JPH08100478A - 家屋の構造 - Google Patents
家屋の構造Info
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- JPH08100478A JPH08100478A JP6262004A JP26200494A JPH08100478A JP H08100478 A JPH08100478 A JP H08100478A JP 6262004 A JP6262004 A JP 6262004A JP 26200494 A JP26200494 A JP 26200494A JP H08100478 A JPH08100478 A JP H08100478A
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims abstract description 28
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 31
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 12
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 12
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 4
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 235000019640 taste Nutrition 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】部分的な高天井を可能とし、かつコストの上昇
を抑える。 【構成】梁材2の下端近傍位置で一端が支持され標準天
井部屋R1の上方でのびる第1の吊木受材5を用いて間
仕切りパネルPW上端近傍高さに位置し標準高さHAの
天井C1を形成する天井板4を取付け、かつ前記梁材2
の第1の吊木受材5よりも高い位置で一端が支持され高
天井部屋R2の上方でのびる第2の吊木受材7を用いて
前記梁材2の下端よりも高所に位置し高い天井C2を形
成する天井板6を取付ける。
を抑える。 【構成】梁材2の下端近傍位置で一端が支持され標準天
井部屋R1の上方でのびる第1の吊木受材5を用いて間
仕切りパネルPW上端近傍高さに位置し標準高さHAの
天井C1を形成する天井板4を取付け、かつ前記梁材2
の第1の吊木受材5よりも高い位置で一端が支持され高
天井部屋R2の上方でのびる第2の吊木受材7を用いて
前記梁材2の下端よりも高所に位置し高い天井C2を形
成する天井板6を取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の居住区において
部分的に高い天井を有する高天井部屋を形成でき、家屋
の多様性を増大しうる家屋の構造に関する。
部分的に高い天井を有する高天井部屋を形成でき、家屋
の多様性を増大しうる家屋の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、居住性の向上を図るため、家屋の
天井を標準高さ(2400mm程度)よりも高く(250
0mm程度)することが行われている。
天井を標準高さ(2400mm程度)よりも高く(250
0mm程度)することが行われている。
【0003】このような高い天井を有する家屋は、コス
トの上昇を抑えるため各構成部材を共通化していたので
この家屋の天井全体を高くするのが一般的であり、標準
高さの天井を有する標準天井部屋と共に部分的に高天井
部屋を形成することは意図されていなかった。
トの上昇を抑えるため各構成部材を共通化していたので
この家屋の天井全体を高くするのが一般的であり、標準
高さの天井を有する標準天井部屋と共に部分的に高天井
部屋を形成することは意図されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら家屋の天
井全体を高くするものは、各部屋の天井高さを画一化す
るため、多様性に欠け、居住者の多岐に亘る嗜好に追従
できないことがある。
井全体を高くするものは、各部屋の天井高さを画一化す
るため、多様性に欠け、居住者の多岐に亘る嗜好に追従
できないことがある。
【0005】従って、コストの上昇を最小限に抑えて家
屋の天井を部分的に高くすることができる新規な構成の
家屋の構造が強く要望されていた。
屋の天井を部分的に高くすることができる新規な構成の
家屋の構造が強く要望されていた。
【0006】本発明は、標準高さの天井形成用の第1の
