JPH0765276B2 - 経捺染の方法及び装置 - Google Patents

経捺染の方法及び装置

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JPH0765276B2
JPH0765276B2 JP3315564A JP31556491A JPH0765276B2 JP H0765276 B2 JPH0765276 B2 JP H0765276B2 JP 3315564 A JP3315564 A JP 3315564A JP 31556491 A JP31556491 A JP 31556491A JP H0765276 B2 JPH0765276 B2 JP H0765276B2
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warp
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yarn
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悌 佛願
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悌 佛願
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、織物の経糸と
なるべき糸をシート状に引揃えて捺染をする経捺染(タ
テナセン)の方法及び装置に係る。
【0002】
【従来の技術】特公昭58−39936号発明の実施例
に経捺染の方法が記載されている。この方法は、予めの
り付けをした糸シートに捺染を施す方法であるが、糸ど
うしがのりにより接着されているため、糸シートの形状
が安定し、柄くずれが起きにくいという利点がある反
面、糸がのり付けをされているため、染料又は顔料が浸
透しにくく、染着が不十分となり、染料又は顔料の無駄
も多くなるという問題点がある。
【0003】この問題点を避けるために、のり付けがな
されていない糸シートに捺染を施す方法が考えられる
が、この方法を成功させるためには、柄くずれの原因と
なる糸シートの糸列の乱れを全工程において防止するこ
とが必要となる。
【0004】他方、多品種少量生産を低コストで行なう
ために、捺染機としてはフラット型スクリーン捺染機を
採用するのが適当であると考えられる。ところが、フラ
ット型スクリーン捺染機は捺染が間欠的に行われるもの
であるところ、糸シートの送り出しと引取りは連続的に
行なわれるのが原則であるから、糸シートが捺染機の前
後で弛みを生じ、糸列を乱すおそれがある。それゆえ、
フラット型スクリーン捺染機を使用する場合は、そのこ
とによって糸列が乱れることのないよう、対処すること
が特に重要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この出願の発明は、の
り付けがなされていない糸シートにフラット型スクリー
ン捺染機を用いて捺染を施す場合、糸シートの糸列が乱
れないような方法と装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに採用した手段を例示の図を用いて述べると次のとお
りである。
【0007】(1)請求項1に記載の発明は、染料によ
る経捺染方法に係るものであって、のり付けがなされて
いない糸1をシート状で送り出し、第1ダンサーロール
4を通らせた後、フラット型スクリーン捺染機5を用い
て染料による捺染を施し、さらに第2ダンサーロール7
を通らせた後、のり付け部8、乾燥部9、整経部10及
び巻取部11からなる経糸のり付け整経装置12を用い
て、そののり付け部8で水洗をし、次いで各部9、1
0、11でそれぞれ乾燥、整経、巻取りを行ない、以後
ソーピング、水洗、のり付け等の必要な処理を施すこと
を特徴とする。
【0008】(2)請求項2に記載の発明は、顔料によ
る経捺染方法に係るものであって、のり付けがなされて
いない糸1をシート状で送り出し、第1ダンサーロール
4を通らせた後、フラット型スクリーン捺染機5を用い
て顔料による捺染を施し、さらに第2ダンサーロール7
を通らせた後、のり付け部8、乾燥部9、整経部10及
び巻取部11からなる経糸のり付け整経装置12を用い
て、のり付け、乾燥、整経及び巻取りを行なうことを特
徴とする。
【0009】(3)請求項3に記載の発明は、前記
(1)、(2)の経捺染方法に共通する装置に係るもの
であって、1ラインをなす経捺染の工程中に、前後関係
を記載順にして、第1ダンサーロール4、フラット型ス
クリーン捺染機5、第2ダンサーロール7、及び、のり
付け部8と乾燥部9と整経部10と巻取部11とからな
る経糸のり付け整経装置12を設けたことを特徴とす
る。
【0010】上記において、フラット型スクリーン捺染
機という名称は、捺染が連続的に行なわれるロータリー
スクリーン捺染機に対比して用いたもので、捺染がフラ
ット面で間欠的に行なわれるスクリーン捺染機を意味す
る。
【0011】
【作用】捺染が間欠的に行なわれるフラット型スクリー
ン捺染機を使用すると、糸シートを送る捺染機のコンベ
ヤベルトが回転を停止している間にも、送り出し装置か
ら連続的に糸シートが送り出されるため、糸シートが無
張力状に弛んで糸列が乱れる。この出願の発明では、送
り出し装置と捺染機との間に第1ダンサーロール4を設
けたことにより、上下動自在のロール4aが下動して糸
シートの張力が維持され、糸シートに糸列の乱れが生じ
ない。また、捺染機のコンベヤベルトが回転を開始した
ときは、引取り速度よりも速い速度で糸シートが走行
し、糸列の乱れの原因をつくるが、第2ダンサーロール
7を設けたことにより、上下動自在のロール7aが下動
して糸シートの張力が維持され、糸列の乱れが生じな
い。
【0012】染料による捺染の場合、捺染をした糸シー
トを水洗をしないでビームに巻取ると汚染が生じるか
ら、巻取る前に水洗をする必要がある。請求項1に記載
の発明は、水洗に経糸のり付け整経装置12を使用し、
そののり付け部8で水洗をし、乾燥、整経、巻取りをす
ることにした。経糸のり付け整経装置は糸シートの糸列
を乱さないような構造になっているから、この装置を水
洗に使用することにより、糸列の乱れを防止することが
できる。
【0013】顔料による捺染の場合は、経糸のり付け整
経装置を使用し、この装置の本来の目的どおりに、のり
付けを行なう。
【0014】
【実施例】送り出し装置2から送り出した糸シート1を
整経コーム3で糸列を整え、幅出しをした後、第1ダン
サーロール4に導く。フラット型スクリーン捺染機5か
ら出てきた糸シートを乾燥機又はベーキング機6に導
く。ここで乾燥されることにより、次工程の第2ダンサ
ーロール7のロールに色が付着して汚染の原因となるこ
とが防止される。蒸熱、エアリング等を必要とする場合
は、それらの装置を適宜の箇所に設ける。染料による捺
染の場合、経糸のり付け整経装置の整経部の分割ロッド
10aと整経コーム10bのうち、分割ロッド10aを
省略することができる。また、染料による捺染の場合、
巻取部11でビームに巻取ったものは、ビームに巻いた
ままでソーピング、湯洗等を行ない、さらに前記と同種
の経糸のり付け整経装置を用いてのり付けを行なう。
【0015】
【発明の効果】この出願の発明は、のり付けをしないで
送り出した糸シートに対して、フラット型スクリーン捺
染機に導く前にダンサーロールを通らせ、該捺染機から
出た後もダンサーロールを通らせ、かつ、経糸のり付け
整経装置を用いて、染料捺染の場合には水洗を行ない、
顔料捺染の場合にはのり付けを行なうようにしたから、
糸列が乱れやすい無のりの糸シートに対して捺染を施
し、しかも捺染が間欠的に行なわれることによって糸列
の乱れが生じやすいフラット型スクリーン捺染機を使用
したにかかわらず、前記の作用の項で述べたところによ
り、全工程を通じて糸シートの糸列の乱れが防止され、
したがって柄くずれのない良好な経捺染を行なうことが
できる。
【0016】また、この出願の発明は、のり付けがなさ
れていない糸シートに対して捺染を施すから、染料又は
顔料が糸によく浸透して染着がよく、染色堅ろう度にも
好影響をもたらすことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の経捺染の工程を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1…糸シート、 2…送り出し装置、 3…整経コ
ーム、 4…第1ダンサーロール、 5…フラット型ス
クリーン捺染機、 6…乾燥機又はベーキング機、 7
…第2ダンサーロール、 8…のり付け部、 9…乾燥
部、 10…整経部、 11…巻取部、 12…経糸の
り付け整経装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06B 21/00 D06P 5/00 126

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】のり付けがなされていない糸をシート状で
    送り出し、第1ダンサーロールを通らせた後、フラット
    型スクリーン捺染機を用いて染料による捺染を施し、さ
    らに第2ダンサーロールを通らせた後、のり付け部、乾
    燥部、整経部及び巻取部からなる経糸のり付け整経装置
    を用いて、そののり付け部で水洗をし、次いで各部でそ
    れぞれ乾燥、整経、巻取りを行ない、以後ソーピング、
    水洗、のり付け等の必要な処理を施すことを特徴とする
    染料による経捺染方法。
  2. 【請求項2】のり付けがなされていない糸をシート状で
    送り出し、第1ダンサーロールを通らせた後、フラット
    型スクリーン捺染機を用いて顔料による捺染を施し、さ
    らに第2ダンサーロールを通らせた後、のり付け部、乾
    燥部、整経部及び巻取部からなる経糸のり付け整経装置
    を用いて、のり付け 乾燥、整経及び巻取りを行なうこ
    とを特徴とする顔料による経捺染方法。
  3. 【請求項3】1ラインをなす経捺染の工程中に、前後関
    係を記載順にして、第1ダンサーロール、フラット型ス
    クリーン捺染機、第2ダンサーロール、及び、のり付け
    部と乾燥部と整経部と巻取部とからなる経糸のり付け整
    経装置を設けたことを特徴とする経捺染装置。
JP3315564A 1991-09-20 1991-09-20 経捺染の方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0765276B2 (ja)

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JPH0586587A JPH0586587A (ja) 1993-04-06
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