JPH08126018A - マルチディスプレイ装置及び自動調整システム - Google Patents

マルチディスプレイ装置及び自動調整システム

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JPH08126018A
JPH08126018A JP6264976A JP26497694A JPH08126018A JP H08126018 A JPH08126018 A JP H08126018A JP 6264976 A JP6264976 A JP 6264976A JP 26497694 A JP26497694 A JP 26497694A JP H08126018 A JPH08126018 A JP H08126018A
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display
convergence
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digital
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Application number
JP6264976A
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English (en)
Inventor
Fumio Haruna
史雄 春名
Taiji Noguchi
泰司 野口
Yuichiro Kimura
雄一郎 木村
Takanori Komatsu
孝憲 幸松
Fumio Inoue
文夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチディスプレイ装置の設置時、各ディス
プレイを積み重ねた時に生じる構造的な設置ずれ、及び
調整ばらつき等の影響で、各ディスプレイ間の画像表示
位置にずれが生じる。この画像表示位置のずれを自動的
に調整することを目的とする。 【構成】 各ディスプレイ単体1a,1b……1fのコ
ンバーゼンス、表示位置調整は検出素子13a,13b
……13hを用いて並行して行い、その調整後、カメラ
2によりマルチ画面全体を取り込み、ディスプレイ間の
画像表示位置ずれを個々に検出して、これを補正するこ
とで、ディスプレイを積み重ねたときに生じる表示位置
ずれを自動的にかつ迅速に調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の投写形または
直視形ディスプレイを組み合わせて一つの画面を構成す
るマルチディスプレイ装置に係り、特にカメラ及び光検
出素子を用いて位置の調整を行う自動調整システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】投写形ディスプレイを複数個組み合わせ
たマルチディスプレイ装置は、単体の大画面ディスプレ
イよりも奥行きが短く、輝度が高い為、イベント会場や
ショールーム等で多く用いられている。一般に投写形デ
ィスプレイでは、スクリーンへの入射角度が各色の投写
管で異なるため、表示画面上で色ずれ、歪み、画像表示
位置ずれ等が生じる。これら色ずれ等を画面上の各位値
で精度良く一致させるためにコンバーゼンス補正装置が
用いられる。この補正装置には、例えば特開昭57−2
12492号公報に開示されているように、高精度な調
整を可能にしたディジタルコンバーゼンス補正装置が挙
げられる。
【0003】しかしながら、上記装置においては、コン
バーゼンス調整を行う際に調整者が画面上のコンバーゼ
ンスずれを見て手で調整しなければならないため、熟練
した調整者が必要である。そこで、例えば特開平4−1
70190号公報のように、画面上に複数個の検出素子
を設け、この検出素子から得られる情報を基にコンバー
ゼンス調整を自動的に行う装置が提案されている。また
特開昭56−157188号公報のように画面上の色ず
れをビデオカメラで検出し、これを基にコンバーゼンス
調整を自動的に行う装置も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記コンバ
ーゼンス補正装置をマルチディスプレイ装置に適用する
と、各ディスプレイを積み重ねた時に、調整ばらつき
や、上下及び左右のディスプレイ間での構造的な設置ず
れ等によって表示画像の不連続が生じる可能性がある。
【0005】このような表示装置ずれを自動的に調整し
たい時、検出素子による調整方式では、各素子がディス
プレイ内部に設置されているため、ディスプレイ間の位
置ずれを検出することができず調整できない。一方ビデ
オカメラによる調整方式では、カメラの取り込み範囲を
