JPH0769840A - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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- JPH0769840A JPH0769840A JP21638993A JP21638993A JPH0769840A JP H0769840 A JPH0769840 A JP H0769840A JP 21638993 A JP21638993 A JP 21638993A JP 21638993 A JP21638993 A JP 21638993A JP H0769840 A JPH0769840 A JP H0769840A
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Abstract
クス類を含有する毛髪化粧料。 【効果】 ドライヤー等のブローを行う時に髪の水分の
過剰な揮散を防止し、また熱溶融したワックス類が髪と
のまさつ力を下げてブラシによるダメージを防ぎ、且つ
使用後常温に戻った場合には髪につやを与え、しかもサ
ラサラと自然で、且つしっとり感、滑らかさを有するな
ど良好な感触を付与することができ、セットしたスタイ
ルを保持できるものである。
Description
詳細には、ドライヤー等のブローを行う時に髪の水分の
過剰な揮散を防止し、またブラシによるダメージを防
ぎ、且つ使用後に髪につやとしっとり感を与えまたサラ
サラな感触を有し、セットしたスタイルを保持すること
ができる毛髪化粧料に関する。
ヘアスタイルを整えるときには、湿った髪をドライヤー
で乾燥させたり、湿った髪や乾いた髪に更にくせ付けす
るためにヘアドライヤーでブローすることが行われてい
る。このヘアドライヤーによる操作は髪の水分を過剰に
揮散させ、パサツキ感、枝毛、切れ毛等のダメージや、
髪色の赤茶色変色の原因となる。従来、このような髪の
水分の揮散を防止するため、保湿剤としてグリセリン、
糖誘導体等を配合した毛髪化粧料が使用されている。
合成分そのものの粘性のため、非常にべたつき感やぬめ
り感があり、使用感が悪いという問題があり、またダメ
ージ防止効果も充分ではなかった。従って、ドライヤー
等のブローを行うときの髪の水分の過剰な揮散を防止
し、使用感の良好な毛髪化粧料が望まれていた。
発明者らは鋭意研究を行った結果、ベタイン類と融点が
30〜90℃のワックス類を組合わせて用いれば、ドラ
イヤー等のブローを行う時に髪の水分の過剰な揮散を防
止し、また熱溶融したワックス類が髪とのまさつ力を下
げブラシによるダメージを防ぎ、且つ使用後常温に戻っ
た場合に髪につやとしっとり感を与え、しかもサラサラ
な感触を有し、セットしたスタイルを保持できる毛髪化
粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
点が30〜90℃のワックス類を含有する毛髪化粧料を
提供するものである。
のN−トリアルキル置換体であり、例えばグリシンベタ
イン、γ−ブチロベタイン、ホマリン、トリゴネリン、
β−アラニンベタイン、カルニチン、アトリニン、ホモ
セリンベタイン、アントプレウリン、バリンベタイン、
リジンベタイン、オルニチンベタイン、アラニンベタイ
ン、タウロベタイン、スタキドリン、グルタミン酸ベタ
イン、フェニルアラニンベタイン等が挙げられる。これ
らのうち、特にグリシンベタインが好ましく、アミノコ
ート(旭フーズ社製)等の市販品を使用することもでき
る。
を組合わせて用いることができ、全組成中に0.01〜
10重量%(以下、単に%で示す)、特に0.5〜3%
配合すると、特に髪につやとしっとり感を与え、しかも
サラサラな感触となり好ましい。
ては、融点が30〜90℃であることが必要である。こ
の範囲以外では、ドライヤーを使用したときにこれらを
溶融して髪に効率良く付着させることが難しくなる。こ
のようなワックス類としては、天然ワックス、合成ワッ
クスのいずれでも良く、天然ワックスとしては、例えば
ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャン
デリラロウ等が挙げられる。
合成ワックス類として、例えば12−ヒドロキシステア
リン酸コレステリルエステル〔サラコスHS(mp:54
℃;日清精油社製)等〕などのコレステリルエステル
類;オキシステアリン酸グリセリルエステル〔サラコス
121(mp:70〜80℃;日清精油社製)等〕、ジグ
リセライド又はトリグリセライドの天然グリセライド
(mp:30〜60℃)〔例えばカカオ脂、モクロウ、牛
脂、硬化牛脂、硬化ヒマシ油、パーム油等のグリセライ
ド〕;ショ糖ヘプタラウレート、ショ糖テトラパルミテ
ート等の平均置換度が3〜8のショ糖脂肪酸エステル等
が挙げられ、この他、例えばハンドブック−化粧品・製
剤原料−改訂版(昭和52年2月)p.95〜114等
に記載の油脂由来のワックス類を使用することができ
る。また、石油化学系の合成ワックス類として、例えば
分子量950以上のポリエチレングリコール〔Poly
ox WSR N−10、N−80(mp:62〜67
℃,分子量10,000〜5,000,000;以上、
ユニオン・カーバイド社製)、PEG−1000〜PE
G−20000(mp:35〜70℃,分子量950〜2
5,000;以上、三洋化成工業社製)等〕、アルキル
ビニルピロリドン等と長鎖α−オレフィンとのコポリマ
ー〔ANTARON V−220、WP−664(mp:
58〜68℃;ISP社製)等〕などが挙げられる。
を組合わせて用いることができ、全組成中に0.01〜
10%、特に0.5〜3%配合すると、特につやとしっ
とり感、更にサラサラな感触を与え、セットしたスタイ
ルを保持できるので好ましい。
成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えばヒ
マシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油
等の融点30℃未満のグリセライド類;セチルアルコー
ル、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ラ
ウリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステア
リルアルコール、2−オクチルドデカノール等の高級ア
ルコール類;プロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール、グリセリン等の多価アルコール類;ミリスチ
ン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、
オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシ
ル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル等のエステル
類;ポリオキシエチレンエチルエーテル、ポリオキシプ
ロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンステアリルエーテル等の高級アルコール酸
化プロピレン酸化エチレン付加物類;塩化ジアルキルジ
メチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セ
チルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム等のカチオン界面活性剤;その他香料、
色素、紫外線吸収剤、防腐剤、酸化防止剤等を、本発明
の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
て製造することができ、例えばヘアブロー、ヘアスプレ
ー、ヘアフォーム、スタイリングローション、ヘアジェ
ル、ヘアミスト等とすることができる。
ブローを行う時に髪の水分の過剰な揮散を防止し、また
熱溶融したワックス類が髪とのまさつ力を下げてブラシ
によるダメージを防ぎ、且つ使用後常温に戻った場合に
は髪につやとしっとり感を与え、しかもサラサラと自然
で、且つしっとり感、滑らかさを有するなど良好な感触
を付与することができ、セットしたスタイルを保持でき
るものである。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
により製造し、これを使用したときの感触、セット保持
力、つや及び毛髪損傷防止効果を評価した。結果を表1
に示す。
さ18cm、幅5cm、重さ20gの毛束に各毛髪化粧料を
噴射し、自然乾燥したのち、毛髪化粧料を適用しない毛
束(対照)との比較を、専門女性パネルにより以下の基
準で官能評価した。 ◎:対照に比べ非常に良い。 ○:対照に比べやや良い。 △:対照と同等。 ×:対照に比べ悪い。
1.5gの毛束を水でぬらし、ロッド(2cmφ)に巻い
て自然乾燥させた後、カールのついた毛束からロッドを
はずし、カールのついた毛髪に、各毛髪化粧料をそれぞ
れ塗布し、自然乾燥させた。その後、乾燥したカールの
ついた毛髪を恒温恒湿箱(20℃、98%RH)に30
分つるし、カールの伸びを観察し、セット保持力を判定
した。判定は、カールした毛髪の長さを測定し、塗布を
行ったときの毛髪の長さをセット保持力100%とし、
以下の基準で評価して行った。 ◎:81%以上。 ○:61〜80%。 △:21〜60%。 ×: 0〜20%。
イッグ)に各毛髪化粧料を塗布し、自然乾燥した後、毛
髪化粧料を適用しないウイッグ(対照)との比較を、光
源、距離等が一定の条件下で専門パネルにより以下の基
準で官能評価を行った。◎:対照に比べ非常につやがあ
る。 ○:対照に比べややつやがある。 △:対照と同等。 ×:対照に比べつやがない。
からなる毛束をつくり、各毛髪化粧料を塗布し、ブラッ
シングを5000回行った時の枝毛、切れ毛の発生本数
を数え、以下の評価によりランク付けを行った。 ◎:20本以下。 ○:21〜50本。 △:51〜100本。 ×:101本以上。
ーバイド社製) *5:アミノコート(旭フーズ社製)
造した。
Claims (1)
- 【請求項1】 ベタイン類、及び融点が30〜90℃の
ワックス類を含有する毛髪化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21638993A JP3234688B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21638993A JP3234688B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 毛髪化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769840A true JPH0769840A (ja) | 1995-03-14 |
JP3234688B2 JP3234688B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=16687808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21638993A Expired - Lifetime JP3234688B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 毛髪化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234688B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0780117A1 (de) * | 1995-12-20 | 1997-06-25 | Wella Aktiengesellschaft | Haarpflegeemulsion |
JP2011132192A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Kao Corp | 染毛剤組成物 |
JP2015533179A (ja) * | 2012-10-15 | 2015-11-19 | ロレアル | 刺激の効果下で状態を変化させることが可能な材料を含んだ粒子の分散体を含む組成物を使用する毛髪の美容処置の方法 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21638993A patent/JP3234688B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0780117A1 (de) * | 1995-12-20 | 1997-06-25 | Wella Aktiengesellschaft | Haarpflegeemulsion |
JP2011132192A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Kao Corp | 染毛剤組成物 |
JP2015533179A (ja) * | 2012-10-15 | 2015-11-19 | ロレアル | 刺激の効果下で状態を変化させることが可能な材料を含んだ粒子の分散体を含む組成物を使用する毛髪の美容処置の方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3234688B2 (ja) | 2001-12-04 |
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