JPH076694Y2 - 整流子 - Google Patents

整流子

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JPH076694Y2
JPH076694Y2 JP8460090U JP8460090U JPH076694Y2 JP H076694 Y2 JPH076694 Y2 JP H076694Y2 JP 8460090 U JP8460090 U JP 8460090U JP 8460090 U JP8460090 U JP 8460090U JP H076694 Y2 JPH076694 Y2 JP H076694Y2
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幸夫 福島
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有限会社福島製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば電動工具や家電製品などに使用され
る整流子電動機の整流子の改良に関するものである。
(従来の技術) この種の整流子における各整流子片の浮き上がりを防止
するために各整流子片をモールドした合成樹脂内におい
て各整流子片のアンカー部にセラミック製のリングを埋
設したり、または各整流子片のアンカー部をセラミック
ス製のリングで一体にモールドする構成(実開昭60-829
67号公報、特開昭61-98139号公報参照)のものにおける
セラミック製リングの材質的構造上の割れ易くて寸法の
不揃いによる組付け成形が面倒である問題、またはセラ
ミック製リングの成形後の収縮などによる割れや寸法の
不揃いを生じる問題を解決するための摺動子が最近開発
された。
即ち、複数個の整流子片を円周上に並設して合成樹脂で
一体状にモールドして成形する整流子であって該各整流
子片のアンカー部の凹部における各整流子片隣接相互間
にセラミックなど絶縁性の補強球を埋設して各整流子片
相互を結合してなる整流子である。
(考案が解決しようとする問題点) ところがこの整流子では各整流子片のアンカー部の凹部
における各整流子片隣接相互間にセラミックなど絶縁性
の補強球を凹部内に収納しただけで合成樹脂モールドし
たものであるから、セラミック補強球を正確に安定固定
することがむつかしく、各整流子片を強固に結合固定す
ることが望めなかった。
また凹部に補強球を入れただけのため、合成樹脂成形時
に補強球が上に出てくる可能性が充分あり、かつ不安定
であって、円心力による整流子の動きが大きく、補強球
を入れない整流子とあまり変わらないなどの問題があっ
た。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解決するためになされたもので
あって、次のように構成してある。
即ちこの考案の整流子は、複数個の整流子片を円周上に
並設して合成樹脂で一体状にモールドして成形する整流
子であって該各整流子片のアンカー部の凹部における各
整流子片隣接相互間にセラミックなど絶縁性の補強球を
埋設して各整流子片隣接相互を結合してなる整流子にお
いて、各隣接整流子片のアンカー部の凹部内に収納の補
強球を該アンカー部の押曲げ部による押圧で隣接整流子
片に夫々くい込むよう強圧させて結合固定させることを
特徴とするものである。
次にこの考案の整流子を以下実施例について図面第1,2,
6図に示す従来のものに基いて図面第3,4,5図を参照しな
がら詳しく説明する。
〔実施例〕
先ず第1,2,6図によって従来の整流子を詳説する。1は
整流子の全体を示し、多数個の各整流子片2が円周上に
適宜間隔を置いて並設されて、その内面に形成したダブ
ルのアンカー部3,3を埋設状態にして合成樹脂4により
円筒状に一体的にモールドされて構成されており、その
内径部にブッシュ5が一体的に嵌装されている。そして
前記各整流子片2のアンカー部3,3のそれぞれ外側に位
置された凹部3a,3a内において、該各整流子片2相互間
に亘って夫々絶縁性の材質、例えばセラミック製の各補
強球6,6は前記合成樹脂4のモールド時に一体的に埋設
されるものである。なお7は整流子片2のフック側であ
る。
しかしてこの考案では上記整流子1において、図面第3,
4,5図に示すように各隣接整流子片2,2間のアンカー部3,
3の凹部3a,3a内に収納の補強球6,6を夫々該アンカー部
3,3の押曲げ部8,8による押圧で隣接整流子2,2に夫々く
い込むよう強圧させて結合固定してなるものである。
(考案の効果) この考案では各整流子片相互をその円周方向に連続して
連結して各整流子片の合成樹脂によりモールドされた状
態を確実に維持するもので、該モールド部分からの浮き
上がりを防止できるものである。
そして特にこの考案整流子では、各隣接整流子片のアン
カー部の凹部内に収納の補強球を該アンカー部の押曲げ
部による押圧で隣接整流子片に夫々くい込むよう強圧さ
せて結合固定させるものであるから、補強球を定位置に
正確に固定でき各整流子片の安定性が保証されるもので
あると共に各隣接整流子片に補強球の作用力ベクトルが
夫々等分均整に働いて結合を強固ならしめるなどの卓抜
した効果がある。
また上記従来の整流子では回転試験のデータ第7図の図
表で分かるように40.000r,p,mでは遠心力F′による整
流子の動きが大きく補強球を入れない整流子とあまり変
わらないのに対し、この発明の整流子では回転試験のデ
ータ第8図の図表で分かるように40.000r,p,mでも少し
も遠心力F′による整流子の動きが全くないことがわか
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来整流子の縦断側面図、第2図は同第1図の
A-A線断面図、第3図はこの発明整流子の縦断側面図、
第4図は同第3図のA-A線断面図、第5図は第4図要部
の拡大図、第6図は第2図要部の拡大図、第7図は従来
整流子の回転試験のデータ図表、第8図はこの発明整流
子の回転試験の図表である。 1……整流子、2……整流子片、3……アンカー部、3a
……凹部、4……合成樹脂、5……ブッシュ、6……補
強球、7……フック側、8……押曲げ部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の整流子片を円周上に並設して合成
    樹脂で一体状にモールドして成形する整流子であって該
    各整流子片のアンカー部の凹部における各整流子片隣接
    相互間にセラミックなど絶縁性の補強球を埋設して各整
    流子片隣接相互を結合してなる整流子において、各隣接
    整流子片のアンカー部の凹部内に収納の補強球を該アン
    カー部の押曲げ部による押圧で隣接整流子片に夫々くい
    込むよう強圧させて結合固定させることを特徴とする整
    流子。
JP8460090U 1990-08-10 1990-08-10 整流子 Expired - Lifetime JPH076694Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0443375U JPH0443375U (ja) 1992-04-13
JPH076694Y2 true JPH076694Y2 (ja) 1995-02-15

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