JPH0784943A - シリアル通信装置 - Google Patents

シリアル通信装置

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JPH0784943A
JPH0784943A JP5232090A JP23209093A JPH0784943A JP H0784943 A JPH0784943 A JP H0784943A JP 5232090 A JP5232090 A JP 5232090A JP 23209093 A JP23209093 A JP 23209093A JP H0784943 A JPH0784943 A JP H0784943A
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JP
Japan
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communication
clock
data
ack
bit
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Application number
JP5232090A
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English (en)
Inventor
Etsuko Ishii
悦子 石井
Osamu Hosoya
理 細谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数デバイスによる通信開始信号の重複発生
を防止し、通信開始信号の発生を禁止されたことをCP
Uが容易に認識することのできるシリアル通信装置を得
る。 【構成】 他のマスタデバイスより通信開始信号が発生
されていることを認識して、自分自身による通信開始信
号の発生を禁止するスタートコンディション禁止回路
と、このスタートコンディション禁止回路によってリセ
ットされる送受信ビット、およびマスタ・スレーブビッ
トを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のデバイス間の
データ通信をバスラインを介して行い、そのデバイス中
の1つがマスタデバイス、他がスレーブデバイスとなっ
て、アドレスデータおよび制御データの伝送を行うシリ
アル通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなマルチマスタのバス方式を備
えたシリアル通信装置としては、従来よりインター・ア
イシー・バス(Inter IC Bus;以下I2 Cバスとい
う)が知られている。図5はこのI2 Cバスによる従来
のシリアル通信装置について、それを構成する1つのデ
バイスを示したブロック図である。図において、1は当
該デバイスの全体制御を行う中央演算処理装置(以下C
PUという)であり、2は当該デバイス内の内部データ
バス、3はこの内部データバス2を介してCPU1とデ
ータの授受を行っているI2 Cバス回路である。4はこ
のような各デバイス間のデータ通信に際してクロックが
伝送されるクロックラインであり、5は同じく、アドレ
スデータおよび制御データが伝送されるデータラインで
ある。
【0003】また、I2 Cバス回路3内において、10
はデータライン5にアドレスデータや制御データを送信
するデータ出力回路であり、11はデータライン5より
アドレスデータや制御データを受信するデータ入力回路
である。12はデータを受信しているデバイス(以下受
信デバイスという)にて、データを送信しているデバイ
ス(以下送信デバイスという)に対して1バイトのデー
タの受信終了直後にデータライン5をローレベルにし
て、確認応答信号であるアック(ACK;Ackno-wledg
)ビットを発生するアックビット発生回路であり、1
3は送信デバイスにて、受信デバイスからの前記アック
ビットを受信するアックビット受信回路である。14は
通信開始信号を発生するスタートコンディション発生回
路、15は通信終了信号を発生するストップコンディシ
ョン発生回路であり、16は通信開始信号の発生でハイ
レベル、通信終了信号の発生でローレベルとなり、クロ
ックライン4およびデータライン5が他のデバイスによ
って使用されていて使用不可能な状態、即ちバスビジー
(Bus-busy)状態にあるか否かを示すバスビジーフラグ
である。17は当該デバイスがマスタデバイスとして動
作している時にクロックライン4に送出するクロックを
発生するクロック発生回路であり、18はマスタデバイ
スが1バイトのデータ通信直後にクロックラインに送出
するアッククロックを発生するアッククロック発生回路
である。19はこれら以外にこのデバイス内に備えられ
た制御回路を総括的に示した他の制御回路である。
【0004】次に動作について説明する。今、あるデバ
イスがマスタデバイスとなり、他のスレーブデバイスと
通信を行おうとした時、まずスタートコンディション発
生回路14で通信開始信号を発生する前に、バスビジー
フラグ16をモニタして通信可能な状態にあるか否かを
判断する。その結果、バスフリー状態であることが確認
されると通信開始信号を発生させ、この通信開始信号が
発生したことを受けてバスビジーフラグ16はハイレベ
ルにセットされる。クロック発生回路17によりI2
バス回路3内でクロックが発生すると、そのクロックは
クロックライン4を介してスレーブデバイスに伝えら
れ、データ通信が開始される。また、データ通信を終了
する場合は、マスタデバイスがストップコンディション
発生回路15により通信終了信号を発生させ、クロック
ライン4およびデータライン5をハイレベルにしてバス
フリー状態とする。この時バスビジーフラグ16はリセ
ットされ、他のデバイスがマスタデバイスとなって通信
を行うことが可能となる。
【0005】マスタデバイスは1バイトのデータ通信に
必要なクロックをクロック発生回路17より出力した直
後に必ず、アッククロック発生回路18よりアッククロ
ックを発生させてそれをクロックライン4に送出する。
このアッククロックに同期してアドレスデータおよび制
御データを受信した受信デバイスは、データライン5を
ローレベルにしてそのデータの受信確認応答信号である
アックビットを返送する。このアックビットは、受信デ
バイスが1バイトのデータを受信することができた場合
にのみ、そのアックビット発生回路12より発生される
ものである。送信デバイスではこのアックビットをアッ
クビット受信回路13で受信して、データがきちんと通
信できていることを確認した後、次の処理を開始する。
【0006】アッククロック発生時にデータライン5が
ハイレベルに保たれていた場合、送信デバイスはそれに
よってデータ通信がきちんと行われなかったことを認識
し、マスタデバイスはストップコンディション発生回路
15より通信終了信号を発生させようとする。このと
き、マスタデバイスが送信デバイスであれば、そのまま
通信終了信号を発生することができるが、スレーブデバ
イスが送信デバイスであった場合には、アックビットを
受け取らなかったときにソフトウェアによってスレーブ
デバイスのデータ通信方向を変更し、それを受信デバイ
スに変えてからマスタデバイスが通信終了信号を発生す
る。
【0007】また、マスタデバイスが受信デバイスであ
るときに通信終了信号を出力したい場合には、マスタデ
バイスはアッククロック発生時にデータ通信の方向をソ
フトウェアで変更して送信デバイスとなり、1ビット分
のデータとしてデータライン5をハイレベルに保つ。ア
ッククロック発生時にデータライン5がハイレベルに保
たれていると、スレーブデバイスはCPU1においてア
ックビットが返らなかったことを認識する。その後、送
信デバイスであったスレーブデバイスは、ソフトウェア
によってデータ通信方向をデータ受信に変更するなど、
通信終了信号を受信できる処理を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のシリアル通信装
置は以上のように構成されているので、通信を開始する
場合に、バスシステムが他のマスタデバイスによって使
用されているか否かを確認しなければならず、バスビジ
ーフラグ16を常に読み込むことが必要であり、また、
送信デバイスは受信デバイスからのアックビットの返送
を常にCPU1で読み込んで次の処理を行う必要がある
などのため、ソフトウェア効率が悪くなるばかりか、通
信開始信号を出力したにも関らず、他のマスタデバイス
による通信が既に開始されていて当該通信開始信号が不
成立となった場合に、それを認識する手段がないためそ
のまま通信を続けることとなり、さらに、意図的にアッ
クビットを返送したくない場合には、ソフトウェアによ
ってデータ通信の方向を変更してアックビット発生回路
12をオフとした後、アッククロックと同期させてハイ
レベルのデータを送信させ、データライン5をハイレベ
ルに保っておく必要があるため、ソフトウェアの負荷が
増大するなどの問題点があった。
【0009】請求項1に記載の発明は上記のような問題
点を解消するためになされたもので、アックビット受信
回路によってアックビットが返ってきたか否かの判断を
し、その後通信終了信号、通信再開始信号の発生等、マ
スタデバイスからの処理がスムーズに行えるシリアル通
信装置を得ることを目的とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、マスタデ
バイスが1バイトのデータ通信直後にアッククロックを
発生させるか否かをフラグの切換で選択することがで
き、さらに、アッククロック発生時に受信デバイスがデ
ータラインをローレベルにしてアックビットを送信デバ
イスに返すか、データラインをハイレベルに保ってアッ
クビットを送信デバイスに返さないかを、フラグの切り
換えによって容易に選択することができるシリアル通信
装置を得ることを目的とする。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、CPUに
よってバスビジーフラグを常に読み込む必要がなく、任
意に通信開始信号を発生することができ、既に他のマス
タデバイスにてバスシステムが利用されている場合には
その通信開始信号の発生を自動的に禁止して、複数のデ
バイスが同時にマスタデバイスとなって通信を行うこと
を防止できるシリアル通信装置を得ることを目的とす
る。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項3に記載の発明によって送信開始信号の発生が禁止さ
れた場合に、そのことをCPUが容易に認識できるシリ
アル通信装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るシリアル通信装置は、マスタデバイスがスレーブデ
バイスに対して確認応答信号を生成しなかった場合に、
この確認応答信号が受信されなかったことを検出する
と、データ通信の方向を決定する送受信ビットのリセッ
トを行うリセット回路を設けたものである。
【0014】また、請求項2に記載の発明に係るシリア
ル通信装置は、アックビット切り換えフラグに従って受
信デバイスから送信デバイスへの確認応答信号の生成を
行うアックビット発生回路、およびアッククロック発生
フラグに従ってマスタデバイスとなった場合のアックク
ロックの発生を行うアッククロック発生回路を設けたも
のである。
【0015】また、請求項3に記載の発明に係るシリア
ル通信装置は、他のデバイスがマスタデバイスとなって
既に通信が行われている時に通信開始信号を発生させよ
うとした場合、その通信開始信号の発生を禁止すると同
時に、クロックの発生も禁止するスタートコンディショ
ン禁止回路を設けたものである。
【0016】また、請求項4に記載の発明に係るシリア
ル通信装置は、前記スタートコンディション禁止回路に
さらに、通信開始信号およびクロックの発生禁止時に、
送受信ビットのリセットと、マスタデバイスとなってデ
ータ通信に際してクロックを発生させることが可能か否
かを決定するマスタ・スレーブビットのリセットも同時
に行う機能を持たせたものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明におけるリセット回路
は、スレーブデバイスが送信デバイスとなってデータを
送信した際、アッククロックの発生時にマスタデバイス
より確認応答信号が返送されてこなかった場合に、デー
タ通信の方向を決定する送受信ビットをリセットするこ
とにより、ソフトウェアによって確認応答信号が返って
きたか否かを判断する必要がなくなり、また、ソフトウ
ェアで送受信ビットを変える必要もなくなって、ソフト
ウェア効率の向上がはかれるシリアル通信装置を実現す
る。
【0018】また、請求項2に記載の発明におけるアッ
クビット発生回路は、受信デバイスから送信デバイスへ
の確認応答信号をアックビット切り換えフラグに従って
生成し、アッククロック発生回路はマスタデバイスとな
った場合に、アッククロックをアッククロック発生フラ
グに従って発生することにより、意図的に確認応答信号
を返したくない場合には、フラグ切り換えを行うだけで
それを可能とし、確認応答信号が不要な場合も、マスタ
デバイスがアッククロックを発生させるか否かをフラグ
切り換えだけで容易に選択することが可能なシリアル通
信装置を実現する。
【0019】また、請求項3に記載の発明におけるスタ
ートコンディション禁止回路は、他のマスタデバイスに
て既に通信が行われている時には、通信開始信号の発生
を禁止すると同時に、クロックの発生も禁止することに
より、バスビジーフラグをCPUで常にモニタしている
必要性をなくしてソフトウェア効率を向上させ、さら
に、1つのマスタデバイスのみがクロックラインおよび
データラインを使用したデータ通信を行うようにして、
通信中のマスタデバイスが他のマスタデバイスによって
影響を受けることのないシリアル通信装置を実現する。
【0020】また、請求項4に記載の発明におけるスタ
ートコンディション禁止回路は、さらに、通信開始信号
およびクロックの発生禁止時に、送受信ビットのリセッ
トとマスタ・スレーブビットのリセットも同時に行うこ
とにより、この送受信ビットとマスタ・スレーブビット
の読み込みによって通信開始信号の発生が禁止されたこ
とが容易に認識でき、以降の処理がスムーズに行えるシ
リアル通信装置を実現する。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は請求項1に記載した発明の一実施例を示す
ブロック図である。図において、1はCPU、2は内部
データバス、3はI2 Cバス回路、4はクロックライ
ン、5はデータライン、11はデータ入力回路、15は
ストップコンディション発生回路、16はバスビジーフ
ラグ、19は他の制御回路であり、図5に同一符号を付
した従来のそれらと同一、もしくは相当部分であるため
詳細な説明は省略する。また、20は当該デバイスが送
信デバイスである場合にはハイレベルとなり、受信デバ
イスである場合にはローレベルとなってデータ通信の方
向を決定する送受信ビットである。21はマスタとなっ
ているデバイスがスレーブとなっているデバイスに対し
てアックビットを生成しない場合に、当該アックビット
が受信されないことを検出して送受信ビット20をリセ
ットするリセット回路としても機能する点で、図5に符
号13を付した従来のものとは異なったアックビット受
信回路(リセット回路)である。
【0022】次に動作について説明する。今、あるデバ
イスがマスタデバイスとなって、スレーブデバイスにア
ドレスデータと制御データを送信している場合、1バイ
トのデータ通信直後にマスタデバイスはクロックライン
4上にアッククロックを発生させる。マスタデバイスか
ら送信された1バイトのデータがちんと受信できたと
き、スレーブデバイスはデータ受信確認応答としてアッ
ククロック発生時にデータライン5をローレベルにす
る。このアックビットが返ってきたことがアックビット
受信回路21で検出されると、マスタデバイスはスレー
ブデバイスで1バイトのデータがきちんと受信できたも
のと認識して、次のデータ、または通信終了信号、通信
再開始信号を送信する。一方、アッククロック発生時に
データライン5がハイレベルのままで保たれていて、ア
ックビットが返送されてこなかったことがアックビット
受信回路21で検出されると、マスタデバイスはスレー
ブデバイスできちんと1バイトのデータを受信できなか
ったものと認識し、ストップコンディション発生回路1
5によって通信終了信号を発生させる等の処理を実行す
る。なお、この通信終了信号の発生に伴って、バスビジ
ーフラグ16はリセットされる。
【0023】また、あるスレーブデバイスが送信デバイ
スとなり、マスタデバイスに制御データを送信している
場合には、スレーブデバイスの送受信ビット20がハイ
レベルとなり、マスタデバイスの送受信ビット20はロ
ーレベルとなる。1バイトのデータ通信が終了した直後
に、マスタデバイスがクロックライン4上にアッククロ
ックを発生させ、データ通信がきちんと行われた場合に
は、マスタデバイスがデータライン5をローレベルにし
てスレーブデバイスに対して確認応答信号であるアック
ビットを返送する。スレーブデバイスはこのマスタデバ
イスより送られてきたアックビットを受けると、次の制
御データを送信する処理を実行する。
【0024】一方、アッククロック発生時にアックビッ
ト受信回路21によってアックビットが受信できなかっ
たスレーブデバイスは、データ通信がきちんと行われて
いなかったと認識して、マスタデバイスからの通信終了
信号等を受信できるように送受信ビット20をローレベ
ルにリセットする。なお、この送受信ビット20のリセ
ットは、この実施例1のようにアックビット受信回路2
1で行うものの外、独立に設けたリセット回路によって
行うようにしてもよい。この送受信ビット20のリセッ
トが行われたスレーブデバイスでは、他のスレーブデバ
イスと同様に通信終了信号や通信再開始信号を受け取る
ことができる状態となり、その後、マスタデバイスから
の通信データを受信する。また、この送受信ビットがリ
セットされたことにより、CPU1もデータ通信がきち
んと行われず、アックビットが返ってこなかったことを
認識することができる。
【0025】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
について説明する。図2は請求項2に記載した発明の一
実施例を示すブロック図であり、相当する部分には図5
に示した従来のものと同一の符号を付してその説明を省
略する。図において、22は受信デバイスから送信デバ
イスにデータ受信完了を伝えるために生成される、確認
応答信号としてのアックビットを発生させるか否かを切
り換えによって選択するアックビット切り換えフラグで
あり、23はこのアックビット切り換えフラグ22に従
って、受信デバイスから送信デバイスへのアックビット
の生成を行う点で、図5に符号12付した従来のものと
は異なるアックビット発生回路である。24は1バイト
のデータ通信の直後に発生するアックビットを生成する
ためのアッククロックを、マスタデバイスがクロックラ
イン4上に発生させるか否かを選択するアッククロック
発生フラグであり、25はこのアッククロック発生フラ
グ24に従ってアッククロックの発生を行う点で、図5
に符号18を付した従来のものとは異なるアッククロッ
ク発生回路である。
【0026】次に動作について説明する。今、アックク
ロック発生フラグ24がハイレベルとなっているものと
する。この場合、1バイトのデータ通信直後にアックビ
ット用のアッククロックをアッククロック発生回路25
より発生させ、クロック発生回路17を通じてクロック
ライン4に送出する。逆に、アッククロック発生フラグ
24がローレベルとなっている場合には、アッククロッ
ク発生回路25がリセットされてクロックライン4上に
はアッククロックは送出されない。以上のように、アッ
ククロック発生フラグ24の切り換えによってアックク
ロックを発生させるか否かを選択することができる。
【0027】また、アックビット切り換えフラグ22
が、例えばハイレベルとなっているときにクロックライ
ン4上にアッククロックが発生した場合、アックビット
発生回路23が作動して、データ出力回路10を通して
データライン5をローレベルにする。逆に、アックビッ
ト切り換えフラグ22がローレベルとなっているときに
クロックライン4上にアッククロックが発生した場合に
は、アックビット発生回路23がリセットされて、デー
タ出力回路10からはデータは出力されず、データライ
ン5はハイレベルに保たれる。
【0028】実施例1で説明した、スレーブデバイスが
データを送信している場合にマスタデバイスが通信を終
了したいときには、アックビット切り換えフラグ22を
ローレベルにして、アッククロック発生時にデータライ
ン5をハイレベルのままに保つ。データを送信している
スレーブデバイスはでアックビット受信回路13でそれ
を検出して、アックビットが返送されてこなかったと認
識する。よって、データを受信しているマスタデバイス
がストップコンディションを発生するなど、データ通信
方向を変更する必要がある場合には、マスタデバイスは
アックビット切り換えフラグ22をローレベルにしてア
ックビットを返送しないようにする。
【0029】実施例3.次に、この発明の実施例3を図
について説明する。図3は請求項3に記載した発明の一
実施例を示すブロック図であり、相当する部分には図5
に示した従来のものと同一の符号を付してその説明を省
略する。図において、26はマスタデバイスとなってい
る他のデバイスによって既に通信が開始されている時
に、スタートコンディション発生回路14より通信開始
信号を発生させようとした場合、当該通信開始信号の発
生を禁止すると同時に、クロック発生回路17によるク
ロックの発生も禁止するスタートコンディション禁止回
路である。
【0030】次に動作について説明する。ここで、他の
マスタデバイスによってこのシステムバスが使用されて
いる場合にはバスビジーフラグ16はハイレベルになっ
ている。スタートコンディション禁止回路26はこのバ
スビジーフラグ16がハイレベルとなっている時、スタ
ートコンディション発生回路14より通信開始信号の発
生が試みられた場合に、当該通信開始信号の発生を禁止
する。これにより、当該バスシステムが他のマスタデバ
イスで既に使用されているにも関らず、スタートコンデ
ィションが重複して発生されることがなくなり、複数の
マスタデバイスによってバスシステムが同時に使用され
ることを防止する。
【0031】このスタートコンディション発生回路14
による送信開始信号の発生が禁止されるのと同時に、ク
ロック発生回路17もスタートコンディション禁止回路
26によってリセットされ、クロックライン4へのクロ
ックの発生が禁止される。従って、この通信開始信号の
発生に失敗したデバイスはスレーブデバイスとなり、ク
ロックライン4を介して、既に通信を開始しているマス
タデバイスからのクロックを受信し、スレーブデバイス
としてデータ通信を行う。
【0032】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
について説明する。図4は請求項4に記載した発明の一
実施例を示すブロック図であり、相当する部分には図5
に示した従来のものと同一の符号を付してその説明を省
略する。図において、20は実施例1において説明した
送受信ビットであり、27は当該デバイスがマスタデバ
イスとなってデータ通信を行うに際して、クロックを発
生させることが可能か否かを決定するマスタ・スレーブ
ビットである。28は通信開始信号とクロックの発生を
禁止した時に、同時に送受信ビット20およびマスタ・
スレーブビット27のリセットも行う機能を備えている
点で、図2に符号26を付した実施例3のものとは異な
ったスタートコンディション禁止回路である。
【0033】次に動作について説明する。ここで、上記
実施例3においては、スタートコンディション禁止回路
26によって通信開始信号の発生が禁止された場合、そ
のことをCPU1が認識できず、そのままデータ通信処
理を実行してしまうことになる。この実施例4は、スタ
ートコンディション禁止回路28の作動によって通信開
始信号を送信できなかったことを、CPU1が容易に認
識できるようにしたものである。
【0034】今、送受信ビット20は例えば、アドレス
データおよび制御データを送信する送信デバイスではハ
イレベルとなり、それらを受信する受信デバイスではロ
ーレベルとなるというように定められている。また、マ
スタ・スレーブビット27は例えば、マスタデバイスと
なってデータ通信に必要なクロックをクロックライン4
上に送出しているデバイスではハイレベルとなり、スレ
ーブデバイスとなってマスタデバイスが送出したクロッ
クに同期してデータライン5上に発生するデータを送受
信するデバイスではローレベルとなるというように定め
られている。
【0035】スタートコンディション発生回路14によ
って通信開始信号を発生させる場合には、そのデバイス
はマスタデバイスとなって、まずアドレスデータを全て
のスレーブデバイスに送信するので、その送受信ビット
20およびマスタ・スレーブビット27はともにハイレ
ベルとなる。上記実施例3で説明したようなスタートコ
ンディション重複禁止作用により、スタートコンディシ
ョン禁止回路28にて通信開始信号の発生が禁止された
場合、同時に送受信ビット20とマスタ・スレーブビッ
ト27がローレベルにリセットされる。この送受信ビッ
ト20およびマスタ・スレーブビット27がリセットさ
れることにより、当該デバイスはスレーブデバイスとな
ってマスタデバイスからのデータの受信が可能となる。
【0036】CPU1はこれら送受信ビット20とマス
タ・スレーブビット27を読み込んで、それらがローレ
ベルにリセットされたことを検出することにより、スタ
ートコンディション禁止回路28によって通信開始信号
の発生が禁止されたことを認識することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、スレーブデバイスが制御データを送信している
場合にマスタデバイスより確認応答信号が返ってこない
時、送受信ビットのリセットを行うように構成したの
で、当該スレーブデバイスはマスタデバイスからのデー
タ、および通信終了信号、通信再開始信号の受信が可能
となり、確認応答信号が返ってきたか否かをソフトウェ
アによって常にモニタしている必要性がなくなり、ま
た、確認応答信号が返ってこなかったことを認識した
後、ソフトウェアで送受信ビットを変える必要もなくな
って、ソフトウェアの負荷が軽減され、ソフトウェア効
率の向上がはかれる効果がある。
【0038】また、請求項2に記載の発明によれば、ア
ックビット切り換えフラグに従って受信デバイスから送
信デバイスへの確認応答信号を生成し、アッククロック
発生フラグに従ってマスタデバイスとなった場合のアッ
ククロックを発生するように構成したので、通信終了直
後に確認応答信号を発生させるか否かの選択を、アック
クロック発生フラグの切り換えを行うだけで簡単に行う
ことができ、また、アッククロック発生時に確認応答信
号を返すか否かの選択も、アックビット切り換えフラグ
の切り換えだけで簡単に行えるため、意図的に確認応答
信号を返さない場合に、1ビット分のアッククロック発
生時にデータ通信の方向を変更してハイレベルのデータ
を確認応答信号として返送するという処理が不要となっ
て、ソフトウェアの効率が向上するという効果がある。
【0039】また、請求項3に記載の発明によれば、他
のマスタデバイスにて既に通信が行われている時には、
通信開始信号の発生とクロックの発生を同時に禁止する
ように構成したので、バスビジーフラグを読み込まずに
通信開始信号を発生させることが可能となり、複数のデ
バイスからの通信開始信号が重複した場合には、最初に
通信開始信号の発生を試みたデバイスのみがマスタデバ
イスとして選択され、それ以外のデバイスはスレーブデ
バイスとなるため、選択されたマスタデバイスの通信を
妨げることはなく、従って、CPUがバスビジーフラグ
を常にモニタしている必要性がなくなり、ソフトウェア
効率が向上する効果がある。
【0040】また、請求項4に記載の発明によれば、通
信開始信号の発生を禁止されてマスタデバイスとして通
信を行うことができなかったデバイスでは、送受信ビッ
トとマスタ・スレーブビットも同時にローレベルにリセ
ットされるように構成したので、それらを読み込んだC
PUは通信開始信号の発生が禁止されたことを容易に認
識することが可能となり、この受信ビットとマスタ・ス
レーブビットがハイレベルに維持できたと認識したCP
Uはその後の通信に必要な処理を行うが、それらがロー
レベルであればスレーブデバイスとしてマスタデバイス
からのデータを受信し、マスタデバイスのデータ通信の
処理を妨げないなどの処理を、この送受信ビットとマス
タ・スレーブビットを読み込むことによって、確実かつ
容易に選択できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるシリアル通信装置を
示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2によるシリアル通信装置を
示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3によるシリアル通信装置を
示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例4によるシリアル通信装置を
示すブロック図である。
【図5】従来のシリアル通信装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
4 クロックライン 5 データライン 20 送受信ビット 21 アックビット受信回路(リセット回路) 22 アックビット切り換えフラグ 23 アックビット発生回路 24 アッククロック発生フラグ 25 アッククロック発生回路 26 スタートコンディション禁止回路 27 マスタ・スレーブビット 28 スタートコンディション禁止回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデバイスをクロックラインとデー
    タラインによって接続し、前記デバイス中の1つが通信
    に際してクロックを発生させるマスタデバイスとなり、
    他が前記マスタデバイスの発生するクロックに同期して
    データ通信を行うスレーブデバイスとなって、アドレス
    データおよび制御データを伝送するシリアル通信装置に
    おいて、前記マスタデバイスが前記スレーブデバイスに
    対して確認応答信号を生成しない場合に、前記確認応答
    信号を受信しないことを検出すると、データ通信の方向
    を決定する送受信ビットをリセットするリセット回路を
    設けたことを特徴とするシリアル通信装置。
  2. 【請求項2】 複数のデバイスをクロックラインとデー
    タラインによって接続し、前記デバイス中の1つが通信
    に際してクロックを発生させるマスタデバイスとなり、
    他が前記マスタデバイスの発生するクロックに同期して
    データ通信を行うスレーブデバイスとなって、アドレス
    データおよび制御データを伝送するシリアル通信装置に
    おいて、データの受信を行っている前記デバイスからデ
    ータの送信を行っている前記デバイスにデータ受信完了
    を通知するための確認応答信号の生成を、アックビット
    切り換えフラグに従って行うアックビット発生回路と、
    前記マスタデバイスとなった場合に確認応答信号を生成
    するためのアッククロックの前記クロックラインへの発
    生を、アッククロック発生フラグに従って行うアックク
    ロック発生回路とを設けたことを特徴とするシリアル通
    信装置。
  3. 【請求項3】 複数のデバイスをクロックラインとデー
    タラインによって接続し、前記デバイス中の1つが通信
    に際してクロックを発生させるマスタデバイスとなり、
    他が前記マスタデバイスの発生するクロックに同期して
    データ通信を行うスレーブデバイスとなって、アドレス
    データおよび制御データを伝送するシリアル通信装置に
    おいて、前記マスタデバイスとなっている他のデバイス
    によって既に通信が開始されている時に通信開始信号を
    発生させようとした場合、前記通信開始信号の発生を禁
    止すると同時に、前記クロックの発生も禁止するスター
    トコンディション禁止回路を設けたことを特徴とするシ
    リアル通信装置。
  4. 【請求項4】 前記スタートコンディション禁止回路
    が、前記通信開始信号および前記クロックの発生を禁止
    した時に、データ通信の方向を決定する送受信ビット、
    およびマスタデバイスとなってデータ通信に際して前記
    クロックを発生させることが可能か否かを決定するマス
    タ・スレーブビットも同時にリセットする機能を備えて
    いることを特徴とする請求項3に記載のシリアル通信装
    置。
JP5232090A 1993-09-17 1993-09-17 シリアル通信装置 Pending JPH0784943A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8660149B2 (en) 2009-12-02 2014-02-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Data communication network system

Cited By (1)

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