JPH08106718A - コントロール・アドレス信号再生装置 - Google Patents

コントロール・アドレス信号再生装置

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JPH08106718A
JPH08106718A JP6263075A JP26307594A JPH08106718A JP H08106718 A JPH08106718 A JP H08106718A JP 6263075 A JP6263075 A JP 6263075A JP 26307594 A JP26307594 A JP 26307594A JP H08106718 A JPH08106718 A JP H08106718A
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JP
Japan
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signal
address signal
control address
muse
control
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JP6263075A
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Yusaku Seki
雄策 関
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コントロール・アドレス信号を確実に読み取
ることを可能とし、エラー伝播を防止する。 【構成】 FM復調回路8から再生MUSE信号が得ら
れる。再生MUSE信号が同期分離回路10、タイミン
グ生成器11に供給され、同期分離回路10で形成され
たロード信号LDSとVCO15からの書込みクロック
WCLKとを使用して、再生MUSE信号中のコントロ
ール・アドレス信号と同期したウインドウ信号が形成さ
れる。このウインドウ信号の幅内でサンプリングパルス
が形成され、このサンプリングパルスによって再生MU
SE信号をサンプリングすることによって、バイフェー
ズ変調の復調がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば高品位テレビ
ジョン信号の一つであるハイビジョン信号のMUSE信
号が記録された光ディスクのプレーヤにおいて、再生信
号中のコントロール・アドレス信号を読取るための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョン方式の信号を記録したり、
伝送する際の帯域圧縮の方法として、多重サブナイキス
トサンプリングエンコーディング方式であるMUSE(m
ultiple sub-Nyquist sampling encoding)方式が提案さ
れている。ハイビジョン方式のベースバンド信号帯域幅
は、輝度信号が22MHz、二つの色差信号が各7MHzで
ある。MUSEは、このベースバンド信号を約8MHzの
帯域幅へ圧縮できる。
【0003】MUSEエンコーダにより形成されるMU
SE信号の伝送形式を図7に示す。MUSE信号は、一
種のパルス振幅変調信号であり、ライン番号〔1〜11
25〕と各ライン内のサンプル番号〔1〜480〕とで
信号の割り当てが規定される。サンプリング周波数は、
16.2MHzである。
【0004】図7に示すように、各ラインのサンプル番
号〔1〜12〕が水平同期(HD)期間である。水平同
期信号は、図8に示すような波形とされている。すなわ
ち、8ビット量子化レベルで、(64〜192)のレベ
ルを持つ波形とされ、第1番目および2n番目のライン
(但し、n≧2)と、第2番目および2n+1番目のラ
イン(但し、n≧1)とで、反転する波形とされてい
る。サンプル番号〔6〕が水平基準位相点である。この
水平基準位相点は、再サンプリングするときにサンプリ
ング位相を検出する点である。
【0005】MUSE信号の第1ラインおよび第2ライ
ンには、VIT(vertical intervaltest)信号および垂
直同期用のフレームパルスが挿入される。VIT信号
は、伝送路を等化するための基準信号である。さらに、
第2番目のラインの473サンプルのエッジがフレーム
基準位相点とされている。
【0006】C信号、Y信号、音声/データの割り当て
の詳細は、この発明と特に関係が強くないので、図7に
割り当てのフォーマットを示し、その説明を省略する。
但し、Y信号のレベルは、図9に示すように、黒レベル
が(16)と規定され、白レベルが(239)と規定さ
