JPH08100986A - 扉装置 - Google Patents

扉装置

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JPH08100986A
JPH08100986A JP26126694A JP26126694A JPH08100986A JP H08100986 A JPH08100986 A JP H08100986A JP 26126694 A JP26126694 A JP 26126694A JP 26126694 A JP26126694 A JP 26126694A JP H08100986 A JPH08100986 A JP H08100986A
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door
support plate
doors
resin
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Toyosaku Hamada
豊作 濱田
Hiroshige Hayashi
林  広茂
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉ストッパの強度を向上し、確実に扉を停止
させることができる扉装置を提供する。 【構成】 上部支持板44と間隔を存して対向する天板
42と、上部支持板44に左右方向に移動自在に支持さ
れ、開口を開閉自在に閉塞する複数枚の引き戸式の樹脂
扉73A、73Aと、これら樹脂扉73A、73Aが突
き合わされる位置に設けられ、各扉が当接する扉ストッ
パ77とを備える。この扉ストッパ77は、天板42の
上部支持板44側の面に固定され、この上部支持板44
方向に突出して上部支持板44に形成された挿入孔87
に挿入係合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショーケース等の開口
を引き戸式の扉にて開閉自在に閉塞する扉装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種ショーケースは、例えば実公
昭61−40212号公報(A47F3/04)に示さ
れるように、ガラス等の透明壁にて囲繞された庫内を備
え、この庫内の後面に形成した開口は、アクリル等の樹
脂板から成る摺動自在の引き戸式透明扉にて開閉自在に
閉塞されている。また、この種ショーケースにおいて
は、庫内に陳列した商品を顧客等から見易くために、開
口の中央を仕切って扉が左右の扉が突き当たる中央支柱
を廃止する傾向にある。
【0003】係る中央支柱を廃止すると、左右から突き
合わされる扉が所定の位置(開口中央)にて停止(突き
合わせ)できなくなるため、従来では図9に示す如き扉
ストッパ100を開口の中央部に設けていた。即ち、図
において103はショーケース101の斜め上方に向け
て開放した開口102の上縁に位置した上部支持板(支
持板)であり、この上部支持板103の斜め上方にはそ
れと間隔を存して対向する天板(被覆板)104が設け
られている。
【0004】そして、上部支持板103の表面には透明
アクリル樹脂板等から成る扉106、106が左右に摺
動自在に支持されている。尚、扉106の下端は開口1
02下縁の図示しないレールに支持される。107は扉
106の突き合わせ側の表面に設けられた把手である。
【0005】これら扉106、106が突き合わされる
開口102の中央部に位置する部分の上部支持板103
には上下に長い角穴108が穿設されている。前記扉ス
トッパ100は略L字状に屈曲された短冊状鋼板から成
り、その起立辺109が上部支持板103の裏側から角
穴107に挿入されて天板104側に突出すると共に、
底辺110が上部支持板103の裏面に溶接固定されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構成で、扉
106、106が開放され、再び閉じられると、扉スト
ッパ100の起立辺109には左右の両側から扉10
