JPH08103258A - 食材洗浄装置 - Google Patents
食材洗浄装置Info
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- JPH08103258A JPH08103258A JP24320594A JP24320594A JPH08103258A JP H08103258 A JPH08103258 A JP H08103258A JP 24320594 A JP24320594 A JP 24320594A JP 24320594 A JP24320594 A JP 24320594A JP H08103258 A JPH08103258 A JP H08103258A
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- tank
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- cleaning tank
- washing
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被洗浄物であるたとえば、胡瓜、レタス、お
よびピーマンなどのような野菜などの食材を、被洗浄物
の種類に応じて洗浄用液体を大きな流動力によって流動
化させて効率よく洗浄する。 【構成】 洗浄用流体が貯留される洗浄槽2には、一側
部3にその一側部3から他側部4に向けて洗浄用流体を
噴射する噴射ノズル5が設けられ、また、洗浄槽2には
前記両側部3,4間の中央部付近に、幅方向両端部が、
前記一側部3側へ傾斜した仕切部材7が挿入され、さら
に洗浄槽2には、前記噴射ノズル5の噴射孔の少なくと
も一部が液面から上方に露出するように洗浄用液体の液
位を調整する液位調整手段が設けられる。
よびピーマンなどのような野菜などの食材を、被洗浄物
の種類に応じて洗浄用液体を大きな流動力によって流動
化させて効率よく洗浄する。 【構成】 洗浄用流体が貯留される洗浄槽2には、一側
部3にその一側部3から他側部4に向けて洗浄用流体を
噴射する噴射ノズル5が設けられ、また、洗浄槽2には
前記両側部3,4間の中央部付近に、幅方向両端部が、
前記一側部3側へ傾斜した仕切部材7が挿入され、さら
に洗浄槽2には、前記噴射ノズル5の噴射孔の少なくと
も一部が液面から上方に露出するように洗浄用液体の液
位を調整する液位調整手段が設けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば胡瓜、レタス
およびピーマンのような野菜などの食材を洗浄するため
に好適に実施することができる食材洗浄装置に関する。
およびピーマンのような野菜などの食材を洗浄するため
に好適に実施することができる食材洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、たとえば実開昭6
3−174696号公報に示されている。この先行技術
では、野菜などの被洗浄物の特性に応じて洗浄が行えな
いという問題を解決するために、洗浄槽の底部から気泡
を発生させて、洗浄槽内に貯留されている洗浄水を流動
化し、前記気泡によって浮上する洗浄水の上昇流と、被
洗浄物の自重による降下動作とによって、被洗浄物が上
昇および下降動作を繰返すことによって、洗浄するよう
に構成されている。
3−174696号公報に示されている。この先行技術
では、野菜などの被洗浄物の特性に応じて洗浄が行えな
いという問題を解決するために、洗浄槽の底部から気泡
を発生させて、洗浄槽内に貯留されている洗浄水を流動
化し、前記気泡によって浮上する洗浄水の上昇流と、被
洗浄物の自重による降下動作とによって、被洗浄物が上
昇および下降動作を繰返すことによって、洗浄するよう
に構成されている。
【0003】上述の先行技術と類似する他の先行技術
は、特開平3−297372号公報に示されている。こ
の先行技術においてもまた、洗浄槽の底部から気泡を発
生し、洗浄水を流動化させることによって被洗浄物を洗
浄するように構成されている。
は、特開平3−297372号公報に示されている。こ
の先行技術においてもまた、洗浄槽の底部から気泡を発
生し、洗浄水を流動化させることによって被洗浄物を洗
浄するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの先行技術で
は、洗浄槽内の洗浄液を気泡の浮力による上昇によって
流動化しているため、流動力を大きくするのには限界が
あり、その流動によって被洗浄物を撹拌する場合、被洗
浄物を大きな撹拌力で撹拌することができない。そのた
め被洗浄物の種類に応じた適度の撹拌力で撹拌し、被洗
浄物を洗浄することができず、洗浄効率が悪いという問
題を有する。
は、洗浄槽内の洗浄液を気泡の浮力による上昇によって
流動化しているため、流動力を大きくするのには限界が
あり、その流動によって被洗浄物を撹拌する場合、被洗
浄物を大きな撹拌力で撹拌することができない。そのた
め被洗浄物の種類に応じた適度の撹拌力で撹拌し、被洗
浄物を洗浄することができず、洗浄効率が悪いという問
題を有する。
【0005】したがって本発明の目的は、食材などの被
洗浄物の種類に応じた適度の撹拌力で被洗浄物を撹拌さ
せて、被洗浄物の種類に拘わらず効率よく洗浄すること
ができるようにした食材洗浄装置を提供することであ
る。
洗浄物の種類に応じた適度の撹拌力で被洗浄物を撹拌さ
せて、被洗浄物の種類に拘わらず効率よく洗浄すること
ができるようにした食材洗浄装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄用液体を
貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽の一側部から他側部に向
けて洗浄用液体またはこの洗浄用液体と空気とが混合さ
れた洗浄用流体を噴射する噴射ノズルを有する噴射手段
と、前記洗浄槽の両側部間における予め定める位置で、
前記洗浄槽内に挿入され、幅方向両端部がその両端部間
の中間部よりも前記洗浄槽の一側部側に傾斜して形成さ
れる仕切部材と、前記噴射ノズルの噴射孔の少なくとも
一部が液面よりも上方に露出するように、洗浄用液体の
液位を調整する液位調整手段とを含むことを特徴とする
食材洗浄装置である。また本発明の前記洗浄槽には、前
記一側部から他側部に向けて深くなるように傾斜する傾
斜部を有する底板が設けられることを特徴とする。さら
にまた本発明の前記洗浄槽内には、前記底板の傾斜部の
上方に間隔をあけて配置され、複数の透孔が形成される
多孔板が設けられることを特徴とする。
貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽の一側部から他側部に向
けて洗浄用液体またはこの洗浄用液体と空気とが混合さ
れた洗浄用流体を噴射する噴射ノズルを有する噴射手段
と、前記洗浄槽の両側部間における予め定める位置で、
前記洗浄槽内に挿入され、幅方向両端部がその両端部間
の中間部よりも前記洗浄槽の一側部側に傾斜して形成さ
れる仕切部材と、前記噴射ノズルの噴射孔の少なくとも
一部が液面よりも上方に露出するように、洗浄用液体の
液位を調整する液位調整手段とを含むことを特徴とする
食材洗浄装置である。また本発明の前記洗浄槽には、前
記一側部から他側部に向けて深くなるように傾斜する傾
斜部を有する底板が設けられることを特徴とする。さら
にまた本発明の前記洗浄槽内には、前記底板の傾斜部の
上方に間隔をあけて配置され、複数の透孔が形成される
多孔板が設けられることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に従えば、洗浄用液体を貯留する洗浄槽
には、洗浄用流体を洗浄槽の一側部から他側部に向けて
噴射する噴射手段の噴射ノズルが設けられ、また洗浄槽
には、前記両側部間における予め定める位置に幅方向両
端部が、中間部よりも洗浄槽の前記一側部側に傾斜して
形成される仕切部材が挿入され、さらに洗浄槽には、前
記噴射ノズルの噴射孔の少なくとも一部が液面から上方
に露出するように洗浄用液体の液位を調整する液位調整
手段が設けられる。これによって、洗浄用流体が噴射ノ
ズルから液面付近において噴射され、洗浄槽に貯留され
る洗浄用液体が流動化され、その洗浄用液体は、仕切部
材によって案内される。したがって、洗浄用液体が大き
な流動力によって流動化され、その流動化された前記洗
浄用液体によって、被洗浄物が効率よく撹拌される。
には、洗浄用流体を洗浄槽の一側部から他側部に向けて
噴射する噴射手段の噴射ノズルが設けられ、また洗浄槽
には、前記両側部間における予め定める位置に幅方向両
端部が、中間部よりも洗浄槽の前記一側部側に傾斜して
形成される仕切部材が挿入され、さらに洗浄槽には、前
記噴射ノズルの噴射孔の少なくとも一部が液面から上方
に露出するように洗浄用液体の液位を調整する液位調整
手段が設けられる。これによって、洗浄用流体が噴射ノ
ズルから液面付近において噴射され、洗浄槽に貯留され
る洗浄用液体が流動化され、その洗浄用液体は、仕切部
材によって案内される。したがって、洗浄用液体が大き
な流動力によって流動化され、その流動化された前記洗
浄用液体によって、被洗浄物が効率よく撹拌される。
【0008】また本発明に従えば、前記洗浄槽には、一
側部から他側部に向けて深くなるように傾斜する傾斜部
を有する底板が設けられる。これによって、洗浄用液体
が底板によって案内される。したがって、大きな流動力
が維持され、洗浄用液体がさらに効率よく流動化され、
被洗浄物がさらに効率よく撹拌される。また、底板によ
って、被洗浄物から除去された土砂、虫類などが案内さ
れ、洗浄槽の深部に移動する。
側部から他側部に向けて深くなるように傾斜する傾斜部
を有する底板が設けられる。これによって、洗浄用液体
が底板によって案内される。したがって、大きな流動力
が維持され、洗浄用液体がさらに効率よく流動化され、
被洗浄物がさらに効率よく撹拌される。また、底板によ
って、被洗浄物から除去された土砂、虫類などが案内さ
れ、洗浄槽の深部に移動する。
【0009】さらに本発明に従えば、前記洗浄槽には、
前記底板の傾斜部の上方に間隔をあけて、複数の透孔が
形成される多孔板が設けられる。これによって、洗浄槽
に、洗浄用液体および前記透孔よりも小さい土砂、虫類
などが相互間において前記透孔を介して移動可能な状態
で、洗浄用液体の層が多孔板を挟んで上下に形成され
る。したがって、このような多孔板によって、洗浄槽中
で多孔板よりも上方の洗浄用液体の層で洗い落とされた
前記土砂や虫類などが多孔板よりも下方の洗浄用液体の
層に沈下して、その沈下した土砂や虫類などが再び上方
の層へ移動してしまうことを抑制することができる。相
互に異なった流動状態を示す洗浄用液体の層を得ること
ができる。
前記底板の傾斜部の上方に間隔をあけて、複数の透孔が
形成される多孔板が設けられる。これによって、洗浄槽
に、洗浄用液体および前記透孔よりも小さい土砂、虫類
