JPH0771488A - 回転方向に関係するフリーホイール - Google Patents

回転方向に関係するフリーホイール

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JPH0771488A
JPH0771488A JP6100509A JP10050994A JPH0771488A JP H0771488 A JPH0771488 A JP H0771488A JP 6100509 A JP6100509 A JP 6100509A JP 10050994 A JP10050994 A JP 10050994A JP H0771488 A JPH0771488 A JP H0771488A
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JP
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ring
cage
pawl
freewheel
transmission
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Application number
JP6100509A
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English (en)
Inventor
Franz Gratzer
フランツ・グラツツエル
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Steyr Daimler Puch AG
Original Assignee
Steyr Daimler Puch AG
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/08Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action
    • F16D41/10Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action with self-actuated reversing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用の前進走行においてのみ作用するフ
リーホイールを提供する。 【構成】 回転方向に関係するフリーホイールは,第1
の環2,第2の環4,伝動体7,ケージ5,及びケージ
5と爪12との間に作用する摩擦部材8から成つてい
る。更に第1の環2とケージ5との間に作用する爪12
が設けられて,伝動体7の中立位置に相当する位置を持
つ爪12用ストツパ16を形成する凹所15に係合して
いる。引きずりばね18は,後退走行の際保持ばね21
の力に抗して爪12を凹所15との係合から外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,牽引運転において駆動
部分である第1の環と,牽引運転において従動部分であ
る第2の環と,第1の環と第2の環との間で両方のトル
ク伝達方向に作用する複数の伝動体と,少なくとも1つ
のケージと,ケージと第2の環との間で作用する摩擦部
材とを含む,回転方向に関係するフリーホイールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】滑りを制御されるクラツチを介して駆動
される第2の駆動軸(大抵は後車軸)を持つ全輪駆動自
動車では,前輪との結合により後輪が過制動される傾向
があり,それにより地面との付着力を失い,その結果車
両がコースからそれるという問題がある。ロツク制動又
はロツク防止装置の使用の際,この状態は特に危険であ
る。
【0003】従つて制御される分離クラツチを使用する
必要のないようにするため,フリーホイールを付加的に
使用するのが普通である。しかしフリーホイールは,全
輪駆動される後退走行のためにこれを直結せねばならな
いという欠点を持つている。その代りに,前方及び後方
の駆動動力の伝達を可能にする二重フリーホイールを使
用する。
【0004】しかし二重フリーホイールは,前進走行及
び後退走行の際オーバランニング運転(エンジンブレー
キ)で切離されるという欠点を持つており,それにより
不斉地及び凍結した坂道で危険な状態が生ずる。
【0005】従つて両方向に作用する伝動体クラツチが
既に提案され,回転数差を検出する素子が両方のトルク
伝達方向におけるクラツチの連結を行い,遠心力素子が
高い速度におけるトルクの反転を阻止する(同一出願人
のまだ公開されてないドイツ連邦共和国特許出願第42
