JPH0751222A - 内視鏡用送気送水バルブ装置 - Google Patents
内視鏡用送気送水バルブ装置Info
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- JPH0751222A JPH0751222A JP5226550A JP22655093A JPH0751222A JP H0751222 A JPH0751222 A JP H0751222A JP 5226550 A JP5226550 A JP 5226550A JP 22655093 A JP22655093 A JP 22655093A JP H0751222 A JPH0751222 A JP H0751222A
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- air
- air supply
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00064—Constructional details of the endoscope body
- A61B1/00066—Proximal part of endoscope body, e.g. handles
- A61B1/00068—Valve switch arrangements
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バルブ全体の長さを短くすることができ、ま
た送気管の洗浄、消毒が容易となるようにする。 【構成】 下部シリンダ１２の内径よりも大きな内径で
形成された上部シリンダ１１を設け、この上部シリンダ
１１に、先端部側の送気管１４Ｂをその開口が水平より
も上方を向く状態で接続し、一段目の押し操作により第
１ピストン１６を単独で下降させ、上部シリンダ１１内
の送気用流路２３，２５を開状態とし、二段目の押し操
作により第２ピストン１７を下降させ、下部シリンダ１
２内の送水用流路２６を開状態とする。これにより、一
段目の動作をする第１ピストン１６の構成がバルブの長
さに影響を与えないことになり、また上部シリンダ１１
から送気管１４Ｂへブラシを容易に挿入できることにな
る。
た送気管の洗浄、消毒が容易となるようにする。 【構成】 下部シリンダ１２の内径よりも大きな内径で
形成された上部シリンダ１１を設け、この上部シリンダ
１１に、先端部側の送気管１４Ｂをその開口が水平より
も上方を向く状態で接続し、一段目の押し操作により第
１ピストン１６を単独で下降させ、上部シリンダ１１内
の送気用流路２３，２５を開状態とし、二段目の押し操
作により第２ピストン１７を下降させ、下部シリンダ１
２内の送水用流路２６を開状態とする。これにより、一
段目の動作をする第１ピストン１６の構成がバルブの長
さに影響を与えないことになり、また上部シリンダ１１
から送気管１４Ｂへブラシを容易に挿入できることにな
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡用送気送水バルブ
装置、特に逆流防止機能を有し、送気と送水を切り換え
ることができるバルブ装置の構造に関する。
装置、特に逆流防止機能を有し、送気と送水を切り換え
ることができるバルブ装置の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】内視鏡装置では、被観察体内へ挿入され
る先端部へ送気又は送水が可能な送気／送水バルブを備
えた構造となっており、これにより観察窓を洗浄するた
めの水（例えば生理食塩水）又は空気を送ることや、被
観察体へ患部洗浄水等を供給することができる。この送
気／送水バルブとしては、例えば実開平２−８２３０３
号公報に示されるものがある。
る先端部へ送気又は送水が可能な送気／送水バルブを備
えた構造となっており、これにより観察窓を洗浄するた
めの水（例えば生理食塩水）又は空気を送ることや、被
観察体へ患部洗浄水等を供給することができる。この送
気／送水バルブとしては、例えば実開平２−８２３０３
号公報に示されるものがある。
【０００３】図６及び図７には、従来の内視鏡における
送気／送水バルブの下側の構成が示されている。図にお
いて、シリンダ１には内側ピストン２と外側ピストン３
が配置され、このシリンダ１には送気管４Ａ，４Ｂと送
水管５Ａ，５Ｂが接続されている。そして、送気操作が
実行されると、上記内側ピストン２が上側から図６に示
される位置まで下降し、矢示１０１の送気用流路が形成
される。従って、送気管４Ａを介してエアーポンプ等か
ら送られた空気は送気管４Ｂを介して先端部へ供給され
る。一方、送水操作が実行されると、図７に示されるよ
うに、上記外側ピストン３が内側ピストン２と共に下降