などが相互間において前記透孔を介して移動可能な状態
で、洗浄用液体の層が多孔板を挟んで上下に形成され
る。したがって、このような多孔板によって、洗浄槽中
で多孔板よりも上方の洗浄用液体の層で洗い落とされた
前記土砂や虫類などが多孔板よりも下方の洗浄用液体の
層に沈下して、その沈下した土砂や虫類などが再び上方
の層へ移動してしまうことを抑制することができる。相
互に異なった流動状態を示す洗浄用液体の層を得ること
ができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の制御手段11を
備える食材洗浄装置1を示す斜視図である。本実施例の
食材洗浄装置1は、上方が開放され、洗浄用液体である
常温の水が貯留される洗浄槽2と、洗浄槽2の一側部3
から他側部4に向けて、洗浄用流体である常温の水を噴
射する噴射ノズル5を有する噴射手段6と、板状であ
り、幅方向両端部がその両端部間の中間部よりも前記一
側部3側へ傾斜して形成され、前記両側部間の予め定め
る位置である前記洗浄槽2の前記両側部間の中央部付近
に挿入され、エアシリンダ10によって上下動される仕
切部材7と、前記噴射ノズル5の噴射孔の少なくとも一
部が、洗浄槽2に貯留される水の水面よりも上方に露出
するように水位を調整する液位調整手段8と、被洗浄物
を搬出する搬出コンベア9と、前記噴射手段6、エアシ
リンダ10および搬出コンベア9を制御する制御手段1
1とを含んで構成される。
備える食材洗浄装置1を示す斜視図である。本実施例の
食材洗浄装置1は、上方が開放され、洗浄用液体である
常温の水が貯留される洗浄槽2と、洗浄槽2の一側部3
から他側部4に向けて、洗浄用流体である常温の水を噴
射する噴射ノズル5を有する噴射手段6と、板状であ
り、幅方向両端部がその両端部間の中間部よりも前記一
側部3側へ傾斜して形成され、前記両側部間の予め定め
る位置である前記洗浄槽2の前記両側部間の中央部付近
に挿入され、エアシリンダ10によって上下動される仕
切部材7と、前記噴射ノズル5の噴射孔の少なくとも一
部が、洗浄槽2に貯留される水の水面よりも上方に露出
するように水位を調整する液位調整手段8と、被洗浄物
を搬出する搬出コンベア9と、前記噴射手段6、エアシ
リンダ10および搬出コンベア9を制御する制御手段1
1とを含んで構成される。
【0011】図2は、本実施例の食材洗浄装置1を示す
正面図である。前記洗浄槽2は、開放される上方側の端
面12が、水平な仮想平面上に存在するように形成され
る。また洗浄槽2は、前記水を貯留する一側部3側の洗
浄槽本槽13と、洗浄槽本槽13の余剰分の水が一時的
に貯留される前記他側部4側のオーバーフロー槽14と
を含んで構成される。これらの各槽13,14は、洗浄
槽2の上方において連なっている。各槽13,14の底
部には、第1排水孔および第2排水孔が設けられ、各排
水孔には、第1排水管路15および第2排水管路16が
取付けられる。各排水管路15,16には、第1排水管
路開閉弁V15および第2排水管路開閉弁V16が介在
される。これによって、各槽13,14の排水量を調節
することができる。さらに、オーバーフロー槽14に
は、その下方部に循環孔17が設けられ、その上方部に
バイパス孔18が設けられる。さらに、バイパス孔18
とほぼ同じ高さに取水孔41が設けられる。このような
洗浄槽2は、ステンレス鋼によって製造される。
正面図である。前記洗浄槽2は、開放される上方側の端
面12が、水平な仮想平面上に存在するように形成され
る。また洗浄槽2は、前記水を貯留する一側部3側の洗
浄槽本槽13と、洗浄槽本槽13の余剰分の水が一時的
に貯留される前記他側部4側のオーバーフロー槽14と
を含んで構成される。これらの各槽13,14は、洗浄
槽2の上方において連なっている。各槽13,14の底
部には、第1排水孔および第2排水孔が設けられ、各排
水孔には、第1排水管路15および第2排水管路16が
取付けられる。各排水管路15,16には、第1排水管
路開閉弁V15および第2排水管路開閉弁V16が介在
される。これによって、各槽13,14の排水量を調節
することができる。さらに、オーバーフロー槽14に
は、その下方部に循環孔17が設けられ、その上方部に
バイパス孔18が設けられる。さらに、バイパス孔18
とほぼ同じ高さに取水孔41が設けられる。このような
洗浄槽2は、ステンレス鋼によって製造される。
【0012】前記噴射手段6は、前記洗浄槽2の一側部
3に設けられ、前記一側部3から他側部4に向けて前記
水を噴射する噴射ノズル5と、この噴射ノズル5に水を
導く第1供給管路19および第2供給管路20と、第1
および第2供給管路19,20に連なる共通の共通供給
管路21と、前記循環孔17に接続される循環管路22
と、前記共通管路21および循環管路22の間に介在さ
れるポンプ23とを含んで構成される。前記噴射ノズル
5は、第1噴射ノズル24と、第2噴射ノズル25とを
有する。第1噴射ノズル24は、第2噴射ノズル25よ
りも下方に設けられる。すなわち、噴射ノズル5は、上
下2段に設けられる。前記第1供給管路19は、第1噴
射ノズル24に水を導く。この第1供給管路19には、
第1供給管路開閉弁V19が介在される。前記第2供給
管路20は、第2噴射ノズル25に水を導く。この第2
供給管路20には、第2供給管路開閉弁V20が介在さ
れる。前記共通供給管路21には、管路開閉弁V1が介
在される。これらの各弁V1,V19およびV20を操
作することにより、各噴射ノズル24および25に導か
れる水の量を調節することができる。すなわち、各噴射
ノズル24および25から噴射される水の量を調節する
ことができる。前記ポンプ23には、たとえば定容量形
ポンプが用いられる。このポンプ23は、前記循環管路
22を介して水を回収し、前記各供給管路19,20お
よび21を介して、各噴射ノズル24および25に、前
記回収した水を供給する。すなわち、水を無駄に使用す
ることなく、循環させて使用することができる。
3に設けられ、前記一側部3から他側部4に向けて前記
水を噴射する噴射ノズル5と、この噴射ノズル5に水を
導く第1供給管路19および第2供給管路20と、第1
および第2供給管路19,20に連なる共通の共通供給
管路21と、前記循環孔17に接続される循環管路22
と、前記共通管路21および循環管路22の間に介在さ
れるポンプ23とを含んで構成される。前記噴射ノズル
5は、第1噴射ノズル24と、第2噴射ノズル25とを
有する。第1噴射ノズル24は、第2噴射ノズル25よ
りも下方に設けられる。すなわち、噴射ノズル5は、上
下2段に設けられる。前記第1供給管路19は、第1噴
射ノズル24に水を導く。この第1供給管路19には、
第1供給管路開閉弁V19が介在される。前記第2供給
管路20は、第2噴射ノズル25に水を導く。この第2
供給管路20には、第2供給管路開閉弁V20が介在さ
れる。前記共通供給管路21には、管路開閉弁V1が介
在される。これらの各弁V1,V19およびV20を操
作することにより、各噴射ノズル24および25に導か
れる水の量を調節することができる。すなわち、各噴射
ノズル24および25から噴射される水の量を調節する
ことができる。前記ポンプ23には、たとえば定容量形
ポンプが用いられる。このポンプ23は、前記循環管路
22を介して水を回収し、前記各供給管路19,20お
よび21を介して、各噴射ノズル24および25に、前
記回収した水を供給する。すなわち、水を無駄に使用す
ることなく、循環させて使用することができる。
【0013】前記仕切部材7は、前記洗浄槽2に挿入さ
れた状態で、その上端部7aの少なくとも一部が、前記
洗浄槽2の上方側の端面12よりも上方に突出するよう
に形成される。この仕切部材7には、その上端部7aに
ピストン棒26が取付けられる。このピストン棒26
は、前記エアシリンダ10に挿入される。また、前記洗
浄槽2には、案内レール27が設けられる。この案内レ
ール27は、その下端部が上端部より前記洗浄槽2の一
側部3に近付くように傾斜して設けられる。仕切部材7
は、この案内レール27に案内されて、洗浄槽2の洗浄
槽本槽13の前記両側部3,4間の中央部付近に挿入さ
れる。すなわち、仕切部材7は、案内レール27と同様
に、下端部7bが上端部7aよりも前記一側部3に近付
くように傾斜して挿入される。この仕切部材7は、案内
レール27に案内されながら、エアシリンダ10によっ
て上下方向に移動する。この仕切部材7によって、洗浄
槽本槽13を洗浄域13aと、搬出域13bとに仕切る
ことができる。このような仕切部材7は、ステンレス鋼
によって製造される。
れた状態で、その上端部7aの少なくとも一部が、前記
洗浄槽2の上方側の端面12よりも上方に突出するよう
に形成される。この仕切部材7には、その上端部7aに
ピストン棒26が取付けられる。このピストン棒26
は、前記エアシリンダ10に挿入される。また、前記洗
浄槽2には、案内レール27が設けられる。この案内レ
ール27は、その下端部が上端部より前記洗浄槽2の一
側部3に近付くように傾斜して設けられる。仕切部材7
は、この案内レール27に案内されて、洗浄槽2の洗浄
槽本槽13の前記両側部3,4間の中央部付近に挿入さ
れる。すなわち、仕切部材7は、案内レール27と同様
に、下端部7bが上端部7aよりも前記一側部3に近付
くように傾斜して挿入される。この仕切部材7は、案内
レール27に案内されながら、エアシリンダ10によっ
て上下方向に移動する。この仕切部材7によって、洗浄
槽本槽13を洗浄域13aと、搬出域13bとに仕切る
ことができる。このような仕切部材7は、ステンレス鋼
によって製造される。
【0014】前記液位調整手段8は、本実施例におい
て、前記洗浄槽本槽13と、オーバーフロー槽14とを
仕切る部分によって成る。洗浄槽本槽13に貯留されて
いる水の水位が所望水位を超過し、水が余剰の状態に至
ると、水の余剰分がこの液位調整手段8の上端部8a越
しに越流し、洗浄槽本槽13からオーバーフロー槽14
へ移動する。したがって、洗浄槽本槽13の水位が一定
に保たれる。前記所望水位は、前記第1噴射ノズル24
の噴射孔の少なくとも一部が水面よりも上方に露出する
ような水位である。
て、前記洗浄槽本槽13と、オーバーフロー槽14とを
仕切る部分によって成る。洗浄槽本槽13に貯留されて
いる水の水位が所望水位を超過し、水が余剰の状態に至
ると、水の余剰分がこの液位調整手段8の上端部8a越
しに越流し、洗浄槽本槽13からオーバーフロー槽14
へ移動する。したがって、洗浄槽本槽13の水位が一定
に保たれる。前記所望水位は、前記第1噴射ノズル24
の噴射孔の少なくとも一部が水面よりも上方に露出する
ような水位である。
【0015】前記搬出コンベア9は、基本的に2本の回
転軸28a,28bと、この回転軸28a,28b間に
わたって設けられ、金網から成る金網ベルト体29とを
含んで構成される。前記回転軸28aは、前記洗浄槽2
の他側部4側の外方に、かつ前記洗浄槽2の上方側の端
面12よりも上方に位置し、その軸線方向が洗浄槽2の
幅方向、すなわち洗浄槽2の一側部3から他側部4に向
かう方向に垂直であり、水平な方向(図2の紙面に垂直
な方向)に一致するように設けられる。一方、回転軸2
8bは、洗浄槽本槽13内の前記仕切部材7が挿入され
る位置よりも前記他側部寄りの位置に、前記軸線方向が
前記回転軸28aの軸線方向と平行になるように設けら
れる。前記金網ベルト体29には、高さH(本実施例に
おいてH=80mm)の板部材30が隣接する板部材3
0との間に間隔L(L=230〜250mm)をあけて
複数設けられる。このような金網ベルト体29は、前記
板部材30が外方に突出するように一連の輪状に形成さ
れ、前記回転軸28a,28b間にわたって設けられ
る。すなわち、搬出コンベア9は、前記洗浄槽本槽13
の前記搬出域13bに上端部よりも下端部が前記一側部
3に近付くように傾斜した状態で挿入される。このよう
な搬出コンベア9は、前記回転軸28aおよび/または
28bが、矢符Aおよび/またはB方向に回転駆動され
て、動作される。これによって、前記金網ベルト体29
が連動される。これによって、板部材30に被洗浄物が
掬い取られるようにして、洗浄槽2から引上げられる。
引揚げられた被洗浄物は、搬出コンベアの上端部付近に
設けられるシュート31から次の処理装置などへ移動さ
れる。
転軸28a,28bと、この回転軸28a,28b間に
わたって設けられ、金網から成る金網ベルト体29とを
含んで構成される。前記回転軸28aは、前記洗浄槽2
の他側部4側の外方に、かつ前記洗浄槽2の上方側の端
面12よりも上方に位置し、その軸線方向が洗浄槽2の
幅方向、すなわち洗浄槽2の一側部3から他側部4に向
かう方向に垂直であり、水平な方向(図2の紙面に垂直
な方向)に一致するように設けられる。一方、回転軸2
8bは、洗浄槽本槽13内の前記仕切部材7が挿入され
る位置よりも前記他側部寄りの位置に、前記軸線方向が
前記回転軸28aの軸線方向と平行になるように設けら
れる。前記金網ベルト体29には、高さH(本実施例に
おいてH=80mm)の板部材30が隣接する板部材3
0との間に間隔L(L=230〜250mm)をあけて
複数設けられる。このような金網ベルト体29は、前記
板部材30が外方に突出するように一連の輪状に形成さ
れ、前記回転軸28a,28b間にわたって設けられ
る。すなわち、搬出コンベア9は、前記洗浄槽本槽13
の前記搬出域13bに上端部よりも下端部が前記一側部
3に近付くように傾斜した状態で挿入される。このよう
な搬出コンベア9は、前記回転軸28aおよび/または
28bが、矢符Aおよび/またはB方向に回転駆動され
て、動作される。これによって、前記金網ベルト体29
が連動される。これによって、板部材30に被洗浄物が
掬い取られるようにして、洗浄槽2から引上げられる。
引揚げられた被洗浄物は、搬出コンベアの上端部付近に
設けられるシュート31から次の処理装置などへ移動さ
れる。
【0016】前記制御手段11(図1にのみ図示)は、
前記噴射手段6のポンプ23の始動および停止、エアシ
リンダ10による仕切部材7の上下方向の移動、搬出コ
ンベア9の始動および停止などを制御する。
前記噴射手段6のポンプ23の始動および停止、エアシ
リンダ10による仕切部材7の上下方向の移動、搬出コ
ンベア9の始動および停止などを制御する。
【0017】図3は、食材洗浄装置1を示す平面図であ
る。前記洗浄槽2の水平な平面で切断した断面形状は、
長方形状である。この長方形状の洗浄槽2は、前記一側
部3から他側部4に向かう方向(図3の左右方向)が、
他の方向(図3の上下方向)よりも長く形成されてい
る。前記洗浄槽2をこのような長方形状に形成すること
によって、前記仕切部材7の上下方向の移動に対する案
内が容易である。また、一側部3から他側部4に至るま
でに、仕切部材7および搬出コンベア9などを洗浄槽2
内に挿入しても、充分な洗浄領域を得ることができる。
る。前記洗浄槽2の水平な平面で切断した断面形状は、
長方形状である。この長方形状の洗浄槽2は、前記一側
部3から他側部4に向かう方向(図3の左右方向)が、
他の方向(図3の上下方向)よりも長く形成されてい
る。前記洗浄槽2をこのような長方形状に形成すること
によって、前記仕切部材7の上下方向の移動に対する案
内が容易である。また、一側部3から他側部4に至るま
でに、仕切部材7および搬出コンベア9などを洗浄槽2
内に挿入しても、充分な洗浄領域を得ることができる。
【0018】前記噴射手段6の第1噴射ノズル24は、
洗浄槽2の幅方向両端部付近に1つづつそれぞれ設けら
れる第1噴射ノズル24a,24bから成る。各第1噴
射ノズル24a,24bには、個別の第1供給管路19
a,19bが設けられる。各第1供給管路19a,19
bには、個別の第1供給管路開閉弁V19a,V19b
がそれぞれ介在される。これによって、各第1噴射ノズ
ル24a,24bから噴射される水の量を個別に調節す
ることができる。前記第2噴射ノズル25は、前記第1
噴射ノズル24a,24b間に複数個(本実施例におい
て6個)設けられる。これらの第2噴射ノズル25に
は、共通の第2供給管路20が設けられる。この第2供
給管路20には、第2供給管路開閉弁V20が設けられ
る。これによって、各第2噴射ノズル25から噴射され
る水の噴射量を共通にして、同時に調節することができ
る。
洗浄槽2の幅方向両端部付近に1つづつそれぞれ設けら
れる第1噴射ノズル24a,24bから成る。各第1噴
射ノズル24a,24bには、個別の第1供給管路19
a,19bが設けられる。各第1供給管路19a,19
bには、個別の第1供給管路開閉弁V19a,V19b
がそれぞれ介在される。これによって、各第1噴射ノズ
ル24a,24bから噴射される水の量を個別に調節す
ることができる。前記第2噴射ノズル25は、前記第1
噴射ノズル24a,24b間に複数個(本実施例におい
て6個)設けられる。これらの第2噴射ノズル25に
は、共通の第2供給管路20が設けられる。この第2供
給管路20には、第2供給管路開閉弁V20が設けられ
る。これによって、各第2噴射ノズル25から噴射され
る水の噴射量を共通にして、同時に調節することができ
る。
【0019】前記仕切部材7は、前記幅方向中間部に位
置する基部7aと、前記幅方向両端部にそれぞれ位置す
る側方傾斜部7bおよび7cから成る。基部7aおよび
側方傾斜部7b,7cは、平板状である。基部7aは、
前記洗浄槽2の一側部3から他側部4に向かう方向に対
して垂直な直線を含む仮想平面上に設けられる。この基
部7aは、長方形状である。前記各側方傾斜部7b,7
cは、基部7aから前記一側部3へ近付くように屈曲し
て基部7aと一体的に形成される。この各側方傾斜部7
b,7cは、長方形状である。このような仕切部材7
は、側方傾斜部7b,7cの外方側の端部7d,7eが
前記案内レール27によって案内される。
置する基部7aと、前記幅方向両端部にそれぞれ位置す
る側方傾斜部7bおよび7cから成る。基部7aおよび
側方傾斜部7b,7cは、平板状である。基部7aは、
前記洗浄槽2の一側部3から他側部4に向かう方向に対
して垂直な直線を含む仮想平面上に設けられる。この基
部7aは、長方形状である。前記各側方傾斜部7b,7
cは、基部7aから前記一側部3へ近付くように屈曲し
て基部7aと一体的に形成される。この各側方傾斜部7
b,7cは、長方形状である。このような仕切部材7
は、側方傾斜部7b,7cの外方側の端部7d,7eが
前記案内レール27によって案内される。
【0020】前記搬出コンベア9には、金網ベルト体2
9の上方に、その金網ベルト体29を幅方向に横切るよ
うにシャワー用管路32が設けられる。このシャワー用
管路32は、前記金網ベルト体29に臨む側に噴出孔が
形成される。これによって、シャワー用管路32に水が
供給されると、前記噴出孔から水が噴出され、金網ベル
ト体29によって移動される被洗浄物に付着している塵
埃などを流し去ることができる。
9の上方に、その金網ベルト体29を幅方向に横切るよ
うにシャワー用管路32が設けられる。このシャワー用
管路32は、前記金網ベルト体29に臨む側に噴出孔が
形成される。これによって、シャワー用管路32に水が
供給されると、前記噴出孔から水が噴出され、金網ベル
ト体29によって移動される被洗浄物に付着している塵
埃などを流し去ることができる。
【0021】図4は、本実施例の食材洗浄装置1を図2
の右側から見た(前記洗浄槽2の他側部4から一側部3
を見た)側面図である。前記洗浄槽2の一側部3から他
側部4に向かう方向に垂直な平面で切断した断面形状
は、長方形状である。また、洗浄槽2の上端部には、フ
ランジ33が形成される。このフランジ33には、前記
案内レール27が取付けられる。また、洗浄槽2のオー
バーフロー槽14に形成されるバイパス孔16には、バ
イパス管路34の一端が接続される。バイパス管路34
の他端は、前記共通供給管路21間に接続される。この
バイパス管路34には、バイパス管路開閉弁V34が介
在される。このバイパス管路34は、バイパス管路開閉
弁V34によって、ポンプ23が共通供給管路21に導
いた水の余剰分を逃がすことができる。
の右側から見た(前記洗浄槽2の他側部4から一側部3
を見た)側面図である。前記洗浄槽2の一側部3から他
側部4に向かう方向に垂直な平面で切断した断面形状
は、長方形状である。また、洗浄槽2の上端部には、フ
ランジ33が形成される。このフランジ33には、前記
案内レール27が取付けられる。また、洗浄槽2のオー
バーフロー槽14に形成されるバイパス孔16には、バ
イパス管路34の一端が接続される。バイパス管路34
の他端は、前記共通供給管路21間に接続される。この
バイパス管路34には、バイパス管路開閉弁V34が介
在される。このバイパス管路34は、バイパス管路開閉
弁V34によって、ポンプ23が共通供給管路21に導
いた水の余剰分を逃がすことができる。
【0022】前記シャワー用管路32は、上下2段に設
けられる。各シャワー用管路32には、シャワー用管路
開閉弁V32がそれぞれ介在される。これらのシャワー
用管路開閉弁V32を操作することによって、前記噴出
孔より噴出される水の量を調整することができる。
けられる。各シャワー用管路32には、シャワー用管路
開閉弁V32がそれぞれ介在される。これらのシャワー
用管路開閉弁V32を操作することによって、前記噴出
孔より噴出される水の量を調整することができる。
【0023】図5は、本実施例の食材洗浄装置1に備え
られる洗浄槽2を拡大して示す正面図である。洗浄槽2
は、前記一側部3に配置される第1側板35と、前記他
側部4に配置される第2側板36と、これらの第1およ
び第2側板35,36に連なり、それらの幅方向の両端
に配置される第3側板37および第4側板38と、これ
らの第1〜第4側板35〜38に連なり、それらの下方
側に配置される底板39とを含んで構成される。
られる洗浄槽2を拡大して示す正面図である。洗浄槽2
は、前記一側部3に配置される第1側板35と、前記他
側部4に配置される第2側板36と、これらの第1およ
