JPH0810061B2 - 空調器のカバー構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ウォール・スルー・
エアーコンディショニイング（以後、ＷＴＡと略す）型
空調器のカバー構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術およびこの発明が解決しようとする課題】
従来、この種のカバー構造としては、アルミ製のパネル
によって形成されているものが一般に知られている。

【０００３】しかし、この従来のアルミ製のカバーで
は、耐火性能が悪いと共に、断熱性能が悪く、しかも、
遮音性能も悪いものとなっている。また、このアルミ製
のカバーは、腐食や発錆等によって、耐候性が悪いもの
となっている。

【０００４】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は耐火，耐熱，断熱性能や遮音性能
の向上および耐候性の向上を図ることのできる空調器の
カバー構造を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明のカバー構造に
よれば、空調器のカバーに繊維補強コンクリートを用い
て、前述した従来技術の問題点を解決し、耐火，耐熱，
断熱性能の向上や遮音性能の向上および耐候性の向上を
図れるようにしたものである。

【０００６】

【実施例】以下、この発明の空調器のカバー構造を、図
示する実施例によって説明する。

【０００７】建物２（図３参照）の外壁部３に収納され
る、所謂、ウォール・スルー形式の空調器４におけるカ
バー構造１（図１および図２参照）は、空調器４のカバ
ー５に繊維補強コンクリート６を用いて構成されてい
る。

【０００８】なお、図１および図２における符号７は手
すりで、符号８は排水溝で、９は建物躯体で、符号10は
サッシである。

【０００９】そして、このような空調器４のカバー５に
繊維補強コンクリート６を用いることにより、従来のア
ルミ製のカバーに比べて、耐火，耐熱，断熱性能や遮音
性能および耐候性が向上している優れたカバー５を提供
することができる。

【００１０】

【発明の効果】この発明によれば、空調器のカバーに繊
維補強コンクリートを用いることで、耐火，耐熱，断熱
性能の向上や遮音性能の向上および耐候性の向上を図る
ことができる。

【００１１】また、繊維補強コンクリートとしたことに
より、自由に成形ができ、仕上げも、塗装，タイル打込
み，石打込み等、自由に選ぶことができる。また、凹凸
のあるデザイン，アール型のものや、リブ等、自由なデ
ザインによるものを安価に製作することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の空調器のカバー構造を示す概略正面
図であり、図４のＡ部拡大図である。

【図２】図１のＢ−Ｂ線断面図である。

【図３】この発明の空調器のカバー構造を用いた建物を
示す概略図である。

【符号の説明】

１…カバー構造、２…建物、３…外壁部、４…空調器、
５…カバー、６…繊維補強コンクリート、７…手すり、
８…排水溝、９…建物躯体、10…サッシ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 建物の外壁部に収納される、所謂、ウォ
   ール・スルー形式の空調器におけるカバー構造であり、
   前記空調器のカバーに繊維補強コンクリートを用いてな
   ることを特徴とする空調器のカバー構造。