JPH0791837B2 - 柱脚構造 - Google Patents

柱脚構造

Info

Publication number
JPH0791837B2
JPH0791837B2 JP63223879A JP22387988A JPH0791837B2 JP H0791837 B2 JPH0791837 B2 JP H0791837B2 JP 63223879 A JP63223879 A JP 63223879A JP 22387988 A JP22387988 A JP 22387988A JP H0791837 B2 JPH0791837 B2 JP H0791837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column base
bottom plate
center
base metal
horizontal plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63223879A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0270828A (ja
Inventor
英成 松尾
隆司 北野
倫夫 伊藤
勇 山本
邦昭 佐藤
嘉宏 中村
昭夫 富田
俊一 山田
祥三 前田
Original Assignee
日立金属株式会社
鹿島建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立金属株式会社, 鹿島建設株式会社 filed Critical 日立金属株式会社
Priority to JP63223879A priority Critical patent/JPH0791837B2/ja
Publication of JPH0270828A publication Critical patent/JPH0270828A/ja
Publication of JPH0791837B2 publication Critical patent/JPH0791837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,鉄骨構造若しくは鉄骨鉄筋コンクリート構造
の柱脚構造に関するものであり,特に建物の側面部若し
くは角隅部に使用する柱脚構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来鉄骨柱に柱脚金物を溶接接合する場合,鋼板製のベ
ースプレートを使用し,鋼板製のリブプレートによって
補剛する方法が採用されてきている。しかしながら上記
方法においては,鋼板製のベースプレートを直接鉄骨柱
に溶接接合するための溶接歪によってベースプレートが
湾曲する。このため加熱による歪矯正および機械加工に
よる修正作業を必要とし,更に鋼板製のリブプレートを
溶接すると,溶接歪が増加して修正作業が煩雑になる等
の欠点がある。
上記の欠点を解決するために,鋳造若しくは鍛造によっ
て製作した柱脚金物が提案され、溶接作業の省力化,使
用鋼材量の低減および底板の湾曲現象の防止の効果を挙
げている(例えば特公昭51-47963号,同56-30425号公
報)。第6図は上記のような柱脚金物を使用して鉄骨柱
をコンクリート基礎上に建設する状態を示す要部断面図
である。同図において,まず鉄骨柱1の下端部に柱脚金
物2を,その上面に設けた突出部21を介して溶接接合す
る。次に予め打設したコンクリート基礎3上に中心部モ
ルタル4を介して載置する。この場合コンクリート基礎
3には予めアンカーボルト5を突設してあるので,柱脚
金物2を構成する底板部22に設けたボルト穴23により位
置決めを行う。上記位置決め後,例えば木枠6を配設し
て柱脚金物2の底板部22とコンクリート基礎3との間に
モルタル7を充填するのである。そしてモルタル7の固
化後ナット8を締結して柱脚金物2をコンクリート基礎
3に固化する。
〔発明が解決しようとする課題〕
第7図は建築物の柱の配置平面図である。このような柱
の配置において,前記第6図に示す従来の柱脚構造のも
のを使用した場合,建築物の側面部に使用する側柱30お
よび角隅部に使用する隅柱31においては,前記第6図か
ら明らかなように,鉄骨柱1の中心からコンクリート基
礎3の側面が建物の外方に突出するため,現場作業が極
めて困難であるという問題点がある。すなわち上記側柱
