JPH0778352A - 光ピックアップ装置の構成方法 - Google Patents

光ピックアップ装置の構成方法

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JPH0778352A
JPH0778352A JP5248477A JP24847793A JPH0778352A JP H0778352 A JPH0778352 A JP H0778352A JP 5248477 A JP5248477 A JP 5248477A JP 24847793 A JP24847793 A JP 24847793A JP H0778352 A JPH0778352 A JP H0778352A
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JP
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light
laser
beam splitter
diameter
lens
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JP5248477A
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Inventor
Masahiko Nakayama
昌彦 中山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気記録方式の光ピックアップ装置を小形
化する。 【構成】 一定の放射角で出射される半導体レーザの出
射光を、光束径の小さい位置で凸レンズにより平行光に
してビームスプリッタに通し、そのビームスプリッタか
ら一方向に出た光を凹レンズで拡散光にし、その拡散光
を所定の光束径に広がった位置で対物レンズで集光して
光ディスクに照射する構成にした。 【効果】 ビームスプリッタとその周囲の各種光学部品
を小さくして、装置全体を小形化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録方式の光デ
ィスクに好適な光ピックアップ装置の構成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、光磁気記録方式の光ピックアッ
プ装置の従来例を示している。
【0003】この光ピックアップ装置が動作する場合、
半導体レーザ101からP偏光のレーザ光を出射する。
その出射光は、凸レンズ102を通り平行光になって、
偏光ビームスプリッタ103に入射する。
【0004】偏光ビームスプリッタ103に入射したレ
ーザ光は、その内部の偏光膜で反射する光と透過する光
とに分岐する。反射した光は、凸レンズ104により集
光されて受光素子105に入射する。また、透過した光
は、対物レンズである凸レンズ106により集光されて
光ディスク107上にレーザスポットとして照射され
る。
【0005】光ディスク107の反射光は、凸レンズ1
06を介して偏光ビームスプリッタ103に戻る。その
戻り光は、偏光ビームスプリッタ103内部の偏光膜で
一部反射する。その反射した光は、凸レンズ108によ
り集光され、さらに1/2波長板109を通って偏光方
向が45度回転した後、偏光ビームスプリッタ110に
入射する。
【0006】偏光ビームスプリッタ110に入射したレ
ーザ光の内のS偏光成分は、内部の偏光膜で反射し、P
偏光成分はその偏光膜を透過する。反射したS偏光成分
の光は、受光素子111に入射し、透過したP偏光成分
の光は、受光素子112に入射する。
【0007】この構成の場合、受光素子105の検知信
号により、レーザ光の出射強度を検知して、半導体レー
ザ101の出射パワーを調節する。また、受光素子11
1と112の検知信号により、光ディスク107の記録
情報を再生したり、各種検知信号を取り出したりする。
【0008】ところで、光ディスク107に照射するレ
ーザスポットのスポット径は、光ディスク107のトラ
ックピッチに応じた所定の大きさに設定しなければなら
ない。また、凸レンズ106と光ディスク107との間
の距離は、機構上の制約などから所定の範囲に設定しな
ければならいな。また、レーザ光の波長は、光ディスク
107の情報記録媒体に適した一定波長に設定しなけれ
ばならない。これらの条件に適合する凸レンズ106
は、ある程度口径の大きなものになってしまう。
【0009】一方、偏光ビームスプリッタ103への入
射光は、内部の偏光膜面に対して45度で入射するよう
に設定している。この場合、入射光の全光束が、ほぼ同
一入射角で入射するようにしなければならない。すなわ
ち、図8に示すように、上記偏光膜を45度の正しい入
射角で通過する光と、45度からずれた角度で通過する
光とがあると、両者の間に位相差が生じて、光ディスク
107の記録情報を再生する際にS/N比が悪化する。
【0010】そこで、入射光の全光束が、上記偏光膜面
に対して45度の正しい入射角で入射するように、半導
体レーザ101の出射光を凸レンズ102により平行光
にしてから偏光ビームスプリッタ103に入射させてい
る。
【0011】このため、偏光ビームスプリッタ103
や、その周囲の光学部品、すなわち凸レンズ102,1
04,108および1/2波長板109などは、凸レン
ズ106の口径に応じた大きいものを使用しなければな
らなかった。
【0012】一方、受光素子105は、受光量の変化に
対して高速に応答する応答速度の速いものを使用しなけ
ればならない。一般に、受光素子の応答速度は、受光部
の面積に反比例するため、受光素子105には、受光部
の面積の小さいものを使用している。
【0013】凸レンズ104は、偏光ビームスプリッタ
103から出る大きい光束径の光を、受光素子105の
小さい受光部に合せて集光するために配設している。従
来は、他の光学部品が大きいため、このような凸レンズ
104が必要になっていた。
【0014】なお、例えば、穴明け記録方式など、他の
記録方式の光ピックアップ装置の場合には、ビームスプ
リッタを通過したレーザ光に位相差が生じてもあまり支
障がない。従って、半導体レーザの出射光を平行光にし
ないで直接ビームスプリッタに入射させる構成にして、
光学部品を小形化することが可能であった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
光磁気記録方式の光ピックアップ装置の場合、各種光学
部品は、対物レンズの口径に応じた大きいものを使用し
なければならなかったので、装置が大形化するという問
題があった。
【0016】本発明は、上記の問題を解決し、装置を小
形化することができる光ピックアップ装置の構成方法を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このために、本願の1つ
の発明では、半導体レーザの出射光を、光束径が小さい
位置で凸レンズにより平行光にしてビームスプリッタに
通し、そのビームスプリッタから一方向に出たレーザ光
を凹レンズにより拡散光にして、その拡散光が対物レン
ズの口径に相当する一定の光束径まで大きくなった位置
で、その拡散光を対物レンズにより集光して光ディスク
に照射するように構成している。
【0018】また、別の発明では、半導体レーザの出射
光を、光束径が小さい位置で凸レンズによりビーム放射
角の小さい拡散光にしてビームスプリッタに通し、その
ビームスプリッタから一方向に出た拡散光を、その光束
が上記一定の光束径になった位置で対物レンズにより集
光して光ディスクに照射するように構成している。
【0019】
【作用】上記各発明によれば、半導体レーザの出射光を
光束径が小さい位置でビームスプリッタに通すので、ビ
ームスプリッタや、その周辺の各種光学部品は、小さい
ものでよくなる。これにより、光ピックアップ装置を小
形化することができる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例に係る光磁
気記録方式の光ピックアップ装置の構成図を示したもの
である。同図において、半導体レーザ201は、レーザ
光を上方に出射するように配設されている。その出射方
向には、凸レンズ202、偏光ビームスプリッタ20
3、凹レンズ204、対物レンズとなる凸レンズ205
および光ディスク206が順に配設されている。なお、
半導体レーザ201から凸レンズ202までの距離は、
図7における半導体レーザ101から凸レンズ102ま
での距離よりも短くなっている。
【0022】偏光ビームスプリッタ203内には、偏光
膜203aが形成されている。この偏光膜203aは、
P偏光に対して、透過率70%、反射率30%という特
性を有し、S偏光に対して、透過率0%、反射率100
%という特性を有している。光ディスク206は、光磁
気記録方式のものである。
【0023】偏光ビームスプリッタ203の一側方に
は、受光素子207が配設されている。また、その反対
側には、集光レンズと呼ばれる凸レンズ208、1/2
波長板209、偏光ビームスプリッタ210、6分割受
光素子211が順に配設されている。また、偏光ビーム
スプリッタ210の下方には、もう1つの6分割受光素
