JPH0774418A - 広帯域源、広帯域源の用途および広帯域源の温度依存性を安定化させるための方法 - Google Patents

広帯域源、広帯域源の用途および広帯域源の温度依存性を安定化させるための方法

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JPH0774418A
JPH0774418A JP23818091A JP23818091A JPH0774418A JP H0774418 A JPH0774418 A JP H0774418A JP 23818091 A JP23818091 A JP 23818091A JP 23818091 A JP23818091 A JP 23818091A JP H0774418 A JPH0774418 A JP H0774418A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】広帯域にわたり発光可能な光ファイバ形でLD
により励起されるレーザや超蛍光ファイバ源の放射波長
の温度による変化を出来るだけ小さく抑える。 【構成】ErやNdなどの希土類を添加したファイバ状
活性媒体110が半導体レーザにより励起されて発光す
る場合、その波長の熱安定性は(式1)の3項の寄与で
決定される。第1項は活性媒体110の固有温度依存
性、第2項はポンプ電力依存性、また第3項はポンプ波
長に対する放射波長の依存性、からの寄与をそれぞれ表
す。これら3つの寄与が互に打ち消し合って放射波長の
温度依存性が最小になるようにポンプ電力とポンプ波長
を最適化する。 ここで〈l〉は信号の平均波長、Tは温度、Pはポン
プ電力、lはポンプ波長である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】この発明は広帯域源の分野の発明であ
り、さらに特定的に光ファイバがレーザを発することが
できる媒体を添加され、かつ光ファイバがポンプ光信号
で汲み上げられて検出器によって検出される出力信号を
発生する希土類を添加された超蛍光ファイバ源の分野の
発明である。
【0002】光ファイバはますます多くの応用に利用さ
れつつある。かかる1つの応用例は光ファイバのループ
を含む光ファイバ回転センサであり、その中に2つの光
信号が導入され光ループの周りを逆伝搬させられる。か
かる回転センサはたとえば、米国特許第4,410,275 号、
米国特許第4,456,377 号、米国特許第4,487,330 号、米
国特許第4,634,282 号および米国特許第4,637,722 号で
説明される。これらの特許はこの引用により援用され
る。かかる回転センサのために、かつ他の光ファイバ応
用のために、安定しよく制御された光源を有することが
望ましい。
【0003】ある光ファイバ回転信号のような幾つかの
応用のために、短時間コヒレンス長さを有し、より長い
波長での縦方向のモード構造を有しない高電力広帯域光
エネルギー源が望ましい。光ファイバ回転センサの広帯
域光エネルギー源を使用することは、たとえばカー(Ke
rr) 効果によって生じる位相誤差を削減することが示さ
れた。広帯域光信号はまた、コヒレント後方散乱(つま
りレイリー(Rayleigh) 後方散乱) によっておよびルー
プの偏波交差結合によって生じる回転センサのループか
ら結合された光信号における位相誤差を低減するために
有利に使用され得る。たとえば、米国特許第4,773,759
号、1983年4月26日に出願された米国特許出願連
続番号第488,732 号および1986年9月19日に出願
された米国特許出願連続番号第909,741 号を見られた
い、これらのすべてはこの出願の譲受人に譲渡される。
これらの特許および特許出願はこの引用により援用され
る。ファイバジャイロスコープに対する広帯域源要求に
関する理論分析は、W.K.バーンズ(Burns)他の「広
帯域源を有するファイバオプティックジャイロスコープ
(Fiber-Optic Gyroscopes with Broad-Band Sources)
」、ジャーナル・オブ・ライトウェイブ・テクノロジ
ー(Journal of Lightwave Technology)、第LT−1
巻、No.1、頁98−105、1983年3月に見られ
る。この論文はこの引用により援用される。光ファイバ
回転センサはまた、ほとんど熱ドリフトのない非常に安
定した平均波長を有する源を要求する。回転センサ源は
また、大きなノイズ成分(高い信号/ノイズ率)を生み
出すことなく高電力を回転センサに結合させる能力を有
しなければならない。最終的に、理想的な回転センサ源
は放射線に対するいかなる感度をも低減させるために、
源の光スペクトルのより高い波長領域で好ましくは動作
する。
【0004】かかる広帯域光源は、たとえば超ルミネセ
ンス光放射ダイオードなどを含む。例証的な超ルミネセ
ンスダイオードは比較的広い光線幅(たとえば約15n
m)を、たとえば800ないし850nmの範囲の光波
長で有する。しかしながら、所与の電力入力にとって、
例証的な超ルミネセンスダイオードは、たとえばレーザ
と比較すると、適当な量の光エネルギーを与えないかも
しれない。より重要なことに、超ルミネセンスダイオー
ドはジャイロスコープのようなある光装置に容易に結合
されない、なぜなら超ルミネセンスダイオードによって
放射される光は発散性が高いからである。特に、超ルミ
ネセンスダイオードによって生み出される電力は単一モ
ードファイバに効率的に結合することが困難である。さ
らに、典型的な超ルミネセンスダイオードの放射波長の
温度安定性は多くの応用にとって満足のいくものではな
いことは既知である。超ルミネセンスダイオードの平均
波長は約−300ppm/℃変化し、それは約1ppm
に安定している平均波長をしばしば要求する高感度ジャ
イロスコープ応用には不適当である。
【0005】より最近に、スナイツァ(Snitzer)他への
米国特許第4,637,025 号は、ネオジムのような選択され
た活性レーザ材料を添加されたコアを有する光ファイバ
を含む超放射光源を説明した。
【0006】1988年12月7日に出願された米国特
許出願連続番号第281,088 号は、多重結合器に結合する
レーザ材料を添加されたファイバを含む超蛍光広帯域フ
ァイバ源を開示する。この出願はこの発明の出願の譲受
人に譲渡される。かかる超蛍光源は良い出力電力を有
し、光ファイバ回転センサに容易に結合する。それは縦
方向の空胴モードを有せず、良い熱安定性を示す。その
スペクトルは共振レーザ源よりずっと広い。上述の特許
および特許出願はこの引用により援用される。
【0007】1988年4月1日に出願された米国特許
出願連続番号第176,739 号は、ネオジムのようなレーザ
発光材料を添加された光ファイバを使用する広帯域光源
を開示する。この出願はこの発明の出願の譲受人に譲渡
され、この引用により援用される。光ファイバはあるポ
ンプ波長を有するポンプ光信号で汲み上げられ、このポ
ンプ波長はそれとは異なる第2の波長で光信号の自発放
射を引き起こすように選択される。ポンプ光信号の波長
はネオジム添加光ファイバのポンプ可変同調範囲(つま
りポンプ波長と一般に1対1の対応をもつ平均波長を有
する放射された波長を刺激するポンプ波長の範囲)外に
なるように選択される。ポンプ可変同調範囲外のポンプ
信号で汲み上げることは、放射された光が実質的にすべ
てのポンプ可変同調範囲に対応する放射波長を有する縦
方向のモードの広いスペクトルエンベロープを有するこ
とを引き起こす。
【0008】ネオジム添加超蛍光ファイバ源は、したが
って、共振空胴レーザかまたは超ルミネセンスダイオー
ドかのどちらかによって持ち出される問題を解決した。
かかる源は、ミリワットの電力を広帯域スペクトルおよ
び良い熱安定性を有するファイバオプティックジャイロ
スコープに伝えることが可能である。
【0009】近年、エルビウム添加ファイバは可能性の
ある源として、および1500nmでの低損失ファイバ
通信ウィンドの増幅目的のために、ますます注目を受け
るようになった。エルビウム添加物がファイバに、典型
的にシリカファイバに適当に添加されるとき、高利得を
得ることが可能である。エルビウム添加ファイバによっ
て放射される光は、類似のモードサイズを持つ他のファ
イバに容易に結合する。エルビウム添加ファイバはまた
熱の面で比較的安定している。それに加えて、エルビウ
ム添加ファイバはネオジム添加ファイバより高い波長光
を放射し、それにより放射線誘導損失機構にそれほど敏
感でなくなる。
【0010】増幅された自発放射の理論的分析は、E.
