JPH0748613B2 - スパイラルアンテナ - Google Patents
スパイラルアンテナInfo
- Publication number
- JPH0748613B2 JPH0748613B2 JP1009203A JP920389A JPH0748613B2 JP H0748613 B2 JPH0748613 B2 JP H0748613B2 JP 1009203 A JP1009203 A JP 1009203A JP 920389 A JP920389 A JP 920389A JP H0748613 B2 JPH0748613 B2 JP H0748613B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- spiral
- dielectric layer
- spiral conductor
- transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスパイラルアンテナに関し、特にアレイ化が容
易でインピーダンス調整が容易な小型のスパイラルアン
テナに関する。
易でインピーダンス調整が容易な小型のスパイラルアン
テナに関する。
従来のスパイラルアンテナは、第４図に斜視図を示すよ
うに、導線をスパイラル（渦巻）状に巻回したスパイラ
ル導体11を備えている。そして、このスパイラル導体11
の中心部に同軸給電線８の中心導体９を接続し、かつこ
の同軸給電線８の外導体10に接続した円板状の反射板12
をスパイラル導体11の下側に配置した構成となってい
る。なお、中心導体９はスパイラル導体11の支持をも兼
ねている。
うに、導線をスパイラル（渦巻）状に巻回したスパイラ
ル導体11を備えている。そして、このスパイラル導体11
の中心部に同軸給電線８の中心導体９を接続し、かつこ
の同軸給電線８の外導体10に接続した円板状の反射板12
をスパイラル導体11の下側に配置した構成となってい
る。なお、中心導体９はスパイラル導体11の支持をも兼
ねている。
上述した従来のスパイラルアンテナでは、スパイラル導
体11への給電を、スパイラル導体11の中心側端部に接続
した同軸給電線８によって行っているため、アレイ化し
たときに、各スパイラル導体に対して夫々同軸給電線を
接続する必要があり、この接続のための構造が複雑にな
る。特に、各スパイラル導体の中心位置に同軸給電線を
接続する必要があり、微細な箇所への接続が要求されて
接続が困難になるという問題もある。
体11への給電を、スパイラル導体11の中心側端部に接続
した同軸給電線８によって行っているため、アレイ化し
たときに、各スパイラル導体に対して夫々同軸給電線を
接続する必要があり、この接続のための構造が複雑にな
る。特に、各スパイラル導体の中心位置に同軸給電線を
接続する必要があり、微細な箇所への接続が要求されて
接続が困難になるという問題もある。
また、上述したスパイラルアンテナでは、インピーダン
ス整合を行うには、中心導体９及び外導体10の長さ等を
調整する必要があり、この調整作業が極めて面倒でかつ
困難になるという問題もある。
ス整合を行うには、中心導体９及び外導体10の長さ等を
調整する必要があり、この調整作業が極めて面倒でかつ
困難になるという問題もある。
本発明は上述した問題を解消し、アレイ化を容易にし、
かつインピーダンス調整が容易なスパイラルアンテナを
提供することを目的とする。
かつインピーダンス調整が容易なスパイラルアンテナを
提供することを目的とする。
本発明のスパイラルアンテナは、平板状をした誘電体層
の一面に金属膜からなる１線式の単一構成のスパイラル
状導体を設ける一方、該誘電体層の他面の略全面に金属
膜からなる地導体を設けている。そして、スパイラル状
導体の内側端を開放し、外側端にはストリップ状に形成
した変成器を介して給電線としてのマイクロストリップ
ラインを接続し、また地導体にはスパイラル状導体に対
応する部分を略円形に除去したウインドを形成してい
る。
の一面に金属膜からなる１線式の単一構成のスパイラル
状導体を設ける一方、該誘電体層の他面の略全面に金属
膜からなる地導体を設けている。そして、スパイラル状
導体の内側端を開放し、外側端にはストリップ状に形成
した変成器を介して給電線としてのマイクロストリップ
ラインを接続し、また地導体にはスパイラル状導体に対
応する部分を略円形に除去したウインドを形成してい
る。
なお、誘電体層の下方には、スパイラル状導体に対して
1/4波長の間隔をおいて電波反射板を平行に配設してい
る。
1/4波長の間隔をおいて電波反射板を平行に配設してい
る。
或いは、誘電体層の上方には、スパイラル状導体に対し
て1/4波長の間隔をおいて電波反射板を平行に配設して
いる。
て1/4波長の間隔をおいて電波反射板を平行に配設して
いる。
上述した構成では、スパイラル状導体及び地導体を誘電
体層の各面に形成したプリント基板構造のアンテナとし
て構成でき、アレイ化を容易にすることができる。ま
た、変成器を利用することで、インピーダンス調整を容
易に実現できる。
体層の各面に形成したプリント基板構造のアンテナとし
て構成でき、アレイ化を容易にすることができる。ま
た、変成器を利用することで、インピーダンス調整を容
易に実現できる。
更に、反射板を誘電体層の下方或いは上方に配置するこ
とで、電波の放射方向を上方，下方に容易に設定でき
る。
とで、電波の放射方向を上方，下方に容易に設定でき
る。
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図はそのＡ−
Ａ線に沿う拡大縦断面図である。図示のように、平板状
をした誘電体層３の上面には、例えば薄い金属膜をパタ
ーン形成したスパイラル状導体１を配設している。この
スパイラル状導体１の外側端には、長さ1/4λ９（但
し、λ９は誘電体層３における波長の長さ）の変成器４
を接続し、更にマイクロストリップライン５を給電線と
して接続している。これら変成器４及びマイクロストリ
ップライン５は、スパイラル状導体１と共に金属薄膜で
一体に形成することができる。
Ａ線に沿う拡大縦断面図である。図示のように、平板状
をした誘電体層３の上面には、例えば薄い金属膜をパタ