子212が配設されている。
【0024】偏光ビームスプリッタ210内には、P偏
光を100%透過してS偏光を100%反射する偏光膜
210aが形成されいる。
【0025】以上の構成で、半導体レーザ201は、一
定のビーム放射角でP偏光のレーザ光を出射する。その
出射光は、凸レンズ202に入射する。いま、半導体レ
ーザ201と図7の半導体レーザ101のビーム放射角
が同一であるとすると、半導体レーザ201から凸レン
ズ202までの距離は、半導体レーザ101から凸レン
ズ102までの距離よりも短いので、凸レンズ202に
は、凸レンズ102の場合よりも光束径の小さいレーザ
光が入射することになる。
【0026】その入射光は、凸レンズ202を通ること
により平行光になって偏光ビームスプリッタ203に入
射する。偏光ビームスプリッタ203に入射したP偏光
のレーザ光の内の70%は、偏光膜203aを透過し、
30%は、偏光ビームスプリッタ203で反射する。反
射したレーザ光は、受光素子207に入射する。
【0027】一方、偏光膜203aを透過したレーザ光
は、偏光ビームスプリッタ203を出て凹レンズ204
を通ることにより一定放射角の拡散光となる。その拡散
光は、凸レンズ205の口径に対応する光束径に広がっ
た位置で、凸レンズ205に入射する。凸レンズ205
に入射したレーザ光は集光されて光ディスク206上に
スポット光として照射される。
【0028】光ディスク206で反射した光は、上記と
反対の経路で偏光ビームスプリッタ203に戻る。偏光
ビームスプリッタ203に入射したレーザ光の内のS偏
光成分の全体とP偏光成分の30%は、偏光膜203a
で反射する。その反射光は、凸レンズ208を通って集
光され、さらに1/2波長板209を通ることにより偏
光方向が45度回転する。そして、偏光ビームスプリッ
タ210に入射する。
【0029】偏光ビームスプリッタ210に入射した光
のP偏光成分は、偏光膜210aを透過して6分割受光
素子211に入射し、S偏光成分は偏光膜210aで反
射して6分割受光素子212に入射する。
【0030】受光素子207の検知信号は、半導体レー
ザ201のレーザ光の出射光量に応じて変動する。この
検知信号は、図示せぬ制御回路により読み取られて、半
導体レーザ201の出射パワーが調節される。
【0031】6分割受光素子211,212は、それぞ
れ6つの受光部を有している。それら各受光部の検知信
号は、光ディスク206の記録情報やトラッキングエラ
ーおよびフォーカシングエラーにより一定の変化を示
す。トラッキングエラーは、光ディスク206の情報ト
ラックに対するレーザスポットの照射位置の位置ずれで
ある。フォーカシングエラーは、そのレーザスポットの
焦点ずれである。
【0032】ここで、図1に示すように、6分割受光素
子211の6つの受光部の検知信号をa〜f、6分割受
光素子212の6つの受光部の検知信号をg〜lとする
と、光磁気信号MO、プリフォーマット信号PF、トラ
ッキングエラー信号TEおよびフォーカスエラー信号F
Eを、図示せぬ信号回路により、次式に示す信号演算に
よって取り出す。 MO=(a+b+c+d+e+f)−(g+h+i+j
+k+l) PF=a+b+c+d+e+f+g+h+i+j+k+
l TE=(a+b+c+g+h+i)−(d+e+f+j
+k+l) FE=(a+c+d+f+h+k)−(b+e+g+i
+j+l)
【0033】上記光磁気信号MOは、光ディスク206
にユーザが記録した記録情報の再生信号であり、プリフ
ォーマット信号PFは、予め記録されているアドレス情
報などの再生信号である。また、トラッキングエラー信
号TEおよびフォーカスエラー信号FEは、それぞれの
ずれ量の大きさと方向を示す検知信号である。なお、こ
れらの信号の検知方法は、例えば、特開昭61−209
44号公報に開示されている既知のものである。
【0034】以上のように、本実施例では、半導体レー
ザ201の出射光を、光束径が小さい位置で凸レンズ2
02により平行光にして偏光ビームスプリッタ203に
通す構成にしている。
【0035】従って、図7の従来構成と比較すると、偏
光ビームスプリッタ203とその周囲の各光学部品は、
小さい光束径のレーザ光を通すことができればよいの
で、外形寸法を小形に形成することができる。また、図
7の従来構成では、受光素子105への入射光束を集光
させる凸レンズ104が必要であったが、本実施例で
は、受光素子207には、偏光ビームスプリッタ203
から出る光束を直接入射させればよくなるので、凸レン
ズ104に相当する1つの部品が不要になる。これによ
り、光ピックアップ装置全体を小形化することができ
