JPH081058B2 - 地盤貫入抵抗測定装置 - Google Patents

地盤貫入抵抗測定装置

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JPH081058B2
JPH081058B2 JP10177693A JP10177693A JPH081058B2 JP H081058 B2 JPH081058 B2 JP H081058B2 JP 10177693 A JP10177693 A JP 10177693A JP 10177693 A JP10177693 A JP 10177693A JP H081058 B2 JPH081058 B2 JP H081058B2
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rod
press
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fitting
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北村  精男
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GIKEN LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、杭圧入現場における杭
の先端抵抗及び周面抵抗を測定する地盤貫入抵抗測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地盤貫入抵抗測定装置は牽引車で
牽引して測定現場に搬入し、測定用のロッドも先端抵抗
測定用及び周面抵抗測定用の専用のロッドを用意してい
た。また測定用ロッドの地中への圧入はロッドだけを単
独で圧入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の地盤
貫入抵抗測定装置は、測定装置を牽引車で牽引して測定
現場に搬入しているため牽引専用車が必要であり、また
測定用のロッドも先端抵抗測定用及び周面抵抗測定用の
ロッドを使用していた。そして抵抗測定用のケーブルを
予めロッド内部に挿入しておかなければない。またロッ
ドの交換作業や組立てを人手で行うために時間を要し
た。さらに、測定用ロッドが所定の深さに到達するまで
に圧入抵抗等により折曲したりひいては折損することが
あった。本発明は、このような問題点を解決するため
に、測定用ロッドの交換、組立て作業に時間を要するこ
となく、またロッドが折曲することがなく容易に測定を
することができる地盤貫入抵抗測定装置を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、作業車の荷台上に回転可能に載置したター
ンテーブルにスライドテーブルを摺動自在に取付け、該
スライドテーブルにガイドフレームを起伏自在に固着
し、中空に形成されたオーガスクリューを回転可能に垂
下すると共に、上部にクランプ並びにシリンダを取付け
た下台座部とクランプを回動可能に設けた上台座部とか
らなり該上台座部を前記シリンダにより上下動自在に形
成したオーガフレームを、スライドフレームに上下動自
在に設け、前記オーガスクリューの中空部に検出用ロッ
ドを上下動自在に装着したことを特徴とし、また、ロッ
ド供給用のロッドマガジンを前記上台座部の上面に取付
け、検出用ロットからの測定値を記録するデータ記録装
置を荷台に載置したことを特徴とする。
【0005】
【作用】測定現場においてガイドフレームを起立してス
ライドフレームを下降して基部を地表に接地させる。オ
ーガフレームに垂下したオーガスクリューを回転駆動す
る。オーガスクリューは前記基部を通して地中に螺入さ
れて検出用ロッドの圧入時の反力を得る。上部クランプ
で掴持したロッドを圧入引抜シリンダにより下降し、オ
ーガスクリューの中空部開口から圧入する。この圧入引
抜シリンダによる圧入力により、圧入力(先端抵抗及び
周面抵抗)を検出し、引抜力により引抜力(周面抵抗)
を検出し、各検出値をデータ記録装置で記録、演算し
て、貫入抵抗値を算出する。ロッドを継ぎ足す場合は、
上部クランプのロッドの掴持を開放してこのクランプを
上昇させ継ぎ足すロッドを掴持して下降する。この時下
部クランプで圧入したロッドを掴持しておき、両方のロ
ッドを当接して上部クランプを回動すればロッドは螺合
して接続される。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図4に基づいて
説明する。図1及び図2に示すように自走式車両の作業
車1は荷台2上に圧入引抜力測定装置3を搭載してい
る。作業車1はその車輪4によって地上を走行して測定
現場に測定装置を運搬し、オーガスクリュー5を螺入し
ロッド圧入力の反力とする。また、荷台2の両側面には
アウトリガー6が取り付けられている。自走式車両の作
業車1は地上を自走するものであれば図示の車輪に限ら
ず、クローラによって自走するものでもよい。
【0007】作業車1の荷台2上にターンテーブル7を
回動可能に載置し、このターンテーブル7上に摺動可能
