JPH0790282B2 - プレスブレーキ用上型ホルダ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プレスブレーキ用の上
型を保持するためのプレスブレーキ用上型ホルダ装置に
係り、さらに詳細には、プレスブレーキにおける上部テ
ーブルに対して着脱交換を容易に行なうことのできるプ
レスブレーキ用上型ホルダ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】良く知られているように、プレスブレー
キは、上部テーブル（上部エプロンと称することもあ
る）と下部テーブル（下部エプロンと称することもあ
る）とを上下に対向して備えており、かつ上部テーブル
又は下部テーブルの一方を上下動自在なラムとして備え
ている。

【０００３】板状のワークの折曲げ加工を行なうため
に、上部テーブルの下部には上型が装着してあり、下部
テーブルの上部には下型が装着してある。そして、可動
側のテーブルを上下動して上型と下型とを係合すること
により、上記上型と下型との間に位置せしめたワークの
折曲げ加工を行なう構成である。

【０００４】ワークの折曲げ形状等によって上型を交換
するため、上部テーブルの下部に多数の上型ホルダを装
着し、この多数の上型ホルダによって上型を着脱可能に
支持する構成である。

【０００５】従来の上型ホルダは、上部テーブルの下部
に取付けたホルダ本体に上型押圧固定部材を取付け、締
付ボルトにより上記上型押圧固定部材を締付けることに
より、前記ホルダ本体と上型押圧固定部材によって上型
の上部を強力に締付け固定する構成である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のプレ
スブレーキ用上型ホルダ装置では、上型の着脱交換を行
なうには、多数の上型ホルダを備えた多数の締付けボル
トを操作しなければならず、操作が極めて煩わしく厄介
であるという問題がある。

【０００７】そこで、上型ホルダにエアーシリンダを装
着し、このエアーシリンダによって上型押圧固定部材の
締付け、解除等を行なう構成も開発されている。

【０００８】上記構成においては、多数の上型ホルダに
それぞれエアーシリンダを備えなければならず、かつエ
アー源が必要であり、構成が複雑化し高価になるという
問題がある。

【０００９】さらに従来の構成においては、上型押圧固
定部材による上型の締付けを解除すると、上型が落下す
る危険がある。また、上型ホルダに対する上型の装着時
には、上型が落下しない程度に上型押圧固定部材を軽く
締付け、その後に下型と上型とを整合せしめた状態にお
いて前記上型押圧固定部材を強力に締付けなければなら
ず、操作が面倒であるという問題がある。

【００１０】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、上型の着脱交換を容易に行なうことができ、か
つ上型ホルダの押圧固定部材による上型の固定を解除し
た場合であっても落下することないプレスブレーキ用上
型ホルダ装置を提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、プレスブレーキにおける上部テーブル
に対して上型を着脱可能に装着支持する上型ホルダ装置
にして、前記上部テーブルに取付けるホルダ本体と、ホ
ルダ本体の下部に備えたサポートプレートと、上記サポ
ートプレートとの間に上型の上部を締付固定すべく前記
ホルダ本体に装着された上型押圧固定部材と、この上型
押圧固定部材と前記上型との間に設けられ上型押圧固定
部材に係合し摺接する勾配面と上型に係合する係合部と
を備えた締付部材と、前記上型押圧固定部材のクランプ
力を調節可能な弾性部材を備えてなるクランプ力出力装
置と、前記上型押圧固定部材による上型のクランプを解
除可能のクランプ解除装置とを備えてプレスブレーキ用
上型ホルダ装置を構成した。

【００１２】前記プレスブレーキ用上型ホルダ装置にお
いて、ホルダ本体の前後両側に上型押圧固定部材を揺動
自在に支持し、かつクランプ力出力装置を両方の上型押
圧固定部材に共用してなることが望ましいものである。

【００１３】

【作用】この発明のプレスブレーキ用上型ホルダを採用
することにより、上型をホルダ本体へ装着するには、レ
バーを反時計方向へ回動すると、上型押圧固定部材は揺
動しサポートプレートと上型押圧固定部材に備えた締付
部材との間に空間が生ずる。

【００１４】この状態より上型に設けた係合部と締付部
材に係合させながら上型を横から差し込み、レバーを時
計方向へ回動すると、締付部材とサポートプレート面は
上型を軽くはさんだ状態となる。

