JPH0790827B2 - 自動二輪車の後車輪取付構造 - Google Patents
自動二輪車の後車輪取付構造Info
- Publication number
- JPH0790827B2 JPH0790827B2 JP60160762A JP16076285A JPH0790827B2 JP H0790827 B2 JPH0790827 B2 JP H0790827B2 JP 60160762 A JP60160762 A JP 60160762A JP 16076285 A JP16076285 A JP 16076285A JP H0790827 B2 JPH0790827 B2 JP H0790827B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- rear wheel
- flange
- mounting structure
- axle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） この発明は、自動二輪車、特に後車輪を保持するリヤフ
ォークに片持構造のリヤフォークを用いる自動二輪車に
関する。
ォークに片持構造のリヤフォークを用いる自動二輪車に
関する。
（発明の背景） 自動二輪車において、後車輪を保持するリヤフォークに
は一般にリヤアクスル保持部の剛性が高くとれる両持構
造のリヤフォークを採用しているが、車両の軽量化、コ
ストダウン等を推進する立場からは片持構造のリヤフォ
ークの方が好ましい。しかしながら、従来の自動二輪車
の後車輪取付構造においては、後車輪の回り止めおよび
抜け止めが、それぞれ別個のナット、ボルトによりネジ
止めされる構成であるため、車輪を交換するのに時間が
かかる。これは、レースに車両を使用する場合等、後車
輪の交換を短時間のうちに行う必要がある場合には特に
問題となる。
は一般にリヤアクスル保持部の剛性が高くとれる両持構
造のリヤフォークを採用しているが、車両の軽量化、コ
ストダウン等を推進する立場からは片持構造のリヤフォ
ークの方が好ましい。しかしながら、従来の自動二輪車
の後車輪取付構造においては、後車輪の回り止めおよび
抜け止めが、それぞれ別個のナット、ボルトによりネジ
止めされる構成であるため、車輪を交換するのに時間が
かかる。これは、レースに車両を使用する場合等、後車
輪の交換を短時間のうちに行う必要がある場合には特に
問題となる。
（発明の目的） そこでこの発明は、後車輪の交換が短時間のうちに行え
る自動二輪車の後車輪取付構造を提供することを目的と
する。
る自動二輪車の後車輪取付構造を提供することを目的と
する。
（発明の構成） 上記目的を達成するために、本発明の自動二輪車の後車
輪取付構造は、後車輪が装着されるリヤアクスルを回動
自在に支持する片持構造のリヤフォークを備えた自動二
輪車の後車輪取付構造において、前記リヤアクスルにフ
ランジを一体に設け、該フランジにブレーキディスクを
固定すると共に、該フランジに前記リヤアクスルに嵌合
された後車輪のホイールハブの端面を当接させて該フラ
ンジ側に設けたピンにて回り止めし、前記リヤアクスル
の外端部にナットを螺合して前記後車輪を抜け止めした
ことを特徴とする。
輪取付構造は、後車輪が装着されるリヤアクスルを回動
自在に支持する片持構造のリヤフォークを備えた自動二
輪車の後車輪取付構造において、前記リヤアクスルにフ
ランジを一体に設け、該フランジにブレーキディスクを
固定すると共に、該フランジに前記リヤアクスルに嵌合
された後車輪のホイールハブの端面を当接させて該フラ
ンジ側に設けたピンにて回り止めし、前記リヤアクスル
の外端部にナットを螺合して前記後車輪を抜け止めした
ことを特徴とする。
（発明の実施例） 以下、この発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第１図はこの発明を競争用自動二輪車に適用した側面図
を示している。図において、１はこの発明の要部である
片持構造のリヤフォーク、２は同じくこの発明の要部で
ある後車輪、27はメインフレーム、28はエンジン、29は
前車輪、30はハンドル、31は燃料タンク、32はリヤサス
ペンション、33は前記エンジン28側（トランスミッショ
ンの出力軸）に装着されたドライブスプロケット、34は
前記リヤフォーク１側のリヤアクセル12に装着されたド
リブンスプロケット、35はエンジン28側の回転動力をリ
ヤアクセル12に伝達するチェーンである。
を示している。図において、１はこの発明の要部である
片持構造のリヤフォーク、２は同じくこの発明の要部で
ある後車輪、27はメインフレーム、28はエンジン、29は
前車輪、30はハンドル、31は燃料タンク、32はリヤサス
ペンション、33は前記エンジン28側（トランスミッショ
ンの出力軸）に装着されたドライブスプロケット、34は
前記リヤフォーク１側のリヤアクセル12に装着されたド
リブンスプロケット、35はエンジン28側の回転動力をリ
ヤアクセル12に伝達するチェーンである。
第２図は前記片持構造のリヤフォーク１と該リヤフォー
ク１に保持される後車輪２を示している。
ク１に保持される後車輪２を示している。
前記リヤフォーク１の基部３はピボットボルト4,4′に
よってメインフレームよりに固設されたプレート５に枢
着され、該基部３を揺動中心として上下方向に揺動する
ようになっている。また、そのリヤアクスル保持部６は
前記基部３とリヤアクスル保持部６との間に彎曲部７を
形成することによって前記メインフレームよりに固設さ
