JPH0776155A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH0776155A
JPH0776155A JP5247503A JP24750393A JPH0776155A JP H0776155 A JPH0776155 A JP H0776155A JP 5247503 A JP5247503 A JP 5247503A JP 24750393 A JP24750393 A JP 24750393A JP H0776155 A JPH0776155 A JP H0776155A
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job
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time
printer device
queue
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JP5247503A
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Inventor
Masaaki Nabeta
正明 鍋田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント依頼者に対してジョブ終了時刻や待
ち時間などのジョブ処理情報を提供する。 【構成】 操作表示部1でプログラムされたジョブ、ま
たはネットワーククライアントから送られたくるジョブ
がプリント待ち行列16に追加されると、当該ジョブの
プログラム条件や原稿イメージページ数情報、各ページ
のデータ圧縮率情報から、そのジョブのプリントにかか
るジョブ処理時間とジョブ終了時間がメインプロセッサ
部14で計算される。ジョブがプリント待ち行列からプ
リント出力部5に送られると、プリントプロセッサ部1
8はプリント待ち行列内のジョブのプリント終了時間を
アップデートする。これらの計算結果から各ジョブのプ
リント終了までの待ち時間が表示部1に表示されるの
で、その場で、または電話での折り返し連絡により、プ
リント依頼者に対していつ頃仕上がるかを伝えることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿から読取ったイメ
ージデータやワークステーション等のネットワーククラ
イアントから送られてきたプリントジョブのイメージデ
ータを、一旦保持し、プリント出力部が空き次第出力プ
リントを行うプリンタ装置に係り、特にジョブ終了推定
時間の表示機能を備えたプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像処理装置、ワークステー
ション、あるいはそれらを組み合わせたシステムにおけ
るプリンタ装置において、ジョブをプログラムする段階
やクライアントがプリンタ装置にジョブを送る段階で、
ジョブに関する処理情報としては、例えば実開平3−1
05849号、特開平3−133270号に開示されて
いるように、プリント待ち行列からプリント出力部に送
られるジョブ、つまりまさにこれからプリント出力しよ
うとしているジョブの処理時間のみを知ることができる
ものであった。また特開平3−155275号に開示さ
れているように、ファクシミリ装置の通信予約量(通信
宛先数または原稿総枚数)を表示するものがあった。こ
のようなプリンタ装置では、プリント依頼時に待ち時間
や仕上がり時刻を予測することが難しく、専任のオペレ
ータの推定に頼っていた。
【0003】またプリンタ装置は、装置の騒音、除
電器、帯電器によるオゾン発生、定着器による熱発
生、現像器による微粒子トナーの漏れ、用紙送り装
置による紙粉の発生など作業環境やオフィス環境を悪化
させる要因をもっている。これらの内、〜はプリン
ト出力部のみでの発生であり、またともその大半は
プリント出力部で発生する。現状においては、上記の個
々の要因の対策を取ることで、環境の改善が図られてい
るが、それらの対策においても充分な環境が作り出され
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のプリ