01375号,第4202152号及び第422520
2号)。しかしこれらの方策は,タイヤの摩耗によるか
又は構造による変速比誤差が生ずると,低い速度及び小
さい負荷で変形をひき起し,それにより出力損失が生ず
るのみならず,連結位置にある伝動体が動かなくなると
いう,欠点を持つている。従つてこの問題の引続く解決
が試みられた。
【0006】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2740
638号明細書から,駆動動力を車輪の第2の駆動軸
(この場合前車軸)へ伝達するため,牽引運転において
駆動部分である第1の環と,牽引運転において従動部分
である第2の環と,第1の環と第2の環との間で両方の
トルク伝達方向に作用する複数の伝動体と,少なくとも
1つのケージと,ケージと第2の環との間で作用する摩
擦部材とを含む,両方向に作用するフリーホイールが公
知である。このフリーホイールでは,第2の駆動車軸に
属する環と伝動体ケージとの間に摩擦結合が存在する。
この環を追い越すと,固定ハウジングへの引続く摩擦結
合を介して制御される爪機構により,第2の駆動車軸か
ら車両の駆動装置又は第1の駆動車軸へ牽引トルク又は
制動トルクを伝達する位置へ伝動体ケージが動くのを防
止される。従つて第2の駆動車軸は牽引運転では常に自
由に回転し,それにより上述したように走行の安全性が
低下する。
【0007】絶対回転数を検出する摩擦部材は,動力損
失が比較的高くかつ摩耗し易いという欠点を持つてい
る。更に極端な角加速度例えばロツク制動では,大きい
慣性力のため,摩擦力が伝動体ケージを確実に保持でき
ない。それにより伝動体が斜面へ乗り上げ,それにより
牽引運転でもフリーホイールが直結される。しかしそれ
により第2の駆動される車軸の車輪のロツクがおこり,
従つて制動の安定性が失われる。それによりフリーホイ
ールの破損する可能性もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従つて本発明の基礎に
なつている課題は,上述した両方の構造の欠点を回避し
て,外部からの操作なしに前進走行の際にのみフリーホ
イールとして作用するフリーホイールを提供することで
ある。それにより,自動車駆動装置に滑り制御されるク
ラツチを使用することにより生ずる問題が,できるだけ
簡単で安価な素子により最小の摩耗で動力損失なく解決
されるようにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば,第1の環とケージとの間に作用する爪
が設けられ,この爪が軸の周りに揺動可能で,伝動体の
中立位置に相当する位置を持つ爪用ストツパを形成する
ケージの凹所に係合し,爪をケージの凹所へ押し込む保
持ばねが設けられ,固定環に巻きつくループとこのルー
プから突出して爪に作用するばね腕とから成る引きずり
ばねが設けられ,この引きずりばねのループが回転方向
に固定環に巻きつき,後退走行の際このループの摩擦が
保持ばねの力に抗して爪を凹所への係合から外す。
【0010】
【発明の効果】それにより後退走行の際両方のトルク伝
達方向における摩擦結合及び前進走行中制動の際の係合
解除への要求が満たされ,あらゆる連続運転状態におい
て完全な摩擦なし及び摩耗なし回転が行われ,トルク伝
達方向の変化の際の破壊に対する安全性が得られる。
【0011】
【実施態様】本発明の範囲内で多様な実施態様が可能で
ある。例えば爪の軸がケージに設けられ,爪が第1の環
又はそれに結合される部分に係合するか(請求項2),
爪の軸が第1の環又はそれに結合される部分に設けら
れ,爪がケージに係合する(請求項3)ようにすること
ができる。
【0012】伝動体に関しても種々の実施態様がある。
伝動体は伝動ローラであるか(請求項4),又は第1の
環に結合されかつ両方のトルク伝達方向に作用する伝動
面を持つ物体であり(請求項5),従つて円柱状でな
い。
【0013】非円柱状伝動体の伝動面が摩擦により両方
の環と共同作用する場合,種々の実施態様がある。1つ
の実施態様では,別のケージが摩擦により第1の環に結
合され,爪がケージと第1の環と共に回転するこの別の
ケージとの間に作用し,爪の軸が別のケージに設けら
れ,爪がケージに係合する場合,別のケージと第1の環
との間の摩擦力が第2の環とケージとの間の摩擦力より
大きい(請求項6)。
【0014】別の実施態様では,爪の軸及び爪用凹所の
配置が交換され,摩擦の関係が逆である(請求項7)。
【0015】本発明を発展させて,ケージと第1の環又
は別のケージとの間に作用する別のばねを設けることが
できる(請求項8)。このばねは,後退走行から前進走
