JPH0765444B2 - 折畳扉の戸袋部遮蔽装置 - Google Patents
折畳扉の戸袋部遮蔽装置Info
- Publication number
- JPH0765444B2 JPH0765444B2 JP26508488A JP26508488A JPH0765444B2 JP H0765444 B2 JPH0765444 B2 JP H0765444B2 JP 26508488 A JP26508488 A JP 26508488A JP 26508488 A JP26508488 A JP 26508488A JP H0765444 B2 JPH0765444 B2 JP H0765444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- guide groove
- folding door
- folding
- shield plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建物等の開口部に設置される横引きシャッタ
ー、中折ドア、折畳雨戸等の折畳扉に係り、特に折畳扉
の戸袋部遮蔽装置に関する。
ー、中折ドア、折畳雨戸等の折畳扉に係り、特に折畳扉
の戸袋部遮蔽装置に関する。
[従来の技術] 複数の扉体を回動自在に連結してなる折畳扉は、一般に
一つおき回動連結部の上端に支軸を突出して戸車を備え
上横枠案内溝内のレールに上吊りせしめるとともに、該
連結枠の下端に水平戸車や振止ピースをやや長めに突出
して下横枠の案内溝に挿入せしめている。
一つおき回動連結部の上端に支軸を突出して戸車を備え
上横枠案内溝内のレールに上吊りせしめるとともに、該
連結枠の下端に水平戸車や振止ピースをやや長めに突出
して下横枠の案内溝に挿入せしめている。
そして、開成時は残りの一つおき回動連結部を扉の正面
又は背面側に突出しつつ扉本体を横引きして折畳み収納
せしめる一方、閉成時は、扉本体の振止のために上記戸
車や振止ピースだけでなく折畳扉本体の上端縁又は下端
縁を上又は下横枠の案内溝に挿入せしめた例が知られて
いる。
又は背面側に突出しつつ扉本体を横引きして折畳み収納
せしめる一方、閉成時は、扉本体の振止のために上記戸
車や振止ピースだけでなく折畳扉本体の上端縁又は下端
縁を上又は下横枠の案内溝に挿入せしめた例が知られて
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このように折畳扉本体の上端縁又は下端縁を横
枠の案内溝内に挿入せしめた場合、扉本体の折畳み開成
のために案内溝の側壁を戸袋部で切り欠いて上記扉本体
の端縁を案内溝から離脱せしめなければならず、この結
果、従来戸袋部では折畳扉の閉成時においても横枠の案
内溝内空間と戸袋スペースとが連通しており、戸袋を室
内側に設けた場合雨水がそのまましぶいたり、また当該
部分では扉本体の振止めがなされていないため強風に対
してバタツキを生じる等の恐れを有していた。
枠の案内溝内に挿入せしめた場合、扉本体の折畳み開成
のために案内溝の側壁を戸袋部で切り欠いて上記扉本体
の端縁を案内溝から離脱せしめなければならず、この結
果、従来戸袋部では折畳扉の閉成時においても横枠の案
内溝内空間と戸袋スペースとが連通しており、戸袋を室
内側に設けた場合雨水がそのまましぶいたり、また当該
部分では扉本体の振止めがなされていないため強風に対
してバタツキを生じる等の恐れを有していた。
本発明は、かかる従来折畳扉の問題点に鑑みてなされた
もので、折畳扉の戸袋部において雨仕舞、振止及び外観
等の向上を図る折畳扉の戸袋部遮蔽装置を提供すること
を目的とする。
もので、折畳扉の戸袋部において雨仕舞、振止及び外観
等の向上を図る折畳扉の戸袋部遮蔽装置を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的に添い完成し、折畳扉の戸袋部におけ
る上横枠又は下横枠部分で該横枠の案内溝内空間と戸袋
スペースとを遮蔽解放自在としたもので、本発明は、
(1)横枠案内溝と戸袋スペース間に案内溝に沿う細長
の遮蔽板を立設するとともに、該遮蔽板は折畳扉本体の
開閉動作に連動せしめた連動昇降装置により折畳扉本体
の上端縁又は下端縁高さを超えて上下動せしめて案内溝
内空間と戸袋スペースとを遮蔽解放自在としてなること
を特徴とする折畳扉の戸袋部遮蔽装置(請求第1項)、
及び、(2)上記連動昇降装置に代えて手動昇降装置を
備えてなる特許請求の範囲第1項記載の折畳扉の戸袋部
遮蔽装置(請求第2項)を要旨とするものである。
る上横枠又は下横枠部分で該横枠の案内溝内空間と戸袋
スペースとを遮蔽解放自在としたもので、本発明は、
(1)横枠案内溝と戸袋スペース間に案内溝に沿う細長
の遮蔽板を立設するとともに、該遮蔽板は折畳扉本体の
開閉動作に連動せしめた連動昇降装置により折畳扉本体
の上端縁又は下端縁高さを超えて上下動せしめて案内溝
内空間と戸袋スペースとを遮蔽解放自在としてなること
を特徴とする折畳扉の戸袋部遮蔽装置(請求第1項)、
及び、(2)上記連動昇降装置に代えて手動昇降装置を
備えてなる特許請求の範囲第1項記載の折畳扉の戸袋部
遮蔽装置(請求第2項)を要旨とするものである。
[作用] 以上の結果、本発明折畳扉の戸袋部遮蔽装置を例えば下
横枠部に備えた場合は、その遮蔽板は昇降装置により折
畳扉本体の下端縁高さを超えて上下動する。そして、扉
本体の閉成時にこれを上昇して該遮蔽板の上端縁を折畳
扉本体の下端縁より上方に位置せしめることにより下横
枠の案内溝内空間と戸袋スペースとを遮蔽せしめる。逆
に、遮蔽板を降下せしめてその上端縁を扉本体の下端縁
より下方に位置せしめればこの遮蔽状態は解放され扉本
体は戸袋スペースに折畳み収納自在となる。
横枠部に備えた場合は、その遮蔽板は昇降装置により折
畳扉本体の下端縁高さを超えて上下動する。そして、扉
本体の閉成時にこれを上昇して該遮蔽板の上端縁を折畳
扉本体の下端縁より上方に位置せしめることにより下横
枠の案内溝内空間と戸袋スペースとを遮蔽せしめる。逆
に、遮蔽板を降下せしめてその上端縁を扉本体の下端縁
より下方に位置せしめればこの遮蔽状態は解放され扉本
体は戸袋スペースに折畳み収納自在となる。
一方、本装置を折畳扉の上横枠部に備えた場合は上記と
丁度上下関係を逆転して同様で、遮蔽板は折畳扉本体の
上端縁高さを超えて上下動し降下して遮蔽、上昇して解
放状態をとる。
丁度上下関係を逆転して同様で、遮蔽板は折畳扉本体の
上端縁高さを超えて上下動し降下して遮蔽、上昇して解
放状態をとる。
なお、上記遮蔽板の上下動は連動昇降装置による場合
は、折畳扉本体の開閉動作に連動し、該扉本体の閉成完
了とともに遮蔽、開成開始とともに解放状態をとる。
は、折畳扉本体の開閉動作に連動し、該扉本体の閉成完
了とともに遮蔽、開成開始とともに解放状態をとる。
[実施例] 以下、実施例を図面を参照して説明すれば、図中1は本
発明遮蔽装置2を備えた折畳扉で、本例折畳扉1はアル
ミ型材等よりなる横引きシャッターで、多数の扉体3…
を回動自在に連結せしめた折畳扉本体4を上横枠5に上
吊して横引き開閉自在としてなる。
発明遮蔽装置2を備えた折畳扉で、本例折畳扉1はアル
ミ型材等よりなる横引きシャッターで、多数の扉体3…
を回動自在に連結せしめた折畳扉本体4を上横枠5に上
吊して横引き開閉自在としてなる。
本例折畳扉本体4は、四周框組6内にガラスパネル7を
保持した各扉体3…を、蝶番部8…を一体成形した連結
框9…を介して回動自在に連結してなるとともに、その
一つおきの連結框9…の上端に上吊戸車10…を備えて上
横枠5の案内溝11内に形成したレール12,12に上吊りし
て横引き開閉自在としている。一方、この連結枠9…の
下端には振止め用の水平戸車13…を突設して下横枠14に
形成した案内溝15内に深めに挿入して開閉案内せしめて
いる。なお、図中16は該折畳扉本体の戸当り框、17は吊
元框、また図中18…は残りの一つおき連結框の下端に備
えた振止ピースである。
保持した各扉体3…を、蝶番部8…を一体成形した連結
框9…を介して回動自在に連結してなるとともに、その
一つおきの連結框9…の上端に上吊戸車10…を備えて上
横枠5の案内溝11内に形成したレール12,12に上吊りし
て横引き開閉自在としている。一方、この連結枠9…の
下端には振止め用の水平戸車13…を突設して下横枠14に
形成した案内溝15内に深めに挿入して開閉案内せしめて
いる。なお、図中16は該折畳扉本体の戸当り框、17は吊
元框、また図中18…は残りの一つおき連結框の下端に備
えた振止ピースである。
そして、本例折畳扉1の一側方には戸袋部19を形成して
おり、該戸袋部19は上記上下横枠の案内溝11,15の前後
側壁20,20,21,21の片側を溝深さ途中まで、また枠長手
方向には部分的に切り欠いて、上記各扉体3…の上下端
縁22,23を離脱自在としている。この結果、当該切欠部2
4の室内側又は室外側には戸袋スペース25が形成され、
扉本体4を吊元側から順に折畳み収納自在としている。
なお、前記一つおき連結框の下端に突設した水平戸車13
…は、下横枠の案内溝15に深めに挿入しているため、こ
の戸袋部19においてもその係合状態を維持し、勿論上吊
戸車10…も上横枠レール12,12への係合状態を維持す
る。また、図中26は床面を堀下げて設置した戸袋皿板
で、27はその底板、28は縁枠である。
おり、該戸袋部19は上記上下横枠の案内溝11,15の前後
側壁20,20,21,21の片側を溝深さ途中まで、また枠長手
方向には部分的に切り欠いて、上記各扉体3…の上下端
縁22,23を離脱自在としている。この結果、当該切欠部2
4の室内側又は室外側には戸袋スペース25が形成され、
扉本体4を吊元側から順に折畳み収納自在としている。
なお、前記一つおき連結框の下端に突設した水平戸車13
…は、下横枠の案内溝15に深めに挿入しているため、こ
の戸袋部19においてもその係合状態を維持し、勿論上吊
戸車10…も上横枠レール12,12への係合状態を維持す
る。また、図中26は床面を堀下げて設置した戸袋皿板
で、27はその底板、28は縁枠である。
本例では、かかる折畳扉1における戸袋部19の下横枠部
に本遮蔽装置2を備えており、下横枠案内溝15の上記切
欠部24と戸袋スペース25間に該案内溝15に沿う細長の遮
蔽板29を立設し連動昇降装置30により上下動せしめてい
る。
に本遮蔽装置2を備えており、下横枠案内溝15の上記切
欠部24と戸袋スペース25間に該案内溝15に沿う細長の遮
蔽板29を立設し連動昇降装置30により上下動せしめてい
る。
遮蔽板29は、本例では上記下横枠14の切欠部24の長さよ
りやや短尺とした(同長ともできる)細長の板体で該下
横枠14の案内溝15に沿い、且つ枠見込み方向については
上記切り欠いた案内溝の側壁21の位置に立設し、その溝
側の面31を案内溝の内側面32と面一としている。この結
果、該案内溝15に深めに挿入した上記振止め用の水平戸
車13は、該戸袋部19においても他部と等しい溝幅で案内
される。
りやや短尺とした(同長ともできる)細長の板体で該下
横枠14の案内溝15に沿い、且つ枠見込み方向については
上記切り欠いた案内溝の側壁21の位置に立設し、その溝
側の面31を案内溝の内側面32と面一としている。この結
果、該案内溝15に深めに挿入した上記振止め用の水平戸
車13は、該戸袋部19においても他部と等しい溝幅で案内
される。
次に、連動昇降装置30は遮蔽板29を折畳扉本体4の開閉
動作に連動して上下動せしめるもので、本例では、遮蔽
板4に固定した小車33,33と下横枠14に固定した傾斜案
内溝34,34を有する別体の遮蔽板保持枠35で昇降装置を
構成するとともに、併せて扉本体の吊元框17の下端部に
固定して落し錠36と上記遮蔽板29の吊元側端部に固定し
た該落し錠の受金具37により連動機構を形成している。
動作に連動して上下動せしめるもので、本例では、遮蔽
板4に固定した小車33,33と下横枠14に固定した傾斜案
内溝34,34を有する別体の遮蔽板保持枠35で昇降装置を
構成するとともに、併せて扉本体の吊元框17の下端部に
固定して落し錠36と上記遮蔽板29の吊元側端部に固定し
た該落し錠の受金具37により連動機構を形成している。
即ち、上記遮蔽板保持枠35は上下2分割状に形成し、そ
の左右の傾斜案内溝34,34に遮蔽板の左右の小車33,33を
夫々装着した上で一体的に組合せて下横枠14にビス止め
(図中38)している。
の左右の傾斜案内溝34,34に遮蔽板の左右の小車33,33を
夫々装着した上で一体的に組合せて下横枠14にビス止め
(図中38)している。
また、本例折畳扉本体4は上下横枠の案内溝11,15より
やや短尺に形成しており、伸張した状態でも戸幅方向に
なお若干移動せしめることができる。そこで、上記吊元
框17の落し錠36を遮蔽板に固定した受金具37に施錠した
上で扉本体4を伸張閉成し、この伸張状態のまま更に戸
当り側に横引けば、落し錠36は遮蔽板29を戸当り側に押
圧し、遮蔽板29は上記遮蔽板保持枠35の傾斜案内溝34,3
4に沿い連動上昇する。
やや短尺に形成しており、伸張した状態でも戸幅方向に
なお若干移動せしめることができる。そこで、上記吊元
框17の落し錠36を遮蔽板に固定した受金具37に施錠した
上で扉本体4を伸張閉成し、この伸張状態のまま更に戸
当り側に横引けば、落し錠36は遮蔽板29を戸当り側に押
圧し、遮蔽板29は上記遮蔽板保持枠35の傾斜案内溝34,3
4に沿い連動上昇する。
一方、遮蔽板29の降下はこの逆で、閉成した扉本体4を
伸張状態のまま吊元側に若干引き戻せば、落し錠36は遮
蔽板29の吊元側に押圧し、遮蔽板29は遮蔽板保持枠35の
傾斜案内溝34,34に沿い連動降下する。なお第6図に示
すように、本例遮蔽板保持枠35の傾斜案内溝34,34は、
その頂部に水平溝部39,39を延設し更に若干の下り溝部4
0,40を有しているので、この下り溝部40,40に遮蔽板の
小車33,33を落し込んでおけば遮蔽板は軽微な衝撃で不
意に降下するようなことはない。
伸張状態のまま吊元側に若干引き戻せば、落し錠36は遮
蔽板29の吊元側に押圧し、遮蔽板29は遮蔽板保持枠35の
傾斜案内溝34,34に沿い連動降下する。なお第6図に示
すように、本例遮蔽板保持枠35の傾斜案内溝34,34は、
その頂部に水平溝部39,39を延設し更に若干の下り溝部4
0,40を有しているので、この下り溝部40,40に遮蔽板の
小車33,33を落し込んでおけば遮蔽板は軽微な衝撃で不
意に降下するようなことはない。
そして、該遮蔽板29は上昇状態でその上端縁41を折畳扉
本体4の下端縁23より上方に位置せしめて下横枠14の案
内溝内空間43と戸袋スペース25とを遮蔽せしめている。
一方、降下状態ではその上端縁41を該折畳扉本体4の下
端縁23より下方に位置せしめ(本例では戸袋皿板26の底
板27と高さを合せている)、下横枠の案内溝内空間43と
戸袋スペース25との間を開放する。
本体4の下端縁23より上方に位置せしめて下横枠14の案
内溝内空間43と戸袋スペース25とを遮蔽せしめている。
一方、降下状態ではその上端縁41を該折畳扉本体4の下
端縁23より下方に位置せしめ(本例では戸袋皿板26の底
板27と高さを合せている)、下横枠の案内溝内空間43と
戸袋スペース25との間を開放する。
なお、本例連動昇降装置30は手動昇降装置を兼ねてお
り、手動による場合は、上記落し錠36を解錠しておき遮
蔽板29に固定したその受金具37を指先等で横引けば、遮
蔽板29は遮蔽下保持枠35の傾斜案内溝34,34に沿い上下
動する。また、上記のように遮蔽板29,29の小車33,33を
該傾斜案内溝34,34の頂部を超えて下り溝部40,40に落し
込めばその上昇状態は維持される。
り、手動による場合は、上記落し錠36を解錠しておき遮
蔽板29に固定したその受金具37を指先等で横引けば、遮
蔽板29は遮蔽下保持枠35の傾斜案内溝34,34に沿い上下
動する。また、上記のように遮蔽板29,29の小車33,33を
該傾斜案内溝34,34の頂部を超えて下り溝部40,40に落し
込めばその上昇状態は維持される。
その他図示しないが、かかる戸袋部遮蔽装置は勿論上横
枠部に備えることができ、上記実施例装置を上下反転し
て設置することにより、遮蔽板を折畳扉本体の上端縁高
さを超えて上下動せしめ、扉本体の閉成時に降下せしめ
て上横枠の案内溝内空間と戸袋スペースとを遮蔽せしめ
る一方、開成時に上昇してこれを開放し扉本体を折畳み
収納自在とすることができる。
枠部に備えることができ、上記実施例装置を上下反転し
て設置することにより、遮蔽板を折畳扉本体の上端縁高
さを超えて上下動せしめ、扉本体の閉成時に降下せしめ
て上横枠の案内溝内空間と戸袋スペースとを遮蔽せしめ
る一方、開成時に上昇してこれを開放し扉本体を折畳み
収納自在とすることができる。
また、このような折畳扉の上又は下横枠の案内溝は直線
溝に限らず、折畳扉本体を曲線に沿い案内せしめる曲り
溝でもよく、例えば円弧状の案内溝においては上記のよ
うな遮蔽板を案内溝方向への移動を伴いつつ傾斜上下動
せしめる昇降装置も使用することができ、また任意の曲
線形状の場合では、該遮蔽板を垂直に上下動せしめれば
よい。
溝に限らず、折畳扉本体を曲線に沿い案内せしめる曲り
溝でもよく、例えば円弧状の案内溝においては上記のよ
うな遮蔽板を案内溝方向への移動を伴いつつ傾斜上下動
せしめる昇降装置も使用することができ、また任意の曲
線形状の場合では、該遮蔽板を垂直に上下動せしめれば
よい。
即ち、遮蔽板の昇降装置は種々設計することが可能で、
遮蔽板を垂直に上下動せしめる場合には、例えば該遮蔽
板をパンタグラフ状の四節リンク機構で支持すればよ
く、該リンク機構の上下節点の一方を遮蔽板に、他方を
横枠に回動自在に固定するとともに、左右節点の一方を
扉本体に係合自在とした連杆などで押引きせしめればよ
い。
遮蔽板を垂直に上下動せしめる場合には、例えば該遮蔽
板をパンタグラフ状の四節リンク機構で支持すればよ
く、該リンク機構の上下節点の一方を遮蔽板に、他方を
横枠に回動自在に固定するとともに、左右節点の一方を
扉本体に係合自在とした連杆などで押引きせしめればよ
い。
また、図示例の遮蔽板保持枠の傾斜案内溝に代えて、扉
本体の上端又は下端に傾斜案内面を有する係合アームを
備えて横枠案内溝内に突設しておき、該傾斜案内面によ
り遮蔽板に備えた小車等の係合部を押圧せしめるととも
に遮蔽板の運動をガイドブロック等で垂直方向にのみ限
定しておいても、遮蔽板は扉本体に連動しつつ垂直に上
下動する。
本体の上端又は下端に傾斜案内面を有する係合アームを
備えて横枠案内溝内に突設しておき、該傾斜案内面によ
り遮蔽板に備えた小車等の係合部を押圧せしめるととも
に遮蔽板の運動をガイドブロック等で垂直方向にのみ限
定しておいても、遮蔽板は扉本体に連動しつつ垂直に上
下動する。
更に、案内溝方向への移動を伴うが、例えば小板状のア
ームの一端を横枠に、他端を遮蔽板に各々回動自在に固
定しても簡易に昇降装置を構成することができる。な
お、何れの昇降装置においても、必要に応じて横枠と遮
蔽板の間にスプリングを張設して遮蔽板を上昇又は降下
の一方に付勢しておくことも可能である。また、勿論自
動開閉式の折畳扉などにおいては、電動駆動装置や、油
圧又は空気圧のアクチュエーターによって昇降装置を構
成してもよく、扉本体への連動手段もタッチセンサーな
ど各種のものを採用することができる。
ームの一端を横枠に、他端を遮蔽板に各々回動自在に固
定しても簡易に昇降装置を構成することができる。な
お、何れの昇降装置においても、必要に応じて横枠と遮
蔽板の間にスプリングを張設して遮蔽板を上昇又は降下
の一方に付勢しておくことも可能である。また、勿論自
動開閉式の折畳扉などにおいては、電動駆動装置や、油
圧又は空気圧のアクチュエーターによって昇降装置を構
成してもよく、扉本体への連動手段もタッチセンサーな
ど各種のものを採用することができる。
実施例は以上のとおりに構成したが、本発明は前記要旨
に反しない限り、横枠、横枠案内溝、戸袋スペース、遮
蔽板、折畳扉本体、連動昇降装置、折畳扉本体の上端縁
又は下端縁、案内溝内空間、手動昇降装置の具体的形
状、構造、寸法、材質、員数、配置及びこれらの関係、
そして折畳扉の種類等は様々に変更することができ上記
実施例に限られないことはいうまでもない。
に反しない限り、横枠、横枠案内溝、戸袋スペース、遮
蔽板、折畳扉本体、連動昇降装置、折畳扉本体の上端縁
又は下端縁、案内溝内空間、手動昇降装置の具体的形
状、構造、寸法、材質、員数、配置及びこれらの関係、
そして折畳扉の種類等は様々に変更することができ上記
実施例に限られないことはいうまでもない。
[発明の効果] 本発明の折畳扉の戸袋部遮蔽装置は、横枠案内溝と戸袋
スペース間に案内溝に沿う細長の遮蔽板を立設するとと
もに、該遮蔽板は折畳扉本体の開閉動作に連動せしめた
連動昇降装置又は手動昇降装置により折畳扉本体の上端
縁又は下端縁高さを超えて上下動せしめて案内溝内空間
と戸袋スペースとを遮蔽解放自在としてなるので、横枠
案内溝の側壁を切欠いた戸袋部においても、該案内溝内
に侵入した雨水がそのまま戸袋スペースにしぶき出すよ
うなことがなく、雨仕舞を向上し得るとともに、閉成し
た折畳扉本体の上端縁又は下端縁を振止めしてバタツキ
を防止することができる。更に、閉成した折畳扉本体の
端縁を目隠ししてその外観を簡潔なものとすることが可
能である。
スペース間に案内溝に沿う細長の遮蔽板を立設するとと
もに、該遮蔽板は折畳扉本体の開閉動作に連動せしめた
連動昇降装置又は手動昇降装置により折畳扉本体の上端
縁又は下端縁高さを超えて上下動せしめて案内溝内空間
と戸袋スペースとを遮蔽解放自在としてなるので、横枠
案内溝の側壁を切欠いた戸袋部においても、該案内溝内
に侵入した雨水がそのまま戸袋スペースにしぶき出すよ
うなことがなく、雨仕舞を向上し得るとともに、閉成し
た折畳扉本体の上端縁又は下端縁を振止めしてバタツキ
を防止することができる。更に、閉成した折畳扉本体の
端縁を目隠ししてその外観を簡潔なものとすることが可
能である。
図面は実施例を示すもので、第1図は本発明戸袋部遮蔽
装置を備えた折畳扉の閉成状態正面図、第2図は該折畳
扉の開成状態の戸袋部横断面図、第3図は該折畳扉の第
1図A−A線位置における開成状態縦断面図、第4図は
同じく第1図A−A線位置における折畳扉の閉成状態縦
断面図、第5図は該折畳扉の第1図B−B線位置におけ
る閉成状態縦断面図、第6図は第4図C−C線縦断面
図。 1……折畳扉 23……折畳扉本体の 2……折畳扉の戸袋部 下端縁 遮蔽装置 25……戸袋スペース 4……折畳扉本体 29……遮蔽板 14……横枠 30……連動昇降装置 15……横枠案内溝 43……案内溝内空間 19……戸袋部
装置を備えた折畳扉の閉成状態正面図、第2図は該折畳
扉の開成状態の戸袋部横断面図、第3図は該折畳扉の第
1図A−A線位置における開成状態縦断面図、第4図は
同じく第1図A−A線位置における折畳扉の閉成状態縦
断面図、第5図は該折畳扉の第1図B−B線位置におけ
る閉成状態縦断面図、第6図は第4図C−C線縦断面
図。 1……折畳扉 23……折畳扉本体の 2……折畳扉の戸袋部 下端縁 遮蔽装置 25……戸袋スペース 4……折畳扉本体 29……遮蔽板 14……横枠 30……連動昇降装置 15……横枠案内溝 43……案内溝内空間 19……戸袋部
Claims (2)
- 【請求項1】横枠案内溝と戸袋スペース間に案内溝に沿
う細長の遮蔽板を立設するとともに、該遮蔽板は折畳扉
本体の開閉動作に連動せしめた連動昇降装置により折畳
扉本体の上端縁又は下端縁高さを超えて上下動せしめて
案内溝内空間と戸袋スペースとを遮蔽解放自在としてな
ることを特徴とする折畳扉の戸袋部遮蔽装置。 - 【請求項2】上記連動昇降装置に代えて手動昇降装置を
備えてなる特許請求の範囲第1項記載の折畳扉の戸袋部
遮蔽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26508488A JPH0765444B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 折畳扉の戸袋部遮蔽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26508488A JPH0765444B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 折畳扉の戸袋部遮蔽装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112583A JPH02112583A (en) | 1990-04-25 |
JPH0765444B2 true JPH0765444B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=17412377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26508488A Expired - Lifetime JPH0765444B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 折畳扉の戸袋部遮蔽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0765444B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112098693B (zh) * | 2020-09-22 | 2023-01-24 | 国网河南省电力公司武陟县供电公司 | 一种局部放电试验屏蔽室装置 |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP26508488A patent/JPH0765444B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02112583A (en) | 1990-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9303443B2 (en) | Folding facade or folding awning arrangement and actuating device for the same | |
US4141403A (en) | Garage-patio door | |
GB2055941A (en) | Weathertight sliding sash window assembly | |
EP0916794B1 (en) | A sliding window or door arrangement | |
US2629435A (en) | Bumper-operated garage door | |
US4057937A (en) | Window sash assembly | |
HU186265B (en) | Two-leafed sliding door particularly lift door | |
JPH0765444B2 (ja) | 折畳扉の戸袋部遮蔽装置 | |
US5549150A (en) | Glass porch enclosure | |
JPH0552189U (ja) | 開閉機能付き格子体 | |
JP2787429B2 (ja) | 折畳みシャッターの下枠 | |
JP2991682B2 (ja) | 横引シャッター雨戸 | |
KR940000182Y1 (ko) | 중장비차량의 운전실 캡 | |
US3367389A (en) | Combination window, storm window | |
JP3070818U (ja) | ドア一体型の欄間構造 | |
JP2555446B2 (ja) | 横引き折畳みシャッター | |
JPH07633Y2 (ja) | 引き違いドア付間仕切パネルの隙間防止構造 | |
EP0716209A1 (en) | Door | |
JPS597980Y2 (ja) | 押し上げ式スライドドア− | |
US3883165A (en) | Door stop for a laterally movable door | |
JP3784212B2 (ja) | 出窓における雨戸の開閉装置 | |
JP2557309Y2 (ja) | 網戸の取付構造 | |
JP3479156B2 (ja) | 横開きシャッターのコーナ部の遮蔽構造 | |
JPH087032Y2 (ja) | シヤツター装置 | |
FI91986B (fi) | Kääntölaite nostolamelliovien yhteydessä |