JPH08120279A - 多孔質炭化物の製造方法 - Google Patents

多孔質炭化物の製造方法

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JPH08120279A
JPH08120279A JP6259947A JP25994794A JPH08120279A JP H08120279 A JPH08120279 A JP H08120279A JP 6259947 A JP6259947 A JP 6259947A JP 25994794 A JP25994794 A JP 25994794A JP H08120279 A JPH08120279 A JP H08120279A
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JP
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paper
water
carbonization
waste paper
thermal decomposition
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JP6259947A
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Akira Eguchi
晃 江口
Shunji Kasuga
俊二 春日
Katsumi Tottori
勝美 鳥取
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

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  • Coke Industry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大量に発生する古紙原料を用い、簡単な方法
で多孔質炭化物を製造する。 【構成】 古紙を原料として、加湿工程、破砕工程1
1、圧縮固化工程12と、非酸化性雰囲気で焼成する工
程とを有し、同焼成工程では熱分解工程14から発生す
る分解ガス7を補助燃料を共に燃焼させ、発生した燃焼
ガス6を熱分解工程14又は炭化工程15或いは乾燥工
程の加熱源とするようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は悪臭ガス成分・湿分の吸
着・水中微少有機物の吸着材、土壌改良材の製造、活性
炭の製造などに適用される多孔質炭化物の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】紙を原料として多孔質炭化物を得る方法
については、特開平4−224887号公報、実開平3
−106338号公報や特開平1−320279号公
報、特開平6−24865号公報などによって開示され
ている。前記特開平4−224887号公報では、紙を
そのままの状態で炭化室へ装入し、300℃以上(好ま
しくは700℃〜800℃)の非酸化性雰囲気で焼成す
る方法が採用されている。しかしこの焼成方法では、夫
々の紙片は焼成中に夫々単独に自由に変形してしまっ
て、結果として極めて嵩高な不定形炭化物を得ることし
かできない。また特開平1−320279号公報では、
紙を積層し、熱硬化性樹脂を含侵・加熱硬化させた後、
1000℃以上の高温度で焼成して高温断熱材や2次電
池電極材に適する高強度多孔質炭素材を得ている。また
特開平6−24865号公報に示す方法では、これに更
に賦活処理を実施し、高吸着性多孔質炭素材に転換して
いる。
【0003】一方実開平3−106338号公報では、
古紙に水を加えて攪拌した後、機械で圧縮固型化して薪
状物とし、更にこれを炭化してなる古紙の薪炭が開示さ
れている。この公報に示すものでは「水を加え攪拌」し
た状態がどのような状態であるのか明確になっていない
が、同実開公報の第1図及び第2図に示されるような薪
状形態物を特別の工夫なしに製造するためには、「水を
加え攪拌」とは、所謂パルパ中で古紙をその6〜20倍
程度の大量の水と共に攪拌して、単繊維に離解させた状
態を出発点としていると解釈できる。また必要量の水を
添加して圧縮固型化する方法は、実公平1−43173
号公報、特開平4−34091号公報、特開平5−33
7453号公報などでも提案されているが、これらは固
型化してハンドリングを容易化した後、パルプ原料など
に使用することを主眼としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平4−224
887号公報の方法で得られる炭化物は、極めて嵩高、
脆弱なものであり、ハンドリング・運搬に困難を伴う。
また特開平1−320279号公報、特開平6−248
65号公報の方法では、熱硬化性樹脂を使用しているた
め、1000℃以上の焼成炭化温度を必要としている。
一般に900℃以上の焼成では、炭化物表面に生ずる微
細孔が閉じられて行くため、好ましくないとされてお
り、本発明の発明者等が行った実験では、紙の場合には
