JPH0773802A - カラーブラウン管の製造方法 - Google Patents
カラーブラウン管の製造方法Info
- Publication number
- JPH0773802A JPH0773802A JP11074594A JP11074594A JPH0773802A JP H0773802 A JPH0773802 A JP H0773802A JP 11074594 A JP11074594 A JP 11074594A JP 11074594 A JP11074594 A JP 11074594A JP H0773802 A JPH0773802 A JP H0773802A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light source
- panel
- crt
- electron beam
- exposure
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】電子ビームスポットに対して位置および形状の
裕度が大きいドット形の蛍光面を有し、色純度および製
造歩留を向上させることが可能なカラーブラウン管の製
造方法を提供する。 【構成】電子ビーム径より小さい径の蛍光面ドットを有
するネガティブタイプドット蛍光面において、ドットの
形状をパネルラジアル方向に短径、タンジェンシャル方
向に長径の楕円形状とし、またこれを、回転軸に垂直な
長手方向を有すると共に、水中に位置する回転光源2を
180°以上回転させながら露光することによって形成
する。 【効果】パネル周辺において、電子ビームスポットに対
する蛍光面ドットの裕度を改善することができるため、
カラーブラウン管の色純度および製造歩留を向上させる
ことが可能になる。
裕度が大きいドット形の蛍光面を有し、色純度および製
造歩留を向上させることが可能なカラーブラウン管の製
造方法を提供する。 【構成】電子ビーム径より小さい径の蛍光面ドットを有
するネガティブタイプドット蛍光面において、ドットの
形状をパネルラジアル方向に短径、タンジェンシャル方
向に長径の楕円形状とし、またこれを、回転軸に垂直な
長手方向を有すると共に、水中に位置する回転光源2を
180°以上回転させながら露光することによって形成
する。 【効果】パネル周辺において、電子ビームスポットに対
する蛍光面ドットの裕度を改善することができるため、
カラーブラウン管の色純度および製造歩留を向上させる
ことが可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーブラウン管の製
造方法、特に、ドット形の蛍光面を有するカラーブラウ
ン管およびその蛍光面の形成に用いる露光方法に関す
る。
造方法、特に、ドット形の蛍光面を有するカラーブラウ
ン管およびその蛍光面の形成に用いる露光方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の蛍光面は、点状の光源を連
続回転して露光を行っていた。このため、蛍光面上に形
成される光スポットは、シャドウマスクの孔形状と同様
となる結果、特にパネル周辺部において、電子ビームの
照射位置と形状に対して蛍光面ドットの位置と形状を合
わせることが困難となり、また後工程における偏向ヨー
クの位置調整の範囲も狭くなるという欠点を有してい
た。
続回転して露光を行っていた。このため、蛍光面上に形
成される光スポットは、シャドウマスクの孔形状と同様
となる結果、特にパネル周辺部において、電子ビームの
照射位置と形状に対して蛍光面ドットの位置と形状を合
わせることが困難となり、また後工程における偏向ヨー
クの位置調整の範囲も狭くなるという欠点を有してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術のこ
