JPH07502489A - 薬剤組成物用防腐剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 名称　薬剤組成物用防腐剤 光萌例背五 この発明は、薬剤組成物用防腐剤、特に目薬、算用スプレー、耳用点滴薬および 対応する動物薬に関するものである。

容器から直接投与される溶液、懸濁液または軟膏の形態の薬剤組成物は、使用者 の体液または周囲の微生物に触れる可能性がある。したがって、体液に含まれて いるバクテリアにより、容器内の製剤が汚染される危険性がある。他方、薬剤組 成物に防腐剤を使用することには、薬効成分への干渉ならびに使用者に対する有 害作用を除くべきである点で限界がある。

特に目薬を保存するには、塩化ベンズアルコニウム、クロロブタノール、チメロ サル、メチルおよびプロピルパラベンが数多くの欠点ならびに不利な点をもつこ とが文献に記録されている。最もよく言われる不平は、点上のときに感じる焼灼 感、刺激性である。また、これらの防腐剤に対して５％から１５％の率でアレル ギー反応が生じる。チメロサルは、ある研究では、２０％の高いアレルギー反応 が示されている。チメロサルは、水銀誘導体であり、それがために、長期使用に も懸念がある。チメロサルに対するアレルギー反応の結果として、チメロサルを 含む、はとんどすべての目薬は、処方を他の利用できる防腐剤の一つに変更して いる。

これらの防腐剤の他の特徴は、点上のとき角膜上皮を破壊してしまうことである 。ＳＥＭ（スキャンニング電子顕微鏡検鏡）による記録は、文献において、これ らの上皮の変化を実証している。

明らかに、多数の他の防腐物質が種々の目的および用途について知られている。

これらの内で、ナトリウム銀塩化物化合物が水、特に飲料水ならびに例えば、ホ メオパチーの溶液としての他の水溶液の滅菌に使用されている。

光期例概皿 よって、発明の目的は、広範囲の薬剤組成物ならびに薬剤組成物組成物、即ち、 例えば、抗生物質、抗炎症剤または抗感染剤などのような薬効成分を含む物質で 、使用のとき、使用者の体液または周囲の微生物により汚染されるものに使用さ れる防腐剤を提供することである。

発明の他の目的は、防腐剤が主たる薬効成分に化学的に不活性であり薬剤組成物 における生じうる汚染に対し、高い殺菌性、細菌発生阻止能を有する薬剤組成物 用の防腐剤を提供することである。

さらに発明の他の目的は、薬剤組成物の使用者に無害であって、治療を妨害しな い薬剤組成物用の防腐剤を提供することである。

これらの目的は、薬剤組成物における防腐剤として、ナトリウム銀塩化物化合物 を使用することによって達成される。既述のように、この物質の水における滅菌 作用は、知られているけれども、驚くべきことに、この物質は、薬剤組成物、特 に、目薬、鼻スプレー、耳点滴剤および対応する動物薬の防腐剤として特別な利 点があることが判明しており、したがって、これまで使用されてきた物質に代わ るものであって、これによって、特に、薬剤組成物における既知の防腐剤に対す るアレルギー反応といった上記の問題を除くことができる。

薬剤組成物の使用時のため、薬剤組成物を滅菌状態に保つには、薬剤組成物にナ トリウム銀塩化物化合物を０．０００５重量％から０．１重量％の量で添加すれ ば充分である。

好適五実施斑史記述 以下の発明の詳細な記述を考慮すれば、発明をよく理解でき、上記した目的以外 の目的が明らかとなる。

ナトリウム銀塩化物化合物塩が防腐剤として使用されている薬剤組成物の下記の 例は、溶液、懸濁液および軟膏の形での目薬に主として関するものである。その ような薬剤組成物ならびに薬剤組成物カテゴリーは、当業者に知られているもの であり、発明は、これらの薬剤組成物カテゴリーに限定されるものではない。発 明に使用されているナトリウム銀塩化物化合物は、そのようなものとして知られ ている。

このナトリウム銀塩化物化合物は、ＮａＣｌベース中にＮａ”−イオンのＡｇ＋ −イオン置換部（１％の範囲で）を含むことが好ましく、その結果、ＮａＣ１が 過剰であるので、より正確な投与を可能にすると共に、有効試薬の必要量を滴た す。

濃度が１ｍｇ／１００ｍ１から２ｍｇ／１００ｍ１であるナトリウム銀塩化物化 合物が以下の微生物に対しを効であることが滅菌テストにより判明しているニ ー　大腸菌　ＡＴＣＣ８７３９ −緑膿菌　ＡＴＣＣ９０２７ −黄色葡萄球菌　ＡＴＣＣＥ３５３Ｂ −鵞口癒ガンシダ　ＡＴＣＣ１０２３１−黒色麹菌クロカビ　ＡＴＣＣ１θ４０ ４該テストは、ｔＴｓＰ　ＸＸＩによりアレンジされた。

倒−１上　抗生物質 溶液または懸濁液の形の眼用抗生物質は、防腐剤として、０．００１重量％のす ）ＩＪウム銀塩化物錯体を含む。活性エージェントは、単一成分（ゲンタマイシ ン、トブラマイシン、オフロキサシン）、ステロイドをもつ単一成分（ゲンタマ イシン、プレドニソロン・アセテート）またはステロイドとの組み合わせ（ネオ マイシン、ポリミキシン／デキサメタソン）であろう。単一活性成分として、ト ブラマイシンを含む点眼薬の場合、該組成物は、つぎの組成を含む＝トブラマイ シン（活性成分）０．３重量％；　ナトリウム銀塩化物化合物（防腐剤）０．０ ０１重量％；　賦形剤を加えた点眼剤タンボナッ）　（ｔａａ＋ｐｏｎａｔ）。

適応症は、眼のバクテリア感染である。

例−２土　抗アレルギー 溶液または懸濁液の形の眼用抗アレルギー組成物は、活性エージェントとして硫 黄７７２７１７０．５重量％と窒素ナファゾリン０．０２５重量％を含む。防腐 剤として、ナトリウム銀塩化物ｏ、ｏｏｉ重量％が与えられた。適応症は、結膜 のアレルギー性疾患である。

伝−１工　抗緑内障 液状の抗緑内障調剤は、以下を含む：活性エージェントとして、塩酸ピロカルビ ン（５ｍｇ）；防腐剤として、ナトリウム銀塩化物組成物（０，０１ｍｇ）＋　 賦形剤を加えた点眼剤１　ｍ　ｌ　ａ他の抗緑内障目薬は、エピネフリン、ジビ ベフリン、カルバクロールを含む。他の主要なカテゴリーは、プロスタグランジ ン、局所炭酸脱水酵素インヒビター、ベータ阻止抗体、ＡＣＥおよびリーニン・ インヒビター、カルシウム・チャンネル阻止抗体、フォルスコルン（Ｆｏｒｓｋ 。

１１ｎ）および同族体を含む。これらのプロダクツは、眼内圧の低下に総じて用 いられており、ナトリウム銀塩化物化合物を防腐剤として使用することで利益を 受ける。

ｕ　抗ヘルペス／抗つィルス剤 インドキシュリン（Ｉｎｄｏｘｕｒｌｎ）は、点眼剤（０，１％）または軟膏（ ０，２５％）に使用される活性エージェントであり、抗ヘルペス組成物として効 果がある。該組成物は、さらに、防腐剤としてすｌラム銀塩化物化合物を０．０ ０１重量％含む。

例−立上　抗感染剤 眼用抗感染剤としてのナトリウム・スルフアセタミドが点眼剤（１０％）におけ る単一成分として知られている。該溶液は、ナトリウム銀塩化物化合物（０，０ ０１％）により防腐される。他の抗感染点眼剤は、成分の組み合わせ、または、 ステロイドをもつ単一成分からなる。後者のタイプの例は、ナトリウム・スルフ アセタミド（１０％）／プレドニゾロン（０，２５％）であり、これは、また０ 、００１重量％のナトリウム銀塩化物化合物により防腐される。

例−立上　抗炎症剤 デキサ−メタソンは、既知の抗炎症剤である。点眼剤の形態の薬剤組成物は、デ キサメタソン（０，１％）、ヒドロキシプロピルメチルセルロース（０，５％） 、防腐剤としてのナトリウム銀塩化物化合物（０，００１％）および賦形剤添加 点眼剤タンボナットを含む。

桝−ヱ上　人工涙／眼用潤滑剤 上記例から分かるように、いくつかの薬剤組成物は、ヒドロキシルプロピルセル ロースを含む。これは、眼に対する刺激を除去する効果のある物質である。この 発明の防腐剤は、例えば、ヒドロキシプロピＪレーメチＪレセルロース（１％） ；すｌラム銀塩化物化合物（０，００１％）；賦形剤添加点眼剤タンボナ−／　 ）を含む人工涙組成物に、この物質と共に使用できる。

［コンタクトレンズ溶液 コンタクトレンズ溶液は、コンタクトレンズを洗浄し、滅菌し、そして、これを ぬらし、湿りけのあるものにするために使用される等浸透性溶液である。これら の等浸透性溶液においては、発明の防腐剤を０．００１重量％力）ら０．００２ 重量％の濃度で制菌剤として含ませることができる。

偲−立上　充血除去剤 塩酸フェニルエフリン（０，１％〜１０％）は、既知の眼の充血除去剤の一例で ある。点眼剤の形態の充血除去剤は、テトラヒドラゾリンま娼マ塩酸フェニルエ フリン（０，１２％）、ヒドロキシルプロピル−メチルセルロース（０．５％） 、防腐剤としてナトリウム銀塩化物錯体（０．００１％）および賦形剤添加洗眼 剤タンポナットを含む。

例−土立上　診断剤 診断用目薬は、眼の瞳孔の診断のための拡張に使用されるもので、これ（嘘、例 えば、点眼液の形態でのトロピックアミド（０．５％）によって行われる。防腐 剤として、ナトリウム銀塩化物化合物（０．００１％）が添加される。

例−上土上　高張性溶液 ＮａＣｌ濃度が２％〜５％の高張性塩類軟膏および溶液は、例えば、角膜浮腫の 治療に用いられる。ナトリウム銀塩化物化合物は、Ｎ　ａ　Ｃ　ｌネースのもの であるから、ｏ．ｏｏｔ％〜０．００２％の濃度において、そのような組成物の 防腐剤として適している。

例＝１２工　洗浄液 眼の洗θ液は、眼の外面洗浄のための滅菌したバランスされた食塩溶液である。

滅菌は、ナトリウム銀塩化物錯体で維持される。洗浄液は、例えば、塩化ナトリ ウム（０．６４％）、塩化カリウム（０．０７５％）、塩化カルシウム（０．０ ４８％）、塩化マグネシウム（０．０３％）、酢酸ナトリウム（０。

３９％）、クエン酸ナトリウム（０．　１７５％）、ナトリウム銀塩化物化合物 （０．００１％）および精製水を含む。

例−↓ｌ１　局所麻酔剤 局所麻酔剤は、眼科学における表面麻酔に使用される。活性成分としては、プロ バラケイン（プロキシメタカインーハイドロクロライド）が賦形剤層上記したよ うに、ナトリウム銀塩化物は、使用の間、使用者の体液により、容器中で汚染さ れるおそれのある鼻スプレーまたは耳点滴液における防腐剤としても使用できる 。

前記した例は、薬剤組成物、特に、目薬用の多数の既知の防腐剤に取っテ代ワル 薬剤組成物の防腐剤についてのナトリウム銀塩化物化合物の幅広い用途を示した ものである。

発明の現の好ましい実施例を記載したが、この発明は、これらに限定されるもの ではなく、下記の請求の範囲内で、その外に種々組成され、実施され得るもので ある。

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも一つの活性成分、担体物質および前記担体物質に溶解する防腐剤 を含み、前記防腐剤は、ナトリウム銀塩化物化合物からなる眼に用いる薬剤組成 物。
2. ２．前記少なくとも一つの活性成分は、抗生物質、抗アレルギー剤、抗緑内障剤 、抗ヘルペス剤、抗感染剤，抗炎症剤、充血除去剤または局所麻酔剤から選はれ たものである請求の範囲１の薬剤組成物。
3. ３．前記活性成分が瞳孔の診断拡張のための診断剤である請求の範囲１の薬剤組 成物。
4. ４．前記活性成分が高い浸透圧濃度のＮａＣｌである請求の範囲１の薬剤組成物 。
5. ５．人工涙としての眼に使用の請求の範囲１の薬剤組成物。
6. ６．コンタクトレンズ溶液としての眼に使用するための請求の範囲１の薬剤組成 物。
7. ７．局所麻酔剤としての眼に使用するための請求の範囲１の薬剤組成物。
8. ８．診断剤としての眼に使用するための請求の範囲１の薬剤組成物。
9. ９．前記ナトリウム銀塩化物化合物は、ＮａＣ１を基礎とし、その部分でＮａ＋ −イオンがＡｇ＋−イオンに代替されている請求の範囲１の薬剤組成物。
10. １０．約１％のＮａ＋−イオンがＡｇ＋−イオンに代替されている請求の範囲９ の薬剤組成物。
11. １１．前記ナトリウム銀塩化物化合物が濃度０．０００５重量％〜０．１重量％ で与えられる請求の範囲１０の薬剤組成物。
12. １２．前記担体が溶液、懸濁液又は軟膏である請求の範囲１の薬剤組成物。
13. １３．少なくとも一つの活性成分、担体物質および前記担体物質に溶解する防腐 剤を含み、前記防腐剤は、ナトリウム銀塩化物化合物からなる鼻スプレーに用い る薬剤組成物。
14. １４．少なくとも一つの活性成分、担体物質および前記担体物質に溶解する防腐 剤を含み、前記防腐剤は、ナトリウム銀塩化物化合物からなる耳点滴液に用いる 薬剤組成物。