JPH0784100A - X線顕微鏡用試料容器 - Google Patents

X線顕微鏡用試料容器

Info

Publication number
JPH0784100A
JPH0784100A JP5225963A JP22596393A JPH0784100A JP H0784100 A JPH0784100 A JP H0784100A JP 5225963 A JP5225963 A JP 5225963A JP 22596393 A JP22596393 A JP 22596393A JP H0784100 A JPH0784100 A JP H0784100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
ray
capsule
sample container
ray microscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5225963A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Ozeki
尚夫 大関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5225963A priority Critical patent/JPH0784100A/ja
Publication of JPH0784100A publication Critical patent/JPH0784100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の押さえ板側のみに第1および第2の封
止部材を設け、試料室と第2の押さえ板の外壁との距離
を縮小させてX線顕微鏡の倍率を上げる。 【構成】 対向させた2枚のチップ10,11と、こ
れらのチップ10,11に挾持されるスペーサ12と、
X線透過窓10c,11cとからなるX線顕微鏡用試料
カプセルを、対向させた2枚のX線透過窓付き押さえ板
13,14によって密封するX線顕微鏡用試料容器にお
いて、チップ11よりも形状が大きいチップ10と押さ
え板13との間にOリング19を介在させ、またチップ
11と押さえ板13との間にOリング16を介在させる
ことによって、試料カプセルを封止するため、他方の押
さえ板14側にはOリングを設ける必要がない。したが
って、試料面から結像光学系までの距離を縮小できるた
め、X線顕微鏡の結像光学系の倍率を上げることが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線顕微鏡用試料カプ
セルの試料室を密封するX線顕微鏡用試料容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】波長2〜5nm程度の軟X線を用いるX
線顕微鏡は、生体を高倍率で観察することができるとい
う特徴を有する。図3は軟X線を用いるX線顕微鏡の概
要を示し、図4は、種々の材料における軟X線の波長と
線吸収係数との関係を示す。軟X線は、X線と呼ばれる
波長1pm〜10nmの領域の電磁波のうち、通常は2
00pm以上の波長を有するものとされ、波長400〜
800nmの可視光線よりも2桁以上も短い波長の電磁
波である。この軟X線は通過する物質によく吸収され、
種々の物質内における光路単位長さ当りの軟X線の吸収
率、すなわち線吸収係数は、物質の密度に比例して大き
くなるとともに、一般には軟X線の波長が長くなる程大
きくなる。但し、図4(a),(b)に示すように、各
物質の分子構造に応じて定まる所定範囲の波長の軟X線
に対しては、各物質とも線吸収係数の値が小さくなる。
なお、図4(a)において、O端、N端、C端とは、そ
れぞれ酸素の吸収端、窒素の吸収端、および炭素の吸収
端を示し、この吸収端とは、X線の波長を変化させた場
合に、X線の吸収率が極端に変化する箇所でのX線の波
長をいう。
【0003】図3に示すように、X線顕微鏡は、X線発
生器1の出力光軸上にコンデンサ光学系2、試料容器
3、結像光学系4、撮像装置5を直列に配置して成り、
X線発生器1から撮像装置5までのX線光学系の光路長
は約2mである。また、この光学系全体はX線の吸収を
防ぐため、排気系6を有する真空槽7に収納されてい
る。
【0004】以下、図3に基づいて、X線顕微鏡を用い
た試料観察について説明する。観察試料を装填した試料
カプセル8を試料容器3内にセットした後、排気系6に
より真空槽7内を真空排気し、真空度を4.8×10-2
