JPH07506159A - 構造エレメントの継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 構造エレメントの継手 本発明は、構造エレメントの継手、特に成形棒、歯車又はこれに類したもののた めの継手であって、該構造エレメントがその外周部において、交互に配置されて いて一様に成形されている継手条片と継手溝とを用いて、横方向形状接続的に連 結されている形式のものに関する。

このような形式の継手は、仕切り壁のためのフレームにおいてドイツ連邦共和国 特許出願公開第２５４１２０９号明細書に基づいて公知である。この場合構造エ レメントは、継手条片及び継手溝が矢印クロス形状（ｐｆｅｉｌｋｒｅｕｚｆｏ ｅｒｓｉｇ）の横断面を備えた成形棒であり、この結果継手条片はその矢印クロ スヘッドで、矢印クロスヘッド形状の横断面を有する継手溝内に押し込まれるこ とができる。このようにしてまとめられた２つの成形棒の相対位置は、許容誤差 に基づいて生せしめられる運動遊びを無視すれば、変化することができない。そ してこのような成形棒の横断面はほぼ正方形である。

正方形又は方形の横断面を有する成形棒の一般に知られている継手は、隣接した 成形棒が丁番を介して互いに結合されるように、構成されている。丁番を固定す るためには、成形棒の外周部に設けられている長手方向溝が利用され、この場合 これらの長手方向溝内にはねじ固定エレメントが固定され得る。このような丁番 を用いて成形棒ひいては、このような成形棒から形成される壁エレメント又は仕 切りエレメントは互いにＬ字形に配置されることができる。このことは例えば、 メッセ建造物又は製造室を構成してこれらを互いに区切ることを可能ならしめる ために、必要である。しかしながら丁番を使用するということは、ある程度の構 造費が余計にかかることを意味し、かつ成形棒への丁番の取付けのためにも少な からず余計な時間が必要になる。さらに、比較的大きな支持負荷を受け止めるこ とができるようにするために、丁番には９０°の旋回角しか与えられていない。

この結果、９０”を上回るような旋回角が必要な場合に、壁エレメントの配置形 式を変化させることはかなりの困難を伴うことになる。つまりこの場合には丁番 を改造する必要がある。

しかもこのような壁は、視覚的にもしくは光学的に密ではない。

ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の継手を改良して、構造エレメントに ３６０°に至るまでの旋回角もしくは回転運動を可能ならしめる継手を提供する ことである。

この課題を解決するために本発明の構成では、構造エレメントが、横方向形状接 続的に連結されている継手条片と継手溝との噛み合い係合下で、構造エレメント の外周部に対して平行な長手方向軸線を中心にして、相対的に移動可能であるよ うにした。

本発明にとって重要なことは、本発明では、構造エレメントを横方向形状接続的 にまとめた状態を維持しながら、構造エレメントの相対移動が可能であるという ことである。つまり継手条片と継手溝とは、構造エレメントの全運動時に、外周 部平行（ｕｍｆａｎｇｓｐａｒａｌｌｅｌ）な長手方向軸線を中心にした係合状 態を維持する。この係合部は、継手条片と継手溝とが構造エレメントの相対運動 時に歯車の形式で噛み合うように構成されている。しかしながら歯車における場 合とは異なり、常に横方向形状接続的な結合が保証されている。この横方向形状 接続的な結合は、構造エレメントのためにも、該構造エレメントによって製造さ れた装置のためにも大きな意味がある。なぜならばこのような結合によって、こ のような結合を長手方向軸線に対して横方向において達成するために、さもない と必要になる結合エレメントが、不必要になるからである。つまり構造エレメン トが成形棒として構成されている場合には、さもないと、上に述べたような丁番 が必要であり、かつ構造エレメントが歯車として構成されている場合には、歯車 の回転軸線を、例えばケーシングの使用のような付加的な構造上の処置によつて 、固定することが必要である。確かに、アンダカットを備えた構造エレメントの 特殊な成形には、付加的な成形材料による付加的な構造費が必要になるが、しか しながらこのような成形材料は構造エレメントを補強するためにも役立ち、ひい ては二重の機能を果たすことになる。

