JPH0772024A - 回転軸のトルク計測装置 - Google Patents

回転軸のトルク計測装置

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JPH0772024A
JPH0772024A JP22013393A JP22013393A JPH0772024A JP H0772024 A JPH0772024 A JP H0772024A JP 22013393 A JP22013393 A JP 22013393A JP 22013393 A JP22013393 A JP 22013393A JP H0772024 A JPH0772024 A JP H0772024A
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JP
Japan
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torque
phase difference
rotating shaft
measuring device
transmission
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JP22013393A
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Takashi Arai
高志 荒井
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸に固定した1対の歯車の回転を歯車の
歯と協働して検出する磁気ピックアップ等の1対の回転
センサの信号の位相差に基いて軸トルクを計測する場合
に、トルクの作用方向も検出できるようにする。 【構成】 1対の歯車と1対の回転センサとを、回転軸
にトルクが作用していない無負荷状態で両センサの信号
1、A2の位相差△θが0°より大きく180°より小
さい所定値、例えば略90°になるように配置する。信
号A1、A2の波形整形信号B1、B2を排他的論理和回路
で処理して位相差△θに対応したパルス幅の位相差信号
Cを得る。正方向のトルクが作用すると位相差信号Cの
パルス幅は無負荷状態のそれより大きくなり、一方、負
方向のトルクが作用すると位相差信号Cのパルス幅は無
負荷状態のそれより小さくなり、従って位相差信号から
トルクの大きさとトルクの作用方向とを検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用変速機の動力伝
達軸といった回転軸に作用しているトルクの大きさと方
向とを検出するトルク計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用自動変速機の制御装置とし
て、特公昭47−35258号公報により、変速機の出
力軸トルクを計測し、変速機の油圧係合要素に供給する
ライン圧を計測されたトルク値に応じて可変調整するも
のが知られている。
【0003】そして、このものでは出力軸トルクを計測
するために、出力軸に軸方向に離間させて同一歯数の1
対の歯車部材を固定すると共に、該両歯車部材の回転を
これら歯車部材の歯と協働して検出する磁気ピックアッ
プから成る1対の回転検出手段を設け、出力軸にトルク
が作用していない無負荷状態では両回転検出手段からの
信号の位相差が0°または180°になるように両歯車
部材と両回転検出手段との配置位相を設定し、無負荷状
態での位相差が0°の場合は、一方の回転検出手段の信
号の立上りでオンし他方の回転検出手段の信号の立上り
でオフするフリップフロップから成る信号発生回路を介
して両信号の位相差に応じたパルス幅の信号を発生さ
せ、また、無負荷状態での位相差が180°の場合は、
ADN回路から成る信号発生回路を介して両信号のオー
バーラップ幅に応じたパルス幅の信号を発生させ、この
信号を積分回路で整流して、両歯車部材間の出力軸の捩
れ量に比例した直流信号を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、直流
電圧信号の電圧値から回転軸(出力軸)に作用している
トルクの大きさを知ることができるが、両回転検出手段
の信号の位相差が0°または180°からプラス・マイ
ナス何れの側にずれていても、信号発生回路からは両回
転検出手段の信号位相差の0°または180°からのず
れ量の絶対値に応じたパルス幅に応じた信号が発生され
るだけであるため、トルクの作用方向を検出することは
できない、という問題がある。特に、車両用変速機は、
エンジンブレーキ時等に逆駆動トルクが伝達されること
があり、トルクの作用方向を知ることは重要である。本
発明は、以上の点に鑑み、トルクの大きさだけでなくト
