JPH0788279A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

ドラム式洗濯乾燥機

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Publication number
JPH0788279A
JPH0788279A JP5257807A JP25780793A JPH0788279A JP H0788279 A JPH0788279 A JP H0788279A JP 5257807 A JP5257807 A JP 5257807A JP 25780793 A JP25780793 A JP 25780793A JP H0788279 A JPH0788279 A JP H0788279A
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JP
Japan
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lid
tank
tub
peripheral surface
outer lid
Prior art date
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Application number
JP5257807A
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English (en)
Inventor
Shigetaka Hattori
重隆 服部
Koichi Yoshizaki
紘一 吉崎
Giichi Baba
義一 馬場
Kenji Nakagawa
謙治 中川
Kenji Fujii
賢二 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム形の内槽周面の内蓋の滑らかな開閉を
可能としながら、該内蓋の振動に伴う異音の発生を防
ぎ、また外槽上部の外蓋のロックが、必要時にのみ確実
になされるようにする。 【構成】 内槽4の周面に開口する衣類投入口40を開閉
する内蓋41に、内槽4の周面に弾接する板ばね42を取り
付け、内槽4の回転に伴う内蓋41の振動を板ばね42の弾
性により吸収して、前記振動に起因する異音の発生を防
ぐ。また、外槽3底部の湯沸かしヒータ30に付設された
湯沸かしヒータ温度計12等により外槽3の内部温度を検
出し、この検出温度が過度に高い場合、外槽3上部の外
蓋22のロックが解除されないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水受け槽たる外槽の内
部に横軸回りに回転するドラム形の内槽を備えた洗濯乾
燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】水受け槽たる外槽をフレーム内に弾性的
に支持し、この外槽の内部に衣類投入槽たるドラム形の
内槽を支承して、この内槽を横軸回りに回転駆動するこ
とにより、内部に投入された衣類の洗濯、脱水及び乾燥
を行えるようにしたドラム式洗濯乾燥機は、本願出願人
による特開平4-18719号公報等に開示されている。
【0003】この洗濯乾燥機は、外槽の上部と内槽の周
面とに夫々開口する衣類の投入口を備え、また、これら
の投入口の夫々を覆う外蓋及び内蓋とを備えており、外
蓋及び内蓋を開放した状態で前記内槽の内部に衣類を投
入するようにしてある。内槽の周面に形成された投入口
は、周方向に適宜の長さ範囲を略全幅に亘って切欠いて
なる矩形の開口であり、この投入口を覆う内蓋は、内槽
の周面に略整合する円弧状に成形された蓋板を、前記投
入口の幅方向両側に周方向に延設されたスライドガイド
に沿って摺動せしめ、前記投入口を開閉する構成となっ
ている。
【0004】また、外槽上部の投入口を覆う外蓋は、矩
形平板状をなし、その一辺に沿う軸回りの揺動により前
記投入口を開閉する構成となっており、この外蓋には、
外槽の内部での内槽の回転中の安全性を確保すべく、該
外蓋を閉止状態に拘束し、開放を禁止するためのロック