ンタ装置はプリント出力部と装置本体部が同じ場所に設
置されているため、プリント出力部が発生源となって作
業環境あるいはオフィス環境に影響を与えていた。また
従来のジョブ処理の表示情報ではプリントを依頼したそ
の場で、または電話での問い合わせに対して、どの程度
の待ち時間があるのか、あるいはいつ頃仕上がるのかを
知ることができない。またネットワークプリンタとして
使用される場合には、ワークステーション等のクライア
ント側でプリンタ装置に送ったジョブが、いつ頃仕上が
るかを確認することができない。このように、依頼者が
プリンタの所に出力プリントをいつ頃取りに行けばよい
か知ることができなかった為、所定の時刻に必要なプリ
ントが得られないという不具合を生じ易い。さらに、オ
ペレータに依頼して、プリント待ち行列の該当ジョブの
プリント順位を必要な所まで上げてもらう等の急を要す
る場合の操作を行うと、当該ジョブ以降のジョブが一律
に遅らされるため、他の依頼者に迷惑を掛けることも起
こるなどの問題点もある。本発明の目的は、プリント依
頼者に対してジョブ終了時刻やジョブ待ち時間を知らせ
ることができるプリンタ装置を提供することである。ま
た本発明の他の目的は、通常オペレータがプリンタ出力
操作を行う場所の環境を改善したプリンタ装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成させる
ために、請求項1に記載された本発明は、スキャナから
読込まれ、またはネットワークを通じて送られてきたプ
リントジョブのイメージデータを一旦プリント待ち行列
に格納し、プリント出力部が空き次第プリント出力を行
うプリンタ装置において、各ジョブのプログラム条件や
原稿イメージページ数により、各ジョブのプリント処理
時間とそのジョブのプリント終了時間を計算する第1の
演算手段と、ジョブがプリント待ち行列からプリント出
力部に送られた場合に前記プリント待ち行列内のジョブ
のプリント終了時間をアップデートする第2の演算手段
と、各ジョブのプリント終了までの待ち時間を表示する
プリント待ち時間表示手段とを具備する構成にある。ま
た他の発明は、次のいずれかの構成を備えていることを
特徴とするものである。すなわち、 (1)時間の経過を計測するシステムクロックを有し、
時間の経過とともにプリント終了までの待ち時間の減算
を行い表示のアップデートを行うようにした構成にあ
る。 (2)イメージの一時格納時にデータの圧縮を行い、そ
のデータ圧縮率をジョブ処理時間の算出の1つのパラメ
ータとする構成にある。 (3)ネットワークジョブの場合にページ記述言語(P
DL)から中間フォーマットへの変換時に、プリント出
力の為のプリントフォーマットへの変換処理時間の推定
を行い、ジョブ処理時間の一部とする構成にある。 (4)操作表示部、原稿送り装置、スキャナ部を、プリ
ント出力部と物理的に独立させ、通信ケーブルを介して
接続するようにした構成にある。 (5)操作表示部の機能を一部をプリント出力部側にも
重複して持たせた構成にある。
【0006】
【作用】請求項1に記載の発明によると、第1の演算手
段ではジョブが追加されると当該ジョブのプログラム条
件や原稿イメージページ数情報、各ページのデータ圧縮
率情報から、そのジョブのプリントにかかるジョブ処理
時間とジョブ終了時間が計算される。ジョブがプリント
待ち行列からプリント出力部に送られると、第2の演算
手段はプリント待ち行列内のジョブのプリント終了時間
をアップデートする。これら第1および2の演算手段に
よる計算結果から各ジョブのプリント終了までの待ち時
間が表示される。したがって、プリント待ち時間表示手
段にはプリント待ち行列に待機している各ジョブの処理
終了推定時間が表示されているので、その場で、また
は、電話での折り返し連絡により、プリント依頼者に対
していつ頃仕上がるかを伝えることができる。請求項5
に記載の発明によると、通常のプリント出力の操作部か
ら独立した場所にプリント出力部を設置することによ
り、作業環境/オフィス環境の改善を図れると共に、前
記のジョブ終了待ち時間の表示により、プリント出力部
を離れた場所に設置しても、作業効率の低下を最小限に