び第2側板35,36に連なり、それらの幅方向の両端
に配置される第3側板37および第4側板38と、これ
らの第1〜第4側板35〜38に連なり、それらの下方
側に配置される底板39とを含んで構成される。
【0024】前記第1側板35は、長方形状の平板であ
る。この第1側板35は、鉛直な仮想平面内に配置され
る。この第1側板35には、前記噴射ノズル5が取付け
られる。この第1側板35の幅方向の端面は、鉛直な平
面内に配置される。
る。この第1側板35は、鉛直な仮想平面内に配置され
る。この第1側板35には、前記噴射ノズル5が取付け
られる。この第1側板35の幅方向の端面は、鉛直な平
面内に配置される。
【0025】前記第2側板36は、長方形状の平板であ
る。この第2側板36は、前記第1側板35と平行な仮
想平面内に配置される。この第2側板36の幅方向の端
面は、鉛直な平面内に配置される。
る。この第2側板36は、前記第1側板35と平行な仮
想平面内に配置される。この第2側板36の幅方向の端
面は、鉛直な平面内に配置される。
【0026】前記第3側板37は、平板である。この第
3側板37の上方の端面37aは、水平に形成される。
この上方の端面37aに連なる第1端面37bおよび第
2端面37cは、鉛直な平面上に形成される。これらの
第1および第2端面37b,37cは、前記第1および
第2側板35,36の幅方向一方側の端面にそれぞれ連
ねられる。これらの第1および第2端面37b,37c
に連なる下方の端面40は、水平に形成される中央付近
の水平端面40aと、その両側の第1傾斜部40bおよ
び第2傾斜部40cとを有する面に形成される。各傾斜
面40b,40cは、第1および第2端面37b,37
cにそれぞれ近付くにつれて、上方に傾斜するように形
成される。このような第3側板37は、鉛直な仮想平面
内に形成される。この第3側板37には、下端部の前記
水平端面40aと、第1傾斜面40bとの接点付近に第
1排水孔42が形成され、前記水平端面40aと第2傾
斜面40cとの接点付近に、第2排水孔43が形成され
る。また、この第3側板37には、その上下幅方向中央
付近の前記第2排水孔43の上方に、取水孔41が形成
される。
3側板37の上方の端面37aは、水平に形成される。
この上方の端面37aに連なる第1端面37bおよび第
2端面37cは、鉛直な平面上に形成される。これらの
第1および第2端面37b,37cは、前記第1および
第2側板35,36の幅方向一方側の端面にそれぞれ連
ねられる。これらの第1および第2端面37b,37c
に連なる下方の端面40は、水平に形成される中央付近
の水平端面40aと、その両側の第1傾斜部40bおよ
び第2傾斜部40cとを有する面に形成される。各傾斜
面40b,40cは、第1および第2端面37b,37
cにそれぞれ近付くにつれて、上方に傾斜するように形
成される。このような第3側板37は、鉛直な仮想平面
内に形成される。この第3側板37には、下端部の前記
水平端面40aと、第1傾斜面40bとの接点付近に第
1排水孔42が形成され、前記水平端面40aと第2傾
斜面40cとの接点付近に、第2排水孔43が形成され
る。また、この第3側板37には、その上下幅方向中央
付近の前記第2排水孔43の上方に、取水孔41が形成
される。
【0027】前記第4側板38は、前記第3側板37と
類似している。この第4側板38は、この第4側板38
に形成される孔17,18の形状、位置などが前記第3
側板37に形成される孔41,42,43と異なるが、
第3側板37と左右対称の形状である。すなわち、第4
側板38は、平板状であって、水平に形成される上方の
端面38aと、この上方の端面38aに連なり鉛直な平
面上に形成される第1端面38bおよび第2端面38c
と、下方の端面44とを有する。この下方の端面44
は、これらの第1および第2端面38b,38cに連な
り、中央付近の水平端面44aと、この水平端面44a
の両端の第1傾斜面44bおよび第2傾斜面44cとを
有する。
類似している。この第4側板38は、この第4側板38
に形成される孔17,18の形状、位置などが前記第3
側板37に形成される孔41,42,43と異なるが、
第3側板37と左右対称の形状である。すなわち、第4
側板38は、平板状であって、水平に形成される上方の
端面38aと、この上方の端面38aに連なり鉛直な平
面上に形成される第1端面38bおよび第2端面38c
と、下方の端面44とを有する。この下方の端面44
は、これらの第1および第2端面38b,38cに連な
り、中央付近の水平端面44aと、この水平端面44a
の両端の第1傾斜面44bおよび第2傾斜面44cとを
有する。
【0028】この第4側板38の第1および第2端面3
8b,38cが、前記第1および第2側板35,36の
幅方向他方側の端面にそれぞれ連ねられる。この第4側
板38には、前記下方の端面44の水平端面44aと、
第2傾斜面44cとの接点の上方位置に前記循環孔17
が形成される。また、この第4側板38には、その上下
方向中央付近でかつ前記循環孔17の上方に、バイパス
孔18が形成される。
8b,38cが、前記第1および第2側板35,36の
幅方向他方側の端面にそれぞれ連ねられる。この第4側
板38には、前記下方の端面44の水平端面44aと、
第2傾斜面44cとの接点の上方位置に前記循環孔17
が形成される。また、この第4側板38には、その上下
方向中央付近でかつ前記循環孔17の上方に、バイパス
孔18が形成される。
【0029】前記底板39は、前記洗浄槽2の一側部3
から他側部4に向かうにつれて下方に傾斜する請求項2
に記載される傾斜部である第1傾斜部45と、この第1
傾斜部45に連なり、一側部3から他側部4に向かうに
つれて上方になだらかに傾斜する第2傾斜部46と、こ
の第2傾斜部46に連なり、第2傾斜部46と同方向に
かつより傾斜する第3傾斜部47と、この第3傾斜部4
7と同方向において、折返される折返し部48と、この
折返し部48に連なり垂直に形成される垂直部49と、
この垂直部49に連なり、一側部3から他側部4に向か
うにつれて下方に傾斜する第4傾斜部50と、この第4
傾斜部50に連なり、一側部3から他側部4に向かうに
つれて上方に傾斜する第5傾斜部51とを含んで構成さ
れる。
から他側部4に向かうにつれて下方に傾斜する請求項2
に記載される傾斜部である第1傾斜部45と、この第1
傾斜部45に連なり、一側部3から他側部4に向かうに
つれて上方になだらかに傾斜する第2傾斜部46と、こ
の第2傾斜部46に連なり、第2傾斜部46と同方向に
かつより傾斜する第3傾斜部47と、この第3傾斜部4
7と同方向において、折返される折返し部48と、この
折返し部48に連なり垂直に形成される垂直部49と、
この垂直部49に連なり、一側部3から他側部4に向か
うにつれて下方に傾斜する第4傾斜部50と、この第4
傾斜部50に連なり、一側部3から他側部4に向かうに
つれて上方に傾斜する第5傾斜部51とを含んで構成さ
れる。
【0030】前記第1傾斜部45の水平面に対する傾斜
角θ1は、10°〜30°に選ばれる(本実施例におい
てθ1=30°)。この第1傾斜部45は、前記第1側
板35の下端部35aから、一側部3から他側部4に向
かう長手方向中央部付近にわたって形成される。前記第
2傾斜部46の水平面に対する傾斜角はθ2は、本実施
例において10°に選ばれる。この第2傾斜部46の前
記長手方向の長さは、洗浄槽2の全長に対して1割程度
に選ばれる。前記第3傾斜部47の水平面に対する傾斜
角θ3は、本実施例において45°に選ばれる。この第
3傾斜部47は、前記第2側板36までの間に前記洗浄
槽2の長手方向の長さの2割程度を残す位置まで形成さ
れる。
角θ1は、10°〜30°に選ばれる(本実施例におい
てθ1=30°)。この第1傾斜部45は、前記第1側
板35の下端部35aから、一側部3から他側部4に向
かう長手方向中央部付近にわたって形成される。前記第
2傾斜部46の水平面に対する傾斜角はθ2は、本実施
例において10°に選ばれる。この第2傾斜部46の前
記長手方向の長さは、洗浄槽2の全長に対して1割程度
に選ばれる。前記第3傾斜部47の水平面に対する傾斜
角θ3は、本実施例において45°に選ばれる。この第
3傾斜部47は、前記第2側板36までの間に前記洗浄
槽2の長手方向の長さの2割程度を残す位置まで形成さ
れる。
【0031】前記折返し部48は、前記第3傾斜部47
と同方向かつ同傾斜角で延びる第1連結部48aと、略
U字状に他側部4側へ屈曲して形成される屈曲部48b
と、第1連結部48aに重なり合う第2連結部48cと
から成る。前記第1連結部48aは、前記第3傾斜部4
7に連なる。前記屈曲部48bは、ほぼ水平に他側部4
側へ突出して形成される。前記第2連結部48cは、前
記垂直部49に連なる。
と同方向かつ同傾斜角で延びる第1連結部48aと、略
U字状に他側部4側へ屈曲して形成される屈曲部48b
と、第1連結部48aに重なり合う第2連結部48cと
から成る。前記第1連結部48aは、前記第3傾斜部4
7に連なる。前記屈曲部48bは、ほぼ水平に他側部4
側へ突出して形成される。前記第2連結部48cは、前
記垂直部49に連なる。
【0032】前記垂直部49は、洗浄槽2の長手方向に
関し、長手方向の長さの2割程度の距離だけ他側部4か
ら一側部3側へ近付いた位置に垂直に形成される。前記
第4傾斜部50および第5傾斜部51は、前記垂直部4
9と第2側板36とのほぼ中央位置に最深部を形成する
ように、なだらかにそれぞれ傾斜して形成される。第5
傾斜部51の前記他側部4側の端部は、前記第2側板3
6の下端36aに連なる。
関し、長手方向の長さの2割程度の距離だけ他側部4か
ら一側部3側へ近付いた位置に垂直に形成される。前記
第4傾斜部50および第5傾斜部51は、前記垂直部4
9と第2側板36とのほぼ中央位置に最深部を形成する
ように、なだらかにそれぞれ傾斜して形成される。第5
傾斜部51の前記他側部4側の端部は、前記第2側板3
6の下端36aに連なる。
【0033】このような底板39の幅方向(図5の紙面
に垂直方向)の両端面は、第1傾斜部45ならびに第5
傾斜部51が前記第3および第4側板37,38の各第
1傾斜面40b,44bおよび各第2傾斜面40c,4
4cにそれぞれ連なり、第2、第3および第4傾斜部4
6,47,50、折返し部48ならびに垂直部49が、
第3および第4側板37,38の水平端面の上方におい
て前記第3および第4側板37,38に連なる。
に垂直方向)の両端面は、第1傾斜部45ならびに第5
傾斜部51が前記第3および第4側板37,38の各第
1傾斜面40b,44bおよび各第2傾斜面40c,4
4cにそれぞれ連なり、第2、第3および第4傾斜部4
6,47,50、折返し部48ならびに垂直部49が、
第3および第4側板37,38の水平端面の上方におい
て前記第3および第4側板37,38に連なる。
【0034】このような第1〜第4側板35〜38およ
び底板39は、溶接などによって相互に接合される。第
1、第3および第4側板35,37,38と、底板39
の第1〜第3傾斜部45〜47および折返し部48とに
よって洗浄槽本槽13が形成される。また、第2〜第4
側板36〜38と、底板39の折返し部48、垂直部4
9ならびに第4および第5傾斜部50,51によってオ
ーバーフロー槽14が形成される。前記折返し部48
は、オーバーフロー槽14に少し覆いかぶさるように形
成される。このような洗浄槽2において、前述した各孔
17,18,41,42,43は、以下のような位置に
配置されることになる。
び底板39は、溶接などによって相互に接合される。第
1、第3および第4側板35,37,38と、底板39
の第1〜第3傾斜部45〜47および折返し部48とに
よって洗浄槽本槽13が形成される。また、第2〜第4
側板36〜38と、底板39の折返し部48、垂直部4
9ならびに第4および第5傾斜部50,51によってオ
ーバーフロー槽14が形成される。前記折返し部48
は、オーバーフロー槽14に少し覆いかぶさるように形
成される。このような洗浄槽2において、前述した各孔
17,18,41,42,43は、以下のような位置に
配置されることになる。
【0035】先ず、第1排水孔42は、洗浄槽本槽13
の最深部に配置される。次に、第2排水孔43は、オー
バーフロー槽14の最深部に配置される。さらに、循環
孔17をオーバーフロー槽14の下部に洗浄槽2の長手
方向に関してオーバーフロー槽14のほぼ中央に配置さ
れる。さらに、バイパス孔18および取水孔41は、オ
ーバーフロー槽14の上部に洗浄槽2の長手方向に関し
てオーバーフロー槽14の中央からやや他側部4寄り
に、かつ各孔18,41の軸線が一致するように配置さ
れる。また、底板39の折返し部48の屈曲部48b
は、前記液位調整手段8である。すなわち、洗浄槽本槽
13の水位が上昇し過ぎると、この折返し部48の上側
を越流してオーバーフロー槽14へ流れ込む。これによ
って、洗浄槽本槽13の水位が一定に保たれる。
の最深部に配置される。次に、第2排水孔43は、オー
バーフロー槽14の最深部に配置される。さらに、循環
孔17をオーバーフロー槽14の下部に洗浄槽2の長手
方向に関してオーバーフロー槽14のほぼ中央に配置さ
れる。さらに、バイパス孔18および取水孔41は、オ
ーバーフロー槽14の上部に洗浄槽2の長手方向に関し
てオーバーフロー槽14の中央からやや他側部4寄り
に、かつ各孔18,41の軸線が一致するように配置さ
れる。また、底板39の折返し部48の屈曲部48b
は、前記液位調整手段8である。すなわち、洗浄槽本槽
13の水位が上昇し過ぎると、この折返し部48の上側
を越流してオーバーフロー槽14へ流れ込む。これによ
って、洗浄槽本槽13の水位が一定に保たれる。
【0036】このような第1〜第4側板35〜38およ
び底板39によって構成される洗浄槽2には、その上方
側の端部、すなわち開放側の端部に外向きフランジ33
が形成される。この洗浄槽2の上方から見た場合の4隅
2a,2b,2c,2d(図8に図示)には、支持脚部
52が前記フランジ33から下方に延びてそれぞれ形成
される。この支持脚部52によって、洗浄槽2はたとえ
ば工場などの床の上に載置され、支持される。また、オ
ーバーフロー槽14には、その上部にフィルタ53が設
けられる。このフィルタによって、前述のように洗浄槽
本槽13からオーバーフロー槽14に越流してきた水を
濾過することができる。また、洗浄槽本槽13の前記第
1傾斜部39の上方には、第1傾斜部39から上方に第
1傾斜部39から上方に間隔をあけてたとえばパンチン
グプレートによって実現される複数の透孔を有する多孔
板54が設けられる。この多孔板54の前記一側部3寄
りの端部54aと、底板39との間隔はL1であり、洗
浄槽本槽13中央寄りの端部54bと、底板39との距
離はL2である。L2は、L1よりも大きく選ばれる
(本実施例においてL1=50mm、L2=100mm
である)。この多孔板54によって、水および透孔より
も小さい土砂、虫類などの移動を可能にした状態で、洗
浄槽本槽13を上層域13cと、下層域13dとに仕切
ることができる。
び底板39によって構成される洗浄槽2には、その上方
側の端部、すなわち開放側の端部に外向きフランジ33
が形成される。この洗浄槽2の上方から見た場合の4隅
2a,2b,2c,2d(図8に図示)には、支持脚部
52が前記フランジ33から下方に延びてそれぞれ形成
される。この支持脚部52によって、洗浄槽2はたとえ
ば工場などの床の上に載置され、支持される。また、オ
ーバーフロー槽14には、その上部にフィルタ53が設
けられる。このフィルタによって、前述のように洗浄槽
本槽13からオーバーフロー槽14に越流してきた水を
濾過することができる。また、洗浄槽本槽13の前記第
1傾斜部39の上方には、第1傾斜部39から上方に第
1傾斜部39から上方に間隔をあけてたとえばパンチン
グプレートによって実現される複数の透孔を有する多孔
板54が設けられる。この多孔板54の前記一側部3寄
りの端部54aと、底板39との間隔はL1であり、洗
浄槽本槽13中央寄りの端部54bと、底板39との距
離はL2である。L2は、L1よりも大きく選ばれる
(本実施例においてL1=50mm、L2=100mm
である)。この多孔板54によって、水および透孔より
も小さい土砂、虫類などの移動を可能にした状態で、洗
浄槽本槽13を上層域13cと、下層域13dとに仕切
ることができる。
【0037】図5において、仮想線で示される前記仕切
部材7は、このような洗浄槽本槽13に、第1傾斜部4
5にほぼ直角をなして挿入される。これによって、洗浄
槽本槽13は、前述のように洗浄域13aと搬出域13
bとに仕切られる。この仕切部材7によって仕切られる
洗浄域13aと搬出域13bとは、多孔板54の下方を
介して連なっている。
部材7は、このような洗浄槽本槽13に、第1傾斜部4
5にほぼ直角をなして挿入される。これによって、洗浄
槽本槽13は、前述のように洗浄域13aと搬出域13
bとに仕切られる。この仕切部材7によって仕切られる
洗浄域13aと搬出域13bとは、多孔板54の下方を
介して連なっている。
【0038】この状態で、噴射ノズル5から水を噴射す
ると、水は仕切部材7および底板39の第1傾斜部45
と同方向に傾斜する多孔板54に案内されて、洗浄域1
3aにおいて大略的に矢符C方向の回転流動が生じる。
このとき、多孔板54の下側では、前記流動の影響をほ
とんど受けない。これによって、洗浄域13a内の被洗
浄物から除去された土砂、虫類、生菌、塵埃などは、そ
の自重によって下降し、透孔を通過して下層域13dに
移動すると、前記流動の影響を受けずに、下層域13d
に保留する。これによって、洗浄中に、下層域13dに
移動した土砂、虫類、生菌、塵埃などが巻き上げられて
しまうことを防止することができる。したがって、常に
清浄化された水によって洗浄することができる。洗浄作
業が終了すると、前記土砂、虫類、生菌、塵埃などは、
前記傾斜部45に沿って案内され、矢符D方向に移動
し、第1排水孔42から水とともに排出される。繰り返
し洗浄作業を行うことによって、洗浄槽2内の水が不足
する場合がある。この水の不足分を補うために、また、
洗浄槽2内の水を交換する際などに新たに水を貯留する
ために、洗浄槽2の上部に仮想線で示す給水管55が設
けられる。
ると、水は仕切部材7および底板39の第1傾斜部45
と同方向に傾斜する多孔板54に案内されて、洗浄域1
3aにおいて大略的に矢符C方向の回転流動が生じる。
このとき、多孔板54の下側では、前記流動の影響をほ
とんど受けない。これによって、洗浄域13a内の被洗
浄物から除去された土砂、虫類、生菌、塵埃などは、そ
の自重によって下降し、透孔を通過して下層域13dに
移動すると、前記流動の影響を受けずに、下層域13d
に保留する。これによって、洗浄中に、下層域13dに
移動した土砂、虫類、生菌、塵埃などが巻き上げられて
しまうことを防止することができる。したがって、常に
清浄化された水によって洗浄することができる。洗浄作
業が終了すると、前記土砂、虫類、生菌、塵埃などは、
前記傾斜部45に沿って案内され、矢符D方向に移動
し、第1排水孔42から水とともに排出される。繰り返
し洗浄作業を行うことによって、洗浄槽2内の水が不足
する場合がある。この水の不足分を補うために、また、
洗浄槽2内の水を交換する際などに新たに水を貯留する
ために、洗浄槽2の上部に仮想線で示す給水管55が設
けられる。
【0039】前記給水管55は、洗浄槽2に孔を形成し
て接続するようにしてもよい。また洗浄槽2には、仮想
線で示す蒸気供給孔56を設けて使用後などに食材洗浄
装置1を蒸気によって洗浄ならびに消毒、殺菌するよう
にしてもよい。
て接続するようにしてもよい。また洗浄槽2には、仮想
線で示す蒸気供給孔56を設けて使用後などに食材洗浄
装置1を蒸気によって洗浄ならびに消毒、殺菌するよう
にしてもよい。
【0040】図6は、図5における切断面線VI−VI
から見た断面図である。前記噴射ノズル5は、前述のよ
うに前記第1噴射ノズル24と、第2噴射ノズル25と
を含んで構成される。第1噴射ノズル24は、前述のよ
うに洗浄槽2の幅方向両端部付近にそれぞれ設けられる
計2つの第1噴射ノズル24a,24bから成る。各第
1噴射ノズル24a,24bは、幅方向に関して線対称
に設けられる。水は、圧力P1が加えられて、この第1
噴射ノズル24から噴射される。その噴射される水量
は、Q1である。
から見た断面図である。前記噴射ノズル5は、前述のよ
うに前記第1噴射ノズル24と、第2噴射ノズル25と
を含んで構成される。第1噴射ノズル24は、前述のよ
うに洗浄槽2の幅方向両端部付近にそれぞれ設けられる
計2つの第1噴射ノズル24a,24bから成る。各第
1噴射ノズル24a,24bは、幅方向に関して線対称
に設けられる。水は、圧力P1が加えられて、この第1
噴射ノズル24から噴射される。その噴射される水量
は、Q1である。
【0041】前記第2噴射ノズル25は、前述のように
洗浄槽2の幅方向に関して前記各第1噴射ノズル24
a,24b間に設けられる。また、第2噴射ノズル25
は、第1噴射ノズル24よりも上方に設けられる。この
第2噴射ノズル25は、複数個設けられる(本実施例に
おいて6個)。水は、圧力P2が加えられて、これらの
第2噴射ノズル25から噴射される。その噴射される総
水量は、Q2である。第1噴射ノズル24と第2噴射ノ
ズル25から噴射される水の圧力および水量の関係は、
次式で与えられる。
洗浄槽2の幅方向に関して前記各第1噴射ノズル24
a,24b間に設けられる。また、第2噴射ノズル25
は、第1噴射ノズル24よりも上方に設けられる。この
第2噴射ノズル25は、複数個設けられる(本実施例に
おいて6個)。水は、圧力P2が加えられて、これらの
第2噴射ノズル25から噴射される。その噴射される総
水量は、Q2である。第1噴射ノズル24と第2噴射ノ
ズル25から噴射される水の圧力および水量の関係は、
次式で与えられる。
【0042】 P1 < P2 …(1) Q1 > Q2 …(2) 前記液位調整手段8である底板39の折返し部48の上
面の高さは、仮想線H8で示される高さに位置される。
面の高さは、仮想線H8で示される高さに位置される。
【0043】このように、液位調整手段8の上面の高さ
は、噴射ノズル5よりも上方、本実施例において第1噴
射ノズル24よりも上方に位置される。噴射ノズル5か
ら水が噴射される場合、この噴射された水の圧力によっ
て洗浄槽本槽13内の水が他側部4側へ押され、他側部
4側へ水が偏る。これによって、一側部3側よりも他側
部4側の水位が必然的に高くなる。したがって、噴射ノ
ズル5よりも他側部4側に設けられる液位調整手段8の
上面の高さを、噴射ノズル5の噴射孔の高さよりも高く
設定することによって、噴射ノズル5の噴射孔の少なく
とも一部が水面上に露出する状態で、噴射ノズル5が水
面付近に位置するように水位を調整することができる。
は、噴射ノズル5よりも上方、本実施例において第1噴
射ノズル24よりも上方に位置される。噴射ノズル5か
ら水が噴射される場合、この噴射された水の圧力によっ
て洗浄槽本槽13内の水が他側部4側へ押され、他側部
4側へ水が偏る。これによって、一側部3側よりも他側
部4側の水位が必然的に高くなる。したがって、噴射ノ
ズル5よりも他側部4側に設けられる液位調整手段8の
上面の高さを、噴射ノズル5の噴射孔の高さよりも高く
設定することによって、噴射ノズル5の噴射孔の少なく
とも一部が水面上に露出する状態で、噴射ノズル5が水
面付近に位置するように水位を調整することができる。
【0044】洗浄槽本槽13には、前述の第1排水孔4
2に臨んで外方に突出する第1排水管継手部材57が取
付けられる。この第1排水管継手部材57は、その管孔
58の最下部が、洗浄槽本槽13の最深部よりも下方に
位置されるように取付けられる。これによって、洗浄槽
本槽13の最深部に沈殿している土砂、虫類、生菌、塵
埃などを水と一緒に、全て排出することができる。この
第1排水管継手部材57には、前記第1排水管路15が
接続される。
2に臨んで外方に突出する第1排水管継手部材57が取
付けられる。この第1排水管継手部材57は、その管孔
58の最下部が、洗浄槽本槽13の最深部よりも下方に
位置されるように取付けられる。これによって、洗浄槽
本槽13の最深部に沈殿している土砂、虫類、生菌、塵
埃などを水と一緒に、全て排出することができる。この
第1排水管継手部材57には、前記第1排水管路15が
接続される。
【0045】図7は、図5における切断面線VII−V
IIから見た断面図である。前記液位調整手段8は、洗
浄槽2の幅方向に関して、均一な高さに形成される。そ
の上面の高さは、図6において詳述したとおりである。
この液位調整手段8を、前記幅方向に関して均一な高さ
に形成することによって、幅方向のどの位置からでも洗
浄槽本槽13において余剰状態になった水が越流し、オ
ーバーフロー槽14に流れ込むことができる。すなわ
ち、水位を幅方向のどの位置においても調整することが
できる。したがって、洗浄槽本槽13の水の余剰状態に
迅速に対応でき、好ましい水位を常に維持することがで
きる。
IIから見た断面図である。前記液位調整手段8は、洗
浄槽2の幅方向に関して、均一な高さに形成される。そ
の上面の高さは、図6において詳述したとおりである。
この液位調整手段8を、前記幅方向に関して均一な高さ
に形成することによって、幅方向のどの位置からでも洗
浄槽本槽13において余剰状態になった水が越流し、オ
ーバーフロー槽14に流れ込むことができる。すなわ
ち、水位を幅方向のどの位置においても調整することが
できる。したがって、洗浄槽本槽13の水の余剰状態に
迅速に対応でき、好ましい水位を常に維持することがで
きる。
【0046】前記フィルタ53は、前記幅方向全体にわ
たって形成される。これによって、幅方向のどの位置か
ら水が越流し、流れ込んできても、前記越流した水を濾
過することができる。
たって形成される。これによって、幅方向のどの位置か
ら水が越流し、流れ込んできても、前記越流した水を濾
過することができる。
【0047】オーバーフロー槽14には、前述の第2排
水孔42に臨んで外方に突出する第2排水管継手部材5
9が取付けられる。この第2排水管継手部材59は、そ
の管孔60から第1管継手部材57の管孔58と同様
に、オーバーフロー槽14の最深部に沈殿している土
砂、虫類、生菌、塵埃などを水と一緒に全て排出するこ
とができるように取付けられる。また、オーバーフロー
槽14には、前記循環孔17およびバイパス孔18に嵌
まり込むようにして、循環管継手部材61およびバイパ
ス管継手部材62が取付けられる。これらの管継手部材
61,62は、その一部がオーバーフロー槽14の内方
に突出し、残りの部分がオーバーフロー槽14の外方に
突出するように取付けられる。さらに、オーバーフロー
槽14には、前記取水孔41に嵌まり込むようにして、
取水管継手部材63が取付けられる。この取水管継手部
材63は、オーバーフロー槽14の外方にのみ突出する
ように取付けられる。第1排水管継手部材59、循環管
継手部材61およびバイパス管継手部材62には、前述
の第1排水管路16、循環管路22およびバイパス管路
34が接続される。また、取水管継手部材63には、取
水管路64が接続される。この取水管路64によって、
オーバーフロー槽14内において余剰状態に至った水が
排出されるべき場所に導かれる。
水孔42に臨んで外方に突出する第2排水管継手部材5
9が取付けられる。この第2排水管継手部材59は、そ
の管孔60から第1管継手部材57の管孔58と同様
に、オーバーフロー槽14の最深部に沈殿している土
砂、虫類、生菌、塵埃などを水と一緒に全て排出するこ
とができるように取付けられる。また、オーバーフロー
槽14には、前記循環孔17およびバイパス孔18に嵌
まり込むようにして、循環管継手部材61およびバイパ
ス管継手部材62が取付けられる。これらの管継手部材
61,62は、その一部がオーバーフロー槽14の内方
に突出し、残りの部分がオーバーフロー槽14の外方に
突出するように取付けられる。さらに、オーバーフロー
槽14には、前記取水孔41に嵌まり込むようにして、
取水管継手部材63が取付けられる。この取水管継手部
材63は、オーバーフロー槽14の外方にのみ突出する
ように取付けられる。第1排水管継手部材59、循環管
継手部材61およびバイパス管継手部材62には、前述
の第1排水管路16、循環管路22およびバイパス管路
34が接続される。また、取水管継手部材63には、取
水管路64が接続される。この取水管路64によって、
オーバーフロー槽14内において余剰状態に至った水が
排出されるべき場所に導かれる。
【0048】図8は、洗浄槽2を示す平面図である。洗
浄槽2に水が貯留された状態で、仮想線65で示される
ような位置に、前述のように仕切部材7が挿入される。
これによって、仕切られる前記洗浄液13aに、たとえ
ば胡瓜、レタス、ピーマン、人参、ジャガいも、さつま
いも、茄子、キャベツ、トマト、南瓜、玉葱、竹の子、
大根、蓮根、小いも、セロリ、カリフラワ、ブロッコ
リ、ほうれん草、リンゴ、梨子、オレンジ、レモン、バ
ナナ、チェリー、あさり、しじみ、はまぐり、海老など
の食材、すなわち被洗浄物が、機械的に、あるいは人手
によって投入される。被洗浄物が投入された状態で、ポ
ンプ23が駆動される。オーバーフロー槽14内に一時
的に貯留されている水は、循環管路22、共通供給管路
21および第1ならびに第2供給管路19,20を介し
て第1および第2噴射ノズル24,25に供給される。
浄槽2に水が貯留された状態で、仮想線65で示される
ような位置に、前述のように仕切部材7が挿入される。
これによって、仕切られる前記洗浄液13aに、たとえ
ば胡瓜、レタス、ピーマン、人参、ジャガいも、さつま
いも、茄子、キャベツ、トマト、南瓜、玉葱、竹の子、
大根、蓮根、小いも、セロリ、カリフラワ、ブロッコ
リ、ほうれん草、リンゴ、梨子、オレンジ、レモン、バ
ナナ、チェリー、あさり、しじみ、はまぐり、海老など
の食材、すなわち被洗浄物が、機械的に、あるいは人手
によって投入される。被洗浄物が投入された状態で、ポ
ンプ23が駆動される。オーバーフロー槽14内に一時
的に貯留されている水は、循環管路22、共通供給管路
21および第1ならびに第2供給管路19,20を介し
て第1および第2噴射ノズル24,25に供給される。
【0049】通常時、共通供給管路21の開閉弁V1、
第1供給管路開閉弁V19およびバイパス管路開閉弁V
34は、開かれており、第2供給管路開閉弁V20は、
閉じられている。共通供給管路開閉弁V1は、噴射ノズ
ル5に水を供給するか否かを決定する弁である。第1お
よび第2供給管路開閉弁V19,V20は、第1および
第2噴射ノズル24,25から水を噴射させるか否かを
決定する。バイパス管路開閉弁V34は、ポンプ23に
よって循環される水の余剰分をオーバーフロー槽14に
逃がすか否かを決定する。したがって、ポンプ23によ
って供給される水は、洗浄槽本槽13の幅方向両端部に
設けられる第1噴射ノズル24a,24bのみから噴射
される。
第1供給管路開閉弁V19およびバイパス管路開閉弁V
34は、開かれており、第2供給管路開閉弁V20は、
閉じられている。共通供給管路開閉弁V1は、噴射ノズ
ル5に水を供給するか否かを決定する弁である。第1お
よび第2供給管路開閉弁V19,V20は、第1および
第2噴射ノズル24,25から水を噴射させるか否かを
決定する。バイパス管路開閉弁V34は、ポンプ23に
よって循環される水の余剰分をオーバーフロー槽14に
逃がすか否かを決定する。したがって、ポンプ23によ
って供給される水は、洗浄槽本槽13の幅方向両端部に
設けられる第1噴射ノズル24a,24bのみから噴射
される。
【0050】このとき、洗浄域13aの水には、第1噴
射ノズル24a,24bから比較的小さな圧力で豊富に
噴射される水(矢符F1,F2)の作用および仕切部材
7の案内作用によって、大きな流動力によって大略的に
矢符E1およびE2に示されるような流動を生じる。こ
の流動および図5に示した流動によって、被洗浄物が、
洗浄域13a内で撹拌される。この撹拌によって、被洗
浄物は、土砂、虫類、生菌、塵埃などが除去されて洗浄
される。たとえば前記人参、ジャガいも、さつまいも、
南瓜、玉葱、大根、蓮根、カリフラワ、ブロッコリ、小
いも、セロリなどに付着した土砂が洗い流されたり、汚
れが落とされたりする。また、胡瓜、レタス、ピーマ
ン、茄子、キャベツ、トマト、ほうれん草、竹の子、リ
ンゴ、梨子、オレンジ、レモン、バナナ、チェリーなど
に付着した塵埃などが洗い流されたり、汚れが落とされ
たりする。
射ノズル24a,24bから比較的小さな圧力で豊富に
噴射される水(矢符F1,F2)の作用および仕切部材
7の案内作用によって、大きな流動力によって大略的に
矢符E1およびE2に示されるような流動を生じる。こ
の流動および図5に示した流動によって、被洗浄物が、
洗浄域13a内で撹拌される。この撹拌によって、被洗
浄物は、土砂、虫類、生菌、塵埃などが除去されて洗浄
される。たとえば前記人参、ジャガいも、さつまいも、
南瓜、玉葱、大根、蓮根、カリフラワ、ブロッコリ、小
いも、セロリなどに付着した土砂が洗い流されたり、汚
れが落とされたりする。また、胡瓜、レタス、ピーマ
ン、茄子、キャベツ、トマト、ほうれん草、竹の子、リ
ンゴ、梨子、オレンジ、レモン、バナナ、チェリーなど
に付着した塵埃などが洗い流されたり、汚れが落とされ
たりする。
【0051】また、このような洗浄において、第1およ
び第2供給管路の開閉弁V19,V20によって水の噴
射量が調整でき、被洗浄物である食材に応じて、撹拌力
を調整することができ、洗浄力を調整することができ
る。また前記液位調整手段8によって、第1噴射ノズル
24の噴射孔の少なくとも一部分は、水面上に露出する
ように調整されることによって、水の噴射に伴い、洗浄
域13aに気泡が混入される。これによって、さらに洗
浄効果が向上される。このとき、洗浄域13aには、洗
浄槽2および仕切部材7を覆うように、ある種の層のよ
うな領域が形成される。前記ある種の層のような領域
は、前記流動の小さい領域であり、また、前記噴射によ
って混入される気泡の存在量が極めて少ない領域であ
る。この領域と、流動の大きいかつ気泡が混入されてい
る領域との間の境に、前記被洗浄物が達すると、被洗浄
物は、その境界面において跳ね返り、あるいは滑り案内
作用を受ける。これによって、前記食材などの被洗浄物
が、洗浄槽2の内面および仕切部材7に衝突することが
ない。したがって、被洗浄物は、損傷されることなく洗
浄される。
び第2供給管路の開閉弁V19,V20によって水の噴
射量が調整でき、被洗浄物である食材に応じて、撹拌力
を調整することができ、洗浄力を調整することができ
る。また前記液位調整手段8によって、第1噴射ノズル
24の噴射孔の少なくとも一部分は、水面上に露出する
ように調整されることによって、水の噴射に伴い、洗浄
域13aに気泡が混入される。これによって、さらに洗
浄効果が向上される。このとき、洗浄域13aには、洗
浄槽2および仕切部材7を覆うように、ある種の層のよ
うな領域が形成される。前記ある種の層のような領域
は、前記流動の小さい領域であり、また、前記噴射によ
って混入される気泡の存在量が極めて少ない領域であ
る。この領域と、流動の大きいかつ気泡が混入されてい
る領域との間の境に、前記被洗浄物が達すると、被洗浄
物は、その境界面において跳ね返り、あるいは滑り案内
作用を受ける。これによって、前記食材などの被洗浄物
が、洗浄槽2の内面および仕切部材7に衝突することが
ない。したがって、被洗浄物は、損傷されることなく洗
浄される。
【0052】このような通常の洗浄においては、第2供
給管路の開閉弁V20が遮断されているため、ポンプ2
3によって循環される水に余剰が生じる。この余剰分の
水は、バイパス管路34を介してオーバーフロー槽14
に送られる。
給管路の開閉弁V20が遮断されているため、ポンプ2
3によって循環される水に余剰が生じる。この余剰分の
水は、バイパス管路34を介してオーバーフロー槽14
に送られる。
【0053】次に、汚れのひどい場合などには、通常時
の状態からバイパス管路の開閉弁V34が閉じられ、第
2供給管路の開閉弁V20が開かれる。これによって、
第1および第2噴射ノズル24,25の全ての噴射ノズ
ルから水が噴射される。第2噴射ノズル25からは、た
とえば前記圧力P2=2.3kg/cm2、 水量(6本
合計)Q2=200リットル/sec(Q2は、150
〜200リットル/secの範囲で調整される)の水が
噴射される。これによって撹拌力が増加され、汚れのひ
どい被洗浄物についてもきれいに洗浄することができ
る。このような場合においても、多少複雑化した流動を
示すが、大略的に前記矢符E1,E2に示されるような
流動を示す。これによって、通常時と同様に前記ある種
の層のような領域が形成され、被洗浄物を損傷すること
なく、洗浄することができる。したがって、たとえばジ
ャガイモおよびさつまいもなどの泥汚れのひどいもの
や、汚れの落ちにくい椎茸などをきれいに洗浄すること
ができる。また、たとえば胡瓜のイボを除去したり、小
いもの皮をむいたり、レタスの葉を1枚ずつ分離させた
りすることができる。また、たとえばピーマンなどのよ
うに浮きやすい被洗浄物についても、一時的に水中に沈
めるような作用を示し、洗浄効果を向上させることがで
きる。
の状態からバイパス管路の開閉弁V34が閉じられ、第
2供給管路の開閉弁V20が開かれる。これによって、
第1および第2噴射ノズル24,25の全ての噴射ノズ
ルから水が噴射される。第2噴射ノズル25からは、た
とえば前記圧力P2=2.3kg/cm2、 水量(6本
合計)Q2=200リットル/sec(Q2は、150
〜200リットル/secの範囲で調整される)の水が
噴射される。これによって撹拌力が増加され、汚れのひ
どい被洗浄物についてもきれいに洗浄することができ
る。このような場合においても、多少複雑化した流動を
示すが、大略的に前記矢符E1,E2に示されるような
流動を示す。これによって、通常時と同様に前記ある種
の層のような領域が形成され、被洗浄物を損傷すること
なく、洗浄することができる。したがって、たとえばジ
ャガイモおよびさつまいもなどの泥汚れのひどいもの
や、汚れの落ちにくい椎茸などをきれいに洗浄すること
ができる。また、たとえば胡瓜のイボを除去したり、小
いもの皮をむいたり、レタスの葉を1枚ずつ分離させた
りすることができる。また、たとえばピーマンなどのよ
うに浮きやすい被洗浄物についても、一時的に水中に沈
めるような作用を示し、洗浄効果を向上させることがで
きる。
【0054】このような洗浄によって被洗浄物から除去
された土砂、虫類、生菌、塵埃などは、前述のように多
孔板54の透孔を介して下層域13dに導かれる。この
ようにして清浄化されたきれいな水によって、洗浄する
ことができる。また、洗浄槽2内に貯留されている水の
一部が、搬出される被洗浄物に付着し、洗浄槽2に貯留
されている水全体の量が徐々に減少する場合がある。こ
の水の減少による不足を補うために、仮想線によって示
される給水管路55によって、たとえば水道源などの水
供給源から水が給水される。また、この給水によって洗
浄槽2に貯留される水の全体的な量が余剰状態に至る
と、前記オーバフロー槽14に形成される取水孔41か
ら取水管路64を介して排出される。
された土砂、虫類、生菌、塵埃などは、前述のように多
孔板54の透孔を介して下層域13dに導かれる。この
ようにして清浄化されたきれいな水によって、洗浄する
ことができる。また、洗浄槽2内に貯留されている水の
一部が、搬出される被洗浄物に付着し、洗浄槽2に貯留
されている水全体の量が徐々に減少する場合がある。こ
の水の減少による不足を補うために、仮想線によって示
される給水管路55によって、たとえば水道源などの水
供給源から水が給水される。また、この給水によって洗
浄槽2に貯留される水の全体的な量が余剰状態に至る
と、前記オーバフロー槽14に形成される取水孔41か
ら取水管路64を介して排出される。
【0055】洗浄作業が終了すると、前記仕切部材7が
洗浄槽2の上方に引揚げられ、被洗浄物は洗浄域13a
から搬出域13bに移動され、前述の搬出コンベア9に
よって搬出され、次の処理装置へ移動される。
洗浄槽2の上方に引揚げられ、被洗浄物は洗浄域13a
から搬出域13bに移動され、前述の搬出コンベア9に
よって搬出され、次の処理装置へ移動される。
【0056】本発明の他の実施例として、仮想線で示さ
れるような位置に、前記第1および第2噴射ノズル2
4,25とは別の噴射ノズルを設けて、洗浄用液体の流
動化を促進したり、流動状態を複雑化させたりしてもよ
い。また、前記噴射ノズル24,25は、その噴射孔を
前記長手方向に対して上下左右に傾斜させて設けるよう
にしてもよい。上述の実施例において、第2噴射ノズル
25は、複数のノズルが1つの第2供給管路の開閉弁V
20によって開閉動作されたけれども、各ノズルに個別
に開閉弁が設けられるようにしてもよい。また、噴射ノ
ズル5に水を供給するか否かを決定する開閉弁は、共通
供給管路21にV1が1つだけ介在されたけれども、第
1および第2供給管路19,20にそれぞれ別に介在さ
れてもよい。また各噴射ノズル24,25は、その数、
設置される位置の構成は、本実施例のそれに限らなくて
もよく、たとえば、第1および第2の噴射ノズルともに
上下2段に設けられるようにしてもよい。
れるような位置に、前記第1および第2噴射ノズル2
4,25とは別の噴射ノズルを設けて、洗浄用液体の流
動化を促進したり、流動状態を複雑化させたりしてもよ
い。また、前記噴射ノズル24,25は、その噴射孔を
前記長手方向に対して上下左右に傾斜させて設けるよう
にしてもよい。上述の実施例において、第2噴射ノズル
25は、複数のノズルが1つの第2供給管路の開閉弁V
20によって開閉動作されたけれども、各ノズルに個別
に開閉弁が設けられるようにしてもよい。また、噴射ノ
ズル5に水を供給するか否かを決定する開閉弁は、共通
供給管路21にV1が1つだけ介在されたけれども、第
1および第2供給管路19,20にそれぞれ別に介在さ
れてもよい。また各噴射ノズル24,25は、その数、
設置される位置の構成は、本実施例のそれに限らなくて
もよく、たとえば、第1および第2の噴射ノズルともに
上下2段に設けられるようにしてもよい。
【0057】また、液位調整手段8は、底板39の折返
し部48によって構成されたけれども、洗浄槽2に孔を
形成するようにしてもよく、また、その孔にたとえばL
字管などの一端を嵌め込み、その他端を上方に向けて取
付け、その他端に管の長さを上下に関して調整する手段
を設けるようにしてもよい。また、前記供給管路21,
19,20には、エジェクタなどによって空気を取り込
むようにして、噴射ノズル5から空気の混合された水を
噴射するようにして、洗浄効果を向上させた噴射手段が
備えられるようにしてもよい。
し部48によって構成されたけれども、洗浄槽2に孔を
形成するようにしてもよく、また、その孔にたとえばL
字管などの一端を嵌め込み、その他端を上方に向けて取
付け、その他端に管の長さを上下に関して調整する手段
を設けるようにしてもよい。また、前記供給管路21,
19,20には、エジェクタなどによって空気を取り込
むようにして、噴射ノズル5から空気の混合された水を
噴射するようにして、洗浄効果を向上させた噴射手段が
備えられるようにしてもよい。
【0058】また、洗浄用液体および洗浄用流体とし
て、水を使用したけれども、洗剤および/または薬液な
どが、溶解あるいは混合された液体であってもよい。ま
た、上述の実施例の水よりも低温の冷水など冷却された
液体を使用して、被洗浄物である食材の鮮度を保って洗
浄されるようにしてもよい。また、仕切部材7は、洗浄
槽2の前記両側部3,4間の中央部付近に挿入されたけ
れども、搬出コンベア9を使用せずに、その搬出コンベ