【００１５】この状態で下型を上昇させて上型の下面に
接触させ、更に上昇させると上型の係合部により締付部
材は、勾配面を摺動しながら上昇し、上型押圧固定部材
はクランプ力出力装置の弾性部材の弾撥力に抗して回動
し、上型を確実に装着保持することができる。

【００１６】また、上型をサポートプレートより離脱す
るには、上述した動作を逆に行なうことにより、上型を
離脱することができ、更に、装着された上型は、上型に
設けた係合部が締付部材を係合しているため、上型が落
下することはない。

【００１７】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、プレスブレーキについては、既に
公知の構成のものであるため、図示と説明を省略する。

【００１８】図１および図２を参照するに、本実施例に
係る上型ホルダ装置１は、プレスブレーキ（図示省略）
における上部テーブル３の下部に着脱可能に装着するホ
ルダ本体５と、このホルダ本体５の下部に一体に備えた
サポートプレート７と、このサポートプレート７との間
に上型９を締付け固定するための上型押圧固定部材１１
と、この上型押圧固定部材１１のクランプ力を調節可能
なクランプ力出力装置１３と、前記上型押圧固定部材１
１による上型９の締付け固定を解除可能のクランプ解除
装置１５を備えている。

【００１９】より詳細には、前記ホルダ本体５は前後方
向（図２において左右方向）に肉厚の上部ブロック部５
Ｂの下部に薄肉の前記サポートプレート７を一体に備え
た態様をなしている。このホルダ本体５の上部ブロック
部５Ｂの前面（図２において左側面）には、複数のボル
ト１７（図１参照）を介して上方向へ突出した取付板１
９が取付けてある。

【００２０】上部取付板１９を前記上部テーブル３の前
面下部に当接し、上部テーブル３に螺着した締付ボルト
２１によりクランプジョー２３を締付けることにより、
ホルダ本体５を上部テーブル３に取付けることができ
る。上記ホルダ本体５の上下位置を調節するために、ホ
ルダ本体５の上面と上部テーブル３との間には楔部材２
５が介存してある。

【００２１】上記構成により、ホルダ本体５が落下しな
い程度にクランプジョー２３を軽く締付けた状態に保持
して、前記楔部材２５を僅かに打込むことにより、ホル
ダ本体５を微少量下降せしめることができ、ホルダ本体
５の上下位置を僅かに調節することができる。

【００２２】前記上型押圧固定部材１１は、前記ホルダ
本体５の左右方向の幅とほぼ同幅の板状部材よりなるも
のであって、前記サポートプレート７との間に上型９を
締付け固定すべく、前記ホルダ本体５に揺動自在に支持
されている。

【００２３】より詳細には、上型押圧固定部材１１は、
上型押圧固定部材１１の上下方向のほぼ中央部に設けた
貫通孔１１Ｈを貫通してサポートプレート７に水平に螺
着固定した複数の取付ボルト２７に揺動自在に支持され
ており、揺動が容易に行ない得るように、上記各取付ボ
ルト２７の頭部２７Ｈと上型押圧固定部材１１との間に
は球面座２９が介在してある。また、上型押圧固定部材
１１とサポートプレート７との間には、互を離隔すべく
作用する弱いコイルスプリング３１が弾装してある。

【００２４】前記上型押圧固定部材１１の下部には、勾
配面１１Ｔと突起部１１Ｃと長穴１１Ａを設け、この上
部押圧固定部材１１には締付部材３３が装着されてい
る。すなわち、締付部材３３に形成された突起部３３Ｃ
が前記上部押圧固定部材１１に設けた突起１１Ｃに係合
し、締付部材３３に形成された勾配面３３Ｔは前記上部
押圧固定部材１１に設けた勾配面１１Ｔと摺接し、締付
ボルト３５によって取付けられている。なお、締付ボル
ト３５にはカラー３５Ｋが嵌着され前記長穴１１Ａ内を
移動自在に設けられている。更に、前記締付部材３３に
は上型９に設けた係合部９Ｋに係合する突起した係合部
３３Ｋが形成されている。

【００２５】前記上型押圧固定部材１１に設けた締付部
材３３による上型９のクランプを解除自在の前記クラン
プ解除装置１５が上型押圧固定部材１１の上部に設けら
れている。

【００２６】上記クランプ解除装置１５は上型押圧固定
部材１１の上部に螺着した締付ねじ３７よりなるもので
あって、この締付ねじ３７にはレバー３９が取付けてあ
る。

【００２７】したがって、上記レバー３９を操作するこ
とにより、締付ねじ３７を締め込むこと及び締付ねじ３
７を緩めることができる。なお、上記レバー３９の操作
範囲（回動範囲）を規制するために、前記取付板１９に
は左右の規制ピン４１が取付けられてある。

【００２８】前記クランプ力出力装置１３は、図２に示
すようにナット部材４３を位置調節自在に螺合した調節
ねじ４５と、この調節ねじ４５に軸方向へ移動自在に嵌
合したリング部材４７と、上記調節ねじ４５の頭部４５
Ｈとリング部材４７との間に弾装したコイルスプリング
又は皿ばね又はウレタンゴムなどのごとき強力な弾性部
材４９よりなるものであって、前記ホルダ本体５の上部
ブロック部５Ｂに設けた水平な穴５Ｈ内に内装してあ
る。

【００２９】上記構成により、調整ねじ４５に対するナ
ット部材４３の螺合位置を調節して弾性部材４９の圧縮
を調節することにより、弾性部材４９の蓄勢力を調節す
ることができる。

【００３０】前記リング部材４７には前記締付ねじ３７
の先端部と当接した当接部材５１が一体に取付けてあ
り、かつ前記調節ねじ４５の頭部４５Ｈは穴５Ｈの奥壁
部に当接してある。

【００３１】以上のごとき構成において、図２に示すよ
うに、ホルダ本体５のサポートプレート７と上型押圧固
定部材１１との間に上型９をクランプした状態にあると
きに、クランプ解除装置１５におけるレバー３９を、図
１において右方向の位置Ｒへ回動して締切ねじ３７を締
込むと、弾性部材４９がさらに圧縮される態様となるの
で、この弾性部材４９の蓄勢力が増大し、上型９をより
強力に締付け固定することとなる。

【００３２】逆に、前記レバー３９を、図１において左
方向の位置Ｌへ回動して締切ねじ３７を緩めると、上型
９の締付け固定が解除されることとなる。

【００３３】前述のごとくレバー３９を操作して上型押
圧固定部材１１による上型９の締付け固定および固定の
解除を行なうとき、上型押圧固定部材１１は取付ボルト
２７の部分を中心として、図２において左方向へ揺動す
る。

【００３４】上記上型押圧固定部材１１の前記揺動をガ
イドすると共に上型押圧固定部材１１の上方向への移動
を規制するために、図１に示すように、上型押圧固定部
材１１の上面に接触した複数の規制駒５３がボルト５５
によってホルダ本体５に取付けてある。

【００３５】したがって、上型押圧固定部材１１は、上
下に移動することなく定位置において上型９を締付け固
定するものである。

【００３６】前記構成のごとき上型ホルダ装置１に着脱
交換可能に支持される前記上型９は、図３に詳細が示さ
れているごとく、前記サポートプレート７の下端面７Ｅ
と当接する当接面９Ｆを備えている。さらに上型９は、
前記サポートプレート７の前面７Ｆに摺動可能に接触し
た摺接面９Ｓを備えると共に前記上型押圧固定部材１１
の締付部材３３によって押圧されるクランプ面９Ｃを備
えている。また、前記クランプ面９Ｃには締付部材３３
に設けた係合部３３Ｋが挿入される凹形状の係合部９Ｋ
が形成され、締付部材３３に設けた係合部３３Ｋの下面
の当接面３３Ｄと、クランプ面９Ｃに設けた係合部９Ｋ
の下面の当接面９Ｄとが当接するように設けられてい
る。なお、締付部材３３の係合部３３Ｋの上面３３Ｕと
クランプ面９Ｃに設けた係合部９Ｋの上面９Ｕとは若干
の隙間を持っている。

【００３７】さらに前記上型９には、プレスブレーキの
下部テーブル５７上に装着した下型５９と協働してワー
クＷの折曲げ加工を行なうワーク加工部９Ｗが下端部に
備えている。