継手条片と継手溝とを介して行われる構造エレメントの噛み合い係合を容易にす るために、本発明の有利な構成では、継手条片が、少な（ともその外周部の一部 分において転勤可能な周面を有し、かつ継手溝が、少なくともその外周部の一部 分に前記周面に配属されている転勤面を有している。このように構成されている と、継手条片と継手溝とは、摩擦を最小にするために、運動力学的な理由から必 要である箇所において、相対的に確実に転動することができるようになる。した がって、継手条片の転勤可能な周面と継手溝の転勤面とは互いに合わせられる。

もちろん、この合わせられる構成は、構造エレメントの形状付与に応じて、つま り例えば歯車又は歯車状の構造エレメントの直径に相応して、種々異なっている 。

本発明の別の構成では、転勤可能な周面が、楕円形状の屋根面を備えた、きのこ の傘状の継手条片によって構成されており、かっ／又は継手溝の転勤面が、楕円 形状に構成されている。構造エレメントの外周部の構成は次のように、すなわち 構造エレメントの継手条片が、楕円形又は楕円形状に構成されているきのこの傘 状の横断面を有しているように、なっている。例えば成形棒として構成された構 造エレメントのこのような２つの継手条片の間には、特殊な溝成形部を有するそ れぞれ１つの継手溝が設けられている。そしてこの溝成形部は、きのこ傘状部分 の屋根面のための転勤成形部である。このように成形されていることに基づいて 、２つの構造エレメントの相対的な旋回又は回転時に、両方の構造エレメントの 間における規定された転勤運動が実施され、この結果同構造エレメントは、互い に平行な長手方向軸線をもって、相対的に旋回もしくは移動又は回転させられる 。継手条片の横断面がきのこの傘状に成形されていること及び継手溝がきのこの 傘状にかつ楕円形状に成形されていることは、継手溝の成形部がきのこ傘状部分 のそれぞれ対応する成形部に合わせられている限りは、両方の構造エレメントが 互いに横方向に離れることを阻止するために、役立つ。この場合にはアンダカソ トが生ぜしめられており、これらのアンダカットは継手条片と継手溝との係合解 離を次のような場合にのみ、すなわち、一方の構造エレメントの、継手条片に隣 接した継手溝と、他方の構造エレメントの、継手溝に隣接した継手条片とが互い に横方向形状接続的に係合している場合にのみ、許すようになっている。このよ うになっていることによって、構造エレメントに対して横方向に解離不能な継手 が得られ、この継手は、構造エレメントの成形部の構成に相応した支持力を有し ている。構造エレメントは例えば金属又は弾性的な材料から成っており、しかし ながらこのような材料は、軸線もしくは外周部に対して横方向においてはその弾 性度に基づいて可能な構造エレメントの切離しを不可能にしている。

本発明の別の有利な構成では、２つのきのこ傘状部分の、各屋根面縁部と、きの こ柄状部分における転勤面縁部との間に位置している外周面が、係合交番位置に おいて全面的に互いに接触している。この場合には成形部は、係合交番時に比較 的小さな面圧しか生じないように、構成されている。この構成はまた、可能な限 り大きな支持横断面を、継手条片も屋根面と隣接した継手溝も転勤面との間の範 囲に設けることを、可能ならしめている。

２つのきのこ傘状部分の、各屋根面縁部と、きのこ柄状部分における転勤面縁部 との間に位置している外周面が、連続的に湾曲して構成されていると、継手条片 と継手溝との係合交番時において確かに面圧は減じられないが、しかしながら転 勤しながら噛み合う構造エレメントの運動経過における不連続性は回避される。

これによって例えば、構造エレメントが歯車として構成されている場合に、高い 回転速度及び／又は適度な力の伝達が可能になり、この結果、構造エレメントの 動的な負荷が減じられることになる。

本発明の別の有利な構成では、継手条片の屋根面縁部の間における間隔が、隣接 した継手溝の転勤面の間におけるきのこ柄状部分の幅のほぼ３倍の大きさである 。このように構成されていると、一方では十分に広幅の屋根面が得られ、かつ他 方ではきのこ柄状部分の範囲つまり継手条片の最も狭幅の箇所において、十分に 厚い継手条片が得られる。