ーン形成したスパイラル状導体１を配設している。この
スパイラル状導体１の外側端には、長さ1/4λ９（但
し、λ９は誘電体層３における波長の長さ）の変成器４
を接続し、更にマイクロストリップライン５を給電線と
して接続している。これら変成器４及びマイクロストリ
ップライン５は、スパイラル状導体１と共に金属薄膜で
一体に形成することができる。
一方、前記誘電体層３の裏面には、金属薄膜で形成した
地導体２を形成している。そして、この地導体２は、前
記スパイラル状導体１に対応する部分を円形に除去し、
ウィンド（窓）６を形成している。
地導体２を形成している。そして、この地導体２は、前
記スパイラル状導体１に対応する部分を円形に除去し、
ウィンド（窓）６を形成している。
そして、前記誘電体層３の下方位置には、前記スパイラ
ル状導体１から約1/4λ（λは空気中における波長の長
さ）の間隔をおいて、金属板からなる反射板７を平行に
配置している。
ル状導体１から約1/4λ（λは空気中における波長の長
さ）の間隔をおいて、金属板からなる反射板７を平行に
配置している。
この構成によれば、スパイラル状導体１への給電はマイ
クロストリップライン５と地導体２との間に行い、変成
器４により適正なインピーダンスに変換され、スパイラ
ル状導体１に高周波電流が供給される。そして、このス
パイラル状導体１から放射される電波は、一部はそのま
ま上方へ放射され、他はウィンド６を通って下方へ放射
され、反射板７で反射された後に再びウィンド６を通
り、前記一部の放射電波と同位相となって合成され、上
方へ放射される。
クロストリップライン５と地導体２との間に行い、変成
器４により適正なインピーダンスに変換され、スパイラ
ル状導体１に高周波電流が供給される。そして、このス
パイラル状導体１から放射される電波は、一部はそのま
ま上方へ放射され、他はウィンド６を通って下方へ放射
され、反射板７で反射された後に再びウィンド６を通
り、前記一部の放射電波と同位相となって合成され、上
方へ放射される。
したがって、このスパイラルアンテナをアレイ化すると
きには、一枚の誘電体層３に多数のスパイラル状導体１
を形成し、かつ各スパイラル状態導体１の外側端部に変
成器４を介してマイクロストリップライン５を接続す
る。また、地導体２の各スパイラル状導体１に対応する
位置を円形に除去してウィンド６を形成すればよい。し
たがって、高密度にアレイ化を実現して小型化を図るこ
とができ、かつその給電構造も簡単なものにできる。
きには、一枚の誘電体層３に多数のスパイラル状導体１
を形成し、かつ各スパイラル状態導体１の外側端部に変
成器４を介してマイクロストリップライン５を接続す
る。また、地導体２の各スパイラル状導体１に対応する
位置を円形に除去してウィンド６を形成すればよい。し
たがって、高密度にアレイ化を実現して小型化を図るこ
とができ、かつその給電構造も簡単なものにできる。
また、インピーダンスの調整も、変成器４を調整するだ
けでよく、簡単に行うことができる。この変成器４の調
整は、その幅寸法等を変化することで実現できる。
けでよく、簡単に行うことができる。この変成器４の調
整は、その幅寸法等を変化することで実現できる。
第３図は本発明の変形例を示す縦断面図である。ここで
は、反射板７を誘電体層３、即ちスパイラル状導体１の
上方の1/4λの位置に配置しており、放射される電波を
下方に放射させる例を示している。この構成において
も、前記した例と全く同様にアレイ化を実現でき、かつ
インピーダンス調整を容易に実行することができる。
は、反射板７を誘電体層３、即ちスパイラル状導体１の
上方の1/4λの位置に配置しており、放射される電波を
下方に放射させる例を示している。この構成において
も、前記した例と全く同様にアレイ化を実現でき、かつ
インピーダンス調整を容易に実行することができる。
以上説明したように本発明は、スパイラル状導体及び地
導体を誘電体層の各面に形成したプリント基板構造のア
ンテナとして構成でき、アレイ化を容易にすることがで
きる。また、スパイラル状導体の外側端部に接続したマ
イクロストリップラインで給電を行うことができるの
で、給電構造を簡略化することができる。更に、変成器
を利用することで、インピーダンス調整をより容易に実
現できる。
導体を誘電体層の各面に形成したプリント基板構造のア
ンテナとして構成でき、アレイ化を容易にすることがで
きる。また、スパイラル状導体の外側端部に接続したマ
イクロストリップラインで給電を行うことができるの
で、給電構造を簡略化することができる。更に、変成器
を利用することで、インピーダンス調整をより容易に実
現できる。
また、反射板を誘電体層の下方に配置することで、電波
の放射方向を容易に上方に設定できる。同様に、反射板
を誘電体層の上方に配置することで、電波の放射方向を
容易に下方に設定することもできる。
の放射方向を容易に上方に設定できる。同様に、反射板
を誘電体層の上方に配置することで、電波の放射方向を
容易に下方に設定することもできる。
第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は第１図の
Ａ−Ａ線に沿う拡大縦断面図、第３図は本発明の変形例
を示す第２図と同様の縦断面図、第４図は従来のスパイ
ラルアンテナの斜視図である。 １…スパイラル状導体、２…地導体、３…誘電体層、４
…変成器、５…マイクロストリップライン、６…ウィン
ド、７…反射板、８…同軸給電線、９…中心導体、10…
外導体、11…スパイラル導体、12…反射板。
Ａ−Ａ線に沿う拡大縦断面図、第３図は本発明の変形例
を示す第２図と同様の縦断面図、第４図は従来のスパイ
ラルアンテナの斜視図である。 １…スパイラル状導体、２…地導体、３…誘電体層、４
…変成器、５…マイクロストリップライン、６…ウィン
ド、７…反射板、８…同軸給電線、９…中心導体、10…
外導体、11…スパイラル導体、12…反射板。
Claims (1)
- 【請求項１】平板状をした誘電体層の一面に金属膜から
なる１線式の単一構成のスパイラル状導体を設ける一
方、該誘電体層の他面の略全面に金属膜からなる地導体
を設け、前記スパイラル状導体はその内側端は開放さ
れ、外側端にはストリップ状に形成した変成器を介して
