JPH0752061B2 - シヨ−ケ−ス - Google Patents

シヨ−ケ−ス

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JPH0752061B2
JPH0752061B2 JP62180510A JP18051087A JPH0752061B2 JP H0752061 B2 JPH0752061 B2 JP H0752061B2 JP 62180510 A JP62180510 A JP 62180510A JP 18051087 A JP18051087 A JP 18051087A JP H0752061 B2 JPH0752061 B2 JP H0752061B2
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清和 後藤
利明 久保田
剛 川口
一郎 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は本体上面一部を透明扉にて開閉せしめるショー
ケースに係わり、詳述すると透明扉をヒンジにて回動可
能に保持させる構造の改良に関する。
従来の技術 アイスクリームやシャーベット等の冷菓食器を収納した
容器を冷凍保存・陳列する冷凍ショーケースにあって、
容器出し入れを行なうにあたり透視可能な透明扉を開閉
可能に保持しているものがほとんどであり、この透明扉
の開閉方法として摺動移動させるものと、回動移動させ
るものとのいずれかを採用するのが一般的であった。そ
の中で、透明扉を回動移動させるものとして、例えば実
公昭54−11836号公報がある。
発明が解決しようとする問題点 前記公報においては、湾曲面を有し回動可能に保持した
扉体て商品の収納及び取出用の開口部を閉塞するもので
あって、扉体の開放時扉体の自重による回動づらさを軽
減するとともに、閉塞時の衝撃及び騒音を軽減するため
に、扉体の側部に孔を穿設し、本体化粧枠に設けたヒン
ジの固定軸に前述の孔を回動可能に枢支しており、更に
中央部を固定軸に一端を側板に他端をヒンジに夫々係合
させた弾性体を設けたショーケースの扉装置が開示され
ている。そして、このヒンジや弾性体の設けられる部分
をカバーにて覆っている。しかしながら、扉体の側部に
孔を穿設し、この孔を固定軸に枢支しているため、扉体
の開閉による衝撃が孔並びに固定軸に加わることとなっ
て孔付近にひび割れが生じたり固定軸が折れたりするこ
とがあった。またカバーにてヒンジ部分を被覆している
が透視部より弾性体や孔が視認できるため、ショーケー
スとしての外観性を低下させることとなっていた。
このため本発明は、扉体を回動可能に保持する回動装置
が外部より視認できないようにしたショーケースを提供
するものである。
〔発明の構成〕
問題点を解決するため手段 本発明は、ショーケース本体の上面開口上方に空間を形
成して開口を閉塞し一面を透明扉にて開閉する透視可能
な透視部と、ショーケース本体に枢支され透明扉を回動
可能に保持する扉支柱とを備えたショーケースであっ
て、透明扉の全閉状態から全開状態までの回動可能区間
内に開放動作に要するトルクが閉塞動作に要するトルク
よりも小さくなるとともに扉の開閉時の衝撃力が小さく
なるように扉開閉動作とは逆方向への力が働くように形
成する回動補助部材と、透視部の下端一部を受ける側部
ブレーカの下方に位置し回動補助部材を収納するととも
に、その一部を断熱材層中に埋没させた固定部材とを備
えたものである。
作用 遊び角確保手段(63)を扉支柱(60)とともに作動する
補助アーム(62)に内蔵し、この補助アーム(62)の回
転軸(64)を枢支する軸受を有した回動補助部材(69)
(=ロスタ)を固定部材(70)の収納室(71)内に収納
するとともに、固定部材(70)を側部ブレーカ(18)の
下方に位置させ、更に固定部材(70)の一部を構成する
補強板(72)を発泡断熱材(4)中に埋没させて、回動
補助部材(69)を隠蔽するとともに、側部ブレーカ(1
8)からの突出部を少ないものとなし、側部ブレーカ(1
8)周囲をフラット化し、また断熱材(4)の発泡によ
り補強板(72)を強力固定させて、固定部材(70)の確
実な保持固定を行なっている。
実施例 以下本発明の実施例を第1図〜第28図を参照して説明す
る。
