JPH08118208A - 工具位置決め方法およびその装置 - Google Patents

工具位置決め方法およびその装置

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JPH08118208A
JPH08118208A JP28585494A JP28585494A JPH08118208A JP H08118208 A JPH08118208 A JP H08118208A JP 28585494 A JP28585494 A JP 28585494A JP 28585494 A JP28585494 A JP 28585494A JP H08118208 A JPH08118208 A JP H08118208A
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cam
torch
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phototube
tool
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JP28585494A
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Shinji Kurachi
伸治 倉知
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具位置決め装置において、ワークの被加工
部の最大幅における端部の位置に基づいて工具の位置決
めを行う。 【構成】 カムシャフト1を主軸7に装着する。カムシ
ャフト1のカム2(被加工部)の両側に、型ずれによる
くい違い部5を跨いで光電管24の発受光素子24a,24b
を対置し、光電管24とトーチ25(工具)の中心を一致さ
せる。モータ14により、光電管24をカムシャフト1の軸
方向に沿って検出開始位置T0から検出終了位置T3まで移
動させ、カム2の両端部2a,2bの検出を開始するととも
に、エンコーダ16によって光電管24の変位を検出する。
光電管24のオン、オフ信号の出力時の位置によって、カ
ム2の最大幅における両端部2a,2bの位置を検出し、こ
の位置に基づいてトーチ25の原位置を決定する。モータ
14を反転させ、トーチ25を原位置に位置決めする。くい
違い部5があっても安定した位置決めを行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具を所定位置に位置
決めするための工具位置決め方法およびその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の工具の位置決め方法について、エ
ンジンのカムシャフトのカムの表面硬化処理を行うTI
G再溶融処理装置のトーチ(工具)の位置決め方法を一
例として説明する。
【0003】従来、TIG再溶融処理装置では、図8に
示すように、カムシャフト1のカム2のカム面3に所定
間隔(0.5mm 程度)をもって対向させた近接スイッチ4
を検出開始位置S0からカムシャフト1の軸方向に沿って
検出終了位置S3まで移動させ、近接スイッチ4のオン信
号の出力(位置S1)およびオフ信号の出力(位置S2)に
よってカム2の両端部2a,2bの位置S1,S2を検出し、こ
の両端部2a,2bの位置S1,S2に基づいてカム面3の中心
位置C(=(S1+S2)/2)を算出するようにしてい
る。
【0004】そして、中心位置Cを基準として位置決め
したトーチ(図示せず)をカム面3との間に高密度のア
ークを飛ばしながらカム面3の幅方向に移送して、カム
2の表層部に均一な熱処理を施すようにしている。
【0005】上記のような近接スイッチを用いた工具位
置決め装置としては、例えば実開平3−22851号公
報に記載されたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の近接スイッチを用いた工具位置決め方法では、次の
ような問題がある。
【0007】一般に、カムシャフト1は、鋳造品である
ため、鋳造金型の合せ面の型ずれによって、図9に示す
ように、カム2の両端部2a,2bに、くい違い部5が生じ
る。なお、型ずれの発生は、金型の精度を向上させ、ま
た、ガイドピン等の滑り止めを設けることよってある程
度減少させることができるが、完全に防止することは困
難である。
【0008】型ずれにより、カム2の両端部2a,2bにく
い違い部5が生じた場合、図10に示すように、くい違い
部5の段差Dを考慮して、カム2の最大幅における両端
部2a,2bの位置X1,X2に基づいて、その平均的な中心位
置C1(=(X1+X2)/2)を得る必要がある。
