JPH0810424Y2 - 圧延ロール - Google Patents
圧延ロールInfo
- Publication number
- JPH0810424Y2 JPH0810424Y2 JP1990022022U JP2202290U JPH0810424Y2 JP H0810424 Y2 JPH0810424 Y2 JP H0810424Y2 JP 1990022022 U JP1990022022 U JP 1990022022U JP 2202290 U JP2202290 U JP 2202290U JP H0810424 Y2 JPH0810424 Y2 JP H0810424Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- roll
- rolled material
- rolled
- stand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
（産業上の利用分野） この考案は、棒鋼や線材などの条鋼を圧延するのに利
用される圧延ロールに関するものである。 （従来の技術） 従来、棒鋼や線材などの条鋼を製造する工程では、大
別して、加熱工程，圧延工程，精製工程を経るようにし
ており、圧延工程は、粗圧延列，中間圧延列，仕上圧延
列に区分されていた。 このような棒鋼や線材などの条鋼の製造工程におい
て、加熱炉より抽出された素材は、粗圧延列の第１スタ
ンド直前に設置されたデスケーリング装置でスケール除
去されたのち、最初の圧延機に送られて圧延が開始され
る。 そして、素材は粗圧延列の圧延ロールに設けた孔型
（カリバー）を通過して圧延され、この後の中間圧延列
で要求される基準断面までこの粗圧延列で圧延されたあ
と、先後端の不良部分を切断されて次の中間圧延列に送
り込まれる。 この中間圧延列では、圧延材を製品により近い断面形
状にするために、圧延方式も粗圧延列に比べて精度の高
い管理が実施され、この後の仕上圧延列で要求される断
面寸法までこの中間圧延列で圧延されたあと、先後端の
不良部分を切断されて仕上圧延列に送り込まれる。 この仕上圧延列では、圧延材を目的とする製品形状に
圧延するために、ロールおよびガイドローラなどの調整
作業がきめ細かく行われる。 このような圧延工程において、圧延ロールとしては、
第３図に例示するようなロール本体10aの両側にロール
軸10b,10bを有すると共に、このロール本体10aに複数の
孔型（カリバー）10cを設けた構造の圧延ロール10が使
用され、孔型圧延を実施するものとして使用される。 そして、このような孔型圧延においては、所定の圧延
量での圧延を実施する毎に前記孔型10cを１つずつ順次
パスラインに合わせてシフトさせて使用するようにして
おり、このパスライン合わせには圧延ロール10を圧延ス
タンドと共にロール軸方向に移動させるスタンドシフト
装置が用いられる。 このような条鋼圧延において、圧延材の寸法を変える
とき、例えば、圧延材の寸法を細いものから太いものに
変えるときには、中間圧延列での圧延を一部ないしは全
部省略することになることから、中間圧延列で圧延に使
用しない圧延ロールをパスラインから外して必要に応じ
てその代わりにガイドを設置するようにしており、反対
に、圧延材の寸法を太いものから細いものに変えるとき
には、省略していた一部ないし全部の中間圧延列での圧
延を実施することから、前記ガイドに代えて、先に使用
しなかった圧延ロールをパスラインに戻すようにしてい
て、このように圧延の寸法を変える際には圧延ロールを
圧延スタンドと共にパスラインから外したり反対にパス
ラインに戻したりする圧延スタンドの組替作業を行うよ
うにしていた。 （考案が解決しようとする課題） しかしながら、このような圧延スタンドの組替作業
は、かなりの長時間を必要とし、圧延設備の稼働率を低
下させる原因になっているという課題を有していた。 （考案の目的） この考案は、上述した従来の課題にかんがみてなされ
たもので、棒鋼や線材などの条鋼を圧延する場合におい
て、圧延材の寸法を変えるときでも圧延スタンドの組替
を必要とせず、したがって圧延設備の稼働効率を向上さ
せることが可能である圧延ロールを提供することを目的
としている。
用される圧延ロールに関するものである。 （従来の技術） 従来、棒鋼や線材などの条鋼を製造する工程では、大
別して、加熱工程，圧延工程，精製工程を経るようにし
ており、圧延工程は、粗圧延列，中間圧延列，仕上圧延
列に区分されていた。 このような棒鋼や線材などの条鋼の製造工程におい
て、加熱炉より抽出された素材は、粗圧延列の第１スタ
ンド直前に設置されたデスケーリング装置でスケール除
去されたのち、最初の圧延機に送られて圧延が開始され
る。 そして、素材は粗圧延列の圧延ロールに設けた孔型
（カリバー）を通過して圧延され、この後の中間圧延列
で要求される基準断面までこの粗圧延列で圧延されたあ
と、先後端の不良部分を切断されて次の中間圧延列に送
り込まれる。 この中間圧延列では、圧延材を製品により近い断面形
状にするために、圧延方式も粗圧延列に比べて精度の高
い管理が実施され、この後の仕上圧延列で要求される断
面寸法までこの中間圧延列で圧延されたあと、先後端の
不良部分を切断されて仕上圧延列に送り込まれる。 この仕上圧延列では、圧延材を目的とする製品形状に
圧延するために、ロールおよびガイドローラなどの調整
作業がきめ細かく行われる。 このような圧延工程において、圧延ロールとしては、
第３図に例示するようなロール本体10aの両側にロール
軸10b,10bを有すると共に、このロール本体10aに複数の
孔型（カリバー）10cを設けた構造の圧延ロール10が使
用され、孔型圧延を実施するものとして使用される。 そして、このような孔型圧延においては、所定の圧延
量での圧延を実施する毎に前記孔型10cを１つずつ順次
パスラインに合わせてシフトさせて使用するようにして
おり、このパスライン合わせには圧延ロール10を圧延ス
タンドと共にロール軸方向に移動させるスタンドシフト
装置が用いられる。 このような条鋼圧延において、圧延材の寸法を変える
とき、例えば、圧延材の寸法を細いものから太いものに
変えるときには、中間圧延列での圧延を一部ないしは全
部省略することになることから、中間圧延列で圧延に使
用しない圧延ロールをパスラインから外して必要に応じ
てその代わりにガイドを設置するようにしており、反対
に、圧延材の寸法を太いものから細いものに変えるとき
には、省略していた一部ないし全部の中間圧延列での圧
延を実施することから、前記ガイドに代えて、先に使用
しなかった圧延ロールをパスラインに戻すようにしてい
て、このように圧延の寸法を変える際には圧延ロールを
圧延スタンドと共にパスラインから外したり反対にパス
ラインに戻したりする圧延スタンドの組替作業を行うよ
うにしていた。 （考案が解決しようとする課題） しかしながら、このような圧延スタンドの組替作業
は、かなりの長時間を必要とし、圧延設備の稼働率を低
下させる原因になっているという課題を有していた。 （考案の目的） この考案は、上述した従来の課題にかんがみてなされ
たもので、棒鋼や線材などの条鋼を圧延する場合におい
て、圧延材の寸法を変えるときでも圧延スタンドの組替
を必要とせず、したがって圧延設備の稼働効率を向上さ
せることが可能である圧延ロールを提供することを目的
としている。
（課題を解決するための手段） この考案に係わる圧延ロールは、棒鋼や線材などの条
鋼の圧延に用いられる圧延ロールであって、ロール本体
に圧延材の圧延形状よりも大きい形状の圧延材通過用ダ
ミー孔型を設けた構成としたことを特徴としており、こ
のような圧延ロールの構成を前述した従来の課題を解決
するための手段としている。 この考案に係わる圧延ロールは、上記したように、ロ
ール本体に圧延材の圧延形状よりも大きい形状の圧延材
通過用ダミー孔型を設けた構成としたものであるが、そ
のほか、ロール本体には、通常の棒鋼および線材圧延に
用いられる圧延用の孔型（カリバー）を設けたものとす
ることも当然可能であり、必要に応じて、この孔型はロ
ール本体よりも耐摩耗性等にさらに優れた材質（例え
ば、超硬リング）により形成したものとすることも可能
である。 このような棒鋼や線材などの条鋼の孔型圧延に用いら
れる圧延ロールにおいて、前記孔型は、圧延材を必要な
寸法まで縮小するために用いる延伸孔型と、これをさら
に所定の製品に圧延する造形孔型とに分けられることも
あり、このような孔型としては、ボックス型，ダイヤ
型，スクエア型，オーバル型，ラウンド型など各種のも
のがありうるが、とくに限定はされない。 さらに、孔型の配列は、通常の場合、粗圧延列で用い
る圧延ロールでは全サイズ共通孔型とし、中間圧延列お
よび仕上圧延列前半までは複数種類とし、仕上圧延列の
最終パスとその仕上前パスのみは各寸法ごとに孔型をも
ちかつ寸法が大きくなるにつれて仕上パス数を減らした
ものとすることもでき、必要に応じて適宜のパススケジ
ュールのものとすることができる。 そして、このような圧延ロールにおいて、必要に応じ
てとくに中間圧延列の圧延ロールにおいて、ロール本体
に圧延材の圧延形状よりも大きい形状の圧延材通過用ダ
ミー孔型を設け、細いサイズの棒鋼や線材の圧延から、
太いサイズの棒鋼や線材の圧延に切替えるときには、圧
延スタンドの組替を行うことなく、既設のスタンドシフ
ト装置によって圧延スタンドのシフトを行って、前記太
いサイズの棒鋼や線材を前記圧延材通過用ダミー孔型に
通過させて一部ないしは全部の中間圧延を省略するよう
にし、従来の圧延スタンドの組替を不要にして圧延設備
の稼働効率の大幅な向上が実現されるようにしており、
この場合、圧延に使用する孔型を耐摩耗性に優れた材質
のものから形成するとしても、圧延材通過用ダミー孔型
は耐摩耗性を要求されることはないため、ロール本体に
直接形成する構成とすることも可能である。 また、このような圧延材通過用ダミー孔型は必要に応
じてその形状が決定されるものであり、ボックス型，ダ
イヤ型，スクエア型，オーバル型，ラウンド型等の種々
の形状に選定でき、圧延材の圧延形状よりも大きい形状
のものとして形成される。 （考案の作用） この考案では、棒鋼や線材などの条鋼の圧延に用いら
れる圧延ロールにおいて、ロール本体に圧延材の圧延形
状よりも大きい形状の圧延材通過用ダミー孔型を設けた
構成としているので、圧延材の寸法を変えるときには、
従来のパスライン変更の際に作動させるスタンドシフト
装置をそのまま利用して圧延ロールを圧延スタンドと共
にシフトさせることにより、圧延材通過用ダミー孔型の
部分をパスラインに合わせるようにして、圧延材を前記
圧延材通過用ダミー孔型に通過させるだけでよいので、
圧延スタンドの組替を行う必要がなくなる。 （実施例） 第１図はこの考案に係わる圧延ロールの一実施例を示
すものであって、この圧延ロール１は、ロール本体1aの
両側にロール軸1b,1bを有すると共に、ロール本体1aに
複数の孔型（カリバー）1c,1d（すなわち、この実施例
では、若干小さめの等しい孔型1cを４つと、若干大きめ
の孔型1dを１つ）を有し、さらにロール本体1aの端部寄
りに前記孔型1c,1dよりも大きい形状、すなわち圧延材
の圧延形状よりも大きい形状の圧延材通過用ダミー孔型
1eを設けた構成をなすものである。 したがって、棒鋼や線材などの条鋼の圧延に際して
は、第２図に示すように、上下に配置した圧延ロール1,
1の間で形成された複数の孔型1c,1dがスタンドシフト装
置の作動によりパスライン上に設定されて圧延が実施さ
れ、圧延材の寸法変更によって例えばより太い圧延材を
圧延するに際して中間圧延列における圧延ロール1,1を
一部ないしは全部使用しないときには、パスラインの変
更の際に使用するスタンドシフト装置をそのまま用いて
これを作動させることにより圧延材通過用ダミー孔型1e
の部分をパスラインに合わせ、中間圧延列での圧延を一
部ないしは全部行わない圧延材をこの圧延材通過用ダミ
ー孔型1eに通過させる。なお、このとき、ダミー孔型1e
の前後にガイドを設けることによって、圧延材がダミー
孔型1eに接触しないようにすることが望ましい。 したがって、圧延材の寸法を例えば細いものから太い
ものへと変更するために中間圧延列での圧延を一部ない
しは全部行う必要がない場合には、従来のように圧延ス
タンドの組替を行わなくとも、既設のスタンドシフト装
置で圧延ロール1,1をパスラインに対してシフトさせて
ダミー孔型1eの部分をパスラインに合わせるだけで圧延
を再開することが可能となり、圧延設備の稼働効率は著
しく向上する。
鋼の圧延に用いられる圧延ロールであって、ロール本体
に圧延材の圧延形状よりも大きい形状の圧延材通過用ダ
ミー孔型を設けた構成としたことを特徴としており、こ
のような圧延ロールの構成を前述した従来の課題を解決
するための手段としている。 この考案に係わる圧延ロールは、上記したように、ロ
ール本体に圧延材の圧延形状よりも大きい形状の圧延材
通過用ダミー孔型を設けた構成としたものであるが、そ
のほか、ロール本体には、通常の棒鋼および線材圧延に
用いられる圧延用の孔型（カリバー）を設けたものとす
ることも当然可能であり、必要に応じて、この孔型はロ
ール本体よりも耐摩耗性等にさらに優れた材質（例え
ば、超硬リング）により形成したものとすることも可能
である。 このような棒鋼や線材などの条鋼の孔型圧延に用いら
れる圧延ロールにおいて、前記孔型は、圧延材を必要な
寸法まで縮小するために用いる延伸孔型と、これをさら
に所定の製品に圧延する造形孔型とに分けられることも
あり、このような孔型としては、ボックス型，ダイヤ
型，スクエア型，オーバル型，ラウンド型など各種のも
のがありうるが、とくに限定はされない。 さらに、孔型の配列は、通常の場合、粗圧延列で用い
る圧延ロールでは全サイズ共通孔型とし、中間圧延列お
よび仕上圧延列前半までは複数種類とし、仕上圧延列の
最終パスとその仕上前パスのみは各寸法ごとに孔型をも
ちかつ寸法が大きくなるにつれて仕上パス数を減らした
ものとすることもでき、必要に応じて適宜のパススケジ
ュールのものとすることができる。 そして、このような圧延ロールにおいて、必要に応じ
てとくに中間圧延列の圧延ロールにおいて、ロール本体
に圧延材の圧延形状よりも大きい形状の圧延材通過用ダ
ミー孔型を設け、細いサイズの棒鋼や線材の圧延から、
太いサイズの棒鋼や線材の圧延に切替えるときには、圧
延スタンドの組替を行うことなく、既設のスタンドシフ
ト装置によって圧延スタンドのシフトを行って、前記太
いサイズの棒鋼や線材を前記圧延材通過用ダミー孔型に
通過させて一部ないしは全部の中間圧延を省略するよう
にし、従来の圧延スタンドの組替を不要にして圧延設備
の稼働効率の大幅な向上が実現されるようにしており、
この場合、圧延に使用する孔型を耐摩耗性に優れた材質
のものから形成するとしても、圧延材通過用ダミー孔型
は耐摩耗性を要求されることはないため、ロール本体に
直接形成する構成とすることも可能である。 また、このような圧延材通過用ダミー孔型は必要に応
じてその形状が決定されるものであり、ボックス型，ダ
イヤ型，スクエア型，オーバル型，ラウンド型等の種々
の形状に選定でき、圧延材の圧延形状よりも大きい形状
のものとして形成される。 （考案の作用） この考案では、棒鋼や線材などの条鋼の圧延に用いら
れる圧延ロールにおいて、ロール本体に圧延材の圧延形
状よりも大きい形状の圧延材通過用ダミー孔型を設けた
構成としているので、圧延材の寸法を変えるときには、
従来のパスライン変更の際に作動させるスタンドシフト
装置をそのまま利用して圧延ロールを圧延スタンドと共
にシフトさせることにより、圧延材通過用ダミー孔型の
部分をパスラインに合わせるようにして、圧延材を前記
圧延材通過用ダミー孔型に通過させるだけでよいので、
圧延スタンドの組替を行う必要がなくなる。 （実施例） 第１図はこの考案に係わる圧延ロールの一実施例を示
すものであって、この圧延ロール１は、ロール本体1aの
両側にロール軸1b,1bを有すると共に、ロール本体1aに
複数の孔型（カリバー）1c,1d（すなわち、この実施例
では、若干小さめの等しい孔型1cを４つと、若干大きめ
の孔型1dを１つ）を有し、さらにロール本体1aの端部寄
りに前記孔型1c,1dよりも大きい形状、すなわち圧延材
の圧延形状よりも大きい形状の圧延材通過用ダミー孔型
1eを設けた構成をなすものである。 したがって、棒鋼や線材などの条鋼の圧延に際して
は、第２図に示すように、上下に配置した圧延ロール1,
1の間で形成された複数の孔型1c,1dがスタンドシフト装
置の作動によりパスライン上に設定されて圧延が実施さ
れ、圧延材の寸法変更によって例えばより太い圧延材を
圧延するに際して中間圧延列における圧延ロール1,1を
一部ないしは全部使用しないときには、パスラインの変
更の際に使用するスタンドシフト装置をそのまま用いて
これを作動させることにより圧延材通過用ダミー孔型1e
の部分をパスラインに合わせ、中間圧延列での圧延を一
部ないしは全部行わない圧延材をこの圧延材通過用ダミ
ー孔型1eに通過させる。なお、このとき、ダミー孔型1e
の前後にガイドを設けることによって、圧延材がダミー
孔型1eに接触しないようにすることが望ましい。 したがって、圧延材の寸法を例えば細いものから太い
ものへと変更するために中間圧延列での圧延を一部ない
しは全部行う必要がない場合には、従来のように圧延ス
タンドの組替を行わなくとも、既設のスタンドシフト装
置で圧延ロール1,1をパスラインに対してシフトさせて
ダミー孔型1eの部分をパスラインに合わせるだけで圧延
を再開することが可能となり、圧延設備の稼働効率は著
しく向上する。
この考案では、棒鋼や線材などの条鋼の圧延に用いら
れる圧延ロールにおいて、ロール本体に圧延材の圧延形
状よりも大きい形状の圧延材通過用ダミー孔型を設けた
構成としたから、圧延材の寸法を変えるとき、例えば圧
延材の寸法を細いものから太いものに変えるときには、
圧延ロールを従来のパスライン変更の際に作動させるス
タンドシフト装置をそのまま利用してシフトさせること
により、圧延材通過用ダミー孔型の部分をパスラインに
合わせた状態にして圧延材をダミー孔型に通過させるこ
とにより中間圧延列での圧延を一部ないし全部省略し、
また逆に圧延材を太いものから細いものに変えるときに
は、前記スタンドシフト装置を作動させて圧延ロールを
シフトさせることにより、圧延用の孔型部分をパスライ