(1)は下部に上面を除く5面を閉塞し、箱体状に形成
した外箱(2)並びに外箱(2)の内側に断熱材(4)
を介在せしめ、更に内側にステンレス鋼等耐水性に優れ
た材料にて形成した内箱(3)を配設し、透明窓(5)
及び開閉自在の透明扉(6)を備えた透視可能な透視部
(7)をその上部に有するディッピングショーケースに
て代表される冷凍ショーケース本体である。そして内箱
(3)の外側面に冷却管(8)を密着して設け、冷却管
(8)内に冷媒を循環させて庫内(9)を冷却する。
尚、庫内(9)上部は透明扉(6)の開閉作業に伴なう
侵入熱の影響で温度上昇が激しいため、庫内上部適所す
なわち透明扉(6)の位置するケース後面上部に補助エ
バポレータ(10)を配設させておく。本例では冷凍ショ
ーケースとしてディッピングショーケースを対象に説明
してゆくものとする。(11)はアイスクリームを充填し
たバットをストックすべく、バットを出入れするための
開閉自在な下扉であって、ケース後面下部に設けてお
く。
次に透視部(7)について説明すると、透視部(7)は
本実施例にあって前・後面視及び平面視方形状を為すと
ともに、側面視末広がりの四角形状を為すものであり、
前面・後側面及び上面を固定式の透明窓(5)とし、後
面を回動式の透明扉(6)としている。そして透明窓と
しては、夫々一枚の前部透明板(5A)、側部透明板(5
B)(5B)、上部透明板(5C)(以後は天板と称す)を
用い、その内面側に熱線反射フィルムを貼着しておく。
また透明扉(6)の内面側にも熱線反射フィルムを貼着
しておく。そして、天板(5C)の前端と前部透明板(5
A)の上端とを前部サッシュ(15)にて連結接続し、前
部透明板(5A)の下端を前部パッキン(16)により前部
ブレーカ(17)上に保持させる。また、側部透明板(5
B)の下端は側部パッキンを介在させたうえで側部ブレ
ーカ(18)の溝部に保持される。
尚、前部透明板(5A)が後方へ向けて上方に傾斜するよ
うに構成される関係上、その下端は後方へ向けて下方に
傾斜し、この傾斜に合致する如く前部パッキン(16)の
内底面を構成すると、前部透明板(5A)の外面に付着し
た露が透明板(5A)を伝い下方へ垂れ落ちてパッキン内
に溜り、空気の侵入が少ないことから乾燥させにくくパ
ッキン内が不衛生な状態になってしまう。このため、前
部パッキン(16)の内底面中央に凸部(19)を設け、前
面側適所に数個水抜穴(20)を形成しておく。尚、凸部
(19)の上面は前部透明板(5A)の下端の傾斜角度に合
わせた斜面となす。したがって、凸部(19)の上面にて
外部空気が前部透明板(5A)の下端より内部へ侵入する
のを防止し、凸部(19)の前面にてパッキン内に垂れ落
ちた水が庫内側へ移動しないようにし、水抜穴(20)よ
りパッキン外部へ放出しやすくして、前部透明板(5A)
の下端を乾燥しやすいものとしている。
(21)は透視部(7)の側面の補強のための側支柱であ
って、本例では側部透明板(5B)の後部の傾斜度に合致
し内箱(3)上端から上方へ延びた傾斜杆(22)と側部
透明板(5B)の上部に平行すなわち水平方向に傾斜杆
(22)より伸びた水平杆(23)とから成る。そして側支
柱(21)の外側面にて側部透明板(5B)の内面を当接補
助する。また側支柱(21)の傾斜杆(22)の上部に側部
透明板(5B)を側支柱方向へ引き寄せて保持する側板保
持部材(24)を設けている。この側板保持部材(24)は
側部透明板(5B)の後部に位置する傾斜辺に当接すると
ともに、側部透明板(5B)の外面に係止される係止部
(25)を有し、基部(26)を傾斜杆上面に固定してい
る。そして、後述する透明扉(6)の扉ハンドル(43)
の上面左端或いは右端を開放に伴なう回転力を緩和する
緩衝部材として可撓性のストッパー(27)を側支柱(2
1)の内面側に突出させるかたちで固定するストッパー
保持部材(28)を側板保持部材(24)の基部(26)上面
に固定する。更に側板保持部材(24)並びにストッパー
保持部材(28)を被覆するように角部化粧枠(29)を両
保持部材(24)(28)上方より取り付ける。尚、側板保
持部材(24)、ストッパー保持部材(28)及び角部化粧
枠(29)は夫々ビス等の固定手段により側支柱(21)に
固定される。即ち、側支柱(21)が内箱(3)上端に固
定され、この側支柱(21)外面に引き寄せるかたちで側