機構が付設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて前記内蓋は、投入
口の開口位置では前記内槽の周面に可及的に密着させる
必要がある一方、このような密着状態を保ったままでの
開閉は、抵抗が大きく困難であることから、内蓋の案内
作用をなす前記スライドガイドを、前記内蓋との摺動部
のギャップが投入口の近傍では小さく、投入口から離れ
るに従って大きくなるように形成し、投入口の確実な閉
止と滑らかな開閉とを同時に実現すべくなしてある。
【0006】ところが、内槽の周面に沿って形成される
前記スライドガイドと前記内蓋との間のギャップを正確
に管理することは、加工上の制約により困難であり、投
入口の近くでのギャップが過大である場合、閉止状態に
ある内蓋が内槽の回転に伴って振動し、内槽の周面と衝
突して異音を発生する不都合があり、逆に、投入口から
離れた位置でのギャップが過小である場合、内蓋の開閉
が滑らかに行われなくなる不都合があった。
【0007】また一方、前記外蓋のロック機構は、前記
内槽からの衣類の取り出し、又は新たな衣類の投入のた
め、洗濯、脱水及び乾燥運転の停止に応じて解除される
ようになしてあるが、乾燥運転中の内槽は高温となって
おり、ロック機構の解除後に外蓋を開放して行われる衣
類の取り出し及び投入に際し、高温の内槽との接触によ
り火傷事故の発生を招くという問題があった。更に近年
においては、外槽の内部にヒータを備え、該ヒータの加
熱により得られた温水を用いての洗濯を可能とした洗濯
乾燥機が実用化されており、この種の洗濯乾燥機におい
ては、洗濯又は脱水運転中においても内槽が高温となっ
ている場合があり、衣類の取り出し及び投入に際して同
様の問題が生じる。
【0008】この問題を解消するため、運転停止直後で
はなく、所定時間(1分程度)が経過した後に前記ロッ
ク機構の解除を行う構成とした洗濯乾燥機が実用化され
ている。ところがこの構成においては、新たな衣類の追
加、又は誤って投入された衣類の取り出し等のために運
転を中断した場合においても外蓋が開かず、運転中断の
ための操作を行った後、前記所定時間が経過するまでの
間、衣類の追加及び取り出しができないという難点があ
った。更にまた、乾燥運転を中断した場合等、1分程度
の経過では内槽の温度が十分に下がらない場合があり、
火傷事故の発生を有効に防ぎ得ないという難点があっ
た。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、内槽周面の内蓋の滑らかな開閉を可能としなが
ら、該内蓋の振動に伴う異音の発生を防ぐことができ、
また外槽上部の外蓋のロックが、必要時にのみ確実にな
されるドラム式洗濯乾燥機を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
ドラム式洗濯乾燥機は、水受け槽たる外槽の内部に横軸
回りに回転するドラム形の内槽を支承してなり、前記外
槽の上部に開口する投入口を開閉する外蓋と、前記内槽
の周面に開口する投入口を該周面に沿う摺動により開閉
する内蓋とを備え、両投入口を経て前記内槽の内部に投
入される衣類を、該内槽の回転により、洗濯、脱水及び
乾燥するドラム式洗濯乾燥機において、前記内蓋の前記
内槽の周面との摺動部に、該周面の一部に弾接する板ば
ねを具備することを特徴とする。
【0011】また本発明の第2発明に係るドラム式洗濯
乾燥機は、水受け槽たる外槽の内部に横軸回りに回転す
るドラム形の内槽を支承してなり、前記外槽の上部に開
口する投入口を開閉する外蓋と、該外蓋を閉止状態に拘
束するロック機構と、前記内槽の周面に開口する投入口
を該周面に沿う摺動により開閉する内蓋とを備え、両投
入口を経て前記内槽の内部に投入される衣類を、該内槽
の回転により、洗濯、脱水及び乾燥するドラム式洗濯乾
燥機において、前記外槽の内部温度を検出する温度検出
器と、該温度検出器の検出結果に基づいて前記ロック機
構を作動させる制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明の第1発明においては、ドラム形の内槽
