JPH0749050B2 - 含水ゲル組成物 - Google Patents

含水ゲル組成物

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JPH0749050B2
JPH0749050B2 JP63008967A JP896788A JPH0749050B2 JP H0749050 B2 JPH0749050 B2 JP H0749050B2 JP 63008967 A JP63008967 A JP 63008967A JP 896788 A JP896788 A JP 896788A JP H0749050 B2 JPH0749050 B2 JP H0749050B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本願発明は、α−リン酸三カルシウムを配合することに
より、保水性、保形性を高め、且つ、柔軟性を向上させ
た含水ゲル組成物に関するものである。
(ロ)従来技術 従来より、床ズレ、褥瘡防止用に含水パッドが、又、打
撲、捻挫等の発熱を伴う局所の急性炎症、あるいは筋肉
のコリを柔げる目的で患部に貼付する含水貼付剤が市販
されている。この様な含水ゲル組成物は、一般にカオリ
ン、ベントナイト、タルク、ZnO等の無機物にグリセリ
ン、ソルビトール等の湿潤剤、水及びゼラチン、ポリビ
ニルアルコール等のゲル化剤を加えたゲル状としたも
の、あるいは、それらの含水ゲルに、メントール、カン
フル、サロコール、サリチル酸メチル等の薬効成分を配
合して、これ支持体に展延したものである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この様な含水ゲル組成物は、気温の高い
夏期などは膏体が軟化してダレを生じ、ベトベトになっ
たり、支持体側にシミ出したり、離型紙を剥がすことが
困難となったり、貼付後、膏体が皮膚に残って貼付部位
を不潔にしたりすることがあった。更に保水力が低下し
て、急激な水分蒸発や、冬期には基剤の硬化による粘着
力の低下等の問題があった。
一方、この様な問題を解決するために、種々の検討がな
され、例えば、エポキシ基を有する化合物によるポリア
クリル酸塩の架橋、アルデヒド基を有する化合物による
PVAの架橋、イソシアネートによるPEGの架橋、あるい
は、アルミニウムを始めとする多価金属塩によるポリア
クリル酸塩の架橋等がある。しかしながら、エポキシ架
橋は、架橋のコントロールが難しく、アルデヒド架橋
は、変色、粘着力不足及び膏体の硬化等の問題があり、
更に、イソシアネート架橋は、安全性に問題があり、金
属架橋は、不均一なブロックを形成したり、架橋効果が
弱かったり、添加量に比例して、膏体が硬くなる等の問
題点があった。
以上の如く、種々の方法が試みられているにもかかわら
ず、満足のゆく理想的な含水ゲル組成物は、未だに出現
していないのが現状である。
(ニ)問題点を解決するための手段 当該発明者らは、この様な状況に鑑み、従来にない優れ
た保水性、保形性を持ち、且つ柔軟性に富んだ含水ゲル
組成物を開発すべ、前述の種々の架橋方法の中で、最も
操作しやすいと考えられる金属架橋に着目し、鋭意研究
を重ねた結果、カルボキシル基を有する水溶性高分子と
水を含有する膏体に、α型のリン酸三カルシアム〔Ca
3(PO4)2〕(以後α−TPCと略す)を配合することによ
り、目的を効果的に達成できることを見い出したもので
ある。即ち、本願発明は膏体成分中に必須成分として、
α−TCPを0.01〜15重量%配合することを特徴とする含
水ゲル組成物に関するものである。詳しくは、膏体中の
水溶性高分子、例えばポリアクリル酸ソーダ等のカルボ
キシル基が、α−TCPと反応することにより、水溶性高
分子が架橋されて、保水性、保形性に優れた安定な構造
を形成し、又、他の架橋方法と比べて、 架橋が適度で、操作コントロールがしやすい。
変色がない。
部分的に硬化が進んで、不均一なブロックを形成す
ることがない。
時間と共に膏体が硬くなることがない。
一定の柔軟性を保ちながらも、ダレ、ベタツキがな
い。
等の特長を有することを見い出し、本発明を完成するに
至ったものである。
以下、本発明につき、更に詳しく具体的に説明する。
本願発明に使用されるα−TCPは、無味、無臭の白色非
結晶性粉末である。TCPは製造法によって、α体とβ体
が生じ、α体は1100℃以上の高温融解急冷処理により、
又、β体は1100℃以下で融解処理したものから得られ
る。しかし、β−TCPは化学的活性が非常に弱く、本願
発明に使用されるのは、反応性に富んだα−TCPが望ま
しい。
従来、α−TCPは、最近骨や歯芽成分に近似しているこ
とから、関心が高まっているハイドロキシアパタイトの
前駆体として知られ、α−TCP自体も、硬化液との反応
で硬化することにより、医療分野では裏装材、合着剤、
根管充填材、骨セメント、骨欠損部補修材等に応用開発
がなされている。しかしながら、α−TCPを用いて含水
ゲル組成物を得た例はなく、更には当該組成物を後述す
る含水性貼付組成物他に応用した例もなく、それを示唆
する公知文献もない。即ち、活性の高いα−TCPは、水
和水硬性を示すため、これを用いて水を含む含水ゲル組
成物を得た場合、セメント並みの高硬化物のブロックを
形成してしまうので、当該組成物を含水性貼付組成物と
して利用することは困難であるというのが、当分野当業
者の技術水準であった。しかしながら、本願発明者らは
前記の如き技術概念があったのにもかかわらず、α−TC
Pに関して種々検討した結果、保水性、保形性に優れ、
且つ、柔軟性に富んだ含水ゲル組成物ができることを見
い出したものである。尚、α−TCPを含水ゲル組成物の
架橋剤として用いた例はなく、本願発明者らが、最初に
見い出した新知見である。
α−TCPの配合量は、含水ゲル組成物全体に対して重量
%で0.01〜15%、好ましくは0.05〜10%が望ましい。0.