部透明板(5B)を係止保持させていることから、側部透
明板(5B)に穴を設けて側支柱(21)に固定する必要が
なく、この穴及び固定手段が外部にあらわれないため、
外観性を良好にさせられる。また、ストッパー(27)は
側支柱(21)の内面側に突出するかたちで保持されてい
るため、緩衝部材としてはわずかの材料で済み、かつ消
耗に伴なう交換が非常に容易に行なえる。更に、側板保
持部材(24)とストッパー保持部材(28)とを別部材で
構成したことから、側部透明板(5B)を強固に固定した
状態のままでのストッパー(27)交換が行なえるため、
作業性は良好となる。
(30)は側支柱(21)の水平杆(23)(23)上に架設さ
れる上面化粧枠であって、天板(5C)の後端を保持する
前枠(31)と、後述する螢光灯カバー(34)の前端を保
持する後枠(32)とを有している。(33)は傾斜杆(2
2)と同じ傾斜度の載置面を有して傾斜杆(22)の上部
に設けられる載置部材である。(34)は前端を後枠(3
2)に着脱可能に保持される水平面と、水平面の後端側
に折曲形成され傾斜杆(22)に平行となるとともに載置
面上に着脱自在に載置固定される傾斜面とを備え、耐熱
材料にて構成し後述の照明灯を保持させる照明灯カバー
としての螢光灯カバーである。この螢光灯カバー(34)
の内面には、照明灯としての螢光灯(35)を着脱自在に
保持固定するためのクリップ(36)を挿着する止着部材
(37)を設けてある。(38)は螢光灯(35)の配置を前
部透明板(5A)より視認できないようにするため螢光灯
(35)の前方に配設される目隠板であって、螢光灯(3
5)よりの光を下方へ透過させるための透光性のシェー
ド(39)を受ける受け片をその下部に設けてある。シェ
ード(39)は螢光灯(35)の下方に位置され、ディッピ
ングショーケース(1)内の販売商品の展示効果をより
良好なものとなすべく透光性を有した材料を使用し、か
つ、螢光灯(35)や配線等が視認しにくい状況になるよ
うな透視性のよくないものを採用する。そして螢光灯カ
バー(34)、目隠板(38)及びシェード(39)にて螢光
灯を収納する収納部(40)をを形成している。このよう
に、螢光灯(35)は螢光灯カバー(34)の内面に保持固
定してあり、螢光灯(35)を外す作業を行なう際は、螢
光灯カバー(34)を上方へ向けて外せばよいため、螢光
灯(35)についた塵埃の落下はシェード(39)にて阻止
でき、塵埃の庫内への落下は防止できる。また、従来の
ように螢光灯(35)の下方に位置するシェード(39)等
を外すことなく、螢光灯(35)の上方に位置する螢光灯
カバー(34)を外すだけでよいため、螢光灯(35)の着
脱作業は非常に容易となり、保守点検が楽に行なえる。
更にシェード(39)として透光性を有するものの透視性
のよくない材質のものを使用したため、透明扉(6)の
開放によりこの透明扉(6)に螢光灯(35)や配線が映
ることはない。
透明扉(6)は、扉ガラス(41)と、扉ガラス(41)の
四辺を挾持補強する扉サッシュ(42)と、扉ガラス(4
1)の下辺を挾持する扉サッシュ(42)に取り付けられ
る扉ハンドル(43)とを備え、その閉塞時側支柱(21)
の傾斜杆(22)と同じ傾斜をなすものである。更に扉ガ
ラス(41)の側辺を挾持する扉サッシュ(42)には、閉
扉時の密閉度向上のため軟質塩化ビニル等の合成樹脂製
の扉側シール部材(44)を設けている。この扉側シール
部材(44)は、閉扉時に側支柱(21)の下部に当接する
如く扉(6)の上部から扉支柱(21)が連結される部分
の上部に至るまで幅広に形成した第1のシール部(45)
と、この第1のシール部(45)の下端より下部へ向けて
徐々に幅が狭くなるように形成した第2のシール部(4
6)と、第2のシール部(46)から下部全体に幅を狭く
した第3のシール部(47)から構成されている。ただ
し、第3のシール部(47)は省略することも可能であ
る。(48)は側支柱側に設けられた本体側シール部材で
あって、閉扉時に後述する扉支柱(60)が位置する部分
あたりより形成され、第2のシール部(46)の下側にラ
ップするとともに、下方へ向けて徐々に広くなるように
形成して側部扉サッシュ(42)の下部に位置する第4の
シール部(49)と、第4のシール部(49)の下端の幅と
同じ幅で形成され第3のシール部(47)若しくは側部扉