抑えることができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明のプリンタ装置のシステム構
成の一例を示す。プリンタ装置は、装置本体側操作表示
部1、原稿送り装置2、スキャナ3、マシンコントロー
ル部4を作業室に設置し、この作業室に隣接して設けら
れる別室あるいはついたてなどによって区画されたスペ
ースにはプリント出力部5、プリント出力側操作表示部
6を備えている。装置本体側操作表示部1は通信ケーブ
ル7を介してマシンコントロール部4に接続され、また
プリンタ出力部5は通信ケーブル8を介してマシンコン
トロール部4に接続されている。通常オペレータは作業
室にて装置本体側操作表示部1と原稿送り装置2にのみ
アクセスするだけで作業が進められ、プリント出力部5
の排出トレイが満杯になった時と給紙トレイの用紙を交
換または補給する時のみ、プリント出力部5にアクセス
する。
【0008】またプリント出力部5には、オペレータへ
の処理手順指示のための表示部6−1および処理後のプ
リント再開の為のスタートボタン等、必要最少限の操作
部6−2が設けられている。このように構成することに
より、用紙詰まりに対処することができると共に、これ
らの表示部/操作部はサービスマンによる装置の保守、
点検、トラブル処理時にも用いられる。
【0009】本実施例のシステム構成の特徴として、プ
リント出力部5を別室やついたての奥に設置することに
より、プリント出力部5のみによって起こる、除/帯電
によるオゾン発生、電定着器による熱発生、現像器によ
る微粒子トナーの漏れ、あるいは大部分がプリント出力
部5で起こる、装置駆動の騒音や用紙送り装置による紙
粉の発生など作業環境およびオフィス環境の改善を図る
ことができる共に、後述のジョブ終了待ち時間の表示に
より、プリント出力部5を離れた場所に設置しても、作
業効率の低下を最小限に抑えることができる。
【0010】次にプリンタ装置の制御系について説明す
る。図2は本発明のプリンタ装置の制御系のハードウエ
ア構成を示す。図3はメインプロセッサ部、イメージ処
理部、プリントプロセッサ部の構成を示す。操作表示部
1は、オペレータがジョブ条件を入力するためのキース
イッチやタッチスイッチなどの操作手段1−1およびプ
リンタ機能を実行するために必要な情報を、例えば保管
されたジョブのプリント待ち情報を表示するCRT,L
CDなどの表示手段1−2を備えている。原稿送り装置
2は、入力されたジョブ条件に基づく記録モードに応じ
て、原稿束から原稿を1枚づつプラテンガラス上に搬送
し、原稿画像読取り後に排出する。スキャナ部3は、プ
ラテンガラス上の原稿読み取り位置に原稿が敷き込まれ
ると光学的読取り装置が作動し、原稿画像を読み取る。
イメージ処理部10は、読取ったイメージデータを圧縮
するなどのイメージ処理を施す。
【0011】ジョブファイル12は、イメージ処理部1
0から送られてくるイメージ処理後のイメージデータ
(イメージデータ数を含む)を、メインプロセッサ部1
4から送られてくる当該ジョブに対するジョブプログラ
ムの内容(ジョブチケット)、つまりプリント出力情報
と一緒に一時保管する。このジョブファイルの構造は、
イメージデータとジョブチケットからなる。ここで、ジ
ョブプログラムの内容とはプリント枚数、片面/両面、
縮拡、打針等の後処理を行うための、従来の複写機のプ
ログラム内容に加え、マージ(アノテーション)、回
転、ジョブの処理(プリント後ジョブ削除/プリント後
ジョブファイルに保存/プリントせずにジョブファイル
に保存)など種々の設定を含んでいる。
【0012】メインプロセッサ部14は、ページ記述言
語のフォーマット変換(中間フォーマット)を行うPD
L処理部20、RAMに格納されているデータをオフプ
ロセス中にディスクに転送し、格納するプリントキュー
/ディスクコントロール部22、表示データや入力デー
タを操作表示部1または6とやり取りするためのI/O
インタフェース24、通信回線(LAN)によって結ば
れた画像記録装置などの外部装置から送られてくるイメ
ージデータを制御するネットワークコントロール26か
らなっている。
【0013】このメインプロセッサ部14は、操作表示
部1または6からの入力により、イメージ処理部10に
よって処理されたジョブやLANによって送られてくる