【0009】ところが、上記従来の近接スイッチによる
工具位置決め方法では、近接スイッチ4は、直近のカム
面3の端部の位置を検出するため、近接スイッチ4によ
るカム2の両端部2a,2bの検出位置S1′,S2′のうちの
一方の検出位置S1′が前記最大幅における端部の位置X1
に対して、くい違い部5の段差Dの分だけずれることに
なる。したがって、近接スイッチ4の検出位置S1′,
S2′から得られる中心位置SC(=(S1′+S2′)/2)
は、くい違い部5の段差Dを考慮した中心位置C1に対し
て、D/2だけ偏った位置となる。
【0010】偏った中心位置SCに基づいてトーチの位置
決めを行うと、カム面3の中心位置SCに近い端部では入
熱が過大となって熱ダレを生じやすくなり、反対側の端
部では充分な熱処理が行われにくくなるので、カム面3
に均一な熱処理を施すことが困難になるという問題を生
じる。
【0011】また、近接スイッチ4によってカム面3を
正確に検出するためには、図11に示すように、近接スイ
ッチ4を検出するカム面3に対して垂直に、かつ、充分
小さな間隔A(0.5mm 程度)をもって対向させる必要が
ある。このため、カム2の位相が異なる毎に近接スイッ
チ4の位置決めを行う必要があり、カム2の端部の検出
行程が煩雑になるという問題がある。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、被加工部の最大幅における端部の位置に基づいて
工具の位置決めを行うようにした工具位置決め方法およ
びその装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る工具位置決め方法およびその装置
は、被加工部の両側に対置した透過形センサを前記被加
工部に沿って移動させ、前記透過形センサの検出に基づ
いて前記被加工物の両端部の位置を検出し、該両端部の
位置に基づいて工具の位置決めを行うようにしたことを
特徴とする。
【0014】
【作用】このように構成したことにより、透過形センサ
は、被加工部の最端部の位置を検出するので、この検出
値によって得られる被加工部の最大幅における両端部の
位置に基づいて工具の位置決めを行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、本実施例では、エンジンのカムシ
ャフトのカムの表面硬化処理を行うTIG再溶融処理装
置のトーチの位置決めを行うための工具位置決め装置を
例にとって説明する。
【0016】図1ないし図3に示すように、工具位置決
め装置6は、カムシャフト1が装着される主軸7と、T
IG再溶融処理装置のトーチおよび透過形センサが設け
られたヘッド8と、コントローラ9とから概略構成され
ている。
【0017】主軸7は、カムシャフト1を装着して、固
定し、回転させ、また、カム2の位相を割出すことがで
きるようになっている。
【0018】ヘッド8は、ヘッド本体10がサーボモータ
(図示せず)によって、主軸7の軸方向に沿って移動可
能に設けられている。ヘッド本体10には、主軸7の軸方
向に沿って延びるガイドロッド11が取付けられ、スライ
ダ12がガイドロッド11に案内されて主軸7の軸方向に沿
って移動可能に設けられている。スライダ12には、ラッ
ク13が取付けられ、ラック13は、ヘッド本体10に取付け
られたモータ14の駆動軸のピニオン15と噛み合わされて
おり、スライダ12がモータ14によって駆動されるように
なっている。
【0019】ヘッド本体10には、リニアエンコーダ16が
取付けられ、リニアエンコーダ16の作動ロッド17がブラ
ケット18を介してスライダ12に連結されており、スライ
ダ12の変位をリニアエンコーダ16によって検出できるよ
うになっている。
【0020】スライダ12には、主軸7に向かって垂直に
延びるガイドロッド19が伸縮可能に設けられ、ガイドロ
ッド19の先端部に、プレート20を介してブラケット21が
取付けられている。プレート20には、スライダ12に取付
けられたシリンダ機構22の作動ロッド23が連結されてお
り、シリンダ機構22によってブラケット21を駆動するよ
うになっている。また、ブラケット21は、プレート20
に、主軸7の軸方向に沿った取付位置を調整できるよう
に取付けられている。
【0021】ブラケット21は、主軸7に装着されたカム
シャフト1を跨いでその両側に配置される一対のアーム
部21a ,21b を有する略コの字形に形成されている。一
対のアーム部21a ,21b の先端部には、透過形センサで
ある光電管24の発光素子24aおよび受光素子24b が取付
けられている。光電管24は、発光素子24a から発せられ
た光線が受光素子24b 側に到達するか否かによって、そ
