JPH0747715Y2 - シャーシダイナモメータの機械損失測定装置 - Google Patents

シャーシダイナモメータの機械損失測定装置

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JPH0747715Y2
JPH0747715Y2 JP1988167145U JP16714588U JPH0747715Y2 JP H0747715 Y2 JPH0747715 Y2 JP H0747715Y2 JP 1988167145 U JP1988167145 U JP 1988167145U JP 16714588 U JP16714588 U JP 16714588U JP H0747715 Y2 JPH0747715 Y2 JP H0747715Y2
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coasting
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、シャーシダイナモメータに係り、特に系の機
械損失の測定装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、惰行法によりシャーシダイナモメータの機械
損失を測定する装置において、 シャーシダイナモメータに一定負荷を与えた惰行を行わ
せて機械損失を求め、この機械損失から一定負荷分を減
算することで真の機械損失を求めることにより、 測定時間の短縮を図るものである。
C.従来の技術 シャーシダイナモメータは、供試自動車の駆動輪をロー
ラ上に乗せ、該ローラには自動車が実際の道路上を走行
するのと同じ負荷(走行抵抗)を与えて各種動的試験を
行う。このための走行抵抗制御は、ダイナモメータの駆
動・吸収トルクを速度の関数として与え、該トルク信号
でローラに結合される電動機等のトルク制御を行うよう
にしている。
ここで、ダイナモメータの走行抵抗制御には系の機械損
失が見掛け上零になるよう機械損失分を走行抵抗設定値
に加えておく機械損失補償手段が設けられる。このため
の系の機械損失は、惰行法によって測定されている。即
ち、ダイナモメータを無負荷状態にして惰行開始速度
(例えば5km/h)以上まで加速した後に惰行させ、この
惰行時間から系の機械損失を下記(1)式の慣性力とし
て求める。
第2図は従来の機械損失の測定ブロックを示し、ローラ
等の機械系の速度検出値Vに対して負荷設定部1はダイ
ナモメータの負荷設定値FLOADを零にし、速度変化率演
算部2は惰行開始時から単位時間(dti)毎の速度変化
(dV)を求め、機械損失演算部3は速度変化率(dV/d
ti)から前述の(1)式に従って機械損失Fiを各速度毎
に求め、出力部4は演算部3の演算結果を機械損失デー
タとして各速度毎に出力する。
D.考案が解決しようとする課題 従来の惰行法による機械損失測定は、無負荷状態での惰
行開始から停止までの各指定速度毎に演算する。ここ
で、ダイナモメータの機械損失は非常に小さいため、実
用精度で結果を得るには惰行時間が非常に長くなってし
まう。このため、機械損失の測定には長時間を要し、試
験効率を悪くする問題があった。
本考案の目的は、測定時間の短縮を図ることができる測
定装置を提供するにある。
E.課題を解決するための手段と作用 本考案は、上記目的を達成するため、シャーシダイナモ
メータを惰行開始速度から惰行させ、該惰行における速
度変化率を各指定速度毎に測定して機械損失を求める測
定装置において、前記シャーシダイナモメータの惰行に
一定負荷を与える負荷設定部と、この負荷設定部により
一定負荷を与えられたシャーシダイナモメータの速度変
化率を各指定速度毎に測定する速度変化率演算部と、こ
の演算部の演算結果から機械損失を求める機械損失演算
部と、この演算部の演算結果から前記負荷設定部の一定
負荷設定値を減算して機械損出を求める減算手段とを備
え、シャーシダイナモメータの惰行に一定負荷を与えて
おくことで減速度を早くし、これにより求める機械損失
から一定負荷分を減算することによって真の機械損失を
求める。この測定によって惰行が早い速度変化率で減速
され、測定時間を短縮する。
F.実施例 第1図は本考案の一実施例を示す測定ブロック図であ
る。同図において、負荷設定部1は従来の負荷設定値零
に代えてダイナモメータの負荷設定値FLOADを一定にし
た出力を得る。速度変化率演算部2は従来と同様に惰行
開始から単位時間毎の速度変化を求め、機械損失演算部
3は前述の(1)式に従って機械損失を求める。データ
ラッチ部5は演算部3によって求めた機械損失データを
各指定速度毎に記憶保持する。減算部6はデータラッチ
部5のラッチデータから負荷設定部1の設定値FLOAD
引算して真の機械損失として求める。出力部4は減算部
6の出力を機械損失データとして各速度毎に出力する。
上述の構成になる測定ブロックにより、機械損失測定の
ための惰行には一定の負荷設定値FLOADが加えられた状
態にされる。これにより、惰行には機械損失分と負荷設
定値が加算された早い減速になり、速度変化率演算部2
に求められる速度変化率も負荷設定分が含まれたものに
なるし、演算部3での機械損失演算結果にも負荷設定分
が含まれたものになる。従って、減算部6によって負荷
設定分を引算することにより、出力部4には真の機械損
失分が求められる。
このような測定によれば、負荷設定値も含めた減速度に
よる惰行になり、惰行時間は従来の測定に較べて大幅に
短縮しながら機械損失を求めることができる。
なお、負荷設定値FLOADは大きくするほど測定時間を短
縮するが、機械損失に較べて設定値FLOADが大きくなり
過ぎると演算中のビット落ちが発生して機械損失の測定
精度を悪くする恐れがある。このため、負荷設定値F
LOADとしてはダイナモメータの等価慣性重量の10%程度
が精度と測定時間の両方を満足する上で好ましくなる。
G.考案の効果 以上のとおり、本考案によれば、惰行に一定負荷を与え
て減速度を高めておき、この惰行で求める機械損失から
一手負荷分を減算して真の機械損失を求めるため、惰行
時間が大幅に短縮されて測定時間の大幅な短縮を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す測定ブロック図、第2
図は従来の測定ブロック図である。 1……負荷設定部、2……速度変化率演算部、3……機
械損失演算部、4……出力部、5……データラッチ部、
6……減算部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシダイナモメータを惰行開始速度か
    ら惰行させ、該惰行における速度変化率を各指定速度毎
    に測定して機械損失を求める測定装置において、前記シ
    ャーシダイナモメータの惰行に一定負荷を与える負荷設
    定部と、この負荷設定部により一定負荷を与えられたシ
    ャーシダイナモメータの速度変化率を各指定速度毎に測
    定する速度変化率演算部と、この演算部の演算結果から
    機械損失を求める機械損失演算部と、この演算部の演算
    結果から前記負荷設定部の一定負荷設定値を減算して機
    械損出を求める減算手段とを備えたことを特徴とするシ
    ャーシダイナモメータの機械損失測定装置。
JP1988167145U 1988-12-24 1988-12-24 シャーシダイナモメータの機械損失測定装置 Expired - Fee Related JPH0747715Y2 (ja)

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