ジョブを、どのような順序でプリント出力処理するかの
プログラミングを行い、このプログラミングに従って必
要なイメージ操作を施し、ハードディスクで構成される
プリント待ち行列(以下プリントキューと記す)16に
一時保管する共に、受け付けたジョブと処理済みのジョ
ブからプリント待ち情報を管理する。
【0014】プリントプロセッサ部18は、プリントプ
ロセッサとプリント出力処理を制御するプリント出力コ
ントロール18−1から成る。プリントプロセッサはプ
リントジョブをプリント待ち行列へ一時保管し、当該プ
リントジョブがプリント待ち状態にある旨のメッセージ
を表示部1−2に表示する。またプリントジョブの入出
力ごとにプリント出力に必要なトレイのチェックを行
い、プリントキュー16にあるプリントジョブに対する
トレイ情報を表示部にメッセージ表示する。このプリン
トプロセッサは、プリント出力コントロール18−1か
らプリント終了情報を受けると、プリントキュー16か
ら次のプリントジョブのイメージデータを取り出し、イ
メージデータの伸長処理を行ってプリント出力コントロ
ール18−1に送り、プリント出力部5からプリント出
力する。
【0015】図4はプリント待ち行列の表示例を示す。
図4(a)はジョブAがプリント出力部に送られる直前
の表示であり、図4(b)はジョブAがプリント出力部
へ送られた直後の表示である。プリント待ち行列は、ジ
ョブ名、ジョブの受付日と受付時刻を知らせるキューイ
ング日時、ジョブの処理時間、およびジョブの待ち時間
で表示される。例えば、ジョブAは1992年6月3日
の10時に受付、このジョブAの処理に要する時間は8
分かかり、おおよそ9分待ちであることを表示してい
る。そして、ジョブAがプリント出力部に送られると、
図4(b)の表示に変わる。このプリント待ち行列では
前のジョブAを処理するのに8分かかるので、このジョ
ブAの処理時間を基に以降のジョブB,C,…の待ち時
間の見直しを行う。本例では、ジョブAのプリント出力
部へ送られた直後の待ち時間の見直しではジョブBが1
0分、ジョブCが10分、ジョブDが35分としてこれ
からの待ち時間の表示替えがなされる。
【0016】次に上記システムの動作を説明する。操作
表示部よりジョブのプログラミングを行い、スタートボ
タンを押すと、自動原稿送り装置にセットされた原稿が
順次プラテン上に送られ、スキャナによって原稿イメー
ジの読み込みが行われる。読込まれた原稿イメージは、
イメージ処理部によりデータ圧縮等の処理が施された
後、ジョブプログラムの内容や読み込まれたイメージペ
ージ数と共に、ジョブファイルに保管される。さらにメ
インプロセッサ部に送られ、イメージ操作部で必要な
(プログラムされた)イメージ操作が施される。ここ
で、ジョブの処置が「プリント後ジョブファイルに保
存」及び「プリントせずにジョブファイルに保存」が選
択されている場合はジョブファイルに送られ保存され
る。また「プリント後に削除」及び「プリント後にジョ
ブファイルに保存」が選択されている場合はプリント待
ちプリント待ち行列に一時保管されると共に、表示部に
プリント待機中であることが表示される。プリント後に
保存する場合は、ハードディスク15で構成されるジョ
ブファイルとプリント待ち行列にジョブが送られる。
【0017】ここで、ジョブプログラムの内容のうち出
力する記録紙の種類のデータがメインプロセッサ部に送
られ、RAMに一時記憶されると共に、同じくRAMに
記憶されている現在プリント出力部に収容されている記
録紙の種類のデータと比較される。これらのデータは装
置の電源がオフされた時も保持されなければならないの
で、電源オフ時にはオフプロセス中にデータがディスク
に転送され、電源オン時にはオンプロセス中にデータが
ディスクからRAMに再び転送格納される。
【0018】プリントプロセッサ部18は、プリントジ
ョブをプリントキュー16へ一時保管し、当該プリント
ジョブがプリント待ち状態にある旨のメッセージを表示
部に表示する。またプリントジョブの入出力ごとにプリ
ント出力に必要なトレイのチェックを行い、プリントキ
ュー16にあるプリントジョブに対するトレイ情報を表
示部にメッセージ表示する。このプリントプロセッサ
は、プリント出力コントロールからプリント終了情報を
受けると、プリントキュー16から次のプリントジョブ
のイメージデータを取り出し、イメージデータの伸長処
理を行ってプリント出力コントロールに送り、プリント
出力部からプリント出力する。
【0019】ジョブファイル12に一時保管されるジョ
ブの終了待ち時間の処理について説明する。図5はプリ
ントキューへジョブ追加があったときのジョブ終了待ち
時間処理の流れを示すフローチャートである。キューコ
ントロール部22はジョブプログラムのパラメータ、読
み込まれたイメージページ数の情報、各ページのデータ
圧縮率情報によりプリントキューへのジョブ追加の命令
が送られると(S100)、図7に示すジョブ時間計算
ルーチンを起動して当該ジョブのプリントにかかるジョ
ブ時間(t)を計算する(S101)。すなわち、ジョ
ブ時間計算ルーチンが起動すると、プリント終了時刻の
指定の有無、イメージ操作情報などのプログラムパラメ
ータの抽出および解析が行われ(S120)、また圧縮
やフォーマット変換情報などのイメージ情報の抽出およ
び解析を行う(S121)。そして、プリントプロセッ
サ部での処理時間などのプリント前処理時間(1)を計
算する(S122)。続いてプリント出力部でのプリン
ト時間(2)を計算する(S123)。さらにプリント
出力部での打針、簡易製本などのプリント後処理時間
(3)を計算する(S124)。これらの計算結果から
ジョブ時間(t=(1)+(2)+(3))を計算する
(S125)。この結果に基づいて次の処理が行われ
る。
【0020】プログラムパラメータとしてプリント終了
時間指定があるか否かを判断し(S102)、ある場合
には、図8に示すジョブ位置最適化ルーチンを起動し
て、プリントキュー内のジョブの処理順位(ジョブ位
置)に基づいて最適化を行う。すなわち、要求されるジ
ョブ終了時間を満足するプリントキュー内の最も後ろの
位置が決定される(S103)。
【0021】ジョブ位置最適化ルーチンが起動すると、
まず当該ジョブのジョブ時間を”t”とすると、ジョブ
の指定時間以内の時間Tn−1+tの位置に当該ジョブ
を追加する(S130)。次いでプリントキュー内のジ
ョブの待ち時間を計算する(S131)。その結果、指
定時刻をオーバーするジョブがあるかを判断する(S1
32)。オーバーするジョブがないときはこの処理を終
了する。一方オーバーするジョブがあるときは該当ジョ
ブと指定時刻をオーバーするジョブとの間に時刻指定の
ないジョブがあるかを判断する(S133)。時刻指定
のないジョブがあるときは最も近い時刻指定のないジョ
ブと順序を変換し(S134)、ステップ131にリタ
ーンして再び処理を行う。また時刻指定のないジョブが
ないときは指定時刻オーバーのジョブと該当ジョブの順
序を変換(オーバー有り)を行う(S135)。この処
理結果を基に次の処理が行われる。
【0022】最適化されたジョブの全てがジョブ終了指
定時間を満足するか否かを判断し(S104)、当該追
加されるジョブによって指定されたジョブ終了時間を満
足しないジョブが出てしまう場合は警告メッセージを表
示する(106)。終了時間指定の無い場合にはプリン
トキューの最後尾へジョブを追加する(S105)。ス
テップ104または105の処理後に、当該ジョブのジ
ョブ時間(tn)(図4に示すジョブ処理時間)および
ジョブ待ち時間(Tn=Tn-1+tn)の表示を行う(S
107)。
【0023】次にプリントキューへジョブ追加がない場
合は、図6に示す手順でジョブ待ち時間の表示処理が行
われる。すなわち、ステップ100において、プリント
キューへのジョブ追加命令がないことが判断されると、
プリントキューからのジョブ送付命令の有無を判断する
(108)。ジョブ送付命令に応じてプリント出力部に
ジョブが送られると、プリントキュー内の先頭ジョブの
表示を削除し(S109)、プリントキュー内のジョブ
の待ち時間表示をアップデートする(S110)。この
アップデートはn=1−Nとして、Tn=Tn-1+tn
計算する。ステップ108において、プリントキューか
らのジョブ送付命令がないときは所定の時間が経過して
表示部に表示されている内容を更新する時期(アップデ
ート時期)にあるか否かを判断し(S111)、その時
期になっていないときはステップ100にリターンす
る。アップデート時期にあるときはプリントキュー内の
ジョブの待ち時間表示をアップデートする(S11
2)。このアップデートはn=1−Nとして、Tn=T
n-1で計算する。
【0024】上記の処理よれば、ジョブファイルに保管
されていたジョブは決定されたプリントキューの最適位
置に送られ、一時保管されると共に、プリントキューコ
ントロール部により計算されたジョブ時間とジョブ待ち
時間が表示部に表示される。プリントキューコントロー
ル部では、さらにプリント出力部による出力プリント開
始からの時間経過、例えば毎分により、RAMに記憶さ
れているプリントキュー16内の全てのジョブの待ち時
間を減算し、その度に表示部の表示をアップデートす
る。
【0025】1つのジョブのプリント出力終了時には、
プリントキューの先頭のジョブがプリントプロセッサ部
に送られ、ジョブのプリント出力が指示される。その時
点でプリントキューに待機中のジョブのジョブ時間のデ
ータを基に各ジョブのジョブ待ち時間が修正され、表示
のアップデートが行われる。このことによって、プリン
トキューコントロール部によって計算されたジョブ処理
時間と実際にかかったジョブ処理時間に誤差があって
も、該当ジョブの終了時点でその後のジョブのジョブ待
ち時間が修正される。
【0026】次にジョブの割り込み処理を図9を参照し
ながら説明する。割り込みジョブが発生したかを判断し
(S140)、割り込みジョブがあった場合には、当該
ジョブを優先順位1位とみなし、当該ジョブのジョブ時
間を計算し(S141)、プリントキューの先頭へジョ
ブを追加および表示する(S142)。そして、プリン
トキュー内のジョブの待ち時間を計算する(S14
3)。この計算結果から指定時刻をオーバーするジョブ
があるかを判断し(S144)、指定時刻をオーバーす
るジョブがないときはプリントキュー内のジョブの待ち
時間を修正(リバイス)表示する(S146)。指定時
刻をオーバーするジョブがあるときはそのジョブの前に
時刻指定のないジョブがあるかを判断する(S14
5)。時刻指定のないジョブがあるときは最も近い時刻
指定のないジョブと順序を変換し、ステップ140にリ
ターンする(S147)。
【0027】一方時刻指定のないジョブがないときはプ
リントキュー内のジョブの待ち時間をリバイス表示する
と共に(S148)、指定時刻をオーバーするジョブの
警告メッセージを表示し(S149)、ステップ140
にリターンする。上記の実施例の処理によると、割り込
み発生によるプリント終了時間指定のあるジョブの指定
時間オーバーの有無をチェックし、指定時間オーバーの
ジョブがある場合には、プリントキュー内のジョブの順
番を最適化し、回避を図る。回避不能の場合には、警告
メッセージを表示する。
【0028】一方、クライアントからのネットワークを
介して送られてくるジョブの場合には、PDL処理部で
ページ記述言語のフォーマット変換が行われた後、プリ
ントキューコントロール部でプリントキューの最適位置
に送られる。ここで、フォーマット変換時に、ジョブ内
容の解析が行われ、また出力時のプリントプロセッサ部
での処理時間、つまり中間フォーマットからプリントフ
ォーマットへの変換時間が推定計算される、スキャンジ
ョブ時の場合のデータ圧縮率に代わって、この処理推定
時間がジョブ処理時間の計算に用いられる。そしてこれ
らのジョブ終了待ち時間情報は、クライアントからステ
ータス要求に応じて、クライアント側にフィードバック
される。
【0029】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、プリン
ト待ち行列に待機している各ジョブの処理終了推定時間
が表示されるので、例えばコピーセンターにおける複写
機として使用される場合にはジョブのプログラムとスキ
ャナによる原稿読取りを終了すれば、出力プリント終了
予定時間が表示される為、その場で、または、電話での
折り返し連絡により、コピー依頼者に対していつ頃仕上
がるかを伝えることができる。また、ネットワークプリ
ンタとして使用される場合には、ワークステーション等
クライアント側でプリンタ装置に送ったジョブが、いつ
頃仕上がるか確認できるので、プリンタの所に出力プリ
ントをいつ頃取りに行けばよいかを知ることができる。
さらに、急を要する場合、表示されたジョブ終了予定時
間では遅すぎる場合に、プリンタのオペレータに依頼し
て、プリント待ち行列の該当ジョブのプリント順位を必
要な所まで上げてもらう等の操作も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリンタ装置のシステム構成の一例
を示すブロック図である。
【図2】 本発明のプリンタ装置の制御系のハードウエ
ア構成を示すブロック図である。
【図3】 メインプロセッサ部、イメージ処理部、プリ
ントプロセッサ部のハードウエア構成を示すブロック図
である。
【図4】 プリント待ち行列の表示例を示し、図4
(a)はジョブAがプリント出力部に送られる直前の表
示、図4(b)はジョブAがプリント出力部へ送られた
直後の表示を説明するための図である。
【図5】 プリントキューへジョブ追加があったときの
ジョブ終了待ち時間処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図6】 プリントキューへのジョブ追加がないときの
ジョブ待ち時間の表示処理の流れを示すフローチャート
である。
【図7】 ジョブ時間計算ルーチンのフローチャートで
ある。
【図8】 ジョブ位置最適化ルーチンのフローチャート
である。
【図9】 ジョブ割り込みルーチンのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…装置本体側操作表示部、2…原稿送り装置、3…ス
キャナ部、4…マシンコントロール部、5…プリント出
力部、6…プリント出力側操作表示部、10…イメージ
処理部、12…ジョブファイル、14…メインプロセッ
サ部、16…プリント待ち行列、18…プリントプロセ
ッサ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナから読込まれ、またはネットワ
    ークを通じて送られてきたプリントジョブのイメージデ
    ータを一旦プリント待ち行列に格納し、プリント出力部
    が空き次第プリント出力を行うプリンタ装置において、 各ジョブのプログラム条件や原稿イメージページ数によ
    り、各ジョブのプリント処理時間とそのジョブのプリン
    ト終了時間を計算する第1の演算手段と、 ジョブがプリント待ち行列からプリント出力部に送られ
    た場合に前記プリント待ち行列内のジョブのプリント終
    了時間をアップデートする第2の演算手段と、 各ジョブのプリント終了までの待ち時間を表示するプリ
    ント待ち時間表示手段と、を具備するプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 時間の経過を計測するシステムクロック
    を有し、時間の経過とともにプリント終了までの待ち時
    間の減算を行い表示のアップデートを行うことを特徴と
    する請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 イメージの一時格納時にデータの圧縮を
    行い、そのデータ圧縮率をジョブ処理時間の算出の1つ
    のパラメータとすることを特徴とする請求項1記載のプ
    リンタ装置。
  4. 【請求項4】 ネットワークジョブの場合にページ記述
    言語から中間フォーマットへの変換時に、プリント出力
    の為のプリントフォーマットへの変換処理時間の推定を
    行い、ジョブ処理時間の一部とすることを特徴とする請
    求項1記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 操作表示部、原稿送り装置、スキャナ部
    を、プリント出力部と物理的に独立させ、通信ケーブル
    を介して接続することを特徴とする請求項1記載のプリ
    ンタ装置。
  6. 【請求項6】 操作表示部の機能を一部をプリント出力
    部側にも重複して持たせることを特徴とする請求項5記
    載のプリンタ装置。
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