JPH08118282A - アーム延長型産業用ロボット - Google Patents

アーム延長型産業用ロボット

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JPH08118282A
JPH08118282A JP26044694A JP26044694A JPH08118282A JP H08118282 A JPH08118282 A JP H08118282A JP 26044694 A JP26044694 A JP 26044694A JP 26044694 A JP26044694 A JP 26044694A JP H08118282 A JPH08118282 A JP H08118282A
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JP
Japan
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arm
wrist
robot
flange
extension
Prior art date
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Pending
Application number
JP26044694A
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English (en)
Inventor
Akira Nihei
亮 二瓶
Satoshi Kinoshita
聡 木下
Kuniyasu Matsumoto
邦保 松本
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで生産可能な延長アーム型産業用ロ
ボットの機体を改良、提供すること。 【構成】 ロボット機体のベース部7からアーム部20
までの静止要素、可動要素から成る基本構造機体を標準
型ロボット機体として形成し、同標準型ロボット機体の
アーム部20の先端には手首用フランジ22a、22b
を具備することにより、標準的なロボット動作機能を有
しながら、アームの延長を必要するときにのみ、延長ア
ーム24を上記手首用フランジ22a、22bに直接、
結合して使用する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボットの構造
に関し、特に、ロボット機体における腕の長さ、即ち、
アームの長さを所要に応じて延長することが可能で、か
つ、低コストで実現可能な構造を有したアーム延長型産
業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボットは、多関節型、極座標
型、その他の種々の形式のものが汎用されている。これ
ら産業用ロボットにおいては、ベース部、ロボット胴
部、アーム(腕)部、手首、ロボットハンドを初めとす
るエンドエフェクタ等を可動要素としたロボット機体
と、同ロボット機体の可動要素の動作を所望のプログラ
ミングに従って制御するロボット制御装置とによって構
成されている。
【0003】このような産業用ロボットでは、動作範囲
の広狭に応じてアーム(腕)の長さが適正な長さに選定
される。然しながら、しばしば、規定のアーム長さを有
した標準型のロボット機体では届かない、ベース部から
かなりの遠地点までの広い動作範囲にわたって一台のロ
ボット機体により作業の遂行可能であることが所望され
る場合がある。この様な要望に対して従来よりアーム延
長型の産業用ロボットが用意されていた。
【0004】すなわち、図3に示すように、標準型の産
業用ロボットの一例として垂直多関節産業用ロボットの
ロボット機体を考察すると、ロボットベース部7、ロボ
ット胴部8、このロボット胴部8の上端領域に枢着され
た上腕9、上腕9の先端領域に枢着された前腕10、同
前腕10の先端に設けられた手首11等を静止および可
動要素として構成されている。そして、ロボット胴部8
の上端領域の両側に上腕駆動モータ13、前腕駆動モー
タ14を設け、上腕駆動モータ13に掛かる荷重負荷の
平衡化を図るバランスシリンダ15、バランス腕16、
前腕10の後端領域に設けられた複数の手首駆動モータ
群17等の諸装備を備えた構造に加え、前腕10を延長
可能にするために、同前腕10の一部に結合フランジ1
8a、18bによる結合部を設け、前腕10を後部10
a、前部10bに二部分化し、手首11を備えた前部1
1bの長さを変更して延長アーム型とする構成がとられ
ている。
【0005】つまり、図4に示すように、後部10aに
対して標準的な作業範囲を網羅するのに十分な標準長さ
のアーム10bを結合フランジ18a、18bによって
結合した構造を標準型のロボット機体としている。そし
て、図5に示すように、後部10aの結合フランジ18
aに結合フランジ18bにより結合される前部10bの
長さを予め長く形成した延長型アーム前部10cとした
ものを予め準備し、広い動作範囲が要望されたとき、こ
の延長型のアーム前部10cを用いるようにしていた。
【0006】すなわち、図3にA部として示した結合フ
ランジ18a、18bから成る結合部を備えたロボット
機体を構成し、標準的な用途に対しては標準長さのアー
ム前部10bをアーム後部10aに結合し、延長アーム
を必要とするときには、延長型アーム前部10cに交換
して作業を遂行するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
構造では、ベース部7から前腕10の後部10bに結合
フランジ18aを設けた部分までが、言わば、標準ロボ
ット機体部分であり、延長腕の使用を要望される場合に
備えて標準長さのアーム前部10bと少なくとも一本の
延長型アーム前部10cとを準備する必要があった。こ
のようなロボット機体構造では、標準長さの前腕10を
有した場合のロボット機体を、アーム長さを延長するこ
とのないアーム非延長型のロボット機体として形成した
ものに比べて前腕部10内部にアーム後部10aの先端
に結合フランジ18aを予め設けておき、その結合フラ
ンジ18aに結合フランジ18bを介してアーム前部1
0bを結合する構造とするため、製造コストの観点から
見れば、延長可能な前腕10を有するロボット機体の製
造コストは著しく高くなると言う問題点があった。
【0008】依って、本発明の目的は、このような問題
点を解消することにある。本発明の他の目的は、低コス
ト化が可能なアーム延長型産業用ロボットのロボット機
体構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の発明目的に鑑み、
本発明は、ロボットベース部からアーム部までの静止要
素、可動要素から成る基本構造機体を標準型ロボット機
体として形成し、同標準型ロボット機体のアーム部の先
端には手首の結合フランジを具備することにより、標準
的なロボット動作機能を有しながら、アームの延長を必
要するときにのみ、標準型ロボット機体のアーム部の先
端に設けた手首用フランジに直接、延長アームを取付け
可能とすることにより、少なくともロボット機体を標準
型ロボット機体とアーム延長型ロボット機体との両者に
おける共通機体として利用可能とし、延長アームをロボ
ット動作範囲の要請に応じて利用するロボット部品とし
て形成、提供する構成としたものである。
【0010】即ち、本発明によれば、アームの先端部を
延長してロボット作業域を可変にするアーム延長型産業
用ロボットにおいて、ロボット機体は、予め標準形状、
寸法に形成したアームの先端に手首部を着脱自在に取付
ける手首用フランジを設けると共にアームの後端側を可
動要素を介して静止要素に接続した標準型のロボット機
体を予め形成し、前記標準型のロボット機体のアーム先
端に形成された手首用フランジへ任意の延長アーム部を
形成すると共に前後端の該後端側で取着自在に形成され
た延長アーム部材を設け、前記延長アーム部材の前記前
端側には前記手首部を装着する手首用フランジを設けた
構成を有するアーム延長型産業用ロボットを提供するも
のである。
【0011】なお、延長アーム部は所要に応じて、アー
ム主部と機械的な支持要素を成すアーム副部との2つの
部材によって形成するようにしても良い。
【0012】
【作用】上述の構成によれば、ロボットの動作領域の広
狭に応じてアーム長さの延長が要請されたときは、延長
アーム部を手首用フランジに直接、結合し、該延長アー
ム部の先端に形成した手首用フランジに手首を結合する
ことにより延長型ロボット機体を形成することができ
る。そして、ロボット動作領域が比較的広さを要請され
ない標準動作領域で十分の場合には、延長アーム部を取
り外した標準的なロボット機体状態でアーム先端の手首
フランジに手首を装着し、更に該手首にエンドエフェク
タを装着して使用すれば良いのである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す典型的な実施
例に基づいて説明する。図1の(a)は、本発明に係る
アーム延長型産業用ロボットの延長部の構造を取出し図
示した要部正面図、(b)は、同(a)図のb−b矢視
線により見た側面図、図2の(a)は標準型ロボット機
体のアーム先端部を示す部分正面図、(b)は同アーム
先端部の部分側面図、図3は、従来の延長アーム部構造
を有した産業用ロボットの一例である多関節型ロボット
の機体を示す斜視図、図4は、従来の標準型ロボット機
体における結合部の構造を示す正面図、図5は延長型ア
ームとした場合の結合部の構造を示す正面図である。
【0014】なお、以下においては、説明の便宜上から
図3に示す多関節型産業用ロボットのロボット機体にお
ける“A”部のおける改良構造として形成した本発明の
実施例として説明する。図1の(a)、(b)におい
て、アーム部20は、標準型ロボット機体のアーム部を
示し、同アーム部は先端に1対の手首用フランジ22
a、22bを有している。このアーム部20の後端は、
図3に示したロボット機体と同様に、上腕、ロボット胴
等の可動要素を介してベース部に至る通常のロボット機
体構造を有しているものと理解すれば良い。
【0015】そして、アーム部20の先端に形成された
1対の手首用フランジ22a、22bには手首(図示な
し)を結合し、更に同手首に所要のエンドエフェクタを
結合すれば、標準的なロボット機体として所要のロボッ
ト動作を遂行することができる。他方、図1(a)、
(b)に示すように、手首用フランジ22aに延長アー
ム部24における主部26を、その接続端28を介して
適宜のボルトねじ36によって結合する。
【0016】ここで、同主部26の先端側には1対の結
合フランジ30a、30bを例えば1つの軸線上の対称
位置に形成され、一方の結合フランジ30aは、手首を
結合するために利用される。他方の結合フランジ30b
には、アーム部20の手首用フランジ22bとの間に掛
け渡すようにして支持部材として設けられる棒部材形状
をした副部32の両端部34a、34bが適宜のボルト
ねじ36によって結合される。主部26と副部32との
両部材間には空間Cを形成して腕構造の機械的剛性化と
軽量化とを巧み調和させた延長アーム部24を形成する
ようにしているものである。
【0017】上述の構成によれば、延長アーム部24を
取付けた状態では、主部26、副部32により、アーム
の長さをアーム部20の手首用フランジ22aまたは2
2bから主部26に先端に形成した結合フランジ30a
までの距離分だけ、アーム長さを延長させてロボット機
体のロボット動作領域の拡大を可能とし、また、延長ア
ーム部24の主部26、副部32を取り外せば、標準型
ロボット機体として所定の標準動作領域に渡ってロボッ
ト動作を遂行することができるのである。
【0018】なお、上述の実施例では2分化して主部2
6、副部32の2つの部材で延長アーム部24を形成す
る構成としたが、これは製造の簡便性と上述した剛性、
軽量化の調和を図る上での便宜的構造であり、2部材化
を一体にして鋳造形成する構成としても良いことは言う
までもない。また、上述した説明では、図3に示す多関
節型産業用ロボットに延長アーム型構造を取り入れた場
合の例を説明したが、多関節型に限定することなく、ア
ームを水平面内で伸縮自在としてロボット機体、極座標
型ロボット等種々の汎用ロボット機体に本発明を取り入
れて延長アーム型産業用ロボットを形成することが可能
であることは自明である。
【0019】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、本発明
は、ロボットベース部からアーム部までの静止要素、可
動要素から成る基本構造機体を標準型ロボット機体とし
て形成し、同標準型ロボット機体のアーム部の先端には
手首の結合フランジを具備することにより、標準的なロ
ボット動作機能を有しながら、アームの延長を必要する
ときにのみ、標準型ロボット機体のアーム部の先端に設
けた手首に直接、延長アームを取付け可能とすることに
より、少なくともロボット機体を標準型ロボット機体と
アーム型ロボット機体との両者における共通機体として
利用可能とし、延長アームをロボット動作範囲の要請に
応じて利用するロボット部品として形成、提供する構成
としたから、標準型ロボット機体は、そのまま標準型産
業用ロボットとして利用することも、延長アーム型産業
用ロボットとしても利用でき、殊更に延長アーム型に専
用化することはないので、ロボット機体の生産コストを
最小必要数の要素を有した即時利用可能なロボット機体
として生産でき、故に生産コストの低減を図ることが可
能となるのである。
【0020】しかも、延長アーム部は、設計を最適化し
て最も効率的に動作領域の有効的な拡張を図る構造部材
として形成でき、延長アーム型産業用ロボットの作業効
率の向上を図ることも可能とするのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係るアーム延長型産業用ロ
ボットの延長部の構造を取出し図示した要部正面図、
(b)は、同(a)図のb−b矢視線により見た側面図
である。
【図2】(a)は標準型ロボット機体のアーム先端部を
示す部分正面図、(b)は同アーム先端部の部分側面図
である。
【図3】従来の延長アーム部構造を有した産業用ロボッ
トの一例である多関節型ロボットの機体を示す斜視図で
ある。
【図4】従来の標準型ロボット機体における結合部の構
造を示す正面図である。
【図5】従来の延長型アームの結合部の構造を示す正面
図である。
【符号の説明】
7…ベース部 8…ロボット胴部 20…アーム部 22a、22b…手首用フランジ 24…延長アーム部 26…主部 28…接続端 30a、30b…結合フランジ 32…副部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームの先端部を延長してロボット作業
    域を可変にするアーム延長型産業用ロボットにおいて、 ロボット機体は、予め標準形状、寸法に形成したアーム
    の先端に手首部を着脱自在に取付ける手首用フランジを
    設けると共にアームの後端側を可動要素を介して静止要
    素に接続した標準型のロボット機体を予め形成し、 前記標準型のロボット機体のアーム先端に形成された手
    首用フランジへ任意の延長アーム部を形成すると共に前
    後端の該後端側で取着自在に形成された延長アーム部材
    を設け、 前記延長アーム部材の前記前端側には前記手首部を装着
    する手首用フランジを設けた、構成としたことを特徴と
    するアーム延長型産業用ロボット。
JP26044694A 1994-10-25 1994-10-25 アーム延長型産業用ロボット Pending JPH08118282A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169007A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd ロボットハンドおよび基板搬送ロボット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169007A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd ロボットハンドおよび基板搬送ロボット
JP4607756B2 (ja) * 2005-12-22 2011-01-05 川崎重工業株式会社 ロボットハンドおよび基板搬送ロボット

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