れたプレート５の中心線Ｏに近い位置に配置されてい
る。
よってメインフレームよりに固設されたプレート５に枢
着され、該基部３を揺動中心として上下方向に揺動する
ようになっている。また、そのリヤアクスル保持部６は
前記基部３とリヤアクスル保持部６との間に彎曲部７を
形成することによって前記メインフレームよりに固設さ
れたプレート５の中心線Ｏに近い位置に配置されてい
る。
前記リヤアクスル保持部６の取付孔８にはアクスルホル
ダ９が枢着され、該アクスルホルダ９には軸受10,11を
介してリヤアクスル12が回転自在に装着されている。
ダ９が枢着され、該アクスルホルダ９には軸受10,11を
介してリヤアクスル12が回転自在に装着されている。
前記後車輪２は前記リヤアクスル12に装着される際その
中心線（タイヤ15の中心線）が前記メインフレームより
に固設されたプレート５の中心線Ｏに一致する位置に配
置されている。この場合、後車輪２の後述するブレーキ
ディスク21がホイールのリム部14の中心線（タイヤ15の
中心線に同じ）に対してリヤフォーク１と反対側にオフ
セットされると共にホイールのスポーク部13はオフセッ
ト方向に彎曲する形状とされている。ホイールのスポー
ク部13とホイールのリム部14は別体構成とされ、かつ、
複数本のボルト16にて一体結合されている。後車輪２は
リヤアクスル12に嵌合されるホイールハブ17の端面をリ
ヤアクスル12のフランジ18に当接させて複数本の差込ピ
ン19にて回り止めすると共にナット20によって抜け止め
されてリヤアクスル12上の所定位置に固定される。
中心線（タイヤ15の中心線）が前記メインフレームより
に固設されたプレート５の中心線Ｏに一致する位置に配
置されている。この場合、後車輪２の後述するブレーキ
ディスク21がホイールのリム部14の中心線（タイヤ15の
中心線に同じ）に対してリヤフォーク１と反対側にオフ
セットされると共にホイールのスポーク部13はオフセッ
ト方向に彎曲する形状とされている。ホイールのスポー
ク部13とホイールのリム部14は別体構成とされ、かつ、
複数本のボルト16にて一体結合されている。後車輪２は
リヤアクスル12に嵌合されるホイールハブ17の端面をリ
ヤアクスル12のフランジ18に当接させて複数本の差込ピ
ン19にて回り止めすると共にナット20によって抜け止め
されてリヤアクスル12上の所定位置に固定される。
前記リヤアクスル12のフランジ18にはメインフレームよ
りに固設されたプレート５の中心線Ｏ上に配置されるブ
レーキディスク21が複数本のボルト22にて固着されてい
る。リヤブレーキキャリパ23は前記アクスルホルダ９に
嵌着固定されている。
りに固設されたプレート５の中心線Ｏ上に配置されるブ
レーキディスク21が複数本のボルト22にて固着されてい
る。リヤブレーキキャリパ23は前記アクスルホルダ９に
嵌着固定されている。
このような実施例構造においては後車輪２のブレーキデ
ィスク21をホイールのリム部14の中心線に対してリヤフ
ォーク１と反対側にオフセットすると共にホイールのス
ポーク部13をオフセット方向に彎曲する形状としている
ので後車輪２の中心線上にブレーキディスク21を配置す
ること、及びリヤフォーク１のリヤアクスル保持部６を
後車輪２の中心線に近づけて配置することができ、この
ためにリヤフォーク１のリヤアクスル保持部６は後車輪
２から受ける荷重、リヤアクスル12に作用するリヤブレ
ーキの制動時の曲げ力による影響が小さくなり、要求さ
れる剛性が低くなる。
ィスク21をホイールのリム部14の中心線に対してリヤフ
ォーク１と反対側にオフセットすると共にホイールのス
ポーク部13をオフセット方向に彎曲する形状としている
ので後車輪２の中心線上にブレーキディスク21を配置す
ること、及びリヤフォーク１のリヤアクスル保持部６を
後車輪２の中心線に近づけて配置することができ、この
ためにリヤフォーク１のリヤアクスル保持部６は後車輪
２から受ける荷重、リヤアクスル12に作用するリヤブレ
ーキの制動時の曲げ力による影響が小さくなり、要求さ
れる剛性が低くなる。
また、後車輪２のホイールのスポーク部13とホイールの
リム部14を別体構成とし、複数のボルト16にて一体結合
するようにしているので、タイヤ15の異なる後車輪２を
使用する場合、ホイールのスポーク部13とホイールのリ
ム部14が一体とされる構造のものと違って想像線で示す
ようにホイールのリム部14だけをタイヤ15に応ずるもの
に換えればよく、ホイールのスポーク部13は共通使用で
きる。
リム部14を別体構成とし、複数のボルト16にて一体結合
するようにしているので、タイヤ15の異なる後車輪２を
使用する場合、ホイールのスポーク部13とホイールのリ
ム部14が一体とされる構造のものと違って想像線で示す
ようにホイールのリム部14だけをタイヤ15に応ずるもの
に換えればよく、ホイールのスポーク部13は共通使用で
きる。
図中24はリヤフォーク１の上面及び下面にボルト25にて
固定されたチェーンスライダ、26はリヤフォーク１の彎
曲部７に装着されたトルクアームである。
固定されたチェーンスライダ、26はリヤフォーク１の彎
曲部７に装着されたトルクアームである。
（発明の効果） 以上詳述したように、本発明の自動二輪車の後車輪取付
構造によれば、後車輪が装着されるリヤアクスルを回動
自在に支持する片持構造のリヤフォークを備えた自動二
輪車の後車輪取付構造において、前記リヤアクスルにフ
ランジを一体に設け、該フランジにブレーキディスクを
固定すると共に、該フランジに前記リヤアクスルに嵌合