ルクの作用方向も検出し得るようにしたトルク計測装置
を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、回転軸に軸方向に離間させて固定した同一歯
数の1対の歯車部材と、該両歯車部材の回転をこれら歯
車部材の歯と協働して検出する1対の回転検出手段と、
一方の歯車部材の回転検出手段と他方の歯車部材の回転
検出手段とからの信号の位相差を検出する位相差検出手
段とを備えるトルク計測装置であって、前記両歯車部材
と前記両回転検出手段とを、回転軸にトルクが作用して
いない無負荷状態で前記位相差検出手段により検出され
る位相差が0°より大きく180°より小さな基準値と
なるように配置し、位相差検出手段で検出される位相差
に基いて回転軸に作用しているトルクの大きさと方向と
を検出するトルク検出手段を設けたことを特徴とする。
この場合、前記トルク検出手段は、前記位相差検出手段
で検出される検出値と前記基準値との偏差と大小関係と
からトルクの大きさとトルクの方向とを検出するように
構成することが望ましい。
【0006】
【作用】両回転検出手段の信号の周期性上、両回転検出
手段の信号の位相差△θに対応する検出値としてどのよ
うな値を取っても、この検出値は△θが0°または18
0°のときに最小値または最大値となり、無負荷状態で
の△θが0°または180°であれば、△θが0°また
は180°からプラス・マイナス何れの側にずれても、
△θに対応する検出値は同様に変化し、トルクの作用方
向を検出することはできない。
【0007】然し、無負荷状態で△θが0°<△θ<1
80°になっていれば、無負荷状態での△θに対応する
検出値(基準値)は最小値と最大値との間の値になり、
△θが無負荷状態での△θからマイナス側やプラス側に
ずれたときは検出値が基準値より減少或いは増加し、か
くて検出値と基準値との偏差からトルクの大きさを検出
できると共に、検出値と基準値との大小関係からトルク
の作用方向を検出できる。
【0008】ところで、△θに対応する検出値として、
△θに対応するパルス幅の位相差信号を上記従来例と同
様に積分回路で整流して得られる、直流電圧信号の電圧
値を用いることもできるが、これでは位相差信号を何パ
ルス分か積分する必要があってトルク計測に時間がかか
る。これに対し、位相差信号のデューティー比を前記検
出値として求めるようにすれば、位相差信号の1周期と
1周期内のパルス出力時間とを計時するだけでデューテ
ィー比を迅速に求められるため、トルク計測を応答性良
く行い得られ、有利である。
【0009】また、無負荷状態での△θを略90°に設
定しておけば、正負何れの方向のトルクも均等に計測で
きるが、正負一方向に他方向に比し大きなトルクが作用
する回転軸では無負荷状態での△θを90°からずらし
て、当該一方向のトルクの計測幅を大きく確保するよう
にしても良い。
【0010】ところで、回転軸への歯車部材の取付精度
の問題により無負荷状態での△θがずれてしまうことが
あり、そのため、回転軸の無負荷状態を検知する無負荷
状態検知手段と、無負荷状態で前記位相差検出手段によ
り検出される位相差に対応する検出値を基準値として記
憶する記憶手段とを設け、基準値を随時更新し得るよう
にすることが望ましい。回転軸が車両用変速機の動力伝
達軸である場合、無負荷状態検知手段は、変速機が中立
状態、車速が所定値以上、車速の変化割合が所定値以
下、制動装置が非作動の4条件が所定時間継続して成立
したときを無負荷状態として検知するように構成するこ
とが望ましく、更に、変速機が自動変速機である場合に
は、変速機が前進走行レンジでの高速段確立状態、車速
が所定値以上、車速の変化割合が所定値以下、制動装置
が非作動の4条件が所定時間継続して成立したときにも
無負荷状態として、上記した中立状態を含む4条件が成
立する前の暫定的な基準値の更新を行うようにしても良
い。この場合、自動変速機がロックアップクラッチ付き
のトルクコンバータを備えるときは、無負荷状態の判別
条件として該ロックアップクラッチが非作動という条件
を加えることが望ましい。
【0011】また、前記両歯車部材は磁気ピックアップ
等の回転検出手段で検出可能な歯を有するものであれば
良いが、回転軸が上記した車両用変速機の動力伝達軸で
ある場合、両歯車部材の一方を該動力伝達軸に固定した
動力伝達用の歯車として、構造の簡素化を図ることが望
ましい。
【0012】
【実施例】図1を参照して、1は車両用自動変速機であ
り、該変速機1はエンジン2の出力側に設けたロックア
ップクラッチ3a付きのトルクコンバータ3と、該トル
クコンバータ3の出力側に設けた補助変速機4とで構成
されている。
【0013】該補助変速機4は、トルクコンバータ3に