の周面に形成された衣類の投入口を、該周面に沿う摺動
により開閉する内蓋に、前記周面側の摺動部に弾接する
板ばねを取り付け、該板ばねの弾性により閉止後におけ
る内蓋のガタ付きを吸収し、内槽の回転に伴う異音の発
生を防ぐ。またこのことにより、摺動部における十分な
ギャップを予め確保することができ、滑らかな開閉を可
能とする。
【0013】また第2発明においては、外槽の内部温度
を検出する温度検出器を設け、内槽の表面温度に略対応
するこの検出温度が所定の温度を上回るか否かにより、
外蓋を開放を拘束するためのロック機構の作動と非作動
との切換えを行い、必要時における確実なロックと、無
用なロックの防止とを実現する。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明に係るドラム式洗濯乾燥機
の外観斜視図、図2及び図3は、その内部構造を示す縦
断面図である。
【0015】本発明に係るドラム式洗濯乾燥機は、基台
1上に支持された板金製の外側フレーム2の内部に、水
受け槽たる外槽3と、衣類投入槽たるドラム形の内槽4
とを備えてなる。外槽3は、内槽4よりも大径のドラム
形をなす合成樹脂製の中空容器であり、基台1の4隅に
立設された下部支持体1a,1a…(2つのみ図示)と、外
側フレーム2の上側4隅から垂下された上部支持体2a,
2a…(2つのみ図示)とにより、その軸心を略水平に保
って弾性的に支持されている。
【0016】外側フレーム2の上部には、図1に示す如
く、矩形をなして開口する衣類投入口20が形成してあ
り、この衣類投入口20は、蛇腹状のゴムパッキン21を介
して、前述の如く支持された外槽3の上部に水密的に接
続されている。また衣類投入口20は、これの一側縁に沿
う枢軸回りに揺動自在に外側フレーム2の上部に取り付
た外蓋22により開閉されるようになしてある。なお、図
1には外蓋22の開放状態を、図2及び図3には外蓋22の
閉止状態を夫々示してある。
【0017】図2に示す如く、外槽3の底部には、シー
ズヒータを用いてなる湯沸かしヒータ30が敷設してあ
る。この湯沸かしヒータ30は、外槽3の内部に溜められ
る洗濯水を加熱し、温水による洗濯を可能とするための
ものであり、該湯沸かしヒータ30の中途部には、これに
よる加熱温度を検出する湯沸かしヒータ温度計12が取り
付けてある。
【0018】図3には外槽3の外側が示されており、図
示の如く、外槽3の外側には、これの一側上部と他側下
部とを結ぶ態様に乾燥風の循環ダクト31が延設してあ
る。該循環ダクト31の上部内側には、乾燥風を起風する
ブロワ32が固設され、この上部は、外槽3の外側を耐熱
カバーによって覆って構成された送風ダクト33を介して
外槽3の中央部に連通させてあり、循環ダクト32の下部
は、外槽3の底部に連通させてある。
【0019】循環ダクト31の内部には、前記ブロア32の
動作により、下部から上部に向かう乾燥風の流れが生じ
るようになしてあり、この乾燥風は、前記送風ダクト33
に内蔵された図示しない乾燥ヒータにより加熱されて外
槽3に導入され、この外槽3の底部から再度循環ダクト
31に吸い込まれて前述した経路を循環する。以上の如く
循環する乾燥風の温度は、ブロア32の入り側に取り付け
た乾燥ヒータ入口温度計13により、前記乾燥ヒータによ
る加熱前に検出され、また、外槽3底部の湯沸かしヒー
タ30に付設された前記湯沸かしヒータ温度計12により、
循環ダクト31への吸入前に検出される。なお、湯沸かし
ヒータ温度計12及び乾燥ヒータ入口温度計13としては、
例えば、サーミスタを用いることができる。
【0020】一方前記内槽4は、その周面を貫通する小
径の通水孔を多数備えた合成樹脂製のドラム形容器であ
り、外槽3の内部に横軸回りに回転自在に支承され、該
外槽3の外側底部に固設された駆動モータ5により正逆
両方向に回転駆動される。内槽4の周面には、周方向に
適宜の長さ範囲を略全幅に亘って切欠いてなり、矩形を
なして開口する衣類投入口40が形成してあり、この衣類
投入口40には、内蓋41が開閉自在に取り付けてある。
【0021】図2に示す如く内蓋41は、内槽の周面に略
整合する円弧状に成形された蓋板であり、衣類投入口40