800℃でも吸着能の低下傾向が確認された。一般に活
性炭製造では、その4割程度の吸着能は炭化工程で生
じ、賦活工程では6割程度を上乗せするものであるが、
この従来技術では炭化工程での吸着能発達が不充分であ
り、第2の賦活工程に頼っている。この方法は、高強度
・高活性を有する炭化物を得るには適しているとして
も、低コストの吸着材を必要とする用途には適当ではな
かった。
【0005】また前記実開平3−106338号公報の
方法の場合には、離解から圧縮固化までの工程が複雑で
あることと、この間で大量の余剰水が発生し、この水処
理を必要とするという欠点があった。以上の如く従来技
術では、適度な吸着能を有する固型炭化物を簡単なプロ
セスで製造するという目的を達成していなかった。また
炭化に伴う別の問題として、木炭製造過程ほどではない
が、熱分解ガスが発生する。このガスは、炭素、酸素、
水素を素成分とする200種近い有機物を含むと云われ
ており、可燃成分、強い臭気成分を含有すると共に、白
煙を発する等の問題があった。本発明は山中で生産され
る木炭とは違い、古紙発生地域近辺で、環境浄化に使用
する吸着材を製造しようとするものであるから、周辺へ
の影響を与えないために分解ガスの処理を効果的に行う
ことが可能な多孔質炭化物の製造方法を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、古紙
を原料とし、加湿・破砕・圧縮固型化する工程と、非酸
化性雰囲気で焼成する工程を有するものであり、また焼
成工程が250℃から400℃の間の温度で熱分解する
工程と、500℃から800℃の間の温度で炭化する工
程を有するものであり、更に前記熱分解工程から発生す
る分解ガスを補助燃料と共に燃焼させ、発生した高温燃
焼ガスを熱分解工程又は炭化工程或いは乾燥工程の加熱
源としてなるもので、これを課題解決のための手段とす
るものである。
【0007】
【作用】原料古紙は水を加えられ、破砕工程で破砕され
た後、圧縮固化工程で成型され、この成型された古紙は
乾燥工程において乾燥される。次いでこの乾燥された古
紙は、熱分解工程で加熱されて紙繊維の分解が始まる。
この熱分解が完了すると、炭化工程で炭化される。また
熱分解工程で発生する分解ガスは臭気性であるが、燃焼
器により別途供給された補助燃料と共に燃焼され、この
燃焼により発生する燃焼ガスは熱分解工程、炭化又は乾
燥工程の加熱用に利用すると共に、前記臭気性ガスは、
炭化工程の高温で無臭化にされる。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1及び図2は本発明の実施例を示す。先ず図1に
より本発明のプロセスについて説明すると、原料古紙1
は水3を加えられ、破砕工程11で破砕された後、圧縮
固化工程12で成型される。紙は水分添加により、破砕
が容易になると共に粘着性を有するようになり、圧縮・
成型された形状が保たれる。なお、水分量としては対古
紙水分20〜50%が望ましい。また破砕工程では、シ
ュレッダと呼ばれる反対方向に回転する2つの軸に刃物
バーを取付けた形式のものを使用するのが通常であり、
圧縮・固化工程では圧縮シリンダタイプ又はスクリュプ
レスタイプのものなどが考えれる。成型された古紙は乾
燥工程13において乾燥される。
【0009】また乾燥された成型古紙は、熱分解工程1
4で加熱されて紙繊維の分解が始まる。分解は200〜
600℃で可能であるが、リグニンを殆ど含まない上質
紙などでは250〜350℃、リグニンの含有が多い新
聞紙などでは300〜400℃程度が望ましい。また分
解ガス7は臭気性であり、燃焼器17により別途供給さ
れた補助燃料と共に燃焼され、この燃焼により発生する
燃焼ガス6は熱分解工程14、炭化工程15の加熱用に
利用される。熱分解が完了すると、炭化工程15により
炭化される。この炭化工程温度は300〜900℃の
間、最適には500〜800℃である。また炭化工程か
ら排出される炭化炉ガス8は、熱交換器18にて燃焼用
空気5を予熱した後、乾燥工程13の加熱源とされる。
燃焼器17における燃焼負荷は、熱分解工程14、炭化
工程15の温度維持と、分解ガス7の無臭化を目安に決
定される。また多少臭気が残っていても炭化工程15の
高温で無臭化されるから、問題とはならない。もし空気
5が過剰供給ならば、分解工程14、炭化工程15にお
いて炭化物が燃焼し、発熱が増大する。
【0010】炭化が完了すると、冷却工程16において
少なくとも赤熱状態が終了するまで、非酸化雰囲気に保
たれて冷却された後製品2となる。以上原料1から製品
2まで、連続流れ工程の如くに説明したが、乾燥工程1
3は熱分解工程14、炭化工程15、冷却工程16が同
一工程室であって、温度・雰囲気のみ順次必要条件にコ
ントロールすることでも可能である。その他以下のよう
な種々のバリエーションがあり得る。 (1) 炭化物の密度・強度を上げたい場合は、熱分解
工程温度で分解するバインダ、例えばスターチ、セガイ
ン、PUA等を水3に添加すれば効果がある。 (2) 乾燥熱源には炭化炉ガス8ではなく、他の温・
熱風でもく、更には天日乾燥等も可能である。 (3) 燃焼器17には他の燃料、例えば燃料ガス・燃
料油等も使用でき、更には熱分解工程・炭化工程を電気
加熱することでも可能である。 (4) 生成物を熱源とすることもできる。また炭化工
程へ必要量だけの空気を供給して自己燃焼させることに
より、必要温度に保持することが可能である。
【0011】図2は図1における古紙1の破砕工程・成
型工程の1例を示すものであり、前記の破砕工程・圧縮
固化工程とは異なる装置を示す。さてオフィスビルの各
フロア等で発生した古紙1は、図示しない回収ボックス
にて集められて本装置まで運ばれ、人手又は機械的に、
傾斜状に配設された給紙コンベヤ22の下部の投入口2
2aに投入される。投入口22aには開閉蓋22dを設
ける。投入された古紙1は、給紙コンベヤ22のベルト
棧22cの高さ、切出板22bの重さ、給紙コンベヤ2
2の傾斜角等の調整により、供給量が均等な所定量が破
砕機23に供給される。なお、破砕機23の下のホッパ
(図示しない)に破砕紙のレベルを支持するレベル計を
設け、レベルを超える場合は破砕機23及び給紙コンベ
ヤ22を適当な時間停止することができる制御装置が設
けられている。また綴じた厚い廃紙を破砕する時は、破
砕機23が正転、逆転を繰り返して破砕紙1aを均等に
排出する。
【0012】次いで破砕紙1aを平滑化して次の装置へ
給紙するために、切出板24aを設けると共に、ベルト
表面に図示しない棧を有する切出しベルトコンベヤ24
で破砕紙1aを定量にスクリュコンベヤ25に落下す
る。25aは散水ノズルであり、スクリュコンベヤ25
の入口で同散水ノズル25aからの水で加水された破砕
紙1bは、スクリュ25bで攪拌された後、押込装置2
6により圧縮往復動プレス27のシリンダに押込まれ
る。スクリュコンベヤ25は前記往復動プレス27の作
動に合わせた間欠運転を行い、同プレス27のピストン
27aが後退している時に、破砕紙1bを投入するよう
にスクリュコンベヤ25を運転し、同プレス27のピス
トン27aが前進する直前に停止する。また押込装置2
6のピストン26aの押込みも、往復動プレス27のピ
ストン27aが前進する直前までに破砕紙1bを押込ん
で、その位置で停止し、ピストン27aが押込ピストン
26aの下を通過するまで停止している。この間欠運転
は、往復動プレス27の駆動軸からタイミングベルトを
介してインデックス装置25c,26bにより行われ
る。
【0013】また往復動プレス27は、投入口27dを
介して連結されたシリンダ27b内を往復動するピスト
ン27aを有し、同ピストン27aはクランク機構27
cに連結されて往復動し、投入口27dより落下した破
砕紙1bを排出口方向に向けて圧縮する。また往復動プ
レス27のシリンダ27bの排出口部27eは、テーパ
状に出口に向けて小径になっている。なお、ピストン2
7aの往復動により圧縮された廃紙から排出される水
は、シリンダ27bに設けられている図示しない排水穴
より排出されて水受29内に落下する。また排出口部2
7eの先端より排出される圧縮された圧縮廃紙1cは、
成型品排出装置30により切断されて排出される。な
お、スクリュコンベヤ25において散水ノズル25aで
加水される水量は、破砕紙1aの供給量が一定しないた
め、多めの水量散布となる。また破砕紙1bが往復動プ
レス27により圧縮されることにより、この過剰水量は
圧縮廃紙1cから排出され、水受29を経て給水装置2
8の水タンク28aに流れ込む。水タンク28aには給
水用にフロートバルブ28b、水位計28c、水道水の
圧縮スイッチ28dを設けてある。更に廃紙が搬送、貯
蔵される間に腐敗しないように、前記水タンク28aに
防腐剤を添加するための防腐剤点下タンク28eがあ
る。またタンク28aから散水ノズル25aに水を送る
給水は循環ポンプ31を介し密閉系の中で行われる。
【0014】次に図2について作用を説明すると、給紙
コンベヤ22に投入された廃紙1は、略均一な厚みにし
て破砕機23に投入され、破砕される。破砕された破砕
紙1aは、切出しベルトコンベヤ24上の棧高さと、切
出板24aにより均一な厚みで次のスクリュコンベヤ2
5に供給される。破砕紙1aはこの入口で散水ノズル2
5aにより加水され、攪拌されて間欠的運転により破砕
紙1bとなって往復動プレス27の投入口27dに落下
される。この落下した破砕紙1bは、押込装置26によ
り往復動プレス27のシリンダ27b内に投入口27d
を介して押込まれ、次いでピストン27aが前進し、前
記落下した破砕紙1bをテーパ状の排出口部27e内に
押し込み圧縮する。この場合押込装置26のピストン2
6aは、シリンダ27bの連結口である投入口27dに
とどまって蓋とし、ピストン27aによる破砕紙1bが
上方の投入口27d内に溢れないようにする。
【0015】次いでピストン27aが、投入口27dの
蓋をしているピストン26a部を通過して戻ると、直ち
にピストン26aは上昇して投入口27aを開き、往復
動プレス27で圧縮する破砕紙1bの1回分が定量供給
される。なお、この場合にはピストン27aは図示位置
に後退している。またこれ等の往復作動は、往復動プレ
ス27のクランク機構27cから駆動し、インデックス
装置25c,26bにより行われる。またスクリュコン
ベヤ25の入口での加水により、その余剰水は水受29
に落下して給水装置28の水タンク28aに集められ、
水道水と共に防腐剤を添加されてスクリュコンベヤ25
の散水ノズル25aに送水される。更にピストン27a
の往復動により、排出口部27eに押込められて圧縮さ
れ、出口開口部から押し出されてくる圧縮廃紙1cは、
成型品排出装置10により排出される。
【0016】次に本発明を下記の実験例に基づいて説明
する。 〈実験方法〉 原料古紙:オフィス古紙(上級紙主体)、新聞古紙 固型化工程:特開平5−337453号公報で開示され
た方法に準じて行った。即ち、原料古紙を破砕機で破砕
後、スクリュコンベヤにおいて対古紙約30%の水を添
加・攪拌し、往復動ピストンによって先細シリンダへ押
し込んで圧縮成型した。成型された固型物は巾約12cm,
高さ11cm,長さ5〜15cm、密度約0.63g/cm3 であった。 炭化工程:細孔のみ有する密閉箱に入れ、電気炉で加
熱。 〈実験結果〉表1に示す。
【表1】 (注)ヨウ素吸着分析はJISK1474粒状活性炭試
験方法によった。
【0017】この実験結果から次のことが判明した。 (1)300〜350℃で熱分解を行い。600℃付近
で炭化したものが最も高い吸着性能が得られた。なお、
炭化温度300℃でも炭化は可能であったが、吸着性能
は低かった。また炭化温度が高温でも(800℃)吸着
性能が低かった。 (2)熱分解は高温でも(600℃)可能であったか、
吸着性能は低かった。また白煙状況からみて、230℃
でも熱分解は可能と判断された。 (3)原料古紙を加湿・圧縮固型化を行うことにより、
紙原料としてはかなり密度が高い炭化物が得られた。ま
た針金で強く緊縛後炭化した場合でも、加湿圧縮固型化
品には及ばなかった。しかし何ら固型化処理を行わない
場合には、極めて嵩高の取扱いに不便な炭化物となっ
た。
【0018】以上の実験結果をまとめると、 (1)原料古紙を加湿固型化しておくことにより、かな
り密度の高い固型炭化物を得ることができる。 (2)熱分解温度は200〜600℃、好ましくは25
0〜400℃が最適、炭化温度は300〜900℃、好
ましくは500〜700℃が最適であり、この時最も高
い吸着性能を得ることができた。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、近年大量に発生するため処理方法・新規用途の開発
を迫られている安価な古紙を原料として、簡単な方法で
吸着用多孔質炭化物を製造することが可能となる。また
得られた炭化物は、悪臭ガス成分・湿分の吸着、水環境
中の有機微少物の吸着、田畑の土壌改良などへの利用が
進むと期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る多孔質炭化物の製造方法
のブロック図である。
【図2】図1の実施例に適用する破砕・圧縮成型工程の
1例を示す系統図である。
【符号の説明】
1 原料古紙 2 製品 3 水 5 空気 6 燃焼ガス 7 分解ガス 8 炭化炉ガス 11 破砕工程 12 成型固化工程 13 乾燥工程 14 熱分解工程 15 炭化工程 16 冷却工程 17 燃焼器 18 熱交換器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 古紙を原料とし、加湿・破砕・圧縮固型
    化する工程と、非酸化性雰囲気で焼成する工程を有する
    ことを特徴とする多孔質炭化物の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多孔質炭化物の製造方法
    において、焼成工程が250℃から400℃の間の温度
    で熱分解する工程と、500℃から800℃の間の温度
    で炭化する工程を有することを特徴とする多孔質炭化物
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多孔質炭化物の製造方法
    において、前記熱分解工程から発生する分解ガスを補助
    燃料と共に燃焼させ、発生した高温燃焼ガスを熱分解工
    程又は炭化工程或いは乾燥工程の加熱源とすることを特
    徴とする多孔質炭化物の製造方法。
JP6259947A 1994-10-25 1994-10-25 多孔質炭化物の製造方法 Withdrawn JPH08120279A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302535A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Osaka Prefecture Univ 紙炭およびその製造方法
CN109628121A (zh) * 2019-01-22 2019-04-16 华中科技大学 一种稻壳分级联产能源化学品及硅炭材料的系统及方法

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