し、矢示１０２の送水用流路が形成される。従って、送
水管５Ａを介して水タンクから送られた洗浄水は送水管
５Ｂを介して先端部へ供給される。
送気／送水バルブの下側の構成が示されている。図にお
いて、シリンダ１には内側ピストン２と外側ピストン３
が配置され、このシリンダ１には送気管４Ａ，４Ｂと送
水管５Ａ，５Ｂが接続されている。そして、送気操作が
実行されると、上記内側ピストン２が上側から図６に示
される位置まで下降し、矢示１０１の送気用流路が形成
される。従って、送気管４Ａを介してエアーポンプ等か
ら送られた空気は送気管４Ｂを介して先端部へ供給され
る。一方、送水操作が実行されると、図７に示されるよ
うに、上記外側ピストン３が内側ピストン２と共に下降
し、矢示１０２の送水用流路が形成される。従って、送
水管５Ａを介して水タンクから送られた洗浄水は送水管
５Ｂを介して先端部へ供給される。
【０００４】このようにして、洗浄水と空気は観察窓へ
噴射され、これにより観察窓の洗浄、残留物の吹飛ばし
或いは乾燥が可能となる。また、上記操作を解除した場
合には、内側ピストン２及び外側ピストン３の両者が上
側へ戻り、上記流路１０１，１０２が閉状態となるの
で、送気管４Ｂ、送水管５Ｂからの液体等の逆流が防止
される。
噴射され、これにより観察窓の洗浄、残留物の吹飛ばし
或いは乾燥が可能となる。また、上記操作を解除した場
合には、内側ピストン２及び外側ピストン３の両者が上
側へ戻り、上記流路１０１，１０２が閉状態となるの
で、送気管４Ｂ、送水管５Ｂからの液体等の逆流が防止
される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の送気／送水バルブ装置では、上述したように、送
気操作の際に内側ピストン２を下降させ、この状態から
送水操作の際には更にピストン３を下降させる構成とな
っており、ピストン２，３の全体の下降（ストローク）
量が大きいという問題があった。従って、シリンダ１の
長さ、ひいてはバルブ全体の長さが長くなっていた。
従来の送気／送水バルブ装置では、上述したように、送
気操作の際に内側ピストン２を下降させ、この状態から
送水操作の際には更にピストン３を下降させる構成とな
っており、ピストン２，３の全体の下降（ストローク）
量が大きいという問題があった。従って、シリンダ１の
長さ、ひいてはバルブ全体の長さが長くなっていた。
【０００６】また、最近では、継続的使用により、或い
は微量の逆流の蓄積により、先端側へ導かれた図示の送
気管４Ｂ、送水管５Ｂが汚れることから、管内の洗浄、
消毒が求められている。しかし、上記送気管４Ｂ、送水
管５Ｂ、特に送気管４Ｂはシリンダ１の下側に設けられ
ているため、洗浄等が困難であるという問題があった。
は微量の逆流の蓄積により、先端側へ導かれた図示の送
気管４Ｂ、送水管５Ｂが汚れることから、管内の洗浄、
消毒が求められている。しかし、上記送気管４Ｂ、送水
管５Ｂ、特に送気管４Ｂはシリンダ１の下側に設けられ
ているため、洗浄等が困難であるという問題があった。
【０００７】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、バルブ全体の長さを短くすること
ができ、また送気管の洗浄、消毒が容易となる内視鏡用
送気送水バルブ装置を提供することにある。
であり、その目的は、バルブ全体の長さを短くすること
ができ、また送気管の洗浄、消毒が容易となる内視鏡用
送気送水バルブ装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第１請求項記載の発明に係る内視鏡用送気送水バル
ブ装置は、送気管及び送水管が接続されたシリンダ内
に、上下動するピストンが配設され、このピストンの操
作により送気と送水が切り換えられる内視鏡用送気送水
バルブ装置において、少なくとも先端部側の送水管が接
続された下部シリンダと、この下部シリンダの内径より
も大きな内径で下部シリンダと一体形成され、少なくと
も先端部側の送気管がその開口を水平よりも上方へ向け
た状態で接続された上部シリンダと、から上記シリンダ
を構成し、一段目の押し操作により上記上部シリンダ内
を下降して送気用流路を開状態とすることにより、気体
を上部シリンダの送気管から先端部へ供給し、かつ解除
操作により送気用流路を閉状態とするための第１ピスト
ンと、二段目の押し操作により上記下部シリンダ内を下
降して送気用流路を閉状態としながら送水用流路を開状
態とすることにより、液体を下部シリンダの送水管から
先端部へ供給し、かつ解除操作により送水用流路を閉状
態とするするための第２ピストンと、から上記ピストン
を構成したことを特徴とする。
に、第１請求項記載の発明に係る内視鏡用送気送水バル
ブ装置は、送気管及び送水管が接続されたシリンダ内