の幅方向両側に周方向に延設されたスライドガイドに沿
って摺動し、該衣類投入口40を開閉する構成となってい
る。図4は図2中のA部、即ち、内蓋41の摺動部の拡大
図、図5は、内蓋41の閉止状態を示す内槽4の側面図で
ある。
【0022】図4に示す如く、内蓋41の内面には、円弧
状をなして屈曲する板ばね42が取り付けてあり、該板ば
ね42は、屈曲部の外側を前記内面と対向する内槽4の周
面に弾接させてある。板ばね42は、図2に示す如く、内
蓋41の長手方向に適長離隔した2か所に取り付けてあ
り、また、図5に示す如くこの取り付け位置は、内蓋41
の幅方向両側において、内槽4の周面に形成された衣類
投入口40の両側縁よりも外側に設定してある。
【0023】以上の如く構成されたドラム式洗濯乾燥機
において、洗濯、脱水又は乾燥運転を行う場合、外側フ
レーム2の上部の外蓋22を開け、更に、内槽4の周面の
内蓋41を開けて、衣類投入口20及び40を経て内槽4の内
部に衣類を投入する。
【0024】この投入後、洗濯運転を行う場合には、前
記内蓋41及び外蓋22を閉じ、外槽3の内部に洗濯水を溜
め、駆動モータ5に給電して内槽4を回転駆動する。こ
のとき、外槽3内に溜まった洗濯水は、周面の通水孔を
経て内槽4内に侵入し、内槽4中の衣類は、洗濯水と共
に攪拌されて洗濯が行われる。この洗濯運転に際し、外
槽3底部の湯沸かしヒータ30への通電を併せて行った場
合、外槽3内の洗濯水が加熱されて温水による洗濯が行
われる。この温水の温度は、前記湯沸かしヒータ温度計
12の検出結果に基づく湯沸かしヒータ30の通電制御によ
り所望の温度に維持される。
【0025】また脱水運転を行う場合には、外槽3への
水溜めを行うことなく駆動モータ5に給電し、内槽4を
高速回転させる。このとき、内槽4中の衣類は、該内槽
4と共に回転して遠心脱水され、脱水された水分は、内
槽4周面の通水孔を経て外槽3に排出され、該外槽3の
底部に連設された排水管34(図2及び図3参照)を経て
排水される。
【0026】更に乾燥運転を行う場合には、外槽3への
水溜めを行わず、また、前記ブロア32及び乾燥ヒータへ
の通電により、外槽3内に乾燥風を循環させつつ内槽4
を回転させる。このとき、外槽3に導入された乾燥風
は、周面の通水孔を経て内槽4の内部にも導入され、内
槽4中の衣類は、該内槽4の回転に伴って回転しつつ乾
燥することになる。なおこのとき、乾燥風の温度は、前
記乾燥ヒータ入口温度計13の検出結果に基づく乾燥ヒー
タの通電制御により所望の温度に維持される。
【0027】以上の如き洗濯、脱水及び乾燥運転に際
し、内槽4に前述の如く取り付けた内蓋41は、これの案
内部材となるスライドガイドとの間のギャップの範囲内
にて振動しようとする。この振動は、外槽2に洗濯水を
溜めず、比較的低速度にて内槽4を回転せしめる乾燥運
転の場合に顕著に生じるが、本発明においては、内槽4
の周面との摺動部に前述の如く弾接する板ばね42が内蓋
41に取り付けてあり、内槽4の回転に伴う内蓋41の振動
は、前記板ばね42の弾性により吸収され、この振動に伴
う異音の発生を有効に防止できる。また、板ばね42の弾
性は、内蓋41の開閉時における抵抗として作用するが、
この抵抗は開閉を阻害するような大きさとはなり得ず、
逆に、スライドガイドとの間の過度のギャップが吸収さ
れ、滑らかな開閉が可能となる。
【0028】また以上の如き洗濯、脱水及び乾燥運転の
間、内部において回転する内槽4との接触による危険を
回避すべく、外槽2上部の衣類投入口20を開閉する外蓋
22には、衣類投入後の閉止により、この閉止状態に拘束
するロック機構が装備されている。
【0029】図6〜図8は、このロック機構の構成及び
動作の説明図である。これらの図に示す如く外蓋22の内
部には、ラッチ60が基端を横軸回りに揺動自在に枢支さ
れている。このラッチ60は、係止爪61が突設された先端
部を外蓋22の下方に突出せしめ、中途部に掛け止めされ
た引張ばね62により係止爪61の突出側に向けて付勢され
ている。また外蓋22には、前記ラッチ60の一側に適長離
隔して押し上げ片63が内蔵されており、この押し上げ片