Pa以下に維持した状態で観察を行なう。X線発生器1
から射出された軟X線ビームはコンデンサ光学系2によ
り収束され、試料容器3にセットされた試料カプセル8
を通過する。試料カプセル8内の観察試料を通過した軟
X線は結像光学系4により撮像装置5に導かれ、撮像装
置5上に観察像を結像する。撮像装置5はこの観察像を
モニタ装置9に表示する。図3において、結像光学系4
の倍率βは、試料面(試料容器3内の試料の設置された
位置)から結像光学系4までの距離SOと、結像光学系
4から撮像面(撮像装置5内のX線像が結像する位置)
までの距離ODを用いると次式で表される。
【数1】 また、上記SO、ODと、結像光学系の焦点距離fの間
には次式の関係がある。
【数2】
【0005】軟X線を用いたX線顕微鏡には、軟X線が
可視光線よりはるかに波長が短いため、従来の光学顕微
鏡に比べて高い解像度の試料観察が期待できること、組
織培養液によって生体を液封した試料カプセルを用いて
生体の観察ができるため、生体試料を損傷することなく
長時間の生体試料の生理観察ができること等の利点があ
る。このため、X線顕微鏡を用いると、電子顕微鏡のよ
うな、試料の乾燥や金属蒸着などの観察対象物に損傷を
与える前処理が不要となる。
【0006】また、図4(a),(b)に示す、いわゆ
る水の窓と呼ばれる2.3〜4.4nmの波長領域で
は、水の線吸収係数がV字状に急低下する。この波長領
域では、軟X線の水に対する吸収率と、生体を構成する
タンパク質などに対する吸収率との差が大きい。つま
り、この波長領域の軟X線を使用すれば、例えば細胞内
に浮遊する小気管などを観察するときに、コントラスト
のよい観察画像が得られる。
【0007】一方、軟X線は大気に容易に吸収される
(1気圧下で2×10-3μm-1程度の吸収率を有する)
ため、X線顕微鏡の光学系全体をその光路長に応じた高
い真空度に保つ必要がある。このため、軟X線光路中に
挿入される観察試料を気密密封した試料カプセルは、そ
の試料層の厚さを薄くして軟X線の吸収を抑えるととも
に、気密を兼ねた観察窓材にも軟X線の吸収が少ない材
料を選択する必要がある。一般には、観察窓材として、
軟X線に対する線吸収係数が小さくて膜強度も高い窒化
シリコン等を薄膜形成したものが用いられる。
【0008】図5はX線顕微鏡に用いられる従来の試料
カプセルと試料容器の構造を示す図であり、図5(a)
は試料カプセル8の試料封入部分の平面構造を示し、図
5(b)は試料容器3とその内部の試料カプセル8の断
面構造を示す。この試料カプセル8は、X線透過窓10
c,11cを形成した2枚のチップ10,11の間に円
環状のスペーサ12を挾持したものであり、その内側の
密閉空間である試料室9には観察試料を含んだ培養液が
装填される。チップ10,11は、シリコン板10a,
11a上に窒化シリコン(Si34)薄膜10b,11
bを形成した後、X線透過窓10c,11cに対応する
部分のシリコン層をエッチングにより除去したものであ
る。
【0009】窒化シリコン薄膜10b,11bの張られ
たX線透過窓10c,11cは、0.2〜1mm角の正
方形であり、その膜厚は0.05〜0.1μmである。
膜厚をこのように薄くするのは、軟X線の吸収をできる
だけ抑えるためである。チップ10,11の対向する薄
膜面10b,11bの間に挿入されている円環状のスペ
ーサ12は試料層の厚さを保持するために用いられ、用
途に応じて1〜15μmの範囲内の適切な厚さが選択さ
れる。例えば、波長2.3nmの軟X線を用い、窒化シ
リコン薄膜10b,11bの膜厚をそれぞれ0.1μ
m、試料層(水)の厚さを10μmとすると、窒化シリ
コン薄膜の軟X線透過率は39%、試料層の透過率は1
2.3%となり、全体では11%の透過率が確保され
る。
【0010】スペーサ12の表面12aおよび裏面12
bにはシール面が設けられ、2枚のチップ10,11と
密着して円環の内側の試料室の密封を行なう機能を兼ね
備えている。また、チップ10またはチップ11とスペ
ーサ12を一体成型する場合もある。また、押さえ板1
3,14を、ネジ15により相互に固定するとともに、
1個のOリング16を介して、その内部に納めたチップ
10,11を対向方向に押圧し、この押圧力によりスペ
ーサ12とチップ10,11の接触面に試料室を真空中
で保持するために必要な密着力を付与するという方法も
ある。
【0011】実際には、スペーサ12の形状が図5
(a)のように円環状であっても、スペーサ12を越え
て(通過して)その外側に試料液が逃げる場合があり、