マルチ画面全体にすることでディスプレイ内の色ずれと
ディスプレイ間の画像表示装置ずれを同じに調整するこ
とが可能である。しかし、カメラの分解能に制限がある
ためマルチの画面数が多くなるほど調整精度は悪くなっ
てしまう。またカメラの取り込み範囲をディスプレイ1
台分とし、1台ずつ画面内の色ずれ、歪みを調整した後
に、各ディスプレイ間の画像表示装置位置ずれを再度カ
メラで検出し、補正する方法もあるが、ディスプレイを
1台ずつシリアルに調整する必要があるため時間がかか
ってしまう。
【0006】本発明の目的は、検出素子による調整とカ
メラによる調整を併用することで上記問題を解決し、デ
ィスプレイ内のコンバーゼンス、歪み、表示装置、及び
ディスプレイ間の歪み、表示装置を調整することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチディスプ
レイ装置は、画面上あるいは画面周辺部の非表示領域表
示光路上、のどちらか一方或いはその両方の複数個所に
接地されたフォトダイオード、フォトトランジスタ、太
陽電池、またはアモルファスシリコン太陽電池などの光
電変換素子と、該光電変換素子から出力されるアナログ
信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル
変換手段と、コンバーゼンス補正データを記憶する第1
の記憶手段と、該第1の記憶手段の補正データを変化さ
せて画面位置の調整を行う自動調整手段と、走査に応じ
て補正データを読み出すアドレス発生手段と、読み出さ
れた補正データからコンバーゼンス補正波形を作成する
波形作成手段と、自動調整用のパターン発生手段と、を
具備したディジタルコンバーゼンス調整手段を備える各
投写形ディスプレイと、前記複数個の投写形ディスプレ
イの位置ずれ、コンバーゼンスずれ等の画像歪みを検出
するカメラと、該カメラの出力信号を格納する第2の記
憶手段と、該第2の記憶手段に格納されたデータを比較
・演算する演算手段と、該演算手段により計算された補
正データを前記ディジタルコンバーゼンス調整手段へ転
送するI/F手段とを備える。
【0008】
【作用】そして、マルチディスプレイ装置は、第1の調
整として、前記ディジタルコンバーゼンス調整手段が光
電変換素子を用いて、各ディスプレイ単体のコンバーゼ
ンス調整を行った後、第2の調整として、前記カメラを
用いてディスプレイ間の位置ずれを検出し、演算手段で
補正データを計算した後これを前記ディジタルコンバー
ゼンス調整手段へ送信し、該ディジタルコンバーゼンス
調整手段が前記補正データを基にディスプレイ間の位置
ずれ調整を行うことにより自動的に調整される。
【0009】本発明によれば、ディスプレイ内のコンバ
ーゼンス、表示位置調整は同時に並行して行えるため、
カメラでディスプレイを1台ずつ調整したときと比べ調
整時間を短くできる。またカメラはディスプレイ間の表
示位置ずれのみを検出すればよいので、マルチディスプ
レイ画面全体を取り込んで調整できる。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を説明する。図1はマ
ルチディスプレイの位置自動調整システムの構成例であ
る。図1において1a〜1fはそれぞれ投写形ディスプ
レイであり、6面のマルチディスプレイを構成してい
る。12は投写管、11はコンバーゼンス補正を行うデ
ィジタルコンバーゼンス補正回路、13a〜13hはフ
ォトダイオード、フォトトランジスタ、太陽電池、アモ
ルファスシリコン太陽電池などの光検出素子(光電変換
素子、光検出器、光センサ)である。2はマルチディス
プレイ画面の表示位置ずれを検出するためのビデオカメ
ラ、3は制御ユニットで、ビデオカメラ2より送られる
映像信号を記憶する記憶手段31と、記憶手段31の内
容をとりだし比較、演算を行う演算手段32と、演算手
段32で計算したディスプレイ間の位置ずれ補正量を各
ディスプレイのディジタルコンバーゼンス補正回路11
へ送信するI/F手段33を有する。I/F手段33か
らディジタルコンバーゼンス補正回路11への転送方法
は例えばRS−232C通信を利用すれば良い。
【0011】図2はディジタルコンバーゼンス補正回路
11の詳細な構成例を示す図である。図1の構成と同じ
ものについては同じ番号を記している。図2において、
116は光検出素子13の受光部上で水平及び垂直の位
置調整を行うためパターンを発生するパターン発生手
段、114は光検出素子13より得られる電気信号をデ
ィジタル量に変換するアナログ/ディジタル変換手段
(A/D変換手段)、112はコンバーゼンス補正を行
うための補正データを記憶するメモリ、113はコンバ
ーゼンス補正量を演算しメモリ112上の補正データを