30および隅柱31は,隣地境界線32に近接して設けられる
のが通常であり,特に隣地境界線32を越えて隣接地内に
全く立入ることができないような作業環境においては,
第6図に示すコンクリート基礎3の打設作業は勿論のこ
と,鉄骨柱1の据付,モルタル7の充填作業等を狭隘な
作業空間で行わなければならず,作業性を極めて悪化さ
せるのみならず,コンクリート基礎3,モルタル7等の打
設後の品質にも影響を及ぼすことになる。また上記のよ
うに鉄骨柱1の中心からコンクリート基礎3の側面が建
築物の外方に突出することにより,隣接地との間に必要
以上の間隔を確保しなければならない場合があり,建物
面積が縮小され,かつ敷地面積の有効利用ができないと
いう問題点がある。
本発明は上記従来技術に存在する問題点を解決し,品質
その他の特性を低下させず,建設現場における作業性を
向上させると共に,建物面積を拡大し,かつ敷地の有効
利用が図れる柱脚構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために,第1の発明においては,鉄
骨柱と,この鉄骨柱の脚部端面の輪郭と対応する平面形
状に形成した突出部と平板状に形成した底板部とからな
る柱脚金物とを一体に接合すると共に,前記柱脚金物と
コンクリート基礎とを予めコンクリート基礎中に埋設し
てなるアンカーボルトとナットとを介して接合してなる
柱脚構造において,柱脚金物の突出部の水平面に対する
投影輪郭の中心と底板部の水平面に対する投影輪郭の中
心とを偏心させて形成し,柱脚金物における突出部の非
偏心側に配設するアンカーボルトの設置個数および/ま
たは直径を偏心側のそれらよりも大に形成すると共に,
柱脚金物における突出部の非偏心側に傾斜面を設け,突
出部近傍における底板部の厚さ寸法を周縁部における底
板部の厚さ寸法より大に形成する,という技術的手段を
採用した。
次に第2の発明においては,鉄骨柱と,この鉄骨柱の脚
部端面の輪郭と対応する平面形状に形成した突出部と平
板状に形成した底板部とからなる柱脚金物とを一体に接
合すると共に,前記柱脚金物とコンクリート基礎とを予
めコンクリート基礎中に埋設してなるアンカーボルトと
ナットとを介して接合してなる柱脚構造において,柱脚
金物の突出部の水平面に対する投影輪郭の中心と底板部
の水平面に対する投影輪郭の中心とを偏心させて形成
し,柱脚金物における突出部の非偏心側に配設するアン
カーボルトの設置個数および/または直径を偏心側のそ
れらよりも大に形成すると共に,柱脚金物の突出部の水
平面に対する投影輪郭の中心と底板部の水平面に対する
投影輪郭の中心とを結ぶ方向の底板部底面寸法より,上
記方向と直交する方向の底板部底面寸法を大に形成す
る,という技術的手段を採用した。
更に第3の発明においては,鉄骨柱と,この鉄骨柱の脚
部端面の輪郭と対応する平面形状に形成した突出部と平
板状に形成した底板部とからなる柱脚金物とを一体に接
合すると共に,前記柱脚金物とコンクリート基礎とを予
めコンクリート基礎中に埋設してなるアンカーボルトと
ナットとを介して接合してなる柱脚構造において,柱脚
金物の突出部の水平面に対する投影輪郭の中心と底板部
の水平面に対する投影輪郭の中心とを偏心させて形成
し,柱脚金縁における突出部の非偏心側に配設するアン
カーボルトの設置個数および/または直径を偏心側のそ
れらよりも大に形成すると共に,柱脚金物の突出部の水
平面に対する投影輪郭の中心と底板部の水平面に対する
投影輪郭の中心とを結ぶ方向における底板部端縁に配設
するアンカーボルトの設置個数および/または直径より
上記方向と直交する方向の底板部端縁に配設するそれら
を大に形成する,という技術的手段を採用した。
〔作用〕
上記の構成により,鉄骨柱の非偏心側における柱脚の剛
性および強度を向上させ得ると共に,側柱および隅柱の
部分においては,柱の中心からコンクリート基礎の外側
面までの寸法を中央柱よりも大幅に縮小でき,隣接地と
の間の作業空間を確保することができる。
〔実施例〕
第1図(a)(b)は各々本発明の第1実施例を示す一
部断面正面図および一部断面平面図であり,同一部分は
前記第6図と同一の参照符号にて示す。第1図において
柱脚金物2は,鉄骨柱1と対応する突出部21の水平面に
対する投影輪郭の中心と,底板部22の水平面に対する投
影輪郭の中心とを,例えば突出部21が左方に位置するよ