吊木受材と、この第1の吊木受材よりも高い位置でのび
かつ高い天井形成用の第2の吊木受材とを梁材に支持さ
せることを基本として、高天井部屋と標準天井部屋とを
間仕切り壁を挟んで形成でき、最小限のコストアップで
家屋全体ではなく部分的に高天井部屋を形成可能とした
家屋の構造の提供を目的としている。
吊木受材と、この第1の吊木受材よりも高い位置でのび
かつ高い天井形成用の第2の吊木受材とを梁材に支持さ
せることを基本として、高天井部屋と標準天井部屋とを
間仕切り壁を挟んで形成でき、最小限のコストアップで
家屋全体ではなく部分的に高天井部屋を形成可能とした
家屋の構造の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、標準高さの天
井を有する標準天井部屋と、前記標準高さよりも高い天
井を有する高天井部屋とを間仕切り壁を挟んで形成する
家屋の構造であって、前記間仕切り壁の上方に架け渡さ
れかつ階上床をなす床パネルの一側縁を支持する鋼製の
梁材下面に、前記間仕切り壁をなす間仕切りパネル上端
を取付ける裏材を配置するとともに、梁材の下端近傍位
置で一端が支持され標準天井部屋の上方でのびる第1の
吊木受材を用いて前記間仕切りパネル上端近傍高さに位
置し前記標準高さの天井を形成する天井板を取付け、し
かも前記梁材の第1の吊木受材よりも高い位置で一端が
支持され高天井部屋の上方でのびる第2の吊木受材を用
いて前記梁材の下端よりも高所に位置し前記高い天井を
形成する天井板を取付ける。
井を有する標準天井部屋と、前記標準高さよりも高い天
井を有する高天井部屋とを間仕切り壁を挟んで形成する
家屋の構造であって、前記間仕切り壁の上方に架け渡さ
れかつ階上床をなす床パネルの一側縁を支持する鋼製の
梁材下面に、前記間仕切り壁をなす間仕切りパネル上端
を取付ける裏材を配置するとともに、梁材の下端近傍位
置で一端が支持され標準天井部屋の上方でのびる第1の
吊木受材を用いて前記間仕切りパネル上端近傍高さに位
置し前記標準高さの天井を形成する天井板を取付け、し
かも前記梁材の第1の吊木受材よりも高い位置で一端が
支持され高天井部屋の上方でのびる第2の吊木受材を用
いて前記梁材の下端よりも高所に位置し前記高い天井を
形成する天井板を取付ける。
【0008】
【作用】間仕切り壁をなす間仕切りパネルの上端を裏材
を介して下面で支持する梁材に、第1の吊木受材とこの
第1の吊木受材よりも高所の第2の吊木受材との各一端
を支持させるとともに、前記第1の吊木受材を用いて、
間仕切りパネル上端近傍高さに位置し標準高さの天井を
形成する天井板を取付け、かつ前記第2の吊木受材を用
いて、前記梁材の下端よりも高所に位置し高い天井を形
成する天井板を取付ける。このように、第1、第2の吊
木受材の高さを違えることにより間仕切り壁を挟んで標
準天井部屋と高天井部屋とを形成でき、部分的な高い天
井を形成可能とするとともに、高天井部屋の天井板は、
梁材に一端が支持される前記第2の吊木受材により支持
されるため、この第2の吊木受材を第1の吊木受材より
も高い位置で梁材に支持させるための適宜の例えば支持
木のような部材の追加のみで前記高い天井を形成でき、
コストの上昇を最小限に抑制しうる。
を介して下面で支持する梁材に、第1の吊木受材とこの
第1の吊木受材よりも高所の第2の吊木受材との各一端
を支持させるとともに、前記第1の吊木受材を用いて、
間仕切りパネル上端近傍高さに位置し標準高さの天井を
形成する天井板を取付け、かつ前記第2の吊木受材を用
いて、前記梁材の下端よりも高所に位置し高い天井を形
成する天井板を取付ける。このように、第1、第2の吊
木受材の高さを違えることにより間仕切り壁を挟んで標
準天井部屋と高天井部屋とを形成でき、部分的な高い天
井を形成可能とするとともに、高天井部屋の天井板は、
梁材に一端が支持される前記第2の吊木受材により支持
されるため、この第2の吊木受材を第1の吊木受材より
も高い位置で梁材に支持させるための適宜の例えば支持
木のような部材の追加のみで前記高い天井を形成でき、
コストの上昇を最小限に抑制しうる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明の家屋Hの構造は、標準高さHA
(床面Fからの高さが2400mm程度)の天井C1を有
する標準天井部屋R1と、前記標準高さHAよりも高い
高さHB(床面Fからの高さが2500mm程度)の天井
C2を有する高天井部屋R2とを間仕切り壁Wを挟んで
形成する。
る。図において本発明の家屋Hの構造は、標準高さHA
(床面Fからの高さが2400mm程度)の天井C1を有
