JPH08126940A - 生産設備の制御装置 - Google Patents

生産設備の制御装置

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JPH08126940A
JPH08126940A JP6289099A JP28909994A JPH08126940A JP H08126940 A JPH08126940 A JP H08126940A JP 6289099 A JP6289099 A JP 6289099A JP 28909994 A JP28909994 A JP 28909994A JP H08126940 A JPH08126940 A JP H08126940A
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JP6289099A
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Inventor
Hiroshi Iwamoto
弘志 岩本
Tatsuro Morimoto
達郎 森本
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の生産装置の稼働に関する情報の一元管
理を可能として情報処理負荷を軽減し、その情報を有効
活用しやすくした生産設備の制御装置を提供する。 【構成】 生産装置M1〜Mnを制御するシーケンサー
ユニットS1〜Snを、通信ネットワーク6を介して、
主コントローラ7で統括的に制御し、複数の主コントロ
ーラ7を通信ネットワーク11を介してホストコンピュ
ータ12で統括的に制御し、主コントローラ7に、生産
装置毎、ヘッド毎、刃具毎の刃具カウンタを設け、シー
ケンサーユニットS1〜Snから供給される加工回数を
カウントする為の情報に基づいて加工回数をカウント
し、その情報をホストコンピュータ12に送信するとと
もにシーケンサーユニットS1〜Snに送信する。その
他装置の故障についても同様の情報通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の生産装置からな
る生産設備の制御装置に関し、特にツール使用回数情報
の収集と交換対象ツールのリスト作成とを合理化したも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車製造工場等においては、複
数の生産装置からなる自動化された生産設備を設け、こ
れら複数の生産装置に亙ってワークを供給し、各生産装
置において夫々分担するワークの加工や組立てを実行
し、その加工や組立ての完了後に順次下流側の生産装置
にワークを供給して生産を行う。最近の生産設備では、
ワークは、パレット上にセットした状態で上流から下流
へ搬送される。
【0003】前記生産設備の各生産装置には、それを制
御する為のPLC(プログラマブルロジックコントロー
ラ)と、ディスプレイと、キーボード等からなるシーケ
ンサーユニットが設けられている。そして、生産設備が
ワークに切削加工を施す切削加工ラインである場合に
は、前記PLCには、各ツールの使用回数を夫々カウン
トする複数のツールカウンタが設けられている。前記複
数の生産装置からなる生産設備を制御する為のラインコ
ントローラであって、データ通信ネットワークを介して
複数のシーケンサーユニットに接続されたラインコント
ローラが設けられている。このラインコントローラは、
上位のホストコンピュータから生産管理情報を受けて、
複数のシーケンサーユニットに種々の情報を供給するよ
うになっている。
【0004】前記切削加工ラインの各生産装置において
は、複数のツールが使用されるが、各ツールの使用回数
には限界があるため、各ツール毎に設定された設定回数
の切削加工を行った時点において、各ツールを新品のツ
ールと交換する必要がある。従来、このツール交換の方
式として、次の2通りの方式がある。第1のツール交換
方式では、前記のように、各シーケンサーユニットに各
ツールの使用回数を夫々カウントするツールカウンタを
設け、そのカウント値が設定回数に達した時点で、ディ
スプレイへの表示等を介してオペレータにツール交換を
知らせる。そして、前記ツール交換後に使用回数をリセ
ットしたり或いは設定回数を変更する場合には、シーケ
ンサーユニットにおいてのみ変更できる。
【0005】例えば、特開平6−106459号公報に