行への移行の際,前進走行の際フリーホイール機能を保
証する位置をケージがとるようにする。
【0016】最後に本発明の作用は,両方の環の構成に
も無関係である。少し簡単な実施態様は,第1の環が内
輪であることによつて得られる(請求項9)。
【0017】
【実施例】図面により本発明を以下に説明する。
【0018】図1に概略的に示されている全輪駆動自動
車は,機関−変速機ブロツクmを持ち,このブロツクか
ら分岐伝動装置gを介して前輪vが駆動され,また滑り
を制御されるクラツチk及び本発明によるフリーホイー
ルdを介して後輪hが駆動される。滑りを制御されるク
ラツチkは,多板クラツチ,静液圧クラツチ,流体クラ
ツチ,制御されるか又は制御されない液体摩擦クラツ
チ,又は電磁又は電気粘性クラツチとすることができ
る。本発明によるフリーホイールdは,破線d′で示す
ように,分岐伝動装置vと滑りを制御されるクラツチk
との間にも設けることができる。
【0019】図2〜4による本発明の第1実施例では,
第1の軸1,ここでは駆動軸はほぼ多面体に形成される
第1の環2を持ち,円筒状転動面を持つ第2の環4は,
従動軸3へ移行している。図示した実施例では,第1の
環2は内輪であり,第2の環4は外輪である。しかしそ
の逆であつてもよい。両方の2,4の間には,多数の伝
動ローラ7とこれらの伝動ローラ7用の窓を持つケージ
5が設けられている。摩擦部材8は第2の環4とケージ
5との間の摩擦結合を行う。
【0020】爪12は軸11の周りに揺動可能に第2の
環4に支持されている。この爪12は,かぎ14により
ケージ5の凹所15に係合する第1の腕13と,引きず
りばね18が作用する第2の腕17とから成つている。
凹所15は,ケージ5が中立位置にあり,従つてフリー
ホイールが自由に回転する時,かぎ14にストツパ16
を提供するように設けられている。引きずりばね18
は,固定環10に投げ縄状に巻きつくループ19(この
ループは固定環に数回巻きつくこともできる)と,この
ループから突出して爪12の第2の腕17に係合するば
ね腕20とから成つている。固定環10は図示しないハ
ウジングの一部であつてもよい。
【0021】爪12の第2の腕17には,更に保持ばね
21,ここではヘアピンばねが作用して,爪12の第1
の腕13を凹所15へ押し込む。更に引張りばね22が
設けられ,その引張り力は,第1の環2及びケージ5を
正のトルク伝達方向に相当する連結位置へ動かそうとす
る。
【0022】このフリーホイールの動作は次の通りであ
る(図5〜8)。機関が車両を駆動する牽引運転におい
て前進走行(図5)では,第1の環2(ここでは内輪)
が伝動ローラ7を介して第2の環4(ここでは外輪)を
駆動する。爪12は,第1の環2に設けられる軸11を
介して連行され,そのかぎ14は保持ばね21によりケ
ージ5の凹所15へ押し込まれる。爪12の第2の腕1
7は引きずりばね18のばね腕20を連行し,固定環1
0上のループ19を回転させる。引きずりばね18の巻
きつき方向により摩擦は僅かで,ばね腕20は保持ばね
21を援助する僅かな力を爪12へ及ぼす。高い回転数
では,遠心力の作用でループ19が広がるので,ループ
19は固定環10上でもはや摩擦しない。従つてフリー
ホイールは完全に摩擦なしに動作する。
【0023】さて前進走行において駆動軸1が制動され
ると(図6,オーバランニング運転),第2の環4が第
1の環2を追い越し,駆動部分となる(逆のトルク伝達
方向)。その際第2の環4は摩擦部材8を介してケージ
5を連行し,遂にストツパ16がかぎ14に当る。今や
ケージ5は中立位置に保持され,伝動ローラ7はトルク
を伝達しない。
【0024】牽引運転で後退へ移行すると(図7),爪
12及びばね腕20は第1の環2により逆の回転方向に
連行される。その際引きずりばね18のループ19は固
定環10の周りに収縮して固定される。しかしそれによ
りばね腕20が爪12へ力を及ぼし,この爪12が保持
ばね21の力に抗して凹所15から出る。ケージ5はも
はや固定されず,伝動ローラ7が逆のトルク伝達方向の
ために連結を行う位置まで,摩擦部材8により連行され
る。
【0025】後退走行が減速されると,再びオーバラン
ニング運転が始まる(図8)。この回転方向で爪12は
引きずりばね18により凹所15との係合を解除されて
いるので,ケージ5は,摩擦部材8の作用で妨げられる
ことなく,他のトルク伝達方向に相当する位置へ達する
ことができる。
【0026】図9別のケージ10によるフリーホイール
の他の実施例では,伝動体30が,両側に,両方のトル
ク伝達方向に作用する伝動面31を備えている。これら
の伝動体30は,第1の環2にはまり合いで接触し,第
2の環4に摩擦接触している。この場合前者の接触は,