のような欠点を克服するするためになされたものであ
り、その目的は、電子ビームスポットに対して位置およ
び形状の裕度が大きいドット形の蛍光面を有し、色純度
および製造歩留を向上させることが可能なカラーブラウ
ン管の製造方法を提供することにある。
のような欠点を克服するするためになされたものであ
り、その目的は、電子ビームスポットに対して位置およ
び形状の裕度が大きいドット形の蛍光面を有し、色純度
および製造歩留を向上させることが可能なカラーブラウ
ン管の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、電子ビーム径より小さい径の蛍光
面ドットを有するネガティブタイプドット蛍光面におい
て、ドットの形状をパネルラジアル方向に短径、タンジ
ェンシャル方向に長径の楕円形状とし、またこれを、回
転軸に垂直な長手方向を有すると共に、水中に位置する
回転光源を180°以上回転させながら露光することに
よって形成するものである。
るために、本発明は、電子ビーム径より小さい径の蛍光
面ドットを有するネガティブタイプドット蛍光面におい
て、ドットの形状をパネルラジアル方向に短径、タンジ
ェンシャル方向に長径の楕円形状とし、またこれを、回
転軸に垂直な長手方向を有すると共に、水中に位置する
回転光源を180°以上回転させながら露光することに
よって形成するものである。
【0005】
【作用】上記手段を用いれば、電子ビームのランディン
グがパネル中心からみて放射方向にずれた場合でも電子
ビームスポットに対する蛍光面ドットの裕度を改善する
ことができ、色純度および製造歩留を向上させることが
可能となる。
グがパネル中心からみて放射方向にずれた場合でも電子
ビームスポットに対する蛍光面ドットの裕度を改善する
ことができ、色純度および製造歩留を向上させることが
可能となる。
【0006】
【実施例】図2は、本発明によるカラーブラウン管の一
実施例における蛍光面を示す説明図である。同図に示す
ように、蛍光面を構成する各色のドットDは、パネルの
ラジアル方向に短径、タンジェンシャル方向に長径を有
する楕円形状を有し、パネル中心部においてはほぼ真円
状となるのに対し、中心から離れるほど偏平な形状とな
っている。
実施例における蛍光面を示す説明図である。同図に示す
ように、蛍光面を構成する各色のドットDは、パネルの
ラジアル方向に短径、タンジェンシャル方向に長径を有
する楕円形状を有し、パネル中心部においてはほぼ真円
状となるのに対し、中心から離れるほど偏平な形状とな
っている。
【0007】上記構成を有するカラーブラウン管の蛍光
面に対し、電子銃は当該蛍光面から見るとほぼ幾何学的
中心に位置し、さらに偏向ヨークにより当該電子銃から
発射した電子ビームが上記幾何学的中心から水平,垂直
方向に偏向されて蛍光面にランディングする。このた
め、当該偏向ヨークの位置調整工程において、偏向ヨー
クをパネル蛍光面にほぼ垂直な中心軸方向に動かすと、
当該電子ビームの偏向位置が変わり、それに伴い電子ビ
ームのランディング位置が上記幾何学的中心からパネル
ラジアル方向(放射状)にずれる傾向にある。従って、
蛍光面ドットがラジアル方向に短径の楕円形状を有して
いる場合、図3に示すように、当該ドットDに対して電
子ビームスポットEBのミスランディングによる欠けが
生じないための欠け裕度ARは、ドットDがこのように
偏平な有しない場合に比較して大きくとれることにな
る。
面に対し、電子銃は当該蛍光面から見るとほぼ幾何学的
中心に位置し、さらに偏向ヨークにより当該電子銃から
発射した電子ビームが上記幾何学的中心から水平,垂直
方向に偏向されて蛍光面にランディングする。このた
め、当該偏向ヨークの位置調整工程において、偏向ヨー
クをパネル蛍光面にほぼ垂直な中心軸方向に動かすと、