れる。また、第564ラインは、規格上では、空き領域
とされているが、MUSE信号を光ディスクに記録する
例では、このラインにコントロール・アドレス信号が挿
入される。コントロール・アドレス信号は、プレーヤが
特殊機能の制御および時間情報の表示のために使用でき
るコード信号である。
【0007】上述のMUSE信号は、FM変調され光デ
ィスクに記録される。図10は、光ディスク上に記録さ
れた信号の周波数スペクトル図である。SM がFM変調
されたMUSE信号である。MUSE信号の8ビット量
子化レベルの16が周波数f1 (=10.6MHz)、そ
の8ビット量子化レベルの128が周波数f2 (=1
4.4MHz)となるように、MUSE信号がFM変調さ
れる。また、FM変調信号SM の低域側に、ディジタル
信号SEFM およびパイロット信号SP が周波数多重され
る。
【0008】ディジタル信号SEFM は、コンパクトディ
スクと同様の信号形態を有し、EFM変調されたディジ
タルのオーディオあるいはビデオ信号である。パイロッ
ト信号SP は、周波数fP の信号で、時間軸基準信号で
ある。このパイロット信号SP は、光ディスクに対して
連続的に記録されている。周波数fP は、水平周波数f
H と下記の関係に選定されている。 fP =135/2 × fH (=2278125Hz)
【0009】上述のMUSE信号が記録された光ディス
クを再生し、第564番目のラインに挿入されているコ
ントロール・アドレス信号の読取について説明する。ま
ず、このコントロール・アドレス信号は、図11Aに示
すフォーマットの76ビットのコードである。先頭の1
2ビットが同期信号SYNCであり、その後に、8ビッ
トのMODE、8ビットのCADR、20ビットのFA
DR1、20ビットのFADR2が順次配置され、最後
の8ビットがエラー検出用のCRCコードが配される。
【0010】同期信号SYNCは、図11Bに示すよう
に、16進表示で(FE4)のビットパターンを有す
る。MODEは、ディスクおよびコントロール・アドレ
ス信号の種類を指示する。例えばディスクの外径(20
cmまたは30cm)、ディスクフォーマット(CAVまた
はCLV)等を指示する。CADRは、チャプターに関
する情報を指示し、FADR1は、全トラックで連続
し、1づつ単調増加する値の映像フレームアドレスであ
り、FADR2は、映像フレームに関する情報である。
さらに、エラー検出用のCRCコードは、SYNC以外
の56ビットをCRC符号化している。
【0011】上述のコントロール・アドレス信号は、図
11Cに示すように、16.2MHzのサンプリングクロ
ックと同期してバイフェーズ変調されている。すなわ
ち、ビットが`1' の場合は、最初の3サンプルがローレ
ベル(8ビット量子化レベルにて16)であり、次の3
サンプルがハイレベル(8ビット量子化レベルにて23
9)とされ、一方、ビットが`0' の場合は、最初の3サ
ンプルがハイレベルであり、次の3サンプルがローレベ
ルとされる。このように、1ビットが6サンプルで表さ
れるために、76ビットが456サンプルに相当する。
MUSE信号の第564ラインのサンブル番号の〔19
〜474〕にコントロール・アドレス信号が挿入され
る。
【0012】上述のコントロール・アドレス信号は、デ
ィスクを再生するうえで、重要な情報であり、正しく読
み取られる必要がある。従来のコントロール・アドレス
信号の読取方法について図12および図13を参照して
説明する。図12Aは、ディスクからの再生信号をFM
復調して得られた再生MUSE信号中のコントロール・
アドレス信号であり、上述のように、先頭に同期信号S
YNCが位置し、その後にデータおよびエラー検出コー
ドが位置している。タイミング生成回路によって、図1
2Bに示すウィンドウが生成される。このウィンドウ
は、再生MUSE信号のライン番号〔563、564、
565〕に相当するタイミングを指示する。
【0013】また、同期信号SYNCがパターン検出に
より検出され、これによって、コントロール・アドレス
信号の位置が検出され、図12Cに示すように、コント
ロール・アドレス信号の挿入区間に対応する復調用マス
クが生成され、そのハイレベルの期間で、図12Dに示
す復調用ラッチパルスが発生する。そして、復調用ラッ
チパルスを使用してバイフェーズ復調がなされる。図1
3は、従来のバイフェーズ復調を示すもので、図13A
がバイフェーズ変調されたデータであり、一例として、
(10010)のデータが示されている。
【0014】このバイフェーズデータの立ち上がりエッ
ジおよび立ち下がりエッジのそれぞれから所定のパルス