第1の環2のインボリユート溝に係合するインボリユー
ト歯32によつて行われる。その他の点ではすべて伝動
ローラを持つ実施例(図2〜4)と同じである。図11
及び12による少し変つた第3の実施例では,伝動体4
0が両方向に作用する伝動面別のケージを持ち,揺動ピ
ン42により第1の環への結合が行われる。
【0027】図13及び14による第4の実施例では,
伝動体50が,両側に,両方向に作用する伝動面を持
ち,両方の環2,4に摩擦接触している。従つて別のケ
ージ51が設けられて,別の摩擦部材52を介して第1
の環2により連行される。ここで重要なことは,別の摩
擦部材51の摩擦が摩擦部材5の摩擦より大きいことで
ある。一般に,爪の軸を保持する摩擦部材が他の摩擦部
材より優勢でなければならない。
【0028】少し変つた第5の実施例(図15及び1
6)では,それぞれ互いに逆のトルク伝達方向に作用す
る2組の伝動体60,61が設けられている。別のケー
ジ62及び別の摩擦部材の配置は,前の実施例の配置と
相違していない。
【0029】本発明の範囲内で多くの他の実施例が考え
られる。例えば第1の環を外輪として,第2の環を内輪
として構成することができる。更に爪をケージにも支持
して,環の1つへ作用させることができる。これらすべ
ての変形例では,爪及びばねの形状が適当に変えられ
る。すべての変形例において,回転方向に関係するフリ
ーホイール作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
本発明によるフリーホイールを使用する全輪駆動自動車
の動力伝達系の構成図である。
【図2】本発明によるフリーホイールの第1実施例の上
半分の正面図及び図3のII−II線による下半分の断
面図である。
【図3】図2による第1実施例の上半分の軸線に沿う断
面図及び下半分の側面図である。
【図4】図2の一部のA−A線に沿う拡大断面図であ
る。
【図5】第1の動作位置における第1実施例の図2に対
応する図である。
【図6】第2の動作位置における第1実施例の図5に対
応する図である。
【図7】第3の動作位置における第1実施例の図5に対
応する図である。
【図8】第4の動作位置における第1実施例の図5に対
応する図である。
【図9】本発明によるフリーホイールの第2実施例の図
2に対応する図である。
【図10】第2実施例の図3に対応する図である。
【図11】本発明によるフリーホイールの第3実施例の
図2に対応する図である。
【図12】第3実施例の図3に対応する図である。
【図13】本発明によるフリーホイールの第4実施例の
図2に対応する図である。
【図14】第4実施例の図3に対応する図である。
【図15】本発明によるフリーホイールの第5実施例の
図2に対応する図である。
【図16】第5実施例の図3に対応する図である。
【符号の説明】
2 第1の環 4 第2の環 5 ケージ 7,30,40,50,60,61 伝動体 8 摩擦部材 10 固定環 11 軸 12 爪 15 凹所 16 ストツパ 18 引きずりばね 19 ループ 20 ばね腕
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフリーホイールを使用する全輪駆
動自動車の動力伝達系の構成図である。
【図2】本発明によるフリーホイールの第1実施例の上
半分の正面図及び図3のII−II線による下半分の断
面図である。
【図3】図2による第1実施例の上半分の軸線に沿う断
面図及び下半分の側面図である。
【図4】図2の一部のA−A線に沿う拡大断面図であ
る。
【図5】第1の動作位置における第1実施例の図2に対
応する図である。
【図6】第2の動作位置における第1実施例の図5に対
応する図である。
【図7】第3の動作位置における第1実施例の図5に対
応する図である。
【図8】第4の動作位置における第1実施例の図5に対
応する図である。
【図9】本発明によるフリーホイールの第2実施例の図
2に対応する図である。
【図10】第2実施例の図3に対応する図である。
【図11】本発明によるフリーホイールの第3実施例の
図2に対応する図である。
【図12】第3実施例の図3に対応する図である。
【図13】本発明によるフリーホイールの第4実施例の
図2に対応する図である。
【図14】第4実施例の図3に対応する図である。
【図15】本発明によるフリーホイールの第5実施例の
図2に対応する図である。
【図16】第5実施例の図3に対応する図である。
【符号の説明】 2 第1の環 4 第2の環 5 ケージ 7,30,40,50,60,61 伝動体 8 摩擦部材 10 固定環 11 軸 12 爪 15 凹所 16 ストツパ 18 引きずりばね 19 ループ 20 ばね腕