01%未満では、架橋力が弱く、膏体の硬化が不十分であ
り、ダレが起こる。一方、15%以上では架橋度が強く、
製造中に硬化してしまい、更には柔軟性に欠けたものと
なる。
次に、カルボキシル基を持つ水溶性高分子として、具体
的にはポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリアク
リル酸ソーダ、カルボキシビニルポリマー、エチレン、
無水マイレン酸共重合体、イソブチレン、無水マレイン
酸共重合体、メチルビニルエーテル、無水マレイン酸共
重合体及びその開環体が挙げられる。なお、これらの水
溶性高分子の配合量は、特に制限されないが、通常、含
水ゲル組成物全体の1〜20%である。又、含水量は10〜
90%で調整することができる。
本願発明によって得られた含水ゲル組成物は、このまま
で、又は必要に応じて他の成分を配合することにより、
従来、ゲル組成物が利用されている各種の製品に用いる
ことができる。尚、具体的には床ズレ防止用パッド、褥
瘡治療用ゲル、創傷保護材、医療用パップ剤等の含水性
貼付組成物及び保冷材、ゲル芳香材等の用途に利用する
ことができる。
本願発明の含水ゲル組成物は前述の通り、前述の組成で
も各種用途に十分利用可能であるが、必要に応じ他の成
分を任意に配合しても差しつかえない。以下、任意に配
合される他の成分について説明する。前記の医療用パッ
プ剤として本願の含水ゲル組成物を用いる場合、これに
含有される薬物は経皮吸収性薬物であれば特に限定はな
く、例えば皮膚刺激剤及び鎮痛消炎剤として、サリチル
酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、l−メ
ントール、カンフル、ハッカ油、チモール、ニコチン酸
ベンジルエステル、トウガラシエキス、カプサイシン、
ノニル酸ワニリルアミド、ペンタゾシン、フルフェナム
酸ブチル、ピロキシカム、インドメタシン、ケトプロフ
ェン、プラノプロフェン、フェンプラゾン、ロキソプロ
フェン、ジクロフェナクナトリウム、ジフルニサール、
ゾメピラク、イブプロフェンピコノール、ベンダザッ
ク、及びスプロフェン、並びにこれらのエステル誘導
体。
中枢神経作用剤として、フルフェナジン、チオリダジ
ン、ジアゼパム、クロルプロマジン、ニトラゼパム等。
降圧利尿剤としてハイドロサイアザイド、ベンドロフル
ナサイアザイド、レセルピン等。
降圧剤としてクロニジン等。
冠血管拡張剤としてニトログリセリン、ニトログリコー
ル、イソソルバイトジナイトレート、塩酸パパベリン、
ジピリダモール、ニフェジピン等。
気管支喘息治療剤としてプロカテロール、イソプロテレ
ノール、テオフィリン等。
β−プロッカーとしてインデノロール、プロプラノロー
ル、ピンドロール、カルテオロール、チモロール等。
抗ヒスタミン剤及び抗アレルギー剤として塩酸ジフェン
ヒドラミン、クロルフェニラミン、ジフェニールイミダ
ゾール、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルレチ
ン酸、トラニラスト、ケトチフェン等。
副腎皮質ホルモン剤として酢酸ヒドロコルチゾン、ヒド
ロコルチゾン、プレドニゾロン、トリアムシノロンアセ
トニド、デキサメタゾンリン酸エステル、メチルプレド
ニゾロン、酢酸ダイクロリゾン、デキサメタゾン、フル
オロメトロン、リン酸ベタメタゾンナトリウム、ベタメ
タゾン、吉草酸ベタメタゾン、プロピオン酸ベクロメタ
ゾン、フルドロキシコルチド、酪酸ヒドロコルチゾン、
ジプロピオン酸ベタメタゾン、フルオシノニド、プロピ
オン酸クロベタゾール、吉草酸ジフルコルトロン、ハル
シノニド、アムシノニド、吉草酸プレドニゾロン等。
局所麻酔剤としてリドカイン、アミノ安息香酸エチル、
塩酸プロカイン、ジブカイン、プロカイン等が挙げられ
る。
これら薬効成分は、一種又は二種以上適宜配合されて用
いられる。
次に基剤成分としての高分子基剤は、ゼラチン、ポリビ
ニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、
アラビアゴム、アルギン酸ソーダ、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルメチルエーテル、ペクチン、ポリエチレ
ンオキサイド等から選択される。
保湿剤としては、グリセリン、ソルビトール、マルチト
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプ
ロピレングコール,1,3−ブチレングリコール等の中から
選択される。
次に、無機質充填剤としてカオリン、ベントナイト、タ
ルク、二酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、含水
ケイ酸アルミニウム等が挙げらる。
次に、pH調整剤として乳酸、クエン酸、酒石酸、アスコ
ルビン酸、コハク酸、シュウ酸、リン酸、リンゴ酸、酢
酸等が使用される。
次に、防腐剤としてチモール、メチルパラベン、エチル
パラベン、ブチルパラベン等。
次に、界面活性剤としてポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等。
次に、経皮吸収促進剤として、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸ジイソプロ
ピル、ベンジルアルコール、クロタミント、ジエチルセ
バケート、ピロリドン類、エイゾン 等のドデシルアザ
シクロペンタン誘導体。
更に、従来公知の香料等を目的に応じて適宜配合するこ
とができる。
支持体としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブタジェン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポ
リ塩化ビニル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン
等のフィルム又はシート、或いはこれらの多孔体、発泡
体そして紙、布、不織布等より選ばれる。
次に本願発明の製造法として、例えは多価アルコールに
α−TCP及びカルボキシル基を持つ水溶性高分子を充分
に混合、分散し、これを水に徐々に加え、必要に応じて
他の添加剤を加えて含水組成物とする。更には、目的に
応じて薬物を均一に配合させた後、不織布に展延し、更
に離型紙で覆い所望の大きさに切断し、製品とする。
(ホ)発明の効果 本願発明によって得られたα−TCP配合の含水ゲル組成
物は、後述の実施例、試験例で述べる如く、従来の架橋
方法では得られない保水性、保形性及び柔軟性に優れ、
医療用具として優れた特性を有する。
更に、薬物を配合した場合でも、べたつき、だれがな
く、且つ、皮膚への付着性が優れ、更に、膏体からの薬
物の放出もよく、経皮吸収製剤として優れたものであ
る。しかも、皮膚刺激が極めて少ないため、安全性が高
く、医療用基剤として利用価値の高いものである。
次に、本願発明を実施例、試験例により更に詳しく説明
し、その効果を示す。
実施例1 α−TCP 5.0% ポリアクリル酸ソーダ 10.0% ゼラチン 3.0% グリセリン 20.0%水 62.0% 100.0% α−TCP、ポリアクリル酸ソーダをグリセリンに徐々に
加え、ペースト状になるまで充分に攪拌して分散、混合
する。次に、上記ペーストをゼラチンを溶解した水に加
湿しながら加えて、均一になるまで練合する。これを冷
却し、保冷剤として用いた。
本品は、良好な保水性、保形性を示し、且つ優れた柔軟
性を具備しているため、形くずれ、だれ、べとつきが生
じることがなく、長時間皮膚に当てていても、冷感、弾
力性を失わず、触っても濡れない理想的な保冷材として
有用であることが認められた。
実施例2 α−TCP 2.5% ポリアクリル酸ソーダ 7.5% ポリビニルアルコール 2.5% 乳酸 2.0%水 85.5% 100.0% 実施例1の製造法に準じて、保冷材を調整した。
本品は、実施例1と同様に有用であることが認められ
た。
実施例3 α−TCP 6.0% ポリアクリル酸ソーダ 12.5% ポリビニルアルコール 3.5% グリセリン 16.0% チモール 0.1% 乳酸 4.0%水 57.9% 100.0% 実施例1の製造法に準じて、保冷材を調整した。
本品は、実施例1と同様に有用であることが認められ
た。
実施例4 α−TCP 3.7% メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体 7.1% ゼラチン 5.0% グリセリン 52.4%水 31.8% 100.0% 実施例1の製造法に準じて、創傷保護材を調整した。
本品は、実施例1と同様に有用であることが認められ
た。
実施例5 α−TCP 5.0% ポリアクリル酸ソーダ 10.0% ゼラチン 3.0% グリセリン 20.0% サリチル酸メチル 1.0% dl−カンフル 0.8% l−メントール 0.5%水 59.7% 100.0% 実施例1で調整した含水ゲル組成物に、薬効成分として
