JPH08125107A - リードフレームのフィルム貼り付け装置 - Google Patents

リードフレームのフィルム貼り付け装置

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JPH08125107A
JPH08125107A JP26046194A JP26046194A JPH08125107A JP H08125107 A JPH08125107 A JP H08125107A JP 26046194 A JP26046194 A JP 26046194A JP 26046194 A JP26046194 A JP 26046194A JP H08125107 A JPH08125107 A JP H08125107A
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buffer layer
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Satoshi Sasaki
敏 佐々木
Teruyuki Watabiki
輝行 綿引
Takaharu Yonemoto
隆治 米本
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、打ち抜いたフィルムにバリが発生
せず、従ってフィルムを貼り付けたリードフレームのリ
ード部にバリが付着する恐れのないリードフレームのフ
ィルム貼り付け装置の提供を目的とする。 【構成】 本発明のフィルム貼り付け装置は、ダイの表
面に載置されたフィルムを打ち抜きパンチにより所定の
形状に打ち抜くと共にこれを下方のリードフレームに貼
り付けるように構成されており、更にダイの表面には緩
衝層が設けられていて、フィルムはこの緩衝層の上に載
置され、打ち抜かれるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレームのフィ
ルム貼り付け装置に関し、特に貼り付け前のフィルム打
ち抜き段階でのバリ発生を未然に防止することのできる
フィルム貼り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICやLSIを搭載するリードフレーム
においては、リード先端部の段差やシフトを防止するた
めに、短冊状に切断したフィルムをリードフレームのリ
ード先端部に貼り付けるのが一般的であり、又、LOC
(リード・オン・チップ)タイプのものにあっては、リ
ードとチップを貼り付けておくことが多く行われてい
る。
【0003】従来、このようなフィルムの貼り付けに
は、図4に示すような装置が使用されていた。この装置
はエアシリンダ1によって下降する打ち抜きパンチ2
と、打ち抜かれるフィルム6を載置したダイ3と、リー
ドフレーム7を載せて下方に配置されたヒートプレート
5とから構成されており、打ち抜きパンチ2の下降によ
ってフィルム6を所定の形状に打ち抜いてリードフレー
ム7上に供給すると同時に、打ち抜かれたフィルム6を
リードフレーム7に押し付けて熱圧着するように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の貼り
付け装置では、フィルム6の打ち抜きを、打ち抜きパン
チ2の先端部11とダイ3の上部12との間で剪断力を
与えることによって行うことから、フィルム6は打ち抜
き時にパンチ2とダイ3から大きな圧縮応力を受けるこ
とになり、その結果、図5の打ち抜きパンチ2とダイ3
の拡大図に示すように、この大きな圧縮応力がフィルム
6の打ち抜き切断部にクラック9を発生させ、このこと
が原因して切断部に細長い糸バリや微小な切り屑のよう
なバリを発生させることがある。このようなバリが付い
たフィルムをリードフレームに貼り付けることは、飛び
散りやすいバリをリードフレームの微細なリード面に付
着させることにつながり、その結果はボンディング不良
という極めて大きな欠陥を招来させることになる。
【0005】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は打ち抜いた
フィルムにバリが発生せず、従ってリードフレームのリ
ード部へのバリ付着の恐れのないフィルム貼り付け装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】本発明は打ち抜いたフィルムにバリが発生
するのを防止するため、ダイの表面に緩衝層を設け、こ
の上にフィルムを載置して打ち抜くように構成したリー
ドフレームのフィルム貼り付け装置を提供するものであ
る。
【0008】
【作用】ダイの表面に設けられた緩衝層が、打ち抜き時
にフィルムへ作用する圧縮応力を緩和し、引張応力を大
にしてフィルムの打ち抜き切断部におけるクラック発生
を防止する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるリードフ
レームのフィルム貼り付け装置を示す。この装置はエア
シリンダ1によって下降する打ち抜きパンチ2と、この
パンチ2と対をなすダイ3と、ダイ3の表面に設けられ
且つダイ3の打ち抜き形状と同一形状を有するアルミニ
ウム製の緩衝層4と、ダイ3の下方に配置されたヒート
プレート5とから構成され、緩衝層4上には打ち抜かれ
るべきフィルム6が、そしてヒートプレート5の上には
リードフレーム7が夫々載置されている。
【0010】図2は他の実施例における打ち抜きパンチ
とダイ部を拡大したもので緩衝層4の縁部8を円弧状に
した点で図1の実施例と異なる。この円弧形状は打ち抜
き時にフィルム6へ作用する圧縮応力をより滑らかに緩
和するという意味で一層効果的であり、実際的である。
この円弧形状は緩衝層4を構成すべき材料をダイ3の上
に取り付け、パンチ2で打ち抜くことによって自動的に
形成されることが本発明の過程で発見されているが、最
初からこのようにしても良い。緩衝層4の材質としては
アルミニウムや真鍮等の非鉄金属、或いは硬質ゴム等の
弾性体などが使用され、更には一般に剛性樹脂から成る
フィルム6と同じものをダイ3の表面に貼り付け、これ
を打ち抜きパンチ2で打ち抜いたものをそのまま緩衝層
4として利用することも可能である。塗料のコーティン
グによって緩衝層4を構成することは当然考えられる。
【0011】フィルム6の厚さはたとえば30〜100
μm程度であるが、緩衝層4の厚さはフィルム6の厚の
1/5〜5倍の範囲にあることが望ましく、これ以下に
なると緩衝層としての効果が得にくくなり、又逆にこれ
を超えると打ち抜かれたフィルムの寸法にバラツキが生
じやすくなる。
【0012】この装置ではエアシリンダ1が作動して打
ち抜きパンチ2が下降すると、下降したパンチ2がダイ
3の表面の緩衝層4上に載置されたフィルム6を打ち抜
き、更に打ち抜いたフィルム6をヒートプレート5に載
せられたリードフレーム7上へと供給する。そして供給
されたフィルム6は打ち抜きパンチ22に押されてリー
ドフレーム7に対し熱圧着され、貼り付けられる。
【0013】以上の動作において、図3に示すように、
緩衝層4があるために圧縮応力が減少して引張応力が大
になり、クラックが発生しなくなる。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のフィルム貼
り付け装置によれば、ダイの表面に緩衝層が設けられて
いることから、打ち抜きパンチとダイとからフィルムに
加えられる圧縮応力がこの緩衝層によって緩和されるこ
とになり、その結果過大な圧縮応力を原因としたフィル
ムの打ち抜き切断部におけるクラック発生と、これを原
因としたバリ発生、そしてこのことが招いていたボンデ
ィング不良を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す拡大断面図。
【図3】本発明の動作を示す部分拡大図。
【図4】従来のフィルム貼り付け装置を示す断面図。
【図5】従来のフィルム貼り付け装置における打ち抜き
パンチ部とダイ部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 エアシリンダ 2 打ち抜きパンチ 3 ダイ 4 緩衝層 5 ヒートプレート 6 フィルム 7 リードフレーム 8 縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイの表面に載置されたフィルムを打ち
    抜きパンチによって所定の形状に打ち抜き、この打ち抜
    かれたフィルムを下方のリードフレームに貼り付けるフ
    ィルムの貼り付け装置において、前記ダイの表面に緩衝
    層を設け、この上にフィルムを載置して打ち抜くように
    構成したことを特徴とするリードフレームのフィルム貼
    り付け装置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝層は縁部が円弧状であることを
    特徴とする請求項第1項記載のリードフレームのフィル
    ム貼り付け装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝層は打ち抜かれるフィルムの厚
    さの1/5〜5倍の範囲にある厚さを有することを特徴
    とする請求項第1項記載のリードフレームのフィルム貼
    り付け装置。
  4. 【請求項4】 前記緩衝層はアルミニウム,真鍮等の非
    鉄金属より構成されることを特徴とする請求項第1項記
    載のリードフレームのフィルム貼り付け装置。
  5. 【請求項5】 前記緩衝層は硬質ゴム等の弾性体より構
    成されることを特徴とする請求項第1項記載のリードフ
    レームのフィルム貼り付け装置。
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