63は、基端側に介装された押し上げばね64のばね力によ
り、外蓋22の下側に突出する向きに付勢されている。
【0030】一方、外側フレーム2の天板には、外蓋22
側での前記ラッチ60の突設位置に対応する位置に係止ブ
ロック65が固設されており、外蓋22を閉止した場合、下
方に突出するラッチ60は、図6に示す如く、係止ブロッ
ク65内にその先端を挿入し、引張ばね62のばね力により
先端の係止爪61を係止ブロック65に係止せしめ、外蓋22
を閉止状態に拘束するようになしてある。なおこのと
き、ラッチ60の一側に突出する押し上げ片63は、図示の
如く、外側フレーム2の天板に押し付けられ、押し上げ
ばね64の付勢に抗して外蓋22内に退入した状態となる。
【0031】外側フレーム2の天板下には、前記係止ブ
ロック65の固設位置を含んでハウジング70が固設してあ
り、このハウジング70の内部には、略水平方向への移動
自在に移動ブロック71が収納されている。この移動ブロ
ック71の一側は、前記係止ブロック65との係止状態にあ
る前記係止爪61の先端に臨ませてあり、該移動ブロック
71の内部には、前述の如く生じる外蓋22のロック状態を
解除するための外蓋ロック解除ソレノイド15が配されて
いる。この外蓋ロック解除ソレノイド15の取り付けは、
ハウジング70の一部に本体を固定し、また移動ブロック
71の係止爪61との非対向側の側壁に出力プランジャ73を
固定し、同じく対向側の側壁との間に押しばね74を介装
してなされている。
【0032】図6は、外蓋ロック解除ソレノイド15の通
電状態、図7は、同じく非通電状態を夫々示している。
図6に示す如く通電状態においては、移動ブロック71
は、出力プランジャ73の進出により図の左向きに移動す
るのに対し、図7に示す非通電状態において移動ブロッ
ク71は、押しばね74のばね力により右向きに移動し、こ
のとき、移動ブロック71の同側に突設された押圧突起75
により前記ラッチ60先端の係止爪61が押圧され、係止ブ
ロック65との係止状態が解除される。
【0033】更にこの状態となった場合、ラッチ60の一
側に配した押し上げ片63が押し上げばね64のばね力によ
り突出し、この突出により外蓋22は、図8に示す如く押
し上げられ、外蓋22の開放が可能な状態となる。以上の
如く行われる外蓋22のロック及びロック解除は、ハウジ
ング70の一側に固設されたロックスイッチ14のオンオフ
により検出される。このロックスイッチ14は、図6に示
す如く、係止ブロック65に挿入されるラッチ60により押
圧されて揺動する作用片76との当接によりオンし、図8
に示す如く、外蓋22の押し上げによりオフするようにな
してある。なお図6〜図8中の8は、手動操作によりロ
ック解除を行わせるための操作レバーであり、外蓋ロッ
ク解除ソレノイド15の故障時においては、この操作レバ
ー8の引き操作により外蓋22のロック状態が解除される
ようになしてある。
【0034】図9は、以上の如きロック機構の動作を制
御するための制御系のブロック図である。図中10は、マ
イクロプロセッサを用いてなり、外蓋22のロック及びロ
ック解除を行わせるための外蓋開閉制御部である。該外
蓋開閉制御部10の入力側には、運転操作のための各種の
操作キーの操作状態が入力キー回路11を介して与えら
れ、また、外槽3内部温度が、前記湯沸かしヒータ温度
計12及び乾燥ヒータ入口温度計13の検出結果として与え
られ、更に、外蓋22のロック状態が前記ロックスイッチ
14のオンオフにより与えられている。
【0035】また外蓋開閉制御部10の出力側には、外蓋
22のロックを解除するための前記外蓋ロック解除ソレノ
イド15が励磁回路を介して接続され、また、各種の運転
状態を表示するための表示回路16が接続されている。
【0036】図10は、外蓋開閉制御部10の制御内容を示
すフローチャートである。外蓋開閉制御部10は、電源の
オンに伴って動作を開始し、入力キー回路11からの入力
により、外蓋22のロック解除を指令する外蓋開キーの操
作の有無を監視し(ステップ1)、外蓋開キーの操作が
なされた場合には、その時点における湯沸かしヒータ温
度計12の検出温度T1 及び乾燥ヒータ入口温度計13の検