6、106が当接して停止するかたちとなる。一方で、
起立辺109は上部支持板103から突出するのみの所
謂片持ち式であるため、扉106、106が起立辺10
9を乗り越えてしまったり、衝突による衝撃が繰り返さ
れた場合には、起立辺109が根本から折損してしまう
等の事故が発生していた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、扉ストッパの強度を向上
し、確実に扉を停止させることができる扉装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の扉装置は、開口
縁に設けられた支持板と、この支持板と間隔を存して対
向する被覆板と、支持板に左右方向に移動自在に支持さ
れ、開口を開閉自在に閉塞する複数枚の引き戸式の扉
と、これら扉が突き合わされる位置に設けられ、各扉が
当接する扉ストッパとを備えており、この扉ストッパ
は、被覆板の支持板側の面に固定され、この支持板方向
に突出して支持板に形成された挿入孔に挿入係合されて
いるものである。
【0009】請求項2の発明の扉装置は、上記において
扉ストッパは接着部剤にて被覆板に貼付される基板と、
この基板に溶接されて支持板方向に延在し、挿入孔に挿
入係合される当接板とから成るものである。
【0010】
【作用】本発明の扉装置によれば、開口を閉塞する引き
戸式の扉が両側から当接する扉ストッパを、被覆板の支
持板側の面に固定し、支持板方向に突出させて支持板に
形成した挿入孔に挿入係合したので、扉ストッパを被覆
板側と支持板側の両端で支持することができるようにな
り、従来の片持ち式に比して扉の衝突に対する強度が著
しく向上する。従って、折損事故等の発生を未然に解消
若しくは低減することが可能となる。
【0011】また、扉ストッパは支持板と被覆板の間を
完全に遮断することになるので、扉の乗り上げも確実に
防止することができるようになるものである。更に、扉
ストッパを支持板の挿入孔に挿入係合するようにしたの
で、溶接等により支持板に固定する場合に比して組立作
業性を著しく向上させることができるものである。
【0012】更にまた、請求項2の発明の扉装置によれ
ば、これに加えて扉ストッパを基板とそれに溶接された
当接板により構成し、基板を接着部剤にて被覆板に貼付
し、当接板を支持板の挿入孔に挿入係合するようにした
ので、万一扉ストッパが破損した場合にも、基板を被覆
板から引き剥がし、被覆板を傷付けずに扉ストッパを交
換することができるようになると共に、溶接跡が被覆板
表面に現れる不都合も生じないものである。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明を適用するショーケース1の斜視図、
図2はショーケース1の縦断側面図、図3はショーケー
ス1上部の縦断側面図、図4はショーケース1の断熱箱
体2開口部の拡大縦断側面図、図5はショーケース1の
天板42部分の拡大縦断側面図をそれぞれ示している。
各図において、ショーケース1は例えばコンビニエンス
ストア等において、アイスクリーム等を陳列保存するた
めに用いられるものであり、上方に開放した横長矩形状
の断熱箱体2から構成されている。この断熱箱体2は、
金属製の外箱3と、この外箱3内に間隔を存して組み込
まれた金属製の内箱6と、両箱3、6の上端を連結する
樹脂製のブレーカ4と、これら両箱3、6及びブレーカ
4間に現場発泡方式にて充填された発泡ポリウレタン等
の断熱材7とから構成されている。
【0014】前記内箱6の前後面内側には間隔を存して
ダクト板8、9が取り付けられており、このダクト板
8、9の上端は内方に湾曲して折曲されている。更に、
ダクト板8、9の下端間には底板11が着脱可能に架設
され、これによって、内箱6の内側には底面から前後に
立ち上がる一連のダクト12が構成されると共に、これ
らダクト板8、9と底板11の内側に貯蔵室22が画成
される。一方、前記断熱箱体2の底壁13は前部に低位
部13Aと、後部に高位部13Bを有した段差形状とさ
れており、前記底板11は前記高位部13Bより上方に
位置する。
