用いる。以上のように本方法では,
画像情報からその輝度分布を求め,そのデータと学習済
みのニューラルネットワークとを用いて推論することに
より,周辺の光学条件に対応した2値化しきい値をオン
ラインで決定することができる。また,識別のために必
要な知識をニューラルネットの重みという形で保持する
ため,ハードウエア資源への圧迫を低減することができ
る。さらに,ニューラルネットワークの学習アルゴリズ
ムとして,適切な手法を用いることにより,学習に必要
な時間を短縮し,且つ学習結果を良好なものとすること
ができる。従って,本第1の実施例に係る方法によれ
ば,なんら付加的な装置を必要とすることなく,適切な
2値化パラメータをオンラインで得ることができる。
【0011】引き続いて,上記2値化パラメータを用い
た画像認識方法について述べる。図5に示す如く第2の
発明の1実施例(第2の実施例)に係る画像認識方法
は,周囲の光学条件が緩やか変化する場合,即ち照明度
が緩やかに変化する条件下で認識対象を撮像し,その画
像に基づいて該認識対象のパターン認識を行うに際し,
さまざまな光学条件,即ち複数の照明度の下に既知の認
識対象を撮像し(S11),それらの画像のヒストグラ
ム(輝度分布)を入力したときに,上記複数の照明度に
対応する2値化しきい値(2値化パラメータ)を出力す
るように予め学習させたNo.2ニューラルネットワー
ク(第2のニューラルネットワークに相当)を既知の認
識対象毎に用意しておき(S12〜S14),既知の認
識対象の内のある認識対象についての画像のヒストグラ
ムを,ある認識対象に対応する上記学習済みのNo.2
ニューラルネットワークに入力することにより,ある認
識対象についての2値化しきい値の初期値を出力し(S
15,S16),この出力された2値化しきい値の初期
値を用いて未知の認識対象のパターン認識を行い(S1
7),パターン認識の結果に基づいて未知の認識対象に
対応する上記学習済みのNo.2ニューラルネットワー
クを選択し(S18,S19),未知の認識対象を撮像
し(S20),その画像のヒストグラムを上記選択され
たNo.2ニューラルネットワークに入力することによ
り,未知の認識対象についての2値化しきい値を出力し
(S20〜S23),この出力された2値化しきい値を
用いて上記未知の認識対象のパターン認識を行った結果
が収束するまで,2値化しきい値の出力を繰り返す(S
17,S18)ように構成されている。
【0012】さらに,上記出力された2値化しきい値に
より上記初期値を更新するようにしてもよい。さらに,
既知の認識対象の2値化画像データを入力したとき,該
既知の認識対象の認識結果を出力するように予め学習さ
せたNo.3ニューラルネットワーク(第3のニューラ
ルネットワークに相当)をNo.2ニューラルネットワ
ークとは別個に用意しておき,未知の認識対象の上記出
力された2値化しきい値による2値化画像をNo.3の
ニューラルネットワークに入力することにより,上記パ
ターン認識を行うようにしてもよい。この画像認識方法
についても,上記第1の実施例と同様の図2に示した画
像認識装置を用いることができる。この装置により画像
認識を行う場合の具体的な動作例を図6,図7に示し
た。以下,この動作例を上記方法のステップS11,S
12,…と対応づけて説明する。ただし,ここでも説明
の便宜上,画像認識プロセス(S15〜S23),学習
プロセス(S11〜S14)の順に述べる。 〈画像認識プロセス〉図6に示すように,まず認識した
い対象2が撮影できるようにCCDカメラ1を設置す
る。CCDカメラ1から得られるビデオ信号をコンピュ
ータ3の内部に取り込む。長時間連続して対象物を認識
するプロセスにおいて,その認識のスタート時はその認
識対象が何であるかという回答を与える。図6では,例
えば認識対象Aという回答が与えられている。与えられ
た回答に従って,認識対象毎に対して予め学習が行われ
ている2値化しきい値推定用のNo.2ニューラルネッ
トワークの中から認識対象Aに対応するネットワークを
選択する。
【0013】次に,現在の光学条件aの下に認識対象A
を撮像し,その原画像を基にして濃度ヒストグラムを作
成する。ここでは,最も明るい画素の濃度値を255,
最も暗い画素の濃度値を0として各濃度値が原画像中に
何画素あるかをカウントしてヒストグラムを作成する。
その一例を図8(a)に示した。次に濃度ヒストグラム
の最大値で正規化して全てのヒストグラム値を0から1
までの値に変換しておく。この変換後のヒストグラムを
図8(b)に示す。上記256個の0から1までのヒス
トグラムを図9(a)に示すように上記ステップS15
で選択したNo.2ニューラルネットワークに入力し
(S15),2値化しきい値の初期値Poを出力する
(S16)。次に,光学条件aから少し照明度が変化し
た光学条件bの下に未知の認識対象Xを撮像し,その原
画像から上記2値化しきい値の初期値Poにより2値化
画像を求める。この2値化画像を予め学習が行われてい
るパターン認識用のNo.3ニューラルネットワークに
入力することにより,認識対象Xのパターン認識を行う
(S17)。ここでは,認識対象がBであるとの認識結
果を得たとする。但し,第1回目のパターン認識である
ためその収束判定はなされない。(S18)。次に,認
識結果に基づいて,今度は認識対象Bに対応するNo.