当該電子ビームの偏向位置が変わり、それに伴い電子ビ
ームのランディング位置が上記幾何学的中心からパネル
ラジアル方向(放射状)にずれる傾向にある。従って、
蛍光面ドットがラジアル方向に短径の楕円形状を有して
いる場合、図3に示すように、当該ドットDに対して電
子ビームスポットEBのミスランディングによる欠けが
生じないための欠け裕度ARは、ドットDがこのように
偏平な有しない場合に比較して大きくとれることにな
る。
【0008】このような蛍光面は、図1に示すような装
置を用いて次のように形成することができる。
置を用いて次のように形成することができる。
【0009】即ち、図1は本発明によるカラーブラウン
管の製造に用いる露光装置の一例である。同図において
装置筐体1の内部下方には、超高圧水銀灯からなる光源
2およびそれを保持固定するランプハウス3とからなる
光源部が配置してある。この光源部は、当該光源部を回
転するための軸受部4および駆動モータ5を備えた回転
台上に配置してある。他方、装置筐体1の上部には、前
記光源部に対向してパネル6が、プレート7に位置決め
載置してあり、当該パネル6と前記光源部との間には、
補正レンズ8およびフィルタ9が配置してある。また、
パネル6にはシャドウマスク10が装着してある。
管の製造に用いる露光装置の一例である。同図において
装置筐体1の内部下方には、超高圧水銀灯からなる光源
2およびそれを保持固定するランプハウス3とからなる
光源部が配置してある。この光源部は、当該光源部を回
転するための軸受部4および駆動モータ5を備えた回転
台上に配置してある。他方、装置筐体1の上部には、前
記光源部に対向してパネル6が、プレート7に位置決め
載置してあり、当該パネル6と前記光源部との間には、
補正レンズ8およびフィルタ9が配置してある。また、
パネル6にはシャドウマスク10が装着してある。
【0010】ここで、前記光源2は、図4に示すよう
に、発光部2aおよび外管2bからなり、外管2bの外
周にはしゃへい板2cが取付けてある。従って実質的に
はこのしゃへい板2cの開口部の前記パネル6に面した
部分が露光光源としての機能を有し、この部分は、前記
回転台の中心軸に垂直な長軸を有している。また、この
光源2のまわりには冷却用水11が満たしてある。な
お、同図において3aは図1のランプハウス3のパネル
6に対向する面に設けられたガラス板である。また、同
図(a),(b)は、光源2を互いに90°異なる方向
から見た場合を示す。
に、発光部2aおよび外管2bからなり、外管2bの外
周にはしゃへい板2cが取付けてある。従って実質的に
はこのしゃへい板2cの開口部の前記パネル6に面した
部分が露光光源としての機能を有し、この部分は、前記
回転台の中心軸に垂直な長軸を有している。また、この
光源2のまわりには冷却用水11が満たしてある。な
お、同図において3aは図1のランプハウス3のパネル
6に対向する面に設けられたガラス板である。また、同
図(a),(b)は、光源2を互いに90°異なる方向
から見た場合を示す。
【0011】上記構成を有する露光装置において、光源
部から発射した光線は、補正レンズ8およびフィルタ9
を通り、更にシャドウマスク10を通してパネル6の内
面を露光する。この場合、図4に示したように、光源2
を発射した光線は、屈折率がほぼ1.343および1.
1469の水11およびガラス板3aを通って屈折率が
ほぼ1.0の空気中にでていく。このため、被露光面と
してのパネル6の内面上の1点から光源2を見た場合、
その実質的な露光光源の中心2A,2Bは、見掛け上2
A’,2B’の位置にあることになる。
部から発射した光線は、補正レンズ8およびフィルタ9
を通り、更にシャドウマスク10を通してパネル6の内
面を露光する。この場合、図4に示したように、光源2
を発射した光線は、屈折率がほぼ1.343および1.