【0015】そして、前記低位部13Aの上面にはドレ
ンパン14が設けられ、このドレンパン14の最も低い
位置には断熱箱体2外下方に連通した排水孔16が形成
されている。このドレンパン14上には前記ダクト12
内に位置して横長のプレートフィン型冷却器17が配設
され、この冷却器17の前側に設けたファンケース18
内には吸込型のプロペラファンから成る送風機19が取
り付けられている。
【0016】前記冷却器17の後側となる高位部13B
と低位部13Aの段差部分は上部が冷却器17から離間
するように傾斜面13Cとされている。また、前記ダク
ト板9の上端は吐出口9A、ダクト板8の上端は吸込口
8Aとされると共に、吐出口9Aには内側に湾曲した風
向板21、21が所定間隔で取り付けられている。
【0017】一方、断熱箱体2の下端前後には多数の透
孔24・・が穿設されたキックプレート26、26が取
り付けられ、このキックプレート26、26間に位置し
て断熱箱体2の下方には機械室27が構成されている。
そして、前記高位部13B下方に位置する機械室27内
には、前記冷却器17と共に周知の冷凍サイクルを構成
する圧縮機(図示せず)、凝縮器29及び凝縮器用送風
機31、電装箱(図示せず)等が配設されると共に、こ
の機械室27の後面は複数枚のパネル36〜38にて開
閉自在に閉塞され、更に、パネル37、38にはスリッ
ト39・・が複数形成されている。
【0018】前記圧縮機及び送風機19、31が運転さ
れると、冷却器17にて冷却された冷気は傾斜面13C
からダクト12内を後方に吹き上げられ、ダクト板9上
端の吐出口9Aから貯蔵室22の上部に向かって吐出さ
れる。貯蔵室22内を循環した冷気はダクト板8上端の
吸込口8Aからダクト12内に吸い込まれ、送風機19
に帰還する循環(図2中破線矢印で示す)を行う。これ
によって、貯蔵室22内は例えば−20℃等の所定の冷
凍温度に冷却される。
【0019】他方、前記断熱箱体2の開口両側には透明
アクリル樹脂の厚板から成る側板41、41が立設され
ている。この側板41、41は前後辺41A、41Bの
上部が近接するように傾斜した略山型を呈しており、そ
れらの上端部間には被覆板としてのステンレス製の天板
42がこれもステンレス製の飾り43、43を介して側
方からネジ止めされている。
【0020】この天板42は図3及び図5に示す如く側
板41、41上部の形状に沿った断面山型形状を呈して
おり、その下面には支持板としての前後のステンレス製
上部支持板44、44を介してこれもステンレス製の反
射板46が取り付けられている。この上部支持板44、
44は天板42の下面と間隔を存しており、その先端は
側板41の前後辺41A、41Bの傾斜に略沿ってそれ
ぞれ下方に低く傾斜し、天板42の下端部は上部支持板
44と間隔を存して対向している。
【0021】前記反射板46の前後側面46A、46A
は図3及び図5に示す如く上部支持板44、44の下方
に間隔を存して外側に向け低く傾斜しており、その下面
はクランク状に屈曲されて、下方に開放した凹所47
と、上方に開放した凹所48が前後に並設されている。
そして、前記下方に開放した凹所47内にはジャケット
49に挿入された横長の蛍光灯51が収納配設されると
共に、前記上方に開放した凹所48内には蛍光灯51を
点灯させるための安定器52が配設されている。また、
前記両上部支持板44、44の上端基部、即ち、天板4
2への取り付け部分には複数の透孔(長孔)53・・が
穿設されており、これによって、前記安定器52が収納
された凹所48内と上部支持板44、44上面とは連通
されている。
【0022】一方、断熱箱体2の前後開口縁の内側に
は、吸込口8A及び吐出口9Aの上方に位置する上風向
板56、56がブレーカ4内面にそれぞれ取り付けられ
ており、各上風向板56の上側には間隔を存してステン
レス製の上面板57がそれぞれ組み合わせられている。
これら上風向板56及び上面板57間には上断熱材58
が挿入され、この上断熱材58と上面板57間には結露
防止ヒータ59が介設されている。
【0023】前記上面板57、57の外側(各前後方
向)は傾斜して降下し、略Z字状に折曲されながら、ブ
レーカ4の上面中央部まで延在している。また、上面板
57、57の下側にはレール板61、61がそれぞれ挿
入され、上面板57の先端から外側に向けて傾斜しなが
ら立ち上がり、外端は再び降下するよう折曲されてい
る。そして、このレール板61、61の外端には外箱3
に渡る飾り板62が取り付けられている。
【0024】前記各上面板57、57の外側部分は上述
の如く略Z字状(図4に拡大して示す)に折曲されるこ
とにより、前記反射板46の側面46A、46A方向に
面した左右に渡る内側レール面63Aを形成しており、
前記レール板61、61はこの内側レール面63Aの外
側に平行して前記上部支持板44、44方向に面した外
側レール面63Bを形成している。内外側レール面63
A、63Bはそれぞれ所定の幅を有しており、これら内
外側レール面63A、63Bにて主レール63が構成さ
れる。そして、これら主レール63、63と前記天板4
2間においてショーケース1の貯蔵室22は前後方向に
開放(開口64、64)する。
【0025】係る構成によりショーケース1の貯蔵室2
2の前後開口64、64上縁は下縁よりも奥方に位置し
て斜め上方に開放しており、前記主レール63、63は
これら開口64、64の下縁に位置し、前記上部支持板
44、44及び反射板46の側面46A、46Aは開口
64、64の上縁に位置することになる。尚、66は内
側レール面63Aの内側に位置する上面板57下端に穿
設された結露水の排水孔である。
【0026】更に、この主レール63、63上にはステ
ンレス製の補助レール71が着脱自在に載置して取り付
けられている。この補助レール71は2枚のステンレス
板を溶接することにより、略W字状に形成されており、
それによって、前記主レール63の内外側レール面63
A、63Bの幅よりも狭い幅を有した内外側レール面7
1A、71Bが形成されている。また、この補助レール
71の表面にはフッ素系の樹脂(テフロン等)が塗装、
或いはコーティングされている。
【0027】そして、補助レール71は主レール63上
に載置され、その状態で、前記内外側レール面71A、
71Bは、主レール63の各レール面63A、63Bの
上外側に位置して、それぞれ前記反射板46の側面46
A、46A方向、及び、前記上部支持板44、44方向
に面する。尚、各レール面71A、71Bの下端部には
これも結露水の排水孔72、72が穿設されている。
【0028】そして、係る補助レール71の内外側レー
ル面71A、71B上には比較的厚さ寸法の薄い透明ア
クリル樹脂板から成る複数枚の引き戸式樹脂扉73A及
び73A、73B及び73Bが摺動自在に載置支持され
る。この場合、実施例では内外に2枚ずつ前後合わせて
8枚の樹脂扉73A・・・、73B・・・が支持される
と共に、閉鎖状態にて内側レール面71Aの両側部に支
持された内側の樹脂扉73B、73Bの上部は、図5に
示す如く前記反射板46の側面46Aに摺動移動自在に
支持される。また、閉鎖状態にて外側レール面71Bの
中央部に支持され、相互に突き合わされる外側の樹脂扉
73A、73Aの上部は前記上部支持板44に摺動移動
自在に支持されている。尚、81は各樹脂扉73Aの突
き合わせ側及び各樹脂扉73Bの外側表面に設けられた
把手である。
【0029】このとき、補助レール71の内外側レール
面71A、71Bは狭幅であるため、樹脂扉73B・・
・は蛇行し難くなっている。また、補助レール71の表
面にフッ素系樹脂が塗装、或いはコーティングされてお
り、更に、図4から明らかな如く、実施例では樹脂扉7
3A、73Bの下端内側角部が内外側レール面71A、
71Bに線接触し、図5から明らかな如く樹脂扉73
A、73Bの上端内側角部が上部支持板44或いは反射
板46の側面46Aに線接触するように構成しているの
で、樹脂扉73A、73Bと補助レール71、或いは上
部支持板44、側面46Aとの摩擦抵抗は極めて低くな
る。従って、樹脂扉73A・・、73B・・の横移動
(摺動)を極めて円滑に行えるようになり、それによっ
て樹脂扉73A・・、73B・・を極めて容易に開閉で