変化させて画面表示位置の調整を行う自動調整手段、1
10は同期信号の入力端子、111は同期信号から画面
の走査位置に応じたアドレスを発生させるアドレス発生
手段、115はメモリ112から読み出された補正デー
タからコンバーゼンス補正波形を作成する波形作成手
段、14はコンバーゼンスヨーク121(以下、CYと
呼ぶ)を駆動するCY駆動手段、12は投写管、9は投
写された画像の表示領域、10は走査領域である。また
補正波形の出力段にあたるメモリ112、波形発生手段
115、CY駆動手段121、及び投写管12は赤、
緑、青それぞれ独立に存在している。
【0012】最初に基本的なコンバーゼンス補正の動作
について説明する。まず、アドレス発生手段111は画
面走査に応じてアドレス信号を発生し、メモリ112内
の補正データを順次読み出している。波形作成手段11
5では、読み出された補正データをもとにディジタル/
アナログ変換、補間等を行い各画面位置に応じたコンバ
ーゼンス補正波形が作成される。該コンバーゼンス補正
波形はCY駆動手段14でCY121に供給するための
電流信号に変換されCY121に供給される。CY12
1ではコンバーゼンス補正波形に応じた補正磁界を発生
させ、カラー投写形TV装置のコンバーゼンス補正がな
される。
【0013】次にマルチディスプレイの位置自動調整時
の各構成手段の動作について述べる。図3はマルチディ
スプレイ位置自動調整の全体のフローチャートである。
まずステップST1では光検出素子を用いてディスプレ
イ単体のコンバーゼンス調整を行い、次にステップST
2ではカメラによりマルチ画面全体を取り込み、ディス
プレイ間のつなぎ部分の画像表示の位置ずれを検出して
補正する。以下、光検出素子を用いた調整と、カメラを
用いた調整について詳しく説明する。まず光検出素子を
用いたディスプレイ単体のコンバーゼンス調整について
説明する。図4は光検出素子によるコンバーゼンス調整
のフローチャートである。
【0014】図4において、まず、ステップSTA1で
は、水平位置を調整するための水平パターンが各光検出
素子付近に映出される。ステップSTA2では、A/D
処理手段114により各光検出素子13a〜13hの出
力をA/D変換する。ステップSTA3では垂直位置を
調整するための垂直パターンが光検出素子周辺部に映出
される。ステップSTA4では、A/D処理手段114
により各光検出素子13a〜13hの出力をA/D変換
する。ステップSTA5では、自動調整手段113によ
り、ステップSTA2及びステップSTA4で変換した
データから水平及び垂直の補正データを計算し、この補
正データがメモリ112に記憶され、コンバーゼンス調
整が行われる。
【0015】ここで画面の中央部は光検出素子を備えて
いないため、自動調整手段113が画面中央部の色ずれ
を周辺部の色ずれ量より推測し、その補正量を計算す
る。次にステップSTA6では、各光検出素子について
調整が終了したか否かの判定がなされる。終了していな
い場合には、ステップSTA1に戻り、調整が繰り返さ
れる。終了した場合には、通常画面に戻して自動調整が
終了する。
【0016】図5は自動調整時にパターン発生手段11
6で映出する調整パターンの第1の例を示した図であ
る。図5(a)は水平位置を調整するための水平パター
ン、図5(b)は垂直位置を調整するための垂直パター
ンをそれぞれ示している。図5のパターンを用いて調整
するときは、パターンのエッジ位置を光検出素子の受光
部に重なるように収束させることによって調整してい
く。図6はエッジ位置付近での調整パターンの表示位置
と光検出素子13の検出信号の関係を示した図である。
パターンの低輝度部と高輝度部の境界(エッジ)で急峻
に検出信号が変化する。このため、高輝度部と低輝度部
のたとえば中央をエッジ位置と判断する。
【0017】ここで調整パターンは図5のようなパター
ンである必要はない。図7は第2の調整パターンの例を
示したもので、このパターンは特に、位置ずれが非常に
大きいときに、そのエッジ位置を確実に光検出素子の受
光部に重ねることができる利点がある。以上のように調
整することでディスプレイ単体のコンバーゼンス調整を
自動的に行うことができる。又各ディスプレイのコンバ
ーゼンス自動調整は独立して同時に開始させることがで
きるため、マルチディスプレイの面数にかかわりなく迅
速な調整が可能である。さらに、各光検出素子の位置を
独立に調整することにより、ダイナミックな歪み、コン
バーゼンス調整が可能である。
【0018】次にカメラを用いたディスプレイ間のつな
ぎ目の画像表示位置ずれ調整について説明する。図8は
その調整フローチャートである。また図9は表示位置ず
れ調整用パターンの例である。図9(a)はディスプレ