サッシュ(42)の下面に当接する第5のシール部(50)
とを備えている。尚、扉ハンドル(43)が設けられる扉
サッシュ(42)には閉扉時の衝撃による透明扉(6)の
損傷・破壊を防止するため、可撓性を有した衝撃吸収部
材(51)を設けてある。
第15図〜第17図に透明扉(6)の開放状態が異なる場合
のシール部材の位置関係を模式化してあるが、扉側シー
ル部材(44)が本体シール部材(48)と重なるのは、透
明扉(6)の全閉時のみで、しかも両シール部材(44)
(48)の端部である第2のシール部(46)と第4のシー
ル部(49)とだけであり、さらに第2のシール部(46)
は第4のシール部(49)に対してほとんど摺動移動する
ことなしに第4のシール部(49)上に上方より載るかた
ちとなるもので、両シール部(46)(49)による摩擦は
ない。また、第1のシール部(45)は、透明扉(6)の
開放と同時に側支柱(21)の下部に当接した状態から、
下方へ離れるかたちで移動するため、第1のシール部
(45)の摩擦もない。更に、第3のシール部(47)は閉
扉時に第5のシール部(50)の上部に載るかたちで位置
し、扉(6)の開放と同様に第5のシール部(50)から
上方へ離れるかたちで移動し、第3のシール部(47)と
第5のシール部(50)との摩擦はない。このように扉側
のシール部材(44)と本体側シール部材(48)との間
に、扉(6)の開閉に伴なう摩擦がないため、シール部
材の摩擦による紛塵の発生はなく、販売商品への散布は
なくなり、衛生的な状態での販売が行なえる。
次に透明扉(6)を冷凍ショーケース(1)に対して回
動可能となすための保持構造について説明する。(60)
は透明扉(6)における側部扉サッシュ(42)の下面に
垂直に一端を取りつけ、他端側を冷凍ショーケース本体
(1)に回動可能に固定させる空洞状に形成した扉支柱
であって、一面下部に後述する回転軸(64)を挿通させ
るための切欠き(61)を形成しておく。(62)は扉支柱
(60)の空洞内に挿入固定され、扉支柱(60)とともに
作動する補助アームであって、遊び角確保手段(63)を
内蔵している。遊び角確保手段(63)は、断面略正方形
状の回転軸(64)をその基部に固定し基部から離れるに
従い先細りに形成したカム(65)と、断面略正方形状の
回転軸(64)の回動を円滑化するため回転軸(64)を挿
通させ補助アーム(62)に形成した丸穴(65)に臨ませ
る2つのスリーブ(67)(67)と、透明扉(6)の回動
に際し補助アーム(62)は回動するが、カム(65)は回
動しない範囲、すなわち後述する回動補助部材(69)の
遊び角を形成させるため、補助アーム(62)の自由回動
を可能ならしめる遊び角規定部(68)とから成る。(6
9)は回転軸(64)を枢支する軸受を有するとともに回
転軸(64)の回転可能範囲を規制する回動補助部材であ
って、定常位置に(回転軸(64)の断面の対角線が鉛直
方向を向く状態のこと)にある状態から一方向に30゜、
他方向に30゜だけ回動可能領域を形成し、定常位置から
の回動角を増加させるにつれてその回動方向と反対方向
の復元力が徐々に増加するように構成したラバースプリ
ング(商品名“ロスタ";三木プーリ社)を採用してい
る。(70)は側部ブレーカ(18)の下方に位置し回動補
助部材(69)(以後ロスタと称する)を固定する固定部
材である。この固定部材(70)はロスタ(69)を収納す
る収納室(71)を備えており、この収納室(71)を断面
状に形成したブラケット(72)と、ブラケット(72)
の後面を閉塞する被覆体(73)と、ブラケット(72)の
下面を閉塞するとともに断熱材(4)中に埋没させて強
度を向上させた補強板(74)とから形成している。そし
て、回転軸(64)はロスタ(69)の軸受に枢支されビス
(75)にて回動可能に保持される。(76)はロスタ(6
9)を収納室(71)に収納した際に、ロスタ(69)を外
方より見えなくするとともにロスタ(69)を押圧固定す
るロスタカバーである。
前述の補助アーム(62)、遊び角確保手段(63)及びロ
スタ(69)にて回動装置を構成しており、補助アーム
(62)並びに遊び角確保手段(63)を扉支柱(60)に内
蔵させ、固定部材(70)並びにロスタカバー(76)によ
りロスタ(69)を隠蔽するようにし、更に固定部材(7
0)を側部ブレーカ(18)の下方に配置させたことか
ら、回動装置を外部から見えないように保持させられる
ため、透明扉(76)の枢支部の外観を良好なものとでき
る。また固定部材(70)における補強板(4)を断熱材
(4)中に埋設させたことで、断熱材の発泡工程で固定
部材(70)を確実にしかも強固に固定することができる
ため、ロスタ(69)並びに扉支柱(60)を強固に保持さ
せることできる。更に透明扉(6)の枢支部を側部透明
板(5B)(5B)に構成する機構としていないため、透明
扉(6)の開閉に伴なう衝撃により側部透明板(5B)
(5B)に破損を生じることがない。
ここで第23図〜第28図を参照して、透明扉(6)の開閉
動作について説明する。尚、ロスタ(69)の軸受が定常
位置にあるとき、カム(65)の先端が鉛直方向を向くも
のとして説明する。第23図は透明扉(6)を閉じた状態
での回動装置の概略図であり、この状態のカム(65)の
先端は、定常状態のカムの先端位置に対して角度A(<
30゜)だけ回動しているため、角度Aだけ回動させたと
きに生じるロスタ(69)の定常位置からの回動方向と反
対方向の復元力が補助アーム(62)に対して働いてい
る。
そして、この状態から透明扉(6)を徐々に開放して、
カム(65)の先端が定常位置に戻るまで補助アーム(6
2)を回動させた状態が第24図であり、扉(6)の全閉
状態からのアーム(62)の回動角はC(=A)である。
このときロスタ(69)の復元力はゼロになっており、こ
こから補助アーム(62)の自由回動が可能となるため、
このときの補助アーム(62)の中心線の位置をフリーア
ーム区間の起点と称する。
続いて、透明扉(6)の開度を徐々に増すと、遊び角規
定部(68)が第24図におけるカム(65)の左側面に当接
する状態から徐々に離れ、補助アーム(62)のみの回動
動作となる。この回動角がフリーアーム区間の起点から
角度Bになったとき、アーム(62)の中心線が定常位置
にあるカム(65)の中心線と重なるものとすると、起点
から補助アーム(62)のみの回動動作の終わりの点(こ
のときのアーム(62)の中心線の位置をフリーアーム区
間の終点と称す)までの回動角は2Bとなる。このとき遊
び角規定部(68)はカム(62)の右側面に当接するもの
である。
この状態から、更に透明扉(6)の開度を増すと、補助
アーム(62)の回動とともにカム(65)も回動する。そ
して、回動角を増やすことで、ロスタ(69)による定常
位置からの回動方向と反対方向に働く復元力が増大す
る。すなわち、フリーアーム区間の終点から全開状態に
至るまでは、扉(6)の開放角度を増加するにつれて、
扉(6)を閉じるようにする方向に働く復元力が増大す
ることによって、扉(6)がストッパー(27)に当たる
ときの衝撃力を小さくなるようにしている。
ここで、フリーアーム区間の終点から全開状態に達する
までの補助アーム(62)の回動角をEとし、全閉状態か
ら全開状態までの回動角をF、全閉状態から定常状態ま
での回動角をG、定常状態から全開状態までの回動角を
Hとすると、G>Hに選定してある。これは透明扉
(6)の開閉動作に対し、重力に抗する方向への力を加
える開放動作と、重力の働く方向と同じ方向への力を加
える閉塞動作とでは、同じ大きさの力を加えたとして
も、開放動作の方が閉塞動作に比べ人間の感覚としては
重く感じるものであることから、この開放動作と閉塞動
作とが略同じか若しくは開放動作の方が楽に感じるよう
にすることを目的として、全開状態のときのロスタ(6
9)の復元力より全閉状態のときのロスタ(69)の復元
力が大きくなるようにし、かつ重力の影響が無視できる
ように回動角G及びHを選定したものである。参考まで
に本例での選定角を紹介するとA=C=26゜、B=18
゜、D=C+2B=62゜、E=14゜、F=E+D=76゜、
G=C+B=44゜、H=F−G=32゜である。そしてこ
の条件でのトルクと回動角の関係を第28図に示してい
る。尚、トルクの正の方向は扉を閉じるときに加える力
の方向と同じ方向にとるものとする。この例において、
開放動作に要するトルクと閉塞動作に要するトルクとを
比べてみると、開放動作に要するトルクが格段に小さく
なっているのは明らかである。また第28図に斜線で示し
た部分がロスタ(69)による復元力に基づき軽減される