うに偏心させて形成する。次に柱脚金物2に介装させる
アンカーボルト5は,例えば突出部21の非偏心側(右
側)における設置個数を,偏心側(左側)のそれより大
とし,例えば第1図(b)に示すように各々3個および
2個とする。
24は傾斜面であり,柱脚金物2における突出部21の非偏
心側に設け,突出部21近傍における底板部22の厚さ寸法
を周縁部における底板部22の厚さ寸法より大に形成す
る。なお底板部22の厚さ寸法は,突出部21の近傍から非
偏心側に設置すべきアンカーボルト5の部位に向って漸
減するように形成するのが好ましい。
上記のように形成した柱脚金物2を使用して鉄骨柱1を
コンクリート基礎3上に建設して形成した柱脚構造は,
第1図から明らかなように,偏心側すわなち鉄骨柱1の
中心からコンクリート基礎3の左側面までの寸法を短縮
することができ,非偏心側,すなわち鉄骨柱1およびコ
ンクリート基礎3の右方に作業空間を確保することがで
きるのである。また柱脚金物2の非偏心側に配設するア
ンカーボルト5の個数を偏心側のそれより大とすると共
に,柱脚金物における突出部の非偏心側に傾斜面を設
け,突出部近傍における底板部の厚さ寸法を周縁部にお
ける底板部の厚さ寸法より大に形成することによって,
後述するように柱脚構造の許容曲げモーメントを増大さ
せることができる。
第2図(a)(b)は各々柱脚構造に作用する軸力,反
力および曲げモーメントの状態を示す説明図,第2図
(c)は曲げモーメントと軸力との関係を示す図であ
る。第2図(a)(b)において,Mは柱脚に発生する曲
げモーメント,Nは柱脚に発生する軸力,Rはコンクリート
基礎の反力およびTはアンカーボルトの反力である。ま
ず鉄骨柱1および柱脚金物2とを主構成要素とする柱脚
には,地震時若しくは暴風時において曲げモーメントM
および軸力Nが作用する。そして第2図(a)に示すよ
うに曲げモーメントMが柱脚金物2の中心2aの回りに柱
脚を非偏心側に回転するように作用する場合には,鉄骨
柱1の中心に作用する軸力Nが上記曲げモーメントMに
対抗するように作用する。従って鉄骨柱1の中心が柱脚
金物2の中心2aと一致するように形成した従来の柱脚構
造よりも許容曲げモーメントの値が大となり,柱脚構造
の性能が増大する結果となる。しかしながら第2図
(b)に示すように曲げモーメントMが柱脚を偏心側に
回転するように作用する場合には,鉄骨柱1の中心に作
用する軸力Nによる曲げモーメント(図示せず)が加算
されることとなり,前記のような鉄骨柱1の中心が柱脚
金物2の中心2aと一致するように形成した従来の柱脚構
造と比較して,恰も柱脚構造の性能が劣化したかのよう
な状態を呈することとなる。
しかし本発明の柱脚構造は,前記第1図に示すように非
偏心側に配設するアンカーボルト5の個数を偏心側のそ
れより大に形成してあるから,第2図(b)のように曲
げモーメントが作用した場合においても,アンカーボル
トの反力Tを大としてあるため,前記曲げモーメントM
を打消すべき逆方向の曲げモーメントを増大させ得る。
従って柱脚構造全体としての許容曲げモーメントを増大
させるという作用を期待できるのである。
第2図(c)において曲線aは上記第1図(a)(b)
に示す第1実施例に対応し,曲線b,cは各々比較例に対
応するものである。すなわち曲線bは例えば前記第6図
に示すように鉄骨柱1と柱脚金物2との中心を同一に形
成した柱脚構造に対応し,曲線cは鉄骨柱1の中心を柱
脚金物2の中心から偏心させたのみで,アンカーボルト
の設置個数を偏心側,非偏心側とも同一に形成した柱脚
構造に対応するものである。第2図(c)から明らかな
ように鉄骨柱1の中心を柱脚金物2の中心から単に偏心
させたのみの構成に対応する曲線cは,従来構造のもの
に対応する曲線bより許容される曲げモーメントMの値
が低い。これに対して第1実施例に対応する曲線aは,
曲線cよりも曲げモーメントMが何れも大であり,軸力
Nの値によっては曲線bよりも曲げモーメントMが大で
ある領域が存在する。これは前記第1図(a)(b)に
示すように,柱脚金物2の非偏心側におけるアンカーボ
ルト5の設置個数を増加させた結果,第2図(b)に示
すアンカーボルトの反力Tを増大させる作用によるもの
と認められる。
第3図は本発明の第2実施例を示す一部断面平面図であ
り,同一部分は前記の実施例を示す図と同一の参照符号
で示す。第3図において柱脚金物2の底板部22の底面寸