イ間の水平方向の位置ずれ調整用パターン、また図9
(b)は垂直方向の位置ずれ調整用パターンである。
【0019】図8において、まず、ステップSTB1で
は、画像表示位置ずれ調整用パターンを表示させる。こ
れは既存のパターン発生装置あるいはディジタルコンバ
ーゼンス補正回路11内のパターン発生手段116を用
いればよい。ステップSTB2では調整の基準となるデ
ィスプレイを設定する。これは水平方向の位置ずれ調整
の場合、マルチディスプレイの中央列に位置するディス
プレイ、例えば図9のような6面マルチではディスプレ
イ1b、及び1eを基準ディスプレイとし、このディス
プレイ1b、及び1eの調整パターンと他のディスプレ
イ1a、1d、1c、1fの調整パターンが連続してつ
ながるように以下調整を行っていく。
【0020】垂直方向の位置ずれ調整の場合、マルチデ
ィスプレイの中央行に位置するディスプレイ、例えば図
9のような6面マルチではディスプレイ1d、1e、及
び1fを基準ディスプレイとし、これらの調整パターン
と他のディスプレイ1a、1d、1cの調整パターンが
連続してつながるように以下調整を行っていく。ステッ
プSTB3では図9のパターンを表示したマルチ画面全
体をビデオカメラ2で撮影し、記憶手段31はその映像
信号を記憶する。
【0021】ここでマルチディスプレイの面数が増える
とディスプレイ1台当たりの画面取り込み面積が減少す
るため、小さなドットや線、あるいは四角パターンだと
調整精度が悪くなるが、図9のような大きなパターンの
場合、そのエッジを判断しやすく調整精度も維持するこ
とができる。ステップSTB4では、演算手段32が、
まず取り込んだ画像データより各ディスプレイの調整パ
ターンのエッジを検出し、ディスプレイのつなぎ部での
調整パターンのエッジ座標を計算する。
【0022】図10は調整パターンのエッジ付近のカメ
ラの画像と輝度検出量を示した図である。図10よりパ
ターンの低輝度部と高輝度部の境界(エッジ)では急峻
に輝度検出量が変化する。演算手段32は、この高輝度
部と低輝度部のたとえば中央部をエッジであると判断
し、その座標を計算する。次に演算手段32は基準ディ
スプレイのエッジ座標を基に他のディスプレイの補正量
を計算する。
【0023】図11は水平位置調整用パターンを表示し
た時にディスプレイ1dと1eの間に画像表示位置ずれ
が生じている例を示したものである。図中のディスプレ
イ1dの場合、エッジBがディスプレイ1eのエッジA
と同じ座標に移動させるための補正量を演算手段32が
計算する。他のエッジ部も同様に計算する。ただし、
赤、緑、青の色ずれは光検出素子で既に調整済みなの
で、ここでは赤、緑、青3色の補正量は同じでよい。
【0024】ステップSTB5では、I/F手段33
が、補正量をディスプレイ1b、1d、1fのディジタ
ルコンバーゼンス補正回路11に転送する。ステップS
TB6では、自動調整手段113が転送された補正デー
タによりメモリ112上の所定のアドレスデータを変更
する。ステップSTB7ではディスプレイ1b、1d、
1fの調整が終了したか否かの判定がなされる。終了し
ていない場合には、ステップSTB3に戻り、調整が繰
り返される。終了した場合も、残るディスプレイ1a、
1cを調整するためステップSTB3に移る。全てのデ
ィスプレイの調整が終了したらステップSTB8に移
り、調整パターン表示を終えて、通常画面に戻し、カメ
ラによる自動調整を終了する。
【0025】このように生じるディスプレイ間の画像表
示位置ずれをカメラで検出しディジタルコンバーゼンス
補正回路11が調整することで、ディスプレイ間の画像
表示位置ずれを調整することができる。以上のようにま
ず各ディスプレイ単体のコンバーゼンス、表示位置調整
は検出素子を用いて並行して行い、前記調整後、カメラ
によりマルチ画面全体を取り込み各ディスプレイ間の画
像表示位置ずれを個々に検出して、これを補正すること
で、マルチディスプレイのコンバーゼンス、画像表示位
置ずれ等の調整を効率よく迅速に行うことができる。
【0026】次に本発明の第2の実施例を説明する。本
実施例の特徴はカメラにより各ディスプレイ中央部のコ
ンバーゼンス調整も行うことである。第1の実施例で説
明した光検出素子によるコンバーゼンス自動調整では、
前述したように画面中央部に光検出素子を設けることが
できないため、その補正量は周辺部の補正量より推測し
て計算している。その場合、局所的な歪みなどにより、
画面中央部は必ずしも正確に調整されているとは限らな
い。そこでカメラで画面中央部のコンバーゼンスずれを
検出し、光検出素子と合わせて補正量を計算すること
で、画面中央部の調整精度を向上させることができる。
【0027】本実施例の動作を以下説明する。位置自動