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牽引運転において駆動部分である第1の
    環(2)と,牽引運転において従動部分である第2の環
    (4)と,第1の環(2)と第2の環(4)との間で両
    方のトルク伝達方向に作用する複数の伝動体(7)と,
    少なくとも1つのケージ(5)と,ケージ(5)と第2
    の環(4)との間で作用する摩擦部材(8)とを含むフ
    リーホイールにおいて, a)第1の環(2)とケージ(5)との間に作用する爪
    (12)が設けられ,この爪(12)が軸(11)の周
    りに揺動可能で,伝動体(7,30,40,50,6
    0,61)の中立位置に相当する位置を持つ爪(12)
    用ストツパ(16)を形成するケージ(5)の凹所(1
    5)に係合し, b)爪(12)をケージ(5)の凹所(15)へ押し込
    む保持ばね(21)が設けられ, c)固定環(10)に巻きつくループ(19)とこのル
    ープから突出して爪(12)に作用するばね腕(20)
    とから成る引きずりばね(18)が設けられ,この引き
    ずりばね(18)のループ(19)が回転方向に固定環
    (10)に巻きつき,後退走行の際このループの摩擦が
    保持ばね(21)の力に抗して爪(12)を凹所(1
    5)への係合から外すことを特徴とする,回転方向に関
    係するフリーホイール。
  2. 【請求項2】 爪(12)の軸(11)がケージ(5)
    に設けられ,爪(12)が第1の環(2)又はこれに結
    合される部分(62)に係合することを特徴とする,請
    求項1に記載の回転方向に関係するフリーホイール。
  3. 【請求項3】 爪(12)の軸(11)が第1の環
    (2)又はこれと共に回転する部分(62)に設けら
    れ,爪(12)がケージ(5)に係合することを特徴と
    する,請求項1に記載の回転方向に関係するフリーホイ
    ール。
  4. 【請求項4】 伝動体(7)が伝動ローラであることを
    特徴とする,請求項1に記載の回転方向に関係するフリ
    ーホイール。
  5. 【請求項5】 伝動体(30,40)が第1の環(2)
    に結合されかつ両方のトルク伝達方向に作用する伝動面
    (31,41)を持つ物体であることを特徴とする,請
    求項1に記載の回転方向に関係するフリーホイール。
  6. 【請求項6】 摩擦により両方の環(2,4)と共同作
    用する伝動面を持つ伝動体(50,60,61)を有す
    るものにおいて,別のケージ(51)が摩擦により第1
    の環(2)に結合され,爪(12)がケージ(5)と第
    1の環(2)と共に回転するこの別のケージ(51)と
    の間に作用し,爪(12)の軸(11)が別のケージ
    (51)に設けられ,爪(12)がケージ(5)に係合
    する場合,別のケージ(51)と第1の環(2)との間
    の摩擦力が第2の環(4)とケージ(5)との間の摩擦
    力より大きいことを特徴とする,請求項1に記載の回転
    方向に関係するフリーホイール。
  7. 【請求項7】 摩擦により両方の環(2,4)と共同作
    用する伝動面を持つ伝動体(50,60,61)を有す
    るものにおいて,別のケージ(51)が摩擦により第1
    の環(2)に結合され,爪(12)がケージ(5)と第
    1の環(2)と共に回転する別のケージ(51)との間
    に作用し,爪(12)の軸(11)がケージ(5)に設
    けられ,爪(12)が別のケージ(51)に係合する場
    合,別のケージ(51)と第1の環(2)との間の摩擦
    力が第2の環(4)とケージ(5)との間の摩擦力より
    小さいことを特徴とする,請求項1に記載の回転方向に
    関係するフリーホイール。
  8. 【請求項8】 ケージ(5)と第1の環(2)又は別の
    ケージ(51)との間に作用する別のばね(22)が設
    けられていることを特徴とする,請求項1に記載の回転
    方向に関係するフリーホイール。
  9. 【請求項9】 第1の環(2)が内輪であり,第2の環
    (4)が外輪であることを特徴とする,請求項1に記載
    の回転方向に関係するフリーホイール。
JP6100509A 1993-04-06 1994-04-05 回転方向に関係するフリーホイール Pending JPH0771488A (ja)

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