JPH08122101A - 計器カバー - Google Patents

計器カバー

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Publication number
JPH08122101A
JPH08122101A JP6264888A JP26488894A JPH08122101A JP H08122101 A JPH08122101 A JP H08122101A JP 6264888 A JP6264888 A JP 6264888A JP 26488894 A JP26488894 A JP 26488894A JP H08122101 A JPH08122101 A JP H08122101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument
parallel
transparent plate
cover
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP6264888A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hashimoto
信一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP6264888A priority Critical patent/JPH08122101A/ja
Publication of JPH08122101A publication Critical patent/JPH08122101A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】計器を歪なく良好に見ることができ、計器の像
がサイドガラスに写ることを防止し得る計器カバーを提
供する。 【構成】計器の前面に装着される透明板状の計器カバー
であり、一面に断面鋸歯状の微細な並行凸条11a,1
2aを平行に多数形成すると共に、他面に平坦面11
d,12dを形成してなる2枚の透明板11、12が、
その平坦面11d,12dを各々内側にして間に一定幅
の空気層13を介在させるように重ね合せられて構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用計器等の前面
に装着される透明板状の計器カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用計器の前面に装着される透明板
状の計器カバーは、通常、平板状の透明合成樹脂から形
成されているが、表面が平坦であるため、外部からの光
が計器カバーの表面に当り、観者の視線方向に反射しや
すく、外光が視線方向に反射すると、観者にとっては非
常に眩しく感じ、計器の読みが阻害される問題があっ
た。
【0003】そこで、従来、透明板の前面に断面鋸歯状
の微細な並行凸条を多数形成した計器カバーが実開昭6
1−112221号公報等で提案され、また、透明板の
前面と裏面の両面に断面鋸歯状の微細な並行凸条を多数
設けた計器カバーが、実開昭56−122913号公報
等により提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の計器カ
バーでは、鋸歯状の並行凸条を透過する光が屈折するた
め、計器の表示面が歪んで見える問題があり、後者の計
器カバーでは、表示面の歪は解消できるものの、図6に
示すように、計器の像が自動車のサイドガラスSGに反
射して運転者の目に入射し、計器の像がサイドガラスS
Gに写って見えてしまう。このため、特に夜間において
は、サイドガラスに写る像により、そこを通して見る側
方視界やサイドミラー等の視認性が阻害される問題があ
った。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、計器を歪なく良好に見ることができ、計器の像がサ
イドガラスに写ることを防止し得る計器カバーを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の計器カバーは、計器の前面に装着される透
明板状の計器カバーにおいて、一面に断面鋸歯状の微細
な並行凸条を平行に多数形成すると共に、他面に平坦面
を形成してなる2枚の透明板が、その平坦面を各々内側
にして間に一定幅の低屈折率層を介在させるように重ね
合せられたことを特徴とする。ここで、低屈折率層とし
ては空気層を用いることができる。
【0007】
【作用・効果】このような構成の計器カバーでは、正面
から計器に入射する光は、前面側の透明板の並行凸条の
傾斜面で下方又は上方に反射され、正面の観者(運転
者)の目には入射せず、観者に眩しさを感じさせず、計
器の表示面を良好に表示することができる。
【0008】また、2枚の透明板を透過する光は、先ず
手前の透明板で屈折されるが、次の透明板で元に戻るよ
うに屈折され、計器カバーに対し入射する角度と出射す
る角度が同じとなり、観者には、計器の表示面に歪が生
じず、良好に計器を視認することができる。
【0009】さらに、透明板の並行凸条の傾斜面の角度
を適正に設定することにより、透明板の入射角を全反射
角以上にすることができ、これによって、計器カバーか
らサイドガラス方向への光の出射を阻止し、サイドガラ
スに計器の表示面が写ることを防止し、運転者の側方視
界やサイドミラー等の視認性を確保することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は自動車用計器の断面図を示してい
る。1は計器ケースであり、計器ケース1内には、ムー
ブメント2が取付けられる。3は計器ケース1内に配設
された文字板であり、文字板3の略中央に孔が穿設さ
れ、ムーブメント2から前方に突出した指針軸がその孔
から突き出し、指針軸の先端に指針4が取付けられる。
さらに、計器ケース1の前部に見返し板5が取付けら
れ、見返し板5の前面を覆うように、透明板状の計器カ
バー10が取付けられる。
【0012】計器カバー10は、断面鋸歯状の微細な並
行凸条をその表面に多数設けた2枚の透明板11、12
を、間に一定幅の空気層13を低屈折率層として介在さ
せるように重ね合せて構成される。
【0013】計器カバー10の前面側に位置する透明板
11の前面には、断面鋸歯状の微細な並行凸条11aが
多数形成され、それらの並行凸条11aは下側に傾斜面
11bを、上側に平行面(視線方向と略平行な面)11
cを有している。
【0014】また、計器カバー10の背面側(文字板
側)に位置する透明板12の背面には、断面鋸歯状の微
細な並行凸条12aが多数形成され、それらの並行凸条
12aは上側に傾斜面12bを、下側に平行面(視線方
向と略平行な面)12cを有している。
【0015】透明板11における並行凸条11aの傾斜
面11bと平行面11cの角度は、透明板12における
並行凸条12aの傾斜面12bと平行面12cの角度と
同じに形成され、透明板11の並行凸条11aの傾斜面
11bと、透明板12の並行凸条12aの傾斜面12b
とは平行である。
【0016】透明板11、12は、例えば、透明アクリ
ル樹脂により成形され、その表面に多数形成される並行
凸条11a,12aの幅は約200μmと非常に微細で
ある。透明板11背面側及び透明板12の前面側つまり
空気層13との境界面は、相互に平行な平坦面11d,
12dとなっている。
【0017】このような構成の計器カバー10を有する
計器では、正面から計器カバー10に入射する光L1
は、図1に示すように、前面側の透明板11の傾斜面1
1bで下方に反射され、フード6の方向に進むため、正
面の観者(運転者)の目には入射せず、或は、フード6
の表面で反射された非常に弱い光のみが目に入射し、観
者に眩しさを感じさせず、計器の表示面を良好に視認す
ることができる。
【0018】一方、計器の文字板3からの光L2は、図
2に示すように、背面側の透明板12に入射し、そこで
屈折され、さらに、空気層13に入って屈折されるが、
次に、空気層13から前面側の透明板11に入射して逆
方向に上記と同じ角度で屈折され、さらに、透明板11
の傾斜面11bから外部に出る際、上記同じ角度で逆方
向に屈折される。
【0019】このため、光L2は透明板12で屈折され
るが、次の透明板11で元に戻るように屈折され、計器
カバー10を入射する角度と出射する角度が同じとな
り、観者には、計器の表示面に歪が生じず、良好に計器
を視認することができる。
【0020】一方、計器の表示面の像が、自動車の運転
席側部のサイドガラスに写って見えてしまうということ
は、計器の表示面から反射或は放射された光が計器カバ
ー11で屈折されてサイドガラス方向に出射されること
を意味する。
【0021】ここで、サイドガラスから計器方向への光
路を考えると、垂直断面を示す図3と、水平断面を示す
図4の如く、透明板11から空気層13への垂直方向の
入射角をθ1 とし、透明板11から空気層13への水平
方向の入射角をθ2 とした場合、光の合成入射角θは、
θ=tan-1(tan2 θ1 +tan2 θ21/2 とな
る。
【0022】したがって、透明板11の並行凸条11a
の角度、つまり傾斜面11bの角度を適正に設定するこ
とにより、上記θを全反射角以上にすることができる。
このことは、サイドガラスからの光が透明板11によっ
て遮られ、計器内部に到達できないことを意味すると共
に、計器内部の光がどんな角度で透明板11に入射して
も、サイドガラスの方向には進まないことを意味する。
よって、透明板11によりサイドガラス方向への光の出
射が阻止されるため、サイドガラスに計器の表示面が写
ることを防止することができる。
【0023】図5は他の実施例を示し、この図に示すよ
うに、計器カバーを構成する2枚の透明板の各並行凸条
11a,12aの平行面11c、12cに、つや消し黒
色塗料等からなる無反射遮光膜14を形成することもで
きる。このような無反射遮光膜14を平行面に取着する
ことにより、内部或は外部の入射光が傾斜面11b,1
2bを経て平行面11c,12cに達した場合、無反射
遮光膜14でその光を吸収するため、光の散乱等による
眩しさを防止することができる。
【0024】なお、上記実施例では、透明板11と12
の間に空気層13を介在させたが、空気層の他、屈折率
の小さいヘリウム、窒素等の気体層を、低屈折率層とし
て介在させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す計器の断面図である。
【図2】計器カバー10の拡大断面図である。
【図3】透明板11の垂直断面図である。
【図4】図3の IV − IV 断面図である。
【図5】他の実施例の計器カバーの断面図である。
【図6】サイドガラスの光の反射を示す従来の平面説明
図である。
【符号の説明】
10−計器カバー、 11、12−透明板、 11a,12a−並行凸条、 11b,12b−傾斜面、 11c,12c−平行面、 11d,12d−平坦面、 13−空気層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計器の前面に装着される透明板状の計器
    カバーにおいて、 一面に断面鋸歯状の微細な並行凸条を平行に多数形成す
    ると共に、他面に平坦面を形成してなる2枚の透明板
    が、該平坦面を各々内側にして間に一定幅の低屈折率層
    を介在させるように重ね合せられたことを特徴とする計
    器カバー。
  2. 【請求項2】 前記低屈折率層が空気層からなることを
    特徴とする請求項1記載の計器カバー。
  3. 【請求項3】 前記透明板の並行凸条が視線方向と略平
    行な平行面と傾斜面を有し、該並行凸条の各平行面に無
    反射遮光膜が取着されている請求項1記載の計器カバ
    ー。
JP6264888A 1994-10-28 1994-10-28 計器カバー Pending JPH08122101A (ja)

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JP6264888A JPH08122101A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 計器カバー

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