法a,bを異なる寸法に形成すると共にa<bとする。す
なわち柱脚金物2の突出部21の水平面に対する投影輪郭
の中心と,底板部22の水平面に対する投影輪郭の中心と
を結ぶ方向(第3図の左右方向)の底板部22の底面寸法
aより,上記方向と直交する方向(第3図の上下方向)
の底板部22の底面寸法bを大に形成する。従って上記両
方向におけるアンカーボルト5の最大ピッチ寸法pa,pb
もpa<pbに形成される。すなわちアンカーボルト5の最
大ピッチ寸法はpa<pbとなっているので,最大ピッチ寸
法pbに配設する方向の柱脚金物2に付与すべき曲げモー
メントの値を大とすることができる。
上記の構成により,突出部21若しくは鉄骨柱1を偏心さ
せた方向(第3図の左右方向)より,これと直交する方
向(第3図の上下方向)の許容曲げモーメントの値を大
とすることができる。すなわち上記偏心方向においては
所謂側柱として使用されるため,柱脚構造全体に要求さ
れる性能は中柱より若干下回ってもよいが、偏心方向と
直交する方向(第3図の上下方向)においては,中柱と
しての性能を確保しなければならない。上記の構成によ
り中柱として機能すべき方向の許容曲げモーメントの値
を大とすることができ,建物全体の耐震性および強度を
確保することができる。
第4図は本発明の第3実施例を示す一部断面平面図であ
り,同一部分は前記実施例を示す図と同一の参照符号で
示す。第4図において柱脚金物2の底板部22の端縁に配
設するアンカーボルト5の設置数を異にする。すなわち
柱脚金物2の突出部21の水平面に対する投影輪郭の中心
と,底板部22の水平面に対する投影輪郭の中心とを結ぶ
方向(第4図の左右方向)における底板部22の端縁に配
設するアンカーボルト5の設置個数より,上記方向と直
交する方向(第4図の上下方向)の底板部22の端縁に配
設するアンカーボルト5の設置個数を大に形成する。第
4図に示す実施例ではアンカーボルト5の設置個数は,
底板部22の左右両端縁においては5本,上下両端縁にお
いては8本としたものである。
上記の構成により,前記第3図に示す第2実施例と同様
に,突出部21若しくは鉄骨柱1を偏心させた方向(第4
図の左右方向)より,これと直交する方向(第4図の上
下方向)の許容曲げモーメントの値を大とすることがで
きる。
第5図は本発明の第4実施例を示す一部断面平面図であ
り,同一部分は前記実施例を示す図と同一の参照符号で
示す。第5図において突出部21若しくは鉄骨柱1を柱脚
金物2の左下方向に偏心させて隅柱用としたものであ
る。そして非偏心側すなわち右辺部および上辺部に設置
すべきアンカーボルト5の設置個数を大とする。
上記の構成により,偏心側すなわち左辺部および下辺部
より,非偏心側すなわち右辺部および上辺部におけるア
ンカーボルトの反力を増大させることができ,柱脚構造
全体としての許容曲げモーメントの値を増大させること
ができるのである。
本実施例においては鉄骨柱および柱脚金物の平面への投
影輪郭が正方形若しくは矩形の場合を示したが,上記以
外の他の幾何学的形状のものであっても適用可能であ
る。また柱脚金物は鍛造若しくは鋳造手段で形成するの
が好ましいが,鋼材による溶接構造としてもよい。また
アンカーボルトによる反力の増大手段としては,設置個
数を増加する手段の他アンカーボルトの直径を増大させ
てもよく,また高張力構造材料の使用も可能である。
〔発明の効果〕
本発明は以上記述のような構成および作用であるから,
特に側柱用および隅柱用として使用することにより,鉄
骨柱および柱脚金物の本来の特性に全く影響を及ぼすこ
となく,作業空間を確保することができるから,作業性
を大幅に向上させ,工期短縮が可能であるという効果が
ある。また柱のスパンを大きくとれるので建物面積を大
きくすることができると共に,敷地の有効利用が図れ
る。また鉄骨柱の非偏心側における性能劣化を防止し,
柱脚構造全体としての耐震性,強度の増大を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は各々本発明の第1実施例を示す一
部断面正面図および一部断面平面図,第2図(a)
(b)は各々柱脚構造に作用する軸力,反力および曲げ
モーメントの状態を示す説明図,第2図(c)は曲げモ
ーメントと軸力との関係を示す図,第3図ないし第5図
は夫々本発明の第2実施例ないし第4実施例を示す一部