給電線としてのマイクロストリップラインを接続し、前
記地導体にはスパイラル状導体に対応する部分を略円形
に除去したウインドを形成し、かつ前記誘電体層の上方
または下方には前記スパイラル状導体に対して1/4波長
の間隔をおいて電波反射板を平行に配置したことを特徴
とするスパイラルアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1009203A JPH0748613B2 (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | スパイラルアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1009203A JPH0748613B2 (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | スパイラルアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02190007A JPH02190007A (ja) | 1990-07-26 |
| JPH0748613B2 true JPH0748613B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=11713923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1009203A Expired - Lifetime JPH0748613B2 (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | スパイラルアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748613B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04157906A (ja) * | 1990-10-22 | 1992-05-29 | Dx Antenna Co Ltd | 平面アンテナ |
| JPH04157907A (ja) * | 1990-10-22 | 1992-05-29 | Dx Antenna Co Ltd | 平面アンテナ |
| EP1271692B1 (en) * | 2001-06-26 | 2004-03-31 | Sony International (Europe) GmbH | Printed planar dipole antenna with dual spirals |
| KR100429410B1 (ko) * | 2001-08-27 | 2004-04-29 | 박익모 | 접지면에 원형 슬롯을 갖는 마이크로스트립 스파이럴 안테나 |
| KR100958959B1 (ko) * | 2008-04-29 | 2010-05-20 | 엘에스엠트론 주식회사 | 종단 급전 평면형 스파이럴 안테나 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58134511A (ja) * | 1982-02-04 | 1983-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | スパイラルアレ−アンテナ |
| JPS62203404A (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-08 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | マイクロストリツプアンテナ |
| JPS62216407A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-24 | Nippon Dengiyou Kosaku Kk | スパイラルアンテナ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2505097A1 (fr) * | 1981-05-04 | 1982-11-05 | Labo Electronique Physique | Element rayonnant ou recepteur de signaux hyperfrequences a polarisations circulaires et antenne plane hyperfrequence comprenant un reseau de tels elements |
-
1989
- 1989-01-18 JP JP1009203A patent/JPH0748613B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58134511A (ja) * | 1982-02-04 | 1983-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | スパイラルアレ−アンテナ |
| JPS62203404A (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-08 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | マイクロストリツプアンテナ |
| JPS62216407A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-24 | Nippon Dengiyou Kosaku Kk | スパイラルアンテナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02190007A (ja) | 1990-07-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524 Year of fee payment: 14 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524 Year of fee payment: 14 |