1469の水11およびガラス板3aを通って屈折率が
ほぼ1.0の空気中にでていく。このため、被露光面と
してのパネル6の内面上の1点から光源2を見た場合、
その実質的な露光光源の中心2A,2Bは、見掛け上2
A’,2B’の位置にあることになる。
【0012】このように、光源2が水中にセットしてあ
ることにより、パネル6の被露光面に対して実質的な露
光光源は本来の位置からずれて見え、かつそのずれは、
光源2を見る方向によって方向が異なると共に、その大
きさも、実質的な露光光源がしゃへい板2cで規定され
た一方向に長い矩形上を有していることから、見る方向
によってことなる。
ることにより、パネル6の被露光面に対して実質的な露
光光源は本来の位置からずれて見え、かつそのずれは、
光源2を見る方向によって方向が異なると共に、その大
きさも、実質的な露光光源がしゃへい板2cで規定され
た一方向に長い矩形上を有していることから、見る方向
によってことなる。
【0013】図5に、このようなずれの状態を示す。同
図において、(a1)に示すように光源2の長軸方向が
y軸に平行な時、即ち回転角θ=0の位置にある時に
は、同図(a2)に示すように、図4(a)に対応する
方向にあるA点においては、露光スポットは本来の位置
からベクトルPで示すようにパネル6の中心Oに向かっ
て−x方向に15μずれた位置に現れる。同様に、図4
(b)に対応する方向にあるB点においては、ベクトル
Qで示すようにパネル6の外側に向かって+y方向に4
0μだけずれた位置に現れる。また、両者の中間にある
点Cにおいては、PとQのベクトル和に相当する分だけ
ずれる。次に、図5(b1)に示すように光源2がy軸
に対して回転してθ=45°となった場合には、同図
(b2)に示すように、A点、B点およびC点における
露光スポットは、それぞれベクトルP,ベクトルQおよ
びベクトルRで示すように+y方向に25μ、+x方向
に30μおよび両者のベクトル和の方向に40μずれ
る。次いで、図5(c1)に示すようにθ=90°とな
った場合には、同図(c2)に示すように、A点、B点
およびC点の露光スポットは、それぞれベクトルP、ベ
クトルQで示すように+x方向に40μ、−y方向に1
5μおよび両者のベクトル和の方向に45μずれる。次
に、図5(d1)に示すようにθ=135°となった場
合には、同図(d2)に示すように、A点、B点および
C点の露光スポットはそれぞれベクトルP,ベクトルQ
およびベクトルRで示すように−y方向に25μ、−x
方向に30μおよび両者のベクトル和の方向に15μず
れる。更に、θ=180°となった時には、露光スポッ
トのずれは図5(a2)と同様の状態となる。
図において、(a1)に示すように光源2の長軸方向が
y軸に平行な時、即ち回転角θ=0の位置にある時に
は、同図(a2)に示すように、図4(a)に対応する
方向にあるA点においては、露光スポットは本来の位置
からベクトルPで示すようにパネル6の中心Oに向かっ
て−x方向に15μずれた位置に現れる。同様に、図4
(b)に対応する方向にあるB点においては、ベクトル
Qで示すようにパネル6の外側に向かって+y方向に4
0μだけずれた位置に現れる。また、両者の中間にある
点Cにおいては、PとQのベクトル和に相当する分だけ
ずれる。次に、図5(b1)に示すように光源2がy軸
に対して回転してθ=45°となった場合には、同図
(b2)に示すように、A点、B点およびC点における
露光スポットは、それぞれベクトルP,ベクトルQおよ
びベクトルRで示すように+y方向に25μ、+x方向
に30μおよび両者のベクトル和の方向に40μずれ
る。次いで、図5(c1)に示すようにθ=90°とな
った場合には、同図(c2)に示すように、A点、B点
およびC点の露光スポットは、それぞれベクトルP、ベ
クトルQで示すように+x方向に40μ、−y方向に1
5μおよび両者のベクトル和の方向に45μずれる。次
に、図5(d1)に示すようにθ=135°となった場
合には、同図(d2)に示すように、A点、B点および
C点の露光スポットはそれぞれベクトルP,ベクトルQ
およびベクトルRで示すように−y方向に25μ、−x
方向に30μおよび両者のベクトル和の方向に15μず
れる。更に、θ=180°となった時には、露光スポッ
トのずれは図5(a2)と同様の状態となる。
【0014】このように、光源2が180°回転したと
きに、露光スポットの中心はパネル内面上で360°旋
回し、かつその本来の位置からのずれ量は方向によって
異なる。
きに、露光スポットの中心はパネル内面上で360°旋
回し、かつその本来の位置からのずれ量は方向によって
異なる。
【0015】図6に、光源2が180°回転する間にA
点に照射される全光量による露光強度分布を示す。同図
において、ラジアル方向Ra(この場合x方向)では露
光強度分布は(イ)から(ロ)に示すように変化し、全
体として(ハ)に示すような露光強度分布が得られる。
これに対し、タンジェンシャル方向Ta(この場合y軸
方向)では露光強度分布は(ニ)から(ホ)に示すよう
に変化し、全体として(ヘ)に示すような露光強度分布
が得られる。従って、パネル内面上の感光剤等に所望の
変化を生じさせるに必要な露光強度をfとすれば、同図
(ト)に示すように、ラジアル方向に短径b、タンジェ
ンシャル方向に長径aを有する楕円上のドットが得られ
る。パネル内面上の他の点についても同様に、楕円状の
ドットが得られる。この場合、当該楕円は、その長径と
短径との比a/bの値がパネル周辺部ほど大きくなって
偏平となり、中央部ではほぼ円形状のドットが得られ
る。従って、図2に示したような楕円状の蛍光面ドット
を有するネガティブタイプドット蛍光面を形成すること
が可能となる。
点に照射される全光量による露光強度分布を示す。同図
において、ラジアル方向Ra(この場合x方向)では露
光強度分布は(イ)から(ロ)に示すように変化し、全
体として(ハ)に示すような露光強度分布が得られる。
これに対し、タンジェンシャル方向Ta(この場合y軸
方向)では露光強度分布は(ニ)から(ホ)に示すよう
に変化し、全体として(ヘ)に示すような露光強度分布
が得られる。従って、パネル内面上の感光剤等に所望の
変化を生じさせるに必要な露光強度をfとすれば、同図
(ト)に示すように、ラジアル方向に短径b、タンジェ
ンシャル方向に長径aを有する楕円上のドットが得られ
る。パネル内面上の他の点についても同様に、楕円状の
ドットが得られる。この場合、当該楕円は、その長径と
短径との比a/bの値がパネル周辺部ほど大きくなって
偏平となり、中央部ではほぼ円形状のドットが得られ
る。従って、図2に示したような楕円状の蛍光面ドット
を有するネガティブタイプドット蛍光面を形成すること
が可能となる。
【0016】また、この場合、上述したような楕円状の
ドットを得るためには、光源2は360°回転する必要
はなく、180°回転すれば足りる。このため、従来の
連続回転していた方法に比べ、回転部への高圧電源や冷
却水の供給等が容易になり、機構が簡略化できる。
ドットを得るためには、光源2は360°回転する必要
はなく、180°回転すれば足りる。このため、従来の
連続回転していた方法に比べ、回転部への高圧電源や冷
却水の供給等が容易になり、機構が簡略化できる。
【0017】前記楕円状のドットの短径,長径の比率
は、光源2の回転に同期して、当該光源2のパネル内面
からの距離を変化させる方法により制御することができ
る。図7は、このような方法に用いる露光装置の一例を
示し、図3と同一部分には同一記号を用いてその詳細説
明を省略する。即ち、図7においては、回転軸の下方に
板カム12およびその駆動モータ13を配置し、前記回
転軸の先端にはこの板カム12に接触して動く従動子1
4が取付けてある。従って、回転軸4の回転に同期して
板カム12を回転させることにより、光源2を上下動さ
せてそのパネル6の内面に対する距離を変化させること
ができる。
は、光源2の回転に同期して、当該光源2のパネル内面
からの距離を変化させる方法により制御することができ
る。図7は、このような方法に用いる露光装置の一例を
示し、図3と同一部分には同一記号を用いてその詳細説
明を省略する。即ち、図7においては、回転軸の下方に
板カム12およびその駆動モータ13を配置し、前記回
転軸の先端にはこの板カム12に接触して動く従動子1
4が取付けてある。従って、回転軸4の回転に同期して
板カム12を回転させることにより、光源2を上下動さ
せてそのパネル6の内面に対する距離を変化させること
ができる。
【0018】なお、上述した実施例において、楕円状の
露光を行うパネル内面に塗布する感光剤は、いわゆるス
ラリー法においては蛍光体スラリーであるし、露光によ
り粘着性を発現する光粘着物質を用いて粉末状の蛍光体
を付着させて蛍光面を形成する方法においては当該光粘
着物質であることは言うまでもない。
露光を行うパネル内面に塗布する感光剤は、いわゆるス
ラリー法においては蛍光体スラリーであるし、露光によ
り粘着性を発現する光粘着物質を用いて粉末状の蛍光体
を付着させて蛍光面を形成する方法においては当該光粘
着物質であることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるカラ
ーブラウン管およびその製造方法によれば、水中に配置
した光源を回転させながら露光することにより、パネル
ラジアル方向に短径、タンジェンシャル方向に長径を有
する楕円形状の蛍光面ドットが形成できる。従って、特
にパネル周辺において、電子ビームスポットに対する蛍
光面ドットの裕度を改善することができるため、カラー
ブラウン管の色純度および製造歩留を向上させることが
可能になるという優れた効果を有する。
ーブラウン管およびその製造方法によれば、水中に配置
した光源を回転させながら露光することにより、パネル
ラジアル方向に短径、タンジェンシャル方向に長径を有
する楕円形状の蛍光面ドットが形成できる。従って、特
にパネル周辺において、電子ビームスポットに対する蛍
光面ドットの裕度を改善することができるため、カラー
ブラウン管の色純度および製造歩留を向上させることが
可能になるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に用いる露光装置の一例を示す内
部構造図である。
部構造図である。
【図2】本発明によるカラーブラウン管の一実施例にお
ける蛍光面ドットの部分的拡大図である。
ける蛍光面ドットの部分的拡大図である。
【図3】蛍光面ドットと電子ビームスポットとの関係を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】光源を示す説明図である。
【図5】光源部の回転と露光スポットとの関係を示す説
明図である。
明図である。
【図6】光プロファイルと被露光部との関係を示す説明
図である。
図である。
【図7】本発明の実施に用いる露光装置の他の例を示す
内部構造図である。
内部構造図である。
【符号の説明】 D ドット EB 電子ビームスポット 2 光源 2a 発光管 2b 外管 2c しゃへい板 3 ランプハウス 3a ガラス板 4 軸受部 5 駆動モータ 6 パネル 10 シャドウマスク 11 水 l 回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】 光源部から発射した光をシャドウマスク
の円孔を通してパネルに照射することにより、感光剤を
塗布した当該パネル内面の蛍光面ドット形成部位を露光
するカラーブラウン管の製造方法において、前記光源部
を、前記パネルの被露光面にほぼ垂直な中心軸にほぼ合
致する回転軸を有する回転台上に設置し、かつ該光源部
の中心軸と前記回転軸はほぼ合致し、かつ該光源部の中
心軸に垂直な長手方向を有すると共に水中に保持し、こ
の光源部を、前記回転軸を中心に180°以上回転させ
ながら露光を行うことを特徴とするカラーブラウン管の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11074594A JPH0773802A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | カラーブラウン管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11074594A JPH0773802A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | カラーブラウン管の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12520781A Division JPH0719537B2 (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | カラーブラウン管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0773802A true JPH0773802A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=14543471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11074594A Pending JPH0773802A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | カラーブラウン管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0773802A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4899981A (ja) * | 1972-04-01 | 1973-12-17 | ||
JPS4916369A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-02-13 | ||
JPS51105767A (ja) * | 1975-03-14 | 1976-09-18 | Hitachi Ltd | Rokoyokogensochi |
JPS5246076A (en) * | 1975-10-06 | 1977-04-12 | American Cyanamid Co | Pyrazoryltriazols or acid adduct salt thereof and herbicide utilizing the same |
JPS57199141A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-07 | Mitsubishi Electric Corp | Exposure of color picture tube |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP11074594A patent/JPH0773802A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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