出温度T2 を取り込み(ステップ2)、これらを夫々に
対して設定された基準温度と比較する(ステップ3及び
ステップ4)。
【0037】ここで湯沸かしヒータ温度T1 は、洗濯及
び脱水運転においては、外槽3内部における滞留水の温
度であり、乾燥運転においては、外槽3に導入される乾
燥風の温度であって、これが過度に高い場合、外蓋開閉
制御部10は、高温下にある内槽4との接触に伴う火傷事
故の発生を防ぐべく、前記外蓋開キーの操作によるロッ
ク解除を保留する。乾燥運転においては、乾燥ヒータの
入り側における温度、即ち、乾燥ヒータ入口温度T2
参照する。なお、図10に示すフローチャートにおいて
は、湯沸かしヒータ温度T1 に対する基準温度を60℃と
し、乾燥ヒータ入口温度T2 に対する基準温度を55℃と
してあるが、他の基準温度を採用してもよい。
【0038】ステップ3,4での比較の結果、湯沸かし
ヒータ温度T1 及び乾燥ヒータ入口温度T2 が共に基準
温度を下回っている場合、運転状態にある場合にはこの
運転を中断し(ステップ5)、出力側に接続された外蓋
ロック解除ソレノイド15への通電を遮断して外蓋22のロ
ックを解除し(ステップ6)、その動作を終了する。こ
の場合、外蓋開キーの操作により外蓋22を直ちに開放す
ることができる。
【0039】一方、ステップ3,4での比較の結果、湯
沸かしヒータ温度T1 及び乾燥ヒータ入口温度T2 のい
ずれかが基準温度以上である場合、外蓋開閉制御部10
は、次に現状での運転状態が洗濯運転であるか否かを調
べ(ステップ7)、洗濯運転中である場合にはステップ
8に、脱水又は乾燥運転中である場合には、ステップ10
に進み運転を停止する。ステップ8においては、表示回
路16への出力により内部温度が高いことを表示すると共
に、運転を続行し、運転の終了を待って(ステップ
9)、ステップ10に進む。
【0040】ステップ8及びステップ9において、洗濯
運転を停止しないのは、洗濯運転中において湯沸かしヒ
ータ温度T1 が高い場合、外槽2内部の洗濯水が十分に
加熱された温水となっており、運転停止によるこの温水
の排出を防ぐためである。
【0041】ステップ10において運転を停止した後、外
蓋開閉制御部10は、湯沸かしヒータ30及び乾燥ヒータへ
の通電を停止し、更に、ブロア32を駆動して外槽2内を
冷却する冷却動作を行い(ステップ11)、適宜のタイミ
ングにて湯沸かしヒータ温度T1 及び乾燥ヒータ入口温
度T2 を取り込み(ステップ12)、これらを夫々を基準
温度と比較して(ステップ13及びステップ14)、両者が
基準温度を下回った場合にステップ6に進み、外蓋のロ
ックを解除して一連の動作を終了する。
【0042】以上の如き外蓋開閉制御部10の動作によ
り、外蓋22の開操作がなされた場合においても、湯沸か
しヒータ温度T1 及び乾燥ヒータ入口温度T2 として検
出される外槽2の内部温度が高く、内槽4との接触によ
る火傷事故の発生の虞がある場合にはロック状態が継続
され、また外槽2の内部温度が低い場合には、直ちにロ
ック状態が解除される。これにより必要時における確実
なロックと、無用なロックの防止とが同時に実現され
る。
【0043】なお本実施例においては、外槽2の内部温
度の検出のために、洗濯運転中における温水温度の制御
に必要な湯沸かしヒータ温度T1 と、乾燥運転中におけ
る乾燥風の温度制御に必要な乾燥ヒータ入口温度T2
を用いており、新たな温度検出手段を追加する必要がな
い。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の第1発明に係
るドラム式洗濯乾燥機においては、内槽の周面に沿って
開閉動作をなす内蓋に、内槽の周面に弾接する板ばねを
取り付けた構成により、内槽の回転に伴う内蓋の振動が
吸収され、この振動による耳障りな異音の発生を有効に
防止できると共に、内蓋の滑らかな開閉が可能となる。
【0045】また第2発明に係るドラム式洗濯乾燥機に
おいては、外槽上部の衣類投入口を開閉する外蓋のロッ
ク機構の作動を、外槽の内部温度の検出結果に基づいて
制御する構成としたから、必要時における確実なロック