する標準天井部屋R1と、前記標準高さHAよりも高い
高さHB(床面Fからの高さが2500mm程度)の天井
C2を有する高天井部屋R2とを間仕切り壁Wを挟んで
形成する。
【0010】又家屋Hは、本実施例では図2に示す2階
建の建築物であって、図1に示す架構体Aを具える。
建の建築物であって、図1に示す架構体Aを具える。
【0011】前記架構体Aは、家屋Hの1つの外壁に沿
って並んで立設される角鋼管からなりかつコーナの柱1
5Aを含む柱15…と、前記1つの外壁にコーナの柱1
5Aで直角出隅を形成して交わる他の外壁に沿って立設
される角鋼管からなる柱16と、前記コーナの柱15
A、柱15、柱16と共に平面矩形配置で家屋H内部に
立設される角鋼管からなる第1の内の柱17と、この第
1の内の柱17、柱15、15と共に平面矩形配置で家
屋H内部に立設される角鋼管からなる第2の内の柱19
とを具えるとともに、前記コーナの柱15A、柱15
間、柱15、15間、およびコーナの柱15A、柱16
間には、階上床支持用の梁材20…が同高さ位置に夫々
架け渡される。
って並んで立設される角鋼管からなりかつコーナの柱1
5Aを含む柱15…と、前記1つの外壁にコーナの柱1
5Aで直角出隅を形成して交わる他の外壁に沿って立設
される角鋼管からなる柱16と、前記コーナの柱15
A、柱15、柱16と共に平面矩形配置で家屋H内部に
立設される角鋼管からなる第1の内の柱17と、この第
1の内の柱17、柱15、15と共に平面矩形配置で家
屋H内部に立設される角鋼管からなる第2の内の柱19
とを具えるとともに、前記コーナの柱15A、柱15
間、柱15、15間、およびコーナの柱15A、柱16
間には、階上床支持用の梁材20…が同高さ位置に夫々
架け渡される。
【0012】なお前記柱15…、16、第1、第2の内
の柱17、19は基礎Bから立上がる通し柱として形成
されるとともに、梁材20は、溝形鋼からなりかつその
溝部を向き合わせて上下に配される水平な上弦材21、
下弦材22を垂直な連結板23…、斜めのラチス24…
で結合したラチス梁からなる。
の柱17、19は基礎Bから立上がる通し柱として形成
されるとともに、梁材20は、溝形鋼からなりかつその
溝部を向き合わせて上下に配される水平な上弦材21、
下弦材22を垂直な連結板23…、斜めのラチス24…
で結合したラチス梁からなる。
【0013】又前記柱16、第1の内の柱17間、およ
び第1、第2の内の柱17、19間には、前記梁材20
と略同構成かつ同高さのラチス梁からなる梁材2、2
が、該梁材20と上面、下面を揃えて水平に架け渡され
るとともに、第2の内の柱19、柱15間にも、ラチス
梁からなる梁材25が梁材20と高さを揃えて水平に架
け渡される。
び第1、第2の内の柱17、19間には、前記梁材20
と略同構成かつ同高さのラチス梁からなる梁材2、2
が、該梁材20と上面、下面を揃えて水平に架け渡され
るとともに、第2の内の柱19、柱15間にも、ラチス
梁からなる梁材25が梁材20と高さを揃えて水平に架
け渡される。
【0014】さらに前記第1の内の柱17と柱15との
間には、前記梁材2と直角に配向されかつ該梁材2より
も高さの小さいラチス梁からなる小背の梁材26が、そ
の上端を梁材2の上端と揃えて水平に架設されるととも
に、この小背の梁材26と前記梁材20、25との間に
は、この小背の梁材26の長さ方向略中央において、垂
直なウエブ27Aの上下に水平なフランジ27B、27
Cを設けたI形鋼からなる床梁27、27が、その上面
を小背の梁材26上端よりも下方に位置させかつ下面を
小背の梁材26の下端よりも上方に位置させて前記梁材
2、2と平行に水平に架け渡される。
間には、前記梁材2と直角に配向されかつ該梁材2より
も高さの小さいラチス梁からなる小背の梁材26が、そ
の上端を梁材2の上端と揃えて水平に架設されるととも
に、この小背の梁材26と前記梁材20、25との間に
は、この小背の梁材26の長さ方向略中央において、垂
直なウエブ27Aの上下に水平なフランジ27B、27
Cを設けたI形鋼からなる床梁27、27が、その上面
を小背の梁材26上端よりも下方に位置させかつ下面を
小背の梁材26の下端よりも上方に位置させて前記梁材
2、2と平行に水平に架け渡される。
【0015】前記梁材2と梁材20、20と小背の梁材
26とによって囲まれる平面矩形の空間S、及び梁材
2、20、25と小背の梁材26とによって囲まれる平
面矩形の空間Sには、図2に示すように、階上床をなす
平面矩形の床パネルPF…が前記床梁27、27上に並
べてかつその長辺を前記小背の梁材26と平行にして配
置される。
26とによって囲まれる平面矩形の空間S、及び梁材
2、20、25と小背の梁材26とによって囲まれる平
面矩形の空間Sには、図2に示すように、階上床をなす
平面矩形の床パネルPF…が前記床梁27、27上に並
べてかつその長辺を前記小背の梁材26と平行にして配
置される。
【0016】床パネルPFは、図4〜6に示すように、
断面矩形の木質材からなる平行な一対の枠材29、29
を、この枠材29、29の向き合う面の上部に設けた切
欠部29A、29Aに両端が嵌着される継ぎ材30…に
よって連結した矩形の枠組上に床下地材31を添着して
いる。
断面矩形の木質材からなる平行な一対の枠材29、29
を、この枠材29、29の向き合う面の上部に設けた切
欠部29A、29Aに両端が嵌着される継ぎ材30…に
よって連結した矩形の枠組上に床下地材31を添着して
いる。
【0017】前記床パネルPFは、その長辺に沿う前記
枠材29を前記小背の梁材26と平行に配向しかつ該枠
材29下面を、前記梁材2、20の向き合う内側面に夫
々ボルト止めした断面コ字の形鋼材からなるパネル受け
32、32の水平な上片32A、32A上面、および前
記床梁27の上面に載置させて前記空間S、Sに並べて
配されるとともに、前記上片32A、床梁27の上のフ
ランジ27Bを夫々スリット33Aに嵌着した垂直な矩
形板状の取付金具33を前記枠材29に釘着することに
より固定される。なお前記梁材2の外側面には、水平な
受片28Aを有する鋼製の側大引28がボルト止めさ
れ、前記受片28Aによって床パネルPFを支持する。
枠材29を前記小背の梁材26と平行に配向しかつ該枠
材29下面を、前記梁材2、20の向き合う内側面に夫
々ボルト止めした断面コ字の形鋼材からなるパネル受け
32、32の水平な上片32A、32A上面、および前
記床梁27の上面に載置させて前記空間S、Sに並べて
配されるとともに、前記上片32A、床梁27の上のフ
ランジ27Bを夫々スリット33Aに嵌着した垂直な矩
形板状の取付金具33を前記枠材29に釘着することに
より固定される。なお前記梁材2の外側面には、水平な
受片28Aを有する鋼製の側大引28がボルト止めさ
れ、前記受片28Aによって床パネルPFを支持する。
【0018】このように鋼製の前記梁材2は、前記パネ
ル受け32、側大引28を介して床パネルPFの短辺を
なす一側縁を支持するとともに、この梁材2上端、およ
び前記小背の梁材26上端には、床パネルPFの上面と
高さの揃うパネル継ぎ材34、34が配設され、かつ床
パネルPF…上面とこのパネル継ぎ材34上面とに、階
上床を仕上げる床板35が添着される。
ル受け32、側大引28を介して床パネルPFの短辺を
なす一側縁を支持するとともに、この梁材2上端、およ
び前記小背の梁材26上端には、床パネルPFの上面と
高さの揃うパネル継ぎ材34、34が配設され、かつ床
パネルPF…上面とこのパネル継ぎ材34上面とに、階
上床を仕上げる床板35が添着される。
【0019】又前記梁材2の下面には、図4に示すよう
に、該梁材2下方に配される前記間仕切り壁Wをなす間
仕切りパネルPWの上端を該梁材2に取付ける断面矩形
の木質材からなる裏材3がドリルビスを用いて配置され
る。
に、該梁材2下方に配される前記間仕切り壁Wをなす間
仕切りパネルPWの上端を該梁材2に取付ける断面矩形
の木質材からなる裏材3がドリルビスを用いて配置され
る。
【0020】なお間仕切りパネルPWは、木質の枠材3
6…を矩形に接合した枠組の表裏に面材37、37を添
設している。
6…を矩形に接合した枠組の表裏に面材37、37を添
設している。
【0021】前記間仕切り壁Wの一方の側に設けられる
前記標準天井部屋R1の標準高さHAの天井C1形成用
の天井板4は、該標準天井部屋R1の上方でのびる第1
の吊木受材5を用いて取付けられる一方、間仕切り壁W
の他方の側に設けられる前記高天井部屋R2の高い天井
C2形成用の天井板6は、該高天井部屋R2の上方での
びる第2の吊木受材7を用いて取付けられる。
前記標準天井部屋R1の標準高さHAの天井C1形成用
の天井板4は、該標準天井部屋R1の上方でのびる第1
の吊木受材5を用いて取付けられる一方、間仕切り壁W
の他方の側に設けられる前記高天井部屋R2の高い天井
C2形成用の天井板6は、該高天井部屋R2の上方での
びる第2の吊木受材7を用いて取付けられる。
【0022】前記第1の吊木受材5は、図4、図6に示
すように、前記梁材2の下弦材22に一端が支持される
ことにより該梁材2の下端近傍位置から標準天井部屋R
1の上方を水平にのびる断面矩形の長尺な木質材からな
り、その側面に釘着されかつ下方に垂下する吊木12の
下端部を、前記天井板4を枠材39…下面に固着した天
井パネル40の前記枠材39に釘着することにより、該
天井板4を前記間仕切りパネルPWの上端近傍高さに位
置させてこの天井板4を前記標準高さHAで取付け、前
記天井C1を形成する。
すように、前記梁材2の下弦材22に一端が支持される
ことにより該梁材2の下端近傍位置から標準天井部屋R
1の上方を水平にのびる断面矩形の長尺な木質材からな
り、その側面に釘着されかつ下方に垂下する吊木12の
下端部を、前記天井板4を枠材39…下面に固着した天
井パネル40の前記枠材39に釘着することにより、該
天井板4を前記間仕切りパネルPWの上端近傍高さに位
置させてこの天井板4を前記標準高さHAで取付け、前
記天井C1を形成する。
【0023】又前記第2の吊木受材7は、図4〜6に示
すように、梁材2の前記下弦材22に下部が嵌着される
下地木42の上面と、前記床梁27の下のフランジ27
C上面とに両端が載置されて固定される水平な木質材か
らなる。従って、第2の吊木受材7は、前記下地木42
の下弦材22上端からの高さだけ前記第1の吊木受材5
よりも高い位置で梁材2に一端が支持され、前記高天井
部屋R2の上方で水平にのびるとともに、梁材2と平行
な前記梁材20の下弦材22に下部が嵌着される下地木
43上面と前記下のフランジ27C上面とに両端が載置
される他の吊木受材14と協働して、吊木13…を介し
て、前記天井板6を枠材44…下面に取付けた天井パネ
ル45…の前記枠材44を釘着して該天井板6を取付
け、これにより梁材2の下端よりも高所に位置して前記
高さHBの天井C2を形成する天井板6を配設する。な
おこの天井板6は、前記小背の梁材26の下端下方で継
ぎ材51を用いて連結される。
すように、梁材2の前記下弦材22に下部が嵌着される
下地木42の上面と、前記床梁27の下のフランジ27
C上面とに両端が載置されて固定される水平な木質材か
らなる。従って、第2の吊木受材7は、前記下地木42
の下弦材22上端からの高さだけ前記第1の吊木受材5
よりも高い位置で梁材2に一端が支持され、前記高天井
部屋R2の上方で水平にのびるとともに、梁材2と平行
な前記梁材20の下弦材22に下部が嵌着される下地木
43上面と前記下のフランジ27C上面とに両端が載置
される他の吊木受材14と協働して、吊木13…を介し
て、前記天井板6を枠材44…下面に取付けた天井パネ
ル45…の前記枠材44を釘着して該天井板6を取付
け、これにより梁材2の下端よりも高所に位置して前記
高さHBの天井C2を形成する天井板6を配設する。な
おこの天井板6は、前記小背の梁材26の下端下方で継
ぎ材51を用いて連結される。
【0024】このように間仕切り壁Wを挟んで図2に略
示するように標準天井部屋R1の天井C1と高天井部屋
R2の天井C2とを形成でき、家屋の多様性を増大しう
るとともに、前記第2の吊木受材7は、前記下地木4
2、床梁27のみを追加するだけで第1の吊木受材5よ
りも高所に位置させることができ、コストの上昇を最小
限に抑制しうる。
示するように標準天井部屋R1の天井C1と高天井部屋
R2の天井C2とを形成でき、家屋の多様性を増大しう
るとともに、前記第2の吊木受材7は、前記下地木4
2、床梁27のみを追加するだけで第1の吊木受材5よ
りも高所に位置させることができ、コストの上昇を最小
限に抑制しうる。
【0025】なお前記梁材20は、その上端で階上の外
壁形成用の外壁パネルPAの下端を支持し、かつ下端で
階下の外壁形成用の外壁パネルPAの上端を支持すると
ともに、前記天井板6下面には天井仕上げ板47が添着
される。さらに前記裏材3、および梁材20の下弦材2
2の高天井部屋R2に向く側には、下地材49を介して
断面L字状の化粧廻り縁50が取付けられる。
壁形成用の外壁パネルPAの下端を支持し、かつ下端で
階下の外壁形成用の外壁パネルPAの上端を支持すると
ともに、前記天井板6下面には天井仕上げ板47が添着
される。さらに前記裏材3、および梁材20の下弦材2
2の高天井部屋R2に向く側には、下地材49を介して
断面L字状の化粧廻り縁50が取付けられる。
【0026】
【発明の効果】叙上の如く本発明の家屋の構造は、間仕
切り壁の上方に架け渡される鋼製の梁材に、高さの異な
る第1、第2の吊木受材の一端を支持させ、第1の吊木
受材を用いて標準高さの天井を形成する天井板を取付
け、かつ第2の吊木受材を用いて高い天井を形成する天
井板を取付けるため、前記梁材を含む家屋の基本的な架
構材を採用して前記間仕切り壁を挟んで標準天井部屋と
高天井部屋とを形成でき、部分的な天井の上昇を可能と
し、家屋の多様性を増大しうるとともに、前記第2の吊
木受材は、梁材に固着される部材によって高所に位置さ
せうるため、コストアップを最小限に抑制することが可
能となる。
切り壁の上方に架け渡される鋼製の梁材に、高さの異な
る第1、第2の吊木受材の一端を支持させ、第1の吊木
受材を用いて標準高さの天井を形成する天井板を取付
け、かつ第2の吊木受材を用いて高い天井を形成する天
井板を取付けるため、前記梁材を含む家屋の基本的な架
構材を採用して前記間仕切り壁を挟んで標準天井部屋と
高天井部屋とを形成でき、部分的な天井の上昇を可能と
し、家屋の多様性を増大しうるとともに、前記第2の吊
木受材は、梁材に固着される部材によって高所に位置さ
せうるため、コストアップを最小限に抑制することが可
能となる。
【図1】本発明の一実施例に採用される家屋の架構体を
例示する部分斜視図である。
例示する部分斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を略示する断面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】そのX−X線断面図である。
【図5】そのY−Y線断面図である。
【図6】その部分分解斜視図である。
2 梁材 3 裏材 4 標準高さの天井を形成する天井板 5 第1の吊木受材 6 高い天井を形成する天井板 7 第2の吊木受材 C1 標準高さの天井 C2 高い天井 HA 標準高さ PF 床パネル PW 間仕切りパネル R1 標準天井部屋 R2 高天井部屋 W 間仕切り壁
Claims (1)
- 【請求項1】標準高さの天井を有する標準天井部屋と、
前記標準高さよりも高い天井を有する高天井部屋とを間
仕切り壁を挟んで形成する家屋の構造であって、 前記間仕切り壁の上方に架け渡されかつ階上床をなす床
パネルの一側縁を支持する鋼製の梁材下面に、前記間仕
切り壁をなす間仕切りパネル上端を取付ける裏材を配置
するとともに、梁材の下端近傍位置で一端が支持され標
準天井部屋の上方でのびる第1の吊木受材を用いて前記
間仕切りパネル上端近傍高さに位置し前記標準高さの天
井を形成する天井板を取付け、しかも前記梁材の第1の
吊木受材よりも高い位置で一端が支持され高天井部屋の
上方でのびる第2の吊木受材を用いて前記梁材の下端よ
りも高所に位置し前記高い天井を形成する天井板を取付
けたことを特徴とする家屋の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6262004A JPH08100478A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 家屋の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6262004A JPH08100478A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 家屋の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08100478A true JPH08100478A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17369681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6262004A Withdrawn JPH08100478A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 家屋の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08100478A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023080578A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 壁パネル |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6262004A patent/JPH08100478A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023080578A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 壁パネル |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |