JPH0767817B2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH0767817B2
JPH0767817B2 JP63264363A JP26436388A JPH0767817B2 JP H0767817 B2 JPH0767817 B2 JP H0767817B2 JP 63264363 A JP63264363 A JP 63264363A JP 26436388 A JP26436388 A JP 26436388A JP H0767817 B2 JPH0767817 B2 JP H0767817B2
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JP
Japan
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strip
thermal head
glass layer
shaped
shaped protrusion
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JP63264363A
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JPH02111561A (ja
Inventor
山本  茂
辰行 富岡
澄夫 前川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はたとえば感熱印字装置、感熱転写印字装置など
に用いられるサーマルヘッドに関するものである。
従来の技術 従来のサーマルヘッドは、第3図に示すように、高熱伝
導率を有する絶縁材料たとえばアルミナなどからなる基
板11の表面に、順次、ガラス層12、抵抗膜13、リード電
極14、保護膜15が形成されるとともに、リード電極14,1
4間に形成される発熱抵抗体(抵抗膜13の一部)16に対
応する箇所の基板11には、帯状突出部11aが形成された
ものであった。ところで、上記のサーマルヘッドを製造
する場合、まず基板11表面に、エッチングまたは研削に
より帯状突出部11aを形成し(なお、グリーンシートの
段階で、プレス成形により形成する方法もあるが、一般
的に寸法精度が悪い)、次にこの上全体に亘ってガラス
層12をペースト塗布した後、焼成してグレーズアルミナ
基板とする。次に、この上に、抵抗膜13およびリード電
極14をフォトエッチング法により形成し、さらにこの上
に保護膜15を形成して、サーマルヘッドを得ていた。
発明が解決しようとする課題 このような、従来の構成では、帯状突出部11aを持った
基板11上にガラス層12を全面に同じ厚さでペースト塗布
されたとしても、焼成時に、液状になったガラスが低い
方へ流れて、帯状突出部11aの側面部に溜まり、発熱抵
抗体16下方のガラス層12の表面は第3図に示すようにな
だらかとなり、シャープな凸状にならない欠点があっ
た。また、上記焼成時において、基板11を載せる台が傾
斜、あるいは反りを持っている場合、基板11の表面状態
などの要因により、液状になったガラスが帯状突出部11
aのどちらか一方に片寄ってしまい、帯状突出部11aにお
けるガラス層12表面の曲率半径中心と帯状突出部11a中
心とが大きくずれてしまい、印字品質に悪影響を与える
とともに熱応答性および熱効率が低下するという欠点が
あった。
そこで、本発明は上記課題を解消し得るサーマルヘッド
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため本発明のサーマルヘッドは、絶
縁基板と、この絶縁基板上に焼成被覆したガラス層と、
このガラス層の上面に形成した発熱抵抗体およびそのリ
ード電極と、この発熱抵抗体およびそのリード電極の上
面に形成した保護膜とを備え、上記絶縁基板の表面の一
部がその表面から突出した帯状突出部とされ、上記帯状
突出部の両側立上り箇所の絶縁基板表面に上記帯状突出
部に沿う溝部を設けたものである。
作用 上記構成によると、ペースト状のガラスを基板表面に塗
布して焼成する際に、帯状突出部上に塗布されたガラス
はその両側の溝部に流れ込み、従来の帯状突出部の側面
部におけるようなガラスの盛り上りが生じないため、帯
状突出部上面におけるガラス層表面の曲率半径が小さく
なるとともにこの曲率半径を持ったガラス層の曲率中心
と帯状突出部の中心とのずれが非常に小さくなる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図に基づき
説明する。
第1図はサーマルヘッドの要部拡大断面図である。第1
図において、1は表面に帯状突出部1aが形成されるとと
もにこの帯状突出部1aの両側立上り箇所の表面に帯状突
出部1aに沿う溝部1bが、エッチング法または研削法によ
り形成されたアルミナ基板で、この上面全体にかつ均一
な厚さでもってガラス層2がペースト塗布され、その後
焼成されてグレーズアルミナ基板3が形成される。そし
て、この上に抵抗膜4が形成された後、抵抗膜4の帯状
突出部1aに対応する部分の両側にリード電極5が形成さ
れる。なお、この帯状突出部1aが上方のリード電極4,4
間の部分が発熱部である発熱抵抗体6とされる。そし
て、さらにその上面全体に亘って保護膜7が形成され
る。
このように、基板1表面の帯状突出部1aの両側立上り部
に溝部1bを形成したので、この上に塗布されたペースト
すなわちガラスが焼成時に液状となって流れるが、両側
の溝部1bに流れ込み、従来の帯状突出部1aの側面部にお
けるような盛り上がりが生じないため、帯状突出部1a上
面におけるガラス層2表面の曲率半径が小さくなるとと
もにこの曲率半径を持ったガラス層2の曲率中心と帯状
突出部1aの中心とのずれが非常に小さくなっている。第
2図に、溝部1bの断面積と帯状突出部1a上のガラス層2
表面の曲率半径との関係を示す(但し、帯状突出部形
状、ペースト厚み一定とする)。第2図から判るよう
に、溝部1bの断面積が大きくなると、ガラス層2表面の
曲率半径が著しく小さくなる。
したがって、両者のずれが小さくなると、サーマルヘッ
ドの印字品質の向上を図ることができるとともに熱応答
性および熱効率の向上を図ることができる。また、サー
マルヘッドのアルミナ基板1の表面の一部は、その表面
から突出した帯状突出部1aであるため、この帯状突出部
1aはアルミナ基板1の同一表面上には無く、突出してい
る。これにより、印字する際、サーマルヘッドの帯状突
出部1aだけが、ブラテンローラ等の印字用のローラに接
触し、帯状突出部1a以外のアルミナ基板1の表面がロー
ラに接触することが無い。したがって、熱伝導が良くな
って熱効率が上るため、印字の反応速度を向上させるこ
とができる。
なお、上記溝部1bの形状については、ペースト材質、厚
み、焼成温度などの条件によって、適宜選択される。
発明の効果 以上のように本発明の構成によれば、ペースト状のガラ
スを基板表面に塗布して焼成する際に、帯状突出部上に
塗布されたガラスはその両側の溝部に流れ込み、従来の
帯状突出部の側面部におけるようなガラスの盛り上りが
生じないため、帯状突出部上面におけるガラス層表面の
曲率半径が小さくなるとともにこの曲率半径を持ったガ
ラス層の曲率中心と帯状突出部の中心とのずれが非常に
小さくなり、したがってサーマルヘッドの印字品質を向
上を図ることができるとともに熱応答性および熱効率の
向上を図ることができる。しかも、サーマルヘッドのア
ルミナ基板の表面の一部は、その表面から突出した帯状
突出部であるため、この帯状突出部はアルミナ基板の同
一表面上には無く、突出している。これにより、印字す
る際、サーマルヘッドの帯状突出部だけが、ブラテンロ
ーラ等の印字用のローラに接触し、帯状突出部以外のア
ルミナ基板の表面がローラに接触することが無い。した
がって、熱伝導が良くなって熱効率が上がるため、印字
の反応速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるサーマルヘッドの要
部拡大断面図、第2図は溝部の断面積と帯状突出部上の
ガラス層表面の曲率半径との関係を示すグラフ、第3図
は従来例のサーマルヘッドの要部拡大断面図である。 1……アルミナ基板、1a……帯状突出部、1b……溝部、
2……ガラス層、5……リード電極、6……発熱抵抗
体、7……保護膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−264970(JP,A) 特開 昭59−159365(JP,A) 実開 昭59−29246(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板と、この絶縁基板上に焼成被覆し
    たガラス層と、このガラス層の上面に形成した発熱抵抗
    体およびそのリード電極と、この発熱抵抗体およびその
    リード電極の上面に形成した保護膜とを備え、上記絶縁
    基板の表面の一部がその表面から突出した帯状突出部と
    され、上記帯状突出部の両側立上り箇所の絶縁基板表面
    に上記帯状突出部に沿う溝部を設けたサーマルヘッド。
JP63264363A 1988-10-19 1988-10-19 サーマルヘッド Expired - Lifetime JPH0767817B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2789418B2 (ja) * 1993-09-29 1998-08-20 ティーディーケイ株式会社 サーマルヘッド
JP6033145B2 (ja) * 2013-03-26 2016-11-30 東芝ホクト電子株式会社 サーマルプリントヘッドおよびその製造方法

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