JPH0790901B2 - 缶蓋の高速排出装置 - Google Patents

缶蓋の高速排出装置

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JPH0790901B2
JPH0790901B2 JP1043779A JP4377989A JPH0790901B2 JP H0790901 B2 JPH0790901 B2 JP H0790901B2 JP 1043779 A JP1043779 A JP 1043779A JP 4377989 A JP4377989 A JP 4377989A JP H0790901 B2 JPH0790901 B2 JP H0790901B2
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Japan
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章 川口
龍之 鈴木
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D51/00Making hollow objects
    • B21D51/16Making hollow objects characterised by the use of the objects
    • B21D51/38Making inlet or outlet arrangements of cans, tins, baths, bottles, or other vessels; Making can ends; Making closures
    • B21D51/44Making closures, e.g. caps

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば缶蓋の自動検査装置に付設され、検査
完了した缶蓋を高速で次工程に排出するための缶蓋の高
速排出装置に関する。
「従来の技術」 清涼飲料水容器等に使用される缶蓋の製造工程において
は、製造した缶蓋の寸法や傷の有無、開封用リングの取
付状態を確認するための自動検査が必須である。
従来、このような自動検査装置の動作速度は比較的遅
く、したがって検査装置から缶蓋を排出するに当たって
は、検査装置内の移送路の側方にエアシリンダ等のアク
チュエータを配置し、缶蓋を排出路に沿って押し出す構
成が採られていた。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、最近では生産性向上のため、缶蓋を従来より
も格段に速い速度(1分間に数百枚)で連続的に自動検
査する装置が検討され始めている。
このため、前記のようにエアシリンダ等による往復動で
缶蓋を排出する装置では、検査装置の動作速度に伴い缶
蓋の突き出し動作を速くしなければならず、その衝撃に
より缶蓋に傷を付けるおそれがある。また、装置の振動
や騒音が大きく、駆動力にかかるコストも大きくなるた
め、根本的に新たな缶蓋の高速排出装置が要望されてい
る。
「課題を解決するための手段」 上記の課題は、本発明の、搬送路上を搬送される略円盤
状の缶蓋を前記搬送路上から排出する缶蓋の高速排出装
置であって、前記搬送路上の前記缶蓋を半径方向に挟持
するように配設されるとともに、前記缶蓋の軸線と平行
に延びるそれぞれの軸線の回りに互いに逆方向に、かつ
それぞれの外周面の周速度が異なるように回転する一対
の繰出ローラを備えることを特徴とする缶蓋の高速排出
装置によって達成することができる。
「作 用」 本発明の缶蓋の高速排出装置装置においては、搬送路上
を搬送される缶蓋が一対の繰出ローラにより半径方向に
挟持された瞬間、缶蓋は一対の繰出ローラから受ける摩
擦力により繰出ローラの回転の接線方向に弾き出されて
搬送路上から排出される。そして、一対の繰出ローラの
外周面の周速度の差を調節することにより、缶蓋を排出
する方向を変化させることができる。
「実施例」 以下、図面を用いて本発明に係わる缶蓋の高速排出装置
の一実施例を説明する。
なお、この実施例の高速排出装置1は、第1図および第
3図に示すように缶蓋自動検査装置2の排出位置Pの近
傍に設置されている。
この自動検査装置2は、水平に間欠回転されるターンテ
ーブル3(移送路)の外周に、それぞれベルト4で回転
駆動される複数の缶蓋載置台5を配設したもので、これ
ら載置台5の上面には凸部5Aが形成されており、ここに
缶蓋Kの裏面の凹部をはめ込んで同軸に保持する。そし
てこの検査装置2は、ターンテーブル3の間欠回転につ
れ、各載置台5上の缶蓋Kについて項目別の検査を順次
行なうようになっている。
次に、高速排出装置1について述べると、第1図中符号
10はターンテーブル3上に水平に設置された台板であ
り、この台板10の上面には、排出位置Pからターンテー
ブル3の半径方向内側と外側に隣接する位置のそれぞれ
に、四角い取付板11,12がその四隅に形成された長孔13
を貫通するボルト14で位置調整可能に固定されている
(第2図参照)。そしてこれら取付板11,12には、それ
ぞれ軸受15を介してローラ軸16,17が垂直に貫通して取
り付けられ、これらローラ軸16,17の下端には、前記排
出位置Pにある載置台5の両側方において繰出ローラ18
がそれぞれ水平かつ同一高さに固定されている。
この繰出ローラ18の下端外周には第1図に示すように円
環状フランジ部18Aが形成されており、このフランジ部1
8Aの上面に樹脂製クッション板19が固定される一方、繰
出ローラ18の外周面には円環状のクッション体20が固定
されている。このクッション体20の内部にはスリット21
が形成され、クッション体20の外周面は半径方向に弾性
変形し、缶蓋Kとの当接圧力を調整する作用を果たす。
そして排出位置Pにある載置台5上の缶蓋Kは、その上
端のフランジ部分KAがクッション板19で支えられるとと
もに、フランジ部分KAの外周がクッション体20の外周に
弾力的に当接するようになっている。
また、内側のローラ軸16の上端にはプーリ22が固定され
るともに、外側のローラ軸17の上端にはプーリ22よりも
低い位置で歯車23が固定されている。
一方、外側の取付板12には、ローラ軸17の側方に駆動軸
24が軸受25を介して垂直に取り付けられ、この駆動軸24
の上端部には、プーリ22と同じ高さに同径のプーリ26が
固定されるとともに、歯車23と噛合する同径の歯車27が
固定されている。さらに駆動軸24の下端には駆動プーリ
28が固定され、この駆動プーリ28は図示しない駆動源に
よりベルト29を介して回転されるようになっている。
一方、台板10上には、各取付板11,12の間に細長い取付
体30がその長孔31を貫通するボルト32で位置調節可能に
取り付けられている。そしてこの取付体30上にはプーリ
34が各プーリ22,26と同じ高さで回転自在に取り付けら
れ、これら3つのプーリ22,26,34間にベルト35が巻回さ
れている。
さらに、ターンテーブル3の側方には、缶蓋Kの排出方
向(テーブル回転方向と一致)に沿って、第3図に示す
ように排出路36が形成されている。この排出路36は、一
対の湾曲した側板37と底板38および天板39から構成さ
れ、ターンテーブル3と干渉しない。またターンテーブ
ル3の上面に沿って、台板10の下面には排出路36に缶蓋
Kを導くガイド側板40およびガイド天板41が固定され、
ガイド側板40の下端および側板37の下端には、それぞれ
第3図および第4図に示すように、缶蓋Kの下面を支え
るガイド凸部37A,40Aが形成されている。
上記構成からなる高速排出装置を使用するにはまず、駆
動源を作動して、各繰出ローラ18を同速で互いに逆回転
する。この状態で、ターンテーブル3の間欠回転により
検査完了した缶蓋Kが載置台5に載って排出位置Pに運
ばれてくると、この缶蓋Kが両繰出ローラ18の間に入
り、各ローラ18から同時に同方向の摩擦力を受け、ほぼ
瞬時に載置台5の凸部5Aから外れてガイド板40,41およ
び排出路36に沿って送り出される。このため、ターンテ
ーブル3の回転速度や回転間隔にかかわりなく、排出位
置Pに運ばれた缶蓋Kを確実かつ極めて短時間で排出す
ることができ、自動検査装置2の高速度化に容易に対応
できる。
また、缶蓋Kの外周面には各繰出ローラ18から接線方向
に摩擦力が加わるだけなので、外周面に対し垂直に押し
出す従来装置に比して排出時の衝撃が格段に小さく、缶
蓋Kに傷を付けたりフランジ部分KAを凹ませる等のおそ
れがない。また、繰出ローラ18は常時定速回転しておけ
ばよいので、構成が単純で騒音や振動も小さく、コスト
が安いという利点も有する。
さらにまた、この装置では、一対の繰出ローラ18の内、
図3に示す図示右側の繰出ローラ18の外径が、図示左側
の繰出ローラ18の外径よりもわずかに大きくされてい
る。これにより、図示右側の繰出ローラ18の外周面の周
速度が、図示左側の繰出ローラの外周面の周速度よりも
速く、もってこれら一対の繰出ローラ18により挟持され
て排出される缶蓋Kは、排出路36に向かって排出され
る。
なお、本発明は上記実施例のように自動検査装置2に付
設した構成に限らず、缶蓋Kの製造装置等における移送
路に設けてもよい。また必要に応じては各繰出ローラ18
を間欠回転する構成としてもよい。さらに、各繰出ロー
ラ18の間隔を開閉するローラ開閉機構を設け、特定の缶
蓋Kのみ選択的に排出するようにしてもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係る缶蓋の高速排出装置
によれば、一対の繰出ローラの外周面の周速度の差を調
節することにより缶蓋の排出方向を調節することがで
き、もって缶蓋を排出する方向に向かって滑らかに排出
することができる。また、缶蓋が搬送されてくる速度や
間隔に関わり無く缶蓋を排出することができ、缶蓋製造
の前工程における高速処理化に対応することができる。
さらに、本発明に係る缶蓋の高速排出装置は缶蓋の外周
面に、その接線方向に摩擦力を加えるだけであるから、
缶蓋を半径方向に押圧して押し出す構成に比較して衝撃
がはるかに小さく、缶蓋を傷つける恐れが無い。さら
に、繰出ローラは常時回転させておけば良いので、構成
が単純で騒音も小さく、コストが安いという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係わる缶蓋の高速排出装
置の一実施例を示す縦断面図および平面図、第3図は同
装置に付設された排出路を示す平面図、第4図および第
5図はそれぞれ第3図におけるIV−IV線視図およびV−
V線視図である。 K……缶蓋、KA……缶蓋のフランジ部分、P……排出位
置、1……缶蓋の高速排出装置、2……缶蓋の自動検査
装置、3……ターンテーブル(移送路)、18……繰出ロ
ーラ、29……駆動ベルト(駆動機構の要部)、36……缶
蓋排出路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送路上を搬送される略円盤状の缶蓋を前
    記搬送路上から排出する缶蓋の高速排出装置であって、 前記搬送路上の前記缶蓋を半径方向に挟持するように配
    設されるとともに、前記缶蓋の軸線と平行に延びるそれ
    ぞれの軸線の回りに互いに逆方向に、かつそれぞれの外
    周面の周速度が異なるように回転する一対の繰出ローラ
    を備えることを特徴とする缶蓋の高速排出装置。
JP1043779A 1989-02-22 1989-02-23 缶蓋の高速排出装置 Expired - Fee Related JPH0790901B2 (ja)

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JPS5138589Y2 (ja) * 1972-05-23 1976-09-21
JPS63137786A (ja) * 1986-11-29 1988-06-09 株式会社 富山テクニカルエンジニア社 皿状パ−ツの表裏選別装置

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