デサービア(Desurvire) 他による論文、「エルビウム添
加単一モードファイバにおける自発放射の増幅(Amplif
ication of Spontaneous Emission in Erbium-Doped Si
ngle-Mode Fibers) 」、ジャーナル・オブ・ライトウェ
イブ・テクノロジー(Journal of Lighwave Technolog
y) 、第7巻、No.5、頁835−845(1989年
5月)で見られる。1535nmでの超蛍光源としてお
よび980nmで汲み上げられるエルビウム添加シリカ
ファイバの動作はまた、P.R.モルケル(Morkel) に
よる論文、「ファイバジャイロスコープのためのエルビ
ウム添加ファイバ超ルミネセンス源(Erbium-Doped Fi
ber Superluminescent Source for the Fiber Gyroscop
e)」、スプリンガ−バーラグ・ベルリン(Springer-Verl
ag Berlin)、ハイデルベルグ(Heidelberg)1989年の
オプティカル・ファイバ・センサーズ(Optical Fiber
Sensors)におけるスプリンガ・プロシーディングズ・イ
ン・フィジックス(SpringerProceedings in Physics)
第44巻で報告されている。この論文はポンプ電力およ
びファイバ長による超蛍光出力電力の変動を分析し、か
つ超蛍光放射のスペクトルのファイバ長、ポンプ電力お
よびファイバ温度への依存性を観察する。しかしなが
ら、この論文は出力スペクトルの熱変動を最小限にする
ための何の方法も提案しない。
【0011】ネオジム添加ファイバ源およびエルビウム
添加ファイバ源の双方は、超蛍光ダイオードおよび共振
空胴レーザよりずっと良い温度安定性を有するにもかか
わらず、ほとんど熱ドリフトを持たない光ファイバ構造
を使用する光電力広帯域光源の必要性が依然として存在
する。
【0012】したがって、この発明の目的は5と10と
の間の因数だけそれらの熱源の熱依存性を実質的に改良
し、それによって熱変動を僅か2,3ppm/℃に低減
し、かつこの発明の方法によって決定される最適の状況
においてでさえ、1ppm/℃未満に低減させることで
ある。
【0013】
【発明の概要】この発明の1つの局面に従って、放射ス
ペクトルを有する広帯域源が開示され、放射スペクトル
は平均波長によって特徴づけられ、源はポンプ源によっ
てポンプ波長で汲み上げられて活性媒体が放射線を放射
することを引起こす活性媒体を含む。ポンプ源のポンプ
電力およびポンプ波長は、活性媒体の固有温度依存性、
平均波長のポンプ電力依存性および平均波長のポンプ波
長依存性の合計を最小限にするように選択され、その合
計は以下のように規定される、
【0014】
【数3】 この式において、<ls >は信号の平均波長であり、T
は温度であり、Pはポンプ源のポンプ電力であり、さら
にlp はポンプ源によって放射された光の波長である。
【0015】ポンプ源はレーザダイオードでもよい。活
性媒体はレーザ発光材料を添加された単一モードファイ
バを好ましくは含み、それはエルビウムであってもネオ
ジムであってもよい。
【0016】ポンプ波長およびポンプ電力はまた関数<
s >=l(T、P、lp )の極値を得るように選択さ
れ得る。好ましくは、ポンプ波長およびポンプ電力は、
支配方程式の項の1つがゼロになり、他の2つの項の合
計はできるだけ小さくなるように選択される。これらの
他の2つの項はできるだけゼロに近くてもよいし、また
実質的に等しくかつ反対の符号であってもよい。
【0017】ポンプ波長はポンプ源のピークポンプ吸収
速度に一致するかまたはそれに近いように好ましくは選
択される。ピークポンプ吸収速度波長の1つはエルビウ
ムの場合に980nmに近い。
【0018】ポンプ波長およびポンプ電力は温度に対す
る平均波長の総変動が10ppm/℃未満であり、好ま
しくは約1ppm/℃であるように好ましくは選択され
る。
【0019】この発明の広帯域源は入力および出力端部
を有し、かつ光ファイバの入力端部のすぐ近くに位置づ
けられた少なくとも1つの反射器を有する光ファイバを
好ましくは含む。反射器は、放射された放射線に好まし
くは実質的に反射性であり、かつポンプ光に実質的に透
過性である。代替的に、源は放射された放射線に実質的
に透過性であり、かつポンプ光に実質的に反射性である
反射器を含んでもよい。かかる反射器はダイクロイック
ミラーであることが可能である。
【0020】この発明の広帯域源は様々な構成、つまり
逆方向単一パス、順方向単一パス、逆方向二重パスまた
は順方向二重パス構成で動作可能である。それはまた共
振ファイバレーザまたは波長掃引ファイバレーザも含む
ことが可能である。
【0021】この発明の他の局面に従って、周囲効果、
好ましくは回転を検知するための光センサもまた開示さ
れ、光センサは2つの偏波モードを有する光ファイバを
含むループと、光をループに導入するための広帯域レー
ザ源とを含み、源はポンプエネルギーの活性媒体への印
加に応答して放射スペクトルにおいて放射線を放射する
活性媒体を有し、活性媒体はポンプ源によってポンプ波
長で汲み上げられて活性媒体が放射線を放射することを
引き起こす。ポンプ源のポンプ電力およびポンプ波長
は、活性媒体の固有温度依存性、平均波長のポンプ電力
依存性および平均波長のポンプ波長依存性の合計を最小
限にするように選択され、その合計は以下のように規定
される、
【0022】
【数4】 この式において、<ls >は信号の平均波長であり、T
は温度であり、Pはポンプ源のポンプ電力であり、さら
にlp はポンプ源によって放射された光の波長である。
【0023】この発明の他の局面に従って、干渉計、ポ
ンプ光を放射するポンプ光源および放射スペクトルを有
する広帯域光源を含む装置が開示され、放射スペクトル
は平均波長によって特徴づけられ、源は活性媒体を含
み、活性媒体はポンプ源によってポンプ波長で汲み上げ
られて活性媒体が放射線を放射することを引き起こす。
ポンプ源のポンプ電力およびポンプ波長は活性媒体の固
有温度依存性、平均波長のポンプ電力依存性および平均
波長のポンプ波長依存性の合計を最小限にするように選
択され、その合計は以下のように規定される、
【0024】
【数5】 この式において、<ls >は信号の平均波長であり、T
は温度であり、Pはポンプ源のポンプ電力であり、さら
にlp はポンプ源によって放射された光の波長である。
【0025】干渉計は好ましくはサグナク(Sagnac) 干
渉計を含む。活性媒体はエルビウム添加単一モード光フ
ァイバまたはネオジム添加単一モード光ファイバを含ん
でもよい。
【0026】この発明の他の局面に従って、活性媒体を
含み、かつ放射スペクトルを有する広帯域源の温度依存
性を安定させるための方法が開示され、この方法はポン
プ波長でポンプ源によって活性媒体を汲み上げて活性媒
体が放射線を放射することを引き起こすステップを含
み、放射スペクトルは平均波長によって特徴づけられ、
さらにポンプ源のポンプ電力とポンプ波長とを熱に対す
る平均波長の総変動を最小限にするように選択するステ
ップとを含み、ポンプ電力およびポンプ波長は活性媒体
の固有温度依存性、平均波長のポンプ電力依存性および
平均波長のポンプ波長依存性の合計を最小限にし、その
合計は以下のように規定される、
【0027】
【数6】 この式において、<ls >は信号の平均波長であり、T
は温度であり、Pはポンプ源のポンプ電力であり、さら
にlp はポンプ源によって放射された光の波長である。
【0028】活性媒体の活性材料は希土類の中から選択
され得る。光ファイバは活性媒体を好ましくは支持す
る。ポンプ波長およびポンプ電力は次の関数<ls >=
l(T、P、lp )の極地を得るように好ましくは選択
される。それらはまた支配方程式の項の1つがゼロであ
り、他の2つの項の合計ができるだけゼロに近いか、ま
たは実質的に等しくかつ反対の負号であるかのどちらか
によってできるだけ小さくなるように選択され得る。
【0029】好ましくは、ポンプ波長はポンプ源のピー
クポンプ吸収率に一致するかまたはそれに近い。好まし
くは、980nmでのまたは980nmに近いピークポ
ンプ吸収率波長はエルビウムの場合に選択される。
【0030】ポンプ波長およびポンプ電力は温度に対す
る平均波長の総変動が10ppm/℃未満であり、好ま
しくは約1ppm/℃であるように好ましくは選択され
る。
【0031】
【好ましい実施例の説明】この発明の方法および好まし
い実施例を説明する前に、希土類添加ファイバ源の温度
依存性を理解するために、基礎となる物理的現象を説明
することは役に立つであろう。
【0032】
【希土類添加ファイバ源の熱依存性】源のスペクトルは
一般に温度と共に変化することが可能であり、その理由
は、源の活性媒体のエネルギーレベルが感温性であるか
らか、または様々なレベルの占有が温度と共に変化する
からのどちらかである。希土類添加シリカファイバで
は、エネルギーレベルは環境変化に反応しない、なぜな
ら活性4fシェル電子はより大きい軌道関数の6sシェ
ル電子によってよく遮蔽されるからである。このために
それらは安定したファイバ源の優れた候補となる。接地
状態、ポンプ状態、上位レーザ状態および下位レーザ状
態を含む活性イオンの様々な適切なエネルギー状態はす
べて、一連の密に分離されたシュタルク(Stark)分割エ
ネルギーレベルを含む。これらのマニホルドの各々のレ
ベルはお互いに十分密であるとともに、十分広げられて
いるので、他のレベルとのスペクトル重畳およびレベル
間の急速な緩和を生み出すことができる。したがって、
各マニホルドの占有はボルツマン(Boltzman) 統計によ
って支配されると仮定される。ボルツマン分配は非線形
温度依存性を示すので、様々なレベルの占有はまた温度
の非線形関数である。ある波長での希土添加ファイバの
利得は、その波長で放射を生み出すすべての可能性のあ
る透過にわたる合計であり、占有の温度依存可能性によ
って加重される。結果として、利得および究極的には希
土添加ファイバ源のスペクトルは温度の複合関数であ
る。ファイバ源の温度依存性は2つの型の活性媒体、つ
まりネオジムおよびエルビウムについて調べられるであ
ろう。
【0033】
【ネオジム添加ファイバ源】透過の最も単純な型はN
d:シリカシステムによって最もよく表わされる4つの
レベルのレーザ透過である。ポンプ光子は接地状態から
ずっと高いポンプ状態へ吸収される。緩和は長く続く上
位レーザ状態に急速に発生する。レーザ透過はこの励起
状態とすっかり空になって急速に接地状態に戻る下位レ
ーザ状態との間で発生する。下位レーザ状態は空のまま
であるので、信号吸収は4つのレベルの利得媒体には存
在しない。Nd:シリカの主要熱依存は、したがって、
上位レーザ状態を構成する様々なレベルの占有の変動の
みに帰因する。温度が上昇するにつれて、このマニホル
ドのより高いエネルギーレベルはより重く占有されるよ
うになる。結果として、下位レーザレベルへのより高い
エネルギー透過はより起こりやすくなり、そのことはよ
り高い周波数、より短い波長の放射に有利である。ネオ
ジムで添加されたファイバの場合には、最も容易に測定
される熱変動はファイバの長さに沿う利得の集積である
ファイバのどちらかの端部で測定されたスペクトルの変
化である。したがって、スペクトルはファイバ温度が上
昇するにつれてより短い波長(より高い周波数)に変わ
るはずである。熱変化はppm/℃で表わされた平均波
長の変化によってしばしば量を計られる。かかる係数は
非線形プロセスの線形近似値であり、したがって、測定
の点の近くの小さな変化に対してのみ厳密に有効であ
る。Nd:シリカについては、この係数は共振ファイバ
レーザ(RFL)かまたは超蛍光ファイバ源(SFS)
かのどちらかのための平均波長に対して規定される場合
に負の符号を有することが予期される。
【0034】
【エルビウム添加ファイバ源】Er:シリカの3つのレ
ベルの透過は、ネオジムに関して説明された4つのレベ
ルの透過よりかなり複雑である。かかるシステムにおい
て、接地状態と下位レーザ状態とは単一の状態に結合さ
れる。したがって、上位および下位レーザレベルの双方
はボルツマン統計に従って占有されたままである。信号
放射および信号吸収はどちらも可能である。これらの2
つのプロセスは各場合に作用するレベルの占有の可能性
によって加重される限界をはっきりさせる分離放射およ
び吸収断面によってしばしば分離される。放射は上位レ
ベル状態の占有された下位レベルから下位レーザ状態へ
と発生するが、一方で吸収は下位レーザ状態の占有され
た下位レベルから上位レーザ状態へと発生する。放射断
面のプロットは、したがって、吸収断面より低い周波数
(より長い波長)に変えられる。温度が変化するにつれ
て、2つのプロセスは別々に影響を及ぼされる。4つの
レベルのレーザに関しては、放射は温度の上昇とともに
より短い波長へと変わる。しかしながら、温度の上昇に
つれて、下位レーザ状態のより高いレベルはより重く占
有されるようになり、このことはより低い周波数、より
高い波長吸収に有利である。したがって、吸収は温度の
上昇と共により長い波長へと変わる。エルビウム添加フ
ァイバのどちらかの端部で放射されたスペクトルで観察
された熱変動は、これらのプロセスの双方によって影響
を及ぼされる。ほとんど反転のないファイバの領域は激
しく吸収し、かつ上昇された温度でより長い波長へと変
わる損失スペクトルを生み出す。反転される領域は利得
と上昇された温度でより短い波長へと変わるスペクトル
を生み出す。飽和度がより高い電力レベルで大きくなる
とき、ファイバの多くの領域は小さい正味の利得または
損失のみを有するが、温度でより長いまたはより短い波
長のどちらかへ変わるかもしれないフィルタとして作用
することが可能である。どちらかのファイバ端部で観察
される正味の変化は、係数が、原則的に正か負かどちら
かの値をとることができるようにポンプ電力、ポンプ波
長およびファイバ長の複合関数である。Er:シリカ超
蛍光ファイバ源については、順方向および逆方向信号に
観察される変化は必ずしも同一ではない、なぜなら順方
向および逆方向スペクトルは同一ではないからである。
共振ファイバレーザまたは波長掃引ファイバレーザにつ
いては、変化は順方向および逆方向信号の双方で同一で
あるはずである、なぜなら、これらの場合において、放
射波長を決定するのは正味の往復利得であるからであ
る。
【0035】
【好ましい実施例の熱安定性】ファイバジャイロスコー
プにおいて、換算係数は源スペクトル安定性によって影
響を及ぼされる。これら2つの量に関連して適当である
と示されたパラメタは平均放射波長<l>つまりlバー
であり、以下のように規定される、
【0036】
【数7】 この式において、P(l)は波長lとl+dlとの間で
放射された電力である。平均波長はパーツパーミリオン
(ppm)で測定される。慣性グレードファイバジャイ
ロスコープは約1ppmのスペクトル安定性を好ましく
は必要とする。
【0037】平均波長は、しかしながら、実務において
は多数、n、の個別の点にスペクトルを分割し、それか
ら以下の方程式の使用することによって計算される、
【0038】
【数8】 平均波長はファイバオプティックジャイロスコープ(F
OG)と関連して使用されるファイバ源の安定性を表わ
すために役に立つ量である。ファイバ源がファイバオプ
ティックジャイロスコープに入力される信号の源として
使用されるとき、FOGの換算係数はファイバ源スペク
トルの平均によって決定される。超蛍光ファイバ源によ
って生み出されるスペクトルの平均波長は、掃引格子ス
ペクトル分析器を使って測定することが可能であり、こ
れはスペクトルを多数の個別点、たとえば580点に分
割する。
【0039】平均波長は数個の変数の関数である。最も
関連した変数は以下のものである、つまり温度、ポンプ
源またはポンプ電力の電力、ポンプ源またはポンプ波長
によって放射される光の波長およびファイバの長さであ
る。ドーピングパラメタ、フィードバックおよびファイ
バ構成のような他のパラメタもまた平均波長に影響を及
ぼす。しかしながら、一旦ファイバが選択されたなら、
これらの変数は温度によってそれほど変化しないし、そ
の寄与は無視し得ると仮定されるであろう。したがっ
て、平均波長は以下の方程式によって表わすことが可能
である、 <ls >=l(T、P、lp 、L) この式において、<ls >は信号の平均波長であり、T
は温度であり、Pはポンプ源の電力であり、lp はポン
プ源によって放射される光の波長であり、さらにLはフ
ァイバの長さである。
【0040】上述の方程式(1)は小さな変動について
は以下のようになる、
【0041】
【数9】 温度による平均波長の変動はしたがって以下の方程式に
よって与えられる、
【0042】
【数10】 この式で指数1はP、lp 、L定数であり、指数2は
T、lp 、L定数であり、指数3はlp 、L定数であ
り、指数4はT、P、L定数であり、指数5はP、L定
数であり、指数6はT、lp 、P定数であり、指数7は
p 、P定数である。
【0043】各偏導関数の右側の指数はそれらの指数を
与えられた値は定数であることを示す。たとえば、項
【0044】
【数11】 は温度、ポンプ波長およびファイバの長さが一定に保た
れる場合のポンプ電力に対する平均波長の変動である。
編集上の理由のために、指数は使用しないこととする
が、当業者は変数Xに対する偏微分項は一定に保たれる
他の変数の値について計算されることを認めるであろ
う。
【0045】微分方程式(5)の第4の項の第2の因子
は小さい。したがって、第1の近似値において、第4の
項は他の項に対して無視し得る。上述の微分方程式
(5)は、したがって以下のようになる(指標はわかり
やすくするために省かれる)、
【0046】
【数12】 この発明の方法は、温度に対する平均波長の総変動を最
小限にするためにこの微分方程式を使用する。この方程
式を支配方程式と呼ぶこととする。超蛍光ファイバ源平
均波長の熱安定性は、上述の方程式によって表わされる
3つの寄与によって決定される。第1項は活性媒体の固
有温度依存性であり、それは希土類添加超蛍光ファイバ
源においては、主に関連したレーザレベルのボルツマン
分配占有における変動の結果である。たとえば、この依
存性はNd:シリカ超蛍光ファイバ源において約−10
ppm/℃である。第2項はポンプ電力依存性であり、
2つの因数の積である、つまり第1の因数はスペクトル
のポンプ電力レベル依存性であり、第2の因子はポンプ
熱依存性である。最終的に、第3項はポンプ波長上の放
射波長の依存性(第1の因子)とポンプ波長の温度依存
性(第2の因子)とから発生する寄与である。この明細
書を通して、第1、第2および第3項は上に説明された
オーダで支配方程式の項に関連するであろう。ポンプ電
力およびポンプ波長の双方は温度によって急速に変化す
るかもしれないので、第2および第3項は非常に有意に
なり得る。ダイオードレーザポンプ源において、老化お
よび温度はポンプパラメタに影響を及ぼすことは注目さ
れるべきである。たとえば、ダイオードレーザポンプ源
のポンプ平均波長係数は約−400ppm/℃である。
すべての3つの項はエルビウムおよびネオジム添加シリ
カ超蛍光ファイバ源に対して下に評価されるであろう。
【0047】この発明の原則はしたがって、支配方程式
の3つの寄与がお互いを消すように支配方程式を使用し
てかつポンプ電力とポンプ波長の値を最適化することに
よって平均波長の温度依存性を最小限にすることであ
る。
【0048】
【エルビウム添加ファイバを使用するこの発明の第1の
好ましい実施例の説明】図1は以下により詳細に述べら
れるようにジャイロスコープのための光源として有利に
使用することが可能なこの発明の例証的な実施例を例示
する。例示されるように、ファイバ源100は好ましく
は単一モード光ファイバである光ファイバ110を含
む。図1に示される実施例において、ファイバ110
は、選択されたポンプ波長でポンプ光信号に応答して1
つまたは数個の放射波長で出力光を生み出すためにレー
ザを発するエルビウム(Er)で添加されるシリカガラ
スから形成される。たとえば、光ファイバ110は50
ppmないし2000ppmの範囲のエルビウムの濃度
で添加されるかもしれない。図1の光ファイバ110は
約1600ppmのエルビウムで添加されたSiO2
光ファイバの従来の電気通信型である。図1で示される
実施例で使用される光ファイバ110は、アルミニウム
とリンとで同時添加されるかもしれない。例証的な光フ
ァイバ110は約2.2ミクロンのコア半径と約80ミ
クロンの被覆直径とを有する。図1で示されるファイバ
の孔の数NAは0.2である。エルビウム添加光ファイ
バはこの発明で好ましいけれども、光ファイバ110は
ネオジム添加ファイバに対して以下により詳細に説明さ
れるような他の適当なレーザ発光材料が添加されること
は可能である。図1の実施例で使用される光ファイバ1
00はAT&Tベル・ラブ(Bell Lab) 、ニュージャー
ジー(New Jersey)によって製造される。GTEInc.によ
って製造されるエルビウム添加ファイバのような他の光
ファイバは容易に入手できる。
【0049】光ファイバ110は非常に多数の吸収波長
で光を吸収することができる。たとえば、650nmの
吸収波長(Ar+ ポンプDCM色素レーザ)で、吸収率
はエルビウムの300ppmの濃度を有するエルビウム
添加ファイバについては5dB/mである(メアーズ
(Mears)の論文「1.54nmでの高利得希土類添加フ
ァイバ増幅器(High-gain rare earth doped fiber amp
lifier at 1.54nm) 」を見られたい)。500nmない
し1500nmの範囲のエルビウムの吸収範囲でのポン
プ波長での、つまりポンプ放射の十分な強度での光信号
で汲み上げられると、エルビウムドーピングは、以下に
さらに十分に論じられるように、ポンプ波長とポンプ強
度に依存して、約1528nmないし約1580nmの
放射範囲で光を放射する。さらに特定的に、エルビウム
の吸収ピークは528nm、650nm、800nm、
980nmおよび1490nmの時である。1533n
mと1559nmで放射の2つのピークがある。158
0nmで付加的な光の放射があるが、かかる放射は実質
的に低い強度を有する。
【0050】光ファイバ110は第1の端部112およ
び第2の端部114を有する。第1の端部112に近い
光ファイバ110の第1の端部部分116は第1の毛細
管118内に囲まれて、第1の端部部分116のための
支持を設け、かつ第1の端部部分116の正確な整列の
ための手段を設ける。同様に、第2の端部114に近い
光ファイバ110の第2の端部部分120は第2の毛細
管122内に囲まれ得る。第1の端部112と第2の端
部124との双方は、10°より大きいある角度で、た
とえば図1の実施例においては、第1の端部部分116
の横断軸と第2の端部部分120とにそれぞれ対して約
15°傾斜する平面上の表面124、126を規定する
ように研ぎかつ磨かれる。平面上の表面124および1
26は何の反射も保障しないし、ゆえに何の共振構造も
保障しない。図1の実施例において、平面状の表面12
4、126は、−60dBレベルであると見積もられる
反射を最小限にする。第1の毛細管118の近端は、そ
れが平面状の表面124と同平面になるように光ファイ
バ110の第1の端部112と同時に研ぎかつ磨かれ
る。同様に、第2の毛細管122の遠端は、それが平面
状の表面126と同平面になるように光ファイバ110
の第2の端部114と同時に研ぎかつ磨かれる。この配
列は単一パスと呼ばれる。フィルタの一方の端部表面が
ファイバの軸と垂直な他の並列が可能である。かかる配
列は二重パスと呼ばれる、なぜならファイバによって放
射される信号は端部表面によって反射され、かつ出力さ
れる前にファイバの利得媒体を2回通過するからであ
る。二重パス配列において、端部表面の一方はファイバ
の端部部分の縦方向軸に実質的に垂直な平坦な平面状の
表面を規定するように精密に研ぎかつ磨かれる。典型的
には、光ファイバの端部部分は第1の毛細管の中に端部
部分のための支持を設け、かつファイバの端部部分の正
確な整列のための手段を設ける。毛細管の端部は、毛細
管の端部が端部部分の平坦な表面と同平面であるように
光ファイバの端部分と同時に研ぎかつ磨かれる。近端の
平面状の表面がファイバの軸と垂直でありかつ遠端の平
面状の表面がある角度に傾斜するとき、ファイバによっ
て放射される順方向信号のみが遠端を介してファイバを
出ることができる。これは順方向二重パスと呼ばれる。
相互的に、近端の平面状の表面がある角度に傾斜してか
つ遠端の平面状の表面がファイバの軸に垂直であるとき
に、逆方向信号のみがその近端を介してファイバを出る
ことができる。これは逆方向二重パスと呼ばれる。単一
パス配列において、2つの信号つまり順方向信号と逆方
向信号とはファイバを出る。ファイバの近端または遠端
近くの検出器の位置は、それが逆方向の信号パスである
か順方向の信号パスであるかを決定する。図1の実施例
において、検出器150はファイバ110の近端112
近くに配置され、そのことが図1のこの実施例を逆方向
単一パス配列にさせる。上に述べられた濃度での光ファ
イバ110は、好ましくは0.5メートルより大きくか
つどんな長さにでも増やすことができる長さを有する。
ファイバの長さは添加物の濃度に従って変化し得る。図
1に示される実施例において、光ファイバの長さは約
2.4メートルである。出力信号のスペクトル特性は、
より大きな長さに対しては実質的に変わる。図1のファ
イバ110のファイバ長は、考えられるすべてのポンプ
電力レベルに対して順方向信号電力を発生するために最
適な長さより長い。この余分な長さは3つの主な目的を
果たす。第1に、最適の長さを超えるファイバ長は往復
利得を低減しかつ偶発的な共振レーザ発光を妨げる信号
吸収を生み出す。第2に、この長さは955nmから9
95nmに至る全ポンプ帯域にわたってポンプ電力の9
9%より多くを吸収することを保証する。最後に、逆方
向信号は所望の出力であるので、ファイバ110のため
のより大きい長さは有利に順方向信号を低減する。順方
向に放射されるいずれの光子も逆方向の放射に利用可能
ではない。順方向信号は逆方向信号のための利得を飽和
させるだけの役割を果たす。
【0051】ファイバ源100は光ファイバ110の第
1の端部112の近くに装着される第1のミラー128
を好ましくは含む。図1に示される実施例において、ミ
ラー128は水平面に対して45°の角度で傾斜され
る。ミラー128はポンプ信号の波長に対応する光波長
の第1の範囲で実質的に100%の反射性を有し、かつ
放射された信号の波長に対応する波長の第2の範囲で実
質的に反射性を有しないダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー128は検出される出力光からポ
ンプ光を濾波して取り除く。かかるダイクロイックミラ
ーの構造は当該技術分野において周知である。
【0052】この発明のファイバ源100はさらに光ポ
ンプ源130を含む。図1の実施例で使用されるポンプ
源は、980nm近くの全ポンプ帯域にわたって同調可
能なアルゴン−イオン汲み上げTi:サファイアレーザ
である。Ti:サファイアレーザは実験目的のために容
易に入手可能である。980nm近くのポンプ帯域は励
起された状態吸収を被らない。他の入手可能なポンプ源
は、たとえば1490nmまたは980nmで放射する
レーザダイオードである。1490nmで放射するレー
ザダイオードは、ポンプ光波長が出力光波長に近いとき
に有利である。この波長でも、また、変換の効率性を増
加させる励起された状態吸収はない。ステライル−13
色素レーザもまた使用可能である。このポンプ源は98
0nmの波長で放射線を放射する。他の波長で放射線を
放射する他のポンプ源は選択され得る。たとえば、アル
ゴン−イオンレーザは514nmで放射線を放射する。
しかしながら、この源は励起された状態吸収を被る。
【0053】光ポンプ源130は波長lp で矢印132
によって表わされるポンプ光信号を発生する。ポンプ源
およびポンプ波長はこの発明の方法に従って選択され
る。
【0054】光ポンプ源130は、ポンプ光信号132
が第1のダイクロイックミラー128上で反射され、か
つ第1の端部112を介して光ファイバ110の第1の
端部部分116の中に導入されるようにダイクロイック
ミラー128と光ファイバ110の第1の端部部分11
6の縦方向軸とに対して整列される。
【0055】ポンプ光信号132は、図1に例示される
ように、第1のレンズ134によって光ファイバ110
の第1の端部部分116の縦方向軸上に集中されるかも
しれない。図1に示される実施例において、レンズは4
7%の測定された結合効率をもつ18x対物レンズであ
る。図1の実施例においてレンズが作用する距離は、フ
ァイバ110への反射を−50dB以下に保つのに十分
に長いように選択された。
【0056】第1の端部部分116に導入されたポンプ
光信号132は、光ファイバ110の中を第2の端部1
14の方向へ伝搬する。ポンプ光信号132が第2の端
部114に向けて伝搬するとき、ポンプ光信号132の
光エネルギーは光ファイバ110のエルビウムドーピン
グイオンによって吸収され、イオンが状態を変えること
を引き起こす。イオンが緩和する(つまりその元の安定
状態に戻る)とき、光子はポンプ波長より長い放射波長
で放射される。この放射効果は当該技術分野で既知であ
り、かつ十分な強度のポンプ光信号でエルビウム添加フ
ァイバを汲み上げることによって超蛍光広帯域源を発生
するために有利に使用され、低時間コヒレンスを有する
出力信号を与えるようにランダムな態様で自発放射を生
じさせた。たとえば米国特許第4,637,025 号を見られた
い。この特許はこの引用により援用される。かかる超蛍
光広帯域源は放射された光が光ファイバの第1の端部ま
たは第2の端部から直接通過するように特定的に構成さ
れる。かかる超蛍光広帯域源は共振空胴レーザと同じ態
様では動作しない。
【0057】図1の実施例において、自発的に放射され
た光のいくぶんかは光ファイバ110の第1の端部11
2に最初は向けられる。この放射された光は逆方向信号
と呼ばれる。自発的に放射された光のいくぶんかはまた
ファイバの第2の端部114に向けられる。この放射さ
れた光は順方向信号と呼ばれる。
【0058】逆方向信号は光ファイバ110の第1の端
部122を出て、ダイクロイックミラー128を通過し
かつ検出器150によって集められる。出力ビームに存
在するかもしれない任意のポンプ光を濾波して取り除く
ために、検出器150はまた砒化ガリウム水のような光
フィルタ152も含むかもしれない。
【0059】ここで図2が参照され、図2は逆方向(曲
線150)と順方向(曲線160)との双方でファイバ
110に送り出されるポンプ源の電力に対する源100
の出力電力を例示する。図2のグラフの水平目盛はミリ
ワットでの送り出されたポンプ電力であり、垂直目盛は
ミリワットでの出力電力である。図1の実施例におい
て、ポンプ源は約980nmの波長で放射する。しきい
値電力レベルは逆方向と順方向に対してそれぞれ22m
Wと100mWとである。高電力限界において、曲線1
50と160との両方は逆方向および順方向の波に対し
てそれぞれ30%と22%の傾斜をもつ準直線状であ
る。逆方向および順方向に対応する曲線の傾斜の合計、
つまり52%はファイバ源の効率性を示す。この合計の
上位限界は信号波長(つまり1550nm)のポンプ波
長(つまり980nm)に対する比率である。この比率
は量子限界と呼ばれる。図1の実施例において、量子限
界は63%(つまり980から1550の間の定量)で
ある。図1の構成の量子効率は、したがって、82%、
つまり52/63である。源によって生み出される最大
電力は逆方向で80mWを超える。図2の曲線は単一パ
ス構成についてプロットされている。送り出されたポン
プ電力は逆方向に対するしきい値電力22mWと順方向
に対するしきい値60mWとの間を200〜300ミリ
ワット、約350mWまで変化する。この出力電力は約
80mWまでのしきい値レベルでの0mWと、300m
Wのポンプ電力に対する50mWとの間で逆方向および
順方向それぞれについて変化する。曲線150および1
60は特により高いポンプ電力に対しては準直線状であ
る。
【0060】しきい値に近いポンプ電力レベルで、二重
パス構成は単一パスよりかなり多い電力を生み出すであ
ろう。なぜなら特に未使用の方向では出力は無駄にされ
ないからである。より高いポンプレベルでは、その差は
それほど実質的ではない、なぜなら飽和度はファイバの
両端からの総出力が双方の場合に量子限界に近づくこと
を制限するからである。単一パス装置と二重パス装置と
の間の出力電力における差にもかかわらず、単一パス構
成は好ましい、なぜなら二重パス装置は偶発的なレーザ
発光をより被りやすいからである。二重パス装置におい
て、源端部オプティクスまたは光システム自体からの任
意のスプリアスの反射は往復利得に1の値を越えさせる
ことが可能である。単一パスで逆方向または順方向のど
ちらかである構成はレーザ発光に最も影響を受けやすく
ない、なぜなら1つのファイバ端部は未使用であるから
である。
【0061】ここで図3を参照すると、図3は様々なポ
ンプ波長に対するポンプ電力の関数でppm/℃で表わ
された光ファイバの固有熱係数のプロットである。固有
熱係数は支配方程式の第1項、つまり(δ<ls >/δ
T)である。図3のグラフはポンプ波長の以下の値、つ
まり976nm(曲線200)、980nm(曲線21
0)および962nm(曲線220)についてのポンプ
電力に対する固有の熱係数の依存性を示す。1点のみが
970nmの波長に対して(約300mWのポンプ電力
に対する点230)与えられ、かつ960nmの波長に
対する他の点(約280mWのポンプ電力に対する点2
40)が与えられる。
【0062】固有熱安定性は温度の範囲で繰返しファイ
バの温度を循環させることによって分析可能である。た
とえば、図1の実施例において、温度は25℃と75℃
との間で繰返し変化する。測定システムはファイバ温度
を1分未満で25℃と75℃との間で循環させるために
光ファイバを取り囲む温度制御された囲い、0.1nm
の解像度を有する走査モノクロメータおよびモノクロメ
ータを制御するとともにデータを記録しかつ処理するた
めのコンピュータを含むかもしれない。図1の実施例に
おいて、ファイバの各端部の約1/4メートルは入力お
よび出力結合目的のために囲いの外であり、結果として
加熱されなかった。
【0063】測定された変化はそれから平均化される。
図1の実施例の2.4mファイバについてテストされた
すべての組の条件について、測定されたスペクトルは幅
で20nmを超え、これはいかなるファイバオプティッ
クジャイロスコープ要求をも遙かに超えるものである。
これらの測定の正確さは±2ppm/℃と見積もられ
る。係数はほとんどの場合小さくかつ正である。3つの
レベルのエルビウム透過において、上位および下位レー
ザレベルの双方はファイバに沿う所与の点での反転に依
存して占有される。信号放射スペクトルはより短い波長
に変わるが、信号吸収スペクトルは温度が上昇するにつ
れてより長い波長に変わる。熱係数は、したがって、フ
ァイバに沿う異なる点で異なる。ファイバに沿って集積
されるとき、逆方向で観察される正味の信号は正の熱係
数かまたは負の熱係数かのどちらかを有することができ
る。高い電力でかつ非常に飽和された場合については、
結果は正になる傾向がある。
【0064】再び図3を参照して、曲線200(976
nmのポンプ波長に対する)はポンプ電力の範囲にわた
って遅い変動を示し、より高いポンプ電力で熱係数の正
味の増加のみを有する。熱係数は6ppm/℃と8pp
m/℃との間で変化する。曲線200と対照的に、曲線
220(962nmのポンプ波長に対する)はより低い
ポンプ電力に対して実質的に下がる。熱係数は約50m
Wのポンプ電力についてはゼロになり、50mWより少
ないポンプ電力については負になる。ポンプ電力のより
高いレベルで、曲線220は曲線200と類似し、かつ
それに実質的に並行である。熱係数はそのとき3ppm
/℃と5ppm/℃との間で変化する。
【0065】要約すると、固有依存性は一般に正であ
り、かつファイバ飽和度がより大きくなるときポンプ電
力の増加と共により大きくなる。係数は962nmでの
このピーク(曲線220)から離れるより976nmの
ピークポンプ吸収波長(曲線200)の近くでより大き
く、たとえ実質的にすべてのポンプ電力が両方の場合に
吸収されるとしてもそうである。976nm(曲線20
0)で、より大きい飽和度につながるポンプ電力はより
急速に吸収される。固有熱係数の正の符号は、反転のほ
とんどないファイバの領域における吸収スペクトルの変
化は反転された領域に対する放射の変化より大きいこと
を示す。
【0066】ここで図4を参照すると、図4はポンプ電
力の関数で平均波長を表わす。この変動は支配方程式の
項δ<ls >/δPに対応する。この依存性は様々なポ
ンプ波長に対してポンプ電力を変え、かつ平均信号波長
を測定することによって計算される。ポンプ電力に対す
る平均波長はポンプ波長の様々な値、つまり960nm
を除いて図2で使用されるポンプ波長の値に対してプロ
ットされる。これらの値は962nm,970nm,9
76nmおよび980nmである。対応する曲線は数字
によってそれぞれ指定される、つまり976nmに対し
て曲線300、980nmに対して曲線310、962
nmに対して曲線320および970nmに対して曲線
330である。ポンプ電力は0mWと350mWとの間
で変化し、平均波長は1543nmと1555nmとの
間の値を取り得る。図4の曲線のほとんどは負の傾斜を
有する、なぜなら付加的なポンプ電力がファイバのより
多くの領域での反転につながるからである。このことは
信号吸収をそれほど効率的でないようにし、かつより短
い波長にある放射ピークに有利である。これらの曲線の
多くの領域において、依存性は実質的である。たとえ
ば、50−100mWのあたりの曲線320の傾斜は約
−13ppm/mWである。より一般的に、図4のポン
プ電力依存性は典型的な傾斜を−.01nm/mW(−
7.0ppm/mW)に近い状態にして0nm/mW
(0ppm/mW)と−.144nm/mW(−93pp
m/mW)との間の傾斜を示す。負の傾斜が予想され
る、なぜならファイバに吸収される付加的な電力は正味
の反転でいくらかの増加を創り出すはずであるからであ
る。これは平均より短い波長にある超蛍光曲線のピーク
に有利である。しかしながら、曲線のある領域はまた平
坦な変動を示す。たとえば、976nmに近いピークポ
ンプ吸収波長で約70mWで汲み上げるとき、曲線30
0の最も右の部分はほとんど平坦になる。これは、ある
条件に対しては、1mWへのポンプ電力制御はポンプ電
力依存性の寄与を1ppm以下に保つために適当である
かもしれないことを示す。図5は図4に類似し、0mW
と100mWとの間のポンプ電力の値についてのポンプ
電力に対する平均波長の依存性を表わす。図5は20−
90mWのポンプ電力範囲で図4の部分を拡大している
ので、曲線300、320および330の平坦な部分は
より見えるように現われる。曲線330は図5で示され
ていない。
【0067】ここで図6を参照すると、図6はポンプ波
長に対する平均波長のプロット(支配方程式における第
3項(δ<ls >/δP))を表わす。この依存性はポ
ンプ波長を変化させながら、ポンプ電力を維持して平均
波長を測定することによって計算され得る。2つの曲線
400および410のみが図6にプロットされ、2つの
ポンプ電力レベル75mWおよび280mWにそれぞれ
対応する。曲線400および曲線410の双方は976
nmのピークポンプ吸収波長での最小値でほとんど対称
的である。それらは最小値近くの依存性の形態を大雑把
に例示するための放物線によって適合され得る。曲線の
対称性はポンプ吸収率がスペクトルを制御することを示
す。ポンプ吸収率はピークについて大雑把に対称的であ
るので、ピークから等距離の波長での汲み上げは同じス
ペクトルを生み出しゆえに同じ平均波長を生み出す。曲
線400および曲線410の対称性はしたがって、エル
ビウムは実質的に均質的に広げられるという事実によっ
て説明され得る。すべての吸収されたポンプ光子は信号
発展に関する限り明らかに等価である。急速なポンプ吸
収はより短い波長に有利である、なぜならそれはファイ
バの最も重大な領域において単位長さ当りより多い電力
を与えるからである。これは再びより大きい反転を創り
出し、より短い波長放射スペクトルに有利である。曲線
400および410の傾斜は976nmで約0nm/n
mであるが、ポンプ波長の他の値でどちらの符号でも.5
25nm/nmまでなり得る。典型的なダイオード依存
性と結合されるとき、これは支配方程式の第3項の寄与
に対して−100ppm/℃から+100ppm/℃の
範囲を与える。
【0068】300mW曲線に対する放物線適合を使用
して、最小値での動作は変動を.5ppm(400ppm
/℃のポンプ変動を仮定して)に保つために.62℃への
温度安定化を要求するであろう。ポンプ波長を960n
mから976nmへ変えることは、逆方向の出力電力の
20%より少ない変化を生じさせる。あらゆるポンプ光
子が吸収される限り、それらはファイバのどちらかの端
部からの放射に利用可能である。
【0069】
【エルビウム添加ファイバ源に関連するこの発明の方
法】この発明の方法は、4次元空間でのポンプ波長、温
度およびポンプ電力の関数で平均波長のグラフをプロッ
トすることに理想的にある。これは実務において実際に
実行可能ではないので、以下のプロットの1組の3次元
プロットが描かれる、つまり温度とポンプ電力の関数で
の平均波長、温度とポンプ波長の関数での平均波長およ
びポンプ電力とポンプ波長の関数での平均波長である。
たとえば、温度とポンプ電力の関数で平均波長の依存性
を示す第1のプロットは第3の変数、つまりポンプ波長
の多数の値に対して描かれる。同じことが他の2つの型
のプロットに当てはまる。次のステップはこれらのプロ
ットの各々についてすべての極値(つまり最小点、最大
点および鞍点)を配置することにある。最終的に、4次
元プロットの極値は3次元プロットで発見される最小点
と最大点との組の交差によって決定される。
【0070】上に説明された方法はコンピュータ集約的
であるが、4次元プロットにおけるすべての極値の決定
につながる。極値の計算は支配方程式の第1項は、図3
に例示されるように、ポンプ電力の値の範囲にわたって
実質的に一定であるという事実によって容易にされ得
る。図3において、第1項の値(固有熱係数)は100
mWと300mWとの間で変化するポンプ電力の値に対
して、かつ976nm当りのポンプ波長に対してだいた
い6−8ppm/℃の範囲である。ポンプ波長のより低
い値について、およびポンプ電力の同じ範囲について
は、固有係数はだいたい3ppm/℃と4ppm/℃と
の間である。支配方程式の第1項は他の2つの変数の値
の広い範囲にわたって一定のままであるので、2、3の
3次元プロットのみが4次元プロットの極値を決定する
ために必要であるかもしれない。
【0071】ここで図7を参照すると、図7はフローチ
ャートでこの発明の方法のステップを要約する。最初の
ステップ700は、この発明の目的つまり曲線<ls
=l(T、P、lp )の極値(つまり最大点、最小点お
よび鞍点)を決定すること、つまり温度、ポンプ電力お
よびポンプ波長の関数で平均波長を決定することを規定
する。次のステップ710、720および730の各々
で、プロットは変数のうちの2つの各関数についてのみ
描かれる。たとえば、ステップ710において、関数<
s >=l(T、lp )のプロット、つまりポンプ波長
と温度の関数での平均波長のプロットがポンプ電力の多
数の値について描かれる。これは他の変数についても必
要な変更を加えて行なわれる。ステップ710、720
および730で得られたプロットは3次元プロットであ
る。次のステップ740、750および760におい
て、これらのプロットの各々に対する最大値および最小
値が決定される。最後に、最終ステップ770におい
て、得られた最大値と最小値の組はステップ700で表
わされる最初の関数に対応する最小値および最大値を発
見するために交差される。関数<ls >=l(T、P、
p )のすべての極値が一旦得られると、安定した最大
値および最小値を保つこと、つまりそれに対する電位が
最小である値を保つことは好ましいかもしれない。
【0072】上述の方法はコンピュータ動作的に集約的
であり、かつサンプリング変数の各々1つに対応する非
常に多くの測定値を要求するので、支配方程式の項の1
つの値をゼロに調整し、他の2つの項の値を最小限にす
ることは好ましいかもしれない。代替的に、項の2つの
合計の値をゼロに調整しながら、一方で第3項の値を最
小限にすることも可能である。
【0073】この発明の方法の第1の局面において、支
配方程式の第2項の第1の因数(δ<ls >/δP)、
つまりポンプ電力に対する信号波長の依存性はゼロまた
は実質的にゼロに近く調整される。
【0074】図8を参照すると、図8は第1の局面に従
うこの発明の好ましい方法の主なステップを例示するフ
ローチャートである。最初のステップ800で、支配方
程式の第2項は調べられ、できるだけゼロに近いように
選択される。第2項は2つの因数の積、つまり信号波長
のポンプ電力依存性(δ<ls >/δP)とポンプ電力
の温度依存性の積である。後者の項はポンプ源の性質に
依存し、かつ製造業者によって与えられる。前者の項は
ポンプ波長の様々な値について図4および図5で与えら
れる。曲線300、310、320および330の唯一
の平坦な部分は、50−100mWのポンプ電力範囲の
曲線300(976nmのポンプ波長に対応する)で発
見される。これは第1のポンプ波長と第1の電力範囲と
を与える。ポンプ波長と対応する電力範囲の他の値もま
た、もしより多くの曲線が図4でプロットされれば決定
されることが可能である。図5は下位電力領域における
図4の拡大図であるが、曲線300の平坦な部分をより
見えるように示す。このステップはボックス810によ
って要約され、その結果はボックス820にある。より
精密な計算が示すところによれば、ポンプ波長はできる
だけゼロに近い第2項の値を得るために、976nmに
近いが976nmと等しくない範囲で選択され得るとい
うことである。ステップ810は支配方程式の第2項を
ゼロに等しくさせるポンプ波長とポンプ電力との値の組
につながる。
【0075】次のステップは残りの2つの項、つまり
(δ<ls >/δT)+(δ<ls >/δlp )・(δ
<lp >/δT)を最小限にすることにあり、つまり好
ましくはその合計をできるだけゼロに近く調整すること
(ステップ830)にある。1つのオプションはポンプ
電力とポンプ波長を残りの2つの項が等しくかつ反対の
符号であってその合計をゼロに等しくするように選択す
ることである。976nm近くのポンプ波長の値に対し
て、固有熱係数は6ppm/℃および8ppm/℃の間
で変化する。図3は上位ポンプ電力範囲の976nm、
980nmおよび962nmでのポンプ波長のための曲
線を示す。976nm近くのポンプ波長の依存性は測定
されたポンプ波長での依存性に非常に類似していると予
測される(ステップ840)。最後のステップは、ポン
プ波長の正確な値を支配方程式の第3項(δ<ls >/
δlp )・(δ<lp >/δT)が−6ppm/℃およ
び−8ppm/℃の間で変化するように選択することに
ある。第1の因子(δ<ls>/δlp )は図6の曲線
の傾斜の値によって与えられ、一方第2の因子(δ<l
p >/δT)、つまりポンプ波長の温度依存性は製造者
によって与えられる。ここで図6を参照して、信号波長
のポンプ波長依存性をそれが所与のポンプ波長に対して
正または負のどちらかであるように選択することが可能
である。たとえば、976nm近くで、曲線410の傾
斜は正(曲線410の右部分)かまたは負(曲線410
の左部分)のどちらかであることは可能である。図6の
曲線の傾斜の符号を選択する能力があれば、固有熱係数
を補償することができる。
【0076】この場合に、図1に表わされた実験的設定
で使用されるファイバの型について、選択されるポンプ
電力は60mWに等しい。976nm近くで、固有温度
依存性(支配方程式の第1項)は約6ppm/℃であ
る。典型的なレーザダイオードは約−300ppm/℃
のポンプ波長温度依存性を有する。もし信号波長の波長
依存性(δ<ls >/δlp )が比率0.02.[ls
/lp ]になれば、その項の−300との乗算は−6p
pm/℃を与え、それは固有熱係数を無効にする。比率
[ls /lp ]はppm単位を適当な基準波長単位に変
換するために必要である、なぜならppm単位は平均波
長に関連するからである。ステップ850は、図6にプ
ロットされる曲線の傾斜がその特定のポンプ波長に対し
て0.02.[ls /lp ]を与えるように電力ポンプ
および波長を見つけることにある。他の項において、支
配方程式の3つの項の所望の消約が得られる976nm
に近い点がある。もしポンプ源がそのファイバのための
ピーク吸収点でまず動作されれば(ここでは976n
m)、そしてポンプ波長で僅かに上向きに移動されれ
ば、ゼロ正味波長変動が得られる点に結局到達するであ
ろう。この発明の場合において、最適のポンプ波長は6
0mWのポンプ電力に対して976.5nm近くで発見
された(ステップ860および870)。
【0077】実務では、第2項は見つけられたポンプ波
長の値(976.5nm)に対して正確にゼロではな
い。この方法の改良点において、第2項の新しい値は正
味の熱波長変動を無効にするポンプ波長の新しい値をよ
り正確に発見するために支配方程式に接続され得る。
【0078】この発明の他の局面に従って、ポンプ波長
は支配方程式の第3項がゼロであるように選択される。
第3項の最初の因子(δ<ls >/δlp )は第3項の
第2の因子の値(δlp /δT)から独立してゼロであ
り、それはポンプ源の製造者によって単純に与えられ
る。再び図6を参照すると、図6において平均波長はポ
ンプ波長に抗してプロットされる。曲線400と410
の傾斜は75mWと280mWとにそれぞれ等しいポン
プ電力の値に対する係数の値(δ<ls >/δl p )を
与える。たとえば、280mWのポンプ電力に対して
(曲線410)、項(δ<ls >/δlp )は976n
mに等しいポンプ波長についてゼロである。この項は7
5mWのポンプ電力について976nmでゼロである
(曲線400)。
【0079】第3項が一旦ゼロに等しくなれば、2つの
オプションが支配方程式によって与えられた温度依存性
を最小限にする際に可能である。他の2つの項はできる
だけ小さくされ得る。代替的に、2つの最初の項はお互
いを補償するかまたは非常に小さな値を増す。
【0080】第3項を無効にするポンプ波長は976n
mに非常に近いと仮定すれば、曲線200に与えられる
固有係数項はだいたい6ppm/℃および7ppm/℃
の間である。したがって、第2項は−6ppm/℃また
は−7ppm/℃にできるだけ近くなければならない。
第2項は2つの因子つまり(δ<ls >/δP)および
(δP/δT)の積である。第2の因子(δP/δT)
は製造業者によって与えられ、典型的な半導体源につい
て負である。第1の因子(δ<ls >/δP)は図4お
よび図5の曲線の傾斜によって与えられる。ここで図5
が参照される。図5において、曲線300の傾斜は負の
値から正の値へ変化する。したがって、ポンプ電力を第
2項が負であって絶対値でだいたい6ppm/℃または
7ppm/℃に等しいように選択することが可能であ
る。この最後のステップは1組の最適な波長のための最
適のポンプ電力を選択することを可能にする。
【0081】この発明の他の局面に従って、支配方程式
の第1項、つまり熱係数はゼロになるように選択され
る。図3を参照すると、図3は熱係数の幾つかのプロッ
トを表わす。図3に表わされる曲線のただ1つのみが、
つまり962nmのポンプ波長に対しかつ約70mWの
ポンプ電力に対する曲線220がx−軸と交差する。ポ
ンプ源の電力はしたがって比較的低い。ポンプ電力およ
びポンプ波長のこれらの2つの値は図4、図5および図
6の曲線を使用して第2および第3項を決定する。
【0082】上に説明された方法は図9のフローチャー
トで要約される。第1のステップ900は3つの項を含
む支配方程式を考えることにある。3つのオプションが
可能である。第1のステップ910において、第1項は
ゼロになるように選択される。図3(ステップ912)
はそれに対して曲線がx−軸と交差する(ステップ91
4)ポンプ波長とポンプ電力との1組の値を生み出す。
図3の場合において、ただ1つの曲線のみがその条件を
満たす。しかしながら、ポンプ波長の他の値に対する他
の曲線が可能であるかもしれない(たとえば、図3に表
わされていないが、963nmのような962nmに近
いポンプ波長の値に対する)。一旦1組の対{lp
P}が得られれば、図4、図5および図6は第2および
第3項の合計を最小限にする(ステップ916)最適の
対{lp 、P}を選択するために使用される。これはま
た他の項についても行なわれ得る。異なった数字は項の
1つを消す値の組{lp 、P}と残りの項の合計を最小
限にする1つの最適の値(または恐らくは複数の最適の
値)とを決定するために使用される。たとえば、第2項
(ステップ920)か第3項(ステップ930)のどち
らかは図4、図5または図6をそれぞれ選択することに
よってゼロに等しくされ得る(ステップ922および9
32)。1組の対{lp 、P}はどちらの場合でも得ら
れる(ステップ924および934)。次のステップは
残りの項の合計を最小限にする最適の対{lp 、P}を
選択することにある(ステップ926および936)。
【0083】上に説明された方法において、すべての測
定は一定で25℃に等しいとされる室温で行なわれる。
図4、図5および図6で得られた係数は他の温度では異
なるであろう。
【0084】この発明の方法によって得られる温度依存
性は極端に低く、最良の実験条件下でポンプパラメタを
注意深く選択しないで予想される温度依存性よりだいた
い5ないし10倍よい。たとえば、約1ppm/℃の熱
変動はこの発明の方法を適用することによって得られ
る。
【0085】ポンプの電力はポンプ源の放射波長ほど制
御可能ではないことは注目される。たとえば、ダイオー
ドの場合に、ポンプ電力はダイオードの老化と共に変化
するかもしれない。これはより良い結果が支配方程式の
第2項を消すことによって、つまりポンプ電力よりはむ
しろポンプ波長を変えることによって得られる。
【0086】
【ネオジム添加ファイバを使用するこの発明の他の好ま
しい実施例と方法の説明】この発明の方法はいずれの希
土類添加ファイバ源にも適用可能である。たとえば、こ
の発明の原則はネオジムの場合にもまた有効である。
【0087】ここで図10を参照すると、図10はネオ
ジムを添加されたこの発明のファイバ源の概略の図解を
示す。図10において、図1と同じ参照数字が使用され
るが、唯一の違いはそれらはすべて数字の1が前に付け
られたことである。図10の実施例で使用されるファイ
バ1110はリンを同時添加された16.5mNd2
3 添加単一モードファイバである。かかるファイバは重
量で0.02%ネオジムを添加される。それは6μmの
コア直径と920nmの遮断波長とを有する。かかるフ
ァイバは容易に入手可能であり、ファイバ製造業者であ
るBTRLによって供給され得る。図10の実施例にお
いて、ファイバ1110は1.06μmで高い反射器を
使用する二重パス順方向信号構成で動作される。これは
ファイバ1110の近端1116が、第1の端部部分1
116の縦方向軸に実質的に垂直な平面状の表面112
4を規定するように磨かれかつ研がれることを意味す
る。この平面状の表面1124はポンプ放射を透過させ
るが、ファイバによって放射された逆方向信号を反射す
る。ファイバ1110の遠端は10°より大きい角度
で、たとえば、図10の実施例において、第2の端部部
分1120の横断軸に対して約15°で研がれかつ磨か
れる。平面状の表面1126は何の反射も保証しないの
で、ゆえに何の共振構造も保証しない。
【0088】この発明のファイバ源は、光ファイバ11
10の第1の端部1112上に装着された第2のダイク
ロイックミラー1129をさらに好ましくは含む。ミラ
ー1129は平坦な反射表面を好ましくは含み、ミラー
1129の平坦な反射表面が第1の端部1112の表面
1124に並行であるように第1の端部1112に対し
て装着される。したがって、ミラー1129の平坦な反
射表面に垂直な線は、光ファイバ1110の第1の端部
部分1116の縦方向軸と整列される。この発明のかか
る実施例において、第1の毛細管1118はミラー11
29のための装着表面として有利に使用され、上に説明
された整列を与える。ミラー1129は適当な接着剤で
第1の毛細管1118に取付けられるかもしれない。こ
の発明の他の実施例において、ミラー1129は光ファ
イバ1110の第1の端部1112上に反射コーティン
グを置くことによって組立てられる。
【0089】この発明の他の実施例において、光ファイ
バ1110の第1の端部1112上に装着されたミラー
はないが、平面状の表面1124は4%の反射表面を与
えるように平坦に磨かれる。したがって、かかる構成に
おいて、もしポンプ光波長が出力光波長の整数分数であ
れば、平面状の表面1124はポンプ光および出力光の
両方の波長に対して4%の反射表面を与える。したがっ
て、平面状の表面はポンプ光信号の96%を透過し、フ
ァイバ源によって放射される光の4%を実質的に反射す
る。平面状の表面の反射率は出力光に対して低い(4
%)けれども、この発明のレーザの空胴でレーザ放射を
生み出すために十分である。ミラー1129の平坦な反
射表面に垂直な線が光ファイバ1110の第1の端部部
分1116の縦方向軸と整列されるようにミラーが位置
づけられる前述の実施例において、ダイクロイックミラ
ー1129の特性は、ミラーがポンプ波長で本質的に透
過性であり、出力光波長で本質的に反射性であるようで
なければならない。図10で示される実施例において、
ミラー1128の特性はポンプ源と検出器との異なる位
置決めとミラー1128の角度傾斜とのために逆であ
る。
【0090】826.6nmでの62mWのポンプ電力
で汲み上げられたとき、固有熱依存性は−6ppm/℃
であると測定される。ここで図11を参照すると、図1
1はファイバのポンプ電力依存性、つまり支配方程式の
第2項を表わす。1つの曲線1150のみが826.6
nmのポンプ波長について表わされている。図11はエ
ルビウムの場合の図4に類似している。曲線1150は
負の傾斜を有し、それは第2項の第1の因子は少なくと
も曲線1150をプロットするために使用される特定の
ポンプ波長についてゼロになり得ないことを暗に示す。
【0091】図12をもまた参照すると、図12は2つ
のポンプ電力レベル、つまり38mW(曲線1200)
および62mW(曲線1220)に対するネオジムファ
イバ源のポンプ波長依存性(支配方程式の第3項)を例
示する。図12はエルビウムの場合の図6に類似してい
る。エルビウムに対する図6の曲線と違って、ネオジム
に対する曲線1200および1220は最小値を示さな
いようであり、そのことは支配方程式の第3項はゼロに
等しくなり得ないことを示す。
【0092】図11および図12に例示される結果は上
に示された背景とすべて一貫している。固有依存性は負
であり、絶対値で10ppm/℃未満であり、−300
ppm/℃の予想された係数を有する従来の半導体源に
比べると実質的な改良を示す。ポンプ電力依存性(図1
1)は−.054nm/mW(−50ppm/mW)と
−.02(−19ppm/mW)との間の傾斜でテストさ
れた範囲にわたって負の傾斜を有し、約1ppmの温度
安定性を得るための最良の場合に.05mW以内に源電力
を制御する必要性を示す。傾斜の符号はこの場合負であ
る、なぜならスペクトルのピークは平均波長より短い波
長に移されるからである。ポンプ電力が上昇するとき、
スペクトルはピークでの利得がスペクトルの縁端での利
得を遙かに超えるとき狭くなる。より重要なことに、こ
のプロセスは平均をピークに近づける。その影響は幅が
最小値に近づくにつれて減少し、非均質的な飽和のため
に高い電力で上昇さえするかもしれない。波長依存性
(図12)は.20nm/nmと.013nm/nmとの間
の様々な傾斜をとり、それは−300ppm/℃のポン
プダイオード依存性に対して、−46ppm/℃および
−3ppm/℃の間で波長依存性項を生み出す。図12
上の正の傾斜は、より長い波長ポンプ吸収がこの場所依
存汲み上げプロセスにおけるより長い波長信号放射と相
関することを示す。ポンプダイオード電流制御を使用し
てポンプ電力を完全に制御すると仮定して、他の項は温
度制御に1ppm変動に対して0.11℃より良くなる
ことを要求する少なくとも−9.0ppm/℃を寄与す
る。これは半導体源に比べて因数30の改良である。
【0093】図10の実施例は温度依存性に関して他の
既知の源に比べて既に大きな改良である一方で、この発
明の方法はその依存性を実質的に改良することができ
る。エルビウムの場合に、支配方程式の項は異なった符
号を有し、支配方程式のすべての項の合計がゼロになる
ようにポンプ波長およびポンプ電力の値を調整すること
を可能にする。しかしながら、方程式の項の各々を別個
に消すことが可能であったエルビウムと違って、支配方
程式の項はネオジムの場合にはそれほど容易に消されな
い。
【0094】ネオジム添加ファイバに適用されるこの発
明の方法に従って、第1項および第3項は、数個のポン
プ電力について、図11を使用しかつ熱係数はポンプ波
長またはポンプ電力で大きく変化しないと仮定して計算
される。したがって、図11を使用して、これらの係数
の合計ができるだけ小さいポンプ波長を選択することは
可能である。図11および図12の曲線は準直線状であ
り、かつそれゆえに、支配方程式の項は本質的に固定さ
れることは注目される。対照的に、エルビウムの場合
に、すべての3つの項の制御はずっと大きく、値の範囲
を仮定することができる波長依存性項の制御は特に大き
い。上の測定値のすべては異なったファイバ、異なった
ファイバ長および異なったフィードバック状態、たとえ
ばファイバ源がジャイロスコープの光ループに結合され
るときについて異なるかもしれない。かかる測定値はポ
ンプ波長およびポンプ電力のための異なった最適の値に
つながるであろう。ジャイロスコープは源ファイバの信
号の発展を変えるかもしれない高レベルのフィードバッ
クを与え得る。しかしながら、示されたデータはエルビ
ウム添加超蛍光ファイバ源は980nmポンプ帯域の高
電力(>75mW)単一縞ダイオードレーザで汲み上げ
られるとき、広い帯域幅(>15nm)で適当な源電力
(>1mW)を与えるはずであることを示す。部分的に
または全面的にお互いを補償するために支配方程式の3
つの項を使用することは、エルビウム添加超蛍光ファイ
バ源が極端に安定しかつ他のいかなる希土類添加超蛍光
ファイバ源または従来の超ルミネセンスダイオードより
遙かに優れていることを許容する。ポンプ電力およびポ
ンプ波長の最適の組合せは1ppm/℃未満の正味の依
存性を生み出すことが可能であり、それによって5ない
し10の因数分最もよく知られたファイバ源の温度依存
性を改良する。
【0095】この発明の方法はまた超蛍光ファイバ源以
外のファイバ源にも適用可能である。たとえば、それは
全ファイバ長に沿ってより大きな飽和度を創り出し、か
つより大きな電力を生み出すために光子を再循環させる
すべての他のファイバ源に適用され得る。たとえば、共
振ファイバレーザ(RFL)はミラーがファイバ端部に
加えられるとき生み出される標準レーザであるが、波長
掃引ファイバレーザ(WSFL)がそれが空胴内の音響
−光変換器(AOM)を含むという点で異なる。WSF
LはAOMからの逆反射第1オーダビームを利用して、
再循環光子の往復経路を完成する。AOMに印加される
FM信号はWSFLの波長をゆっくり掃引して集積シス
テムのための広帯域源を生み出す。WSFLの詳細は1
989年9月6日に出願された特許出願連続番号第403,
703 号で開示され、この発明と同一の譲受人に譲渡され
る。この出願はこの引用により援用される。支配方程式
の3つの寄与に対応する3つの曲線を得ることによっ
て、この発明の方法をいかなる源にも適用することが可
能である。
【0096】
【この発明のファイバ源のファイバ光ジャイロスコープ
(FOG)への適用】この発明のファイバ源は光ファイ
バ回転センサのための広帯域光源として特に有用であ
る。この発明のファイバ源と組合せて有利に使用され得
る例証的な回転センサ1500は図13に例示される。
回転センサ1500はサグナク干渉計を含み、これは矢
印によって表わされる光入力信号IINを与える光源
(S)1510を含む。光源(S)は有利にこの発明
の、たとえば図1の実施例のファイバ源である。入力信
号IINは好ましくは単一モード複屈折の光ファイバであ
る第1の光ファイバ1514に結合される。第1の光フ
ァイバ1514は回転センサ1500への入力としての
役割をする第1の光ファイバセグメント1520を含
む。第1の光ファイバセグメント1520は第1の光方
向結合器(DC)1524への伝搬経路を与え、それは
回転センサ1500の好ましい実施例において、2つの
ファイバを並置することによって構成される。かかる結
合器の詳細は米国特許第4,493,528 号、第4,536,058
号、第4,564,262 号および第4,601,541 号に開示され
る。これらの特許はこの引用により援用される。当業者
は集積光結合器もまた利用され得ることを理解するであ
ろう。
【0097】引用された特許で述べられるように、第1
の光ファイバセグメント1520は第1の方向結合器1
524の1つのポートに接続される。第1の方向結合器
1524は第1の光ファイバ1514と第2の光ファイ
バ1528を並置することによって形成される。第2の
光ファイバ1528もまた、有利に複屈折の単一モード
光ファイバである。第2の光ファイバ1528は第1の
方向結合器1524の隣接するポートに接続された第2
の光ファイバセグメント1532を含む。
【0098】第1の方向結合器1524は2つの付加的
なポートを有し、その一方は第3の光ファイバセグメン
ト1540に接続され、かつ他方は第4の光ファイバセ
グメント1544に接続される。
【0099】回転センサ1500の好ましい実施例にお
いて、第1の方向結合器1524は、第1の光ファイバ
セグメント1520で光源1510から第1の方向結合
器1524の方向へ伝搬する光エネルギーの約50%が
第3の光ファイバセグメント1540に直接透過され、
かつ光エネルギーの約50%が第4の光ファイバセグメ
ント1544に結合されるように構成される。第1の方
向結合器1524は、第3の光ファイバセグメント15
40で第1の方向結合器1524の方向へ伝搬する光エ
ネルギーが第1の光ファイバセグメント1520と第2
の光ファイバセグメント1528との間で実質的に等し
く分割されるという点で2方向であることを理解しなけ
ればならない。
【0100】第4の光ファイバセグメント1544は第
1の光吸収ターミネータ(T)1550によって終端に
される。第1の光吸収ターミネータ1550は、実質的
にいかなる光も第1の方向結合器1524へ方向へ戻っ
て反射されないように、第4の光ファイバセグメント1
544からその上に入射される実質的にすべての光エネ
ルギーを吸収する。
【0101】第3の光ファイバセグメント1540は、
第1の方向結合器1524から偏波器(P)1560へ
の伝搬経路を与える。当業者は偏波器はそれがある型の
位相誤差を低減するという点で有利であることを認識す
るであろう。もし偏波器が使用されなければ、位相誤差
の低減は米国特許第4,529,312 号および米国特許第4,63
4,282 号で述べられるように、不偏波光の使用によって
達成されるかもしれない。これらの特許はこの引用によ
り援用される。偏波器は多数の異なる実施例に従って構
成されることが可能であり、米国特許第4,386,822 号に
従って有利に構成される。この特許はこの引用により援
用される。偏波器1560は、第3の光ファイバセグメ
ント1540から偏波器1560へ入射される光が第5
の光ファイバセグメント1564上の偏波器1560か
ら出力されるように、第5の光ファイバセグメント15
64にさらに接続される。当業者に既知であるように、
第1の光ファイバ1514のような単一モード光ファイ
バは、第1および第2の直交の偏波モードで典型的に光
を伝搬する。偏波器1560は、偏波器1560から離
れて第5の光ファイバセグメント1564で伝搬する光
が実質的に第1の偏波モードのみにある光(つまり偏波
された光)を含むように、2つの偏波モードのうちの1
つ(たとえば第2の偏波モード)の光を遮るために動作
する。
【0102】偏波器1560からの偏波された光は、第
5の光ファイバセグメント1564を通って第2の方向
結合器(DC)1570のポートに伝搬する。第2の方
向結合器1570は、光を第1の光ファイバ1514の
第6の光ファイバセグメント1574に結合させる。第
6の光ファイバセグメント1574は、その周りをルー
プが回転させられる軸に一般に垂直な平面にあるループ
1578の中に形成される。第6の光ファイバセグメン
ト1574は、こうしてループ1578を閉じる第2の
方向結合器1570の隣接するポートに戻る。第1の光
ファイバ1514は第2の方向結合器1570から延長
して第7の光ファイバセグメント1590を形成する。
第7の光ファイバセグメント1590は第2の光吸収タ
ーミネータ(T)によって終端にされ、光検出器(D)
1600は第2の光ファイバセグメント1528の光エ
ネルギーの強度を検出し、したがってループ1578か
ら結合された光エネルギーの強度を検出する。検出器1
600は検出された強度に応答するライン1604上の
電気出力信号を与える。当該技術分野において周知であ
るように、ループ1578から結合された光エネルギー
の強度は2つの逆伝搬光信号の関連した位相に依存し、
それは順にループ1578の回転率に部分的に依存す
る。
【0103】検出された光強度を回転の大きさおよび角
度方向を表わす出力信号に変換するための様々な器具お
よび技術は、前述の米国特許第4,410,275 号、米国特許
第4,456,377 号、米国特許第4,487,330 号、米国特許第
4,634,282 号および米国特許第4,637,722 号で開示され
る。これらの特許はこの引用により援用される。たとえ
ば、駆動および検出電子工学回路ブロック1610が例
示される。駆動および検出電子工学回路ブロック161
0は、位相変調器(M)1618に結合されるライン1
614上の電気出力信号を与える。位相変調器1618
はループ1578の中心から分かれた位置で第6の光フ
ァイバセグメント1547に結合される。駆動および検
出電子工学回路ブロック1610は、2つの逆伝搬する
光信号I CWおよびICCW の位相を変調するために選択さ
れる特定の周波数で位相変調器1618を駆動する。駆
動および検出電子工学回路ブロック1610は、ライン
1604上の光出力信号の電気表示を同期式に復調する
ために特定の周波数を使用して、ループ1578の回転
率を表示するライン1630上の電気出力信号を与え
る。回転センサの動作のさらなる詳細は、前述の米国特
許第4,410,275 号、米国特許第4,456,377 号、米国特許
第4,487,330 号、米国特許第4,634,282 号および米国特
許第4,637,722 号で発見され得る。これらの特許はこの
引用により援用される。図13に描かれた回転センサは
閉のループ構成にあるが、米国特許第4,779,975 号また
は1989年8月31日に出願された連続出願第401,22
5 号または1990年8月9日に出願された連続出願第
565,255 号に述べられているような他の構成も使用され
得ることは理解されるであろうし、これらはこの出願の
譲受人に譲渡される。この特許およびこれらの特許出願
はこの引用により援用される。
【0104】広帯域光ファイバ源の様々な実施例が上に
述べられてきた。この発明はこれらの特定の実施例に関
連して述べられてきたが、説明はこの発明の例示であっ
て、制限することを意図するものではない。特に、この
発明のファイバ源は他のいかなる希土類の適当な材料を
も添加され得る。この発明の方法はまた、共振ファイバ
レーザおよび波長掃引ファイバレーザのような他の源と
共にファイバ以外の光導波路を含む源にも適用可能であ
る。様々な他の修正および応用は、前掲の特許請求の範
囲に規定されるこの発明の真の精神および範囲から逸脱
することなく当業者に起こるかもしれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】逆方向単一パス構成で動作されるエルビウム添
加ファイバを含むこの発明の広帯域源の例証的実施例を
例示する図である。
【図2】図1の広帯域源のためのポンプ電力に対する順
方向電力および逆方向における電力出力のグラフであ
り、ファイバは2.4m長、エルビウム濃度は1600
ppmおよびポンプ波長は約980nmである。
【図3】逆方向信号、単一パス構成で動作される図1の
実施例に対する様々なポンプ波長およびポンプ電力レベ
ルについての25℃から75℃の範囲で5℃変化毎に測
定されたppm/℃で表わされた固有熱係数のグラフで
ある。
【図4】図1の実施例に対する様々なポンプ波長につい
ての吸収されたポンプ電力に対する平均波長のグラフで
ある。
【図5】ポンプ電力の低い値に対する図4のグラフの拡
大部分である。
【図6】2つのポンプ電力レベルについてのポンプ波長
に対する平均波長のグラフである。
【図7】信号波長の極値をポンプ電力、温度および温度
に対するポンプ電力の関数で決定するために、この発明
の方法の主要ステップを例示するフローチャートであ
る。
【図8】支配方程式の第2項はゼロに等しく、かつポン
プ波長およびポンプ電力は支配方程式の他の2つの項を
最小限にするように選択されるこの発明の主要ステップ
を例示するフローチャートである。
【図9】支配方程式の項の1つはゼロであり、かつポン
プ電力およびポンプ波長は他の2つの項の合計がゼロか
またはできるだけ小さいかのどちらかであるように選択
されるこの発明の方法のステップを要約する図である。
【図10】順方向単一パス構成で動作されるネオジム添
加ファイバを含むこの発明の広帯域源の例証的実施例を
例示する図である。
【図11】2つのポンプ電力レベルについて、および.
02wt%Nd2 3 を添加されかつリンを同時添加さ
れる16.5m長のファイバに対して、二重パス順方向
信号構成で動作されるNd:シリカファイバを使用する
この発明のファイバ源についてのポンプ波長上での平均
波長の依存性を例示するグラフを示す図である。
【図12】二重パス順方向信号構成で動作されるNd:
シリカを使用するこの発明のファイバ源についてポンプ
波長上の平均波長の依存性を例示するグラフを示す図で
ある。
【図13】この発明のファイバ源を使用する例証的な回
転センサを表わす図である。
【符号の説明】
100 広帯域源 110 活性媒体 128 ミラー 130 ポンプ源 150 検出器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/083 (72)発明者 ポール・エフ・ウィソキ アメリカ合衆国、94305 カリフォルニア 州、スタンフォード、エスコンディド・ビ レッジ、124─エフ (72)発明者 マイケル・ジェイ・エフ・ディゴネット アメリカ合衆国、93406 カリフォルニア 州、パロ・アルト、ハーバード・ストリー ト、2307 (72)発明者 ビヨン・ユーン・キム 大韓民国、ソウル、ソンパ区、ジャムシル ドン、101、ウー・スン・アパートメンツ、 13─905 (72)発明者 ハーバート・ジェイ・ショウ アメリカ合衆国、94305 カリフォルニア 州、スタンフォード、アルバラド・ロウ、 719

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射スペクトルを有する広帯域源であっ
    て、前記放射スペクトルは平均波長を有し、前記源(1
    00)は活性媒体(110)を含み、活性媒体はポンプ
    源(130)によってポンプ波長で汲み上げられて前記
    活性媒体(110)が放射線を放射することを引き起こ
    し、前記広帯域源(100)は、 ポンプ源(130)のポンプ電力およびポンプ波長は以
    下の支配方程式に従って、活性媒体(110)の固有熱
    依存性、平均波長のポンプ電力依存性および平均波長の
    ポンプ波長依存性の合計を最小限にするように選択さ
    れ、 【数1】 この式において、<ls >は信号の平均波長であり、T
    は温度であり、Pはポンプ源(130)のポンプ電力で
    あり、さらにlp はポンプ源(130)によって放射さ
    れる光の波長であることを特徴とする、広帯域源。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ源(130)はレーザダイオ
    ードである、請求項1に記載の広帯域源。
  3. 【請求項3】 前記活性媒体(110)はレーザ発光材
    料を添加された単一モードファイバを含む、請求項1ま
    たは2に記載の広帯域源。
  4. 【請求項4】 前記レーザ発光材料はエルビウムまたは
    ネオジムを含む、請求項3に記載の広帯域源。
  5. 【請求項5】 ポンプ波長およびポンプ電力は関数<l
    s >=l(T、P、lp )の極値を得るように選択され
    る、先行する請求項のいずれか1つに記載の広帯域源。
  6. 【請求項6】 ポンプ波長およびポンプ電力は支配方程
    式の項の1つがゼロであり、かつ他の2つの項の合計が
    できるだけ小さくなるように選択される、先行する請求
    項のいずれか1つに記載の広帯域源。
  7. 【請求項7】 ポンプ波長およびポンプ電力は前記他の
    2つの項ができるだけゼロに近いように選択される、請
    求項6に記載の広帯域源。
  8. 【請求項8】 ポンプ波長およびポンプ電力は前記他の
    2つの項が実質的に等しくかつ反対の符号であるように
    選択される、請求項6に記載の広帯域源。
  9. 【請求項9】 ポンプ波長はポンプ源(130)のピー
    クポンプ吸収率に等しいかまたはそれに近いように選択
    される、先行する請求項のいずれか1つに記載の広帯域
    源。
  10. 【請求項10】 前記ピークポンプ吸収率波長は980
    nmに近い、請求項9に記載の広帯域源。
  11. 【請求項11】 ポンプ波長およびポンプ電力は温度に
    対する平均波長の総変動が10ppm/℃未満であるよ
    うに選択される、先行する請求項のいずれか1つに記載
    の広帯域源。
  12. 【請求項12】 ポンプ波長およびポンプ電力は温度に
    対する平均波長の総変動が約1ppm/℃であるように
    選択される、請求項11に記載の広帯域源。
  13. 【請求項13】 光ファイバをさらに含み、光ファイバ
    は入力および出力端部を有し、かつ前記光ファイバの前
    記入力端部の近くに位置づけられた少なくとも1つの反
    射器を有する、先行する請求項のいずれか1つに記載の
    広帯域源。
  14. 【請求項14】 前記反射器は前記放射された放射線に
    実質的に反射性であり、かつ前記ポンプ光に実質的に透
    過性であるか、または前記反射器は前記放射された放射
    線に実質的に透過性であり、かつ前記ポンプ光に実質的
    に反射性である、請求項13に記載の広帯域源。
  15. 【請求項15】 前記反射器はダイクロイックミラーで
    ある、請求項13に記載の広帯域源。
  16. 【請求項16】 逆方向単一パス構成または順方向単一
    パス構成または逆方向二重パス構成または順方向二重パ
    ス構成をさらに含む、先行する請求項のいずれか1つに
    記載の広帯域源。
  17. 【請求項17】 共振ファイバレーザをさらに含む、先
    行する請求項のいずれか1つに記載の広帯域源。
  18. 【請求項18】 波長掃引ファイバレーザをさらに含
    む、先行する請求項のいずれか1つに記載の広帯域源。
  19. 【請求項19】 2つの偏波モードを有し、前記広帯域
    源(100)によって照らされる光ファイバループを含
    む周囲効果を検知するための光センサにおける、先行す
    る請求項のいずれか1つに記載の広帯域源(100)の
    用途。
  20. 【請求項20】 前記周囲効果は回転である、請求項1
    9に記載の広帯域源(100)の用途。
  21. 【請求項21】 前記センサは干渉計を含む、請求項1
    9に記載の広帯域源(100)の用途。
  22. 【請求項22】 活性媒体(110)を含み、かつ放射
    スペクトルを有する広帯域源(100)の温度依存性を
    安定化するための方法であって、 ポンプ源(130)によってポンプ波長で活性媒体(1
    10)を汲み上げ、前記活性媒体(110)が放射線を
    放射することを引き起こすステップを含み、前記放射ス
    ペクトルは平均波長によって特徴づけられ、さらに温度
    に対する平均波長の総変動を最小限にするように前記ポ
    ンプ源(130)のポンプ電力およびポンプ波長を選択
    するステップとを含み、前記ポンプ電力および前記ポン
    プ波長は活性媒体(110)の固有温度依存性、平均波
    長のポンプ電力依存性および平均波長のポンプ波長依存
    性の合計を最小限にし、前記合計は以下のように規定さ
    れ、 【数2】 この式において、<ls >は信号の平均波長であり、T
    は温度であり、Pはポンプ源(130)のポンプ電力で
    あり、さらにlp はポンプ源(130)によって放射さ
    れる光の波長である、方法。
  23. 【請求項23】希土類から活性媒体(110)の活性材
    料を選択するステップをさらに含む、請求項22に記載
    の広帯域源(100)の温度依存性を安定化させるため
    の方法。
  24. 【請求項24】 活性媒体(110)を支持するための
    光ファイバを選択するステップをさらに含む、請求項2
    2または23に記載の広帯域源(100)の温度依存性
    を安定化させるための方法。
  25. 【請求項25】 ポンプ波長がほぼポンプ源(130)
    ピークポンプ吸収率であるか、またはそれに近いように
    選択するステップをさらに含む、先行する請求項のいず
    れか1つに記載の広帯域源(100)の温度依存性を安
    定化するための方法。
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