【００３８】以上のごとき構成において、上型ホルダ装
置１から上型９を取り外した状態にあるとき、上型９を
上型ホルダ装置１に装着するには次のごとき操作を行な
う。

【００３９】まず、クランプ解除装置１５におけるレバ
ー３９を位置Ｒへ回動して締切ねじ３７を締込んだ状態
に保持する。上述のごとく締付ねじ３７を締込んだ状態
にあっても、サポートプレート７と上型押圧固定部材１
１の下部の締付部材３３との間は開いた状態にある。

【００４０】したがって、図２に想像線で示すごとく、
上型９におけるワーク加工部９Ｗの上部の薄肉部分をサ
ポートプレート７と上型押圧固定部材１１との間へ左右
方向から挿入し、上型９に設けた係合部９Ｋの上面９Ｕ
を締付部材３３に設けた係合部３３Ｋの上面３３Ｕに乗
せる。この状態では、締付部材３３とサポートプレート
７の前面７Ｆは上型９の取付部を軽くはさんだ状態とな
る。

【００４１】その後、プレスブレーキにおける上下テー
ブル３，５７の可動側を上下動し、上型９と下型５９と
を係合することにより、上型９はホルダ本体５に対して
相対的に上昇されることとなる。

【００４２】ホルダ本体５に対して上型９が相対的に次
第に上昇すると、上型９に形成した係合部９Ｋの下面９
Ｄは締付部材３３の係合部３３の下面３３Ｄに当接し締
付部材３３は上昇して、締付部材３３に設けた勾配面３
３Ｔにより締付部材３３は上型９のクランプ面９Ｃを押
圧すると共に、上型押圧固定部材１１の勾配面１１Ｔを
押圧摺動し、上型押圧固定部材１１が図２において時計
回り方向に回動し、クランプ力出力装置１３の弾性部材
４９を次第に圧縮することとなる。

【００４３】したがって、上型９の当接面９Ｆが前記サ
ポートプレート７の下端面７Ｅと当接したときには、前
記弾性部材４９の蓄勢力の作用により上型押圧固定部材
１１は締付部材３３を介して上型９のクランプ面９Ｃを
強固に締付け固定した状態となる。

【００４４】したがって、上型ホルダ装置１に対する上
型９の装着を容易に行なうことができる。

【００４５】前述のごとく上型ホルダ装置１に上型９を
装着した後、上型ホルダ装置１から上型９を取外すに
は、前記レバー３９を左側の位置Ｌへ回動する。位置Ｌ
へレバー３９を回動すると、前述したように、締付ねじ
３７による締付けが緩み、上型押圧固定部材１１による
上型９の締付け固定が解除される。

【００４６】上型９の締付け固定が解除されて、上型９
が自重により下降した場合には、上型９の係合部９Ｋは
締付部材３３の係合部３３Ｋに掛止され、締付部材３３
に設けた突起部３３Ｃは上型押圧固定部材１１に設けた
突起部１１Ｃに掛止されているので、上型９が落下する
ようなことがなく安全である。

【００４７】上述のごとく上型９の締付け固定を解除し
た状態にあるときに、上型９を左右方向へ移動すること
により、上型ホルダ装置１から上型９を容易に取外すこ
とができる。

【００４８】すなわち、前記実施例によれば、何等の工
具等を用いることなしに、上型ホルダ装置１に対する上
型９の着脱交換を簡単な構成でもって容易に行なうこと
ができる。

【００４９】図４〜図６は本発明に係る上型ホルダ装置
１の第２実施例を示すもので、この第２実施例は、上型
９の前後を反転してサポートプレート７の後面側にも上
型９を装着できる構成としたものである。

【００５０】したがって、前記第１実施例と同一機能を
奏する部分には同一符号を付することとして詳細な説明
を省略し、前記第１実施例との相違点のみについて説明
する。

【００５１】サポートプレート７の後面側に上型９を装
着するために、サポートプレート７の後面には後側上型
押圧固定部材６１が装着してある。

【００５２】より詳細には、ホルダ本体５におけるサポ
ートプレート７の後面には、頭部６３Ｈを半球状に形成
したスタッド６３が取付ボルト６５によって水平に取付
けてあり、このスタッド６３に前記上型押圧固定部材６
１が揺動自在に支持されている。

【００５３】前記取付ボルト６５を操作するために、前
側の上型押圧固定部材１１には工具用穴１１Ｋが穿設し
てあり、前記スタッド６３の頭部６３Ｈには後側上型押
圧固定部材６１に形成した溝６１Ｇに係合した回り止め
用のピン６７が取付けてある。したがって、前記取付ボ
ルト６５を回転するとき、スタッド６３が回転するよう
なことはないものである。