された後車輪のホイールハブの端面を当接させてピンに
て回り止めし、前記リヤアクスルの外端部にナットを螺
合して前記後車輪を抜け止めしたので、後車輪の取り外
しをナット一本のみの取り外しにより容易に行うことが
でき、車輪の交換が短時間のうちに行えるため、特に車
輪の交換を短時間のうちに行う必要があるレース等にお
いては有利である。
構造によれば、後車輪が装着されるリヤアクスルを回動
自在に支持する片持構造のリヤフォークを備えた自動二
輪車の後車輪取付構造において、前記リヤアクスルにフ
ランジを一体に設け、該フランジにブレーキディスクを
固定すると共に、該フランジに前記リヤアクスルに嵌合
された後車輪のホイールハブの端面を当接させてピンに
て回り止めし、前記リヤアクスルの外端部にナットを螺
合して前記後車輪を抜け止めしたので、後車輪の取り外
しをナット一本のみの取り外しにより容易に行うことが
でき、車輪の交換が短時間のうちに行えるため、特に車
輪の交換を短時間のうちに行う必要があるレース等にお
いては有利である。
第１図はこの発明の一実施例を適用した自動二輪車の側
面図、第２図は第１図のII−IIに沿う要部拡大断面図で
ある。 １……リヤフォーク、２……後車輪、13……ホイールの
スポーク部、14……ホイールのリム部、16……ボルト、
21……ブレーキディスク、Ｏ……車体フレームの中心
線。
面図、第２図は第１図のII−IIに沿う要部拡大断面図で
ある。 １……リヤフォーク、２……後車輪、13……ホイールの
スポーク部、14……ホイールのリム部、16……ボルト、
21……ブレーキディスク、Ｏ……車体フレームの中心
線。
Claims (1)
- 【請求項１】後車輪が装着されるリヤアクスルを回動自
在に支持する片持構造のリヤフォークを備えた自動二輪
車の後車輪取付構造において、前記リヤアクスルにフラ
ンジを一体に設け、該フランジにブレーキディスクを固
定すると共に、該フランジに前記リヤアクスルに嵌合さ
れた後輪のホイールハブの端面を当接させて該フランジ
側に設けたピンにて回り止めし、前記リヤアクスルの外
端部にナットを螺合して前記ホイールハブを抜け止めし
たことを特徴とする自動二輪車の後車輪取付構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60160762A JPH0790827B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 自動二輪車の後車輪取付構造 |
| US06/888,529 US4800979A (en) | 1985-07-19 | 1986-07-21 | Cantilever rear suspension system for motorcycles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60160762A JPH0790827B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 自動二輪車の後車輪取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6220780A JPS6220780A (ja) | 1987-01-29 |
| JPH0790827B2 true JPH0790827B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=15721912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60160762A Expired - Lifetime JPH0790827B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 自動二輪車の後車輪取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790827B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2615159B1 (fr) * | 1987-05-15 | 1989-08-04 | Elf France | Bras de support et de suspension d'une roue motrice |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2533173B1 (fr) * | 1982-09-17 | 1986-05-23 | Elf France | Dispositif de bras support d'une roue motrice |
| JPS60105589U (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-18 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のシヨツクアブソ−バ配置構造 |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP60160762A patent/JPH0790827B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6220780A (ja) | 1987-01-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |