JPH079637U - 逆流防止弁 - Google Patents

逆流防止弁

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JPH079637U
JPH079637U JP4036093U JP4036093U JPH079637U JP H079637 U JPH079637 U JP H079637U JP 4036093 U JP4036093 U JP 4036093U JP 4036093 U JP4036093 U JP 4036093U JP H079637 U JPH079637 U JP H079637U
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晋一 松尾
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加藤発条株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】管路30に取付けられるケース1と、このケー
ス1の一端開口に嵌り込んでこれを閉じる弁体10とよ
りなる逆流防止弁であって、管路30に容易に取り付け
られるとともに、漏れなく逆流を防止する逆流防止弁を
提供する。 【構成】ケース1の外周面上に内側に貫通しない凹部6
を設け、ケース1を管路30に挿入する際にケース1に
係合する可撓片5をこの凹部6に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車の燃料タンクの給油系における逆流を防止するための 逆流防止弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の燃料タンクの給油系における逆流を防止するための逆流防止弁 としては、例えば実開昭63−132178号公報に記載されたものが知られて いる。これは、前記給油系の流路(例えば燃料タンクの給油ホース接続口)に挿 入されて取付けられる筒状のケースと、このケースに設けられ前記流路内への逆 流を防止すべく前記ケースを閉塞する弁体とよりなり、前記ケースの外周には前 記ケースの前記流路端への取付け状態を保持すべく挿入時に前記流路内に係止す る可撓片が形成されたものである。
【0003】 すなわち、前記ケースには上記公報において符号5で示す切り欠きが設けられ 、これによりこの場合四つの可撓片が形成され、この可撓片に設けられた突起( 符号4)が管路(符号12)の内壁に食込んで係止する構成となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記逆流防止弁は、給油系の流路に挿入するだけで容易に取付けて、例えば給 油口を開けたときに内圧によって燃料が吹き出すような不具合を防止しようとす るものであるが、下記のような改善すべき問題点を有していた。
【0005】 すなわち、係止用の可撓片を形成するためにケースに切欠を設けているから、 いくら弁体がケース内を閉塞していても、ケースの外周と給油ホース接続口の内 面間の隙間とこの切欠とを経由して、燃料タンクと給油ホースが連通しており、 ここからわずかに逆流が生じてシール性が低下することが有り得た。
【0006】 本考案は、このような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、流 路への取付容易性を確保しつつ逆流を漏れなく防止できる逆流防止弁を提供する ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところは、 逆流を防止しようとする流路(3)に挿入されて取付けられる筒状のケース( 1)と、このケース(1)に設けられて前記流路(3)内の逆流を防止すべく前 記ケース(1)を閉塞する弁体(10)とよりなり、前記ケース(1)の外周に は前記ケース(1)の前記流路(3)への取付け状態を保持すべく挿入時に前記 流路(3)内に係止する可撓片(5)が形成された逆流防止弁において、 前記ケース(1)の外周面上に内側に貫通しない凹部(6)を形成し、前記可 撓片(5)をこの凹部(6)に形成したことを特徴とする逆流防止弁に存する。
【0008】
【作用】
本考案の逆流防止弁は、ケース(1)を流路(3)に挿入するだけで、可撓片 (5)が流路(3)内に係止するので、容易に取り付けられる。しかも、前記可 撓片(5)はケ−ス外周の貫通しない凹部(6)に設けられ、流路(3)内周と ケース外周の隙間からケース(1)内に流れ込む逆流は起こり得ず、ケース(1 )内を直接経由しょうとする逆流が弁体(10)により阻止されることで、流路 (3)内への逆流は漏れなく阻止される。
【0009】
【実施例】
以下、図1〜6に基づき本考案の一実施例を説明する。 本実施例の逆流防止弁は、図1,6に示すように、逆流を防止しようとする管 路30等の端部に挿入されて取付けられるケース1と、このケース1の外側の開 口部に揺動自在に取付けられて、内側の閉塞位置に揺動したときにこのケース1 を閉塞する弁体10と、この弁体10を閉塞側に付勢するバネ20とよりなる。
【0010】 ケース1は、外側の開口部の周縁が鍔状に拡径された全体として円筒状のもの で、外側開口部の一端にはフック状の軸支持部2が形成され、外側の開口部の内 面には閉塞位置にある弁体10が嵌り込む環状の段部4が形成されている。そし て、外側の開口部端縁の内周面(この場合段部4の内周面に一致している)は、 弁体10が内側に揺動するときにこれを案内するよう、ケース1の内側に向かっ て縮径する円錐状の傾斜面3とされている。
【0011】 また、ケース1の外周の1か所には、図1,図5に示すように、内側に貫通し ない凹部6が設けられ、この凹部6には、突起5aを外表面に有する可撓片5が 形成されている。この可撓片5は、自然状態において、ケース1の凹部6以外の 外周部分と同一の円筒面に添って、凹部6の内側面から伸びるように形成されて いる。さらに、ケース1の外周における、凹部6よりも先端側には、管路30の 内周面に弾力的に密着する環状のシール用突起1aが形成されている。