連結される入力軸4aと、車両の駆動輪5、5に差動ギ
ア6を介して連結される出力軸4bとの間に前進用の1
速乃至4速の変速段G1、G2、G3、G4と後進段G
Rとを並設して成るもので、前進用の各変速段に1速乃
至4速の各油圧クラッチC1、C2、C3、C4を介設
して、該各油圧クラッチの係合で前進用の各変速段を選
択的に確立するようにした。また、後進段GRは4速段
G4と4速油圧クラッチC4を共用するものとし、出力
軸4b上に4速段G4と後進段GRとを選択するセレク
ダギア7を設け、該セレクタギア7の図面で左方の前進
位置と右方の後進位置とへの切換動作で4速段G4と後
進段GRとを選択的に確立するようにした。1速段G1
には出力側のオーバー回転を許容するワンウェイクラッ
チ8が介設されている。
【0014】前記油圧クラッチC1〜C4やロックアッ
プクラッチ3aやセレクタギア7は、マイクロコンピュ
ータから成る電子制御回路9により油圧制御回路10を
介して制御されるようになっており、電子制御回路9
に、エンジン2の回転数やスロットル開度や冷却水温を
検出するエンジンセンサ111や、差動ギア6の回転数
から車速を検出する車速センサ112や、補助変速機4
の入力軸回転数を検出するセンサ113や、図示しない
シフトレバーのポジションセンサ114からの信号を入
力し、シフトレバーが前進走行レンジたる「D」レンジ
に切換操作されたとき、電子制御回路9から前記センサ
で検出される各種パラメータに基いて決定される現在の
運転状態に応じた変速指令を出力して、自動変速を行う
ようにした。
【0015】また、変速過渡期の係合側油圧クラッチの
昇圧特性と解放側油圧クラッチの降圧特性とを補助変速
機4の出力軸トルクに応じて変化させて、変速ショック
の無いスムーズな変速を行い得られるよう、以下の如く
して出力軸トルクを計測するようにした。
【0016】即ち、出力軸4bの一端に固定した、差動
ギア6に噛合する出力ギアをトルク計測用の第1歯車部
材121として、該第1歯車部材121の回転をその歯と
協働して検出する磁気ピックアップやホール素子から成
る第1回転検出手段131を設けると共に、出力軸4b
の他端に前記歯車部材121と同一歯数のトルク計測用
の第2歯車部材122を固定して、該第2歯車部材122
の回転をその歯と協働して検出する磁気ピックアップや
ホール素子から成る第2回転検出手段132を設け、こ
れら両回転検出手段131、132の信号を第1と第2の
各波形整形回路141、142を介して排他的論理和回路
15に入力し、該回路15からの信号を電子制御回路9
に入力して、出力軸トルクを計測するようにした。
【0017】ここで、第1回転検出手段131の信号A1
と第2回転検出手段132の信号A2との位相差△θが出
力軸4bにトルクが作用していない無負荷状態で図2
(a)に示す如く略90°になるように、両歯車部材1
1、122と両回転検出手段131、132との配置位相
が設定されている。信号A1を入力する第1波形整形回
路141の出力信号B1と、信号A2を入力する第2波形
整形回路142の出力信号B2とを排他的論理和回路15
に入力すると、該回路15からは前記両信号A1、A2
位相差△θに対応するパルス幅の位相差信号Cが出力さ
れる。そして、この位相差信号Cの立上り時点と立下り
時点と次の立上り時点とを電子制御回路9に内蔵するフ
リーランニングタイマで計時して、パルス出力時間t1
とパルス休止時間t2とを求め、位相差信号Cのデュー
ティー比Cd=t1/(t1+t2)を演算すれば、無
負荷状態ではCdが略0.5になる。
【0018】エンジンからの駆動トルクの伝達で出力軸
4bに正方向のトルクが作用して、両回転検出手段13
1、132の信号A1、A2の位相差△θが図2(b)に示
す如く増加すると、位相差信号Cのパルス幅も増加し、
そのデューティー比Cdは無負荷状態でのデューティー
比を基準値Cdsとして、Cd>Cdsになり、また、
逆駆動トルクの伝達で出力軸4bに負方向のトルクが作
用して、両回転検出手段131、132の信号A1、A2
位相差△θが図2(C)に示す如く減少すると、位相差
信号Cのパルス幅も減少し、Cd<Cdsになる。かく
て、CdとCdsとの偏差の絶対値からトルクの大きさ
を検出できると共に、CdとCdsの大小関係からトル
クの作用方向も検出できる。
【0019】ところで、前記基準値Cdsは歯車部材1
1、122の出力軸4dへの取付精度の問題から例えば
90°といった基準位相差に対応する値から僅かにずれ
ている可能性があり、出力軸4dが無負荷状態のときの
位相差信号Cのデューティー比Cdを実測して、Cds
を随時更新することが望ましく、そのためのプログラム
を図3を参照して説明する。先ず、S1のステップで第
1フラグF1が1か否かを判別し、F1=0であればS
2のステップでシフトレバーが中立レンジたる「N」レ
ンジに存するか否かを判別し、「N」レンジのときはS
3、S4、S5、S6の各ステップで車速Vが所定値V
s以上か否か、車速の変化割合△Vが所定値△Vs以下
か否か、スロットル開度THが所定値THs以下か否
か、車両の制動装置が非作動(非制動)か否かを夫々判
別し、これらS3〜S6のステップの判別条件の何れか
1つでも不成立のときはS7のステップに進んで減算式
の第1タイマ時間TM1を所定の設定時間TM1sにセ
ットし、次にS8のステップで第1フラグF1を0にリ
セットすると共にS9のステップで基準値Cdsを前回
の基準値Cdsにセットする処理を行う。
【0020】S3〜S6のステップの全ての判別条件が
成立しているときはS10のステップに進んでTM1が
0になったか否かを判別する。TM1は「N」レンジで
ない場合にもS14のステップでTM1sにセットされ
るようになっており、従ってTM1=0になるのはS2
〜S6のステップの全ての判別条件が前記設定時間TM
1sの間継続して成立したときであり、このときは無負
荷状態であると判断し、S11のステップでF1を1に
セットすると共にS12のステップで第2フラグF2を
0にリセットし、次にS13のステップに進んで基準値
Cdsを現時点で実測されたデューティー比Cdに更新
する。
【0021】「N」レンジでないときにはS2のステッ
プから前記S14のステップを経てS15のステップに
進み、ここで第2フラグF2が1か否かを判別し、F2
=0であればS16、S17、S18、S19、S2
0、S21、S22の各ステップでシフトレバーが
「D」レンジに存するか否か、3速や4速の高速段が確
立されているか否か、V≧Vsか否か、△V≦△Vsか
否か、TH≦THsか否か、制動装置が非作動か否か、
ロックアップクラッチ3aが非作動か否かを夫々判別
し、これらS16〜S22のステップの判別条件の何れ
か1つでも不成立のときはS23のステップで減算式の
第2タイマ時間TM2を所定の設定時間TM2sにセッ
トし、次にS24のステップで第2フラグF2を0にリ
セットすると共にS25のステップで基準値Cdsを前
回の基準値Cdsにセットする処理を行う。
【0022】S16〜S22のステップの全ての判別条
件が成立しているときはS26のステップに進んでTM
2が0になったか否かを判別し、全ての判別条件が前記
設定時間TM2sの間継続して成立していてTM2=0
になったときは、S27のステップでF1を0にリセッ
トすると共にS28のステップでF2を1にセットし、
次にS13のステップに進んで基準値Cdsを現時点で
実測されたデューティー比Cdに更新する。
【0023】「D」レンジでは出力軸4bにエンジン2
からの出力トルクが伝達されるが、高速段の確立時であ
ってV≧Vs、△V≦△Vs、TH≦THsであり且つ
制動装置とロックアップクラッチ3aとが非作動であれ
ば、出力軸4bはほぼ自由回転状態になって出力軸4b
に作用するトルクは極く小さくなり、このときに実測さ
れるデューティー比Cdを基準値Cdsにセットしても
左程誤差は生じない。
【0024】尚、S26のステップからS13のステッ
プに進んで行う基準値Cdsの更新は暫定的なものであ
り、その後に「N」レンジ、V≧Vs、△V≦△Vs、
TH≦THs、制動装置非作動という全条件がTM1s
の間継続して成立したときには、S10のステップから
S13のステップに進んで基準値Cdsが再び更新され
る。そして、この際はS11のステップでF1が1にセ
ットされるため、キースイッチを一旦オフしてF1を0
にリセットしない限り、基準値Cdsはそれ以上更新さ
れない。
【0025】ところで、上記実施例では、デューティー
比Cdをパルス出力時間t1とパルス休止時間t2とか
ら、Cd=t1/(t1+t2)として演算したが、C
dをt1とt2との比として演算しても良い。また、上
記実施例では、第1歯車部材121を出力軸4b上の出
力ギアとし、第2歯車部材122を出力軸4bにトルク
計測のために特別に取付けたが、第2歯車部材122
パーキングギアで兼用することも可能である。更に、本
発明は、変速機の出力軸トルクの計測だけでなく入力軸
トルクの計測や変速機以外の他の機器の回転軸のトルク
計測にも適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、回転軸に作用するトルクの大きさだけでなく
トルクの作用方向も検出でき、而もその構成は1対の歯
車部材とその回転を検出する1対の回転検出手段とを該
両回転検出手段の信号の無負荷状態での位相差が0°と
180°との間の値になるように配置するだけで足り、
構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を具備する車両用変速機とその制
御系のシステム図
【図2】 (a)(b)(c)回転検出手段の信号と位
相差信号の波形変化を示す図
【図3】 基準値の更新プログラムを示すフローチャー
【符号の説明】
1 車両用変速機 3 トルクコンバー
タ 3a ロックアップクラッチ 4a 入力軸 4b 出力軸 9 電子制御回路 121、122 歯車部材 131、132 回転
検出手段 15 排他的論理和回路(信号発生手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に軸方向に離間させて固定した同
    一歯数の1対の歯車部材と、該両歯車部材の回転をこれ
    ら歯車部材の歯と協働して検出する1対の回転検出手段
    と、一方の歯車部材の回転検出手段と他方の歯車部材の
    回転検出手段とからの信号の位相差を検出する位相差検
    出手段とを備えるトルク計測装置であって、前記両歯車
    部材と前記両回転検出手段とを、回転軸にトルクが作用
    していない無負荷状態で前記位相差検出手段により検出
    される位相差が0°より大きく180°より小さな基準
    値となるように配置し、位相差検出手段で検出される位
    相差に基いて回転軸に作用しているトルクの大きさと方
    向とを検出するトルク検出手段を設けたことを特徴とす
    る回転軸のトルク計測装置。
  2. 【請求項2】 前記トルク検出手段は、前記位相差検出
    手段で検出される検出値と前記基準値との偏差と大小関
    係とからトルクの大きさとトルクの方向とを検出するよ
    うに構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転
    軸のトルク計測装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸が車両用変速機の動力伝達用
    の軸であることを特徴とする請求項1又は2に記載の回
    転軸のトルク計測装置。
  4. 【請求項4】 前記両歯車部材の一方が前記変速機の動
    力伝達用の歯車であることを特徴する請求項3に記載の
    回転軸のトルク計測装置。
  5. 【請求項5】 前記回転軸の無負荷状態を検知する無負
    荷状態検知手段と、無負荷状態で前記位相差検出手段に
    より検出される検出値を基準値として記憶する記憶手段
    とを備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1
    項に記載の回転軸のトルク計測装置。
  6. 【請求項6】 前記無負荷状態検知手段は、変速機が中
    立状態、車速が所定値以上、車速の変化割合が所定値以
    下、制動装置が非作動の4条件が所定時間継続して成立
    したときを無負荷状態として検知するように構成される
    ことを特徴とする請求項5に記載の回転軸のトルク計測
    装置。
  7. 【請求項7】 前記変速機が自動変速機であり、前記無
    負荷状態検知手段は、変速機が前進走行レンジでの高速
    段確立状態、車速が所定値以上、車速の変化割合が所定
    値以下、制動装置が非作動の4条件が所定時間継続して
    成立したときを無負荷状態として検知するように構成さ
    れることを特徴とする請求項5に記載の回転軸のトルク
    計測装置。
  8. 【請求項8】 前記自動変速機がロックアップクラッチ
    付きのトルクコンバータを備え、無負荷状態の判別条件
    として該ロックアップクラッチが非作動という条件が加
    えられることを特徴とする請求項7に記載の回転軸のト
    ルク計測装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0775898A1 (en) * 1995-11-21 1997-05-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha System for detecting torque of automatic vehicle transmission and controlling the same based on detected torque
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CN107806994A (zh) * 2017-12-14 2018-03-16 九江精密测试技术研究所 一种动态扭矩试验台

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