断面平面図,第6図は従来の柱脚構造の例を示す要部断
面図,第7図は建築物の柱の配置平面図である。 1:鉄骨柱,2:柱脚金物,5:アンカーボルト,21:突出部,22:
底板部,24:傾斜面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 倫夫 福岡県北九州市若松区北浜1丁目9番1号 日立金属株式会社若松工場内 (72)発明者 山本 勇 福岡県北九州市若松区北浜1丁目9番1号 日立金属株式会社若松工場内 (72)発明者 佐藤 邦昭 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 中村 嘉宏 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 富田 昭夫 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 山田 俊一 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 前田 祥三 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−158117(JP,A) 特開 昭61−162635(JP,A) 実開 昭62−194806(JP,U) 実開 昭49−89920(JP,U) 特公 昭51−47963(JP,B2) 特公 昭56−30425(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨柱と,この鉄骨柱の脚部端面の輪郭と
    対応する平面形状に形成した突出部と平板状に形成した
    底板部とからなる柱脚金物とを一体に接合すると共に,
    前記柱脚金物とコンクリート基礎とを予めコンクリート
    基礎中に埋設してなるアンカーボルトとナットとを介し
    て接合してなる柱脚構造において,柱脚金物の突出部の
    水平面に対する投影輪郭の中心と底板部の水平面に対す
    る投影輪郭の中心とを偏心させて形成し,柱脚金物にお
    ける突出部の非偏心側に配設するアンカーボルトの設置
    個数および/または直径を偏心側のそれらよりも大に形
    成すると共に,柱脚金物における突出部の非偏心側に傾
    斜面を設け,突出部近傍における底板部の厚さ寸法を周
    縁部における底板部の厚さ寸法より大に形成したことを
    特徴とする柱脚構造。
  2. 【請求項2】鉄骨柱と,この鉄骨柱の脚部端面の輪郭と
    対応する平面形状に形成した突出部と平板状に形成した
    底板部とからなる柱脚金物とを一体に接合すると共に,
    前記柱脚金物とコンクリート基礎とを予めコンクリート
    基礎中に埋設してなるアンカーボルトとナットとを介し
    て接合してなる柱脚構造において,柱脚金物の突出部の
    水平面に対する投影輪郭の中心と底板部の水平面に対す
    る投影輪郭の中心とを偏心させて形成し,柱脚金物にお
    ける突出部の非偏心側に配設するアンカーボルトの設置
    個数および/または直径を偏心側のそれらよりも大に形
    成すると共に,柱脚金物の突出部の水平面に対する投影
    輪郭の中心と底板部の水平面に対する投影輪郭の中心と
    を結ぶ方向の底板部底面寸法より,上記方向と直交する
    方向の底板部底面寸法を大に形成したことを特徴とする
    柱脚構造。
  3. 【請求項3】鉄骨柱と,この鉄骨柱の脚部端面の輪郭と
    対応する平面形状に形成した突出部と平板状に形成した
    底板部とからなる柱脚金物とを一体に接合すると共に,
    前記柱脚金物とコンクリート基礎とを予めコンクリート
    基礎中に埋設してなるアンカーボルトとナットとを介し
    て接合してなる柱脚構造において,柱脚金物の突出部の
    水平面に対する投影輪郭の中心と底板部の水平面に対す
    る投影輪郭の中心とを偏心させて形成し,柱脚金物にお
    ける突出部の非偏心側に配設するアンカーボルトの設置
    個数および/または直径を偏心側のそれらよりも大に形
    成すると共に,柱脚金物の突出部の水平面に対する投影
    輪郭の中心と底板部の水平面に対する投影輪郭の中心と
    を結ぶ方向における底板部端縁に配設するアンカーボル
    トの設置個数および/または直径より上記方向と直交す
