JPH078419Y2 - 折りたたみコンテナー - Google Patents

折りたたみコンテナー

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JPH078419Y2
JPH078419Y2 JP14768789U JP14768789U JPH078419Y2 JP H078419 Y2 JPH078419 Y2 JP H078419Y2 JP 14768789 U JP14768789 U JP 14768789U JP 14768789 U JP14768789 U JP 14768789U JP H078419 Y2 JPH078419 Y2 JP H078419Y2
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JP
Japan
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plate
frame
bottom plate
locking
container
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JP14768789U
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正勝 四倉
建司 長谷川
健蔵 佐藤
浩 宮城
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Showa Denko KK
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Showa Denko KK
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種の物品を輸送、運搬するために用いる折
りたたみコンテナーで、特に断熱効果の高い強度の大な
折りたたみコンテナーに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種お折りたたみコンテナーは、例えば第12図
に示すような構成のものである。つまりフレーム21と、
底板22と、フレーム21に取付軸23によって回動し得るよ
うに取付けられた上側の板状部分24と底板22に取付軸25
によって回動し得るように取付けられた下側の板状部分
26とからなっていてこれらの板状部分24および26が連結
部27によって内側へ折れ曲がるように連結されている側
板28と、フレーム21に取付軸29によって回動し得るよう
に取付けられたあおり板30とから構成されていて、側板
28を伸ばした状態にしてあおり板30を立てれば箱状に組
立てられ、逆に組立てられたものをあおり板30をフレー
ム21の側に倒してから側板28を折れ曲げれば折りたたま
れるよになっている。
[考案が解決しようとする課題] 前記の第12図に示すような折りたたみコンテナーのフレ
ームとか、各板は、合成樹脂材料製ではあるが射出成形
方法にて形成された非中空品であって、断熱性、保温性
にとぼしく、そのため冷凍品の保管、運搬等には適して
いない。又保湿性等をよくするために例えばブロー成形
による中空板にて各部品を形成し、更に該中空部に発泡
樹脂を封入することが考えられるがその場合は折りたた
み構造とすることがむずかしい。又該ブロー成形法にて
折りたたみコンテナーを作った場合、それぞれの性能を
出すためには、底板、側板、あおり板が厚くなってしま
う。このようにあおり板が厚くなった場合、コンテナー
を折りたたんで両あおり板の先の部分が重なった時、第
9図に示すように一方の(折りたたんだ時に上側に来
た)あおり板がフレームよりも上方に出る。そのため保
管時等に多数のコンテナーを重ねた時、安定した状態に
て重ねることが出来ずくずれるおそれがある。又折りた
たんだ時にあおり板がフレームより出ないようにするた
めには、フレームの上下方向の幅を大にしなければなら
ず、折りたたんだ時に十分にコンパクトにすることはむ
ずかしい。
本考案は、各部品特に底板、側板、あおり板を中空品に
形成すると共にこれら部品をヒンジ部でつなぎ、ここを
折れ曲げ可能に連結した構造とし、これをフレームに簡
単に取付け得る構造としたもので、折りたたんだ時にあ
おり板の一部がフレームより上方に出ないような構成に
した折りたたみコンテナーを提供することを目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の折りたたみコンテナーは、開口する側を下方に
向けた断面U字状であってその内部にばね性を有してい
て内側へ屈曲している係止片を複数個設けているフレー
ムと、底板とその相対する一対の辺に夫々ヒンジ部にて
折れ曲げ得るように連結されているヒンジ部にて互いに
折曲げ可能に連結された二つの板状部材とからなる二組
の側板と、両側板の夫々底板とは反対側にヒンジ部にて
連結された嵌合部を有する第1の係止部と、あおり板
と、あおり板にヒンジ部により連結されている嵌合部を
有する第2の係止部とよりなり、底板、両側板、第1の
係止片およびあおり板、第2の係止片が夫々中空に一体
に形成されており、前記の第1の係止片および第2の係
止片を夫々フレームの下方開口により圧入することによ
って第1、第2の係止部材の嵌合部にフレームの係止片
が嵌合して係止されて底板と側板およびあおり板がフレ
ームに取付けられることによってコンテナーを形成する
ものであって、あおり板のうちの一方が少なくともコン
テナーを組立てた時に外側になる側が先端が薄くなるテ
ーパー面をなし、他方のあおり板が少なくとも組立てた
時に内側になる側が先端が薄くなるテーパー面をなす構
成をしたものである。
このような構成の本考案折りたたみコンテナーは、両側
板を夫々2枚の板状部材が平面状に伸びるようにしてか
らあおり板を起こした状態とすれば、従来のコンテナー
と同様に組立てられて箱状となり、逆に箱状に組立てら
れたコンテナーを、あおり板をヒンジ部より折れ曲げて
倒した上で両側板をヒンジ部にて折れ曲げれば、たたん
だ状態となる。
この本考案のコンテナーは、底板、側板、あおり板が例
えばブロー成形法などにより成形された中空品であるの
で保湿性にすぐれている。又中空部に更に発泡樹脂を注
入する等によって断熱部材を詰めることにより断熱効果
を増大させることが出来る。更にあおり板のうちの一方
が、コンテナーを組立てた時に外側になる側が先端へ行
くにつれ薄くなるテーパー面をなし、又他方のあおり板
が、コンテナーを組立てた時に内側になる側が先端へ行
くにつれ薄くなるテーパー面をなしているので、コンテ
ナーを折りたたんで両あおり板が先端に近い部分で重な
り合った時にも、後に示す実施例から明らかになるよう
に、あおり板の一部がフレームの上方へ出来ることがな
い。したがって保管時等の多数のコンテナーを折りたた
んだ状態で積重ねた際、正しい積重ねが出来、くずれる
おそれが全くない。
[実施例] 次に本考案の折りたたみコンテナーの一実施例を図面に
もとづいて説明する。
第1図乃至第6図は、本考案の折りたたみコンテナーの
一実施例を示す図で、1はフレーム、2は底板、8は上
側の板状部分4と下側の板状部分とをヒンジ部7にて折
れ曲がり得るように連結した構造の側板で左右の一対が
相対して設けられている。又10はあおり板である。
これら各部は、フレーム1を除いてすべてブロー成形方
法により中空状に形成されている点で第12図に示す従来
例と異なっているが、基本的な構成は従来例と同じであ
る。したがって第1図に示す状態より両側板を更に折り
まげればコンテナーは折りたたまれ、フレーム1と底板
2とが接するようになり、薄いコンパクトな形状になり
又第1図に示す状態より両側板を立てて更にあおり板10
を起こせば組立てられた箱状となる。
次に上記実施例の折りたたみコンテナーの各部分の構造
を説明する。
第2図は、フレームの部分を第1図のII−II線に沿って
切断した断面図である。この図に示すように、フレーム
1の断面形状は下方に開口を有しているU字状をなし、
複数個所に内方へ斜めに突出した係止片3を有してい
る。
又底板2と両側板8とは、第3図に示すようにヒンジ部
5により折れ曲げ可能に連結されており、又両側板8
は、夫々上側板状部分4と下側板状部分6とがヒンジ部
7にて折れ曲げ可能に連結されている。更に両側板8の
底板2に連結する側と反対側にはつまり上側板状部分4
の下側板状部分6に連結する側と反対の側には第2図、
第3図に示すような凹状の嵌合部11aを有する第1の係
止部材11がヒンジ部12を介して一体に連結されている。
このように底板2の両側に夫々側板8と第1の係止部材
がいずれもヒンジ部を介して一体に連結されており、第
3図に示すようにこれら各部分が一連となった構成にな
っている。そしてそれは第3図に示すように長く連なっ
た状態にて例えばブロー成形方法にて形成し得る構造を
なしている。
更にあおり板10は、第4図に示すような形状で、その一
辺に嵌合凹部13aを有する第2の係止部材13がヒンジ部1
4を介して一体に連結された構造になっている。このあ
おり板10と第2の係止部材もブロー成形法にて一体に形
成し得る。
又あおり板10は、後に詳細に述べるようなテーパー面10
aを有している。
以上のような本考案の実施例の折りたたみコンテナー
は、上記のような構造の各部分を次のように組合わせる
ことによって形成される。
まずあおり板10をこれにヒンジ部14を介して一体に連結
されている第2の係止部材13をフレーム1の下側の開口
より圧入する。ここでフレーム1に形成されている係止
片3と第2の係止部材13に形成されている嵌合部13aと
を互いに対応する位置に形成しておけば、第2の係止部
材13がフレーム1内に完全に圧入された時に、第4図に
示すように係止片3が嵌合部13a内に挿入され、これに
よって第2の係止部材13の嵌合部13a内に嵌合され係止
される。このようにしてあおり板10は、フレーム1に取
付けられる。
次に第3図に示す底板2、側板8、第1の係止部材11が
夫々ヒンジ部を介して一体に連結された一連の成形品
を、底板2の両側のヒンジ部5にて夫々両側板を上方へ
折れ曲げて底板2と側板8とが直角に位置するようにす
る。この状態で両側板8に連結されている第1の係止部
材11をフレーム1の下側開口より圧入する。ここでフレ
ーム1の係止片3と第1の係止部材11に形成した嵌合部
11aとが丁度対応するように構成しておけば、第2図に
示すように第1の係止部材11の嵌合部11a内に係止片3
が挿入され係止される。このようにして底板2、側板8
は連結されたままフレーム1に取付けられる。
このように底板2、側板8を取付けた後にこれを引き抜
こうとしても又荷重が掛かっても、係止片3が係止部材
11の嵌合部11aの面に当たって抜けることはない。又係
止片3の先端3aとフレーム1の上端内面1aとで係止部材
11が挟みつけられるために上下方向の動きは規制され、
更にフレーム1と係止部材11とが正しく嵌合していれば
つまりフレーム1の内側壁面と係止部材の外側壁面とが
接するように嵌合していれば横方向のがたつきも生じな
い。
このようにして本実施例のコンテナーは、第1図に示す
ように組立てられている。
本考案のコンテナーは、図示するように中空に形成され
ているので保温性を有するが、一層保温性を高め保温、
断熱用とするためには、中空部に発泡スチロール等の発
泡品を収納すればよい。そのためには注入口を設けここ
より適宜な発泡剤を注入し内部で反応させればよい。
更に本考案のコンテナーは、中空品であるため各板が一
定以上の厚みを有しており、コンテナーを折りたたんだ
時に、第9図に示すようにあおり板の一部がフレームよ
り出てしまいやすい。
第10図に示すようにあおり板の先端部の内側の面をテー
パー面にすることが考えられる。しかし第11図のように
一方のあおり板の先があがり十分な効果が得られるとは
言えない。
本考案では、第5図に示すように一方のあおり板10が、
コンテナーを組立てた時に外側に来る面が、あおり板の
厚さが先端へ行くにしたがって薄くなるようなテーパー
面10aをなし、更に他方のあおり板10′が、コンテナー
を組立てた時に内側に来る面が、あおり板の厚さが先端
へ行くにしたがって薄くなるようなテーパー面10′aを
なすように構成している。これによって、コンテナーを
折りたたんだ時には、両あおり板は、第6図に示すよう
に重ねた場合、一方の先端があがることなく、その一部
があおり板の外に出ることがない。
第7図は、両あおり板10,10′共にその両面を先端に行
くにしたがってあおり板の厚さが薄くなるようなテーパ
ー面10b,10cおよび10′b,10′cを形成した例である。
この例の場合、コンテナーを折りたたんだ時にあおり板
が第8図に示すように互いに重なり合うようになり、一
方のあおり板の先端部があがることがない。更にこの例
の場合、いずれの側のあおり板を内側にしてもよいの
で、折りたたみの際に折りたたみ順序を考える必要がな
いため便利である。又両あおり板が同一形状であるの
で、組立てた時の外観上も好ましい。しかし、あおり板
の先端がより細くならざるを得ない。
[考案の効果] 本考案の折りたたみコンテナーは、底板、側板、あおり
板が例えばブロー成形法にて形成される中空板からなっ
ているために保温性があり、特に中空部分に発泡樹脂を
詰めれば断熱効果や強度が大になり、冷凍食品の保管等
に効果的である。しかもあおり板が中空であって厚いに
も拘らず、折りたたんだ時にあおり板の一部がフレーム
より出ることなく、折りたたんだ状態での積重ねにとっ
ても好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の折りたたみコンテナーの一
実施例を示す図であって、第1図は斜視図、第2図は第
1図のII−II線断面図、第3図は一体に連結された底
板、側板、第1の係止部材の側面図、第4図は一体に連
結されたあおり板と第2の係止部材の断面図、第5図は
両あおり板の側面形状を示す図、第6図は両あおり板の
折りたたんだ状態での側面図、第7図および第8図は他
のあおり板の側面形状および折りたたんだ状態の側面
図、第9図はテーパー面を有しない両側板を折りたたん
だ状態の側面図、第10図および第11図は内側にテーパー
面を有する両側板の形状およびそれを折りたたんだ状態
の側面図、第12図は従来の折りたたみコンテナーの斜視
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮城 浩 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3―2 昭和 電工株式会社川崎樹脂研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと、底板と、前記フレームおよび
    前記底板に対して夫々回動し得るように取付けられかつ
    連結部にて内側へ折れ曲がるように連結された2枚の板
    状部分からなる側板と、前記フレームに対して回動し得
    るように取付けられたあおり板とにて構成されている折
    りたたみコンテナーにおいて、前記フレームは開口する
    側が下を向いたU字状をなしその内側に複数の係止片を
    有するものであり、前記底板と両側板は互いにヒンジ部
    によって連結され更に両側板の底板とは反対側には複数
    の嵌合部を有する第1の係止部材がヒンジ部にて連結さ
    れている中空よりなり、前記あおり板がその一辺に嵌合
    部を有する第2の係止部がヒンジ部にて連結されている
    中空品よりなり、前記第1の係止部と第2の係止部とを
    前記フレームに挿入することによって前記係止片が前記
    第1の係止部および第2の係止部の嵌合部に係止され固
    定されることにより側板と底板およびあおり板とが夫々
    フレームに取付られるようにしたもので、前記あおり板
    の一方が少なくともコンテナーを組立てた時に外側にな
    る側が先端が薄くなるテーパー面をなし他方が少なくと
    も内側になる側が先端が薄くなるテーパー面をなすこと
    を特徴とする折りたたみコンテナー。
JP14768789U 1989-12-25 1989-12-25 折りたたみコンテナー Expired - Lifetime JPH078419Y2 (ja)

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JPH0387636U JPH0387636U (ja) 1991-09-06
JPH078419Y2 true JPH078419Y2 (ja) 1995-03-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5769237B2 (ja) * 2011-05-19 2015-08-26 三甲株式会社 折り畳みコンテナー

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