に、上下動するピストンが配設され、このピストンの操
作により送気と送水が切り換えられる内視鏡用送気送水
バルブ装置において、少なくとも先端部側の送水管が接
続された下部シリンダと、この下部シリンダの内径より
も大きな内径で下部シリンダと一体形成され、少なくと
も先端部側の送気管がその開口を水平よりも上方へ向け
た状態で接続された上部シリンダと、から上記シリンダ
を構成し、一段目の押し操作により上記上部シリンダ内
を下降して送気用流路を開状態とすることにより、気体
を上部シリンダの送気管から先端部へ供給し、かつ解除
操作により送気用流路を閉状態とするための第１ピスト
ンと、二段目の押し操作により上記下部シリンダ内を下
降して送気用流路を閉状態としながら送水用流路を開状
態とすることにより、液体を下部シリンダの送水管から
先端部へ供給し、かつ解除操作により送水用流路を閉状
態とするするための第２ピストンと、から上記ピストン
を構成したことを特徴とする。
【０００９】第２請求項記載の発明は、上記シリンダ
を、少なくとも先端部側の送水管が接続された下部シリ
ンダと、この下部シリンダの内径よりも大きな内径で下
部シリンダと一体形成され、少なくとも先端部側の送気
管がその開口を水平よりも上方へ向けた状態で接続され
た上部シリンダと、から構成し、上記ピストンを、主ピ
ストン及びこの主ピストンの二段目の動作を確保するた
めの補助ピストンから構成し、この主ピストンは一段目
の押し操作によりシリンダ内を下降して送気用流路を開
状態とすることにより、気体を上部シリンダの送気管か
ら先端部へ供給し、かつ解除操作により送気用流路を閉
状態とし、二段目の押し操作により更にシリンダ内を下
降して送気用流路を閉状態としながら送水用流路を開状
態とすることにより、液体を下部シリンダの送水管から
先端部へ供給したことをことを特徴とする。
を、少なくとも先端部側の送水管が接続された下部シリ
ンダと、この下部シリンダの内径よりも大きな内径で下
部シリンダと一体形成され、少なくとも先端部側の送気
管がその開口を水平よりも上方へ向けた状態で接続され
た上部シリンダと、から構成し、上記ピストンを、主ピ
ストン及びこの主ピストンの二段目の動作を確保するた
めの補助ピストンから構成し、この主ピストンは一段目
の押し操作によりシリンダ内を下降して送気用流路を開
状態とすることにより、気体を上部シリンダの送気管か
ら先端部へ供給し、かつ解除操作により送気用流路を閉
状態とし、二段目の押し操作により更にシリンダ内を下
降して送気用流路を閉状態としながら送水用流路を開状
態とすることにより、液体を下部シリンダの送水管から
先端部へ供給したことをことを特徴とする。
【００１０】
【作用】上記の第１請求項の構成によれば、上部シリン
ダ内での第１ピストンの動作により、送気が実行され、
下部シリンダ内での第２ピストンの動作により送水が実
行されることになる。この場合の第１ピストンは、上部
シリンダ内で独立して動作し、一段目動作のピストン構
成がバルブの長さに影響を与えないので、その分バルブ
の長さを短くすることができる。また、送気管を内径の
大きい上部シリンダに配置し、その開口が水平よりも上
方へ向くようにしたので、洗浄、消毒が容易となる利点
がある。
ダ内での第１ピストンの動作により、送気が実行され、
下部シリンダ内での第２ピストンの動作により送水が実
行されることになる。この場合の第１ピストンは、上部
シリンダ内で独立して動作し、一段目動作のピストン構
成がバルブの長さに影響を与えないので、その分バルブ
の長さを短くすることができる。また、送気管を内径の
大きい上部シリンダに配置し、その開口が水平よりも上
方へ向くようにしたので、洗浄、消毒が容易となる利点
がある。
【００１１】第２請求項の構成によれば、主ピストンの
一段目動作の僅かな下降により送気が実行され、次の二
段目の動作により送水が実行される。この場合は、例え
ばピストンの外周に形成されたテーパ面接触の弁形式と
することにより、一段目の下降量を小さくすることがで
きる。そして、上記第１請求項の場合と同様に、洗浄、
消毒が容易となる。
一段目動作の僅かな下降により送気が実行され、次の二
段目の動作により送水が実行される。この場合は、例え
ばピストンの外周に形成されたテーパ面接触の弁形式と
することにより、一段目の下降量を小さくすることがで
きる。そして、上記第１請求項の場合と同様に、洗浄、
消毒が容易となる。
【００１２】
【実施例】図１〜図３には、第１実施例に係る内視鏡用
送気送水バルブ装置の構成が示されており、この第１実
施例は第１ピストンと第２ピストンを設けた例である。
図において、内視鏡操作部の外板１０に、一体形成され
た上部シリンダ１１と下部シリンダ１２が取り付けられ
ており、この上部シリンダ１１は図示のように、下部シ
リンダ１２の内径よりも大きな内径とされ、この上部シ
リンダ１１の底部に先端側への送気管１４Ｂがその開口
を斜め上方へ向けて接続される。また、上記下部シリン
ダ１２には、従来と同様に送気管１４Ａ、送水管１５
Ａ，１５Ｂが接続される。
送気送水バルブ装置の構成が示されており、この第１実
施例は第１ピストンと第２ピストンを設けた例である。
図において、内視鏡操作部の外板１０に、一体形成され
た上部シリンダ１１と下部シリンダ１２が取り付けられ
ており、この上部シリンダ１１は図示のように、下部シ
リンダ１２の内径よりも大きな内径とされ、この上部シ
リンダ１１の底部に先端側への送気管１４Ｂがその開口
を斜め上方へ向けて接続される。また、上記下部シリン
ダ１２には、従来と同様に送気管１４Ａ、送水管１５
Ａ，１５Ｂが接続される。
【００１３】上記シリンダ１１，１２内には、第１ピス
トン１６及び第２ピストン１７が支持部１８と固定リン
グ１９により配置され、この第１ピストン１６は第２ピ
ストン１７内を上下動するようになっている。また、こ
の第１ピストン１６の上部には操作釦２０が取り付けら
れており、この第１ピストン１６と第２ピストン１７の
間にスプリング２１、第２ピストン１７と支持部１８の
間に上記スプリング２１よりも付勢力が強いスプリング
２２が配置される。そして、この第１ピストン１６の内
部に送気用の流路２３が形成され、第２ピストン１７の
内部にも送気用の流路２４が形成され、第２ピストン１
７の上部には上記第１ピストン１６の流路２３と連通す
るための流路２５が形成される。更に、第２ピストン１
７の下側の側壁には送水用の流路２６が形成される。
トン１６及び第２ピストン１７が支持部１８と固定リン
グ１９により配置され、この第１ピストン１６は第２ピ
ストン１７内を上下動するようになっている。また、こ
の第１ピストン１６の上部には操作釦２０が取り付けら
れており、この第１ピストン１６と第２ピストン１７の
間にスプリング２１、第２ピストン１７と支持部１８の
間に上記スプリング２１よりも付勢力が強いスプリング
２２が配置される。そして、この第１ピストン１６の内
部に送気用の流路２３が形成され、第２ピストン１７の
内部にも送気用の流路２４が形成され、第２ピストン１
７の上部には上記第１ピストン１６の流路２３と連通す
るための流路２５が形成される。更に、第２ピストン１
７の下側の側壁には送水用の流路２６が形成される。
【００１４】図３には、送気／送水の操作をしたときの
状態が示されており、図３（Ａ）に示されるように、操
作釦２０の一段目の押し操作をすると、第１ピストン１
６のみがスプリング２１の付勢力に抗して下降するの
で、送気用の流路２３と流路２５が連結され、矢示２０
１の流路が開状態となる。従って、送気管１４Ａから送
られる空気は流路２４、流路２０１（２３，２５）を通
り、送気管１４Ｂから先端部へ供給されることになる。
状態が示されており、図３（Ａ）に示されるように、操
作釦２０の一段目の押し操作をすると、第１ピストン１
６のみがスプリング２１の付勢力に抗して下降するの
で、送気用の流路２３と流路２５が連結され、矢示２０
１の流路が開状態となる。従って、送気管１４Ａから送
られる空気は流路２４、流路２０１（２３，２５）を通
り、送気管１４Ｂから先端部へ供給されることになる。
【００１５】また、図３（Ｂ）に示されるように、二段
目の押し操作をすると、第２ピストン１７が第１ピスト
ン１６と共にスプリング２１，２２の付勢力に抗して下
降するので、送水管１５Ａと流路２６が連結されて送水
用流路２０２が開状態となると同時に、送気管１４Ａが
閉じられる。従って、送水管１５Ａから送られる水は、
流路２０２（２６）を通り、送水管１５Ｂから先端部へ
供給される。この後、押し操作を解除すると、図１の状
態へ戻り、送気、送水は共に閉状態となり、これによっ
て先端部からの液体等の逆流が防止される。
目の押し操作をすると、第２ピストン１７が第１ピスト
ン１６と共にスプリング２１，２２の付勢力に抗して下
降するので、送水管１５Ａと流路２６が連結されて送水
用流路２０２が開状態となると同時に、送気管１４Ａが
閉じられる。従って、送水管１５Ａから送られる水は、
流路２０２（２６）を通り、送水管１５Ｂから先端部へ
供給される。この後、押し操作を解除すると、図１の状
態へ戻り、送気、送水は共に閉状態となり、これによっ
て先端部からの液体等の逆流が防止される。
【００１６】以上のように、第１実施例では第１ピスト
ン１６が単独で第２ピストン１７の内部で上下動する構
成となっているので、この第１ピストン１６の下降（ス
トローク）量がバルブの長さに影響せず、バルブ全体を
短くすることが可能となる。また、図２に示されるよう
に、送気管１４Ｂは上部シリンダ１１に配設され、かつ
その開口が水平よりも上方を向いているので、上記第１