幅を有するエッジパルス(図13B)が生成される。こ
のエッジパルスの立ち下がりエッジでバイフェーズデー
タがサンプリングされる。また、図12Dに示した復調
用ラッチパルス(図13Cにも示す)がローレベルの期
間において、エッジパルスがマスクされる。そして、復
調用ラッチパルスがハイレベルの期間のエッジパルスに
よって、フリップフロップをトリガすることによって、
エッジパルスの立ち下がり毎に反転する復調データ(図
13D)が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコント
ロール・アドレス信号の読取方法は、再生MUSE信号
中の同期信号SYNCを検出し、それによって、復調用
のラッチパルスを形成している。従って、若し、同期信
号SYNCの検出を誤ると、復調用のラッチパルスが誤
ったものとなり、復調後のデータも本来のデータと異な
ったものとなる。例えばラッチパルスの抜けや、位相の
ずれにより、データのエラーが発生した場合、そのエラ
ーは、後続のコントロール・アドレス信号の読取の全体
に伝播する。同期信号SYNCの検出を失敗するような
最悪の場合には、コントロール・アドレス信号を全く読
み取ることができない。
【0016】従って、この発明の目的は、同期信号の検
出を誤るような場合でも、その後に続くコントロール・
アドレス信号を確実に読み取ることが可能なコントロー
ル・アドレス信号再生装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、記録媒体か
らの再生信号中の所定の位置に挿入され、所定の変調方
式で変調された複数ビットのコントロール・アドレス信
号を読取るための再生装置において、再生信号中の所定
の位置を指示するウィンドウを発生し、ウィンドウの幅
内で、再生信号と同期したサンプリングパルスを発生す
るタイミング生成手段と、サンプリングパルスによりコ
ントロール・アドレス信号をサンプリングすることによ
って、所定の変調方式の復調を行なう手段とからなるコ
ントロール・アドレス信号再生装置である。
【0018】
【作用】タイミング生成手段によって、再生信号中のコ
ントロール・アドレス信号の位置と対応するウィンドウ
を生成し、このウィンドウの幅内で発生し、再生信号に
同期したサンプリングパルスによって、サンプリングを
行なうことによって、コントロール・アドレス信号のバ
イフェーズ変調を復調することができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この一実施例の全体の構成を
示し、1が光ディスクである。この光ディスク1には、
前述のように、FM変調されたMUSE信号SM 、ディ
ジタル信号SEFM およびパイロット信号SP が周波数多
重された信号が記録されている。光ディスク1は、スピ
ンドルモータ2によって、CAV(角速度一定)あるい
はCLV(線速度一定)の方式で回転駆動される。3
は、スピンドルモータ2の回転速度および回転位相を制
御するスピンドル制御回路である。
【0020】光ディスク1の記録信号は、光学的ピック
アップ4により読み取られる。図示しないが、ピックア
ップ4をディスク1の径方向に移動させる送り機構が設
けられている。これらの光ディスク1の回転駆動、ピッ
クアップ4の構造、ピックアップ4の送り機構等は、従
来から知られているものを採用できる。
【0021】ピックアップ4で読み取られた再生信号が
再生アンプ5を介してバンドパスフィルタ6および7に
それぞれ供給される。バンドパスフィルタ6によって、
FM変調MUSE信号SM が分離され、バンドパスフィ
ルタ7によって、パイロット信号SP が分離される。信
号SM がFM復調回路8でFM復調され、その出力に発
生する再生MUSE信号がA/D変換器9、同期分離回
路10およびTBC(time base corrector) 用信号生成
器12にそれぞれ供給される。バンドパスフィルタ7か
らのパイロット信号SP もTBC用信号生成器12に供
給される。また、これらの回路に対して、VCO15か
ら書込みクロックWCLKが供給される。
【0022】A/D変換器9は、書込みクロックWCL
Kを使用して、再生MUSE信号を16.2MHz、ある
いはその整数倍の周波数でサンプリングし、1サンプル
が8ビットのディジタルMUSE信号を出力する。同期
分離回路10は、MUSE信号中のライン番号〔1〕お
よび〔2〕に挿入されているフレームパルスを検出し、
後述のように、タイミング基準としてのロード信号LD
Sを発生する。このロード信号LDSと書込みクロック
WCLKがタイミング生成器11に供給され、タイミン
