JPH0753471A - 炭酸ジアルキル類の製造方法 - Google Patents

炭酸ジアルキル類の製造方法

Info

Publication number
JPH0753471A
JPH0753471A JP6179721A JP17972194A JPH0753471A JP H0753471 A JPH0753471 A JP H0753471A JP 6179721 A JP6179721 A JP 6179721A JP 17972194 A JP17972194 A JP 17972194A JP H0753471 A JPH0753471 A JP H0753471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particularly preferably
bar
supported
halogen
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6179721A
Other languages
English (en)
Inventor
Konrad Hable
コンラート・ハブレ
Alexander Klausener
アレクサンダー・クラウゼナー
Zoltan Kricsfalussy
ツオルタン・クリクスフアルシー
Heinz Landscheidt
ハインツ・ラントシヤイト
Erich Wolters
エーリヒ・ボルタース
Eberhard Zirngiebl
エベルハルト・ツイルンギーブル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH0753471A publication Critical patent/JPH0753471A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/96Esters of carbonic or haloformic acids

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 連続的気相反応において不均一系白金族金属
触媒の存在下で一酸化炭素を亜硝酸アルキル類と反応さ
せることにより炭酸ジアルキル類を製造することがで
き、ここでこの触媒の活性は少量のハロゲンの添加によ
り保たれる。 【効果】 このようにして炭酸ジアルキル類がほぼ定量
的な選択率で製造されそして触媒の不活性化は起きな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は不均一系白金族金属触媒の存在下
で一酸化炭素(CO)を亜硝酸アルキル類と反応させる
ことによる炭酸ジアルキル類の製造方法に関するもので
あり、そこで触媒の活性は少量のハロゲンの添加により
保たれる。
【0002】炭酸ジアルキル類は一般的な化学的および
工業的重要性を有する。例えば、炭酸ジアルキル類は中
程度の沸騰範囲における優れた溶媒である。また炭酸ジ
アルキル類は優れたカルボニル化試薬およびアシル化試
薬でもある。それらは他の炭酸エステル類、ウレタン類
およびウレア類の製造において非常に重要である。最後
に、それらの高い酸素含有量のために、それらは自動車
燃料のノック等級を改良するための燃料添加物としても
適している。
【0003】ホスゲンまたはクロロ蟻酸アルキルをアル
コール類と反応させることにより炭酸ジアルキル類を製
造することは知られている。
【0004】しかしながら、有毒なホスゲンまたはそれ
から誘導される中間生成物、例えば蟻酸エステル類、の
使用を他の方法により代えることに関する興味が増して
きている。
【0005】ここで特に重要な方法は、気相において不
均一系白金族金属触媒上でCOを亜硝酸アルキルと反応
させる方法である。
【0006】ツァイトシュリフト・フュル・カタリティ
ッシェ・フォルシュング(Zeitschrift fuer Katalytisc
he Forshung)(中国)、10(1)巻、75−78頁(1
989年3月)は、主として炭酸ジメチルをシュウ酸ジ
メチルの他に生成するためのPdCl2−含有活性炭触
媒上でのCOと亜硝酸メチルの反応を記載している。
【0007】ドイツ公開明細書第41 23 603号で
は、不均一系塩化パラジウム触媒を担体としてのγ−A
23と共に使用することによりCOおよび亜硝酸メチ
ルの両者を基にして高い選択率並びに高い転化率が得ら
れている。しかしながら、触媒活性を保つためには気体
状塩化水素を抽出物(educt)混合物に1000ppm
(容量)までの量で加えなければならない。この方法を
工業的規模で行おうとすると、これが腐食問題を生ずる
可能性がある。
【0008】驚くべきことに、反応混合物に対する少量
の元素状ハロゲンの添加により、特に塩素または臭素の
添加により、上記の欠点を克服することができた。
【0009】不活性気体の存在下で、対応するアルコー
ルの存在下でそしてNOの存在下または不存在下で、担
持された不均一系白金族金属触媒上で、高温で連続的気
相反応において、一酸化炭素(CO)を式 RONO (II) [式中、Rは線状もしくは分枝鎖状のC1−C4-アルキ
ルを表す]の亜硝酸アルキル類と反応させることによ
る、式 O=C(OR)2 (I) [式中、Rは上記で定義されている如くである]の炭酸
ジアルキル類の製造方法が見いだされ、該方法は反応を
亜硝酸アルキル:CO=0.1−10:1、好適には0.
2−4:1、そして特に好適には0.3−3:1の容量
比で、0.5−10バール、好適には0.8−7バール、
特に好適には1−6バールそして特に非常に好適には1
−5バールの圧力において、そして50−170℃、好
適には70−160℃そして特に好適には70−150
℃の温度において実施し、ハロゲンをバッチ式にまたは
連続的に加えることを特徴とする。
【0010】担体、例えば酸化アルミニウム、スピネ
ル、シリケート、モントモリロナイト、ゼオライト、活
性炭、分子ふるい、珪藻土、炭化ケイ素、二酸化ケイ
素、金属酸化物、金属ホスフェート、ヘテロポリ酸な
ど、の上に、全ての担持された白金族金属触媒、好適に
は担持されたパラジウム触媒、特に好適にはパラジウム
(II)ハライド触媒そして特に非常に好適には担持され
たPdCl2−含有触媒が本発明に従う方法用に適して
いる。
【0011】本発明に従う方法が基になる反応は下記の
反応式に従い起きる: CO + 2RONO ----→ O=C(OR)2
2NO [式中、Rは炭素数1−4の線状もしくは分枝鎖状アル
キル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルまたはイソブチル、好適にはメチルまたはエ
チルそして特に好適にはメチルである]。
【0012】例えば混合物の組成が爆発限度外にある時
には、COを亜硝酸アルキルとを他の成分の不存在下で
気体混合物中で反応させることは基本的に可能である
が、反応物を希釈するために不活性気体がしばしば使用
される。この方法で使用できる不活性気体の例は、希ガ
ス、窒素および二酸化炭素、好適にはアルゴン、窒素お
よび二酸化炭素そして特に好適には窒素および二酸化炭
素である。
【0013】不活性気体の量は、反応器中に流入する気
体の合計量を基にして、20−80容量%である。不活
性気体、存在するかもしれない未反応の反応物残渣およ
び他の気体状反応助剤または副生物は、技術専門用語で
完全に満足のいく形ではないが例えば特許出願ヨーロッ
パ特許第523 728号に記載されている如き連続操
作循環方法の意味では再循環させることができるが、循
環する気体混合物のある一部の量が場合によっては連続
的またはバッチ式に除去される。
【0014】反応で使用される反応物である亜硝酸アル
キルおよびCOの容量比は0.1−10:1、好適には
0.2−4:1そして特に好適には0.3−3:1であ
る。
【0015】反応させる気体混合物は少量の、例えば使
用する気体混合物の合計量を基にして0−10容量%の
アルコールROHおよび少量の、例えば同じ基準で0−
10容量%のNOを含有することもできる。そのような
ROHまたはNOの添加は例えば亜硝酸アルキルの製造
から発生させることもでき、そして例えば後者と共に反
応気体混合物中に加えることができる。
【0016】本発明の専門用語では、ハロゲンは弗素、
塩素、臭素またはヨウ素、好適には塩素または臭素そし
て特に好適には塩素である。
【0017】ハロゲンは反応混合物中にそのままで、純
粋形もしくは他の気体との混合物状で、好適には不活性
気体との混合物状で、そして特に好適には窒素もしくは
二酸化炭素との混合物状で、気体として計量添加でき
る。しかしながら、それを溶解された形で反応混合物中
に計量添加することもでき、好適に使用される溶媒は反
応混合物中に存在する物質の1種、例えば亜硝酸アルキ
ルに対応するアルコールである。
【0018】気体流中のハロゲンの濃度は1−1000
ppm(容量)、好適には10−500ppm(容量)
であり得る。
【0019】
【実施例】定義 実施例中の炭酸ジメチルに関する空間−時間収率(ST
Y)[g/l×時間]は式
【0020】
【数1】
【0021】[式中、mDMCは生成した炭酸ジメチル
(DMC)の量であり、Vcatは触媒充填量であり、そ
してtは時間である]に従い計算される。
【0022】選択率S[%]は式
【0023】
【数2】
【0024】[式中、nDMC=炭酸ジメチルの量であ
り、nDMO=シュウ酸ジメチルの量であり、nMF=蟻酸
メチルの量であり、nFDA=ホルムアルデヒドジメチル
アセタールの量である]に従い計算される。
【0025】触媒の製造 100mlの酸化アルミニウムペレットにLi2PdC
4の水溶液を含浸させ、そして生成物を真空下で80
℃において乾燥した。
【0026】ここで触媒は8gのPd/lを含有してい
た。
【0027】方法の記載 20mlの上記触媒をラシッヒ環が充填されている垂直
管状反応器(ガラス、長さ50cm、直径4cm)の中
に加えた。
【0028】ガラス管を90℃に加熱しそして55容量
%のN2、20容量%の亜硝酸メチル、20容量%のC
Oおよび5容量%のメタノールの気体混合物を通し、こ
こで100ppm(容量)のCl2をこの気体混合物に
加えた。
【0029】反応器から流出した気体を5℃に冷却しそ
して得られた凝縮相をガスクロマトグラフィーにより試
験した。
【0030】凝縮しなかった生成物をIR分光学および
質量分光学により測定した。
【0031】炭酸ジメチルが2時間後にSTY=190
g/×時間の空間−時間収率およびS=99%の選択率
で生成した。
【0032】60時間の反応時間後でも、空間−時間収
率はSTY=190g/×時間でありそして選択率はS
=99%であった。
【0033】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0034】1.不活性気体の存在下で、対応するアル
コールの存在下でそしてNOの存在下または不存在下
で、担持された白金族金属触媒上で、好適には担持され
たパラジウム触媒上で、特に好適には担持されたPd
(II)ハライド触媒上で、そして特に非常に好適には担
持されたPdCl2−含有触媒上で、高温で連続的気相
反応において、一酸化炭素(CO)を式 RONO [式中、Rは線状もしくは分枝鎖状のC1−C4-アルキ
ル、好適にはメチルまたはエチル、そして特に好適には
メチルを表す]の亜硝酸アルキル類と反応させることに
よる、式 O=C(OR)2 [式中、Rは上記で定義されている如くである]の炭酸
ジアルキル類の製造方法において、反応を亜硝酸アルキ
ル:CO=0.1−10:1、好適には0.2−4:1、
そして特に好適には0.3−3:1の容量比で、0.5−
10バール、好適には0.8−7バール、特に好適には
1−6バールそして特に非常に好適には1−5バールの
圧力において、そして50−170℃、好適には70−
160℃そして特に好適には70−150℃の温度にお
いて実施し、ハロゲンをバッチ式にまたは連続的に加え
ることを特徴とする方法。
【0035】2.抽出物気体がハロゲンを1−1000
ppm(容量)、好適には10−500ppm(容量)
の濃度で含有するような量でハロゲンを加えることを特
徴とする、上記1の方法。
【0036】3.塩素または臭素、好適には塩素を加え
ることを特徴とする、上記1の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ツオルタン・クリクスフアルシー ドイツ51375レーフエルクーゼン・フラン ツ−マルク−シユトラーセ32 (72)発明者 ハインツ・ラントシヤイト ドイツ47057ドウイスブルク・リリエンク ロンシユトラーセ6 (72)発明者 エーリヒ・ボルタース ドイツ50939ケルン・シユテンツエルベル クシユトラーセ11 (72)発明者 エベルハルト・ツイルンギーブル ドイツ51061ケルン・ロゲンドルフシユト ラーセ65

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性気体の存在下で、対応するアルコ
    ールの存在下でそしてNOの存在下または不存在下で、
    担持された白金族金属触媒上で、好適には担持されたパ
    ラジウム触媒上で、特に好適には担持されたPd(II)
    ハライド触媒上で、そして特に非常に好適には担持され
    たPdCl2−含有触媒上で、高温で連続的気相反応に
    おいて、一酸化炭素(CO)を式 RONO [式中、Rは線状もしくは分枝鎖状のC1−C4-アルキ
    ル、好適にはメチルまたはエチル、そして特に好適には
    メチルを表す]の亜硝酸アルキル類と反応させることに
    よる、式 O=C(OR)2 [式中、Rは上記で定義されている如くである]の炭酸
    ジアルキル類の製造方法において、反応を亜硝酸アルキ
    ル:CO=0.1−10:1、好適には0.2−4:1、
    そして特に好適には0.3−3:1の容量比で、0.5−
    10バール、好適には0.8−7バール、特に好適には
    1−6バールそして特に非常に好適には1−5バールの
    圧力において、そして50−170℃、好適には70−
    160℃そして特に好適には70−150℃の温度にお
    いて実施し、ハロゲンをバッチ式にまたは連続的に加え
    ることを特徴とする方法。
JP6179721A 1993-07-15 1994-07-08 炭酸ジアルキル類の製造方法 Pending JPH0753471A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4323689.8 1993-07-15
DE4323689A DE4323689A1 (de) 1993-07-15 1993-07-15 Verfahren zur Herstellung von Dialkylcarbonaten

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0753471A true JPH0753471A (ja) 1995-02-28

Family

ID=6492861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6179721A Pending JPH0753471A (ja) 1993-07-15 1994-07-08 炭酸ジアルキル類の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5476959A (ja)
EP (1) EP0634388B1 (ja)
JP (1) JPH0753471A (ja)
KR (1) KR960014087A (ja)
CN (1) CN1058484C (ja)
DE (2) DE4323689A1 (ja)
ES (1) ES2102103T3 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9310312D0 (en) * 1993-05-19 1993-06-30 Edinburgh Acoustical Co Ltd Floor construction (buildings)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5380906A (en) * 1991-03-01 1995-01-10 Ube Industries, Ltd. Process for preparing carbonic diester
DE4123603A1 (de) * 1991-07-17 1993-01-21 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von dialkylcarbonaten
CA2073830C (en) * 1991-07-19 2003-10-07 Keigo Nishihira Continuous process for preparing dimethyl carbonate
DE4206527A1 (de) * 1992-03-02 1993-09-09 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von dialkylcarbonaten

Also Published As

Publication number Publication date
EP0634388B1 (de) 1997-06-04
DE4323689A1 (de) 1995-01-19
KR960014087A (ko) 1996-05-22
CN1058484C (zh) 2000-11-15
EP0634388A1 (de) 1995-01-18
US5476959A (en) 1995-12-19
DE59402984D1 (de) 1997-07-10
ES2102103T3 (es) 1997-07-16
CN1103861A (zh) 1995-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0006611B1 (en) Process for preparing diesters of malonic acid
US5498744A (en) Process for the preparation of dimethyl carbonate
KR100204690B1 (ko) 디알킬 카보네이트의 제조방법
US5231213A (en) Process for the preparation of dialkyl carbonates
JPS6015609B2 (ja) 不飽和カルボン酸エステルの製造方法
EP0501507B1 (en) Process for preparing diester of carbonic acid
JPH0753471A (ja) 炭酸ジアルキル類の製造方法
CA2122228A1 (en) Process for preparing dialkyl carbonates
US5288894A (en) Process for the preparation of dialkyl carbonates
KR910003426B1 (ko) 옥살산의 디에스테르의 제조방법
US5319124A (en) Process for the preparation of dialkyl carbonates
JP2870738B2 (ja) 炭酸ジエステルの製造法
US4420633A (en) Process for the preparation of an ester of formic acid
JPH0825961B2 (ja) 炭酸ジエステルの製造法
JPH04297445A (ja) 炭酸ジエステルの製造法
EP0584785A2 (en) Method of producing carbonic diesters
JP3728785B2 (ja) 炭酸エステルの製法
US4097524A (en) Process for the preparation of formamides
US5239112A (en) Process for the preparation of acetals and hemiacetal esters
US5091559A (en) Process for the preparation of alkyl 4-oxobutyrate and its acetals
US4222959A (en) Process for the preparation of aromatic formamides
JPH04297443A (ja) 炭酸ジエステルの製造法
JPS6312075B2 (ja)
JPH04297444A (ja) 炭酸ジエステルの製造法
JPS6125705B2 (ja)