また円環状の場合には、試料室内部の圧力を調整するこ
とが難しいため、実際には図6(a)のように、矩形状
のスペーサ12を2個設けた試料カプセルを使用するこ
とが多い(特開平3−295440号公報参照)。この
ような場合には、スペーサ12自身で試料空間の密閉が
行なえないため、試料容器は一般的には、図6(b),
(c)に示すように、3個のOリング16〜18を設け
て密閉を行なっている。ここで、図6(b)は図6
(a)のA方向から見た試料容器とその内部の試料カプ
セル8の断面図であり、図6(c)はB方向から見た断
面図である。試料室9内の培養液は、スペーサ12の間
(図6(a)のA,C方向)から漏れるため、Oリング
17,18を新たに設けて培養液が試料容器の外に漏れ
ないように密閉する。前記のようなセッテングは観察対
象の観察の度に行なわれ、試料容器3を図3の真空漕7
内の試料観察位置に配置する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すX線顕微鏡
の結像光学系4の倍率βを上げるためには、(1),
(2)式に示したように、試料面と結像光学系4との距
離SOを短くするか、撮像面と結像光学系4との距離O
Dを長くしなければならない。しかし、距離SOを変え
ずに距離ODを長くすると、X線顕微鏡全体の設置面積
や重量等が増加してしまう。一方、距離SOを短くする
ためには、結像光学系4を試料容器3に近づければよい
が、結像光学系4を試料容器3に密接させる程度まで近
づけても、距離SOを、試料カプセル8の設置位置と結
像光学系側の試料容器3の外壁面との距離SO1以下
(図3参照)にすることはできない。したがって、この
距離SO1をできるだけ小さくする必要があるが、図6
(b)に示すように、従来の試料容器3は、試料室9と
結像光学系側の押さえ板13との間にOリング17を設
けているため、Oリング格納溝分だけ余計に距離SO1
が長くなってしまう。
【0013】本発明の目的は、第1の押さえ板側に第1
および第2の封止部材を設けることにより、試料室と第
2の押さえ板の外壁との距離を縮小させてX線顕微鏡の
結像光学系の倍率を向上させるX線顕微鏡用試料容器を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1に対応
づけて本発明を説明すると、請求項1に記載された発明
は、試料カプセル8が試料容器3とは別体であり、試料
容器3が少なくとも、試料カプセル8を挾持する一対の
X線透過窓付き押さえ板13,14と、試料室3を密封
する封止部材16とからなり、かつ、該封止部材16を
一対の押さえ板13,14のうちの一方の押さえ板14
と試料カプセル8との間にのみ設けることにより、上記
目的が達成される。請求項2に記載された発明は、対向
させた第1および第2のX線透過窓付き平板10,11
と、これらの平板10,11に挾持され試料室9を画成
するスペーサ12とからなるX線顕微鏡用試料カプセル
を、第1および第2のX線透過窓付き押さえ板13,1
4によって挾持し、かつ、試料室を封止部材によって封
止するX線顕微鏡用試料容器に適用され、第1の平板1
0を第2の平板11より大きくし、第1の押さえ板14
と第1の平板10との間に、第2の平板11を囲繞する
第1の封止部材19を介在させ、第1の押さえ板14と
第2の平板11との間に、第2の平板11のX線透過窓
11cを囲繞する第2の封止部材16を介在させ、試料
室9から漏れる液体を第1および第2の封止部材16,
19で封止することによって、上記目的は達成される。
【0015】
【作用】本発明では、本発明にかかる試料容器を構成す
る一対の押さえ板のうちの一方の押さえ板と、試料カプ
セルの間にのみ封止部材を設けて試料室を密封する構成
とした。すなわち、本発明によれば、もう一方の押さえ
板側に封止部材を設ける必要がなく、封止部材を設ける
場合と比較して、封止部材を格納する溝の厚さ分だけこ
の押さえ板の厚さを薄くできる。そのため、この押さえ
板を結像光学系側に配置すれば、試料室とこの押さえ板
の外面との距離SO1を縮めることができ、その結果、
試料面から結像光学系までの距離SOを低減できるため
(図3参照)、式1で定義されるX線顕微鏡の結像光学
系の倍率を上げることが可能となる。例えば、対向させ
た第1および第2のX線透過窓付き平板10,11と、
これらの平板10,11に挾持され試料室9を画成する
スペーサ12とからなるX線顕微鏡用試料カプセルを、
第1および第2のX線透過窓付き押さえ板13,14に
よって挾持して密封するX線顕微鏡用試料容器の場合、
第1の平板10を第2の平板11より大きくし、第1の
押さえ板14と第1の平板10との間に、第2の平板1
1を囲繞する第1の封止部材19を介在させ、第1の押
さえ板14と第2の平板11との間に、第2の平板11
のX線透過窓11cを囲繞する第2の封止部材16を介
在させ、試料室9から漏れる液体を第1および第2の封
止部材16,19で封止する。第1の平板10との間に
スペーサ12を挾持する第2の平板11は、第1の封止
部材19により囲繞され、平板の外方に液体が漏れるの
が防止される。その結果、第1の平板10と第2の押さ
え板13との間からの液漏れを防止する封止部材を省略
できる。すなわち、第2の押さえ板13に第1の平板1
0を囲繞するための封止部材格納溝(Oリング溝)を設
ける必要がなくなり、押さえ板13の厚さを薄くでき
る。したがって、試料室9と第2の押さえ板13の外面
との距離SO1を縮めることができ、その結果、試料面
から結像光学系までの距離SOを低減できるので、式1
で定義されるX線顕微鏡の結像光学系の倍率を上げるこ
とが可能となる。
【0016】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0017】
【実施例】図1はX線顕微鏡に用いられる従来の試料カ
プセル8と試料容器3の構造を示す図であり、図1
(a)は試料カプセル8の試料封入部分の平面構造を示
し、図1(b)は、図1(a)のA方向から見た試料容
器3とその内部の試料カプセル8の断面図であり、図1
(c)は、図1(a)のB方向から見た断面図である。
また、図2は2枚の平板を密着させた状態で試料容器3
をA方向から見た断面図である。図1,2では、図5に
示す従来の試料容器と共通する部分には同一符号を付し
ており、以下では相違点を中心に説明する。本実施例の
試料カプセル8は、X線透過窓10c,11cを形成し
た平板状のチップ10,11とスペーサ12によって構
成され、その2枚のチップ10,11を対向させて矩形
状のスペーサ12を挾持し、その内側の試料室9に観察
試料を装填する。
【0018】図1(b)に示すように、チップ10はチ
ップ11よりも形状が大きく、チップ10はOリング1
9によって、チップ11はOリング16によって、それ
ぞれ押さえ板14と密着される。Oリング19はチップ
11、すなわちスペーサ12の間の試料室9を完全に囲
繞して押さえ板13側への液漏れを防止し、Oリング1
6は、試料室9から押さえ板14側を通ってX線透過窓
11Cへの液漏れを防止する。これにより、試料室9か
らスペーサ12の間を通して試料カプセル外に漏れよう
とする培養液は、図2に示すように、2個のOリング1
6,19によって封止される(図2において、黒く塗っ
た部分が漏れた培養液を示す)。したがって、培養液が
試料容器3から外に漏れることはなく、試料容器3を真
空中に設置しても、試料カプセル8内部を大気圧の状態
に保つことができる。そのうえ、従来は不可欠であった
押さえ板13側のOリングを省略できる。
【0019】このように、本実施例では、2枚のチップ
10,11の大きさを変え、大きいチップ10と押さえ
板14とをOリング19によって封止し、またチップ1
1と押さえ板14とをOリング16によって封止するた
め、チップ10と押さえ板13の間にOリングを設けな
くても試料室9からの培養液を封止できる。したがっ
て、結像光学系側の押さえ板13と試料カプセル10と
の間にOリングを設ける必要がなく、Oリング溝の厚さ
分だけ押さえ板13を薄くできるため、従来の試料容器
と比べて、試料室9と押さえ板13の外壁面との距離S
O1(図3参照)を縮めることができ、前述した試料面
から結像光学系4までの距離SOの短縮化が図れ、X線
顕微鏡の結像光学系の倍率βを上げることが可能とな
る。
【0020】上記実施例では、Oリングを設けて密封を
行なっているが、その他の形状の封止部材または取り外
し容易な接着剤等によって封止してもよい。また、封止
を行なうOリングの数も2個に限定されない。
【0021】このように構成した実施例にあっては、チ
ップ10が第1のX線透過窓付き平板に、チップ11が
第2のX線透過窓付き平板に、押さえ板14が第1のX
線透過窓付き押さえ板に、押さえ板13が第2のX線透
過窓付き押さえ板に、それぞれ対応する。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、試料容器を構成する一対の押さえ板のうちの一方
