JPH0754673Y2 - フロントフォーク - Google Patents

フロントフォーク

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JPH0754673Y2
JPH0754673Y2 JP10674089U JP10674089U JPH0754673Y2 JP H0754673 Y2 JPH0754673 Y2 JP H0754673Y2 JP 10674089 U JP10674089 U JP 10674089U JP 10674089 U JP10674089 U JP 10674089U JP H0754673 Y2 JPH0754673 Y2 JP H0754673Y2
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JP
Japan
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oil seal
front fork
seal case
vehicle body
bearing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10674089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0346031U (ja
Inventor
健一 居波
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KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
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Publication date
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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動二輪車の車体と車軸間に介装されて路面か
らの振動を減衰する緩衝器とフォークを兼ねたフロント
フォークに関し、特に車体側チューブへのベアリングケ
ースとオイルシールケースの締結構造に関する。
[従来の技術] この種従来のフロントフォークとして、例えば第2図に
示す構造のものが開発されている。
これは車体側に連結される車体側チューブたるアウター
チューブ1内に車輪側に連結される車輪側チューブたる
インナーチューブ2が摺動自在に挿入され、アウターチ
ューブ1の外側にはオイルシールケース3が配設され、
アウターチューブ1とオイルシールケース3はねじ4を
介して嵌合自在に螺合されている。
アウターチューブ1の先端部内側には段部5が形成さ
れ、当該段部5にはベアリングケース6を介してベアリ
ング7が嵌合されている。
オイルシールケース3の内側にはワッシャ8とオイルシ
ール9が設けられ、オイルシール9はオイルシールケー
ス3に形成された係止片3aにより係止され、オイルシー
ルケース3をアウターチューブ1に螺合させることによ
り、ベアリングケース6が挾持されることになる。
従って、アウターチューブ1とオイルシールケース3の
螺合を緩め、アウターチューブ1からオイルシールケー
ス3取りはずせば、ベアリングケース6を取りはずすこ
とができることになる。
[考案が解決しようとする課題] 上記フロントフォークに於ては、アウターチューブ1と
オイルシールケース3は、ねじを刻設するため金属、そ
の他の硬質材から成形されており、その結果、フロント
フォーク全体の重量が重くなるという不都合が招来され
る。
この不都合を解消し、フロントフォーク全体の重量を軽
量化するため、今日アウターチューブを金属からなる筒
体ではなく、繊維強化型プラスチックから成形されてな
る筒体にすることが考えられている。
しかしながら、アウターチューブを繊維強化型プラスチ
ックからなる筒体で成形し、当該筒体の外周にねじを刻
設するときには、アウターチューブの繊維を切ることに
なるのでアウターチューブとオイルシールケースとの間
において十分な締付力を得ることができないという不都
合が招来される。
そこで本考案は、車体側チューブたるアウターチューブ
に繊維強化型プラスチックを使用しても十分な締付力を
得ることができ、フロントフォーク全体の重量の軽量化
を図ることができる新たなフロントフォークを提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案の構成は、車体側チ
ューブ内に車輪側チューブが摺動自在に挿入され、車体
側チューブの先端部内側にベアリングケースを介してベ
アリングが配設されているフロントフォークに於て、車
体側チューブは円筒状のカラーと当該カラーの外側に巻
回成形された繊維強化型プラスチック材の筒体とからな
り、当該筒体の先端部には拡径部が設けられ、当該拡径
部の外側には拡径部上方の段部に係合する袋ナットを上
下移動自在に嵌合させ、更に拡径部の先端に対向してオ
イルシールケースが配設され、オイルシールケースを袋
ナットに螺合させながら前記拡径部に収納したベアリン
グケースを支持していることを特徴とするものである。
[作用] 車体側チューブを円筒状のカラーと当該カラーの外側に
巻回成形された繊維強化型プラスチック材の筒体から成
形しても、袋ナットは拡径部の段部に引掛けられると共
に、オイルシールケースと螺合しているから強固な締付
力を確保することができる。
[実施例] 以下本考案の一実施例に係るフロントフォークを添付図
面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るフロントフォークの一実施例を示
すものであり、車体側に連結される車体側チューブたる
アウターチューブ1内に車輪側に連結される車輪側チュ
ーブたるインナーチューブ2が摺動自在に挿入され、ア
ウターチューブ1は金属、その他の硬質材からなる円筒
状のカラー11と当該カラー11の外周に巻回成形されてな
る繊維強化型のプラスチック材の筒体12とからなり、筒
体12の先端部には上方に段部13aを有する拡径部13が設
けられ、当該拡径部13の内側にはベアリングケース14を
介してベアリング15が配設されている。
前記拡径部13の先端に対向してワッシャ16を介してオイ
ルシールケース17が配設され、当該オイルシールケース
17によりオイルシール18が保持されている。オイルシー
ルケース17の外側にはねじ19が刻設され、当該ねじ19を
介してオイルシールケース17に螺合される。袋ナット20
が筒体12と拡径部13の外側に上下移動自在に嵌合し、ね
じ19を締付けた時、袋ナット20が下降して段部13aに係
合する。
即ち、袋ナット20をオイルシールケース17と筒体12の外
側に嵌合させ、ねじ19を介してオイルシールケース17と
袋ナット20が螺合されている。オイルシールケース17と
袋ナット20の螺合を強固にすることにより、袋ナット20
が下降し、オイルシールケース17が上昇し、オイルシー
ルケース17の締付け力で拡径部13の内周とオイルシール
ケース17の上部とでベアリングケース14が支持されるこ
とになり、強固な締付けを確保することができることに
なる。
従って、アウターチューブ1に繊維強化型のプラスチッ
ク材を使用することが可能となるので、アウターチュー
ブ1の軽量化を図ることができ、フロントフォーク全体
の軽量化も図れることになる。
尚、上記実施例は所謂倒立型のフロントフォークについ
てであるが、アウターチューブを車輪側に、インナーチ
ューブを車体側に連結する所謂正立型のフロントフォー
クに使用することも可能である。
[考案の効果] 本考案によれば、車体側チューブの先端部内側に配設さ
れるベアリングケースは筒体に設けられた拡径部とオイ
ルシールケースとで支持されることから車体側チューブ
を繊維強化型プラスチック材の筒体から成形しても十分
な締付け力を得ることができる。
また、車体側チューブを繊維強化型プラスチック材の筒
体から成形できるので、車体側チューブの軽量化が図
れ、全体としてフロントフォークの軽量化も図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るフロントフォークの一
部縦断正面図、第2図は従来のフロントフォークの一部
縦断正面図である。 〔符号の説明〕 1…車体側チューブ、2…車輪側チューブ 11…カラー 12…繊維強化型プラスチック材の筒体 13…拡径部、13a…段部 14…ベアリングケース 15…ベアリング、17…オイルシールケース 20…袋ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側チューブ内に車輪側チューブが摺動
    自在に挿入され、車体側チューブの先端部内側にベアリ
    ングケースを介してベアリングが配設されているフロン
    トフォークに於て、車体側チューブは円筒状のカラーと
    当該カラーの外側に巻回成形された繊維強化型プラスチ
    ック材の筒体とからなり、当該筒体の先端部には拡径部
    が設けられ、当該拡径部の外側には拡径部上方の段部に
    係合する袋ナットを上下移動自在に嵌合させ、更に拡径
    部の先端に対向してオイルシールケースが配設され、オ
    イルシールケースを袋ナットに螺合させながら前記拡径
    部に収納したベアリングケースを支持していることを特
    徴とするフロントフォーク。
JP10674089U 1989-09-12 1989-09-12 フロントフォーク Expired - Lifetime JPH0754673Y2 (ja)

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JP10674089U JPH0754673Y2 (ja) 1989-09-12 1989-09-12 フロントフォーク

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JPH0346031U JPH0346031U (ja) 1991-04-26
JPH0754673Y2 true JPH0754673Y2 (ja) 1995-12-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4528602B2 (ja) * 2004-11-12 2010-08-18 株式会社岡村製作所 連結用基礎構造材
JP4579844B2 (ja) * 2006-02-07 2010-11-10 カヤバ工業株式会社 フロントフォーク
JP2011106630A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Kyb Co Ltd フロントフォーク

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JPH0346031U (ja) 1991-04-26

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