グ生成器11が再生処理に必要な各種のタイミング信号
を生成する。
【0023】TBC用信号生成器12は、TBCのため
に再生MUSE信号と同期した信号を発生し、この信号
を位相比較器13に供給する。位相比較器13には、書
込みクロックWCLKからタイミング生成器11で生成
されたウィンドウが供給される。再生MUSE信号と同
期した信号としては、再生パイロット信号あるいは再生
水平同期信号HDを使用できる。再生パイロット信号あ
るいは再生水平同期信号と、書込みクロックWCLKと
一定の位相関係を有するウィンドウの位相差に応じた比
較出力が位相比較器13から発生し、この比較出力がル
ープフィルタ14を介してVCO(voltage controlled
oscillator) 15に対して制御電圧として供給される。
VCO15は、制御電圧に応じて発振周波数を変化し、
その出力に書込みクロックWCLKが発生する。位相比
較器13の構成によっては、書込みクロックWCLK自
体を使用しても良い。
【0024】位相比較器13、ループフィルタ14およ
びVCO15によって、PLLが構成され、TBC用信
号生成器12からの信号と同期した、すなわち、再生M
USE信号と同期した書込みクロックWCLKが生成さ
れる。この書込みクロックWCLKがTBC用のメモリ
16に対して供給され、A/D変換器9からのディジタ
ル信号が書込みクロックWCLKによって、メモリ16
に書込まれる。メモリ16は、RAM、FIFO等で構
成される。
【0025】一方、読出しクロックRCLKによって、
メモリ16からデータが読出される。この読出しクロッ
クRCLKは、水晶発振器で発生したマスタークロック
を分周して形成したものであり、安定なクロックであ
る。従って、再生MUSE信号に含まれていた時間軸変
動分がメモリ16を含むTBCによって除去され、メモ
リ16の読出しデータは、時間軸変動分を含まないもの
となる。図示しないが、メモリ16から読出された信号
は、D/A変換器によって、アナログのMUSE信号に
戻され、さらにMUSE方式のデコーダに供給される。
MUSEデコーダによって、再生カラービデオ信号が得
られる。
【0026】さらに、図1において、17がコントロー
ル・アドレス信号のデコーダを示す。このデコーダ17
に対して、A/D変換器9からのディジタルMUSE信
号、タイミング生成器11からのタイミング信号、およ
びVCO15からの書込みクロックWCLKが供給され
る。このデコーダ17において、コントロール・アドレ
ス信号の読取と復号とがなされる。デコーダ17とマイ
クロコンピュータ18とが結合され、デコーダ17で得
られたコントロール情報およびアドレス情報がディスク
再生動作の制御、アドレスの表示等に使用される。
【0027】次に、タイミング生成器11の構成の一例
について説明する。このタイミング生成器11は、書込
みクロックWCLKによって作動している2段構成のカ
ウンタである。この書込みクロックWCLKは、上述し
たように、VCO15から供給される。このタイミング
生成器11の構成を図2に示す。31は、第1のカウン
タであり、ここではこれをサンプルカウンタと呼ぶ。3
2は、サンプルカウンタ31のロード信号入力端であ
る。33は、サンプルカウンタ31のクロック信号入力
端である。34は、サンプルカウンタ31のキャリー信
号出力端である。また、35は、第2のカウンタであ
り、ここではこれをラインカウンタと呼ぶ。36は、ラ
インカウンタ35のロード信号入力端である。37は、
ラインカウンタ35のクロック信号入力端である。さら
に、40は、サンプルカウンタ31の出力端であり、4
1は、ラインカウンタ35の出力端である。
【0028】サンプルカウンタ31のロード信号入力端
32およびラインカウンタ35のロード信号LDS入力
端36には、外部からのロード信号LDSがそれぞれ供
給される。また、サンプルカウンタ31のキャリー信号
出力端34は、ラインカウンタ35のイネーブル端子E
Tに接続されている。
【0029】サンプルカウンタ31およびラインカウン
タ35は、それぞれロード信号入力端32およびロード
信号入力端36にロード信号LDSが入力されると、ロ
ードデータがカウンタ31およびカウンタ35にそれぞ
れロードされる。また、サンプルカウンタ31は、クロ
ック入力端33に供給される書込みクロックWCLKに
よって、インクリメントする。そしてカウント値がサン
プルカウンタ31に予め設定された最大値に達すると、
キャリー信号出力端34からキャリー信号CAが出力さ
れ、カウント値が[1]に戻る。このキャリー信号CA
は、ラインカウンタ35のクロック信号入力端37に供
給される。それによりラインカウンタ35は、インクリ
メントする。そしてカウント値がサンプルカウンタ35
に予め設定された最大値に達すると、カウント値が
[1]に戻る。
【0030】上述のロード信号入力端32およびロード
信号入力端36に入力されるロード信号LDSは、図1
の同期分離回路10で分離されたMUSE信号中のフレ
ームパルスから生成されるものである。つまり、図3に
示すように、同期分離回路10は、A/D変換器9より
供給された信号よりライン番号[1]およびライン番号
[2]のフレームパルスを抽出する。但し、図3におい
ては、ライン番号[2]の波形のみを示す。そして、ラ
イン番号[2]のフレームパルスに含まれるフレーム基
準位相点を検出し、この点をパルスの立ち下がりとする
ロード信号LDSが生成される。
【0031】ここで、このタイミング生成器11の動作
の例を、図4のタイミングチャートを参照しながら説明
する。図4Aは、サンプルカウンタ31のクロック信号
入力端33に供給されている書込みクロックWCLKで
ある。図4Bは、上述したロード信号LDSであって、
同期分離回路10より供給される。サンプルカウンタ3
1およびラインカウンタ35は、同期分離回路10より
図4Bのロード信号LDSを供給されると、それぞれ予
め設定されたロードデータ38およびロードデータ39
をロードされる。この例では、ロード信号LDSが再生
MUSE信号中のフレーム基準位相点で発生することと
対応して、ロードデータ38が[473]を表す値、ま
た、ロードデータ39が[2]を表す値とされている。
【0032】これらのロードデータがロードされること
により、サンプルカウンタ31およびラインカウンタ3
5は、図4Cおよび図4Dに示すように、それぞれのデ
ータ出力端40および41からロードデータと同一の値
を出力する。ロードデータをロードした後のカウントの
タイミングは、上述したように、サンプルカウンタ31
では書込みクロックWCLKのタイミングであり、ライ
ンカウンタ35では、サンプルカウンタ31から供給さ
れるキャリー信号CAのタイミングである。
【0033】これらのサンプルカウンタ31およびライ
ンカウンタ35の出力より、例えばタイミング抽出のた
めのウィンドウパルスを生成できる。一例として、図4
Eに示すように、再生MUSE信号におけるライン番号
[2]の、サンプル番号[473〜475]の位置にウ
ィンドウを生成することができる。このように生成され
たウィンドウのタイミングは、ロード信号LDSがMU
SE信号に含まれるフレームパルスから同期分離回路1
0によって生成されており、また書込みクロックWCL
Kが再生MUSE信号と同期するように形成されたもの
であるから、再生MUSEビデオ信号に同期したものと
なる。
【0034】図5および図6は、コントロール・アドレ
ス信号のデコーダ17におけるコントロール・アドレス
信号の読取方法を示す。図5Aに示す再生MUSE信号
に対して、コントロール・アドレス信号の位置と対応す
るウィンドウADRWIN(図5B)が上述したタイミ
ング生成器11により生成される。このウィンドウAD
RWINのハイレベルの期間(同期信号SYNCを含む
コントロール・アドレス信号の期間)で、図5Cに示す
サンプリングパルスPsが発生する。サンプリングパル
スPsは、ディジタルMUSE信号のサンプリング周波
数と等しい周波数のもので、タイミング生成器11にお
いて生成される。
【0035】また、図5Dに示すように、コントロール
・アドレス信号の同期信号SYNC以外のデータ区間と
対応したウィンドウADRWIN´を生成し、この期間
でサンプリングパルスPs(図5E)を発生するように
しても良い。ウィンドウと同期信号SYNCの検出の両
者に基づいて、コントロール・アドレス信号を読取る場
合には、図5Bに示すウィンドウADRWINが使用さ
れる。若し、タイミング生成器11で発生したウィンド
ウのみを使用して、コントロール・アドレス信号を読取
る場合には、図5Dに示すウィンドウADRWIN´が
使用される。何れの方法も可能である。
【0036】図6Aに示すようなバイフェーズ変調デー
タ、例えば(10010)が図6Bに示すサンプリング
パルスPsによってサンプリングされる。図6Cに示す
サンプリング出力が復調データ(10010)である。
上述したように、タイミング生成器11は、再生MUS
E信号のフレーム基準位相点とVCO15を含むPLL
で生成された書込みクロックWCLKとから、再生MU
SE信号のライン番号およびサンプル番号を再生してい
る。従って、再生MUSE信号のコントロール・アドレ