構造エレメントを種々様々な使用目的のために利用するために、本発明の別の構 成では、成形棒として構成された構造エレメントが、継手溝とは別体の固定溝を 有している。このような固定溝は、その都度の固定必要性に応じて構成されるこ とができ、この場合、それが成形棒の相対的な旋回移動を阻止しない限りにおい ては、公知のすべての横断面形状を使用することが可能である。

通常は、つまり成形棒を壁エレメントの構造のために使用する場合には、例えば 小さな体積のつまりかさ張らない積み重ね体を形成するためには、壁エレメント をその大きな面積部分同士で互いに接触できるようになっていると、有利である 。そしてこのような場合のためには、継手条片と継手溝とが、成形棒として構成 された構造エレメントの外周部の１８０°にわたって分配配置されていると、有 利である。

２つの成形棒をまとめること、もしくはこのような成形棒を用いて製造された壁 エレメントをまとめることは、種々様々な技術によって、例えば、成形棒の材料 のもつ弾性度を利用して、又は温度変化時における成形棒の材料の膨張特性を利 用して、行うことができる。しかしながら最も簡単にまとめるためには、継手条 片及び継手溝を備えていて成形棒として構成された少なくとも２つの構造エレメ ントが、長手方向において一緒にシフト可能であると有利である。

本発明による継手の別の有利な構成では、構造エレメントがその外周部の少な（ とも一部分において、等しい大きさの外周直径と等しい大きさの条片数及び溝数 とを有している。このように構成されていると、構造エレメントは少なくとも対 をなして同じに構成されており、これによって相応に製造を合理化することがで きる。しかもこの場合、構造エレメントの負荷も相応に等しいものになる。

また、少なくとも１つの構造エレメントが、８つの歯数とを備えた歯車として構 成されていると、製造のために有利である。つまりこのような構造エレメントは 、多種多様な形式で伝動系及び駆動系において使用することが可能であり、この ような構造エレメントは該伝動系及び駆動系において、同様に構成された構造エ レメント又は、別の横断面をもって構成された、係合を合わせられた構造エレメ ントと共働することができる。

継手はまた次のように、すなわち、一方の構造エレメントが、他方の構造エレメ ントよりも大きな外周直径を有しているか又は平らであり、他方の構造エレメン トの２つの継手条片が、一方の構造エレメントの広げられたただ１つの継手溝に 係合しているように、構成されていてもよい。構造エレメントがこのように構成 されていると、構造エレメントの使用可能性が広がる。構造エレメントの継手溝 を拡大することによって、構造エレメントの外周直径を、種々様々に、美の外周 直径にまで、拡大することが可能である。この場合継手溝も拡大によって、延ば された一方の構造エレメント内への他方の構造エレメントの噛み合い係合は、維 持されたままにすることができ、つまり所望の相対的な転勤運動が保証される。

一方の構造エレメントが比較的大きな外周直径を有しているかまたはそれどころ か平らである場合には、特別に移動自由な構成をもつ複数の構造エレメントが共 働可能である。

構造エレメントの間における運動経過がスムーズに行かないほど、継手溝の拡大 が大きい場合には、一方の構造エレメントが、他方の構造エレメントの２つの継 手条片の間に係合する案内条片を有しているように、継手が構成されていると有 利である。このように構成されていると、案内条片は他方の構造エレメントの継 手条片における位置を安定化させるために働き、これによって、特に係合交番時 における構造エレメントの係合確実性もしくは横方向形状接続性の維持が保証さ れる。

本発明の別の有利な構成では、構造エレメントが、保護兼仕切り壁のための成形 棒として構成されている。継手はこのような壁において、成形棒の全長にわたっ てジヨイントを形成する。この場合複数の壁エレメントを互いに連結することが 可能であり、継手は、これらの壁を完全に広げて位置させることも、重ねること を目的として折り畳むことも可能にしている。