【００５４】クランプ力出力装置１３を前側の上型押圧
固定部材１１と後側上型押圧固定部材６１とに共用にす
るために、上記クランプ力出力装置１３を内装したホル
ダ本体５の穴５Ｈの奥壁部には小孔６９が穿設してあ
る。そして、後側上型押圧固定部材６１の上部に取付け
た当接部材７１が上記小孔６９を貫通して調整ねじ４５
の頭部４５Ｈに当接してある。

【００５５】また、前記穴５Ｈの入口側にはクランプ力
出力装置１３における当接部５１を規制するリングナッ
ト７３が螺着してある。

【００５６】上記第２実施例の構成においては、取付ボ
ルト６５を締付けることにより、後側上型押圧固定部材
６１によって上型９がサポートプレート７の後側に強固
に締付け固定されることとなる。取付ボルト６５の締付
けを緩めることにより、後側上型押圧固定部材６１によ
る上型９の締付け固定が解除されることとなる。

【００５７】なお、前記サポートプレート７と前側の上
型押圧固定部材１１との間に適宜の介在物を挾み込んだ
状態に保持して、上記前側の上型押圧固定部材１１を不
動状態に保持することにより、レバー３９を操作して後
側上型押圧固定部材６１による上型９の締付け固定及び
固定解除を行なうことができる。

【００５８】したがって、この第２実施例においては、
ワークＷの折曲げ形状等に対応してホルダ本体５におけ
るサポートプレート７の前側と後側に上型９の前後を反
転して装着できると共に、前記第１実施例と同様に、上
型９の着脱交換を容易に行ない得るものである。

【００５９】なお、この発明は、前述した各実施例に限
定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その
他の態様で実施し得るものである。

【００６０】

【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、上型ホルダ装置に対する
上型の着脱交換を簡単な構成でもって容易に行なうこと
ができ、かつ上型ホルダ装置による上型の固定を解除し
たときに上型が落下するようなことがなく、安全性がよ
り向上するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１実施例に係る上型ホルダ装置の
正面図である。

【図２】図１におけるII−II線に沿った断面図である。

【図３】図２におけるIII 矢視部の拡大断面図である。

【図４】この発明の第２実施例に係る上型ホルダ装置の
正面図である。

【図５】図４におけるＶ−Ｖ線に沿った断面図である。

【図６】図４におけるVI−VI線に沿った断面図で、上型
を後側へ装着した場合を示してある。

【符号の説明】

１ 上型ホルダ装置 ３ 上部テーブル ５ ホルダ本体 ７ サポートプレート ９ 上型 ９Ｋ 係合部 １１ 上型押圧固定部材 １１Ｔ 勾配図 １３ クランプ力出力装置 １５ クランプ解除装置 ３３ 締付部材 ３３Ｔ 勾配面 ３３Ｋ 係合部 ３７ 締付ねじ ３９ レバー ４３ ナット部材 ４５ 調整ねじ ４５Ｈ 頭部 ４７ リング部材 ４９ 弾性部材 ６１ 後側上型押圧固定部材

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プレスブレーキにおける上部テーブルに
   対して上型を着脱可能に装着支持する上型ホルダ装置に
   して、前記上部テーブルに取付けるホルダ本体と、ホル
   ダ本体の下部に備えたサポートプレートと、上記サポー
   トプレートとの間に上型の上部を締付固定すべく前記ホ
   ルダ本体に装着された上型押圧固定部材と、この上型押
   圧固定部材と前記上型との間に設けられ上型押圧固定部
   材に係合し摺接する勾配面と上型に係合する係合部とを
   備えた締付部材と、前記上型押圧固定部材のクランプ力
   を調節可能な弾性部材を備えてなるクランプ力出力装置
   と、前記上型押圧固定部材による上型のクランプを解除
   可能のクランプ解除装置とを備えてなることを特徴とす
   るプレスブレーキ用上型ホルダ装置。
2. 【請求項２】 ホルダ本体の前後両側に上型押圧固定部
   材を揺動自在に支持し、かつクランプ力出力装置を両方
   の上型押圧固定部材に共用してなることを特徴とする特
   許請求の範囲１に記載のプレスブレーキ用上型ホルダ装
   置。