ンに合わせるようにして中間圧延列での圧延を行うこと
が可能であることから、従来のように中間圧延列を一部
ないしは全部省略する圧延を行うに際して圧延スタンド
をパスラインから外して圧延材のガイドに切替える圧延
スタンドの組替作業を行う必要がなくなり、圧延設備の
稼働効率を大幅に向上させることが可能になるという著
しく優れた効果がもたらされる。
れる圧延ロールにおいて、ロール本体に圧延材の圧延形
状よりも大きい形状の圧延材通過用ダミー孔型を設けた
構成としたから、圧延材の寸法を変えるとき、例えば圧
延材の寸法を細いものから太いものに変えるときには、
圧延ロールを従来のパスライン変更の際に作動させるス
タンドシフト装置をそのまま利用してシフトさせること
により、圧延材通過用ダミー孔型の部分をパスラインに
合わせた状態にして圧延材をダミー孔型に通過させるこ
とにより中間圧延列での圧延を一部ないし全部省略し、
また逆に圧延材を太いものから細いものに変えるときに
は、前記スタンドシフト装置を作動させて圧延ロールを
シフトさせることにより、圧延用の孔型部分をパスライ
ンに合わせるようにして中間圧延列での圧延を行うこと
が可能であることから、従来のように中間圧延列を一部
ないしは全部省略する圧延を行うに際して圧延スタンド
をパスラインから外して圧延材のガイドに切替える圧延
スタンドの組替作業を行う必要がなくなり、圧延設備の
稼働効率を大幅に向上させることが可能になるという著
しく優れた効果がもたらされる。
第１図はこの考案に係わる圧延ロールの一実施例を示す
上半分縦断正面図、第２図は第１図に示す圧延ロールを
上下に配置した状態を示す正面図、第３図は従来の圧延
ロールの上半分縦断正面図である。 １……圧延ロール、1a……ロール本体、1e……圧延材通
過用ダミー孔型。
上半分縦断正面図、第２図は第１図に示す圧延ロールを
上下に配置した状態を示す正面図、第３図は従来の圧延
ロールの上半分縦断正面図である。 １……圧延ロール、1a……ロール本体、1e……圧延材通
過用ダミー孔型。
Claims (1)
- 【請求項１】棒鋼や線材などの条鋼の圧延に用いられる
圧延ロールにおいて、ロール本体に圧延材の圧延形状よ
りも大きい形状の圧延材通過用ダミー孔型を設けたこと
を特徴とする圧延ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990022022U JPH0810424Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 圧延ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990022022U JPH0810424Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 圧延ロール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03116202U JPH03116202U (ja) | 1991-12-02 |
| JPH0810424Y2 true JPH0810424Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=31525048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990022022U Expired - Lifetime JPH0810424Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 圧延ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0810424Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3712332A1 (de) * | 1987-04-11 | 1988-10-20 | Schloemann Siemag Ag | Kaliberwalzensatz zum walzen von stabstahl und walzgeruest hierzu |
-
1990
- 1990-03-05 JP JP1990022022U patent/JPH0810424Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03116202U (ja) | 1991-12-02 |
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