ス信号の位置と対応したウィンドウADRWINおよび
ADRWIN´を形成することができ、また、所定の位
相のサンプリングパルスPsを形成することができる。
【0037】なお、上述の一実施例は、光ディスクプレ
ーヤであるが、他の記録媒体の再生装置に対してこの発
明を適用することができる。また、MUSE信号に限ら
ず、再生信号中の所定位置にコントロール・アドレス信
号が挿入された信号に対しても、この発明を適用するこ
とができる。さらに、バイフェーズ変調以外のディジタ
ル変調方式で変調されたコントロール・アドレス信号の
読取に対しても、この発明を適用することができる。
【0038】さらに、従来の構成とこの発明による構成
とを併用し、コントロール・アドレス信号の同期信号が
正しく検出されるかどうか、あるいはエラー検出の結果
が正しいかどうかに基づいて、一方の読取出力を選択的
に使用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、同期信号が先頭に配置されたコントロール・アド
レス信号が再生信号中の所定の位置に挿入されている場
合に、このコントロール・アドレス信号を確実に読み取
ることができる。また、コントロール・アドレス信号の
読取エラーが発生しても、そのエラーが伝播することを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明の一実施例におけるタイミング生成器
の一例のブロック図である。
【図3】タイミング生成器におけるロード信号の生成を
説明するためのタイミングチャートである。
【図4】タイミング生成器の説明のためのタイミングチ
ャートである。
【図5】この発明の一実施例におけるコントロール・ア
ドレス信号の読取を説明するためのタイミングチャート
である。
【図6】この発明の一実施例におけるコントロール・ア
ドレス信号のバイフェーズデータの復調を説明するため
のタイミングチャートである。
【図7】MUSE信号の信号フォーマットを示す略線図
である。
【図8】MUSE信号内の水平同期信号を説明するため
の波形図である。
【図9】水平同期信号のレベルを説明するための略線図
である。
【図10】この発明を適用することができる光ディスク
の記録信号を説明するための周波数スペクトル図であ
る。
【図11】光ディスクの記録信号中のコントロール・ア
ドレス信号のフォーマットを示す略線図である。
【図12】従来の光ディスクプレーヤのコントロール・
アドレス信号の読取方法を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図13】従来の光ディスクプレーヤのコントロール・
アドレス信号の読取方法を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク 4 ピックアップ 8 FM復調器 11 タイミング生成器 13 位相比較器 15 VCO 17 コントロール・アドレス信号のデコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体からの再生信号中の所定の位置
    に挿入され、所定の変調方式で変調された複数ビットの
    コントロール・アドレス信号を読取るための再生装置に
    おいて、 上記再生信号中の所定の位置を指示するウィンドウを発
    生し、上記ウィンドウの幅内で、上記再生信号と同期し
    たサンプリングパルスを発生するタイミング生成手段
    と、 上記サンプリングパルスにより上記コントロール・アド
    レス信号をサンプリングすることによって、上記所定の
    変調方式の復調を行なう手段とからなるコントロール・
    アドレス信号再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコントロール・アドレ
    ス信号再生装置において、 上記記録媒体にMUSE信号が記録され、再生MUSE
    信号のライン番号およびサンプル番号によって、コント
    ロール・アドレス信号の挿入位置が規定されることを特
    徴とするコントロール・アドレス信号再生装置。
JP6263075A 1994-10-03 1994-10-03 コントロール・アドレス信号再生装置 Pending JPH08106718A (ja)

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JP (1) JPH08106718A (ja)

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