に載置したスライドテーブル8の端部に起伏シリンダ9
を取付け、そのピストンロッド10をスライドテーブル
8の中央部分に取付けた作動杆11とガイドフレーム1
2に取付けた作動杆13との連結部に接続して取付け
る。
【0008】ガイドフレーム12は下端に形成した支持
杆13を回動自在にスライドテーブル8の端部に枢着
し、かつ上端両側部とスライドフレーム14の両側部と
の間に摺動シリンダ15を取付けている。この摺動シリ
ンダ15の伸縮作動により、ガイドフレーム12の両側
部に設けたガイド溝16に係合したスライドフレーム1
4は摺動自在に移動するように構成されている。
【0009】図3に示すようにスライドフレーム14に
沿って摺動可能にオーガフレーム17が、その背面に設
けた係合溝をスライドフレーム14の前面のカイドレー
ル18に係合して取付けられている。このオーガフレー
ム17は底部に形成した下台座部19にオーガスクリュ
ー5を回動可能に取付けており、この回動は下台座部1
9に配設した駆動モータ20により回動される。図4に
示すように下台座部19にはクランプBが取付けられて
いて、検出用ロッドR1を掴持するように形成されてい
る。検出用ロッドR1は中空に形成されたオーガスクリ
ュー5の内部を貫通して先端開口から突出し地中に圧入
される。
【0010】また、下台座部19の上面には2基の圧入
引抜シリンダ25を配置し、そのピストンロッドをクラ
ンプAを設けた上台座部22に取付けている。またクラ
ンプAは検出用ロッドR1を掴持するように形成され、
上台座部22に配置した駆動モータ23により回転可能
に構成されている。上台座部22は背面のガイド溝をオ
ーガフレーム17の前面のガイドレール24に係合して
おり、圧入引抜シリンダ25の伸縮作動によって上下動
自在に形成されている。クランプAに掴持された検出用
ロッドR1は圧入引抜シリンダ25の下降により圧入
し、上昇により引き抜かれる。
【0011】さらに、上台座部22には複数の接続用ロ
ッドR2を格納するロッドマガジン28が搭載されてい
て自動的にクランプAに接続用ロッドR2を供給して検
出用ロッドR1に継ぎ足し、所定深さまで圧入すること
が可能な構成になっている。
【0012】本発明の実施例の作用を図2ないし図7に
基づいて説明する。図2及び図5に示すように測定現場
に測定装置を搬入し、スライドテーブル8を移動し、起
伏シリンダ9のピストンロッド10を伸長してガイドフ
レーム12を起立し、摺動シリンダ15を作動させてス
ライドフレーム14を下降させる。スライドフレーム1
4の基部26底が接地するまで下降させてその状態を保
持する。
【0013】中空に形成されたオーガスクリュー5の内
部に予め検出用ロッドR1を装着しておき、オーガフレ
ーム17の下台座部19の駆動モータ20を駆動してオ
ーガスクリュー5を回転駆動する。オーガスクリュー5
は先端部のスクリューブレイドが基部26の案内溝孔に
挿通しているため、ガイドされて下降し、回転しながら
地中に螺入する。下台座部19が基部26に当接した時
点でオーガスクリュー5の螺入を停止する(図5)。
【0014】次に、圧入引抜シリンダ25を伸長してク
ランプAの取付けられた上台座部22を上昇させる。こ
の時クランプA及びクランプBはそれぞれ開放状態にし
ておく。次にクランプAで検出用ロッドR1の上方部を
掴持して圧入引抜シリンダ25を縮小作動すれば検出用
ロッドR1はオーガスクリュー5の先端開口から地中に
圧入される。検出用ロッドR1をある程度圧入した後上
昇させ少し引抜く。
【0015】少し上昇させた時点で引抜きを停止する。
そして再度、圧入引抜シリンダ25を縮小作動しながら
検出用ロッドR1を圧入する。この様に圧入引抜き動作
を繰り返して行う。
【0016】ロッドの接続を行うには、前記の様にし
て、圧入引抜シリンダ25の伸縮作動させ検出用ロッド
R1を圧入して行き上台座部22が最下位置に達した時
点で、クランプAによる検出用ロッドR1の掴持を開放
すると共に、クランプBによって検出用ロッドR1を掴
持した後、圧入引抜シリンダ25を伸長して上台座部2
2と共に、クランプAを上昇させる。そして、先に圧入
した検出用ロッドR1に接続する接続用ロッドR2をロ
ッドマガジン28からクランプAに挿入して掴持する。
次に、クランプAを回転させながら圧入引抜シリンダ2
5を縮小作動して先の検出用ロッドR1の上端に接続用
ロッドR2を接続する。それぞれのロッドが凹凸嵌合す
る接続部は螺子部が形成されていてるため両者は回転に
より螺合し強固に接続され、同期回転することができ
る。
【0017】各ロッドを接続した後、クランプAによる
接続用ロッドR2の掴持状態を開放して圧入引抜シリン
ダ25を伸長してクランプA及び上台座部22を最上位
置まで上昇させてから、再度接続用ロッドR2を掴持
し、クランプBの掴持を開放させた状態で圧入引抜シリ
ンダ25を縮小作動してクランプAを下降すれば、接続
用ロッドR2と共に検出用ロッドR1を圧入することが
できる。所定深さの測定個所に圧入した後ロッドを少し
引抜き、再度、上台座部22と共に検出用ロッドR1を
下降し圧入する。この様に圧入引抜動作を繰り返せばロ
ッドは折損することなく垂直状態で圧入することができ