調整システムの構成は図1と同じである。図12に本実
施例の第1の調整用パターンを示す。この調整パターン
の特徴は画面中央部に四角パターンを設けていること
で、この四角パターン部を用いて画面中央部のコンバー
ゼンスずれをビデオカメラ2で検出して調整する。図1
3に本実施例の全体の調整フローチャートを示す。ステ
ップSTC1及びステップSTC2は図3のステップS
T1及びステップST2と同じで、ディスプレイ単体の
コンバーゼンス調整は検出素子を用いて行い、前記調整
後、カメラによりマルチ画面全体を取り込みディスプレ
イ間の画像表示位置ずれを検出して補正する。これは第
1の実施例と同じ動作なので省略する。ステップSTC
3では、図12に示すパターンを表示し、マルチ画面全
体をビデオカメラ2で撮影し、記憶手段31にその映像
信号を記憶させる。
【0028】次に演算手段32がその画像データより各
ディスプレイの画面中央部の四角パターンのエッジを検
出して色ずれ量を計算し、補正量を算出する。この補正
データをI/F手段33より各ディスプレイのディジタ
ルコンバーゼンス補正回路11に送出する。ディジタル
コンバーゼンス補正回路11はこの中央部の補正データ
と周辺部の補正データより画面内部の補正量の演算を再
度行い、メモリ112の所定アドレスの補正データを変
更する。以後の動作は第1の実施例と同じなので省略す
る。
【0029】ここで調整パターンは図12のようなパタ
ーンである必要はない。図14は第2の調整パターンの
例を示したもので、このパターンは画面内部に数ケ所四
角パターンを持っており、図12のパターンに比べ画面
内のコンバーゼンス調整をより調整することができる。
【0030】以上のように、本実施例によれば、カメラ
で画面中央部のコンバーゼンスずれを検出し、光検出素
子と合わせて補正量を計算することで、画面中央部の調
整精度を向上させることができる。また本実施例におい
てステップSTC2とステップSTC3の順番を入れ替
えて調整を行ってもよいことは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、各ディスプレイ単体の
コンバーゼンス、表示位置調整は検出素子を用いて並行
して行い、その調整後、カメラによりマルチ画面全体を
取り込み、各ディスプレイ間の画像表示位置ずれを個々
に検出して、これを補正することで、ディスプレイを積
み重ねた時に生じる表示位置ずれを自動的にかつ迅速に
調整することができる。またディスプレイ内のコンバー
ゼンス調整、及びディスプレイ間の画像表示位置ずれ調
整をすべて自動的に調整できるので、手動調整時のよう
な個人差は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチディスプレイ装置を自動調整するシステ
ムの第1の実施例の構成図。
【図2】ディジタルコンバーゼンス補正回路の構成例を
表す図。
【図3】第1の実施例の全体の調整フローチャート。
【図4】光検出素子を用いたコンバーゼンス補正の調整
フローチャート。
【図5】光検出素子を用いたコンバーゼンス補正の第1
の調整パターン例。
【図6】調整パターンと光検出素子13の検出信号の関
係を示した図。
【図7】光検出素子を用いたコンバーゼンス補正の第2
の調整パターン例。
【図8】カメラを用いたディスプレイ間の画像表示位置
ずれの調整フローチャート。
【図9】カメラを用いたディスプレイ間の画像表示位置
ずれの調整パターン。
【図10】カメラ画素とカメラで検出した輝度量の関係
を示した図。
【図11】ディスプレイ間に画像表示位置ずれがある時
の調整パターン表示状態。
【図12】カメラを用いたディスプレイ内のコンバーゼ
ンスずれの第1の調整パターン。
【図13】第2の実施例の全体の調整フローチャート。
【図14】カメラを用いたディスプレイ内のコンバーゼ
ンスずれの第2の調整パターン。
【符号の説明】
1 投写形ディスプレイ 2 ビデオカメラ 3 制御ユニット 11 ディジタルコンバーゼンス補正回路 12 投写管 13 光検出素子 14 CY駆動手段 31 記憶手段 32 演算手段 33 I/F手段 111 アドレス発生回路 112 メモリ 113 自動調整手段 114 A/D変換手段 115 波形作成手段 116 パターン発生手段 121 CY
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 幸松 孝憲 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 井上 文夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の投写形ディスプレイで構成さ