トルクである。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、透明扉の全閉状態
から全開状態までの回動可能区間内に開放動作に要する
トルクが閉塞動作に要するトルクよりも小さくなるとと
もに扉の開閉時の衝撃力が小さくなるように扉開閉動作
とは逆方向への力が働くように形成する回動補助部材を
設けたことで、扉の開閉動作に伴なう振動衝撃を緩和で
きる。したがって、回動補助部材を収納する固定部材に
伝達する振動衝撃を抑制できる。また、固定部材を側部
ブレーカの下方に位置させるとともに、その一部を断熱
材層中に埋没させたことで、透明扉に取り付けた扉支柱
の枢支部が外側から視認できないようにするとともに、
発泡断熱材の固化により固定部材を強固に保持固定させ
ることができる。更に、回動補助部材を固定部材に収納
させたことで、扉支柱の枢支部の凹凸を少なくしてショ
ーケース本体上部内側面の形状をフラット化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は冷
凍ショーケースの外観斜視図、第2図は第1図のJ−J
断面図、第3図は前部パッキンの外観斜視図、第4図は
第3図のP−P断面図、第5図は第1図のK部拡大図、
第6図は第5図のQ−Q断面図、第7図は第5図に螢光
灯収納部を取り付けた状態の図、第8図は第7図の螢光
灯カバーを外した状態を示した分解斜視図、第9図は第
2図のM部拡大図、第10図は第9図の分解図、第11図は
全開状態を示す第2図M部拡大図、第12図は透明扉の省
略平面図、第13図は本体側シール部材の平面図、第14図
はシール部材の重なり具合を示す平面図、第15図〜第17
図は透明扉の開放度合の異なる場合の模式図、第18図〜
第20図は夫々第14図のR−R断面、S−S断面、T−T
断面の図、第21図は回動装置の分解斜視図、第22図は第
1図のL−L断面図、第23図〜第27図は回動装置の回動
状態を示すための模式図、第28図は回動角とトルクを示
す説明図である。 (1)……冷凍ショーケース本体、(5)……透明窓、
(6)……透明扉、(7)……透視部、(16)……前部
パッキン、(18)……側部ブレーカ、(19)……凸部、
(20)……水抜穴、(21)……側支柱、(22)……傾斜
杆、(23)……水平杆、(24)……側板保持部材、(2
5)……係止部、(27)……ストッパー、(33)載置部
材、(34)……螢光灯カバー、(35)……螢光灯、(3
9)……シェード、(44)……扉側シール部材、(45)
……第1のシール部、(46)……第2のシール部、(4
8)……本体側シール部材、(49)……第4のシール
部、(50)……第5のシール部、(60)……扉支柱、
(62)……補助アーム、(63)……遊び角確保手段、
(64)……回転軸、(65)……カム、(67)……スリー
ブ、(68)……遊び角規定部、(69)……回動補助部
材、(70)……固定部材、(71)……収納室、(74)…
…補強板、(76)……ロスタカバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 剛 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 藤田 一郎 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シヨーケース本体の上面開口上方に空間を
    形成して前記開口を閉塞し一面を透明扉にて開閉する透
    視可能な透視部と、シヨーケース本体に枢支され前記透
    明扉を回動可能に保持する扉支柱を備えたシヨーケース
    において、前記透明扉の全閉状態から全開状態までの回
    動可能区間内に開放動作に要するトルクが閉塞動作に要
    するトルクよりも小さくなるとともに扉の開閉時の衝撃
    力が小さくなるように扉開閉動作とは逆方向への力が働
    くように形成する回動補助部材と、前記透視部の下端一
    部を受ける側部ブレーカの下方に位置し前記回動補助部
    材を収納するとともにその一部を断熱材層中に埋没させ
    た固定部材とを備えたことを特徴とするシヨーケース。
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