きるようになる。
【0030】また、補助レール71の内外側レール面7
1A、71Bは上述の如く主レール63の各レール面6
3A、63Bの上外側に位置してそれぞれ前記反射板4
6の側面46A、46A方向、及び、前記上部支持板4
4、44方向に面しているので、樹脂扉73A・・、7
3B・・の傾斜は側板41の前後面41A、41Bの傾
斜に略合致するようになる。
【0031】ここで、天板42下端部の左右方向におけ
る中央部には扉ストッパ77が取り付けられ、この扉ス
トッパ77の左右略50mm(樹脂扉73Bを開放した
際に把手81が樹脂扉73Aに当接しない範囲)の位置
における反射板46の側面46Aには扉ストッパ78が
取り付けられている。この反射板46側の扉ストッパ7
8は上述した従来と同様の構造であるので説明を省略す
る。そして、この扉ストッパ78は側面46Aの上部支
持板44側に突出しており、内側の樹脂扉73Bを開い
た際に当該樹脂扉73Bの上部が当接して停止する。
【0032】一方、天板42側の扉ストッパ77は、図
8に示す如く短冊状の鋼板から成る基板84と、この基
板84の表面にスポット溶接されたL字状鋼板から成る
当接板86から構成されている。この当接板86は基板
84の中央部から起立し、その先端86Aは切り欠かれ
て幅狭とされており、基板84の裏面には接着部材とし
ての強力両面テープ(図示せず)が貼付されている。
【0033】他方、上部支持板44の左右方向における
中央部には上下に細長い角穴から成る挿入孔87が穿設
されている。そして、図6及び図7の如く扉ストッパ7
7の当接板86の先端86Aを天板42側からこの挿入
孔87内に挿入係合させ、基板84裏面の両面テープを
天板42の裏面(上部支持板44側の面)に接着するこ
とにより、扉ストッパ77を取り付ける。
【0034】係る構成で、扉ストッパ77の当接板86
は基板84から上部支持板44方向に延在して挿入孔8
7に挿入係合されており、外側の樹脂扉73A、73A
を閉じた際には当該樹脂扉73A、73Aの上部が両側
から当接板86に当接して停止する。しかしながら、扉
ストッパ77は天板42側の接着面と上部支持板44側
の挿入孔87にて両端支持されているので、従来の片持
ち式に比して樹脂扉73Aの衝突に対する強度が著しく
向上する。従って、当接板84の折損事故等の発生を未
然に解消若しくは低減することが可能となる。
【0035】また、扉ストッパ77は上部支持板44と
天板42の間を完全に遮断する(図6)ので、樹脂扉7
3Aの乗り上げも確実に防止することができるようにな
る。更に、扉ストッパ77を上部支持板44の挿入孔8
7に挿入係合するようにしたので、溶接等により上部支
持板44に固定する場合に比して組立作業性を著しく向
上させることができる。
【0036】更にまた、扉ストッパ77の基板84を両
面テープにて天板42に貼付し、当接板86を上部支持
板44の挿入孔87に挿入係合するようにしたので、万
一扉ストッパ77が破損した場合にも、基板84を天板
42から引き剥がし、天板42を傷付けずに扉ストッパ
77を交換することができるようになると共に、溶接跡
が天板42表面に現れる不都合も生じない。
【0037】尚、前記蛍光灯51は点灯して上方から貯
蔵室22内を照明するものであるが、このとき、蛍光灯
51及び安定器52は発熱する。この安定器52によっ
て加熱された暖気は、図5中破線矢印で示す如く前後の
透孔53、53から樹脂扉73A、73Bの外面上部に
流出する。ここで、樹脂扉73A、73Bは貯蔵室22
内の冷気により冷却され、その外面には結露が生じ易く
なっているが、実施例では前述の如く安定器52からの
暖気を樹脂扉73A、73Bの外面に導いているので、
係る樹脂扉73A、73B外面への結露の付着を抑制す
ることができる。
【0038】また、樹脂扉73A、73Bの内側には側
板41の後辺41Bの傾斜に沿い、白色塩化ビニル製の
パイプ88が取り付けられている。このパイプ88は、
前記機械室27内と反射板46上方の空間とを連通して
おり、このパイプ88内を通して前記蛍光灯51へのリ
