JPH0797627A - 磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法

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JPH0797627A
JPH0797627A JP24327493A JP24327493A JPH0797627A JP H0797627 A JPH0797627 A JP H0797627A JP 24327493 A JP24327493 A JP 24327493A JP 24327493 A JP24327493 A JP 24327493A JP H0797627 A JPH0797627 A JP H0797627A
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JP
Japan
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cold rolling
sheet
rolling
magnetic flux
flux density
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JP24327493A
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Ryutaro Kawamata
竜太郎 川又
Takeshi Kubota
猛 久保田
Tomoji Kumano
知二 熊野
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電気機器の鉄心材料として用いら
れる無方向性電磁鋼板の製造法に関する。 【構成】 鋼中に重量%でSi≦7.00%、および残
部がFeならびに不可避不純物からなるスラブを用い、
熱間圧延し熱延板とし、必要に応じ熱延板焼鈍工程もし
くは1回もしくは中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延
工程で最終板厚とし、ついで、仕上げ焼鈍を施す無方向
性電磁鋼板の製造方法において、冷間圧延前の板厚t(m
m)と冷間圧延時の圧延ロール径d(mm)の比率をd/t≦
100で規定する無方向性電磁鋼板の製造方法。および
その冷延時の圧下率を60〜90%とすることを特徴と
する磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法。 【効果】 本発明によれば高い磁束密度を持つ無方向性
電磁鋼板を製造することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器の鉄心材料と
して用いられる、磁束密度が高く、鉄損が低い優れた磁
気特性を有する無方向性電磁鋼板の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギーの観点から無方向性
電磁鋼板の品質向上のニーズは高まってきている。これ
まで高磁束密度無方向性電磁鋼板としては低級グレード
の無方向性電磁鋼板が広く用いられてきている。これら
の無方向性電磁鋼板の特性向上のためには溶製段階での
高純化、鋼中のSi,Al含有量を多くする、仕上げ焼
鈍温度、時間の確保、冷延条件の検討等が行われてきた
が、高磁束密度を得ることには限界があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おけるこのような問題点を解決し、高磁束密度の無方向
性電磁鋼板を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、以下の通りである。 (1)鋼中に重量%でSi≦7.00%、および残部が
Feならびに不可避不純物からなるスラブを用い、熱間
圧延し熱延板とし、必要に応じ熱延板焼鈍工程を施し、
1回もしくは中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延工程
で最終板厚とし、ついで、仕上げ焼鈍を施す無方向性電
磁鋼板の製造方法において、冷間圧延開始前の板厚t(m
m)と冷間圧延時の圧延ロール径d(mm)の比率をd/t≦
100とする無方向性電磁鋼板の製造方法であり、
(2)冷延工程で圧下率60〜90%の冷延を施すこと
を特徴とする磁束密度が高く、鉄損の低い無方向性電磁
鋼板の製造方法である。
【0005】以下に、本発明を詳細に説明する。従来無
方向性電磁鋼板の磁束密度向上のための冷延技術とし
て、特開昭51−97527号公報のごとく熱延方向か
ら55°±20°方向に冷間圧延方向をとることによる
全周特性の向上、特開昭63−26313号公報のごと
くブライトロールにて圧延後ダルロールにてスキンパス
を行う技術、あるいは特開平3−120316号公報の
ごとくリバース圧延による冷延等が示されている。ま
た、磁気特性の向上技術として、特開平1−29482
5号公報ではクレータ付きロールにて圧延後、ブライト
ロールによる最終圧延、特開平3−267317号、同
3−267318号、同3−237319号の各公報に
はいずれも縦溝付きロールにて圧延後、最終圧延をスム
ースロールにて圧延する技術等が公開されている。ま
た、特開昭56−58925号公報では鋼板表面の平均
粗さをRa<0.4μmに規定している。
【0006】しかし、熱延方向と冷延方向を変化させて
圧延することは、ストリップ圧延による冷延が不可能で
あり、切り板圧延によるためコストの上昇を招き、また
スキンパス工程の追加やリバース圧延もコストの点で不
利である。また、クレータ付きロール、溝付きロール使
用ではロール自身のコスト上昇およびロール表面形状の
保守の煩雑さによるコストアップ、また鋼板表面の粗さ
を常に一定以下にするために頻繁なロール研削を行わな
くてはならない等の欠点があった。
【0007】発明者らは、従来技術における問題点を解
決すべく冷延条件について鋭意検討を重ねた結果、無方
向性電磁鋼板製造プロセスにおいて、冷延開始前板厚と
圧延ロール直径との値が一定の関係を満たす場合に、一
定の冷延率の範囲において仕上げ焼鈍後および磁性焼鈍
後の製品における磁束密度が極めて高い無方向性電磁鋼
板を得ることに成功した。
【0008】すなわち、冷間圧延条件(冷間圧延開始前
の板厚tと冷間圧延時の圧延ロール径dの比率)および
冷延率を規定することにより、仕上げ焼鈍後および磁性
焼鈍後の製品における集合組織を制御し、磁束密度が極
めて高い無方向性電磁鋼板を製造するようにしたもので
ある。
【0009】まず、成分について説明すると、Siは一
般に鋼板の固有抵抗を増大させ渦流損を低減させるため
に添加されるが、低級グレードの無方向性電磁鋼板にお
いてはコスト低減の観点から、必ずしもその添加は必須
であるとされない。一方Si添加量が7.00%を超え
ると鋼板の脆性が著しく悪化し、スラブの置き割れ、熱
間圧延、冷間圧延時の破断、加工性の劣化が起こるので
7.00%以下とする必要がある。
【0010】また、製品の機械的特性の向上、磁気的特
性、耐錆性の向上あるいはその他の目的のために、A
l,Mn,P,B,Ni,Cr,Sb,Sn,Cuの1
種または2種以上を鋼中に含有させても本発明の効果は
損なわれない。Cは0.010%以下であれば本発明の
目的を達成することができる。低級グレードの無方向性
電磁鋼板は主として小型回転機であり、鉄損の低減のた
めに冷延後の仕上げ焼鈍あるいはさらに歪み取り焼鈍中
の粒成長を促進させる必要があり、鋼中の微細析出物を
減らす必要がある。このためには、鋼中のCの含有量を
0.010%以下に制限する必要がある。
【0011】次に本発明のプロセス条件について説明す
る。発明者らは鋭意検討を重ねた結果、冷間圧延工程に
おいて冷延前板厚t(mm)と冷間圧延前の冷延ロール直径
d(mm)との関係を次式の範囲に規定することにより製
品における磁束密度が著しく改善され得ることを発見し
本発明の完成に至った。 d/t≦100
【0012】冷間圧延時の圧延ロール径と冷延前板厚の
選択は上式の範囲であればよいが、生産性との兼ね合い
から自ずと板厚および冷延ロール径の限界条件が定めら
れる。ただし、冷延ロールの直径は好ましくは200mm
以下である。
【0013】本発明によれば、仕上げ焼鈍時の条件を従
来の焼鈍条件よりも高温にし時間を長くして粒成長させ
製品の鉄損を改善しても、磁束密度が低くなることはな
い。また、磁性焼鈍後の磁束密度の低下が抑制されると
いう特徴を合わせ持っている。前記成分からなる鋼スラ
ブは、転炉で溶製され連続鋳造あるいは造塊−分塊圧延
により製造される。鋼スラブは公知の方法にて加熱され
る。このスラブに熱間圧延を施し所定の厚みとする。こ
の際、必要に応じ熱延後ホットコイルの自己焼鈍あるい
は、熱延板焼鈍を行っても本発明の効果を何等損なうも
のではない。
【0014】本発明においては、冷延開始前の板厚を厚
くし、圧延ロール直径を小さくすることで、仕上げ焼鈍
後および磁性焼鈍後の高磁束密度化に適した冷延集合組
織に制御することが最も肝要である。すなわち、再結晶
後の板面‖〈111〉集合組織の発達を抑制し、板面‖
〈110〉および板面‖〈100〉集合組織の発達を促
す。冷延率は60%以上90%以下、好ましくは70%
以上90%以下である。60%未満では磁束密度が低下
し、また磁束密度のL方向とC方向の差も大きくなりす
ぎる。さらに、熱延板の仕上板厚が薄くなりすぎ、熱延
工程での生産性に低下をきたすので、60%以上とし
た。一方、90%超では、(111)集合組織が急激に
増加し、磁束密度の急激な低下をもたらすので90%以
下とした。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について述べる。 〔実施例1〕表1に示した成分を有する無方向性電磁鋼
用スラブを通常の方法にて加熱し、熱延により板厚1.
0〜5.0mmに仕上げた。その後、酸洗を施し、冷間圧
延により85%圧下し所定板厚に仕上げた。この際、冷
間圧延の圧延ロール径を50mm,100mm,200mm,
400mmとした。これを連続焼鈍炉にて、800℃で3
0秒間焼鈍し、磁気特性を測定した。表2および表3に
本発明における冷間圧延時の圧延ロール径と板厚の比と
仕上げ焼鈍後の磁束密度との関係について示した。下線
を付したのは比較例である。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】このように冷間圧延時の圧延ロール径と板
厚の比の範囲を一定にとることにより、磁束密度の値が
高い材料が得られることがわかる。
【0020】〔実施例2〕表4に示した成分を有する無
方向性電磁鋼用スラブを通常の方法にて加熱し、熱延に
より3.5mmに仕上げた。その後、酸洗を施し、冷間圧
延により58.3〜92.7%圧下し所定板厚に仕上げ
た。この際、冷間圧延の圧延ロール径を50mmとした。
これを連続焼鈍炉にて、800℃で30秒間焼鈍し、磁
気特性を測定した。結果を表5,表6に示した。
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】
【表6】
【0024】このように本発明の方法を用いると、冷延
率60〜90%、特に70〜90%の圧下率にて磁束密
度の値が高い材料が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は冷間圧延時の圧延
ロールと冷間圧延開始前の板厚との比を規定し、これを
一定範囲にとることにより、鉄損値と共に優れた磁束密
度を有する無方向性電磁鋼板を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼中に重量%でSi≦7.00%、およ
    び残部がFeならびに不可避不純物からなるスラブを用
    い、熱間圧延し熱延板とし、必要に応じ熱延板焼鈍工程
    を施し、1回もしくは中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間
    圧延工程で最終板厚とし、ついで、仕上げ焼鈍を施す無
    方向性電磁鋼の製造方法において、冷間圧延開始前の板
    厚t(mm)と冷間圧延時の圧延ロール径d(mm)との比率を
    d/t≦100とすることを特徴とする磁束密度が高い
    無方向性電磁鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 冷間圧延工程における冷間圧下率を60
    〜90%とすることを特徴とする磁束密度が高い無方向
    性電磁鋼板の製造方法。
JP24327493A 1993-09-29 1993-09-29 磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法 Withdrawn JPH0797627A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997030180A1 (fr) * 1996-02-15 1997-08-21 Kawasaki Steel Corporation Tole d'acier magnetique a grains non orientes, semi-manufacturee et possedant d'excellents caracteristiques magnetiques, et procede de fabrication associe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997030180A1 (fr) * 1996-02-15 1997-08-21 Kawasaki Steel Corporation Tole d'acier magnetique a grains non orientes, semi-manufacturee et possedant d'excellents caracteristiques magnetiques, et procede de fabrication associe

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