の間の物体の存在を検知するものであり、発光素子24a
から発せられた光線が物体によって遮断されるとオン信
号を出力し、受光素子24b 側に到達するとオフ信号を出
力するものである。
【0022】スライダ12には、主軸7に装着されたカム
シャフト1に対向させてTIG再溶融処理装置のトーチ
25が取付けられている。トーチ25は、カムシャフト1に
対して駆動装置(図示せず)によって進退動可能に設け
られており、カムシャフト1に形成されたカム2のカム
面3に、所定間隔をもって対向させてTIG再溶融処理
を行うようになっている。また、ブラケット21のプレー
ト20への取付位置を調整することによって光電管24の発
受光素子24a ,24b 間の中心位置とトーチ25の中心とが
一致するようになっている。
【0023】コントローラ9は、位置割出し部9a、演算
部9bおよびパルス出力部9cを備えており、モータ14を駆
動して、光電管24およびリニアエンコーダ16の出力信号
に基づいてトーチ25の位置決めを行うようになってい
る。
【0024】すなわち、サーボモータ(図示せず)を駆
動させてヘッド8の主軸7の軸方向の位置決めを行い、
さらに、シリンダ機構22を駆動させてブラケット21の主
軸7に向う方向の位置決めを行いうことにより、光電管
24を加工すべきカム2の一端部の近傍の検出開始位置T0
に位置決めした後、コントローラ9によって、モータ14
の駆動させ、光電管24を検出開始位置T0から主軸7の軸
方向に沿って一方へ移動させて、カム2の端部の検出を
開始するとともに、リニアエンコーダ16の出力信号から
光電管24の変位を検出する。
【0025】そして、図4に示すように、光電管24の出
力信号のオン、オフ時のリニアエンコーダ16の出力信号
に基づいて、カム2の両端部2a,2bの位置T1,T2を演算
し、この両端部2a,2bの位置T1,T2を基準としてカム面
3上のトーチ25の原位置TC(図示のものでは、カム2の
両端部2a,2bの中心、すなわち、TC=(T1+T2)/2)
を決定する。
【0026】光電管24がカム2の両端部2a,2bの位置
T1,T2を検出して検出終了位置T3まで移動した後、、モ
ータ14を反転させて、光電管24を演算したトーチ25の原
位置TCに移動させることにより、光電管24と中心位置を
一致させたトーチ25を原位置TCに位置決めする。
【0027】そして、この原位置TCを基準としてトーチ
25を移送して、カム面3にTIG再溶融処理を施す。
【0028】次に、コントローラ9による、トーチ25の
原位置への位置決め制御フローの一例について図6を用
いて説明する。
【0029】図6に示すように、ステップS1では、サー
ボモータ(図示せず)およびシリンダ機構22を作動させ
てヘッド本体10およびブラケット21を移動させることに
より、光電管24を検出開始位置T0へ移動させて、初期設
定を行いステップS2へ進む。
【0030】ステップS2では、モータ14を作動させてブ
ラケット21を移動させることにより、光電管24を主軸7
の軸方向に沿って一方へ移動させて、カム2の端部の検
出を開始するとともに、リニアエンコーダ16からの出力
信号による光電管24の変位の検出を開始してステップS3
へ進む。
【0031】ステップS3では、光電管24が検出終了位置
T3に達したか否かを判断する。検出終了位置T3に達して
いる場合には(イエス)、ステップS10 へ進み、達して
いない場合には(ノー)、ステップS4へ進む。
【0032】ステップS4では、光電管24の検出信号がオ
ンであるか否かを判断する。検出信号がオンである場合
には(イエス)、ステップS5へ進み、オンでない場合に
は(ノー)、ステップS3へ戻る。
【0033】ステップS5では、ステップS4での検出信号
がオンである判断が初回のものであるか否かを判断す
る。初回のオン判断である場合には(イエス)、ステッ
プS6へ進み、初回のオン判断でない場合には(ノー)、
ステップS7へ進む。
【0034】ステップS6では、オン信号を出力した時の
光電管24の位置をカム2の一方の端部2aの検出位置T1
して記憶してステップS7へ進む。
【0035】ステップS7では、光電管24の検出信号がオ
フであるか否かを判断する。検出信号がオフである場合
には(イエス)、ステップS8へ進み、オフでない場合に
は(ノー)、ステップS3へ戻る。
【0036】ステップS8では、オフ信号を出力した時の
光電管24の位置をカム2の他方の端部2bの検出位置T2
して記憶してステップS9へ進む。
【0037】ステップS9では、ステップS8で記憶した検
出位置T2に基づいて、検出終了位置T3を再設定してステ
ップ3へ戻る。
【0038】また、ステップS10 では、モータ14を停止
して光電管24の移動を停止し、カム2の端部の検出を終
