JPH0748185Y2 - 調理器の温度感知装置 - Google Patents

調理器の温度感知装置

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JPH0748185Y2
JPH0748185Y2 JP1991011007U JP1100791U JPH0748185Y2 JP H0748185 Y2 JPH0748185 Y2 JP H0748185Y2 JP 1991011007 U JP1991011007 U JP 1991011007U JP 1100791 U JP1100791 U JP 1100791U JP H0748185 Y2 JPH0748185 Y2 JP H0748185Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sensor
spring
sensor cover
cover
sensing device
Prior art date
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Application number
JP1991011007U
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English (en)
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JPH04108031U (ja
Inventor
泰男 直井
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は調理器の温度感知装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炊飯器などの調理器においては、その調
理容器(炊飯器の場合は鍋)の底面などにセンサーを接
触させ、これによって調理容器の温度を感知し、温度制
御を行なうようにしている。
【0003】設計どおりの温度制御を自動的に行わせる
ためには、上記のセンサーの熱応答性はできる限り正確
であることが望ましい。しかし、センサーの周辺には加
熱板があるため、その輻射熱によりセンサーの熱応答性
に影響を与える場合がある。また、調理容器周辺の空気
を強制循環させる形式の調理器においては、循環空気が
センサーに触れるため、この場合も同様の問題が生じ
る。
【0004】このような問題を解消するために、センサ
ーの囲りにカバーを設けることが知られている(例え
ば、実開平1−96125号公報参照)。このカバー
は、センサーのまわりにおいて調理容器に弾力的に接触
させるために、コイルバネで支持される。またセンサー
もコイルバネで支持されているため、このような温度感
知装置においては、直径及び長さの異なる二つのコイル
バネが使用され、また各コイルバネをそれぞれ独立に作
用させるため、各コイルバネの下端を支持するための固
定的に設けられたバネ受け部材が必要となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のごときバネ受け
部材を設けることは、部品点数の増加を招くとともに、
二つのコイルバネの直径と長さが異なるため、バネ受け
部材が複雑な構造になる欠点がある。このため、センサ
ーを上向きに付勢するコイルバネの下端をカバーの下端
で受け、そのカバーを上向きに付勢するコイルバネを固
定的に設けられたバネ受け部材で受けるようにして、こ
れら2つのコイルバネを上下2段の直列状に配置する手
段もある(特開昭58−155820号公報参照)。し
かし、この場合は、2つのコイルバネが上下2段に設け
られるので、温度感知装置全体が大形になる欠点があ
る。
【0006】そこで、この考案はセンサーにカバーを取
付けることにより熱応答性の向上を図った温度感知装置
において、コイルバネを同心状の2重配置とする形式を
採用して上記のごときバネ受け部材を省略すると共に
温度感知装置の構造を簡単かつ小形化することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は調理器の固定部材に取付けたガイド筒
にセンサーを上下動自在に収納し、そのセンサーを調理
容器に弾力的に接触せしめてなる調理器の温度感知装置
において、上記のガイド筒の内側に筒形のセンサーカバ
ーを、またそのセンサーカバーの内側にセンサーをそれ
ぞれ上下動自在に収納し、上記のセンサーのキャップ下
とセンサーカバーの底面との間に第1バネを介在し、
上記センサーカバーの上端に設けたバネ受け部と上記ガ
イド筒下端のつば部との間に第2バネを介在し、第1バ
ネのバネ定数を第2バネのそれより小さく設定し、調理
容器を外した状態で、センサー上端がセンサーカバーよ
り上位にあり、かつセンサーカバーの上端が調理容器と
の接触位置より上位にあることを特徴とする構成とした
ものである。
【0008】
【作用】調理容器を載せると、まずセンサーの上端がこ
れに接触し、第1バネが圧縮され、次にセンサーカバー
の上端が調理容器に接触し、第2バネが圧縮される。セ
ンサーカバーは、その上端が調理容器に接触した状態で
センサーの周りをカバーする。第1バネはセンサーの外
方を囲み、その第1バネの外方を囲むセンサーカバーの
外方を第2バネが囲むので、両方のバネが同心状の2重
配置となり、装置全体がコンパクト化される。
【0009】
【実施例】図1は、この考案の実施例に係る温度感知装
置1を備えた炊飯ジャーの一例を示すものである。この
炊飯ジャーは、本体2の内側に外容器3を取付け、その
外容器3の底に加熱板4を設けている。外容器3のまわ
り及びその底面の下方をカバーする遮熱容器5が設けら
れる。外容器3の側面には外容器3と鍋6との間の空気
を強制循環させるファン7が取付けられる。
【0010】温度感知装置1は、図2及び図3に示すよ
うに、ガイド筒8、センサーカバー9、センサー10、
第1コイルバネ11及び第2コイルバネ12により構成
される。センサー10は、蓋とサーミスタと内ケースか
ら構成されている。ガイド筒8は遮熱容器5の底面に設