と、無用なロックの防止とが実現され、高温状態にある
内槽との接触による火傷事故を防止でき、また運転中に
おける衣類の追加及び削除が速やかに行えるようになる
等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図
である。
【図2】本発明に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を
示す縦断面図である。
【図3】本発明に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を
示す縦断面図である。
【図4】内蓋の摺動部の拡大断面図である。
【図5】内蓋の閉止状態を示す内槽の側面図である。
【図6】外蓋ロック機構の構成及び動作の説明図であ
る。
【図7】外蓋ロック機構の構成及び動作の説明図であ
る。
【図8】外蓋ロック機構の構成及び動作の説明図であ
る。
【図9】外蓋ロック機構の動作を制御するための制御系
のブロック図である。
【図10】外蓋開閉制御部の動作内容を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
3 外槽 4 内槽 10 外蓋開閉制御部 12 湯沸かしヒータ温度計 13 乾燥ヒータ入口温度計 14 ロックスイッチ 15 外蓋ロック解除ソレノイド 22 外蓋 41 内蓋 42 板ばね 60 ラッチ 65 係止ブロック 71 移動ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 謙治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 藤井 賢二 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水受け槽たる外槽の内部に横軸回りに回
    転するドラム形の内槽を支承してなり、前記外槽の上部
    に開口する投入口を開閉する外蓋と、前記内槽の周面に
    開口する投入口を該周面に沿う摺動により開閉する内蓋
    とを備え、両投入口を経て前記内槽の内部に投入される
    衣類を、該内槽の回転により、洗濯、脱水及び乾燥する
    ドラム式洗濯乾燥機において、前記内蓋の前記内槽の周
    面との摺動部に、該周面の一部に弾接する板ばねを具備
    することを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 水受け槽たる外槽の内部に横軸回りに回
    転するドラム形の内槽を支承してなり、前記外槽の上部
    に開口する投入口を開閉する外蓋と、該外蓋を閉止状態
    に拘束するロック機構と、前記内槽の周面に開口する投
    入口を該周面に沿う摺動により開閉する内蓋とを備え、
    両投入口を経て前記内槽の内部に投入される衣類を、該
    内槽の回転により、洗濯、脱水及び乾燥するドラム式洗
    濯乾燥機において、前記外槽の内部温度を検出する温度
    検出器と、該温度検出器の検出結果に基づいて前記ロッ
    ク機構を作動させる制御手段とを具備することを特徴と
    するドラム式洗濯乾燥機。
JP5257807A 1993-09-20 1993-09-20 ドラム式洗濯乾燥機 Pending JPH0788279A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000279678A (ja) * 1999-03-29 2000-10-10 Toshiba Corp ドラム式洗濯機
CN110016790A (zh) * 2018-01-08 2019-07-16 青岛海尔洗衣机有限公司 顶开式衣物处理设备及其上盖

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JP2000279678A (ja) * 1999-03-29 2000-10-10 Toshiba Corp ドラム式洗濯機
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