本発明による継手の別の有利な構成では、構造エレメントが、把持容器（Ｇｒｅ ｉｆｂｅｈａｅｌｔｅｒ）及び固定された保持装置の構成部分としてかつ／又は 連結可能な作業台（Ａｒｂｅｉｔｓｐｕｌｔｅｎ）の構成部分として構成されて いる。このように構成されていると、把持容器は、固定された保持装置と形状接 続的に結合されているにもかかわらず、旋回されることが可能であり、この結果 作業箇所において容易に接近可能になる。相応に、作業台は任意の角度で配置さ れることができ、しかもこの場合作業台の間に間隙が発生したり、作業台が互い に意図せずに離れたりすることはない。

本発明のさらに別の有利な構成では、構造エレメントが、機械構造システムのジ ヨイント及び丁番の構成部分として及び／又は取扱い装置のグリッパ又はアーム の構成部分として及び／又は運動伝動装置の構成部分として構成されている。こ の場合機械構造システムのジヨイント及び丁番は、大きな開放角度を有すること ができる。そしてその回転軸を固定する必要がない。構造体は光学的に密である 。構造エレメントが、取扱い装置のグリッパ又はアームの構成部分として構成さ れている場合には、例えば開口もしくはアンダカットにおいて可動であるように するために、構造エレメントは複数のジヨイントの構成部分であってもよい。

構成部分を運動伝動装置において使用する場合には、構造エレメントは、回転と 並進とが角度に関連した関係でもって作動可能である特殊な歯車である。

本発明の別の有利な構成では、他方の構造エレメントが歯車であり、かつ一方の 構造エレメントが駆動ストランド及び／又は被駆動ストランドである。このよう な継手では、コンベヤ技術における特殊な使用範囲が生ぜしめられる。駆動スト ランド及び／又は被駆動ストランドは、例えば歯付ベルトである。このような歯 付ベルトによって、駆動装置の並進転勤の可能性が生ぜしめられる。構造エレメ ントのこのような構成における特に大きな利点としては、歯車の巻掛けが必要な いということが挙げられる。したがって、さもないと巻掛けによって生ぜしめら れる多くの問題が発生することは、なくなる。ベルトもしくはストランドは、歯 車と一緒に、場合によっては歯車に関連した凸面状の装置とも一緒に案内され、 ベルトが滑ることはより確実に防止される。同様なことは、上述のように成形さ れたチェーンに対しても言える。

取扱い範囲（Ｈａｎｄｌｉｎｇ−Ｂｅｒｅｉｃｈ）のために有利な本発明の別の 構成では、一方の構造エレメントが壁プレート又はカバープレートであり、該壁 プレート又はカバープレートに沿って、歯車として構成された他方の構造エレメ ントが、プレートのすべての方向において移動可能である。このように構成され ていると、特にフレキシブルな供給系を製造することが可能である。

歯車として構成された構造エレメントの回転によって、例えばカバープレートに おける構造エレメントの軸平行なシフトとの組合わせにおいて、このカバープレ ートの下におけるいかなる任意のポイントへの到達が可能になり、これによって 例えば機械工具をカバープレートの下における空間の任意の箇所に配置すること が可能になり、機械工具を必要に応じて加工のために使用することができるよう になる。

次に図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図は、互いに係合していて外周部で互いに転勤することができる２つの構造 エレメントを示す側面図である。

第１ａ図は、相対的な旋回移動経過を説明するために役立つ、第１図に示された 構造エレメントのセクタ状の部分図である。

第２図は、互いに係合している構造エレメントの２つのセクタを拡大して示す図 である。

第３図は、本発明のように構成された成形棒を備えている壁エレメントを、部分 的に破断して示す図である。

第４図は、第３図に示された壁エレメントを、第３図とは異なった旋回位置にお いて示す図である。

第５図は、一方の構造エレメントが平らに構成されている場合の１実施例を示す 図である。

第６図は、第５図の変化実施例を示す図である。

第７図は、一方の構造エレメントとして、第５図及び第６図に示された実施例を 互いに組み合わせた平らな構造エレメントを使用した場合における実施例を示す 斜視図である。