ピストン１６及び第２ピストン１７を取り外すことによ
り、ブラシ２８を送気管１４Ｂ内へ容易に挿入すること
ができ、これによって洗浄、消毒が簡単になるという利
点がある。
ン１６が単独で第２ピストン１７の内部で上下動する構
成となっているので、この第１ピストン１６の下降（ス
トローク）量がバルブの長さに影響せず、バルブ全体を
短くすることが可能となる。また、図２に示されるよう
に、送気管１４Ｂは上部シリンダ１１に配設され、かつ
その開口が水平よりも上方を向いているので、上記第１
ピストン１６及び第２ピストン１７を取り外すことによ
り、ブラシ２８を送気管１４Ｂ内へ容易に挿入すること
ができ、これによって洗浄、消毒が簡単になるという利
点がある。
【００１７】図４及び図５には、第２実施例の構成が示
されており、この第２実施例は主ピストンと補助ピスト
ンを設けた例である。図４において、シリンダと送気、
送水管の構成は第１実施例と同様であり、操作釦３０を
有する主ピストン３１は、補助ピストン３２内を上下動
する構成とされ、主ピストン３１と補助ピストン３２の
間にスプリング３３、補助ピストン３２と支持部２１の
間に上記スプリング３３よりも大きい付勢力のスプリン
グ３４が配置される。この主ピストン３１内には、送気
用の流路３５が形成されると共に、補助ピストン３２と
の間に流路３６を形成している。また、この流路３６内
での主ピストン３１の外周に、リング状でテーパ面を有
する弁部３８が取り付けられており、このテーパ面が補
助ピストン３２の内壁段差部と接触することにより弁機
能が果せるようになっている。なお、主ピストン３１の
下側に送水用の流路３９が形成される。
されており、この第２実施例は主ピストンと補助ピスト
ンを設けた例である。図４において、シリンダと送気、
送水管の構成は第１実施例と同様であり、操作釦３０を
有する主ピストン３１は、補助ピストン３２内を上下動
する構成とされ、主ピストン３１と補助ピストン３２の
間にスプリング３３、補助ピストン３２と支持部２１の
間に上記スプリング３３よりも大きい付勢力のスプリン
グ３４が配置される。この主ピストン３１内には、送気
用の流路３５が形成されると共に、補助ピストン３２と
の間に流路３６を形成している。また、この流路３６内
での主ピストン３１の外周に、リング状でテーパ面を有
する弁部３８が取り付けられており、このテーパ面が補
助ピストン３２の内壁段差部と接触することにより弁機
能が果せるようになっている。なお、主ピストン３１の
下側に送水用の流路３９が形成される。
【００１８】上記第２実施例によれば、図５（Ａ）に示
されるように、操作釦３０により一段目の押し操作をす
ると、主ピストン３１がスプリング３３の付勢力に抗し
て下降するので、送気用の流路３５と流路３６が連結さ
れ、矢示２０３の送気用流路が開状態となる。また、図
５（Ｂ）に示されるように、二段目の押し操作をする
と、主ピストン３１と補助ピストン３２がスプリング３
３，３４に抗して下降するので、送水管１５Ａと流路３
９が連結されて送水用流路２０４が開状態となると同時
に、送気管１４Ａが閉じられる。そうして、上記押し操
作を解除すると、図４の状態へ戻り、送気、送水は共
に、閉状態となる。
されるように、操作釦３０により一段目の押し操作をす
ると、主ピストン３１がスプリング３３の付勢力に抗し
て下降するので、送気用の流路３５と流路３６が連結さ
れ、矢示２０３の送気用流路が開状態となる。また、図
５（Ｂ）に示されるように、二段目の押し操作をする
と、主ピストン３１と補助ピストン３２がスプリング３
３，３４に抗して下降するので、送水管１５Ａと流路３
９が連結されて送水用流路２０４が開状態となると同時
に、送気管１４Ａが閉じられる。そうして、上記押し操
作を解除すると、図４の状態へ戻り、送気、送水は共
に、閉状態となる。
【００１９】この第２実施例の場合も、上記主ピストン
３１及び補助ピストン３２を取り外すことにより、図２
に示される状態となり、送気管１４Ｂが上部シリンダ１
１に配設され、かつその開口が水平よりも上方を向く構
成となっているので、ブラシの挿入を可能として、洗
浄、消毒が容易となる。また、この場合、テーパ面を有
する弁部３８と補助ピストン３２の内壁段差部とが接触
する構成により、主ピストン３１の下降量を従来よりも
僅かに小さくすることができる利点がある。
３１及び補助ピストン３２を取り外すことにより、図２
に示される状態となり、送気管１４Ｂが上部シリンダ１
１に配設され、かつその開口が水平よりも上方を向く構
成となっているので、ブラシの挿入を可能として、洗
浄、消毒が容易となる。また、この場合、テーパ面を有
する弁部３８と補助ピストン３２の内壁段差部とが接触
する構成により、主ピストン３１の下降量を従来よりも