は、各加工装置のユニット操作盤(シーケンサーユニッ
ト)に、各ツール毎にツール使用回数をカウントするツ
ールカウタを設け、そのカウント値をディスプレイに表
示できるように構成したトランスファマシンが記載され
ている。第2のツール交換方式では、前記ラインコント
ローラに、複数の生産装置における各ツールの使用回数
を夫々カウントするツールカウンタを設け、そのライン
コントローラに付属するディスプレイへの表示等を介し
てオペレータにツール交換を知らせる。そして、前記ツ
ール交換後に使用回数をリセットしたり或いは設定回数
を変更する場合には、ラインコントローラにおいてのみ
変更できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の生産設備の制御
装置におけるツール交換方式のうち、前記第1のツール
交換方式では、各シーケンサーユニットにおいて、該当
する生産装置の複数のツールカウンタのカウント値しか
モニターできないため、生産設備の全体における交換す
べきツールをリストアップする為には、全部のシーケン
サーユニットを巡回して、複数のツールカウンタのカウ
ント値を記録することが必要となるので、交換すべきツ
ールをリストアップするのに多大の労力を要する。それ
故、生産装置1台毎にツール交換することが多くなるた
め、ツール交換の為の生産設備の停止回数が多くなり、
生産性低下原因となる。結局のところ、この方式では、
ツール交換に関連する情報の一元管理が不可能で、情報
処理の合計負荷も増え、情報活用の面で不利である。
【0007】前記第2のツール交換方式では、ラインコ
ントローラにおいてツール交換の警告等が出力された際
に、その他の生産装置における交換すべきツールをも検
索し、複数台の生産装置に対して一括してツール交換を
行ない、その後ラインコントローラを介して生産ライン
を起動させることになるが、はやりかなり煩わしい操作
と作業が必要となる。結局のところ、この方式では、ツ
ール交換に関連する情報の一元管理はなされているもの
の、各生産装置のシーケンサーユニットに必要な情報を
表示出力できないため、情報の活用の面で不利である。
また、ツール交換に伴うツールカウントのカウント値の
リセット等をシーケンサーユニット側で行えないため不
利である。
【0008】しかも、従来のツール交換技術において
は、生産設備の全体において、所定期間内に交換すべき
ツールをリストアップして出力する機能がないため、ツ
ール購入品リストの作成にも多大の労力を要する。更
に、従来、各生産装置における故障に関する情報を、ラ
インコントローラ側へ供給する故障情報管理体系も実用
化されていないため、故障に関する生産管理情報の作成
や、購入部品のリスト作成等の面でも種々の煩わしい作
業が残されている。
【0009】本発明の目的は、複数の生産装置の稼働に
関する情報の一元管理を可能として情報処理負荷を軽減
でき、その情報を活用しやすくした生産設備の制御装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の生産設備の制
御装置は、複数の生産装置からなる生産設備を制御する
為に、複数の生産装置に夫々設けられた複数の第1制御
手段と、これら複数の第1制御手段を統括的に制御する
第2制御手段と、複数の第2制御手段を統括的に制御す
る第3制御手段とを備えた生産設備の制御装置におい
て、前記第2制御手段は、各第1制御手段から生産装置
の稼働状況に関する情報を収集して所定情報を作成し、
この所定情報のうちの各第1制御手段に対応する情報を
その第1制御手段に出力するとともに前記所定情報を第
3制御手段に出力するように構成されたものである。
【0011】請求項2の生産設備の制御装置は、請求項
1の発明において、各第1制御手段は、それが設けられ
た生産装置を制御するように構成され、第2制御手段
は、複数の第1制御手段をデータ通信ネットワークを介
して統括的に制御するように構成され、第3制御手段
は、複数の第2制御手段をデータ通信ネットワークを介
して統括的に制御する生産管理用ホストコンピュータで
構成されたものである。
【0012】請求項3の生産設備の制御装置は、請求項
1の発明において、前記稼働状況に関する情報は、各ツ
ールのツール使用回数をカウントする為の情報であり、
第1制御手段は、第2制御手段から受けるツール使用回
数の情報をディスプレイに表示出力するように構成さ
れ、第3制御手段は、前記所定情報に基づいて、交換す