了してステップS11 へ進む。
【0039】ステップS11 では、S6およびS8で記憶した
カム2の両端部2a,2bの位置T1,T2に基づいてカム面3
上のトーチ25の原位置TCを演算してステップS12 へ進
む。
【0040】ステップS12 では、モータ14の回転を反転
してブラケット21を移動させることにより、光電管24を
検出開始位置T0側へ向かって移動させてステップS13 へ
進む。
【0041】ステップS13 では、光電管24がステップS1
1 で得たトーチ25の原位置TCに達したか否かを判断す
る。トーチ25の原位置TCに達している場合には(イエ
ス)、ステップS14 へ進み、達していない場合には(ノ
ー)、ステップS13 に留まる。
【0042】ステップS14 では、ブラケット21の移動を
停止して、トーチ25の原位置TCへの位置決めを終了す
る。
【0043】以上の制御フローによって、光電管24と中
心位置を一致させたトーチ25の原位置TCへの位置決めを
行うことができる。
【0044】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0045】主軸7にカムシャフト1を装着し、主軸を
回転させてカム2を所定の回転位置に位置決めする。こ
のとき、図5に示すように、光電管24の光軸がカム2の
端部のくい違い部5を横切るように位置決めを行う。
【0046】サーボモータ(図示せず)によってヘッド
8を主軸7の軸方向に沿って移動させ、さらに、シリン
ダ機構22の作動ロッド23を伸長させて、光電管24をカム
2の一端部近傍の検出開始位置T0に移動させ、光電管24
の光軸がカムシャフト1の軸部の近傍を通るようにす
る。このとき、光電管24は、光線の透過、遮断によって
カム2の端部2a,2bの位置を検出するので、光軸がカム
シャフト1の軸部の近傍を通るように発光素子24a およ
び受光素子24b を位置決めすることにより、カムの位相
が異なる場合でも光電管24の位置を調整することなく安
定した検出を行うことができる。
【0047】モータ14によってブラケット21を主軸7の
軸方向に沿って移動させ、光電管24によるカム2の両端
部2a,2bの検出を開始するともに、リニアエンコーダ16
の出力信号による光電管24の変位の検出を開始する。
【0048】図4に示すように、光電管24が、カム2の
一端部2aに到達すると(位置T1参照)、カム2によって
送受光素子24a ,24b 間の透過光が遮断されて光電管24
の出力信号がオンとなり、その後、光電管24が、カム2
の他端部2bに到達すると(位置T2参照)、カム2による
送受光素子24a ,24b 間の透過光の遮断がなくなって光
電管24の出力信号がオフとなる。そして、出力信号のオ
ン、オフ時点の光電管24の位置T1,T2をリニアエンコー
ダ16の出力信号によって検出して、カム2の両端部2a,
2bの位置X1,X2を得る。
【0049】このとき、光電管24の光軸が、カム2の端
部のくい違い部5を横切るようにしているので、光電管
24の検出位置T1,T2とカム2の両端部2a,2bの位置X1
X2とが一致し、カム2の最大幅における両端部の位置
X1,X2を正確に検出することができる。このようにして
検出したカム2の両端部の位置T1,T2(=X1,X2)に基
づいてカム面3上のトーチ25の原位置を演算する。
【0050】光電管24が検出終了位置T3に到達すると、
モータ14の回転が反転して光電管24が検出開始位置T0
向かって移動してトーチ25の原位置TCに到達して停止す
る。これにより、光電管24と中心位置を一致させたトー
チ25がカム面3上の原位置TCに位置決めされる。そし
て、この原位置TCを基準としてトーチ25を移送してカム
面3にTIG再溶融処理を施すことができる。
【0051】このようにして、常に、カム2の最大幅に
おける両端部の位置X1,X2に基づいてトーチ25の原位置
TCが決定されるので、たとえ、カム2の端面2a,2bに型
ずれによるくい違い部5があっても、安定したトーチ25
の位置決めを行うことができ、カム面3に均一な熱処理
を施すことができる。また、光電管24の位置決めを容易
に行うことができるので、コントローラ9の制御が少な
く、トーチ25の位置決めを迅速に行うことができる。
【0052】次に、複数のカムシャフトを並行処理する
ようにしたTIG再溶融処理装置に、本発明の工具位置
決め装置を適用した場合について、図7を用いて説明す
る。なお、以下、上記実施例のものと同様の部材には同
一の番号を付して説明する。
【0053】図7に示すTIG再溶融処理装置26では、
ヘッド本体10を結合させて一体とした複数(図示のもの
では3個)のヘッド8がサーボモータ27に連結され、複
数の主軸にそれぞれ装着されたカムシャフト1の軸方向
に沿って移動可能に設けられている。そして、シーケン
サ28によってサーボモータ27を制御して、複数のカムシ
ャフト1のカム2の位置に順次対応させて複数のヘッド
8を移送し、各カム2毎にトーチ25の位置決めを行うこ
とにより、複数のカムシャフト1のカム2に並行してT
IG再溶融処理を施すことができる。なお、図7中、29
はセンサアンプ、30はサーボコントローラである。
【0054】なお、上記実施例では、透過形センサとし
て光電管を用いているが、これに限らず、発信素子から
発信された光線、超音波、電波等の媒体が受信素子側に
到達するか否かによってその間の物体の状態(存在)を
検知するものであれば、他の透過形センサでもよく、例
えば超音波センサを用いることもできる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
被加工部の両側に対置した透過形センサが被加工部の最
端部の位置を検出するので、この検出値によって得られ
る被加工部の最大幅における両端部の位置に基づいて工
具の位置決めを行うことができる。その結果、常に、被
加工部の最大幅に基づいて工具の位置決めが行われるの
で、たとえ、被加工部に型ずれによるくい違いがあって
も、安定した工具の位置決めを行うことができる。ま
た、透過形センサによって被加工部を検出するようにし
たので、従来の近接スイッチを用いたものに対してセン
サの位置決めを容易に行うことができ、工具の位置決め
を迅速に行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる位置決め装置の概略
構成を示す図である。
【図2】図1の装置のヘッド部の側面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1の装置の透過形センサの移動を示す説明図
である。
【図5】図1の装置の透過形センサの光軸の位置を示す
説明図である。
【図6】図1の装置のコントローラによる位置決め制御
フローを示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る工具位置決め装置を適用した複数
のカムシャフトを並行処理するためのTIG再溶融処理
装置の概略図である。
【図8】従来の工具位置決め装置の近接スイッチの移動
および検出位置を示す説明図である。
【図9】型ずれによりくい違いを生じたカムシャフトの
カム部の斜視図である。
【図10】従来の工具位置決め装置によってくい違い生
じたカムシャフトのカムの端部位置を検出する場合の近
接スイッチの移動および検出位置を示す説明図である。
【図11】従来の工具位置決め装置の近接スイッチの検
出すべきカムに対する位置を示す図である。
【符号の説明】
2 カム(被加工部) 2a,2b 端部 6 工具位置決め装置 24 透過形センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工部の両側に対置した透過形センサ
    を前記被加工部に沿って移動させ、前記透過形センサの
    検出に基づいて前記被加工物の両端部の位置を検出し、
    該両端部の位置に基づいて工具の位置決めを行うように
    したことを特徴とする工具位置決め方法。
  2. 【請求項2】 被加工部の両側に対置した透過形センサ
    を前記被加工部に沿って移動させ、前記透過形センサの
    検出に基づいて前記被加工物の両端部の位置を検出し、
    該両端部の位置に基づいて工具の位置決めを行うように
    したことを特徴とする工具位置決め装置。
JP28585494A 1994-10-26 1994-10-26 工具位置決め方法およびその装置 Pending JPH08118208A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004048035A1 (ja) * 2002-11-26 2004-06-10 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. 非円形回転体ワークの研削方法及びその装置,並びにカム軸

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004048035A1 (ja) * 2002-11-26 2004-06-10 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. 非円形回転体ワークの研削方法及びその装置,並びにカム軸

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