る。
【0036】ところで、一般に、光がレンズなどの硝材
を通過すると色収差が発生する。この色収差は、凸レン
ズと凹レンズとでは、反対方向に生じる。
【0037】本実施例では、半導体レーザ201の出射
光は、凸レンズ202と205のほかに凹レンズ204
も通過して、光ディスク206に照射される。従って、
凸レンズにより生じる色収差は、凹レンズである程度補
正され、光ディスク206に対する照射光の色収差が低
減するようになる。
【0038】図2は、図1とほぼ同一の構成の光ピック
アップ装置を用いた光ディスク装置の実施例を示してい
る。
【0039】同図において、光ディスク206の下方に
は、光ピックアップ装置PUが配設され、その光ピック
アップ装置PUは、シークモータSKにより、光ディス
ク206の半径方向に駆動されるようになっている。光
ピックアップ装置PUは、ミラー213が追加されてい
る点を除いて、図1と同一構成のものである。但し、同
図では、図1の中で偏光ビームスプリッタ203の左右
に位置する各種光学部品は図示していない。
【0040】この構成で、光ピックアップ装置PUは、
シークモータSKに駆動されて、光ディスク206のア
クセスするトラック位置に位置決めされる。そして、半
導体レーザ201の出射光は、図1の場合と同様に、凸
レンズ202、偏光ビームスプリッタ203および凹レ
ンズ204を順に通過する。そして、本実施例では、凹
レンズ204を出た光は、ミラー213で反射し、その
上方の凸レンズ205に入射する。その入射光は、集光
されて光ディスク206に照射される。
【0041】光ディスク206の反射光は、上記と反対
の経路で、偏光ビームスプリッタ203に戻る。そし
て、その他の各部も、図1の場合と同様に作用して、光
ピックアップ装置PUの所定の動作を実行する。
【0042】図1の構成の光ピックアップ装置をそのま
ま光ディスク装置に配設しようとすると、半導体レーザ
201から光ディスク206までの距離が長くなるた
め、光ディスク装置の筐体の高さが高くなってしまう
が、本実施例のように、ミラー213を配設することに
より、光ディスク装置の筐体の高さを低く形成すること
ができる。
【0043】図3は、光ピックアップ装置の装置構成の
第2の実施例を示したものである。
【0044】同図において、図1と異なる点は、凹レン
ズ204と凸レンズ205の間に凸レンズ214を配設
している点である。
【0045】本実施例では、凹レンズ204側から放射
される拡散光を凸レンズ214に通して平行光にした
後、凸レンズ205に入射させる。また、光ディスク2
06の反射光も、凸レンズ205と凸レンズ214を介
して凹レンズ204に入射させる。
【0046】このように構成することにより、光ディス
ク206と凸レンズ205の配設位置に対して、凸レン
ズ214から下に位置する各部品を任意の距離だけ離す
ことができる。
【0047】図4は、図3とほぼ同一構成の光ピックア
ップ装置を用いた光ディスク装置の実施例を示してい
る。
【0048】同図において、光ディスク206の下方に
は、シークモータSKにより駆動される移動光学系Mが
配設され、その側方には、固定光学系Pが配設されてい
る。本実施例では、移動光学系Mと固定光学系Pとによ
り光ピックアップ装置PUを構成している。
【0049】移動光学系M側には、凸レンズ205とミ
ラー215とが配設されている。固定光学系P側には、
一部図示を省略しているが、図3における凸レンズ21
4から下に位置する全部品が配設されている。ミラー2
15は、新たに配設されたもので、凸レンズ214と2
05の間の光路を形成するものである。
【0050】この構成で、本実施例では、移動光学系M
が、シークモータSKに駆動されて、光ディスク206
のアクセスするトラック位置に位置決めされる。そし
て、各部が図3の場合と同様に作用して、光ピックアッ
プ装置PUの所定の動作を実行する。
【0051】図3の構成は、本実施例のように、光ピッ
クアップ装置PUを移動光学系Mと固定光学系Pとに分
離して構成する場合に好適である。また、ミラー215
を配設することにより、図2の場合と同様に、光ディス
ク装置の筐体の高さを低く形成することができる。
【0052】図5は、光ピックアップ装置の装置構成の
第3の実施例を示している。
【0053】同図において、図1と異なる点は、凸レン
ズ202の代りに凸レンズ216を配設して、凹レンズ
204を除去した点である。また、偏光ビームスプリッ
タ203とその周辺の全部品を、凸レンズ205から、
より離れた位置に配置している。
【0054】この構成で、本実施例では、半導体レーザ
201の出射光は、凸レンズ216で完全な平行光にせ
ず、放射角の非常に小さい拡散光にする。この拡散光を
偏光ビームスプリッタ203に通す。偏光ビームスプリ
ッタ203を通過したレーザ光は、凸レンズ216から
離れる距離に比例して光束径が大きくなる。そのレーザ
光の光束径が所定の径まで大きくなった位置で、凸レン
ズ205に入射させて集光し、光ディスク206に照射
する。他の各部は、図1の場合と同様に作用し、同様の
動作を実行する。
【0055】ところで、図8で説明したように、偏光膜
203aを通過する光束内に、入射角度が45度からず
れた光があると、位相差のために、記録情報を読み取る
際にS/N比が悪化する。すなわち、本実施例では、光
磁気信号MOなどのS/N比が悪化することになる。
【0056】しかしながら、実際の光ピックアップ装置
では、上記入射角度のずれが、例えば±2度程度あって
も、S/N比の悪化は許容される。
【0057】従って、本実施例の装置構成でも、凸レン
ズ216から出る拡散光の放射角をある程度小さくする
ことにより、実用的な光ピックアップ装置を提供するこ
とができる。これにより、凹レンズ204という1つの
部品を削減して、装置コストを低減することができる。
【0058】図6は、光ピックアップ装置の装置構成の
第4の実施例を示したものである。すなわち、本実施例
では、偏光ビームスプリッタ203と受光素子105の
間に凸レンズ217を配設して、凸レンズ205と受光
素子207との間を通過するレーザ光を平行光にしてい
る。
【0059】このように構成すれば、図4の実施例のよ
うに、移動光学系Mと固定光学系Pとに分離した光ピッ
クアップ装置PUを構成することができる。
【0060】なお、以上の各実施例では、光磁気記録方
式の光ピックアップ装置を例にとって説明したが、穴明
け記録方式などの他の方式の光ピックアップ装置におい
ても、ビームスプリッタとその周囲の各種光学部品を半
導体レーザに近づける構成を取ることにより、装置を小
形化することができる。
【0061】また、図中の各種レンズは、いずれも1枚
構成として図示しているが、それぞれ凹凸レンズの組合
せであってもよいことはいうまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、半導体
レーザの出射光を、光束径が小さい状態でビームスプリ
ッタに通すようにしたので、ビームスプリッタとその周
辺の各種光学部品を小さくすることができるため、光ピ
ックアップ装置を小形化することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る光磁気記録方式の
光ピックアップ装置の構成図である。
【図2】光ディスク装置の一実施例を示す装置構成図で
ある。
【図3】光ピックアップ装置の第2の実施例を示す装置
構成図である。
【図4】光ディスク装置の他の実施例を示す装置構成図
である。
【図5】光ピックアップ装置の第3の実施例を示す装置
構成図である。
【図6】光ピックアップ装置の第4の実施例を示す装置
構成図である。
【図7】光ピックアップ装置の従来例を示す装置構成図
である。
【図8】偏光膜に対する光の入射角のずれと通過光の位
相差との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
101,201 半導体レーザ 103,110,203,210 偏光ビームスプリッ
タ 102,104,106,108,202,205,2
08,214,216,217 凸レンズ 105,111,112,207 受光素子 107,206 光ディスク 109,209 1/2波長板 203a,210a 偏光膜 204 凹レンズ 211,212 6分割受光素子 213,215 ミラー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】図6は、光ピックアップ装置の装置構成の
第4の実施例を示したものである。すなわち、本実施例
では、偏光ビームスプリッタ203と凸レンズ205
間に凸レンズ217を配設して、凸レンズ205と凸レ
ンズ217との間を通過するレーザ光を平行光にしてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のビーム放射角でレーザ光を出射す
    る半導体レーザと、入射するレーザ光の一部を透過し他
    を反射することによりレーザ光を2方向に分岐するビー
    ムスプリッタと、一定の光束径でレーザ光を入射しスポ
    ット光に集光して光ディスクに照射する対物レンズとを
    有している光ピックアップ装置の構成方法において、上
    記半導体レーザから出射されたレーザ光をその光束径が
    上記一定の光束径よりも小さい位置で上記対物レンズと
    は別の凸レンズにより平行光にし、その平行光を上記ビ
    ームスプリッタに通してそのビームスプリッタから一方
    向に出るレーザ光を凹レンズにより拡散し、拡散したレ
    ーザ光をその光束が上記一定の光束径になった位置で上
    記対物レンズにより集光して上記光ディスクに照射する
    構成であることを特徴とする光ピックアップ装置の構成
    方法。
  2. 【請求項2】 一定のビーム放射角でレーザ光を出射す
    る半導体レーザと、入射するレーザ光の一部を透過し他
    を反射することによりレーザ光を2方向に分岐するビー
    ムスプリッタと、一定の光束径でレーザ光を入射しスポ
    ット光に集光して光ディスクに照射する対物レンズとを
    有している光ピックアップ装置の構成方法において、上
    記半導体レーザから出射されたレーザ光をその光束径が
    上記一定の光束径よりも小さい位置で上記対物レンズと
    は別の凸レンズにより平行光にし、その平行光を上記ビ
    ームスプリッタに通してそのビームスプリッタから一方
    向に出るレーザ光を凹レンズにより拡散し、拡散したレ
    ーザ光をその光束が上記一定の光束径になった位置でさ
    らに別の凸レンズにより平行光にし、その平行光を上記
    対物レンズにより集光して上記光ディスクに照射する構
    成であることを特徴とする光ピックアップ装置の構成方
    法。
  3. 【請求項3】 一定のビーム放射角でレーザ光を出射す
    る半導体レーザと、入射するレーザ光の一部を透過し他
    を反射することによりレーザ光を2方向に分岐するビー
    ムスプリッタと、一定の光束径でレーザ光を入射しスポ
    ット光に集光して光ディスクに照射する対物レンズとを
    有している光ピックアップ装置の構成方法において、上
    記半導体レーザから出射されたレーザ光をその光束径が
    上記一定の光束径よりも小さい位置で上記対物レンズと
    は別の凸レンズによりビーム放射角の小さい拡散光に
    し、その拡散光を上記ビームスプリッタに通してそのビ
    ームスプリッタから一方向に出るレーザ光をその光束が
    上記一定の光束径になった位置で上記対物レンズにより
    集光して上記光ディスクに照射する構成であることを特
    徴とする光ピックアップ装置の構成方法。
  4. 【請求項4】 一定のビーム放射角でレーザ光を出射す
    る半導体レーザと、入射するレーザ光の一部を透過し他
    を反射することによりレーザ光を2方向に分岐するビー
    ムスプリッタと、一定の光束径でレーザ光を入射しスポ
    ット光に集光して光ディスクに照射する対物レンズとを
    有している光ピックアップ装置の構成方法において、上
    記半導体レーザから出射されたレーザ光をその光束径が
    上記一定の光束径よりも小さい位置で上記対物レンズと
    は別の凸レンズによりビーム放射角の小さい拡散光に
    し、その拡散光を上記ビームスプリッタに通してそのビ
    ームスプリッタから一方向に出るレーザ光をその光束が
    上記一定の光束径になった位置でさらに別の凸レンズに
    より平行光にし、その平行光を上記対物レンズにより集
    光して上記光ディスクに照射する構成であることを特徴
    とする光ピックアップ装置の構成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0991747A (ja) * 1995-09-29 1997-04-04 Nec Corp 光ヘッド装置
JPH10321961A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Sharp Corp 半導体レーザ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0991747A (ja) * 1995-09-29 1997-04-04 Nec Corp 光ヘッド装置
JPH10321961A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Sharp Corp 半導体レーザ装置

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