    れ、前記複数個の投写形ディスプレイを組合せて一つの
    大画面ディスプレイを形成するマルチディスプレイ装置
    であって、 画面上あるいは画面周辺部の非表示領域表示光路上、の
    どちらか一方或いはその両方の複数個所に接地されたフ
    ォトダイオード、フォトトランジスタ、太陽電池、また
    はアモルファスシリコン太陽電池などの光電変換素子
    と、該光電変換素子から出力されるアナログ信号をディ
    ジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段
    と、コンバーゼンス補正データを記憶する第1の記憶手
    段と、該第1の記憶手段の補正データを変化させて画面
    位置の調整を行う自動調整手段と、走査に応じて補正デ
    ータを読み出すアドレス発生手段と、読み出された補正
    データからコンバーゼンス補正波形を作成する波形作成
    手段と、自動調整用のパターン発生手段と、を具備した
    ディジタルコンバーゼンス調整手段を備える各投写形デ
    ィスプレイと、 前記複数個の投写形ディスプレイの位置ずれ、コンバー
    ゼンスずれ等の画像歪みを検出するカメラと、該カメラ
    の出力信号を格納する第2の記憶手段と、該第2の記憶
    手段に格納されたデータを比較・演算する演算手段と、
    該演算手段により計算された補正データを前記ディジタ
    ルコンバーゼンス調整手段へ転送するI/F手段と、を
    具備したマルチディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマルチディスプレイ装置
    の自動調整システムであって、 第1の調整として、前記ディジタルコンバーゼンス調整
    手段が光電変換素子を用いて、各ディスプレイ単体のコ
    ンバーゼンス調整を行った後、第2の調整として、前記
    カメラを用いてディスプレイ間の位置ずれを検出し、演
    算手段で補正データを計算した後これを前記ディジタル
    コンバーゼンス調整手段へ送信し、該ディジタルコンバ
    ーゼンス調整手段が前記補正データを基にディスプレイ
    間の位置ずれ調整を行うことを特徴とするマルチディス
    プレイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のマルチディスプレイ装置
    の自動調整システムであって、 第1の調整として、前記ディジタルコンバーゼンス調整
    手段が光電変換素子を用いて、各ディスプレイ単体のコ
    ンバーゼンス調整を行った後、第2の調整として、前記
    カメラを用いてディスプレイ間の位置ずれを検出し、演
    算手段で補正データを計算した後これを前記ディジタル
    コンバーゼンス調整手段へ送信し、該ディジタルコンバ
    ーゼンス調整手段が前記補正データを基にディスプレイ
    間の位置ずれ調整を行い、第3の調整として、前記カメ
    ラを用いて各ディスプレイの画面中央部のコンバーゼン
    スずれを検出し、演算手段で補正データを計算した後こ
    れを前記ディジタルコンバーゼンス調整手段へ送信し、
    該ディジタルコンバーゼンス調整手段が前記補正データ
    を基に各ディスプレイの画面中央部のコンバーゼンス調
    整を行うことを特徴とするマルチディスプレイ装置の自
    動調整システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のマルチディスプレイ装
    置の自動調整システムであって、 第1の調整として、前記ディジタルコンバーゼンス調整
    手段が光電変換素子を用いて、各ディスプレイ単体のコ
    ンバーゼンス調整を行った後、第2の調整として、前記
    カメラを用いて各ディスプレイの画面中央部のコンバー
    ゼンスずれを検出し、演算手段で補正データを計算した
    後これを前記ディジタルコンバーゼンス調整手段へ送信
    し、該ディジタルコンバーゼンス調整手段が前記補正デ
    ータを基に各ディスプレイの画面中央部のコンバーゼン
    ス調整を行い、第3の調整として、前記カメラを用いて
    ディスプレイ間の位置ずれを検出し、演算手段で補正デ
    ータを計算した後これを前記ディジタルコンバーゼンス
    調整手段へ送信し、該ディジタルコンバーゼンス調整手
    段が前記補正データを基にディスプレイ間の位置ずれ調
    整を行うことを特徴とするマルチディスプレイ装置の自
    動調整システム。
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