ード線(図示せず)を前記電装箱から反射板46上方に
引き入れる。
【0039】このとき、断熱箱体2上方は周囲を透明な
側板41、41或いは樹脂扉73A、73Bにて囲繞さ
れているが、パイプ88は前述の如く樹脂扉73A、7
3Bの内側において、側板41の後辺41Bの傾斜に沿
い設けられているので、外部から目立たなくなる。従っ
て、ショーケース1の外観の悪化を最小限に抑えること
が可能となる。
【0040】更に、実施例では扉ストッパ77を両面テ
ープで天板42に貼付したが、他の接着剤等で貼付して
も良い(請求項1では溶接でも差し支えない)。更にま
た、実施例では扉を樹脂扉としたが、ガラス扉でも本発
明は有効である。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、開口
を閉塞する引き戸式の扉が両側から当接する扉ストッパ
を、被覆板の支持板側の面に固定し、支持板方向に突出
させて支持板に形成した挿入孔に挿入係合したので、扉
ストッパを被覆板側と支持板側の両端で支持することが
できるようになり、従来の片持ち式に比して扉の衝突に
対する強度が著しく向上する。従って、折損事故等の発
生を未然に解消若しくは低減することが可能となる。
【0042】また、扉ストッパは支持板と被覆板の間を
完全に遮断することになるので、扉の乗り上げを阻止
し、確実に停止させることができるようになる。更に、
扉ストッパは支持板の挿入孔に挿入係合するようにした
ので、溶接等により支持板に固定する場合に比して組立
作業性を著しく向上させることができるものである。
【0043】更にまた、請求項2の発明によれば、これ
に加えて扉ストッパを基板とそれに溶接された当接板に
より構成し、基板を接着部剤にて被覆板に貼付し、当接
板を支持板の挿入孔に挿入係合するようにしたので、万
一扉ストッパが破損した場合にも、基板を被覆板から引
き剥がし、被覆板を傷付けずに扉ストッパを交換するこ
とができるようになると共に、溶接跡が被覆板表面に現
れる不都合も生じないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したショーケースの斜視図であ
る。
【図2】本発明を適用したショーケースの縦断側面図で
ある。
【図3】本発明を適用したショーケース上部の縦断側面
図である。
【図4】本発明を適用したショーケースの断熱箱体開口
部の拡大縦断側面図である。
【図5】本発明を適用したショーケースの天板部分の拡
大縦断側面図である。
【図6】本発明を適用したショーケースの扉ストッパ部
分の拡大縦断側面図である。
【図7】同じく扉ストッパ部分のショーケースの拡大斜
視図である。
【図8】扉ストッパの斜視図である。
【図9】従来のショーケースの扉ストッパ部分の一部切
欠拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 断熱箱体 42 天板(被覆板) 44 上部支持板(支持板) 64 開口 73A、73B 樹脂扉 77 扉ストッパ 84 基板 86 当接板 87 挿入孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口縁に設けられた支持板と、この支持
    板と間隔を存して対向する被覆板と、前記支持板に左右
    方向に移動自在に支持され、前記開口を開閉自在に閉塞
    する複数枚の引き戸式の扉と、これら扉が突き合わされ
    る位置に設けられ、各扉が当接する扉ストッパとを備
    え、 この扉ストッパは、前記被覆板の前記支持板側の面に固
    定され、この支持板方向に突出して支持板に形成された
    挿入孔に挿入係合されていることを特徴とする扉装置。
  2. 【請求項2】 扉ストッパは、接着部剤にて被覆板に貼
    付される基板と、この基板に溶接されて支持板方向に延
    在し、挿入孔に挿入係合される当接板とから成ることを
    特徴とする請求項1の扉装置。
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