2ニューラルネットワークを選択する(S19)。次
に,未知の認識対象Xを撮像し(S20),その原画像
を基にして濃度ヒストグラムを作成する(S21)。但
し,ステップS20の撮像データは上記ステップS17
で既に用いられたデータを流用可能であり,図6ではこ
の流用した場合を示している。
【0014】上記未知の認識対象Xについて作成された
ヒストグラムを上記選択された認識対象Bに対応するN
o.2ニューラルネットワークに入力する(S22)。
No.2ニューラルネットワークの出力値から得られた
値Pに従って,2値化しきい値P newを求める
(S23)。ここでは以下のように指数平滑して,しき
い値が急激に変化しないようにしている。 P new=(1−α)P old+αP ここで,P oldは前回の設定値(この段階ではP
o)であり,αは指数平滑の係数である。さらに,光学
条件bから少し照明度が変化した光学条件cの下に未知
の認識対象Xを撮像し,その原画像から上記2値化しき
い値P newにより2値化画像を求める。この2値化
画像を上記学習済No.3ニューラルネットワークに入
力することにより,認識対象Xのパターン認識を行う
(S17)。ここでは,認識対象がCであるとの認識結
果を得たとする。この結果は先のステップS17におけ
る結果と異なるため,未収束であると判定され(S1
8),今度は認識対象Cに対応するNo.2ニューラル
ネットワークが選択される(S19)。次に,認識対象
Xについてのヒストグラムを上記選択された認識対象C
に対応するNo.2ニューラルネットワークに入力し,
新たな2値化しきい値P newを出力する(S20〜
S23)。さらに,光学条件cから少し照明度が変化し
た光学条件dの下に未知の認識対象Xを撮像し,その原
画像から上記新たな2値化しきい値P newにより2
値化画像を求める。この2値化画像を上記学習済No.