る。
【0018】検出用ロッドR1が所定深さに到達するま
で圧入引抜シリンダ25による圧入力(引抜力)による
圧入力値(引抜力値)を検出しこれらの検出値を作業車
1の荷台2に搭載したデータ記録装置27に記録する。
この圧入力値は検出用ロッドR1の先端抵抗値と周面抵
抗値の合算した値であり、引抜力値は検出用ロッドR1
の周面抵抗値が測定されるため、データ記録装置27に
おいて圧入力値から引抜力値を引く演算が行われ、各種
の杭の先端抵抗値及び周面抵抗値が算出されて地質状態
や先端抵抗値及び周面抵抗値などが測定される。
【0019】以上のように本発明によれば、従来の測定
装置のように複雑な構成で高価な装置を使用しなくて
も、地盤貫入抵抗を迅速に測定することができる。
【0020】測定後、ロッドを引抜くには、オーガフレ
ーム17の下台座部19を基部26に当接した状態でか
つ圧入引抜シリンダ25を縮小作動してクランプAと上
台座部22が最下位置の状態において、クランプAでロ
ッドの突出部分を掴持し圧入引抜シリンダ25を伸長作
動させてロッドを引抜く。そして、クランプAと上台座
部22が最上位置まで上昇した時点で、クランプAによ
るロッドの掴持を開放し、圧入引抜シリンダ25を縮小
作動してクランプAを最下位置まで下降させ、再度ロッ
ドを掴持して前記と同様な動作を繰り返し、ロッドの接
合部を外しながら一本ずつ引抜くことかできる。
【0021】また、オーガスクリュー5の先端部に形成
した螺子部に、図6に示すように円筒形状の下端周縁に
切削刃を設けたカッター29を取付けることにより地表
面がコンクリート等で覆われた場所でも穿孔しオーガス
クリュー5を貫入すれば、容易に検出用ロッドR1が圧
入でき、測定を実行できる。また、検出用ロッドR1を
サンプリング用ロッドに取り替えることで地盤のサンプ
ルを容易に採取することができる。さらに、岩盤に遭遇
した場合は、穿孔チップ付きロッドを用い、回転させて
岩盤を穿孔して検出用ロッドR1を圧入することができ
る。
【0022】図7に示すように荷台2に搭載されたター
ンテーブル7は360度回動可能に構成されているた
め、測定個所が変わる度に作業車1を移動させることな
く広範囲にわたって測定作業を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、検出用ロッドがオーガスクリ
ューの中空部に挿入されているため安定して圧入引抜が
行えるので正確かつ迅速に測定ができる。オーガスクリ
ューの先端部が基部に支持されているため、オーガスク
リューを回転駆動するのみで簡単に圧入することができ
る。さらに、測定装置が回転可能なターンテーブル上に
載置されていいるため作業車を移動することなく広範囲
にわたり測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定装置を備えた作業車の側面図
【図2】本発明の測定装置を測定現場に設置した側面図
【図3】本発明の実施例の側面図
【図4】本発明の実施例の一部縦断正面図
【図5】本発明の測定装置を測定現場に設置した側面図
【図6】本発明の測定装置に用いるカッターの斜視図
【図7】本発明の測定装置を備えた作業車の平面図
【符号の説明】
1 作業車 2 荷台 3 測定装置 5 オーガスクリュー 7 ターンテーブル 8 スライドテーブル 12 ガイドフレーム 14 スライドフレーム 17 オーガフレーム 19 下台座部 22 上台座部 25 圧入引抜シリンダ 27 データ記録装置 28 ロッドマガジン A、B クランプ R1 検出用ロッド R2 接続用ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車の荷台上に回転可能に載置したタ
    ーンテーブルにスライドテーブルを摺動自在に取付け、
    該スライドテーブルにガイドフレームを起伏自在に固着
    し、中空に形成されたオーガスクリューを回転可能に垂
    下すると共に上部にクランプ並びにシリンダを取付けた
    下台座部とクランプを回動可能に設けた上台座部とから
    なり、該上台座部を前記シリンダにより上下動自在に形
    成したオーガフレームをスライドフレームに上下動自在
    に設け、前記オーガスクリューの中空部に検出用ロッド
    を上下動自在に装着した地盤貫入抵抗測定装置。
  2. 【請求項2】 ロッド供給用のロッドマガジンを前記上
    台座部の上面に取付け、検出用ロッドからの測定値を記
    録するデータ記録装置を荷台に載置した請求項1記載の
    地盤貫入抵抗測定装置。
JP10177693A 1993-03-23 1993-03-23 地盤貫入抵抗測定装置 Expired - Fee Related JPH081058B2 (ja)

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JP3167247B2 (ja) * 1994-07-01 2001-05-21 日立建機株式会社 地盤硬度測定装置を備えた油圧ショベル
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