サリチル酸メチル、dl−カンフル、l−メントールを加
え、均一に溶解させた後、不織布に展延し、ついでポリ
エチレンのフィルムで覆い所望の大きさに切断し、パッ
プ剤とした。
本品は、α−TCPを配合しない比較例のハップ剤に比べ
て、膏体の凝集性、保水性、保形性が高く、良好な皮膚
密着性を示し、且つ、経皮吸収性に優れた特性を有する
ものであることが認められた。
実施例6 α−TCP 2.5% ポリアクリル酸ソーダ 7.5% ポリビニルアルコール 2.5% 乳酸 2.0% チモール 0.1% ケトプロフェン 0.3% ハッカ油 1.0%水 84.1% 100.0% 実施例2で調整した含水ゲル組成物に、薬効成分を加
え、実施例5と同様にしてパップ剤とした。
本品は、実施例5と同様の優れた特性を示した。
実施例7 α−TCP 6.0% ポリアクリル酸ソーダ 12.5% ポリビニルアルコール 3.5% グリセリン 16.0% チモール 0.1% 乳酸 4.0% フマル酸ケトチフェン 1.0%水 56.9% 100.0% 実施例3で調整した含水ゲル組成物に、薬効成分を加
え、実施例5と同様にしてパップ剤とした。
本品は、実施例5と同様の優れた特性を示した。
実施例8 α−TCP 3.7% メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体 7.1% ゼラチン 5.0% グリセリン 51.7% チモール 0.2% プロプラノロール 0.5%水 31.8% 100.0% 実施例4で調整した含水ゲル組成物に、薬効成分を加
え、実施例5と同様にしてハップ剤とした。
本品は実施例5と同様の優れた特性を示した。
比較例1 カリウムミョウバン 5.0% ポリアクリル酸ソーダ 10.0% ゼラチン 3.0% グリセリン 20.0%水 62.0% 100.0% 実施例1の製造法に準じて、含水ゲル組成物を調整し
た。
比較例2 水酸化アルミニウム 2.5% ポリアクリル酸ソーダ 7.5% ポリビニルアルコール 2.5% 乳酸 2.0%水 85.5% 100.0% 実施例1の製造法に準じて、含水ゲル組成物を調整し
た。
比較例3 ポリアクリル酸ソーダ 12.5% ポリビニルアルコール 3.5% グリセリン 16.0% チモール 0.1% 乳酸 4.0%水 63.9% 100.0% 実施例1の製造法に準じて、含水ゲル組成物を調整し
た。
比較例4 水酸化アルミニウム 2.5% ポリアクリル酸ソーダ 7.5% ポリビニルアルコール 2.5% 乳酸 2.0% チモール 0.1% ケトプロフェン 0.3% ハッカ油 1.0%水 84.1% 100.0% 実施例5の製造法に準じて、パップ剤を調整した。
比較例5 メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体 7.1% ゼラチン 5.0% グリセリン 51.7% チモール 0.2% プロプラノロール 0.5%水 31.8% 100.0% 実施例5の製造法に準じて、パップ剤を調整した。
試験例1 40℃,湿度75%の恒温恒湿器に、実施例1〜8、比較例
1〜5のサンプルを、それぞれ袋に入れ、1箇月間保存
した。
1箇月後、取り出し、各サンプルのべたつき、膏体のは
み出し、変色、ライナーへの付着、裏じみ、皮膚への膏
体残りを試験し、評価した。結果を表1に示す。
尚、評価基準は下記の通りである。
−:全くなし ±:わずかにあり +:少量あり :多量にあり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新村 幸 佐賀県鳥栖市桜町1175―3 審査官 多喜 鉄雄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボキシル基を有する水溶性高分子と水
    を含有する膏体に、α−リン酸三カルシウムを配合して
    なることを特徴とする含水ゲル組成物。
  2. 【請求項2】α−リン酸三カルシウムの配合量が、膏体
    全体の0.01〜15重量%である特許請求の範囲第1項記載
    の含水ゲル組成物。
JP63008967A 1988-01-18 1988-01-18 含水ゲル組成物 Expired - Lifetime JPH0749050B2 (ja)

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