    る方向の底板部端縁に配設するそれらを大に形成したこ
    とを特徴とする柱脚金物。
JP63223879A 1988-09-07 1988-09-07 柱脚構造 Expired - Lifetime JPH0791837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63223879A JPH0791837B2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 柱脚構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63223879A JPH0791837B2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 柱脚構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0270828A JPH0270828A (ja) 1990-03-09
JPH0791837B2 true JPH0791837B2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=16805140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63223879A Expired - Lifetime JPH0791837B2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 柱脚構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0791837B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103866782B (zh) * 2012-12-17 2016-01-20 河南省电力勘测设计院 输电线路铁塔基础的地脚螺栓偏心连接结构

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619147A (ja) * 1992-07-01 1994-01-28 Fuji Photo Film Co Ltd 電子写真感光体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0270828A (ja) 1990-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2504555B2 (ja) 柱脚構造
JP3170535B2 (ja) 制振構造
JP3466961B2 (ja) 開口部を透設する既設耐力壁の補強工法
JP6544532B2 (ja) ベースプレート及びこれを用いた柱脚構造
JPH0791837B2 (ja) 柱脚構造
JPH10331437A (ja) 既存柱梁の耐震補強構造
JP2604463B2 (ja) 柱脚金物
JPH0619147B2 (ja) 柱脚構造
JP2575754Y2 (ja) 矩形鋼管コンクリート柱
JP2951795B2 (ja) 基礎構造の施工方法
JP2599992B2 (ja) 柱脚金物
JP2003035051A (ja) 耐震壁用鋼板および鋼板耐震壁の構築方法
JP2837138B2 (ja) 柱コーナー部デッキ受け部材
JPH063047B2 (ja) 柱脚金物
JP2599993B2 (ja) 鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚
JP3261526B2 (ja) 鋼橋脚用アンカーフレーム及びこれを用いたフーチング
JPH04371635A (ja) 床スラブと柱の接合方法
JP2002327496A (ja) 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合金物の構造
JPH0220744A (ja) 柱脚金物
JP2001193290A (ja) 既存建物の免震化工法
JPH04124340A (ja) 複合構造架構
JPH08226131A (ja) アンカーボルトの据付構造
JPH02256741A (ja) 柱脚金物
JPH0477773B2 (ja)
JPH01111938A (ja) 柱脚金物