【0012】 弁体10は、図2に示すように、円板状の本体部の一端に、二つのアーム部1 5,16が延設されるとともに、これらアーム部間及びその両側に直線的に伸び る軸部11が形成されてなるものである。この弁体10は、その軸部11の中央 部が係脱自在に前記軸支持部2に嵌込まれることにより、ケース1に回転自在に 支持されている。また、この弁体10の外周面13は、弁体10が内側に揺動す るときにケース1の傾斜面3と摺接する円錐状の傾斜面とされているが、この外 周面13の外径は、ケース1の傾斜面3よりも若干小さく設定され、前述のよう に、弁体10の内面13がケース1の段部4の底面に密着するようになっている 。
【0013】 バネ20は、金属等の弾性を有する線状材を曲げ加工して成形されたもので、 図2に示すように、二つのコイル部21,22の間にコ字状部23が形成されて なる。このバネ20は、各部コイル部21,22がそれぞれ前記軸部11の両側 に嵌込まれ、コ字状部23が弁体10の外面に形成されたバネ受け14に弾力的 に当接し、両端24,25がケース1における前記軸支持部2の両側の凹部7, 8(図4に示す)にそれぞれ弾力的に当接した状態で取付けられることにより、 弁体10を付勢する復元力が生じた状態となっている。 なお、ケース1,弁体10は、例えば合成樹脂の成形品よりなる。
【0014】 次に作用を説明する。 上記逆流防止弁は、図6に示すように、逆流を防止しようとするパイプ30の 端部に、前記突起5aが係合する穴31(あるいは凹部)を形成しておけば、そ の端部に挿入するだけで容易に取付けることができる。
【0015】 弁体10に燃料等の流体により順方向の力が加わっていないときには、図1に 示すように、弁体10はバネ20の付勢力により強制的に閉塞位置にあるが、パ イプ30内に燃料等が送り込まれこれがパイプ30のこの端部に流れてくると、 弁体10の回転中心(軸部11)が端に位置しているため、流れ込んだ流体によ り加わる力によって弁体10に大きなモーメントが生じて、弁体10は瞬時に開 動し、図6に示すように大きく開く。
【0016】 そして、給油等が終わり流体の流れにより弁体10に加わる順方向の力が無く なると、バネ20の付勢力や逆流の圧力により弁体10は閉塞位置に戻るのであ るが、この際、弁体10が多少横方向にがたついても、確実に弁体10はケース 1の段部4に嵌り込んで閉塞位置に位置決められ、確実かつ完全に流体の逆流が 防止される。
【0017】 すなわち、弁体10が多少横にずれた状態で閉塞位置に向かって揺動したとし ても、弁体10の外周面12とケース1の傾斜面3との摺接によって、弁体10 はスムーズに案内されて嵌り込み、その内面13とケース1の段部4の底面とが 密着した状態となる。そして、その後逆流の原因となる圧力差が生じたときには 、この圧力差により弁体10の内面13が前記段部4の底面にさらに押付けられ 、差圧(逆流圧力)が大きければ大きいほど密封性高くケース10内は閉塞され る。
【0018】 しかも、取付のための前記可撓片5は、前述したように内側に貫通しない凹部 6に設けられているために、管路30内周とケース1の外周との間の隙間からケ ース1内に燃料等が流れ込むことにより起こる僅かな逆流も生じない。なお、管 路30内周とケース1の外周との間の隙間をそのまま通過して流路の奥に流れ込 もうとする逆流は、前述したシール用突起1aの密着部により阻止される。
【0019】 また、この閉じ状態においては、弁体10はケース1の段部4に嵌り込んだ状 態にあるので、パイプ30が差込まれた燃料タンク等の内部の流体の流れにより 弁体10が横方向からあおられて開く可能性も極めて低い。
【0020】 したがって、上記実施例の逆流防止弁によると、パイプ30に嵌込むだけで取 付けることができる構成でありながら、逆流が確実かつ完全に防止されるので、 従来達成できなかった、逆流防止の信頼性を維持しつつこの種の逆流防止弁を取 り付ける際の容易性を確保することが可能となる。
【0021】 また、パイプ30の外径よりも周囲に張出す部分がほとんどない(特に弁体1 0の回転支持部)ので、燃料タンク等においてこの逆流防止弁が設けられる位置 の周囲のスペースを他の機器の配置等に利用することが可能になり、設計の自由 度が向上する。また、弁体の回転支持部も含んだ一体成形品により構成できるの で、材料コストが低減できる。さらに、ケース1に弁体10とバネ20を単に嵌 込むだけで組立てられ、組立コストが低減できる等の各種効果もある。
【0022】
【考案の効果】
本考案にかかる逆流防止弁によれば、流路に嵌込むだけで取付けることができ る構成でありながら、逆流が確実かつ完全に防止されるので、従来達成できなか った、逆流防止の信頼性を維持しつつこの種の逆流防止弁を取り付ける際の容易 性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図5】図1におけるA断面図である。
【図6】本考案の一実施例の作用を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ケース 5…可撓片 6…凹部 10…弁体 30…流路(管路)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】逆流を防止しようとする流路に挿入されて
    取付けられる筒状のケースと、このケースに設けられて
    前記流路内の逆流を防止すべく前記ケースを閉塞する弁
    体とよりなり、前記ケースの外周には前記ケースの前記
    流路への取付け状態を保持すべく挿入時に前記流路内に
    係止する可撓片が形成された逆流防止弁において、 前記ケースの外周面上に内側に貫通しない凹部を形成
    し、前記可撓片をこの凹部に形成したことを特徴とする
    逆流防止弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102154268B1 (ko) * 2019-05-08 2020-09-09 주식회사 니프코코리아 자동차의 연료탱크용 체크밸브
WO2022010009A1 (ko) * 2020-07-09 2022-01-13 주식회사 니프코코리아 자동차의 연료탱크용 체크밸브

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KR102154268B1 (ko) * 2019-05-08 2020-09-09 주식회사 니프코코리아 자동차의 연료탱크용 체크밸브
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