べきツールのリストを作成するように構成されたもので
ある。
【0013】請求項4の生産設備の制御装置は、請求項
1の発明において、前記稼働状況に関する情報は、各ツ
ールのツール使用回数をカウントする為の情報であり、
前記所定情報は、各ツールの使用回数及び設定使用回数
の情報であり、第2制御手段は、各ツールの設定使用回
数の情報を変更可能に構成されたものである。
【0014】請求項5の生産設備の制御装置は、請求項
1の発明において、稼働状況に関する情報は、制御装置
の故障に関する情報であり、前記所定情報は、故障補修
に関する情報であることを特徴とするものである。請求
項6の生産設備の制御装置は、請求項4又は請求項5の
発明において、前記複数の第1制御手段とこれらに対応
する第2制御手段は、分散型制御体系を構成しているこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【発明の作用及び効果】請求項1の生産設備の制御装置
においては、複数の生産装置からなる生産設備を制御す
る為に、複数の第1制御手段は、複数の生産装置を夫々
制御し、第2制御手段は、これら複数の第1制御手段を
統括的に制御し、第3制御手段は、複数の第2制御手段
を統括的に制御する。第2制御手段は、各第1制御手段
から生産装置の稼働状況に関する情報を収集して所定情
報を作成し、この所定情報のうちの各第1制御手段に対
応する情報をその第1制御手段に出力するとともに所定
情報を第3制御手段に出力する。
【0016】このように、第2制御手段に、各第1制御
手段から生産装置の稼働状況に関する情報を収集させる
ので、生産設備の稼働状況に関する情報の一元的管理が
可能となるため、情報処理負荷を全体として軽減でき
る。また、第2制御手段において生産設備の稼働状況に
関する情報から作成した所定情報のうち、各第1制御手
段に対応する情報をその第1制御手段に出力するため、
各第1制御手段に必要な情報を夫々供給できるから、前
記一元的管理に伴う欠点を解消して各第1制御手段へ必
要な情報を供給できる。また、第2制御手段から第3制
御手段へ前記所定情報を出力することで、第2制御手段
からその上位の第3制御手段へ所定情報を供給して、所
定情報を有効活用することができる。
【0017】請求項2の生産設備の制御装置において
は、請求項1と同様の作用・効果を奏するが、各第1制
御手段は、それが設けられた生産装置を制御し、第2制
御手段は、複数の第1制御手段をデータ通信ネットワー
クを介して統括的に制御し、生産管理用ホストコンピュ
ータである第3制御手段は、複数の第2制御手段をデー
タ通信ネットワークを介して統括的に制御する。従っ
て、複数の第1制御手段と、第2制御手段間の情報伝達
を円滑に行え、複数の第2制御手段と、生産管理用ホス
トコンピュータである第3制御手段との間の情報伝達を
円滑に行うことができる。
【0018】請求項3の生産設備の制御装置において
は、請求項1と同様の作用・効果を奏するが、前記稼働
状況に関する情報は、各ツールのツール使用回数をカウ
ントする為の情報であり、第1制御手段は、第2制御手
段から受けるツール使用回数の情報をディスプレイに表
示出力し、第3制御手段は、前記所定情報に基づいて、
交換すべきツールのリストを作成する。それ故、第2制
御手段において生産設備の各ツールのツール使用回数を
把握できるうえ、第1制御手段ではそれが設けられた生
産装置における各ツールのツール使用回数の情報を表示
出力して、ツール交換を円滑に行うことができる。
【0019】請求項4の生産設備の制御装置において
は、請求項1と同様の作用・効果を奏するが、前記稼働
状況に関する情報は、各ツールのツール使用回数をカウ
ントする為の情報であり、前記所定情報は、各ツールの
使用回数及び設定使用回数の情報であり、第2制御手段
は、各ツールの設定使用回数の情報を変更可能に構成さ
れている。従って、第1制御手段において、該当する生
産装置の各ツールの使用回数及び設定使用回数の情報を
得て、ツール交換を円滑に行うことができるうえ、第3
制御手段においては、生産設備全体の各ツールの使用回
数及び設定使用回数の情報に基づいて、ツール購入品リ
スト等を簡単に作成することができる。
【0020】請求項5の生産設備の制御装置において
は、請求項1と同様の作用・効果を奏するが、稼働状況
に関する情報は、制御装置の故障に関する情報であり、