けた取付穴14に挿入され、ガイド筒8のつば13をビ
ス15によりその取付穴14の周囲に固定する。ガイド
筒8の筒部分には内径面に切り起こされた一対のバネ片
17が設けられる。
【0011】センサーカバー9は上記のガイド筒8の内
側に上下方向にスライド可能に収納され、その円筒部分
に設けた係合穴18に上記のバネ片17を係合せしめ、
その係合の範囲内で自由に上下動し得る。センサーカバ
ー9の上端には、ガイド筒8の上端を越えて外方へわん
曲したバネ受け部19が設けられる。
【0012】センサーカバー9の底面には、センサー1
0のリード線23を通す一対の穴24と、センサー10
の抜け止めを図るための脚25を挿入する抜止め穴26
が3個所に設けられる(図2参照)。
【0013】センサー10はセンサーカバー9の内部へ
余裕をもって収納され、前述のようにリード線23がセ
ンサーカバー9の穴24に挿通され、また脚25が抜止
め穴26に挿通される。脚25の下端は屈曲され、抜止
め穴26から抜けないようになっている。
【0014】センサー10のキャップ下端とセンサーカ
バー9の底面には第1コイルバネ11が介在され、これ
によりセンサー10を上方向に付勢する。
【0015】また、センサーカバー9のバネ受け部19
とガイド筒8のつば13との間に第2コイルバネ12が
介在され、センサーカバー9を上向きに付勢する。
【0016】鍋6を載せていない図3の状態で、センサ
ー10の上端部はセンサーカバー9の上端より高く、ま
たセンサーカバー9の上端は鍋6を載せた場合にその鍋
6と接触する位置、即ち鍋6の底面aより高い位置にあ
る。
【0017】また、第1コイルバネ11のバネ定数は第
2コイルバネ12のバネ定数より小さく設定される。
【0018】なお、ガイド筒8は上述のように遮熱容器
5に取付けるほかに、外容器3のような調理器の固定部
材に取付けることができる。
【0019】実施例の感熱装置は、以上のように構成さ
れ、次にその動作について説明する。
【0020】炊飯ジャーの外容器3の内側に鍋6を載せ
ると、まずセンサー10が鍋6の底に接触し、第1コイ
ルバネ11が収縮し、センサー10に対し上向きの付勢
力を与える。このとき、第2コイルバネ12はそのバネ
定数が大きいため、ほとんど収縮しない。鍋6の底にセ
ンサーカバー9が接触すると、第2コイルバネ12が収
縮し、センサーカバー9に対し上向きの付勢力を与え
る。
【0021】このようにして、鍋6が載せられると、セ
ンサー10はその底面の温度を感知する。このとき、セ
ンサーカバー9は鍋6の底面に接触した状態でセンサー
10のまわりをカバーし、加熱板4からの熱の輻射を遮
蔽し、また強制循環される空気や外気を遮断する。
【0022】
【考案の効果】以上のように、この考案はセンサーカバ
ーを設けたことにより、センサーに及ぼす外部的な影響
を排除することができ、熱応答性を上げることができ
る。またセンサーを付勢する第1バネの下端及びセンサ
ーカバーを付勢する第2バネの上端を共にセンサーカバ
ーで受けるようにしたものであるから、これらのバネを
受けるための特別のバネ受け部材を必要とせず、そのた
めに構造が簡単になる効果がある。また、第1バネはセ
ンサーの外方を囲み、その第1バネの外方を囲むセンサ
ーカバーの外方を第2バネが囲むので、両方のバネが同
心状の2重配置となり装置全体が小形化される効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】炊飯ジャーの断面図
【図2】温度感知装置部分の分解斜視図
【図3】同上の断面図
【図4】同上の使用状態の断面図
【符号の説明】
1 温度感知装置 2 本体 3 外容器 4 加熱板 5 遮熱容器 6 鍋 7 ファン 8 ガイド筒 9 センサーカバー 10 センサー 11 第1コイルバネ 12 第2コイルバネ 13 つば 14 取付穴 15 ビス 17 バネ片 18 係合穴 19 バネ受け部 20 外周縁 21 穴 22 内周縁 23 リード線 24 穴 25 脚 26 抜止め穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理器の固定部材に取付けたガイド筒に
    センサーを上下動自在に収納し、そのセンサーを調理容
    器に弾力的に接触せしめてなる調理器の温度感知装置に
    おいて、上記のガイド筒の内側に筒形のセンサーカバー
    を、またそのセンサーカバーの内側にセンサーをそれぞ
    れ上下動自在に収納し、上記のセンサーのキャップ下端
    とセンサーカバーの底面との間に第1バネを介在し、
    センサーカバーの上端に設けたバネ受け部と上記ガイ
    ド筒下端のつば部との間に第2バネを介在し、第1バネ
    のバネ定数を第2バネのそれより小さく設定し、調理容
    器を外した状態で、センサー上端がセンサーカバーより
    上位にあり、かつセンサーカバーの上端が調理容器との
    接触位置より上位にあることを特徴とする調理器の温度
    感知装置。
JP1991011007U 1991-03-04 1991-03-04 調理器の温度感知装置 Expired - Lifetime JPH0748185Y2 (ja)

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JPH04108031U JPH04108031U (ja) 1992-09-18
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JPS58155820A (ja) * 1982-03-12 1983-09-16 松下電器産業株式会社 炊飯器
JPS611785A (ja) * 1984-06-13 1986-01-07 トステム株式会社 サツシ窓における水密装置
JPS63175369A (ja) * 1987-01-14 1988-07-19 松下電器産業株式会社 電気調理器

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