第８図は、一方の構造エレメントとして、大きな外周直径を備えた構造エレメン トを使用した場合における実施例を示す図である。

第１図には２つの構造エレメント１０．１１が示されており、両構造エレメント １０．１１は、その円形の外周部に、長手方向に延びる継手条片１５と継手溝１ ６とを交互に備えている。図示の歯付成形体では、継手条片１５と継手溝１６と が横方向継手部分を形成しており、この横方向継手部分は、係合時において、構 造エレメント１０．１１が不都合につまり意図せずに互いに半径方向に離れるこ とを不可能にしている。

このために継手条片１５の横断面は、きのこの傘のように構成されている。きの この傘に相当するきのこ傘状部分１９はそれぞれ、きのこの柄に相当するきのこ 柄状部分２０を介して構造エレメント１０．１１の中央本体２２に固定されてい る。上側の構造エレメント１０は、はぼ円形の軌道に沿って下側の構造エレメン ト１１の回りを転勤することができる。このことは、第３図及び第４図に示され ているように、例えば壁エレメント１２の長さを変化させるために利用される。

第１図から分かるように、きのこ傘状部分１９の隣に位置しているきのこ傘状部 分１９’、１９”　は、構造エレメント１１の長手方向軸線１４が二重矢印２５ の方向で軌道２４のポイントＡ、Ｂの間において運動する場合に、それぞれ多数 の線で示された中間位置を占める。これらのすべての位置において、真ん中のき のこ傘状部分１９は、該きのこ傘状部分１９を受容している構造エレメント１０ の継手溝１６と形状接続的に係合して位置している。この場合きのこ傘状部分１ ９の中間位置は、図面を分かりやすくするために示されていない。

各きのこ傘状部分１９．１９’　、１９”は、転勤可能な周面３０として屋根面 １７を有しており、この屋根面１７は、外側に向かって方向付けられていて、第 ２図に示されているように、間隔ａをおいて互いに向かい合っている屋根面縁部 １７′の間に位置している。この間隔ａは、きのこ傘状部分１９もしくは継手条 片１５の最大の幅長さである。屋根面縁部１７′の間に位置している屋根面１７ は、楕円形もしくは楕円形状である。この場合、楕円形の面の転勤に比較可能な 効果を有するいかなる形状も、例えば複数の小さな平らな面区分から構成された 面もまた、楕円形状と見なすことができる。きのこ傘状部分１９を支持するきの こ柄状部分２０は、幅すの最も狭幅のウェブ箇所を有している。各きのこ傘状部 分１９に隣接している両方の継手溝１６はそれぞれ、楕円形状の転勤成形部１８ を２つの転勤面縁部１８′の間に有しており、両転動面縁部１８′は、きのこ柄 状部分２０の最も狭幅の箇所に正確に位置している。最小のウェブ幅すは、構造 エレメント１０．１１の半径方向における継手形状安定性のための基準であり、 したがってあまり小さくすることは望ましくない。この場合の有利な寸法設定で は、屋根面縁部１７′の間における間隔ａが最小のウェブ幅すのほぼ３倍の大き さである。転勤成形部を構成するためには、楕円形状を厳密に維持することは不 必要である。特にまた、楕円形状を、互いに接触している多数の小さな平らな面 区分によって似たように形成することも可能である。

継手溝１６の転勤面縁部１８′と隣接した屋根面縁部１７′　との間には、各き のこ傘状部分１９において外周面２１が次のように、すなわち、構造エレメント １０．１１の、結合溝１６に係合している２つのきのこ傘状部分１９の外周面２ １が、互いに全面的に接触することができるように、構成されている。このこと は確かに、係合機能のためには必ずしも必要なことではないが、しかしながらこ れによって面圧を小さくすることができる。２つの外周面２１の全面的な接触は 、係合交番箇所において生じている。係合交番箇所においては、例えば、構造エ レメント１０の転勤成形部における構造エレメント１１のきのこ傘状部分１９の 転勤支持が、構造エレメント１１の転勤成形部１８における構造エレメント１０ のきのこ傘状部分１９の転動支持へと交番する。第２図にはまさにこのような係 合交番箇所が示されている。