前記所定情報は、故障補修に関する情報である。従っ
て、生産設備の故障に関する情報を第2制御手段で一元
的に管理し、その故障補修に関する情報を故障が発生し
た生産装置の第1制御手段に供給でき、また、故障補修
に関する情報を第3制御手段に供給して、部品購入品リ
スト等を作成するのに活用できる。
【0021】請求項6の生産設備の制御装置において
は、請求項4又は請求項5と同様の作用・効果を奏する
が、前記複数の第1制御手段とこれらに対応する第2制
御手段は、分散型制御体系を構成しているため、各第1
制御手段における制御の自由度、第2制御手段における
制御の自由度が高まる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。本実施例は自動車製造工場における複数
の生産装置によりワークに複数種類の切削加工を自動的
に施す1つの生産設備の制御装置に本発明を適用した場
合の一例であり、この生産設備の制御装置は、ツール管
理と故障管理を改善したものである。
【0023】図1に示すように、この生産設備1は、n
個の生産装置M1〜Mnをライン状に配置した生産ライ
ンであって、ワークに複数種類の切削加工を自動的に施
す為の切削加工ラインである。各生産装置M1〜Mn
は、それに付随するコントローラC1〜Cnで夫々自動
制御されて自動的に切削加工を行うトラスンファマシン
である。ワークはパレットに載置固定した状態で、生産
設備1の搬送路に沿って搬送され、各生産装置M1〜M
nおいて予め設定された切削加工が実行され、次の生産
装置M1〜Mnに移送される。
【0024】生産装置M1〜Mnには、シーケンサーユ
ニットS1〜Sn(この各々が、第1制御手段に相当す
る)が夫々設けられ、シーケンサーユニットS1〜Sn
は、対応するコントローラC1〜Cnに夫々信号授受可
能に接続されている。図2に示すように、各シーケンサ
ーユニットS1〜Snは、プログラマブルロジックコン
トローラ(PLC)からなるシーケンサー2と、そのキ
ーボード3と、CRTディスプレイ4等で構成されてい
る。
【0025】前記シーケンサーユニットS1〜Snは、
データ通信ネットワーク6により、プログラマブルロジ
ックコントローラ(PLC)からなる主コントローラ7
(これが、第2制御手段に相当する)に信号授受可能に
接続され、主コントローラ7には、キーボード8と、C
RTディスプレイ9と、プリンタ10とが付随的に設け
られ、主コントローラ7は、シーケンサーユニットS1
〜Snを統括的に制御する。そして、主コントローラ7
と複数のシーケンサー2は、分散型制御体系を構成して
いる。複数の生産設備1を夫々制御する複数の主コント
ローラ7は、データ通信ネットワーク11により、生産
管理用のホストコンピュータ12(第3制御手段に相当
する)に信号授受可能に接続され、ホストコンピュータ
12には、キーボード13と、CRTディスプレイ14
と、プリンタ15とが付随的に設けられ、ホストコンピ
ュータ12は、複数の主コントローラ7を統括的に制御
する。
【0026】前記各シーケンサーユニットS1〜Snの
シーケンサー2には、少なくとも、後述の加工回数情報
出力制御(図3参照)、故障情報出力制御(図7参
照)、等の制御プログラムが予め格納されている。前記
加工回数情報出力制御は、各生産装置M1〜Mnにおけ
る各ヘッドの各刃具の加工回数(使用回数)をカウント
する為の情報を主コントローラ7に出力する制御であ
り、生産装置M1〜Mnの稼働中には、各シーケンサー
2において、夫々、常時所定微小演算周期毎に実行され
る制御である。尚、前記刃具とは、切削加工用工具のこ
とである。
【0027】次に、この加工回数情報出力制御のルーチ
ンについて、シーケンサーユニットS1のシーケンサー
2で行う制御を例として、図3のフローチャートを参照
して説明する。尚、フローチャート中の符号Si(i=
1,2,・・・)は各ステップを示す。この制御が開始
されると、最初にコントローラC1から種々のデータを
読込み(S1)、次に、刃具自動交換制御によりヘッド
に対する刃具交換が実行されたか否か判定し(S2)、
その判定が No のときはS1へリターンし、その判定が
Yes のときには、刃具自動交換制御における制御情報か
ら、ヘッドNo. と、刃具No. とがメモリに格納され(S
3)、その後S1へリターンする。
【0028】次に、S2の判定が No のときは、S4に
おいてコントローラC1における制御情報から1回分の
切削加工が完了したか否か判定し、その判定が No のと
きはS1へリターンし、また、その判定がYes のとき、
つまり、1回分の切削加工が完了したときには、S5に
おいて、生産装置No. と、ヘッドNo. と、刃具No. と、
カウント指令とを含む加工回数カウントデータが、主コ
ントローラ7へ出力され、その後S1へリターンする。
以上のような加工回数情報出力制御が、各シーケンサー
ユニットS1〜Snのシーケンサー2によって常時実行
されるので、主コントローラ7においては、生産装置M
1〜Mn毎に、ヘッド毎に、刃具毎に、切削加工の加工
回数をカウントしていくことができる。
【0029】前記主コントローラ7には、生産装置M1
〜Mn毎に、ヘッド毎に、刃具毎に、切削加工の加工回
数をカウントする為の複数の刃具カウンタが設けられて
おり、以下に説明するような加工回数カウント制御(図
4参照)が、生産設備1の稼働中には常時所定微小演算
周期毎に実行される。図4において、この制御が開始さ
れると、複数のシーケンサーユニットS1〜Snのシー
ケンサー2から各種データの読込み実行され(S1
0)、次に、加工回数カウントデータが読み込まれたか
否か判定し(S11)、その判定がYes のときには、そ
の加工回数カウントデータに対応する刃具カウンタが1
つインクリメントされ(S12)、その後S10へリタ
ーンする。図5は、これら刃具カウンタと、そのカウン
ト値(現在値)と、各刃具毎に予め設定された加工回数
限界値(これが、設定加工回数に相当する)とを、示す
ものである。そして、主コントローラ7において、キー
ボード8からのデータ入力を介して、加工回数限界値を
変更設定できるように構成してある。
【0030】ここで、図示省略したが、主コントローラ
7は、前記加工回数カウント制御と並行して、各刃具カ
ウンタの現在値が限界値に達したか否かの判定を実行
し、現在値が限界値に達した場合には、該当するシーケ
ンサーユニットS1〜Snに、該当する刃具を新品の刃
具に交換すべき旨の警報を送信出力する。この警報と共
に、ヘッドNo. 、現在値、限界値等のデータを送信出力
するため、ディスプレイ4に表示して参照することがで
きる。更に、主コントローラ7は、各シーケンサーユニ
ットS1〜Snからの指令に応じて、該当する生産装置
におけるヘッドNo. 、刃具No. 、現在値、限界値等のデ
ータを送信出力する。そして、各シーケンサーユニット
S1〜Snにおいて、これらの情報を受信してディスプ
レイ4に表示させた状態において、現在値をリセットす
ることができ、そのリセットが実行されると、そのリセ
ットに関するデータが、主コントローラ7に送信出力さ
れ、該当する刃具カウンタの現在値がリセットされる。
即ち、刃具を新品の刃具と交換した場合には、現在値を
リセットする必要があるからである。
【0031】次に、ホストコンピュータ12において実
行される交換刃具リストアップ制御について、図6を参
照しつつ説明する。ホストコンピュータ12には、日
別、週別、月別の生産計画情報が格納されており、ま
た、ホストコンピュータ12には、加工対象の複数のワ
ーク毎の切削加工管理情報(使用する刃具、加工回数、
等)も格納されている。この交換刃具リストアップ制御
が開始されると、最初に、日別の生産計画情報から、次
回8時間分(つまり、翌日分)の生産計画情報が読み込
まれ(S20)、次に、生産装置毎、ヘッド毎、刃具毎
に、次回8時間分の加工回数ΔNが予測演算され(S2
1)、次に、主コントローラ7から、生産装置毎、ヘッ
ド毎、刃具毎に、加工回数の現在値Nが読み込まれ(S
22)、次に、生産装置毎、ヘッド毎、刃具毎に、加工
回数の予測値NEが、NE=(N+ΔN)として演算さ
れ(S23)、次に、生産装置毎、ヘッド毎、刃具毎
に、予測値NE≧NL(限界値)となる刃具がリストア
ップされ(S24)、次に、S24において演算された
リストアップ品がプリンタ15を介してプリント出力さ
れる(S25)。従って、プリントされた刃具のリスト
に基づいて、交換対象の刃具を倉庫から生産設備1へ配
送することができるし、また、購入すべき刃具について
は発注することができる。
【0032】次に、各シーケンサーユニットS1〜Sn
において実行される故障情報出力制御のルーチンについ
て、シーケンサーユニットS1のシーケンサー2で行う
制御を例として、図7のフローチャートを参照して説明
する。尚、この制御は、生産装置M1の稼働中には常時
所定微小演算周期毎に実行される。この制御が開始され
ると、最初に故障に関する各種データが、コントローラ
C1から読み込まれ(S30)、次に、そのデータに基
づいて故障発生か否か判定し(S31)、その判定がNo
のときはS30へリターンし、故障発生と判定したとき
には、キーボード3から各種データが読込まれる(S3
2)。
【0033】ここで、故障発生の際、オペレータは、生
産装置M1における故障部品、故障態様等を調べてか
ら、例えば、図8に図示のような故障コードリストを参
照して発生した故障に該当する故障コードデータを、キ
ーボード3から入力するものとする。前記故障コードリ
ストには、故障部位又は故障部品(部品名、部品No. )
を特定する故障コードと、故障態様(補修可能、新規部
品必要、等)を特定する故障コードとが多数列挙してあ
り、オペレータは、これら2種の故障コードデータを入
力する。次に、S33において故障コードデータが入力
されたか否か判定して、入力されるまで待ち、故障コー
ドデータが入力されると、その故障コードデータが主コ
ントローラ7に送信出力され(S34)、次に、各種デ
ータが読み込まれ(S35)、そのデータに基づいて故
障が解消した否か判定し(S36)、その判定がYes に
なるまでS35、S36を繰り返し、その判定がYes に
なると、S30へリターンする。
【0034】このようにして、各生産装置M1〜Mnに
おける故障情報(故障部位又は故障部品名、故障態様)
が主コントローラ7に送信出力され、主コントローラ7
においては、故障を補修する為の新規部品が、予め更新
しつつ格納されているストック部品リストに有るか否か
判定し、その判定結果及び部品名、部品番号等のデータ
を、該当するシーケンサーユニットS1〜Snのシーケ
ンサー2に送信出力する一方、同様のデータを、ホスト
コンピュータ12へ送信出力する。従って、ホストコン
ピュータ12においては、故障する部品の在庫管理や、
部品購入リストの作成を簡単に行うことができるように
なる。
【0035】以上説明した生産設備の制御装置の作用・
効果について説明する。前記主コントローラ7に、生産
装置M1〜Mn毎、ヘッド毎、刃具毎の刃具カウンタを
設け、各生産装置M1〜MnのシーケンサーユニットS
1〜Snのシーケンサー2から主コントローラ7にヘッ
ド毎、刃具毎の加工回数の情報を送信して、刃具の加工
回数情報を主コントローラ7において一元管理するの
で、刃具交換に関する情報処理負荷の合計負荷を軽減す
ることができる。
【0036】しかも、刃具の交換に関連する情報を、主
コントローラ7から各シーケンサー2に送信するため、
前記一元管理に伴う弊害が生じることもない。また、主
コントローラ7からホストコンピュータ12に対して、
生産装置M1〜Mn毎、ヘッド毎、刃具毎の加工回数の
情報を送信して、ホストコンピュータ12において交換
すべき刃具のリストを作成するため、加工回数の情報を
有効活用できる。また、各シーケンサー2において、刃
具を交換した際に、刃具カウンタのカウント値(現在
値)をリセットできるため有利であるし、また、主コン
トローラ7において、刃具の限界加工回数を変更設定で
きるため有利である。
【0037】更に、故障情報に関して、各生産装置M1
〜Mnの故障に関する情報を主コントローラ7に収集し
て、その情報を一元管理できるため、故障に関する情報
処理負荷の合計負荷を軽減することができる。そして、
故障に関する情報から作成した故障補修に関する情報を
各シーケンサー2に送信したり、ホストコンピュータ1
2に送信したりできるため、交換部品の配送、部品購入
等に伴う種々の管理業務の負荷を軽減できる。
【0038】尚、以上説明した実施例の一部に種々の変
更を付加した態様で実施できることは勿論であり、例え
ば、刃具カウンタの現在値が、警告値(例えば、加工回
数限界値の95%の値)に達した時点で、該当するシー
ケンサー2に警報を出力して刃具の交換を促すように構
成したり、故障コードを、各コントローラC1〜Cnか
ら出力される故障コードと共通化したり、するように構
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る生産設備の制御装置の全
体構成図である。
【図2】シーケンサーユニットの構成を示すブロック図
である。
【図3】加工回数情報出力制御のフローチャートであ
る。
【図4】加工回数カウント制御のフローチャートであ
る。
【図5】刃具カウンタ等の内容説明用の図表である。
【図6】交換刃具リストアップ制御のフローチャートで
ある。
【図7】故障情報出力制御のフローチャートである。
【図8】故障コードリストの内容説明用の図表である。
【符号の説明】
1 生産設備 M1〜Mn 生産装置 S1〜Sn シーケンサーユニット 2 シーケンサー 6 データ通信ネットワーク 7 主コントローラ 8 キーボード 9 CRTディスプレイ 11 データ通信ネットワーク 12 ホストコンピュータ 15 プリンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の生産装置からなる生産設備を制御
    する為に、複数の生産装置に夫々設けられた複数の第1
    制御手段と、これら複数の第1制御手段を統括的に制御
    する第2制御手段と、複数の第2制御手段を統括的に制
    御する第3制御手段とを備えた生産設備の制御装置にお
    いて、 前記第2制御手段は、各第1制御手段から生産装置の稼
    働状況に関する情報を収集して所定情報を作成し、この
    所定情報のうちの各第1制御手段に対応する情報をその
    第1制御手段に出力するとともに前記所定情報を第3制
    御手段に出力するように構成されたことを特徴とする生
    産設備の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記各第1制御手段は、それが設けられ
    た生産装置を制御するように構成され、第2制御手段
    は、複数の第1制御手段をデータ通信ネットワークを介
    して統括的に制御するように構成され、第3制御手段
    は、複数の第2制御手段をデータ通信ネットワークを介
    して統括的に制御する生産管理用ホストコンピュータで
    構成されたことを特徴とする請求項1に記載の生産設備
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記稼働状況に関する情報は、各ツール
    のツール使用回数をカウントする為の情報であり、第1
    制御手段は、第2制御手段から受けるツール使用回数の
    情報をディスプレイに表示出力するように構成され、第
    3制御手段は、前記所定情報に基づいて、交換すべきツ
    ールのリストを作成するように構成されたことを特徴と
    する請求項1に記載の生産設備の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記稼働状況に関する情報は、各ツール
    のツール使用回数をカウントする為の情報であり、前記
    所定情報は、各ツールの使用回数及び設定使用回数の情
    報であり、第2制御手段は、各ツールの設定使用回数の
    情報を変更可能に構成されたことを請求項1に記載の生
    産設備の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記稼働状況に関する情報は、制御装置
    の故障に関する情報であり、前記所定情報は、故障補修
    に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の
    生産設備の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の第1制御手段とこれらに対応
    する第2制御手段は、分散型制御体系を構成しているこ
    とを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の生産設備
    の制御装置。
JP6289099A 1994-03-29 1994-10-27 生産設備の制御装置 Pending JPH08126940A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111451839A (zh) * 2019-01-22 2020-07-28 发那科株式会社 机床的工具管理系统
US11556901B2 (en) 2019-01-22 2023-01-17 Fanuc Corporation Preventive maintenance system of machine tool

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