3ニューラルネットワークに入力することにより,認識
対象Xのパターン認識を行う(S17)。ここでも,認
識対象がCであるとの認識結果を得たとする。この結果
は先のステップS17における結果と同じであるため,
収束したと判定され(S18),認識作業は終了する。
未収束の場合は収束するまで上記ステップS17〜S2
3を繰り返す。
【0015】ただし,作業終了の代わりに,上記ステッ
プS15に戻って,2値化しきい値の初期値Poを更新
することにより,新たな未知の認識対象Yについてパタ
ーン認識を行い,コンベア等により次々に運搬されてく
る未知の認識対象を連続的に識別するようにしてもよ
い。 〈学習プロセス〉 No.2ニューラルネットワークの学習:先ず,図7
の上段に示すように認識対象物A,B,C,D,…をそ
れぞれ固定して,さまざまな光学条件a,b,c,d,
…の下でそれぞれうまく2値化できるしきい値と原画像
とをメモリ(不図示)に記憶する。原画像から上述した
方法と同じ方法でヒストグラムを作成する。その結果,
各照明度ごとの画素数を表すヒストグラムが得られ,こ
れを配列p〔i〕(i=0;n−1)に格納する。nは
明度階調数とする。次に配列p〔i〕の最大値ですべて
の分布値を0から1までのデータに正規化し,これを配
列pn〔i〕とする。あらかじめ,各認識対象A,B,
C,D,…ごとにいろいろな光学条件a,b,c,d,
…の下に配列pn〔i〕を求め,その配列pn〔i〕を
入力データとし適切な2値化しきい値を出力として図9
(b)に示すように各認識対象A,B,C,D,…に対
応したNo.2ニューラルネットワークに学習させてお
く(S11〜S14)。No.2ニューラルネットワー
クの学習アルゴリズムとしては,例えば第1の実施例と
同様,ラデイアルベイシスファンクション法を用いる。
ただし,第1の実施例に述べたような理由により,必要
に応じてバックプロパゲーション法を用いることとして
もよい。
【0016】学習後にNo.2ニューラルネットワーク
の重みをメモリ(不図示)に記憶し,上記画像認識プロ
セスにおける2値化しきい値の決定に用いる。 No.3ニューラルネットワークの学習:図7の下段
に示すように既知の認識対象A,B,C,Dについての
最適な2値化画像を教師データとしてNo.3ニューラ
ルネットワークに学習させておく。このようなパターン
認識用のニューラルネットワークの学習法については周
知の技術であるため,ここではその詳細説明は割愛す
る。No.3ニューラルネットワークの学習アルゴリズ
ムとしては,教師データ数が上記No.1,2ニューラ
ルネットワークの場合と比較して少ないことから,比較
簡易なバックプロパゲーション法を用いる。但し,ラデ
イアルベイシスファンクション法を用いても何ら支障は
ない。学習後にNo.3ニューラルネットワークの重み
をメモリ(不図示)に記憶し,上記画像認識プロセスに
おけるパターン認識に用いる。パターン認識による対象
物認識装置においては,周囲の光学条件が緩やかに変化
する場合を前提条件とする。つまり,連続して対象物を
認識するプロセスにおいて,ある時点で適切に設定され
たパラメータは少なくとも次の認識においては,有効な
パラメータとして機能することを意味する。このような
条件のもとで周囲の光学条件が変化しても長時間連続し
て認識を行える。本第2の実施例に係る方法はこの考え
に基づいてなされたものである。すなわち,本第2の実
施例によれば,周囲の光学条件が変化していった場合に
対しても,常に良好な2値化を行うことが可能であり,
その2値化パラメータを用いて良好な認識精度を得るこ
とができる。以上のように,本認識方法によれば,何ら
付加的な装置を用いることなく,2値化のしきい値を適
切に設定でき,変化する照明度の下であっても精度よく
認識を行うことが可能となる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る画像識別パラメータの決定
方法及び画像認識方法は,上記したように構成されてい
るため,画像情報からその輝度分布を求め,そのデータ
と学習済みのニューラルネットワークとを用いて推論す
ることにより,周辺の光学条件に対応した2値化パラメ
ータをオンラインで決定することができる。また,識別
のために必要な知識をニューラルネットの重みという形
で保持するため,ハードウエア資源への圧迫を低減する
ことができる。さらに,ニューラルネットワークの学習
アルゴリズムとして,適切な手法を用いることにより,
学習に必要な時間を短縮し,且つ学習結果を良好なもの
とすることができる。従って,なんら付加的な装置を必
要とすることなく,適切な2値化パラメータをオンライ
ンで得ることができる。また,パターン認識による画像
認識においては,周囲の光学条件が緩やかに変化する場
合を前提条件とする。つまり,連続して認識対象を認識
するプロセスにおいては,ある時点で適切に設定された
2値化パラメータは少なくとも次の認識においては有効
なパラメータとして機能することを意味する。このよう
な条件の下で周囲の光学条件が変化しても,長時間連続
して認識を行うことができる。従って,なんら付加的な
装置を使うことなく2値化のパラメータが適切にオンラ
インで決定することができ,これに伴い変化する光学条
件の下であっても精度よく認識を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の一実施例(第1の実施例)に係
る画像識別パラメータの決定方法の概略フローを示す
図。
【図2】 画像認識装置廻りの概略構成を示す模式図。
【図3】 No.1ニューラルネットワークに入力する
ヒストグラムの例図。
【図4】 No.1ニューラルネットワークの概念図。
【図5】 第2の発明の一実施例(第2の実施例)に係
る画像認識方法の概略フローを示す図。
【図6】 画像認識プロセスを示す説明図。
【図7】 学習プロセスを示す説明図。
【図8】 No.2ニューラルネットワークに入力する
ヒストグラムの例図。
【図9】 No.2ニューラルネットワークの概念図。
【図10】 従来の画像認識パラメータの決定方法の説
明図。
【符号の説明】
1…CCDカメラ 2…認識対象 3…コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 隆久 三重県員弁郡大安町大字梅戸字東山1100番 株式会社神戸製鋼所大安工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明度が変化する条件下で認識対象を撮
    像し,その画像の輝度分布に基づいて該認識対象のパタ
    ーン認識を行うための2値化パラメータを決定する画像
    識別パラメータの決定方法において,複数の照明度の下
    に既知の認識対象を撮像し,それらの画像の輝度分布を
    入力したときに,上記複数の照明度に対応する2値化パ
    ラメータを出力するように予め学習させた第1のニュー
    ラルネットワークを用意しておき,未知の認識対象を撮
    像し,その画像の輝度分布を上記学習済の第1のニュー
    ラルネットワークに入力することにより,該未知の認識
    対象についての2値化パラメータを出力してなることを
    特徴とする画像識別パラメータの決定方法。
  2. 【請求項2】 上記第1のニューラルネットワークが,
    バックプロパゲーション法によるニューラルネットワー
    クである請求項1記載の画像識別パラメータの決定方
    法。
  3. 【請求項3】 上記第1のニューラルネットワークが,
    ラデイアルベイシスファンクション法によるニューラル
    ネットワークである請求項1記載の画像識別パラメータ
    の決定方法。
  4. 【請求項4】 照明度が緩やかに変化する条件下で認識
    対象を撮像し,その画像に基づいて該認識対象のパター
    ン認識を行う画像認識方法において,複数の照明度の下
    に既知の認識対象を撮像し,それらの画像の輝度分布を
    入力したときに,上記複数の照明度に対応する2値化パ
    ラメータを出力するように予め学習させた第2のニュー
    ラルネットワークを該既知の認識対象ごとに用意してお
    き,上記既知の認識対象のうちのある認識対象について
    の画像の輝度分布を,該ある認識対象に対応する上記学
    習済の第2のニューラルネットワークに入力することに
    より,該ある認識対象についての2値化パラメータの初
    期値を出力し,上記出力された2値化パラメータの初期
    値を用いて未知の認識対象のパターン認識を行い,上記
    パターン認識の結果に基づいて上記未知の認識対象に対
    応する上記学習済の第2のニューラルネットワークを選
    択し,上記未知の認識対象を撮像し,その画像の輝度分
    布を上記選択された第2のニューラルネットワークに入
    力することにより,該未知の認識対象についての2値化
    パラメータを出力し,上記出力された2値化パラメータ
    を用いて上記未知の認識対象のパターン認識を行った結
    果が収束するまで該2値化パラメータの出力を繰り返し
    てなることを特徴とする画像認識方法。
  5. 【請求項5】 上記出力された2値化パラメータにより
    上記初期値を更新する請求項4記載の画像認識方法。
  6. 【請求項6】 既知の認識対象の2値化画像データを入
    力したときに,該既知の認識対象の認識結果を出力する
    ように予め学習させた第3のニューラルネットワークを
    上記第2のニューラルネットワークとは別個に用意して
    おき,未知の認識対象の上記出力された2値化パラメー
    タによる2値化画像を該第3のニューラルネットワーク
    に入力することにより上記パターン認識を行う請求項4
    又は5記載の画像認識方法。
  7. 【請求項7】 上記第2及び/又は第3のニューラルネ
    ットワークが,バックプロバゲーション法によるニュー
    ラルネットワークである請求項4〜6のいずれかに記載
    の画像認識方法。
  8. 【請求項8】 上記第2及び/又は第3のニューラルネ
    ットワークが,ラデイアルベイシスファンクション法に
    よるニューラルネットワークである請求項4〜6のいず
    れかに記載の画像認識方法。
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