係合交番箇所において、きのこ傘状部分１９は継手溝１６において溝中心からの 置火偏位を有している。

このことは特に第１ａ図に示されており、第１ａ図に示された曲線２７は、継手 溝１６内におけるきのこ傘状部分１９の転勤時における該きのこ傘状部分１９の 歯の中心によって描かれたものである。曲線２７は、第１図に示されているよう なきのこ傘状部分が継手溝１６内に進入運動し、次いで転勤成形部１８に沿って 転勤した後で再び継手溝１６から進出運動する場合に、すべての歯の中心の位置 をプロットすることによって描かれたものである。したがって第１図には、第１ ａ図に示されているように曲線２７の２つの枝２７′が示されている。曲線２７ の曲線ポイント２６は、係合交番箇所における歯の中心の位置を示している。そ してこれが、溝中心からの歯の中心の置火偏位のポイントである。その間隔りは 、アンダカットの大きさ、つまり第１図に示されている屋根面縁部１７′と隣接 した転勤面縁部１８′との間の最大間隔の大きさを示しており、ひいては構造エ レメントの周方向におけ−る屋根面１７に対する転勤成形部１８の距離を示して いる。

第３図には、横断面において異なった構造形式を有する構造エレメント１０．１ １が、壁エレメント１２の構成部分として示されている。各壁エレメント１２は 、開平面に対して垂直に位置している鉛直な２つの構造エレメントｔｏ、ｉｏ’ 　；１１，１１’　から成っており、これらの構造エレメント１０．１０’　； １１．１１′は、開平面の外に位置していて該開平面に対して平行な水平ビーム によって結合されていて、１つのフレームを形成している。このフレームは、構 造エレメント１０．１０’　；１１．１１’　の保持エレメント２９によって保 持されているプレート２８、格子体又は通気性のディスクの外縁を覆っている。

このために継手条片１５及び継手溝１６は、構造エレメント１０．１１の全周の 一部分にわたってしか配置されておらず、つまりプレート２８とは反対側の外周 部の１８０°の範囲にわたってしか配置されていない。プレート２８に向けられ た外周部の範囲には固定溝２３が設けられており、この固定溝２３内には、プレ ート２８の縁部と固定エレメント２９とが配置されている。第３図にはさらに構 造エレメント１０″が示されており、この構造エレメント１０″は別の固定溝２ ３を有している。この固定溝２３はきのこの傘のように成形されており、このよ うに成形されていることによって、例えば位置固定のスタンドに構造エレメント １０″を結合するために働く例えば相応な支承部分を収容することが可能になる 。

同一の構造エレメントを示す第４図と第３図との比較から分かるように、最大旋 回角は３６０°である。

すなわち、あらかじめ構造エレメント１０″が相応に旋回させられている場合に は、構造エレメント１１．１１′によって形成された壁エレメント１２を、構造 エレメントＩＣ）、１（）’　によって形成された壁エレメント１２の一方の大 きな側面から、第３図に示された位置を越えて旋回させ、構造エレメント１１． １１′によって形成されている壁エレメント１２を、構造エレメント１０．１０ ’　によって形成されている壁エレメント１２の他方の側に接触させることが、 可能である。したがってこの継手は、横方向継手部分を必要とすることなしに３ ６０°の旋回角を可能にするために適している。

図面にはそれぞれ、２つの構造エレメント１０，１１が互いに半径方向において しっかりとまとめられている構成だけが示されている。しかしながら成形部が相 応に構成されている場合には、例えば３つの構造エレメントが互いに結合されて いるような構成も、主としてこれら３つの構造エレメントの継手だけを問題にし かつ旋回角が小さくなるということを甘受するならば、可能である。

構造エレメントの大きな旋回角もしくは回転運動は、構造エレメントが第１図又 は第５図〜第８図に示されているように構成される場合に、可能になる。第１図 から分かるように、構造エレメント１１は図示の軌道２４に沿って、停止してい る構造エレメント１０の回りを運動することができる。両方の構造エレメント１ ０．１１の長手方向軸線１３．１４が同程度かつ同方向に駆動される場合には、 その代わりに、両方の構造エレメント１０．１１が噛み合い係合した状態を保ち ながら水平方向のシフトが行われる。この場合いかなる時点においても、横方向 形状接続的な連結は継手条片１５と継手溝１６とを介して保証されている。