僅かに小さくすることができる利点がある。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下部シリンダの内径よりも大きな内径の上部シリンダ
に、先端側の送気管を接続する構成としたので、送気管
の洗浄、消毒が容易となる利点がある。また、特に第１
請求項の構成によれば、第１ピストンが上部シリンダ内
において単独で上下動するように構成し、一段目動作の
構成がシリンダの長さに影響を与えないようにしたの
で、バルブの長さを短くすることができるという利点が
ある。
下部シリンダの内径よりも大きな内径の上部シリンダ
に、先端側の送気管を接続する構成としたので、送気管
の洗浄、消毒が容易となる利点がある。また、特に第１
請求項の構成によれば、第１ピストンが上部シリンダ内
において単独で上下動するように構成し、一段目動作の
構成がシリンダの長さに影響を与えないようにしたの
で、バルブの長さを短くすることができるという利点が
ある。
【図１】本発明の第１実施例に係る内視鏡用送気送水バ
ルブ装置の構成を示す断面図である。
ルブ装置の構成を示す断面図である。
【図２】図１において第１及び第２ピストンを取り除い
た状態の構成を示す断面図である。
た状態の構成を示す断面図である。
【図３】第１実施例における操作状態を示す図であり、
図（Ａ）は一段目押し操作時の状態、図（Ｂ）は二段目
押し操作時の状態を示す断面図である。
図（Ａ）は一段目押し操作時の状態、図（Ｂ）は二段目
押し操作時の状態を示す断面図である。
【図４】第２実施例の構成を示す断面図である。
【図５】第２実施例における操作状態を示す図であり、
図（Ａ）は一段目押し操作時の状態、図（Ｂ）は二段目
押し操作時の状態を示す断面図である。
図（Ａ）は一段目押し操作時の状態、図（Ｂ）は二段目
押し操作時の状態を示す断面図である。
【図６】従来の送気送水バルブ装置における送気操作時
の状態を示す図である。
の状態を示す図である。
【図７】従来の送気送水バルブ装置における送水操作時
の状態を示す図である。
の状態を示す図である。
４Ａ，４Ｂ，１４Ａ，１４Ｂ … 送気管、 ５Ａ，５Ｂ，１５Ａ，１５Ｂ … 送水管、 １１ … 上部シリンダ、 １２ … 下部シリンダ、 １６ … 第１ピストン、 １７ … 第２ピストン、 ２１，２２，３３，３４ … スプリング、 ２３，２５，３５，３６，１０１，２０１，２０３ …
送気用流路、 ２６，３９１０２，２０２，２０４ … 送水用流路、 ３１ … 主ピストン、 ３２ … 補助ピストン、 ３８ … 弁部。
送気用流路、 ２６，３９１０２，２０２，２０４ … 送水用流路、 ３１ … 主ピストン、 ３２ … 補助ピストン、 ３８ … 弁部。
Claims (2)
- 【請求項１】 送気管及び送水管が接続されたシリンダ
内に、上下動するピストンが配設され、このピストンの
操作により送気と送水が切り換えられる内視鏡用送気送
水バルブ装置において、 少なくとも先端部側の送水管が接続された下部シリンダ
と、この下部シリンダの内径よりも大きな内径で下部シ
リンダと一体形成され、少なくとも先端部側の送気管が
その開口を水平よりも上方へ向けた状態で接続された上
部シリンダと、から上記シリンダを構成し、 一段目の押し操作により上記上部シリンダ内を下降して
送気用流路を開状態とすることにより、気体を上部シリ
ンダの送気管から先端部へ供給し、かつ解除操作により
送気用流路を閉状態とするための第１ピストンと、二段
目の押し操作により上記下部シリンダ内を下降して送気
用流路を閉状態としながら送水用流路を開状態とするこ
とにより、液体を下部シリンダの送水管から先端部へ供
給し、かつ解除操作により送水用流路を閉状態とするす
るための第２ピストンと、から上記ピストンを構成した
ことを特徴とする内視鏡用送気送水バルブ装置。 - 【請求項２】 送気管及び送水管が接続されたシリンダ
内に、上下動するピストンが配設され、このピストンの
操作により送気と送水が切り換えられる内視鏡用送気送
水バルブ装置において、 少なくとも先端部側の送水管が接続された下部シリンダ
と、この下部シリンダの内径よりも大きな内径で下部シ
リンダと一体形成され、少なくとも先端部側の送気管が
その開口を水平よりも上方へ向けた状態で接続された上
部シリンダと、から上記シリンダを構成し、 主ピストン及びこの主ピストンの二段目の動作を確保す
るための補助ピストンから上記ピストンを構成し、この
主ピストンは一段目の押し操作によりシリンダ内を下降
して送気用流路を開状態とすることにより、気体を上部
シリンダの送気管から先端部へ供給し、かつ解除操作に
より送気用流路を閉状態とし、二段目の押し操作により
更にシリンダ内を下降して送気用流路を閉状態としなが
ら送水用流路を開状態とすることにより、液体を下部シ
リンダの送水管から先端部へ供給するようにしたことを
特徴とする内視鏡用送気送水バルブ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5226550A JPH0751222A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 内視鏡用送気送水バルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5226550A JPH0751222A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 内視鏡用送気送水バルブ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0751222A true JPH0751222A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16846917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5226550A Pending JPH0751222A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 内視鏡用送気送水バルブ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751222A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2441379A1 (en) * | 2010-10-12 | 2012-04-18 | Fujifilm Corporation | Switching valve assembly for endoscope |
| WO2014194821A1 (zh) * | 2013-06-08 | 2014-12-11 | 深圳市开立科技有限公司 | 内窥镜流体切换阀及内窥镜 |
| US9161680B2 (en) | 2013-11-26 | 2015-10-20 | Bracco Diagnostics Inc. | Disposable air/water valve for an endoscopic device |
| DE102014113472A1 (de) * | 2014-09-18 | 2016-04-07 | Karl Storz Gmbh & Co. Kg | Insufflations- und Spülventil sowie Endoskop mit einem Insufflations- und Spülventil |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP5226550A patent/JPH0751222A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2441379A1 (en) * | 2010-10-12 | 2012-04-18 | Fujifilm Corporation | Switching valve assembly for endoscope |
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| US10238273B2 (en) | 2013-06-08 | 2019-03-26 | Sonoscape Medical Corp. | Endoscopic fluid control valve and endoscope thereof |
| US9161680B2 (en) | 2013-11-26 | 2015-10-20 | Bracco Diagnostics Inc. | Disposable air/water valve for an endoscopic device |
| DE102014113472A1 (de) * | 2014-09-18 | 2016-04-07 | Karl Storz Gmbh & Co. Kg | Insufflations- und Spülventil sowie Endoskop mit einem Insufflations- und Spülventil |
| US10448814B2 (en) | 2014-09-18 | 2019-10-22 | Karl Storz Se & Co. Kg | Insufflation and irrigation valve, and endoscope with an insufflation and irrigation valve |
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