の押さえ板と、試料カプセルの間にのみ封止部材を設け
て試料室を密封する構成としたため、もう一方の押さえ
板側に封止部材を設ける必要がなく、封止部材を設ける
場合と比較して、封止部材を格納する溝の厚さ分だけこ
の押さえ板の厚さを薄くできる。そのため、この押さえ
板を結像光学系側に配置すれば、試料室とこの押さえ板
の外面との距離SO1を縮めることができ、その結果、
試料面から結像光学系までの距離SOを低減できるた
め、式1で定義されるX線顕微鏡の結像光学系の倍率を
上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は試料容器および試料カプセルの試料封
入部分の平面構造を示す図、(b)は(a)のA方向か
ら見た試料容器および試料カプセルの断面図、(c)は
(a)のB方向から見た試料容器および試料カプセルの
断面図である。
【図2】2枚の平板を密着させた状態で試料容器および
試料カプセルをA方向から見た断面図である。
【図3】軟X線を用いるX線顕微鏡の概要を示す図であ
る。
【図4】種々の材料における軟X線の波長と線吸収係数
との関係を示す図である。
【図5】スペーサの形状が円環状をした従来のX線顕微
鏡用試料容器および試料カプセルの構造を示す図であ
る。
【図6】スペーサの形状が矩形状をした従来のX線顕微
鏡用試料容器および試料カプセルの構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 X線発生器 2 コンデンサー光学系 3 試料容器 4 結像光学系 5 撮像装置 6 排気系 7 真空槽 8 試料カプセル 9 試料室 M モニタ装置 10,11 チップ 10a,11a シリコン基板 10b,11b 窒化シリコン薄膜 10c,11c X線透過窓 12 スペーサ 13,14 押さえ板 15 ねじ 16,17,18,19 Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向させた一対のX線透過窓付き平板
    と、これらの平板に挾持され試料室を画成するスペーサ
    とからなるX線顕微鏡用試料カプセルを挾持し、かつ、
    前記試料室を密封するX線顕微鏡用試料容器において、 前記試料カプセルが前記試料容器とは別体であり、前記
    試料容器が少なくとも、前記試料カプセルを挾持する一
    対のX線透過窓付き押さえ板と、前記試料室を密封する
    封止部材とからなり、かつ、該封止部材を前記一対の押
    さえ板のうちの一方の押さえ板と前記試料カプセルとの
    間にのみ設けたことを特徴とするX線顕微鏡用試料容
    器。
  2. 【請求項2】 対向させた第1および第2のX線透過窓
    付き平板と、これらの平板に挾持され試料室を画成する
    スペーサとからなるX線顕微鏡用試料カプセルを、第1
    および第2のX線透過窓付き押さえ板によって挾持し、
    かつ、前記試料室を封止部材によって封止するX線顕微
    鏡用試料容器において、 前記第1の平板を前記第2の平板より大きくし、 前記第1の押さえ板と前記第1の平板との間に、前記第
    2の平板を囲繞する第1の封止部材を介在させ、 前記第1の押さえ板と前記第2の平板との間に、前記第
    2の平板の前記X線透過窓を囲繞する第2の封止部材を
    介在させ、 前記試料室から漏れる液体を前記第1および第2の封止
    部材で封止することを特徴とするX線顕微鏡用試料容
    器。
JP5225963A 1993-09-10 1993-09-10 X線顕微鏡用試料容器 Pending JPH0784100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5225963A JPH0784100A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 X線顕微鏡用試料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5225963A JPH0784100A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 X線顕微鏡用試料容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0784100A true JPH0784100A (ja) 1995-03-31

Family