第５図、第６図及び第７図に示されているように、構造エレメント１１″、１１ ”’　は長手方向に延ばされていて、つまり平らであり、すなわち無限の彼方に 位置する軸線１４を有している。構造エレメント１１″、１１”’　には、他方 の構造エレメント１０に向けられた継手条片１５が設けられており、これらの継 手条片１５はしかしながらその間に幅を広げられた溝１６′を有している。この ように溝１６が広げられていることによって、他方の構造エレメント１０は２つ の継手条片１５で、それぞれ１つの溝１６に係合することが可能になり、そして この場合、きのこの傘状の継手条片１５の各きのこ傘状部分１９の屋根面１７の 相応に小さな区分は、主としてきのこの傘状に形成されたアンダカットの範囲に 位置している所属の転勤面１８に沿って転動する。以上の点に関しては第５図〜 第８図に示された実施例において差異は存在しない。しかしながら、継手溝１６ ′の範囲における他方の構造エレメント１０の案内に関して重要なことは、継手 溝１６′が第５図及び第７図、第８図の左側区分に案内条片３１を有しているこ とである。そしてこの場合この案内条片３１によって、転動する他方の構造エレ メント１０は特に係合交番時に安定させられ、これによって、構造エレメント１ ０．１１”　：１１″′：１１１Ｖの係合が意図せずに不都合に解除されること は回避される。

第８図から分かるように、構造エレメント１０′。

１１′はまた、終わりのある種々異なった外周直径を有することも可能である。

この場合構造エレメント１１１Ｖの外周直径は、構造エレメント１０の外周直径 に比べて著しく大きい。それにもかかわらず継手溝１６′は次のように、すなわ ち、他方の構造エレメント１０が両方の構造エレメント１０．１１１ｖの横方向 形状接続的な連結を維持しながら規定どおり転動するように、構成されることが できる。第５図、第６図及び第８図から明らかなように、構造エレメント１０． １１”、１１’　、１１１ｖは、互いに離れることなしに、直線的な矢印によっ て示された方向において運動することが可能である。すなわち、構造エレメント １０．１１”　、１１’　”、１１１ｖの係合が解離することなしに、系全体は 矢印Ｆ−Ｆによって示された方向において運動することができる。

第７図からさらに分かるように、構造エレメント１０は他方の構造エレメント１ １″、１１”’、１１　＋ｖに対して相対的に、互いに逆向きの２つの方向にお いて移動され得るのみならず、構造エレメント１１″　；１１″’がプレートと して構成されている場合には、１つの平面のすべての方向において移動可能であ る。

宝議揖審報牛 １工、１１．７ア　ＰＣＴ／ＤＥ　９３１０００４３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．構造エレメント（１０〜１０′′，１１〜１１ｉｖ）の継手、特に成形棒、 歯車又はこれに類したもののための継手であって、該構造エレメントがその外周 部において、交互に配置されていて一様に成形されている継手条片（１５）と継 手溝（１６）とを用いて、横方向形状接続的に連結されている形式のものにおい て、構造エレメント（１０〜１０′′，１１〜１１ｉｖ）が、横方向形状接続的 に連結されている継手条片（１５）と継手溝（１６，１６′）との噛み合い係合 下で、構造エレメントの外周部に対して平行な長手方向軸線（１３，１４）を中 心にして、相対的に移動可能であることを特徴とする、構造エレメントの継手。 ２．継手条片（１５）が、少なくともその外周部の一区分において転動可能な周 面（３０）を有し、かつ継手溝（１６，１６′）が、少なくともその外周部の一 区分に前記周面（３０）に配属されている転動面（１８）を有している、請求項 １記載の継手。 ３．転動可能な周面（３０）が、楕円形状の屋根面（１７）を備えた、きのこの 傘状の継手条片（１５）によって構成されている、請求項１又は２記載の継手。 ４．継手溝（１６，１６′）の転動面（１８）が、楕円形状に構成されている、 請求項１から３までのいずれか１項記載の継手。 ５．２つのきのこ傘状部分（１９）の、各屋根面縁部（１７′）と、きのこ柄状 部分（２０）における転動面縁部（１８′）との間に位置している外周面（２１ ）が、係合交番位置において全面的に互いに接触している、請求項１から４まで のいずれか１項記載の継手。 ６．２つのきのこ傘状部分（１９）の、各屋根面縁部（１７′）と、きのこ柄状 部分（２０）における転動面縁部（１８′）との間に位置している外周面（２１ ）が、連続的に湾曲して構成されている、請求項１から４までのいずれか１項記 載の継手。 ７．継手条片（１５）の屋根面縁部（１７′）の間における間隔（ａ）が、隣接 した継手溝（１６）の転動面（１７）の間におけるきのこ柄状部分の幅（ｂ）の ほぼ３倍の大きさである、請求項１から５までのいずれか１項記載の継手。 ８．成形棒として構成された構造エレメント（１０，１０′，１０′′，１１， １１′）が、継手溝（１６）とは別体の固定溝（２３）を有している、請求項１ から６までのいずれか１項記載の継手。 ９．継手条片（１５）と継手溝（１６）とが、成形棒として構成された構造エレ メント（１０，１１）の外周部の１８０°にわたって分配配置されている、請求 項１から８までのいずれか１項記載の継手。 １０．継手条片（１５）及び継手溝（１６，１６′）を備えていて成形棒として 構成された少なくとも２つの構造エレメント（１０〜１０′′，１１〜１１ｉｖ ）が、長手方向において一緒にシフト可能である、請求項１から９までのいずれ か１項記載の継手。 １１．構造エレメント（１０，１０′，１１，１１′）がその外周部の少なくと も一部分において、等しい大きさの外周直径と等しい大きさの条片数及び溝数と を有している、請求項１から１０までのいずれか１項記載の継手。 １２．少なくとも１つの構造エレメント（１０，１１）が、２０ｍｍの転動円半 径と８つの歯数とを備えた歯車として構成されている、請求項１１記載の継手。 １３．一方の構造エレメント（１１′′〜１１ｉｖ）が、他方の構造エレメント （１０）よりも大きな外周直径を有しているか又は平らであり、他方の構造エレ メント（１０）の２つの継手条片（１５）が、一方の構造エレメント（１１′′ 〜１１ｉｖ）の広げられたただ１つの継手溝（１６′）に係合している、請求項 １から１０までのいずれか１項記載の継手。 １４．一方の構造エレメント（１１′′〜１１ｉｖ）が、他方の構造エレメント （１０）の２つの継手条片（１５）の間に係合する案内条片（３１）を有してい る、請求項１３記載の継手。 １５．構造エレメント（１０〜１０′′，１１〜１１ｉｖ）が、保護兼仕切り壁 のための成形棒として構成されている、請求項１から１４までのいずれか１項記 載の継手。 １６．構造エレメント（１０〜１０′′，１１〜１１ｉｖ）が、把持容器及び固 定された保持装置の構成部分としてかつ／又は連結可能な作業台の構成部分とし て構成されている、請求項１から１４までのいずれか１項記載の継手。 １７．構造エレメント（１０〜１０′′，１１〜１１ｉｖ）が、機械構造システ ムのジョイント及び丁番の構成部分として及び／又は取扱い装置のグリッパ又は アームの構成部分として及び／又は運動伝動装置の構成部分として構成されてい る、請求項１から１４までのいずれか１項記載の継手。 １８．他方の構造エレメント（１０）か歯車であり、かつ一方の構造エレメント （１１′′，１１′′′）が駆動ストランド及び／又は被駆動ストランドである 、請求項１から１４までのいずれか１項記載の継手。 １９．一方の構造エレメント（１１′′，１１′′′）が壁プレート又はカバー プレートであり、該壁プレート又はカバープレートに沿って、歯車として構成さ れた他方の構造エレメント（１０）が、プレートのすべての方向において移動可 能である、請求項１から１４までのいずれか１項記載の継手。