ア9が挿入されていた領域を利用して、洗浄槽2の前記
他側部付近に挿入されるようにしてもよい。また、洗浄
用流体は、洗浄槽2の幅方向中央部付近に設けられる第
2噴射ノズルのみから洗浄用流体を噴射させて洗浄する
ようにしてもよい。また、洗浄槽は、水平面および/ま
たは長手方向に垂直な平面において切断された断面の形
状が、長方形状である必要がなく、たとえば台形状や曲
線形状などに形成されてもよい。また、被洗浄物が投入
された後にポンプが駆動されたけれども、ポンプを駆動
した状態で、被洗浄物を投入するようにしてもよい。
て、水を使用したけれども、洗剤および/または薬液な
どが、溶解あるいは混合された液体であってもよい。ま
た、上述の実施例の水よりも低温の冷水など冷却された
液体を使用して、被洗浄物である食材の鮮度を保って洗
浄されるようにしてもよい。また、仕切部材7は、洗浄
槽2の前記両側部3,4間の中央部付近に挿入されたけ
れども、搬出コンベア9を使用せずに、その搬出コンベ
ア9が挿入されていた領域を利用して、洗浄槽2の前記
他側部付近に挿入されるようにしてもよい。また、洗浄
用流体は、洗浄槽2の幅方向中央部付近に設けられる第
2噴射ノズルのみから洗浄用流体を噴射させて洗浄する
ようにしてもよい。また、洗浄槽は、水平面および/ま
たは長手方向に垂直な平面において切断された断面の形
状が、長方形状である必要がなく、たとえば台形状や曲
線形状などに形成されてもよい。また、被洗浄物が投入
された後にポンプが駆動されたけれども、ポンプを駆動
した状態で、被洗浄物を投入するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗浄槽の
一側部には噴射ノズルが設けられ、その噴射ノズルに対
向するように、幅方向両端部が前記一側部側へ傾斜する
仕切部材が設けられ、噴射ノズルの噴射孔の少なくとも
一部が、液面上に露出するように、液位が、液位調整手
段によって調整される。これによって、前記噴射ノズル
から噴射される洗浄用流体によって、洗浄槽に貯留され
る洗浄用液体が効率よく流動化され、仕切部材によって
案内されるので、洗浄用流体の大きな流動力が維持さ
れ、洗浄用液体の流動によって被洗浄物が効率よく撹拌
でき、これによって被洗浄物である食材に付着した土
砂、虫類、生菌、塵埃などを効率よく除去し、洗浄する
ことができる。しかも、前記流動によって洗浄槽内に貯
留されている洗浄用液体に、洗浄槽の内周面および仕切
部材を覆うようにある種の層のような領域が形成される
ので、食材や洗浄槽の内周面および仕切部材に衝突する
ことがなく、食材が洗浄時に損傷されることがない。ま
た、被洗浄物から除去された土砂、虫類などが洗浄槽の
深部に案内されるので、清浄化された洗浄用液体によっ
て洗浄することができる。
一側部には噴射ノズルが設けられ、その噴射ノズルに対
向するように、幅方向両端部が前記一側部側へ傾斜する
仕切部材が設けられ、噴射ノズルの噴射孔の少なくとも
一部が、液面上に露出するように、液位が、液位調整手
段によって調整される。これによって、前記噴射ノズル
から噴射される洗浄用流体によって、洗浄槽に貯留され
る洗浄用液体が効率よく流動化され、仕切部材によって
案内されるので、洗浄用流体の大きな流動力が維持さ
れ、洗浄用液体の流動によって被洗浄物が効率よく撹拌
でき、これによって被洗浄物である食材に付着した土
砂、虫類、生菌、塵埃などを効率よく除去し、洗浄する
ことができる。しかも、前記流動によって洗浄槽内に貯
留されている洗浄用液体に、洗浄槽の内周面および仕切
部材を覆うようにある種の層のような領域が形成される
ので、食材や洗浄槽の内周面および仕切部材に衝突する
ことがなく、食材が洗浄時に損傷されることがない。ま
た、被洗浄物から除去された土砂、虫類などが洗浄槽の
深部に案内されるので、清浄化された洗浄用液体によっ
て洗浄することができる。
【0060】また本発明によれば、前記洗浄槽には、一
側部から他側部に向けて深くなるように傾斜する傾斜部
を有する底板が設けられるようにしたので、洗浄用流体
の底板によって案内されることによって、大きな流動力
が維持され、洗浄用流体がさらに効率よく撹拌されるの
で、さらに効率よく被洗浄物である食材を洗浄すること
ができる。
側部から他側部に向けて深くなるように傾斜する傾斜部
を有する底板が設けられるようにしたので、洗浄用流体
の底板によって案内されることによって、大きな流動力
が維持され、洗浄用流体がさらに効率よく撹拌されるの
で、さらに効率よく被洗浄物である食材を洗浄すること
ができる。
【0061】さらに本発明によれば、前記洗浄槽には、
前記底板の傾斜部の上方に多孔板が設けられるので、洗
浄用液体および土砂、虫類、生菌、塵埃などが相互間に
おいて移動可能な状態で相互に異なった流動状態となる
ように洗浄用液体の層を仕切ることができ、洗浄中に、
洗浄槽の底に沈殿した土砂、虫類、生菌、塵埃などが巻
き上げられてしまうことを防止することができ、常に清
浄化された洗浄用液体によって洗浄することができる。
前記底板の傾斜部の上方に多孔板が設けられるので、洗
浄用液体および土砂、虫類、生菌、塵埃などが相互間に
おいて移動可能な状態で相互に異なった流動状態となる
ように洗浄用液体の層を仕切ることができ、洗浄中に、
洗浄槽の底に沈殿した土砂、虫類、生菌、塵埃などが巻
き上げられてしまうことを防止することができ、常に清
浄化された洗浄用液体によって洗浄することができる。
【図1】本発明の一実施例の食材洗浄装置1を示す斜視
図である。
図である。
【図2】その食材洗浄装置1の正面図である。
【図3】その食材洗浄装置1を示す平面図である。
【図4】その食材洗浄装置1を示す右側面図である。
【図5】その食材洗浄装置1に備えられる洗浄槽2を示
す正面図である。
す正面図である。
【図6】図5における切断面線VI−VIから見た断面
図である。
図である。
【図7】図5における切断面線VII−VIIから見た
断面図である。
断面図である。
【図8】食材洗浄装置1に備えられる洗浄槽2および噴
射手段6を示す平面図である。
射手段6を示す平面図である。
1 食材洗浄装置 2 洗浄槽 5 噴射ノズル 7 仕切部材 8 液位調整手段 9 搬出コンベア 11 制御手段 13 洗浄槽本槽 14 オーバーフロー槽 24 第1噴射ノズル 25 第2噴射ノズル 39 底板 45 第1傾斜部 54 多孔板
Claims (3)
- 【請求項1】 洗浄用液体を貯留する洗浄槽と、 前記洗浄槽の一側部から他側部に向けて洗浄用液体また
はこの洗浄用液体と空気とが混合された洗浄用流体を噴
射する噴射ノズルを有する噴射手段と、 前記洗浄槽の両側部間における予め定める位置で、前記
洗浄槽内に挿入され、幅方向両端部がその両端部間の中
間部よりも前記洗浄槽の一側部側に傾斜して形成される
仕切部材と、 前記噴射ノズルの噴射孔の少なくとも一部が液面よりも
上方に露出するように、洗浄用液体の液位を調整する液
位調整手段とを含むことを特徴とする食材洗浄装置。 - 【請求項2】 前記洗浄槽には、前記一側部から他側部
に向けて深くなるように傾斜する傾斜部を有する底板が
設けられることを特徴とする請求項1に記載の食材洗浄
装置。 - 【請求項3】 前記洗浄槽内には、前記底板の傾斜部の
上方に間隔をあけて配置され、複数の透孔が形成される
多孔板が設けられることを特徴とする請求項1または2
に記載の食材洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24320594A JP2576842B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 食材洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24320594A JP2576842B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 食材洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08103258A true JPH08103258A (ja) | 1996-04-23 |
JP2576842B2 JP2576842B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=17100400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24320594A Expired - Fee Related JP2576842B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 食材洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576842B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107006875A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-08-04 | 广州华夏职业学院 | 一种香蕉清洗装置 |
CN107960672A (zh) * | 2018-01-05 | 2018-04-27 | 青岛联盛益康食品科技有限公司 | 一种脱水蔬菜用的水循环去石机 |
CN114145480A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-08 | 新宁县润杰农业开发有限公司 | 一种脐橙加工预处理装置 |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP24320594A patent/JP2576842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107006875A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-08-04 | 广州华夏职业学院 | 一种香蕉清洗装置 |
CN107960672A (zh) * | 2018-01-05 | 2018-04-27 | 青岛联盛益康食品科技有限公司 | 一种脱水蔬菜用的水循环去石机 |
CN107960672B (zh) * | 2018-01-05 | 2023-09-15 | 青岛联盛益康生物科技有限公司 | 一种脱水蔬菜用的水循环去石机 |
CN114145480A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-08 | 新宁县润杰农业开发有限公司 | 一种脐橙加工预处理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576842B2 (ja) | 1997-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |