JPH079891A - エンジン駆動式カートの始動制御装置 - Google Patents

エンジン駆動式カートの始動制御装置

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JPH079891A
JPH079891A JP15462893A JP15462893A JPH079891A JP H079891 A JPH079891 A JP H079891A JP 15462893 A JP15462893 A JP 15462893A JP 15462893 A JP15462893 A JP 15462893A JP H079891 A JPH079891 A JP H079891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
brake
braking
control device
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15462893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Fujii
保生 藤井
Korefumi Yamanaka
山中  之史
Shinichi Kawabata
河端  真一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH079891A publication Critical patent/JPH079891A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン始動時における振動の発生を抑制で
きるエンジン駆動式カートの始動制御装置を提供する。 【構成】 走行駆動用のエンジン7と、車体に搭載した
制御手段10からの制動解除信号が入力されることで制
動作動状態から制動解除状態に切り換わる制動装置13
とを設けるとともに、制御手段10を、エンジン7に対
する始動用モータ14を起動した後、エンジン7が自ら
その作動を維持できる回転速度となってから、制動装置
13に制動解除信号を出力するように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン始動を行うた
めに供されるエンジン駆動式カートの始動制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジン駆動式カートの
始動制御装置にあっては、車両の発進時にエンジン始動
させる際、単にキースイッチ等のスタートスイッチをオ
ン操作してスタータ用のセルモータを回転駆動させるよ
うにしていただけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、エンジン始動時に何らエンジンに負荷がかからな
いようにしていることによって、エンジン始動用モータ
によるクランク軸の回転でエンジンが自力で駆動できる
ようになると、エンジンの回転速度が急上昇して、例え
ばゴルフカートの場合、車体も比較的軽量に構成される
ことから、そのエンジン回転速度の急上昇に伴ってエン
ジンに振動が発生しやすく、その発生した振動が車体フ
レーム等を通して搭乗した作業者や荷台等に伝わり、不
快なものとなったり、荷台に伝わった振動で荷物が崩れ
たり落下したりする等の不具合があった。本発明は、上
記実情に鑑みてなされたものであって、エンジン始動時
における振動の発生を抑制できるエンジン駆動式カート
の始動制御装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエンジン
駆動式カートの始動制御装置は、上記目的を達成するた
めに、走行駆動用のエンジンと、車体に搭載した制御手
段からの制動解除信号が入力されることで制動作動状態
から制動解除状態に切り換わる制動装置とを設けるとと
もに、前記制御手段を、前記エンジンに対する始動用モ
ータを起動した後、前記エンジンが自らその作動を維持
できる回転速度となってから、前記制動装置に制動解除
信号を出力するように構成してあることを特徴構成とす
る。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りであ
る。
【0005】
【作用】即ち、エンジンに対する始動用モータを起動し
た後、エンジンが自力でその作動を維持できる状態とな
るまで、制動装置で制動させた状態でエンジン始動する
から、エンジン回転速度が始動時に急上昇することを抑
制できることになるとともに、これによりエンジンでの
振動発生も抑制できる。又、エンジンが自力でその作動
を維持できる状態となると、エンジンに不当に負荷がか
かるような制動が解除されるので、エンジン駆動が円滑
なものとなる。
【0006】
【発明の効果】従って、エンジン始動して発進する際
に、搭乗者に不快感を与えるようなエンジン振動の発生
を抑えるとともに、荷崩れ等の不具合が生じないように
安定しかつ円滑なエンジン始動を行えるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に、本発明にかかる車両の一例としてのゴル
フカートを示している。このゴルフカートは、左右一対
の前車輪1,1と左右一対の後車輪2,2とで車体フレ
ーム3を走行可能に支持するとともに、この車体フレー
ム3に、搭乗運転部4、原動部5、荷物台6等を搭載装
備して構成している。
【0008】原動部5には、図1に示すように、エンジ
ン7と、ベルト式無段変速装置8と、ミッションケース
9とが設けられているとともに、ミッションケース9か
らの出力で後車輪2,2が駆動されるように構成してい
る。ベルト式無段変速装置8は、エンジン7の出力軸7
aに連動連結した駆動プーリ8aと、ミッションケース
9の入力軸9aに連動連結した割りプーリ構造の従動プ
ーリ8bとにわたって伝動ベルト8cを張設し、伸縮駆
動される電動シリンダ8dによって、伝動ベルト8cに
張力を付加するテンションプーリ8eを軸芯P周りで揺
動させることでその伝動ベルト8cの張力を変更調節で
きるようにして、その張力の変更に伴い従動プーリ8b
における伝動ベルト8cのベルト巻き掛け径を変更でき
るように、即ちその巻き掛け径を変更することで無段階
に変速伝動できるように構成している。電動シリンダ8
dは、車体に搭載した制御手段としての制御装置10か
らの伸縮操作指令に基づく変速操作位置に伸縮操作され
る。前記出力軸7aと入力軸9aのそれぞれには、その
回転速度を検出するための出力軸回転速度検出手段11
と入力軸回転速度検出手段12とを設けている。それら
検出手段11,12の検出情報は前記制御装置10に入
力されるようにしている。そして、ミッションケース9
の中間軸には、伝動動力を制動するための制動装置とし
ての電磁ブレーキ13を配設している。この電磁ブレー
キ13はネガティブブレーキであって、前記制御装置1
0からの操作信号が入力されると制動解除し、操作信号
が入力されていないときにはバネ等の弾性付勢で制動状
態となるように構成している。更に、エンジン7に対す
る始動用のセルモータ14を設けているとともに、この
セルモータ14は、制御装置10からの駆動信号により
駆動されるようにしている。又、エンジン7を調速する
ためのスロットルバルブの開度角度を検出するための開
度検出手段15を設けているとともに、このスロットル
バルブを開閉操作する調速用電動モータ16を設けてい
る。この開度検出手段15からの情報は前記制御装置1
0に入力されるとともに、調速用電動モータ16を駆動
するための駆動信号を制御装置10から出力するように
している。尚、図中、17は、エンジン起動用のキース
イッチである。
【0009】上記構成によるエンジン始動制御を以下に
説明する。図3に示すように、エンジン起動するための
キースイッチ17をエンジン始動位置に操作すると、制
御装置10においては、予め設定された所定カウント値
Kをカウンタにセットしてから、前記セルモータ14を
駆動し、次いで、予め設定された所定時間待機した後、
カウンタのカウント値Kから1を引く。(ステップ#1
〜ステップ#4)次いで、出力軸回転速度検出手段11
による検出回転速度nが設定第1回転速度n1以下であ
る場合は、一旦セルモータ14を停止して、予め設定さ
れた所定時間待機した後、カウンタのカウント値Kが0
以下となったか判断し、0より大であれば、上記ステッ
プ#1〜ステップ#5の手順を繰り返す。カウント値K
が0以下となったときは、エンジン起動が異常であると
してエラー処理する。(ステップ#6〜ステップ#9)
ステップ#5において、出力軸回転速度検出手段11に
よる検出回転速度nが設定第1回転速度n1より大にな
った場合は、所定エンジン回転速度まで達したとして、
制動作動状態であった前記電磁ブレーキ13を制動解除
する。(ステップ#5,#10)更に、出力軸回転速度
検出手段11による検出回転速度nが設定第2回転速度
n2より大になった場合は、制御装置10におけるタイ
マーをセットするとともに、前記開度検出手段15によ
る検出開度角度Pがエンジン7の最適駆動に対応した開
度角度範囲P0〜P1内にあるか否か判断して、その範
囲内に無い場合は、前記調速用電動モータ16を駆動し
てその範囲内にスロットルバルブが設定されるように調
整し、その範囲内にある場合は、出力軸回転速度検出手
段11による検出回転速度nが設定第3回転速度n3よ
り大になったか否か判断する。(ステップ#11〜ステ
ップ#15)この検出回転速度nが設定第3回転速度n
3より大になった場合は、セルモータ14の駆動信号出
力を停止するとともに、前記入力軸回転速度検出手段1
2の検出結果に基づく車速制御等を行う走行制御可能な
状態に移行する。又、タイマーでセットされた設定時間
T以上経過しても出力軸回転速度検出手段11による検
出回転速度nが設定第3回転速度n3以下であると、エ
ンジン起動が異常であるとしてエラー処理する。(ステ
ップ#15,ステップ#17,ステップ#9)尚、設定
第1、第2、第3回転速度n1,n2,n3は、n1<
n2<n3となるように予め設定されている。
【0010】上記構成により、エンジン7を始動すると
きには、エンジン回転速度が予め設定された回転速度n
1になるまで電磁ブレーキ13で制動しているととも
に、回転速度n1を越えると電磁ブレーキ13の制動を
解除するようにしているので、図2に示すように、エン
ジン7の回転速度nが、エンジン7に振動が不当に発生
するように上昇することなく、円滑な起動を行えるもの
となっている。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン駆動式カートの始動制御装置を示す概
略説明図
【図2】始動後の時間経過とエンジン回転速度との関係
を示すグラフ
【図3】エンジンの始動におけるフローチャート
【図4】エンジン駆動式カートの一例としてのゴルフカ
ートを示す全体側面図
【符号の説明】
7 エンジン 13 制動装置 14 始動用モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行駆動用のエンジン(7)と、車体に
    搭載した制御手段(10)からの制動解除信号が入力さ
    れることで制動作動状態から制動解除状態に切り換わる
    制動装置(13)とを設けるとともに、前記制御手段
    (10)を、前記エンジン(7)に対する始動用モータ
    (14)を起動した後、前記エンジン(7)が自らその
    作動を維持できる回転速度となってから、前記制動装置
    (13)に制動解除信号を出力するように構成してある
    エンジン駆動式カートの始動制御装置。
JP15462893A 1993-06-25 1993-06-25 エンジン駆動式カートの始動制御装置 Pending JPH079891A (ja)

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JP15462893A JPH079891A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 エンジン駆動式カートの始動制御装置

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JP15462893A JPH079891A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 エンジン駆動式カートの始動制御装置

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JPH079891A true JPH079891A (ja) 1995-01-13

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ID=15588349

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JP15462893A Pending JPH079891A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 エンジン駆動式カートの始動制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002714A1 (ja) * 2015-07-01 2017-01-05 株式会社dak 緊急時制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002714A1 (ja) * 2015-07-01 2017-01-05 株式会社dak 緊急時制御装置
US10099666B2 (en) 2015-07-01 2018-10-16 Dak Co., Ltd. Emergency controller

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