JPH08127461A - シート状部材保持機構、シート綴じ装置及びこれを備えるシート後処理装置 - Google Patents

シート状部材保持機構、シート綴じ装置及びこれを備えるシート後処理装置

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JPH08127461A
JPH08127461A JP6292120A JP29212094A JPH08127461A JP H08127461 A JPH08127461 A JP H08127461A JP 6292120 A JP6292120 A JP 6292120A JP 29212094 A JP29212094 A JP 29212094A JP H08127461 A JPH08127461 A JP H08127461A
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sheet
bundle
needle
holding
frame body
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JP6292120A
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Yoshifumi Takehara
良文 竹原
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚の針シート束の保持解除、及び装填を
容易にしたシート状部材保持機構を実現する。 【構成】 積層した複数枚の針シート束Hを保持する針
カートリッジ3を、針シート束Hの一方の面を保持する
2つの爪部12と、針シート束Hの2つの側面及び他方
の面に当接する保持部から枠体11で構成する。針シー
ト束Hを表示している針カートリッジを、所定位置に設
定する動作に連動して、爪部12による針シート束Hの
保持を解除させる。空の針カートリッジへの針シート束
Hの装填は、枠体11の保持部を拡開して針シート束H
を挿入して行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層したシート状部材を
保持するシート状部材保持機構に関し、主には紙葉類を
綴じ針にて綴じる綴じ針シートの保持機構と、このシー
ト状部材保持機構が適用可能なシート綴じ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シート束を綴じるシート綴じ装置
(例えば電動ステイプラ装置)は、着脱自在の針カート
リッジ、針送り機構、針打ち込み機構及びそられの駆動
手段より構成されている。このステイプラ装置は、針打
ち込み機構の一部が開口されており、そこに綴じようと
するシート束を挿入し、紙検知手段により綴じようとす
る紙を検知するとステイプラが作動し、ステイプラ一行
程中に綴じ針をシート束に打ち込んで綴じ動作を実施
し、この動作が繰り返される間にカートリッジ中の積層
されたシート状の針シートは、送り方向に移動する。
【0003】ここで、従来の針カートリッジについて説
明する。
【0004】針カートリッジは、図19に示すように針
をシート状にし、それを複数枚重ねるようにして、カー
トリッジ本体100に入れられており、後述するステイ
プラの送り機構により送り出される側(矢印101側)
には開放空間を持ち、他端側のカートリッジ上面側10
2には、バネ等のシートをステイプラ送り機構側に付勢
する手段103をもつ上カバー104を有している。
【0005】そして、このカートリッジをステイプラに
セットし、前述したステイプル動作を行い、カートリッ
ジの最後のシートが送り出されると、所定タイミングで
針無しを検知し、カートリッジ交換のメッセージを出
す。そこで、オペレータは針のなくなったカートリッジ
をステイプラから取りはずし、新しいカートリッジをセ
ットする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した針
のなくなったカートリッジは、そのまま捨てられてしま
うわけであるが、前述したバネ等の針シート付勢手段を
有し、針シート束のほぼ全面を覆う壁面を有するカート
リッジを、そのまま廃却することは大変不経済であっ
た。
【0007】そこで、シート状の針のみをオペレータに
供給し、それを針のなくなったカートリッジに一針(1
枚)ずつ入れ替えるということは、オペレータの操作性
の面からもなかなか困難なことであった。
【0008】本発明は、シート状部材保持手段へのシー
ト状部材の詰め替え装填を容易にし、かつシート状部材
の詰め替え時における部品の廃却を抑えたシート状部材
保持機構及びこれが適用可能なシート綴じ装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、複数枚のシート状部材を積層
してなるシート状部材束を、着脱自在に保持するシート
状部材保持手段が、前記シート状部材束の一方の面を係
脱自在に保持する少なくとも2つの係止手段と、該係止
手段に連続していて、シート状部材束の一方の面に隣接
する少なくとも2つの面及び一方の面と対向する他方の
面とにそれぞれ当接する保持部を有する枠体と、からな
り、前記枠体の所定位置への設定動作に連動して、前記
係止手段を保持位置から退避位置へ移動させて、前記シ
ート状部材束の保持を解除することを特徴とする。
【0010】また、前記シート状部材束の一方の面に隣
接して対向する側面に当接する前記枠体の保持部に、該
保持部の位置を規制する位置規制部をそれぞれ設け、前
記シート状部材保持手段が前記シート状部材束を保持し
ている状態で、前記位置規制部により前記シート状部材
保持手段の位置を規制し、かつ、前記一方の面に対向す
る他方の面を押圧することにより、前記係止手段による
前記シート状部材束の係合を解除させて、シート状部材
保持手段によるシート状部材束の保持を解除させること
を特徴とする。
【0011】また、前記枠体の保持部は、弾性変形可能
であることを特徴とする。
【0012】また、複数の針を1列に連結してなる針ベ
ルトを複数枚積層して構成される針ベルト束を保持する
針ベルト束保持手段と、前記針ベルト束を収納する収納
部と、前記収納部内の針ベルトを給送する針送り部と、
該針送り部により送られた針ベルトの先端部の綴じ針
を、順次シート束に打ち込んでシート束を綴じる針打ち
込み部と、前記針送り部及び針打ち込み部を駆動する駆
動手段と、を有するシート綴じ装置において、前記針ベ
ルト束保持手段は、前記針ベルト束の一方の面を係脱自
在に保持する少なくとも2つの係止手段と、該係止手段
に連続していて、針ベルト束の一方の面に隣接する少な
くとも2つの面及び一方の面と対向する他方の面とにそ
れぞれ当接する保持部を有する枠体と、からなり、前記
枠体を前記シート綴じ装置の前記収納部に装填し、前記
枠体又は針ベルト束を前記針送り部側に押圧させること
により、前記枠体の前記係止手段を保持位置から退避位
置へ移動させて針ベルト束の保持を解除し、針ベルト束
を前記針送り部に位置決めすることを特徴とする。
【0013】
【作用】以上構成に基づき、複数枚のシート状部材を積
層してなるシート状部材束は、その一方の面が、シート
状部材保持手段の少なくとも2つの係止手段により保持
され、一方の面と隣接する2つの面及び他方の面は、係
止手段と連続しているシート状部材保持手段の枠体の保
持部により、保持されている。
【0014】上記シート状部材束を保持しているシート
状部材保持手段を、所定位置に設定させると、この動作
に連動して係止手段がシート状部材束から外れてシート
状部材束の保持が解除されるようになっている。
【0015】また、シート状部材保持手段を、所定位置
に設定させる時に、枠体の保持部の位置は位置規制部に
より規制されて、係止手段がシート状部材束の保持を解
除する向きに保持部が移動されるて、シート状部材保持
手段によるシート状部材束の保持が解除される。
【0016】これにより、シート状部材保持手段による
シート状部材束の保持解除を容易に行うことができると
共に、シート状部材保持手段により保持されているシー
ト状部材束を保持するための箱体からなる高コストのシ
ート状部材保持手段が不要になって、コスト低減が実現
される。
【0017】また、シート状部材保持手段へのシート状
部材束を、装填する場合、シート状部材保持手段の保持
部を広げて、シート状部材束をシート状部材保持手段内
に嵌めるのみで簡単にシート状部材束の補充を行うこと
ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明が適用可能なシート後処理装置
の一例を説明する。
【0019】画像形成装置から排出されるシートを受け
とり分類、収納する一般的なシート後処理装置(ソータ
という)として、図18に示す構成のものがあった。図
18は、画像形成装置Mに装着されたビン移動型ソータ
301を示したもので、ソータ301は、1対の前後側
板303とベース305等からなるソータ本体307を
有している。このソータ301は、多数のビンΒ1 〜B
n の集合からなるビンBを収納していて、上記側板30
3にそれぞれ設けられている1対のガイドレール309
に沿って上下方向に移動可能のビンユニット302を備
えている。
【0020】上記ソータ本体307は、その上流側(図
18において右側)に配設された画像形成装置Mに接続
されていて、画像形成装置Mから排出されるシートPを
搬入する搬入口310及び搬入ローラ対311を有して
いる。上記搬入ローラ対311から上記ビンユニット3
02方向にかけて、第1のシート搬送路312及び上部
排出ローラ313が設けられており、さらに上記第1の
シート搬送路312から分岐して下方を向く第2のシー
ト搬送路315及びビンユニット302に対向している
下部排出ローラ対(シート排出手段)316がそれぞれ
設けられている。
【0021】上記両シート搬送路312,315の分岐
部にはデフレクタ317が配設されており、このデフレ
クタ317は選択的に変位して、上部排出ローラ313
からビンBに排出すベきシートを第1のシート搬送路3
12へ誘導したり、また下部排出ローラ対316からビ
ンBに排出すべきシートを第2のシート搬送路315に
誘導する。
【0022】ここで通常ビンBの各ビンB1 からBn
それぞれm枚のシートを排出する際には、シートを第2
のシート搬送路315に導き、下部排出ローラ対316
からビンB側へ排出する。ビンBは図18に示す位置よ
り下降しており、ビンB1 が下部排出ローラ対316に
対向した位置に対応して、1枚目のシートを受けとる。
【0023】シートを受けとるとビンは1ビン上昇し、
次にビンB2 がシートを受けとる。順にビンB3 からB
n がシートを受けとり、各ビンに1枚ずつ配分された
後、各ビン2枚目のシートは上記とは逆にビンBn が始
めに受けとり、ビンを1ビンずつ下降させて最後にB1
が受けとる。こうして、1ビンずつ上昇(順ソート)と
1ビンずつ下降(逆ソート)の動作を交互に繰り返し行
なって、各ビンBにシートを分配していた。
【0024】ビンBに積載されたシート束を綴じる位合
には、ステイプルユニット1が、退避位置から作動位置
へ移動して、ステイプルユニット1の開口部にシート束
の一部を粗にさせて綴じ針によりステイプルされる。
【0025】次に、上記シート後処理装置に適用される
本発明に係るステイプルユニット(シート綴じ装置)及
びこれに用いられるシート状部材を、図面に沿って説明
する(図1、図2、図3参照)。
【0026】ステイプルユニット1は、一般的な電動ス
テイプラであり、後で詳細の説明を行うが、複数の針が
一列に連結された針シートH(図2)を多段に収納した
針カートリッジ(シート状部材保持手段)3(図3)
と、その針カートリッジ3から針シートHを順次針打ち
込み部へ給送するベルト等で構成された針送り部5と、
この針送り部5により送られた針シートの先端の針を順
次シートS等に打ち込んで、シート束の綴じ作用を可能
とする針打ち込み部6とからなっている(図1)。
【0027】針打ち込み部6は、回動中心7を有し、ス
テイプルユニット1の上部ユニット8(上部ユニットは
図1においてY方向に移動可能)と、下部ユニットとが
互いにシートSを挟み込むことによって、針打ちがなさ
れる。また、ステイプルユニット1は、駆動部10(詳
細説明は省略)により、前記針送り及び針打ち動作を行
っている。
【0028】次に、針カートリッジ3について説明する
(図2、図3)。
【0029】前述したように、針h、h1 、h2 、…h
n を、一列に接着または上面にテープ等を貼る等により
連結(約70針程度)した針シートHは、図3のように
多段(H1 〜Hn)に積層されている(各針シートHの
針Hの数は同数である)。
【0030】そして、このままでは、針シートHどうし
がバラけてしまうため、図3のような樹脂材またはゴム
材等の弾性部材でできた保持部材2により保持されてい
る。前記保持部材2は、針シートHのバラけを防止する
ため、枠体11により針シート束を保持している。
【0031】枠体11は、シート束上面を覆う腕部11
aと、上面と接する少なくとも2側面を覆う脚部11b
からなり、上記腕部11a、脚部11bは2ケ設けられ
ていて、針シートHの二面で2本の連結部11cにより
連結されている。また、各脚部11b下部には、シート
下面を保持する爪部材(係止手段)12が設けられてい
る。
【0032】さらに、各脚部11bには、突起部材(位
置規制部)13がそれぞれ設けられ(計4ケ)ている。
【0033】保持部材2の寸法A(図4)は(所定量積
み重ねた時の)針シート束(シート状部材束)Hの高さ
Bと同じか若干小さく設定され(A≦B)ているため、
上記保持部材に、所定量の針シート束を入れることによ
り、シート束がバラけることはない(ここでA寸法の爪
部12の位置は爪先端12aでも根元12bでもかまわ
ない)。
【0034】次に、ステイプラ1の上記針カートリッジ
装填部について説明する(図1、図5(a)、(b)、
(c)参照)。図5(b)は図5(a)のX−X断面、
図5(c)は図5aのY−Y断面図を示している。
【0035】針カートリッジ3の装填部15は、前述し
たステイプラ1の針送り部5の上方に設けられている。
【0036】上記カートリッジ装填部15には、針シー
ト束の前後左右を規制するガイド面16a、16b、1
6c、16dが設けられており、ガイド面16a、16
bの面には、凹部17a、17bがそれぞれ2ケずつ設
けられている。そして、前記各凹部17a、17bに
は、それぞれ開口部18a、18bがそれぞれ設けられ
ている。
【0037】また、装填部上方には、ステイプラ1の上
部ユニット8に設けられた回転中心20を中心に回動す
る蓋21が設けられている(図6)。
【0038】蓋21には、支持部21aに支持され、矢
印24方向に移動可能なシート束付勢手段23が設けら
れていて、バネ22等により矢印29方向に付勢されて
いる。このシート束付勢手段23は、ストッパ25によ
り蓋21からはずれるのが防止されている。
【0039】蓋21には、ロック爪28が蓋21に没収
された支軸26を中心に回動可能に設けられ、不図示の
付勢手段により矢印27方向に付勢され、ストッパ(不
図示)により所定位置で止まっている。
【0040】本発明に係るステイプラ及び針カートリッ
ジは、前述構成からなっており、次に、針カートリッジ
3の装填動作について説明する。
【0041】オペレータが針カートリッジ3を装填する
場合、蓋21を図6のように開放し、針カートリッジ3
の枠体11の4個の突起13を、図5(a)で説明した
ソラテン部に設けられた溝17a,17bに、4カ所が
一致するようにして、上方から矢印50方向に差し込ま
れる(図5b)。そして、突起13が開口部18a、1
8bの下部18a’、18b’(各2カ所…図5
(c))に突き当たり、図6の状態から、図7の状態と
なる。
【0042】次に、蓋21が支軸20を中心に矢印51
方向に移動される(図6)。蓋21の移動により、シー
ト材付勢手段23は、前記枠体の腕部11aと連結部1
1cに囲まれた領域25を通して、針シート束の最上面
26と当接する(図3、図8(b))。
【0043】前記枠体11は、上記したように蓋21を
閉める時、シート材付勢手段23と干渉しないよう配置
して、構成されている。
【0044】さらに、図8(b)の状態から、蓋21を
矢印51方向に回動させていくと、シート付勢手段28
は、バネ22を押し縮めながら矢印方向に徐々に移動し
ていき、蓋21に設けられた押圧部材27が、前記枠体
11aの略中央近傍に当接する(図8(c))。
【0045】そして、上記状態から、さらに、蓋21を
回動させると、蓋21はロック爪28がステイプラ上部
ユニット8に設けられたロック窓61に係合することに
より、所定位置に固定される(図9(a))。
【0046】上記状態において、枠体11の突起13
は、前記開口のストッパ18a’,18b’によって、
それ以上下方には移動できない。
【0047】しかし、前記押圧部材27が、枠体11を
押し込んでいるため、図9bに示すように、枠体11の
爪12がそれぞれ矢印62、63方向に移動する。ここ
で、カートリッジ装填部15の凹部17a、17bにお
いて、前述した開口部18a、18b及びストッパ18
a、’18b’部には、前記した蓋21セット等、爪部
12、枠体11a、11bが矢印62、53に移動する
とき、その移動を妨げないような空間70が各凹部17
a、17bに設けられているため、前述した爪部12の
移動動作が可能となっている。
【0048】また、さらに、本実施例においては、押圧
部材27が枠体11を押す構成としたが、針シート束H
の最上面を直接押圧しても、同様の効果が得られること
は述べるまでもない。
【0049】上記動作により、針シートHの束を拘束し
ていた枠体11の拘束力が開放され、針シートHは、自
重とシート材付勢手段23との付勢力により、図9a、
図bに示すように、針送り部5に押圧されて、針送り可
能な状態になる。
【0050】針シート束が、上記枠体11から開放され
て、針送り部5にセットされる時は、前述したように針
シート束Hの4辺は、ガイド面16a、16b、16
c、16dにガイドされているため、各針シートHがバ
ラけてセットされるようなことはない。
【0051】また、シート付勢手段23により、シート
束上面が押圧されているため、前記シート束は、確実に
針送り部5に送り込まれる。
【0052】以上の動作により、装填部15への針シー
トのセットが完了すると、前述したステイプル動作によ
り、シートへの針打ちが行われる。
【0053】さて、針シートHの最後の針シートHによ
る所定量の針打ちが終了すると、不図示の針無し検知手
段により、オペレータに針交換の必要が不図示の表示手
段により知らされる。
【0054】すると、オペレータは、前述の逆の動作で
ロック爪28を解除して、蓋21を開放する。この時、
装填部15には、枠体11のみが残された状態となって
いる(図10(a)、図10(b))。
【0055】そこで、オペレータは、この枠体11のみ
のを装填部15から取り出して、前記同様の動作によっ
て、枠体11により拘束された針カートリッジ3をセッ
トすればよい。
【0056】ここで、前述したように、使用済のカート
リッジ枠体11は、装填部を覆う形で残っているため
(図10(a))、これを取り除かなければ、次のカー
トリッジがセットできないので、枠体11が残ったまま
新しいカートリッジをセットするというオペレータの操
作ミスを防止することができる。
【0057】なお、本実施例において、枠体11の脚部
11bで、針シートHの送り方向と直交する面(枠体の
脚部11b(図3)で保持)を保持した例について説明
したが、針記載のシートの送り方向の面を保持する構成
としても、同様の効果が得られることは述べるまでもな
い。
【0058】図11〜図15は、本発明に係るシート状
部材保持手段(針カートリッジ3)の変更実施例を示
す。
【0059】図11(a)、図11(b)について説明
する。
【0060】前述の枠体11は、爪部12が4ケ設けて
あったが、図に示すように2ケの構成としてもかまわな
い。
【0061】図12(a)、図12(b)、図12
(c)は、枠体111の腕部を上面部で交わるように設
けた例を示している。
【0062】また、図13(a)〜図13(c)のよう
に、爪部12と脚部160を設け、脚部160により保
持する面と、接する面には爪部12をもたないシート束
の位置規制の脚部150を設けた例である(150は、
針シート束Hの最下面500を覆っている)。
【0063】図14(a)、図14(c)は、前述した
樹脂による枠体の代わりに剛体であるアーム161と、
アーム162とを設け、回転中心164を中心に回動可
能にし、バネ等の付勢手段163により、シート束Hを
保持するようにした構成のものである。
【0064】図14cは、アーム161、162を、前
記動作等により開いた状態の図を示している。
【0065】さらに、図15(a)、(b)は、枠体を
板バネ170で構成した例を示している。
【0066】上記いずれの実施例においても、前述同様
に動作を行うことが可能である。
【0067】該構成において、前述したシート付勢手段
23を使用する場合は、枠体と干渉しない位置を押圧す
ることは述べるまでもない。
【0068】さらに、図16(a)、(b)は前述した
押圧部材27を用いずに、同様の効果を得ることができ
る実施例を示している。
【0069】シート束Hは、回転中心202を中心に回
動可能な爪212をもつアーム200と、アーム201
により保持され、その保持力は、バネ203により得ら
れている(206、205の方向に回動力を得る)。
【0070】前述実施例では、蓋21を閉じることによ
り押圧手段27が、枠体11またはシート束上面を押圧
していないと、爪12は元の位置に戻る構成であった
が、本構成において、図16(a)から図16(b)の
状態まで指等で、枠体またはシート束を押圧すると、ア
ーム200、201は開放される。
【0071】この時、突起部材13が規制部220で規
制されている。そして、それぞれのアームが広がり、支
軸202よりもそれぞれのアームのバネ203のかかっ
た位置が、少なくも図において、上方(L)だけ上がる
と、前記アーム210,211の回動方向は、矢印21
0、211方向となり、それぞれのアームはストッパ2
04で位置決めされ、図17(b)の状態で保持されて
停止する。
【0072】この状態で、前述したと同様にシート束H
の保持力はなくなり、シート束Hは所定位置に位置決め
される。
【0073】本構成によれば、シート束Hを針送り手段
5へ送ることが可能であれば、シート付勢手段23も不
要で、前述したような蓋21も不要となり、さらに簡易
な構成となる。
【0074】次に、本発明の保持部材を使用した場合の
保持部材への針シート束装填動作について説明する。
【0075】図17(a)のように、空になった枠体1
1を置き、所定量のシート束H(前述図4で説明したA
≦Bを満足する量のシート束)を、爪部12の外側の傾
斜部12’に当てながら矢印300方向に押し込むと、
枠体11は、図17(b)に示すように広がりながら針
シート束が押し込まれ、図17(c)の図のようにセッ
トされる。
【0076】このように、非常に簡単な操作で、カート
リッジへの針シートセットができ、従来のように、一針
ずつ枠体へ入れるような困難な作業ではなく、オペレー
タにも十分可能な作業となっている。
【0077】以上、本実施例においては、電動ステイプ
ラの針シートの保持手段について説明したが、略同形状
板状部材を積層した束(例えば、紙葉類、板金、樹脂シ
ート、木製の板材等)の保持及びその解除機構に用いて
も同様の効果が得られることは述べるまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数枚のシート状部材を積層してなるシート状部材束を
保持するシート状部材保持手段を、シート状部材束の一
方の面が、シート状部材保持手段の少なくとも2つの係
止手段により保持し、一方の面と隣接する2つの面及び
他方の面が、係止手段と連続しているシート状部材保持
手段の枠体の保持部により保持するようにし、上記シー
ト状部材束を保持しているシート状部材保持手段を、所
定位置に設定させると、この動作に連動して係止手段が
シート状部材束から外れてシート状部材束の保持が解除
されるようにしたので、シート状部材保持手段によるシ
ート状部材束の保持解除を容易に行うことができると共
に、シート状部材保持手段により保持されているシート
状部材束を保持するための箱体からなる高コストのシー
ト状部材保持手段が不要になって、コスト低減が実現さ
れる。
【0079】また、シート状部材保持手段へのシート状
部材束を、装填する場合、シート状部材保持手段の保持
部を広げて、シート状部材束をシート状部材保持手段内
に嵌めるのみで簡単にシート状部材束の補充を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状部材保持機構が適用可能なシ
ート綴じ装置の一例を示す側面図。
【図2】同じく(a)図は針シートの平面図、(b)図
は針シートの側面図。
【図3】同じく(a)図は針カートリッジの正面図、
(b)図は側面図、(c)図は平面図。
【図4】同じく(a)図は針カートリッジの正面図、
(b)図は針シート束の正面図。
【図5】同じく(a)図は装填部平面図、(b)図は側
面図、(c)図は正面図。
【図6】同じくステイプルユニットの側面図。
【図7】同じくステイプルユニットの側面図。
【図8】同じく(a)図は針カートリッジ及び装填部の
正面図、(b)図は側面図、(c)図は側面図。
【図9】同じく(a)図は針カートリッジと装填部の側
面図、(b)図は正面図、(c)図は平面図。
【図10】同じく(a)図は針カートリッジと装填部の
正面図、(b)図は平面図。
【図11】同じく枠体の変形例であって、(a)図は平
面図、(b)図は正面図。
【図12】同じく枠体の変形例であって、(a)図は平
面図、(b)図は正面図、(c)図は側面図。
【図13】同じく枠体の変形例であって、(a)図は平
面図、(b)図は正面図、(c)図は側面図。
【図14】同じく枠体の変形例であって、(a)図は平
面図、(b)図は正面図、(c)図は作用図。
【図15】同じく枠体の変形例であって、(a)図は正
面図、(b)図は平面図。
【図16】同じく枠体の変形例であって、(a)図は正
面図、(b)図は作用図。
【図17】針カートリッジに針シート束を装填する概略
図であって、(a)図は正面図、(b)図、(c)図は
作用図。
【図18】本発明に係るシート綴じ装置が適用可能なシ
ート後処理装置の縦断側面図。
【図19】従来のカートリッジの斜視図。
【符号の説明】
S シート束 H 針シート束 1 ステイプルユニット(シート綴じ装
置) 2 保持部材 3 針カートリッジ(シート状部材保持
手段) 5 針送り部 6 針打ち込み部 10 駆動部 11 枠体 11a 腕部 11b 脚部 11a,11b 保持部 12 爪部(係止手段) 13 突起部材(位置規制部材) 15 装填部 17a,17b 凹部 18a’,18b’ ストッパ 23 シート束付勢手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシート状部材を積層してなるシ
    ート状部材束を、着脱自在に保持するシート状部材保持
    手段が、 前記シート状部材束の一方の面を係脱自在に保持する少
    なくとも2つの係止手段と、 該係止手段に連続していて、シート状部材束の一方の面
    に隣接する少なくとも2つの面及び一方の面と対向する
    他方の面とにそれぞれ当接する保持部を有する枠体と、
    からなり、 前記枠体の所定位置への設定動作に連動して、前記係止
    手段を保持位置から退避位置へ移動させて、前記シート
    状部材束の保持を解除することを特徴とするシート状部
    材保持機構。
  2. 【請求項2】 前記シート状部材束の一方の面に隣接し
    て対向する側面に当接する前記枠体の保持部に、該保持
    部の位置を規制する位置規制部をそれぞれ設け、 前記シート状部材保持手段が前記シート状部材束を保持
    している状態で、前記位置規制部により前記シート状部
    材保持手段の位置を規制し、かつ、前記一方の面に対向
    する他方の面を押圧することにより、前記係止手段によ
    る前記シート状部材束の係合を解除させて、シート状部
    材保持手段によるシート状部材束の保持を解除させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシート状部材保持機
    構。
  3. 【請求項3】 前記枠体の保持部は、弾性変形可能であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のシート状部材保持
    機構。
  4. 【請求項4】 前記シート状部材が、複数の綴じ針を1
    列に連結してなる針ベルトであることを特徴とする請求
    項1に記載のシート状部材保持機構。
  5. 【請求項5】 複数の針を1列に連結してなる針ベルト
    を複数枚積層して構成される針ベルト束を保持する針ベ
    ルト束保持手段と、 前記針ベルト束を収納する収納部と、 前記収納部内の針ベルトを給送する針送り部と、 該針送り部により送られた針ベルトの先端部の綴じ針
    を、順次シート束に打ち込んでシート束を綴じる針打ち
    込み部と、 前記針送り部及び針打ち込み部を駆動する駆動手段と、 を有するシート綴じ装置において、 前記針ベルト束保持手段は、 前記針ベルト束の一方の面を係脱自在に保持する少なく
    とも2つの係止手段と、 該係止手段に連続していて、針ベルト束の一方の面に隣
    接する少なくとも2つの面及び一方の面と対向する他方
    の面とにそれぞれ当接する保持部を有する枠体と、から
    なり、 前記枠体を前記シート綴じ装置の前記収納部に装填し、
    前記枠体又は針ベルト束を前記針送り部側に押圧させる
    ことにより、前記枠体の前記係止手段を保持位置から退
    避位置へ移動させて針ベルト束の保持を解除し、針ベル
    ト束を前記針送り部に位置決めすることを特徴とするシ
    ート綴じ装置。
  6. 【請求項6】 前記シート綴じ装置の収納部に設けられ
    ていて、前記針ベルト束を保持する枠体を位置決めする
    位置決め手段と、 前記シート状部材束の一方の面に隣接して対向する側面
    に当接する前記枠体の保持部に設けられていて、該保持
    部の位置を規制する位置規制部と、を有し、 前記針ベルト束保持手段を前記収納部に装填し、前記枠
    体の位置規制部を前記位置決め手段により移動させるこ
    とにより、前記係止手段を保持位置から退避位置へ移動
    させて針ベルト束の保持を解除し、針ベルト束を前記針
    送り部に位置決めすることを特徴とする請求項5に記載
    のシート綴じ装置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置から排出されるシートを分
    類・積載可能な複数のシート受け皿と、該シート受け皿
    上のシート束を綴じる請求項6又は7に記載のシート綴
    じ装置と、を備えることを特徴とするシート後処理装
    置。
JP6292120A 1994-10-31 1994-10-31 シート状部材保持機構、シート綴じ装置及びこれを備えるシート後処理装置 Pending JPH08127461A (ja)

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