ID=16837633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5225963A Pending JPH0784100A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 X線顕微鏡用試料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0784100A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271101A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Aoi Electronics Co Ltd 微小試料台、微小試料台作成用基板、微小試料台の製造方法および微小試料台を用いた分析方法
KR101012775B1 (ko) * 2008-11-20 2011-02-08 한국표준과학연구원 동위원소 침착장치 및 이를 이용한 침착방법
US10192714B2 (en) 2010-08-02 2019-01-29 Protochips, Inc. Electron microscope sample holder for forming a gas or liquid cell with two semiconductor devices

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101012775B1 (ko) * 2008-11-20 2011-02-08 한국표준과학연구원 동위원소 침착장치 및 이를 이용한 침착방법
JP2010271101A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Aoi Electronics Co Ltd 微小試料台、微小試料台作成用基板、微小試料台の製造方法および微小試料台を用いた分析方法
US10192714B2 (en) 2010-08-02 2019-01-29 Protochips, Inc. Electron microscope sample holder for forming a gas or liquid cell with two semiconductor devices

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010006201A (ko) 극소형 대상물의 고 해상도 x-선 이미징
JPH07260646A (ja) 試料容器
US5683181A (en) Method and apparatus for enhancing thermal wave imaging of reflective low-emissivity solids
US5781608A (en) X-ray exposure system
JPH0784100A (ja) X線顕微鏡用試料容器
JPS63263500A (ja) 顕微鏡観察用試料容器
JP2890579B2 (ja) X線顕微鏡用の試料ホルダ
JP3023246B2 (ja) 超高真空用シール材ならびにこれを用いた超高真空装置および電子顕微鏡
JPH07333399A (ja) X線透過窓部材
JP3359703B2 (ja) X線顕微鏡用試料容器及び試料保持方法
JPH03295440A (ja) X線顕微鏡用試料容器
JP3668776B2 (ja) X線顕微鏡
JPH0674879A (ja) X線顕微鏡用試料容器
JPH03197836A (ja) X線顕微鏡用試料カプセル
JPH06180400A (ja) X線顕微鏡用試料カプセル
JPH085800A (ja) X線顕微鏡
JPS63298200A (ja) 軟x線顕微鏡観察用試料容器
JPH03197838A (ja) X線顕微鏡用試料カプセル
JPH07333117A (ja) X線顕微鏡用試料容器
JP5750763B2 (ja) X線顕微鏡用試料収容セルおよびx線顕微鏡像の観察方法
JPH08327511A (ja) X線顕微鏡用試料カプセル
JPH08247909A (ja) X線顕微鏡用試料カプセルおよびその温度制御装置
JPH10232285A (ja) X線分析装置
JPH0720011A (ja) X線顕微鏡用試料カプセル
Goncz et al. An environmental sample chamber for X‐ray microscopy